JPH10257659A - 電力ケーブル用接続箱 - Google Patents
電力ケーブル用接続箱Info
- Publication number
- JPH10257659A JPH10257659A JP7085697A JP7085697A JPH10257659A JP H10257659 A JPH10257659 A JP H10257659A JP 7085697 A JP7085697 A JP 7085697A JP 7085697 A JP7085697 A JP 7085697A JP H10257659 A JPH10257659 A JP H10257659A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy unit
- connection box
- cylinder
- power cable
- shelter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮蔽筒を使用している電力ケーブル用接続箱
において、たとえ振動が加わったとしても遮蔽筒がエポ
キシユニットから外れない構造とした電力ケーブル用接
続箱を提供する。 【解決手段】 電力ケーブル用接続箱内に遮蔽筒８を有
する接続箱において、エポキシユニット６に遮蔽筒の一
端を止めビス９で固定し、他端を保護管１１の内側に設
けたスプリング１２，シャフト１３，座金１４および押
し板１５からなる押込装置２０で固定するように構成し
た電力ケーブル用接続箱である。
において、たとえ振動が加わったとしても遮蔽筒がエポ
キシユニットから外れない構造とした電力ケーブル用接
続箱を提供する。 【解決手段】 電力ケーブル用接続箱内に遮蔽筒８を有
する接続箱において、エポキシユニット６に遮蔽筒の一
端を止めビス９で固定し、他端を保護管１１の内側に設
けたスプリング１２，シャフト１３，座金１４および押
し板１５からなる押込装置２０で固定するように構成し
た電力ケーブル用接続箱である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は電力ケーブル、特
に油入り電力ケーブル用接続箱に関するものである。
に油入り電力ケーブル用接続箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来の電力ケーブ
ル用油止め接続箱の構成を説明する。図３は油止め接続
箱の左側の上半分を断面図とした側面図である。即ち、
油入り電力ケーブル用油止接続箱の組み立ては、まず接
続する電力ケーブル１の端部を段剥ぎして所定長のケー
ブル導体２，ケーブル絶縁体３，外部半導電層４をそれ
ぞれ露出させる。次に、接続部を構成するエポキシユニ
ット６などの必要品をケーブル１に予め挿通しておき、
接続する電力ケーブル１の中央のケーブル導体２を両側
から導体接続管５に挿入して圧縮して接続する。このケ
ーブル導体２を接続した導体接続管５上に予め挿通して
おいたエポキシユニット６を移動して被せ、この中央部
に埋め込まれた埋込電極６ａを導体接続管５に固定す
る。そして、エポキシユニット６上に油浸紙７を所定の
外径まで巻き付ける。この後遮蔽筒８をエポキシユニッ
ト６の端部に挿入し、止めビス９によって径方向から遮
蔽筒８とエポキシユニット６を固定する。そして、ベル
マウス１０をエポキシユニット６の両側の所定の位置に
取り付ける。その後遮蔽処理を行い、保護管１１を取り
付け、油シール防水処理を行うことによって油入り電力
ケーブル用油止接続箱は組み立てられている。
ル用油止め接続箱の構成を説明する。図３は油止め接続
箱の左側の上半分を断面図とした側面図である。即ち、
油入り電力ケーブル用油止接続箱の組み立ては、まず接
続する電力ケーブル１の端部を段剥ぎして所定長のケー
ブル導体２，ケーブル絶縁体３，外部半導電層４をそれ
ぞれ露出させる。次に、接続部を構成するエポキシユニ
ット６などの必要品をケーブル１に予め挿通しておき、
接続する電力ケーブル１の中央のケーブル導体２を両側
から導体接続管５に挿入して圧縮して接続する。このケ
ーブル導体２を接続した導体接続管５上に予め挿通して
おいたエポキシユニット６を移動して被せ、この中央部
に埋め込まれた埋込電極６ａを導体接続管５に固定す
る。そして、エポキシユニット６上に油浸紙７を所定の
外径まで巻き付ける。この後遮蔽筒８をエポキシユニッ
ト６の端部に挿入し、止めビス９によって径方向から遮
蔽筒８とエポキシユニット６を固定する。そして、ベル
マウス１０をエポキシユニット６の両側の所定の位置に
取り付ける。その後遮蔽処理を行い、保護管１１を取り
付け、油シール防水処理を行うことによって油入り電力
ケーブル用油止接続箱は組み立てられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した電力ケーブル
用接続箱の構成では、遮蔽筒８とエポキシユニット６と
の固定をビス９によって径方向から行っていた為把持力
に限界があり、接続箱が振動した場所などに設置されて
いると遮蔽筒８がエポキシユニット６から外れる場合が
生じ、この結果、電界遮蔽を乱してしまい、絶縁性能を
低下させてしまう恐れがあった。
用接続箱の構成では、遮蔽筒８とエポキシユニット６と
の固定をビス９によって径方向から行っていた為把持力
に限界があり、接続箱が振動した場所などに設置されて
いると遮蔽筒８がエポキシユニット６から外れる場合が
生じ、この結果、電界遮蔽を乱してしまい、絶縁性能を
低下させてしまう恐れがあった。
【０００４】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、遮蔽筒を使用している電力ケーブル用接続箱に
おいて、たとえ振動が加わったとしても遮蔽筒がエポキ
シユニットから外れない構造とした電力ケーブル用接続
箱を提供することを目的とする。
もので、遮蔽筒を使用している電力ケーブル用接続箱に
おいて、たとえ振動が加わったとしても遮蔽筒がエポキ
シユニットから外れない構造とした電力ケーブル用接続
箱を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、電力ケーブ
ル用接続箱内に遮蔽筒を有する接続箱において、エポキ
シユニットに遮蔽筒の一端を止めビスで固定し、他端を
保護管内側に設けたスプリング，シャフト，座金および
押し板からなる押込装置で固定するように構成したこと
を特徴とする電力ケーブル用接続箱である。
ル用接続箱内に遮蔽筒を有する接続箱において、エポキ
シユニットに遮蔽筒の一端を止めビスで固定し、他端を
保護管内側に設けたスプリング，シャフト，座金および
押し板からなる押込装置で固定するように構成したこと
を特徴とする電力ケーブル用接続箱である。
【０００６】保護管内部にスプリング，シャフト，座金
および押し板からなる押込装置を取り付け、遮蔽筒の片
側をエポキシユニットにビス止めするとともに、他側を
保護管に長手方向から固定するように補強した接続箱と
した。
および押し板からなる押込装置を取り付け、遮蔽筒の片
側をエポキシユニットにビス止めするとともに、他側を
保護管に長手方向から固定するように補強した接続箱と
した。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。図１は実施例の電力ケーブル用
油止接続箱の左側の構成を示す上半分を断面図とした側
面図である。上述した図３に示す従来例と同一部材には
同一符号を付して説明する。即ち、油入り電力ケーブル
用油止接続箱の組み立ては、従来例と同様に、まず接続
する両側の電力ケーブル１の端部を段剥ぎして所定長の
ケーブル導体２，ケーブル絶縁体３，外部半導電層４を
それぞれ露出させる。次に、接続部を構成するエポキシ
ユニット６などの必要品をケーブル１に予め挿通してお
き、接続する電力ケーブル１の中央のケーブル導体２を
両側から導体接続管５に挿入して圧縮して接続する。こ
のケーブル導体２を接続した導体接続管５上にエポキシ
ユニット６を移動して被せ、この中央部に埋め込まれた
埋込電極６ａを導体接続管５に固定する。そして、エポ
キシユニット６上に油浸紙７を所定の外径まで巻き付け
る。この後遮蔽筒８をエポキシユニット６の端部に挿入
し、止めビス９によって径方向から遮蔽筒８とエポキシ
ユニット６を固定する。そして、ベルマウス１０をエポ
キシユニット６の両側の所定の位置に取り付ける。
実施の形態を説明する。図１は実施例の電力ケーブル用
油止接続箱の左側の構成を示す上半分を断面図とした側
面図である。上述した図３に示す従来例と同一部材には
同一符号を付して説明する。即ち、油入り電力ケーブル
用油止接続箱の組み立ては、従来例と同様に、まず接続
する両側の電力ケーブル１の端部を段剥ぎして所定長の
ケーブル導体２，ケーブル絶縁体３，外部半導電層４を
それぞれ露出させる。次に、接続部を構成するエポキシ
ユニット６などの必要品をケーブル１に予め挿通してお
き、接続する電力ケーブル１の中央のケーブル導体２を
両側から導体接続管５に挿入して圧縮して接続する。こ
のケーブル導体２を接続した導体接続管５上にエポキシ
ユニット６を移動して被せ、この中央部に埋め込まれた
埋込電極６ａを導体接続管５に固定する。そして、エポ
キシユニット６上に油浸紙７を所定の外径まで巻き付け
る。この後遮蔽筒８をエポキシユニット６の端部に挿入
し、止めビス９によって径方向から遮蔽筒８とエポキシ
ユニット６を固定する。そして、ベルマウス１０をエポ
キシユニット６の両側の所定の位置に取り付ける。
【０００８】次に、エポキシユニット６からなる補強絶
縁体に接続箱外側からカーボン紙を巻き付ける。その
後、その上にスズメッキ線を巻く。そして、ベルマウス
１０と遮蔽筒８から出ている編組軟銅線とスズメッキ線
とを半田付けにて固定する遮蔽処理を行い、保護管１１
を取り付ける。この保護管１１の内側には押込装置２０
が設けられている。押込装置２０の初期状態における拡
大図を図３（Ａ）に示す。即ち、保護管１１内側にタッ
プ加工してあるねじ穴に複数のシャフト１３が植設さ
れ、このシャフト１３の先端に座金１４を介して押し板
１５がそれぞれナット１６および固定ナット１７でシャ
フト１３の先端のねじ部に固定され、それぞれの座金１
４と保護管１１との間にコイルスプリング１３が挿入さ
れて構成されている。図３（Ｂ）に押し板１５の正面図
を示す。
縁体に接続箱外側からカーボン紙を巻き付ける。その
後、その上にスズメッキ線を巻く。そして、ベルマウス
１０と遮蔽筒８から出ている編組軟銅線とスズメッキ線
とを半田付けにて固定する遮蔽処理を行い、保護管１１
を取り付ける。この保護管１１の内側には押込装置２０
が設けられている。押込装置２０の初期状態における拡
大図を図３（Ａ）に示す。即ち、保護管１１内側にタッ
プ加工してあるねじ穴に複数のシャフト１３が植設さ
れ、このシャフト１３の先端に座金１４を介して押し板
１５がそれぞれナット１６および固定ナット１７でシャ
フト１３の先端のねじ部に固定され、それぞれの座金１
４と保護管１１との間にコイルスプリング１３が挿入さ
れて構成されている。図３（Ｂ）に押し板１５の正面図
を示す。
【０００９】押込装置２０のセット後の状態を図３
（Ｃ）に示す。図３（Ａ）に示す初期状態では、スプリ
ング１２が固定ナット１７による設定位置まで伸び切っ
ている。保護管１１を接続部に組み立てることによって
押し板１５が押し込まれ、スプリング１２が縮んで遮蔽
筒８をエポキシユニット６に長手方向から固定する力が
発生する。その後、鉛工により接続箱保護管１１端部と
ケーブルアルミ被面をシールする油シール処理を行い、
防水処理を行って注油作業を行うのである。
（Ｃ）に示す。図３（Ａ）に示す初期状態では、スプリ
ング１２が固定ナット１７による設定位置まで伸び切っ
ている。保護管１１を接続部に組み立てることによって
押し板１５が押し込まれ、スプリング１２が縮んで遮蔽
筒８をエポキシユニット６に長手方向から固定する力が
発生する。その後、鉛工により接続箱保護管１１端部と
ケーブルアルミ被面をシールする油シール処理を行い、
防水処理を行って注油作業を行うのである。
【００１０】上記押込装置２０に使用する押し板１５は
絶縁油を汚損するものであってはならないので、ポリア
セタール樹脂〔ポリプラスチック（株）：商品名ジュラ
コン〕などが適当である。また、組立時に遮蔽筒８の位
置をずらさないように遮蔽筒８との接触面は滑りのよい
材料で形成しなければならない。
絶縁油を汚損するものであってはならないので、ポリア
セタール樹脂〔ポリプラスチック（株）：商品名ジュラ
コン〕などが適当である。また、組立時に遮蔽筒８の位
置をずらさないように遮蔽筒８との接触面は滑りのよい
材料で形成しなければならない。
【００１１】上記実施例では、押込装置が組立寸法誤差
を吸収させるため、押込力の発生にコイルスプリングを
使用するものについて説明したが、これはばね座金また
は板ばねを使用してもよい。コイルスプリングの押し力
が適切になるようにコイルスプリングの強度と初期設定
位置を決定している。
を吸収させるため、押込力の発生にコイルスプリングを
使用するものについて説明したが、これはばね座金また
は板ばねを使用してもよい。コイルスプリングの押し力
が適切になるようにコイルスプリングの強度と初期設定
位置を決定している。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の電力ケ
ーブル用接続箱によれば、押込装置を組み込んだ接続箱
は、耐振動性能が従来のものより格段に向上しており、
橋梁部などの振動が加わるところでの設置が可能にな
る。
ーブル用接続箱によれば、押込装置を組み込んだ接続箱
は、耐振動性能が従来のものより格段に向上しており、
橋梁部などの振動が加わるところでの設置が可能にな
る。
【図１】実施例の電力ケーブル用油止接続箱の左側の構
成を示す上半分を断面図とした側面図、
成を示す上半分を断面図とした側面図、
【図２】（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は、図１に示す押込装
の置初期状態、押し板の正面図および組立後の状態を示
す拡大図、
の置初期状態、押し板の正面図および組立後の状態を示
す拡大図、
【図３】従来の電力ケーブル用油止接続箱の左側の構成
を示す上半分を断面図とした側面図である。
を示す上半分を断面図とした側面図である。
１ 電力ケーブル ２ ケーブル導体 ３ ケーブル絶縁体 ４ 外部半導電層 ５ 導体接続管 ６ エポキシユニット ７ 油浸紙 ８ 遮蔽筒 ９ 止めビス １０ ベルマウス １１ 保護管 １２ コイルスプリング １３ シャフト １４ 座金 １５ 押し板 １６ ナット １７ 固定ナット ２０ 押込装置
Claims (1)
- 【請求項１】 電力ケーブル用接続箱内に遮蔽筒を有す
る接続箱において、エポキシユニットに遮蔽筒の一端を
止めビスで固定し、他端を保護管内側に設けたスプリン
グ，シャフト，座金および押し板からなる押込装置で固
定するように構成したことを特徴とする電力ケーブル用
接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7085697A JPH10257659A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 電力ケーブル用接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7085697A JPH10257659A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 電力ケーブル用接続箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10257659A true JPH10257659A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13443635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7085697A Pending JPH10257659A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 電力ケーブル用接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10257659A (ja) |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP7085697A patent/JPH10257659A/ja active Pending
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