JPH1025739A - 杭打装置 - Google Patents
杭打装置Info
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- JPH1025739A JPH1025739A JP18306296A JP18306296A JPH1025739A JP H1025739 A JPH1025739 A JP H1025739A JP 18306296 A JP18306296 A JP 18306296A JP 18306296 A JP18306296 A JP 18306296A JP H1025739 A JPH1025739 A JP H1025739A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パワーショベルのアームの先端部等に設けた
油圧ブレーカの動力を利用することにより、簡単かつ短
時間で、杭の打ち込みを行いうるようにする。 【解決手段】 パワーショベルのアームの先端部等に設
けられた油圧ブレーカ6におけるチゼル9の下端部9a
を水平面とし、上端が油圧ブレーカ6の本体8に固定さ
れた連結手段10の下端を、上下方向を向く案内筒12
に連結して、該案内筒12を油圧ブレーカ6の直下に設
け、前記案内筒12を、該杭Aの上端部に被せて、油圧
ブレーカ6を作動させることにより、チゼル9の上下振
動により、杭Aを地面Bに打ち込むようにする。
油圧ブレーカの動力を利用することにより、簡単かつ短
時間で、杭の打ち込みを行いうるようにする。 【解決手段】 パワーショベルのアームの先端部等に設
けられた油圧ブレーカ6におけるチゼル9の下端部9a
を水平面とし、上端が油圧ブレーカ6の本体8に固定さ
れた連結手段10の下端を、上下方向を向く案内筒12
に連結して、該案内筒12を油圧ブレーカ6の直下に設
け、前記案内筒12を、該杭Aの上端部に被せて、油圧
ブレーカ6を作動させることにより、チゼル9の上下振
動により、杭Aを地面Bに打ち込むようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーショベルの
アームの先端部等に設けられた油圧ブレーカの動力を利
用して、杭の打ち込みを行うようにした杭打装置に関す
る。
アームの先端部等に設けられた油圧ブレーカの動力を利
用して、杭の打ち込みを行うようにした杭打装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、杭を地中に打ち込むには、人力に
より、杭の上端面をハンマーで叩く等して行っていた。
より、杭の上端面をハンマーで叩く等して行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような人力によ
る方法では、作業者の体力の消耗が激しいだけでなく、
多くの時間を要し、非効率的である。
る方法では、作業者の体力の消耗が激しいだけでなく、
多くの時間を要し、非効率的である。
【0004】本発明は、人力による杭打ちにおける上述
のような問題点に鑑みてなされたもので、パワーショベ
ルのアームの先端部等に設けられた油圧ブレーカの動力
を利用することにより、簡単かつ短時間で、杭の打ち込
みを行いうるようにした杭打装置を提供することを目的
とする。
のような問題点に鑑みてなされたもので、パワーショベ
ルのアームの先端部等に設けられた油圧ブレーカの動力
を利用することにより、簡単かつ短時間で、杭の打ち込
みを行いうるようにした杭打装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) パワーショベルのアームの先端部等に設けられた
油圧ブレーカにおける本体より垂下するチゼルの下端部
を水平面とし、かつ前記本体の下端部に、杭の上端が前
記チゼルの下端に当接するように杭の上端部を案内する
案内筒を設ける。
題は、次のようにして解決される。 (1) パワーショベルのアームの先端部等に設けられた
油圧ブレーカにおける本体より垂下するチゼルの下端部
を水平面とし、かつ前記本体の下端部に、杭の上端が前
記チゼルの下端に当接するように杭の上端部を案内する
案内筒を設ける。
【0006】(2) 上記(1)項において、案内筒を、そ
の上端から下端までの範囲内にチゼルの下端が位置する
ように、油圧ブレーカの本体より連結手段をもって吊支
する。
の上端から下端までの範囲内にチゼルの下端が位置する
ように、油圧ブレーカの本体より連結手段をもって吊支
する。
【0007】(3) 上記(2)項において、案内筒の内部
に、杭の上端に当接し、案内筒を杭の上端部に保持する
ようにしたストッパを設ける。
に、杭の上端に当接し、案内筒を杭の上端部に保持する
ようにしたストッパを設ける。
【0008】(4) パワーショベルのアームの先端部等
に設けられた油圧ブレーカにおける本体より垂下するチ
ゼルの下端部を水平面とし、かつ前記本体の下端部に、
前記チゼルの下部が上下方向に若干の余裕をもって嵌合
するようにした有底孔を有するハンマを、連結手段をも
って吊支し、前記ハンマの下部に、杭の上端部を前記ハ
ンマの下面に接触するように案内する案内筒を設ける。
に設けられた油圧ブレーカにおける本体より垂下するチ
ゼルの下端部を水平面とし、かつ前記本体の下端部に、
前記チゼルの下部が上下方向に若干の余裕をもって嵌合
するようにした有底孔を有するハンマを、連結手段をも
って吊支し、前記ハンマの下部に、杭の上端部を前記ハ
ンマの下面に接触するように案内する案内筒を設ける。
【0009】(5) 上記(3)または(4)項において、案
内筒の外周面におけるストッパまたはハンマの下面と等
高の位置に目印を設ける。
内筒の外周面におけるストッパまたはハンマの下面と等
高の位置に目印を設ける。
【0010】(6) 上記(2)〜(5)項において、連結手
段を可撓性の索条とする。
段を可撓性の索条とする。
【0011】(7) 上記(6)項において、油圧ブレーカ
の本体と案内筒とを、連結手段の索条より長い可撓性の
索条よりなる補助連結手段により連結する。
の本体と案内筒とを、連結手段の索条より長い可撓性の
索条よりなる補助連結手段により連結する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、請求項1〜3、及び5〜7
記載の発明を適用した本発明の第1実施例を、図1〜図
3を参照しながら説明する。
記載の発明を適用した本発明の第1実施例を、図1〜図
3を参照しながら説明する。
【0013】パワーショベル(1)の前部に設けられた、
複数の関節部を有する可動アーム(2)は、油圧シリンダ
(3)(4)の伸縮により屈曲可能であり、可動アーム(2)
の先端部には、油圧シリンダ(5)の伸縮により、可動ア
ーム(2)に対して水平軸回りに回動しうる公知の油圧ブ
レーカ(6)が取り付けられている。
複数の関節部を有する可動アーム(2)は、油圧シリンダ
(3)(4)の伸縮により屈曲可能であり、可動アーム(2)
の先端部には、油圧シリンダ(5)の伸縮により、可動ア
ーム(2)に対して水平軸回りに回動しうる公知の油圧ブ
レーカ(6)が取り付けられている。
【0014】油圧ブレーカ(6)は、可動アーム(2)の先
端部に枢着された左右1対のサイドカバー(7)(7)と、
サイドカバー(7)(7)の間に挟まれるようにして固定さ
れた本体(8)と、本体(8)の下端より垂下する若干上下
動可能としたチゼル(9)とからなる。
端部に枢着された左右1対のサイドカバー(7)(7)と、
サイドカバー(7)(7)の間に挟まれるようにして固定さ
れた本体(8)と、本体(8)の下端より垂下する若干上下
動可能としたチゼル(9)とからなる。
【0015】本体(8)の内部には、油圧によって上下方
向に往復移動させられるようにしたピストン(図示略)が
配設されており、このピストンの上下動により、チゼル
(9)に下向きの衝撃力が付与されるようになっている。
チゼル(9)の下端面(9a)は、水平面としてある。
向に往復移動させられるようにしたピストン(図示略)が
配設されており、このピストンの上下動により、チゼル
(9)に下向きの衝撃力が付与されるようになっている。
チゼル(9)の下端面(9a)は、水平面としてある。
【0016】サイドカバー(7)(7)の外側面には、連結
手段である可撓性の索条、例えばワイヤ(10)(10)の上端
が係止されたブラケット(11)が突設され、ワイヤ(10)(1
0)の下端を、上下方向を向く中空の案内筒(12)の外側面
に突設した耳片(13)に連結することにより、案内筒(12)
は、油圧ブレーカ(6)の直下に吊支されている。
手段である可撓性の索条、例えばワイヤ(10)(10)の上端
が係止されたブラケット(11)が突設され、ワイヤ(10)(1
0)の下端を、上下方向を向く中空の案内筒(12)の外側面
に突設した耳片(13)に連結することにより、案内筒(12)
は、油圧ブレーカ(6)の直下に吊支されている。
【0017】案内筒(12)は、チゼル(9)の外径よりわず
かに大径とした上下方向の小径孔(14)が形成され、かつ
下面がストッパ面(15)となっている第1案内筒(16)と、
第1案内筒(16)の下端部に、外嵌するようにして溶接等
によって固着され、かつ小径孔(14)より大径の大径孔(1
7)が形成された第2案内筒(18)とからなり、小径孔(14)
にはチゼル(9)が嵌入している。
かに大径とした上下方向の小径孔(14)が形成され、かつ
下面がストッパ面(15)となっている第1案内筒(16)と、
第1案内筒(16)の下端部に、外嵌するようにして溶接等
によって固着され、かつ小径孔(14)より大径の大径孔(1
7)が形成された第2案内筒(18)とからなり、小径孔(14)
にはチゼル(9)が嵌入している。
【0018】案内筒(12)の外周面における、ストッパ面
(15)と等高をなす位置には、目印となる環状突条(19)が
設けられている。
(15)と等高をなす位置には、目印となる環状突条(19)が
設けられている。
【0019】本体(8)の前面には、ワイヤ(10)よりやや
長めの補助ワイヤ(可撓性の索条)(20)よりなる補助連結
手段の上端を係止したブラケット(21)が突設されてお
り、この補助ワイヤ(20)の下端は、第1案内筒(16)の前
部に突設された前向きの耳片(22)に連結されている。
長めの補助ワイヤ(可撓性の索条)(20)よりなる補助連結
手段の上端を係止したブラケット(21)が突設されてお
り、この補助ワイヤ(20)の下端は、第1案内筒(16)の前
部に突設された前向きの耳片(22)に連結されている。
【0020】したがって、補助ワイヤ(20)は、常時はや
やたるんでいるが、万一ワイヤ(10)(10)が切断したり、
ワイヤ(10)とブラケット(11)または耳片(13)との連結部
が破損した等の非常時に、案内筒(12)が油圧ブレーカ
(6)から落下するのを防止する。
やたるんでいるが、万一ワイヤ(10)(10)が切断したり、
ワイヤ(10)とブラケット(11)または耳片(13)との連結部
が破損した等の非常時に、案内筒(12)が油圧ブレーカ
(6)から落下するのを防止する。
【0021】次に、上記のような構成からなる杭打装置
を用いて、杭(A)を地面(B)に打ち込む要領を、図3を
用いて説明する。
を用いて、杭(A)を地面(B)に打ち込む要領を、図3を
用いて説明する。
【0022】まず、ハンマー等で杭(A)を軽く地面(B)
に打ち込んでおき、可動アーム(2)を調整して、案内
筒(12)の大径孔(17)を杭(A)の上端部に嵌合させ
る。このとき、杭(A)の上端にストッパ面(15)を当接さ
せて、杭(A)の上端がチゼル(9)の振動域内に位置する
ように、油圧ブレーカ(6)を保持する。
に打ち込んでおき、可動アーム(2)を調整して、案内
筒(12)の大径孔(17)を杭(A)の上端部に嵌合させ
る。このとき、杭(A)の上端にストッパ面(15)を当接さ
せて、杭(A)の上端がチゼル(9)の振動域内に位置する
ように、油圧ブレーカ(6)を保持する。
【0023】この状態で、油圧ブレーカ(6)を作動させ
て、ピストンを上下動させると、ピストンからチゼル
(9)へ加えられた衝撃が、チゼル(9)から杭(A)へ伝わ
り、杭(A)は下方に押圧されて、地面(B)に打ち込まれ
る。
て、ピストンを上下動させると、ピストンからチゼル
(9)へ加えられた衝撃が、チゼル(9)から杭(A)へ伝わ
り、杭(A)は下方に押圧されて、地面(B)に打ち込まれ
る。
【0024】このように本実施例によれば、油圧ブレー
カ(6)の動力を利用して杭(A)を地面(B)に打ち込むの
で、簡単かつ短時間で杭(A)を打ち込むことができ、特
に、土木工事等において、多数の杭(A)を打つ場合に有
効である。
カ(6)の動力を利用して杭(A)を地面(B)に打ち込むの
で、簡単かつ短時間で杭(A)を打ち込むことができ、特
に、土木工事等において、多数の杭(A)を打つ場合に有
効である。
【0025】また、案内筒(12)の外周面におけるストッ
パ面(15)と等高をなす位置に、杭(A)の上端位置の目印
となる環状突条(19)を設けてあるので、外部から杭(A)
の上端位置を知ることができ、杭(A)の上端が所望の高
さとなるように杭(A)を打ち込むことができる。
パ面(15)と等高をなす位置に、杭(A)の上端位置の目印
となる環状突条(19)を設けてあるので、外部から杭(A)
の上端位置を知ることができ、杭(A)の上端が所望の高
さとなるように杭(A)を打ち込むことができる。
【0026】なお、本実施例では、前後左右いずれの方
向からも杭(A)の上端位置を確認できるように、環状突
条(19)を用いているが、目印となるものであれば、他の
形状のものであってもよい。
向からも杭(A)の上端位置を確認できるように、環状突
条(19)を用いているが、目印となるものであれば、他の
形状のものであってもよい。
【0027】また、案内筒(12)を、単なる直円筒状のも
のとしたり、それを油圧ブレーカ(6)の本体(8)の下端
部に直接、または上下方向に摺動可能として取り付けて
もよい。
のとしたり、それを油圧ブレーカ(6)の本体(8)の下端
部に直接、または上下方向に摺動可能として取り付けて
もよい。
【0028】次に、請求項4〜7記載の発明を適用した
本発明の第2実施例を、図4を参照しながら説明する。
なお、第1実施例と同様の部材には同じ符号を付すに止
めて、その詳細な説明は省略する。
本発明の第2実施例を、図4を参照しながら説明する。
なお、第1実施例と同様の部材には同じ符号を付すに止
めて、その詳細な説明は省略する。
【0029】本実施例では、ワイヤ(10)(10)の下端に、
上端中央に有底孔(23)が形成された、有底筒状のハンマ
(24)の耳片(13)(13)を連結して、ハンマ(24)を、チゼル
(9)の下部が上下方向に若干の余裕をもって有底孔(23)
に嵌合するようにして、油圧ブレーカ(6)の直下に吊支
している。
上端中央に有底孔(23)が形成された、有底筒状のハンマ
(24)の耳片(13)(13)を連結して、ハンマ(24)を、チゼル
(9)の下部が上下方向に若干の余裕をもって有底孔(23)
に嵌合するようにして、油圧ブレーカ(6)の直下に吊支
している。
【0030】ハンマ(24)の下端部には、上下方向の大径
孔(25)が形成された案内筒(26)が、外嵌するようにして
溶接等により固着されており、案内筒(26)の外周面にお
ける、ハンマ(24)の下面と等高をなす位置には環状突条
(19)が設けられている。
孔(25)が形成された案内筒(26)が、外嵌するようにして
溶接等により固着されており、案内筒(26)の外周面にお
ける、ハンマ(24)の下面と等高をなす位置には環状突条
(19)が設けられている。
【0031】案内筒(26)が、杭(A)の上端部に被せられ
ると、ワイヤ(10)はややたるんで、チゼル(9)の下端面
(9a)が有底孔(23)の底面に接触するが(図4参照)、案内
筒(26)が杭(A)の上端に被せられていない時は、ワイヤ
(10)が緊張して、ハンマ(24)が油圧ブレーカ(6)から最
も下方に離れるので、チゼル(9)の下端面(9a)と有底孔
(23)の底面との間には、チゼル(9)の振動幅より大きな
隙間が形成され(図5参照)、誤ってチゼル(9)が振動し
ても、チゼル(9)からハンマ(24)に衝撃が付与されて、
ワイヤ(10)が切断されることがないようにしている。
ると、ワイヤ(10)はややたるんで、チゼル(9)の下端面
(9a)が有底孔(23)の底面に接触するが(図4参照)、案内
筒(26)が杭(A)の上端に被せられていない時は、ワイヤ
(10)が緊張して、ハンマ(24)が油圧ブレーカ(6)から最
も下方に離れるので、チゼル(9)の下端面(9a)と有底孔
(23)の底面との間には、チゼル(9)の振動幅より大きな
隙間が形成され(図5参照)、誤ってチゼル(9)が振動し
ても、チゼル(9)からハンマ(24)に衝撃が付与されて、
ワイヤ(10)が切断されることがないようにしている。
【0032】案内筒(26)を杭(A)の上端に被せて、杭
(A)の上端面をハンマ(24)の下面に当接させるととも
に、油圧ブレーカ(6)を下降させて、チゼル(9)の下端
面(9a)を有底孔(23)の底面に接触させた後、油圧ブレー
カ(6)を作動させると、チゼル(9)からハンマ(23)へ加
えられた衝撃が、ハンマ(23)から杭(A)へ伝わり、杭
(A)は下方に押圧されて、地面(B)に打ち込まれる。
(A)の上端面をハンマ(24)の下面に当接させるととも
に、油圧ブレーカ(6)を下降させて、チゼル(9)の下端
面(9a)を有底孔(23)の底面に接触させた後、油圧ブレー
カ(6)を作動させると、チゼル(9)からハンマ(23)へ加
えられた衝撃が、ハンマ(23)から杭(A)へ伝わり、杭
(A)は下方に押圧されて、地面(B)に打ち込まれる。
【0033】このような本実施例によると、チゼル(9)
の衝撃力が、ハンマ(24)の下面から杭(A)の上端面に均
一に付与されるようになるので、杭(A)が傾きながら地
面(B)に打ち込めれるおそれが少ない。
の衝撃力が、ハンマ(24)の下面から杭(A)の上端面に均
一に付与されるようになるので、杭(A)が傾きながら地
面(B)に打ち込めれるおそれが少ない。
【0034】なお、上述した両実施例はともに、鉄杭や
コンクリート杭やガードレールの杭の打ち込みにも適用
することができ、さらに案内筒(12)(26)の形状を変更す
ることにより、矢板の打ち込みにも適用することができ
る。
コンクリート杭やガードレールの杭の打ち込みにも適用
することができ、さらに案内筒(12)(26)の形状を変更す
ることにより、矢板の打ち込みにも適用することができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 油圧ブレーカの動力を利用して杭を地面に打ち込
むので、簡単かつ短時間で杭を打ち込むことができ、特
に、土木工事等において多数の杭を打つ場合に有効であ
る(請求項1)。
ることができる。 (a) 油圧ブレーカの動力を利用して杭を地面に打ち込
むので、簡単かつ短時間で杭を打ち込むことができ、特
に、土木工事等において多数の杭を打つ場合に有効であ
る(請求項1)。
【0036】(b) 請求項2記載の発明によれば、案内
筒を油圧ブレーカに容易に着脱しうるとともに、油圧ブ
レーカと杭との間に若干の位置ずれがあっても、杭を支
障なく打ち込むことができる。
筒を油圧ブレーカに容易に着脱しうるとともに、油圧ブ
レーカと杭との間に若干の位置ずれがあっても、杭を支
障なく打ち込むことができる。
【0036】(c) 請求項3記載の発明によれば、案内
筒を杭の上端部に被せて安定させて作業を行うことがで
き、作業性が向上する。
筒を杭の上端部に被せて安定させて作業を行うことがで
き、作業性が向上する。
【0037】(d) 請求項4記載の発明によれば、チゼ
ルの衝撃力が、ハンマの下面から杭の上端面に均一に付
与されるようになるので、杭が傾きながら地面に打ち込
まれるおそれが少ない。
ルの衝撃力が、ハンマの下面から杭の上端面に均一に付
与されるようになるので、杭が傾きながら地面に打ち込
まれるおそれが少ない。
【0038】(e) 請求項5記載の発明によれば、案内
筒の外周面におけるストッパまたはハンマの下面と等高
をなす位置に、杭の上端位置を示す目印を設けてあるの
で、外部から杭の上端位置を知ることができ、杭の上端
が所望の高さとなるように杭を打ち込むことができる。
筒の外周面におけるストッパまたはハンマの下面と等高
をなす位置に、杭の上端位置を示す目印を設けてあるの
で、外部から杭の上端位置を知ることができ、杭の上端
が所望の高さとなるように杭を打ち込むことができる。
【0039】(f) 請求項6記載の発明によれば、案内
筒を、油圧ブレーカの本体に簡単に、かつ前後左右に若
干遊動しうるように装着することができる。
筒を、油圧ブレーカの本体に簡単に、かつ前後左右に若
干遊動しうるように装着することができる。
【0040】(g) 請求項7記載の発明によれば、万一
連結手段が切断したり、連結手段と油圧ブレーカまたは
案内筒との連結部が破損した等の非常時に、補助連結手
段によって、案内筒が油圧ブレーカから落下するのが防
止される。
連結手段が切断したり、連結手段と油圧ブレーカまたは
案内筒との連結部が破損した等の非常時に、補助連結手
段によって、案内筒が油圧ブレーカから落下するのが防
止される。
【図1】本発明の第1実施例の後方より見た外観斜視図
である。
である。
【図2】同じく図1の要部を前方より見た拡大斜視であ
る。
る。
【図3】同じく本実施例の使用状態を示す要部の縦断正
面図である。
面図である。
【図4】本発明の第2実施例の使用状態を示す要部の縦
断正面図である。
断正面図である。
【図5】同じく第2実施例の非使用状態を示す要部の縦
断正面図である。
断正面図である。
(1)パワーショベル (2)可動アーム (3)(4)(5)油圧シリンダ (6)油圧ブレーカ (7)サイドカバー (8)本体 (9)チゼル (9a)下端面 (10)ワイヤ(連結手段) (11)ブラケット (12)案内筒 (13)耳片 (14)小径孔 (15)ストッパ面(ストッパ) (16)第1案内筒 (17)大径孔 (18)第2案内筒 (19)環状突条 (20)補助ワイヤ(補助連結手段) (21)ブラケット (22)耳片 (23)有底孔 (24)ハンマ (25)大径孔 (26)案内筒 (A)杭 (B)地面
Claims (7)
- 【請求項1】 パワーショベルのアームの先端部等に設
けられた油圧ブレーカにおける本体より垂下するチゼル
の下端部を水平面とし、かつ前記本体の下端部に、杭の
上端が前記チゼルの下端に当接するように杭の上端部を
案内する案内筒を設けたことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項2】 案内筒を、その上端から下端までの範囲
内にチゼルの下端が位置するように、油圧ブレーカの本
体より連結手段をもって吊支した請求項1記載の杭打装
置。 - 【請求項3】 案内筒の内部に、杭の上端に当接し、案
内筒を杭の上端部に保持するようにしたストッパを設け
た請求項2記載の杭打装置。 - 【請求項4】 パワーショベルのアームの先端部等に設
けられた油圧ブレーカにおける本体より垂下するチゼル
の下端部を水平面とし、かつ前記本体の下端部に、前記
チゼルの下部が上下方向に若干の余裕をもって嵌合する
ようにした有底孔を有するハンマを、連結手段をもって
吊支し、前記ハンマの下部に、杭の上端部を前記ハンマ
の下面に接触するように案内する案内筒を設けたことを
特徴とする杭打装置。 - 【請求項5】 案内筒の外周面におけるストッパまたは
ハンマの下面と等高の位置に目印を設けた請求項3また
は4記載の杭打装置。 - 【請求項6】 連結手段を可撓性の索条とした請求項2
〜5のいずれかに記載の杭打装置。 - 【請求項7】 油圧ブレーカの本体と案内筒とを、連結
手段の索条より長い可撓性の索条よりなる補助連結手段
により連結した請求項6記載の杭打装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18306296A JPH1025739A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 杭打装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18306296A JPH1025739A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 杭打装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1025739A true JPH1025739A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16129086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18306296A Pending JPH1025739A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 杭打装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1025739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013177765A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Furukawa Rock Drill Co Ltd | 杭打ち方法 |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP18306296A patent/JPH1025739A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013177765A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Furukawa Rock Drill Co Ltd | 杭打ち方法 |
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