JPH10257310A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH10257310A
JPH10257310A JP10106404A JP10640498A JPH10257310A JP H10257310 A JPH10257310 A JP H10257310A JP 10106404 A JP10106404 A JP 10106404A JP 10640498 A JP10640498 A JP 10640498A JP H10257310 A JPH10257310 A JP H10257310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
error
memory
processing
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10106404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3165800B2 (ja
Inventor
Shinichi Ishida
真一 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10640498A priority Critical patent/JP3165800B2/ja
Publication of JPH10257310A publication Critical patent/JPH10257310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165800B2 publication Critical patent/JP3165800B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字原稿に対しては2値化処理後平滑化処理
を行い、写真原稿に対しては濃度保存型の2値化方法に
より2値化処理することでいずれの原稿に対しても滑ら
かでかつ高品位な2値画像を得ることができ、その際の
処理回路を簡素化できる。 【解決手段】 2値化処理部303はデジタル輝度デー
タを固定閾値により2値化する。ノッチ処理部304は
2値データを平滑化する。誤差拡散処理部306は誤差
拡散法により2値化処理する。誤差拡散処理の際誤差の
データ量が削減されてメモリに格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル複写機、フ
ァクシミリ装置等の画像処理装置に関するものであり、
特に原稿を読取ることにより得られる画像データを白黒
2値の2値データに2値化処理する画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタル複写機やファクシミリ
等においては原稿からCCD等イメージセンサにより画
像情報を読取り、それによって得た画像情報を例えば2
値データに量子化処理し、記録又は相手装置へ送信する
ものが知られている。
【0003】この際従来の装置においては文字原稿に対
しては固定閾値による2値化を行い、写真および文字写
真混在原稿には誤差拡散法等の濃度保存型の2値化処理
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の装置では写真および文字写真混在原稿は誤差拡散
法等の濃度保存型の2値化方法により2値化するため原
稿の濃度を保存した滑らかな2値化データを得ることが
できるが、文字原稿は単に固定閾値により2値化処理し
ていたため、文字がぎざぎざになってしまうといった欠
点があった。
【0005】本発明は上述した従来技術の欠点を除去す
るもので、写真および文字写真混在原稿のみならず、文
字原稿に対しても滑らかでかつ高品位な画像を得ること
ができるとともに、その際の処理回路を簡素化すること
ができる画像処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく、本発明の画像処理装置は入力画像データと該入力
画像データを量子化した際の出力画像データとの誤差を
周辺画素の画像データに分散することにより量子化を行
う画像処理装置において、前記入力画像データを2値化
後、平滑化する平滑化手段と、前記入力画像データと出
力画像データとの誤差を演算する演算手段と、前記演算
された誤差に所定の重み付け処理を行う処理手段と、前
記処理手段により重み付け処理された誤差を周辺画素に
分散することにより誤差を補正する補正手段とを設け、
前記補正手段は前記重み付け処理された誤差のデータ量
を削減して周辺画素に分散すべくメモリに格納するよう
にしたものである。
【0007】これにより、メモリに入力されるデータ量
が減少するので、メモリの余った部分を平滑化処理等他
の処理に用いることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例であるフ
ァクシミリ装置の構成を示したブロック図であり、原稿
を読取り2値データに量子化処理した後、プリンタに2
値データ画像を出力する装置の構成図である。
【0009】読取部101は原稿に光を照射する光源、
原稿の画像情報を電気的信号に変換するイメージセンサ
および原稿を副走査方向に搬走する駆動部分により構成
している。
【0010】読取部101で読取ったアナログ信号はA
D変換器102により6ビットのデジタル信号に量子化
する。量子化したデータは2値化処理部103に送られ
る。この2値化処理部103では固定閾値THにより白
/黒の2値にデータ圧縮する。
【0011】即ち、AD変換器102の出力信号をX
i,jとすると2値化後の出力Yi,jは Xi,j≧TH Yi,j=0(白) Xi,j<TH Yi,j=1(黒) となる。
【0012】2値データYi,jは次にノッチ処理部10
4へ送られる。
【0013】ノッチ処理(平滑化処理)は2値画像の画
質向上の手法であり、画像のノッチとは本来の文字の部
分では無いところに発生した凸や凹を指し、画質劣化の
要因となっていた。さらにファクシミリなど2値画像の
圧縮を行う装置では、圧縮率の低下をもたらし、伝送時
間が長くなる要因となっている。ノッチ処理とは画像の
ノッチ部分である凸や凹を認別してそれぞれ平坦に平滑
化することである。
【0014】以下ノッチ処理について説明する。図2に
示す様に3×3のマトリクスであらかじめノッチのパタ
ーンを8種類用意しておき、原画の2値画像とノッチパ
ターンを比較することにより、ノッチを検出する。
【0015】原画とノッチパターンが一致すれば、ノッ
チを検出したことになり、この場合ノッチを除去する。
ノッチの画素が黒画素であれば白画素にノッチの画素が
白画素であれば黒画素にそれぞれ画素を置き換える。
【0016】このノッチ処理は注目画素に対し、前後2
ラインにある画素を参照するので、メモリ105はこれ
らのラインの2値化データを保存しておくためのメモリ
である。
【0017】ノッチ処理104により画質向上を図った
データZi,jはセレクタ106へ送られる。
【0018】AD変換器102により6ビットに量子化
されたデータはγ−LUT(ガンマールックアップテー
ブル)107により輝度データより濃度データにデータ
の変換を行う。
【0019】図3に輝度データ(入力)を濃度データ
(出力に変換するテーブルを示す。
【0020】次に変換された濃度データは2値化処理部
108により白/黒の2値データに圧縮される。この2
値化処理の手法としては誤差拡散法(Error Di
ffusion methocl)や平均誤差拡散法、
平均濃度保存法がある。いずれも濃度保存型の2値化方
法である。
【0021】誤差拡散法は注目画素の画像データを2値
化した際に発生した誤差を図4に示す重みフィルタによ
り空間的に拡散させながら順次2値化を実行するもので
ある。従って、メモリ109は次ラインに拡散する誤差
を保存するためのメモリである。2値化処理部(2)1
08で2値化したデータZi,jはセレクタ106に送ら
れる。
【0022】尚、誤差拡散法により2値化を2値化処理
部(2)108における2値化処理は第2の実施例で詳
細に説明する。セレクタ106では操作部113により
選択された原稿が文字や図形であれば、Zi,jを選択
し、原稿が写真又は文字写真原稿であればZ’i,jを選
択する。
【0023】更にセレクタ106は操作部113により
送信モードが選択されていれば、Zi,j、Z’i,jのいず
れかをプリンタ110へ送り、操作部113によりコピ
ーモードが選択されていればZi,j、Z’i,jのいずれか
を符号化部111へ送る。プリンタは、感熱記録方式、
レーザビーム方式、インクジェット方式等の方式で構成
されている。符号化部111ではセレクタ106から送
られてきた2値データをMH、MR等公知の符号化法に
より符号化し、モデム112へ送る。モデム112では
符号化されたデータをモデム112で変調し回線へ送出
する。
【0024】図5に操作部113の外観図を示す。図5
において120はテンキー、121は送信モード又はコ
ピーモードを選択するためのキー、122は文字モード
で2値化処理するか写真モードで2値化処理するかを選
択するためのキー、123はスタートキー、124はス
トップキーである。この様に第1の実施れによれば、文
字原稿に対しては2値化処理後ノッチ処理を、又、写真
(文字写真混在)原稿に対しては誤差拡散法により2値
化処理を行うので、文字、写真いずれの原稿に対しても
滑らかかつ高品位な2値画像を得ることができる。
【0025】次に第1の実施例のノッチ処理の際用いる
メモリ105、及び誤差拡散法による2値化処理の際用
いるメモリ109を共通とし、その共通のメモリをそれ
ぞれの処理に応じて選択して使用する例を説明する。
【0026】つまり、ノッチ処理用と誤差拡散処理用の
2つのメモリを設ける場合、コストが高くなるとともに
基板上でメモリの占める割合が大きくなるといった欠点
がある。そこで両方のメモリを合わせて1つのメモリに
することも考えられるが、この場合ノッチ処理に必要な
メモリが1728画素(主走査1ラインの画素数)×2
ビット、誤差拡散処理に必要なメモリが1728画素×
7ビット(誤差は−63から63までの値をとるため)
と1728画素×9ビットのメモリが必要となる。
【0027】しかしながら、9ビットを格納可能なメモ
リは8ビットのメモリに比べコストがかなりかかってし
まう。そこで第2の実施例では共通メモリを処理に応じ
て選択して用いるようにしたものである。
【0028】図6は本実施例の第2の実施例のファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図である。
【0029】読取部201はCCD等光電変換素子及び
これを走査する駆動装置により構成され原稿の読取り走
査を行う。
【0030】202はAD変換器であり、読取部201
で読取られた画像データを量子化数6ビットのデジタル
信号に変換する。ここで階調数は64段階あり、最も輝
度の低いデータ000000が最も濃い黒を示し、最も
輝度の高いデータ111111が最も淡い白を示す。
【0031】211はシステム全体の制御を行うCPU
であり、212はCPU211の制御プログラムを格納
するリードオンメモリ(ROM)である。
【0032】213は本ファクシミリ装置の操作を行う
ための操作部であり、図5に示したものと同一である。
【0033】AD変換器202により量子化された信号
i,jは2値化処理部203に送られる。この2値化処
理部203ではAD変換器202からの6ビットのデー
タを固定閾値THにより白/黒の2値にデータ圧縮す
る。2値化後の出力信号をYi,jとすると Xi,j≧TH Yi,j=0(白) Xi,j<TH Yi,j=1(黒) となる。
【0034】2値データYi,jはノッチ処理部204へ
送られる。
【0035】ノッチ処理部204では図2に示した3×
3のマトリクスであらかじめノッチのパターンを用意し
ておき、原画を2値化処理した2値画像とノッチパター
ンを比較することにより、ノッチを検出し、ノッチの画
素が黒であれば白、ノッチの画素が白であれば黒画素に
それぞれ画素を置き換える。この処理では注目画素のあ
るラインと前後名1ライン合計3ラインにある画素を参
照するので2ライン分の2値データを保存する必要があ
る。
【0036】メモリ208はこのデータを保存する。メ
モリのデータ長は8ビットであり、ノッチ処理用として
2ビット、誤差拡散用として7ビットが必要であるが、
ノッチ処理と誤差拡散処理が同時に実行する場合はな
く、常にどちらか一方のみしか実行しない。従って、8
ビットのデータ長からなるメモリをノッチ処理又は誤差
拡散処理に応じて選択して使用する。従って操作部21
3の原稿キー122のポジションによりCPU211は
制御信号をセレクタ207に送りメモリ208に入るデ
ータを切り換える。ノッチ処理部204からの出力デー
タZi,jはセレクタ209へ送られる。
【0037】AD変換器102からの輝度データはγ−
LUT205へ送られる。205は輝度データを濃度デ
ータに変換する変換テーブルである。このテーブルは6
bitのROMにより構成しており、アドレスA0−A
5にAD変換器202からのXi,jを入力し、ROMの
出力端子D0−D5には濃度データY’i-jが出力され
る。濃度データY’i-jは誤差拡散処理部206に送ら
れる。
【0038】図3にγ−LUTの内容を示す。
【0039】誤差拡散処理部206による2値化処理が
選択されている時CPU211はセレクタ207へ、誤
差拡散処理206からの誤差データをメモリ208へ格
納する様指令を出す。
【0040】図7は図6の誤差拡散処理部206の詳細
を示したブロック図である。
【0041】γ−LUT/205から送られてきたデー
タY’i,j(濃度データ)は、既に2値化処理を行った
時に発生した加算器236からの誤差データE’i,j
加算器231で加算される。
【0042】この誤差の補正されたデータDi,jは以下
の式で表わされる。 Di,j=Y’i,j+E’i,j このDi,jはコンパレータ232において閾値T(T=
32)で2値化される。つまり2値化出力Zi,jは以下
の様に表わされる。 Di,j T…Z’i,j=63 Di,j<T…Z’i,j=0
【0043】一方、Di,jは誤差演算器233に送られ
る。誤差演算器233では、Di,jと2値化出力Zi,j
基づき周辺画素に分散する誤差Ei,jを演算する。即
ち、Ei,jは以下の様に表わすことができる。 Ei,j=Di,j−Z’i,j
【0044】このEi,jは誤差配分値演算回路234に
送られ、誤差配分値演算回路234では注目画素の周囲
4画素へ配分する誤差の値を演算する。
【0045】図4は重みマトリクスを示した図で、この
マトリクスは注目画素Yで発生した誤差Ei,jを配分す
る画素の位置及び割合を示している。
【0046】誤差配分値演算回路234では図4のA
i,jとBi,jを以下の如く決定する。
【0047】
【外1】
【0048】但し、この誤差配分値演算回路234は小
数点以下を切り捨てる構成となっている。つまり、整数
演算のみ実効可能である。尚、Intは小数点以下を切り
捨てることを表わしている。そして、小数点を切り捨て
ることにより注目画素で発生した誤差Ei,jと誤差配分
値演算回路234で演算された周辺4画素へ分散するA
i,jとBi,jとの間には剰余Ri,jが発生する。これを式
で示すと以下の如くなる。
【0049】Ri,j=Ei,j−2×(Ai,j+Bi,j) この剰余Ri,jはラッチ235に送られ、一画素分遅延
されて次の画素の入力データY’i+1,jに加算される。
【0050】一方、Ai,jは画素(i+1,j)に配分
するため加算器243と画素(i,j+1)に配分する
ため加算器238に送られる。又、Bi,jは画素(i+
1,j+1)に配分するためラッチ237と画素(i−
1,j+1)に配分するため加算器240に送られる。
【0051】メモリ208はj+1ライン目へ分散する
誤差を記憶するメモリで、少なくとも1ライン分の画素
の誤差データを記憶することができる。
【0052】タイミング発生回路245は、ラッチ回路
235、237、239、242、244へのラッチ信
号、及びメモリ208へのアドレス信号等各種信号を発
生する。
【0053】次に、前述誤差の配分方法を図8を用いて
更に詳細に説明する。
【0054】図8は誤差拡散法による2値化処理の流れ
を示した図で、まず注目画素Y’1で発生した誤差を重
み付けしたものをP1、Q1、R1、S1とすると図8
(a)に示した如く、周辺4画素へ分散される。ここで
1は図7の加算器243へ、Q1は加算器240へ、R
1は加算器238へ、S1はラッチ237へ送られる。そ
してQ1はメモリ208の1番地へ書き込まれる。
【0055】次に注目画素がY’2に移ると、図8
(b)に示した如く、誤差P2、Q2、R2、S2が周辺4
画素へ分散される。ここでP2は加算器243へ送られ
る。又、Q2はY’1で発生したR1と加算器240で加
算されメモリ208の2番地へ書き込まれる。R2
Y’1で発生したS1と加算器238で加算される。S2
はラッチ237へ送られる。
【0056】次に注目画素がY’3に移ると図8(c)
に示した如く、誤差P3、Q3、R3、S3が周辺4画素へ
分散される。ここでP3は加算器243へ送られる。
【0057】又、Q3はY’1で発生したS1とY’2で発
生したR2と加算器240で加算されたメモリ208の
3番地へ書き込まれる。R3はY’2で発生したS2と加
算器238で加算される。S3はラッチ237へ送られ
る。
【0058】以上の処理を1ライン分行うとメモリ20
8には以下の値が書き込まれることになる。 メモリの1番地…M1=Q1 メモリの2番地…M2=R1+Q2 メモリの3番地…M3=S1+R2+Q3 メモリの4番地…M4=S2+R3+Q4… メモリのi番地…Mi=Si-2+Ri-1+Q この1ライン分の処理が終了し、次のラインへ処理が移
った時メモリから前ラインで発生した誤差を読み出す。
【0059】メモリから読み出された誤差は加算器24
3で1画素前で発生した誤差と加算されラッチ244か
ら出力される。
【0060】このメモリ208からの誤差の読み出し
は、前のラインと対応がとれる様にタイミング発生回路
235で制御されている。タイミング発生回路235は
注目画素がYであればメモリ208のMi-3のアドレ
スを読み出すよう制御する。
【0061】以上説明した処理を入力データ全てに対し
行うことにより誤差拡散法による2値化を行うことがで
きる。
【0062】誤差拡散処理を行うのは写真原稿のみであ
る。操作部213の原稿選択キーは写真側に設定されて
いる。この時セレクタ207は誤差拡散処理部206か
らのデータE0〜E6の7bitの誤差データを選択
し、メモリ208に送る。
【0063】ノッチ処理204、誤差拡散処理206で
2値化されたデータZi,j、Z’i,jはセレクタ209に
送られる。セレクタ209は、操作部213の原稿選択
キー122の位置により、Zi,j,Z’i,jのいずれか一
方を選択する。
【0064】原稿選択キー122が「文字」ならZi,j
を「写真」ならZ’i,jをセレクタ209は選択する。
又、セレクタ209はその選択されたZi,j又はZ’i,j
を操作部213の送信/コピーキー121のキーの位置
に応じてプリンタ210、符号化部214へ送る。符号
化されたデータはモデム215で変調され回線へ送出さ
れる。
【0065】図9にCPU211によって実行されるフ
ローチャートを示す。CPU211は操作部213の送
信/コピー選択キー121及び原稿選択キー122のキ
ーの位置に応じてセレクタ207、209に制御信号を
送る。
【0066】まずステップS1では原稿選択キー122
のキーの位置を判別し、文字モードが選択されている時
はステップS2へ、写真モードが選択されている時はス
テップS6に進む。ステップS2ではメモリ208をノ
ッチ処理部204でのノッチ処理に用いる様セレクタ2
07へ制御信号を送る。ステップS3では送信/コピー
選択キー121のキーの位置を判別し、送信モードが選
択されている場合はステップS4へ、又コピーモードが
選択されている場合はステップS5に進む。ステップS
4ではノッチ処理部204でノッチ処理された2値デー
タを符号化部214へ送る様セレクタ209を設定す
る。ステップS5ではノッチ処理部204でノッチ処理
された2値データをプリンタ210へ送る様セレクタ2
09を設定する。
【0067】ステップS6ではメモリ208を誤差拡散
処理部206でのノッチ処理に用いる様セレクタ207
を設定しステップS7へ進む。ステップS7では送信/
コピー選択キー121のキー位置を判別し、送信モード
が選択されている場合はステップS8へ、コピーモード
が選択されている場合はステップS9へ進む。
【0068】ステップS8では誤差拡散処理部206で
2値化処理された2値データを符号化部214へ送る様
セレクタ209を設定する。ステップS9では誤差拡散
処理部206で2値化処理された2値データをプリンタ
210へ送る様セレクタ209を設定する。
【0069】ステップS10ではスタートキー123が
押下されたか否かを判断する。スタートキー123が押
下されるとステップS11へ進み、押下されない場合は
ステップS1へ戻る。ステップS11では読取部201
へ原稿の読取りを指令する。
【0070】ステップS12では原稿の読取りが終了し
たか否かを判断し、読取りが終了するとエンドへ進む。
【0071】以上説明したように第2の実施例によれ
ば、写真モードが選択されると8ビットメモリを誤差拡
散用の誤差メモリとして用い、文字モードが選択されて
いる場合は前記8ビットメモリをノッチ処理用のメモリ
として用いるので、メモリの使用個数を減らすことがで
き、文字モード、写真モードのいずれのモードでも高品
位な画像をコストを安く、かつ回路規模を大きくするこ
となく得ることができる。
【0072】次に第3の実施例として誤差拡散処理の降
発生する7ビットの誤差データを6ビットに制御するこ
とで、8ビットメモリのうち、2ビットをノッチ処理用
として用いることができる例を説明する。
【0073】図10は本発明の第3の実施例のファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図であり、以下この図
をもとにして、本実施例を説明する。読取部301はC
CD等光電変換素子及びこれを走査する駆動装置により
構成され原稿の読取り走査を行う。
【0074】302はAD変換器であり、読取部301
で読取られた画像データを量子化数6ビットのデジタル
信号に変換する。ここで階調数は64段階あり、最も輝
度の低いデータ000000が最も濃い黒を示し、最も
輝度の高いデータ111111が白を示す。310はシ
ステム全体の制御を行うCPUであり、311はCPU
310の制御プログラムを格納するリードオンメモリ
(ROM)である。
【0075】312は画像処理装置の操作を行うための
操作部であり、図5に示したものと同一である。
【0076】AD変換器302により量子化された信号
i,jは2値化処理部303に送られる。この2値化処
理部303ではAD変換器302からの6ビットのデー
タを固定しきい値THにより白/黒の2値にデータを圧
縮する。2値化後の出力信号をYi,jとすると Xi,j≧TH Yi,j=0(白) Xi,j<TH Yi,j=1(黒) となる。2値データYi,jはノッチ処理部304へ送ら
れる。
【0077】ノッチ処理部304では、図2に示す3×
3マトリクスであらかじめノッチのパターンを用意して
おき、原画の2値画像とノッチパターンを比較すること
によりノッチを検出し、ノッチの画素が黒であれば白、
ノッチの画素が白であれば黒画素にそれぞれ画素を置き
換える。この処理では注目画素のあるラインと前後名1
ライン合計3ラインの画素を参照するので2ライン分の
2値データを保存する必要がある。
【0078】メモリ308のデータ長は8ビットであ
り、ノッチ処理用として、2ビットを割りあてる。
【0079】AD変換器302からの輝度データはγ−
LUT305に送られる。305は輝度データを濃度デ
ータに変換する変換テーブルである。このテーブルは6
ビットのROMにより構成されておりアドレスA0−A
5にAD変換器302からのXi,jを入力し、ROMの
出力端子D0−D5には濃度データY’i,jが出力され
る。
【0080】濃度データY’i,jは誤差拡散処理306
に送られる。
【0081】γ−LUTの内容は図3にしたものと同一
である。
【0082】図11は図10の誤差拡散処理306の詳
細を示したブロック図である。
【0083】γ−LUT105から送られてきたデータ
Y’i,jは既に2値化処理を行なった時に発生した加算
器326からの誤差データE’i,jと加算器321で加
算される。この誤差の補正されたデータDi,jは以下の
式で表わされる。 Di,j=Y’i,j+E’i,j このDi,jはコンパレータ322において閾値T(T=
32)で2値化される。つまり2値化出力Z’i,jは以
下の式で記述できる。 Di,j T Z’i,j=63 Di,j<T Z’i,j=0 一方、Di,jは誤差演算器723に送られる。
【0084】誤差演算器723では、Di,jと2値化出
力Z’i,jに基づき周辺画素に分散する誤差Ei,jを演算
する。即ち、Ei,jは以下の様に表わすことができる。 Ei,j=Di,j−Z’i,j このEi,jは誤差配分値演算回路324に送られ、誤差
配分値演算回路324では注目画素の周囲2画素へ配分
する誤差の値を演算する。
【0085】図12は重みマトリクスを示した図で、こ
のマトリクスは注目画素Y’i,jで発生した誤差Ei,j
配分する画素の位置及び割合を示している。
【0086】誤差配分値演算回路704では図12のA
i,jとBi,jを以下の如く決定する。
【0087】
【外2】
【0088】但し、この誤差配分値演算回路704は小
数点以下を切り捨てる構成となっている。つまり整数演
算のみ実効可能である。尚、INTは小数点以下を切り
捨てることを表わしている。
【0089】誤差拡散用としてメモリ308に割り当て
られているデータは6ビットである。しかし、Ai,j
表現するには−63〜+63の7ビットが必要である。
従って誤差配分値演算回路324では以下の処理を行
い、データを6ビットに圧縮する。
【0090】なお、6ビットデータへのデータ圧縮はメ
モリ308にデータを格納する必要があるAi,jに対し
てのみ実行される。又このデータ圧縮により削減された
データはBi,jに(Ai,j−31)又は(Ai,j−(−3
1))の形で加算される。これによりメモリに格納され
るデータのビット数を削減できるとともに2値化時に発
生した誤差Ei,jを完全に保存することができる。
【0091】つまりAi,j,Bi,jは以下の如くなる。 (1)−32<Ai,j≦31の場合 Ai,j=A′i,ji,j=B′i,j+Ki,j (2)A′i,j≧32 Ai,j=31 Bi,j=B′i,j+(A′i,j−31)+Ri,j (3)A′i,j≦−32 Ai,j=−31 Bi,j ここでRi,jは周辺2画素へ分散するAi,jとBi,jとの
間に発生する剰余である。式で記述すると以下の如くな
る。 Ri,j=Ei,j−(A′i,j+B′i,j) この剰余Ri,jはラッチ325に送られ一画素分遅延さ
れて次の画素の入力データY’i+1,jに加算される。
【0092】一方、Ai,jは1画素分遅延されてメモリ
328に送られる。メモリ328は(j+i)ライン目
へ分散する誤差を記憶するメモリである。
【0093】タイミング発生回路325はラッチ回路3
28、329、331へのラッチ信号及びメモリ308
へのアドレス信号等各種信号を発生する。
【0094】操作部312の原稿選択キーのポジション
によりCPU310はセレクタ309を設定する。CP
Uの制御フローチャートはメモリを兼用していることか
ら図9のステップS2、S6を省略したものとほぼ同一
である。
【0095】以上説明した様に第3の実施例によれば誤
差拡散処理の誤差保存用のメモリに格納するデータを6
bitと制限し、残りの誤差を主走査方向に拡散するこ
とにより8bitメモリで上位2bit分が余り、この
領域を実施例で示した様にノッチ処理など他の処理に使
用できる。
【0096】従ってメモリの使用数を節約できる効果が
ある。
【0097】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば写真
及び文字写真原稿のみならず、文字原稿に対しても滑ら
かでかつ高品位な2値画像を得ることができるととも
に、その際の処理回路を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるファクシミリ装置
の構成を示したブロック図。
【図2】本実施例におけるノッチ処理前及びノッチ処理
後の2値画像を示した図。
【図3】輝度データを濃度データに変換するテーブルの
一例を示した図。
【図4】誤差拡散マトリクスの一例を示した図。
【図5】操作部の外観を示した図。
【図6】本発明の第2の実施例であるファクシミリ装置
の構成を示したブロック図。
【図7】誤差拡散処理部の詳細を示したブロック図。
【図8】誤差拡散処理を説明するための図。
【図9】第2の実施例におけるCPUの制御フローチャ
ート図。
【図10】本発明の第3の実施例であるファクシミリ装
置の構成を示したブロック図。
【図11】誤差拡散処理部の詳細を示したブロック図。
【図12】誤差拡散マトリクスの一例を示した図。
【符号の説明】
101 読取部 102 AD変換器 103 2値化処理部(1) 104 ノッチ処理部 105 メモリ 106 セレクタ 107 γ−LUT 108 2値化処理部(2) 109 メモリ 110 プリンタ 111 符号化部 112 モデム 113 操作部 201 読取部 202 AD変換器 203 2値化処理部 204 ノッチ処理部 205 γ−LUT 206 誤差拡散処理部 207 セレクタ 208 メモリ 209 セレクタ 210 プリンタ 211 CPU 212 ROM 213 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/403 H04N 1/40 103A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データと該入力画像データを量
    子化した際の出力画像データとの誤差を周辺画素の画像
    データに分散することにより量子化を行う画像処理装置
    において、 前記入力画像データを2値化後、平滑化する平滑化手段
    と、 前記入力画像データと出力画像データとの誤差を演算す
    る演算手段と、 前記演算された誤差に所定の重み付け処理を行う処理手
    段と、 前記処理手段により重み付け処理された誤差を周辺画素
    に分散することにより誤差を補正する補正手段とを有
    し、 前記補正手段は前記重み付け処理された誤差のデータ量
    を削減して周辺画素に分散すべくメモリに格納すること
    を特徴とする画像処理装置。
JP10640498A 1991-01-28 1998-04-16 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3165800B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10640498A JP3165800B2 (ja) 1991-01-28 1998-04-16 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10640498A JP3165800B2 (ja) 1991-01-28 1998-04-16 画像処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3008501A Division JP2832089B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-28 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10257310A true JPH10257310A (ja) 1998-09-25
JP3165800B2 JP3165800B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=14432755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10640498A Expired - Fee Related JP3165800B2 (ja) 1991-01-28 1998-04-16 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165800B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051337A1 (fr) * 1999-02-25 2000-08-31 Fujitsu Limited Dispositif de traitement d'images et procede de traitement d'images
KR100834680B1 (ko) 2006-09-18 2008-06-02 삼성전자주식회사 이동통신 단말기에서 출력되는 동영상 및 이미지의 화질을개선하기 위한 장치 및 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051337A1 (fr) * 1999-02-25 2000-08-31 Fujitsu Limited Dispositif de traitement d'images et procede de traitement d'images
KR100834680B1 (ko) 2006-09-18 2008-06-02 삼성전자주식회사 이동통신 단말기에서 출력되는 동영상 및 이미지의 화질을개선하기 위한 장치 및 방법
US7729552B2 (en) 2006-09-18 2010-06-01 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for improving qualities of motion and still images to be output in a mobile communication terminal

Also Published As

Publication number Publication date
JP3165800B2 (ja) 2001-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6118547A (en) Image processing method and apparatus
JP3241157B2 (ja) 網点画像データ補正方法および補正機能を有する画像処理装置
JPS59156070A (ja) 画像処理装置
JPH06233121A (ja) 画像処理システム
JPH06133168A (ja) 画像処理方法
JPH0738766A (ja) 画像処理装置
EP0774855A2 (en) A method and system for performing perspective projection conversion
JP2832089B2 (ja) 画像処理装置
JP2756371B2 (ja) 画像処理装置
JP3165800B2 (ja) 画像処理装置
JPH118769A (ja) 濃度調整方法及びこれを用いた装置
JPS5896459A (ja) 画像輝度信号の量子化方法
JPH0738767A (ja) 画像2値化処理装置
EP0496619B1 (en) Image processing machine
JPS60102060A (ja) 画像二値化装置
JP4152337B2 (ja) 画像処理装置
JPH0537775A (ja) 擬似中間調処理方法及びその装置
JP3475606B2 (ja) 画像処理装置
JP3157870B2 (ja) 画像処理方式
JPS59156069A (ja) 画像処理装置
JPH02268075A (ja) 画像処理装置
JPS60196067A (ja) 画信号処理装置
JPH06334863A (ja) 画像処理装置
JP2007194955A (ja) 画像処理装置
JPH01284173A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010206

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees