JPH10256828A - モノパルスアンテナ装置 - Google Patents

モノパルスアンテナ装置

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Publication number
JPH10256828A
JPH10256828A JP5792097A JP5792097A JPH10256828A JP H10256828 A JPH10256828 A JP H10256828A JP 5792097 A JP5792097 A JP 5792097A JP 5792097 A JP5792097 A JP 5792097A JP H10256828 A JPH10256828 A JP H10256828A
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JP
Japan
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radial waveguide
monopulse
antenna
antenna device
excitation
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Application number
JP5792097A
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English (en)
Inventor
Masato Inoue
正人 井上
Minoru Tajima
実 田島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追尾レーダ装置において、目標から観測した
レーダ断面積を低減するために、ビーム方向におけるレ
ーダ断面積を低下させたラジアル導波路給電方式による
モノパルスアンテナ装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 ラジアル導波路に給電を行う4本の給電
プローブの中心位置をラジアル導波路の中心点から所定
量オフセットして配置することにより、レーダ断面積が
最大となるアンテナ面の法線方向に対しビーム方向を変
位させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は通信用、レーダ用
等に用いるアレーアンテナ、特に和パターン、水平方向
差パターン、垂直方向差パターンの3種類のモノパルス
パターンを励振することができるラジアル導波路給電方
式によるモノパルスアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば1993年電子情報通信学
会秋期全国大会講演論文集B−65に示された従来のラ
ジアル導波路給電方式によるモノパルスアンテナ装置の
構成例であり、図5(a)は上面図、図5(b)は下面
図、そして図5(c)は図5(a)のA−A断面図であ
る。図において1は誘電体基板、2は誘電体基板1の一
方の面に銅箔等の金属を用いて形成される地導体、3は
誘電体基板1のもう一方の面に銅箔等の金属を用いて形
成される矩形の放射導体、4は前記地導体2と平行に対
向配置された円形導体板と環状の外周壁から成るシャシ
であり、このシャシ4と前記地導体2とで囲まれる空間
がラジアル導波路5である。6は放射導体3から誘電体
基板1を貫通してラジアル導波路5内に突出する放射導
体3の励振プローブであり、これと放射導体3、地導体
2とで素子アンテナ7が構成される。8はその上に各素
子アンテナ7の励振プローブ6が配置される誘電体基板
1の中心点を中心とする仮想の同心円群であり、8aが
内側から数えて奇数番目の円、8bが内側から数えて偶
数番目の円である。円8a上に配設される放射導体3と
円8b上に配設される放射導体3とでは放射導体3に対
する励振プローブ6の接続位置が上下方向に逆向きに設
定される。9は外部からシャシ4を貫通してラジアル導
波路5内に突出するラジアル導波路5の給電プローブで
ある。ここで番号1から9までの要素によって構成され
る部位をラジエータ部10と称する。また11は例えば
平衡型ストリップ線路等によって形成されたモノパルス
信号合成回路であり、12、13はそれぞれモノパルス
信号合成回路11を構成するシャシ及び内部導体、14
a、14b、14cはそれぞれ和信号端子、水平方向差
信号端子、垂直方向差信号端子、14dは通常は使用さ
れることのないダミー端子である。図6(a)はラジア
ル導波路5の内部から誘電体基板1側を見た図、図6
(b)はラジアル導波路5の内部からシャシ4の円形導
体板側を見た図である。円8aと円8bとの間隔d1,
d2,‥は使用周波数におけるラジアル導波路5内の伝
搬波長換算で概略半波長に設定され、各円上での励振プ
ローブ6の周方向配列間隔は等間隔に設定される。給電
プローブ9はシャシ4の底面である円形導体板の中心に
対し点対称に4本配置される。図7はモノパルス信号合
成回路の内部系統図であり15−1、15−2、15−
3、15−4はその出力端子、16−1、16−2、1
6−3、16−4はモノパルス信号端子14a、14
b、14cから入力された信号を所定の振幅、位相比で
分配、合成する90°ハイブリッド、17−1、17−
2、17−3は90°ハイブリッドの出力信号に所定の
位相差を付加するための遅延線路である。図8は上記モ
ノパルス信号合成回路11の入出力端子の組み合わせに
対する分配振幅、位相ダイアグラムである。
【0003】次に、素子アンテナ7から空間へのラジア
ル導波路5内の径方向の電力減衰を無視し、さらに各素
子アンテナ7間の空間での相互結合及び給電プローブ9
−1、9−2、9−3、9−4間のラジアル導波路5内
での相互結合も無視した近似モデルによりアンテナの動
作原理を説明する。j番目(j=1,2,3,4)のラ
ジアル導波路給電プローブ9からi番目の素子アンテナ
励振プローブ6(i=1,2,‥‥n、nは素子アンテ
ナ数)への結合量Sijは数1、数2、数3で近似的に表
わすことができる。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】
【数3】
【0007】数2におけるZii、Zjjはそれそれi番目
の素子アンテナ励振プローブ6の自己インピーダンス、
j番目のラジアル導波路給電プローブ9の自己インピー
ダンス、Z0 はラジアル導波路5の特性インピーダン
ス、kはラジアル導波路5内の伝搬定数、J0 (x)、
1 (x)、H0 (x)は円筒関数、ηは空間インピー
ダンス(η=120π)である。その他のパラメータは
図6(a)、図6(b)内で定義されている。各ラジア
ル導波路給電プローブ9の励振係数をI1 、I2
3 、I4 とすると、i番目の素子アンテナ7の励振係
数Di は数4で表わされる。
【0008】
【数4】
【0009】ここで図7の系統図に示すモノパルス信号
合成回路11の和信号端子14aから信号を入力した場
合は、図8に示すとおり4つの出力端子15−1、15
−2、15−3、15−4の励振位相は同相、励振振幅
は等振幅となる。これにより出力端子と直接接続された
ラジアル導波路5の給電プローブ9−1、9−2、9−
3、9−4は等振幅、等位相励振される。この場合数4
の各Ij はI1 =I2 =I3 =I4 =Iと考えられる。
このときDi は数5、数6で表わされる形となる。
【0010】
【数5】
【0011】
【数6】
【0012】ラジアル導波路給電プローブ9のラジアル
導波路5の中心からの距離dがラジアル導波路5内の伝
搬波長に比べて十分小さければ、素子アンテナ励振プロ
ーブ6の径方向配列間隔がラジアル導波路5内の伝搬波
長換算で概略半波長であること、円8a上の素子アンテ
ナ放射導体3と円8b上の素子アンテナ放射導体3とが
上下方向に逆向きであることにより数5で表わされる全
ての素子アンテナ7の励振係数Di (i=1〜n)の位
相は等しくなる。これにより電界ベクトルの方向が図6
(a)に示すY軸方向に向いた直線偏波のモノパルス和
パターンが得られる。また各素子アンテナ7の励振振幅
は各放射導体3に接続される励振プローブ6の長さLi
と半径ai を変えることで調整できる。通常は共通の円
8上に配設される全ての励振プローブ6についてはLi
とai を共通とすることで軸対称な励振振幅分布が得ら
れるようにする。励振振幅分布を一様分布とするようL
i とai を決定することも可能であり、この場合はモノ
パルス和パターン形成時に最も高い開口能率、アンテナ
利得が得られる。
【0013】次にモノパルス信号合成回路11の水平方
向差信号端子14bから信号を入力した場合は、図8に
示すとおり4つの出力端子の励振位相は2つずつ逆位
相、励振振幅は等振幅となる。これにより出力端子と直
接接続されたラジアル導波路5の給電プローブ9−1、
9−2、9−3、9−4も同様の相対振幅、位相で励振
される。この場合数4の各Ij はI1 =−I2 =−I3
=I4 =Iと考えてよい。このときDi は数7のように
なる。
【0014】
【数7】
【0015】次にモノパルス信号合成回路11の垂直方
向差信号端子14cから信号を入力した場合は、図8に
示すとおり4つの出力端子の励振位相は2つずつ逆位
相、励振振幅は等振幅となる。これにより出力端子と直
接接続されたラジアル導波路5の給電プローブ9−1、
9−2、9−3、9−4も同様の相対振幅、位相で励振
される。この場合数4の各Ij はI1 =I2 =−I3
−I4 =Iと考えてよい。
【0016】X−Z平面内で観測されるモノパルス和信
号パターン及び水平方向差信号パターンの形成例を図9
に示す。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のラジアル導波路
給電方式によるモノパルスアンテナ装置は以上のような
構成、動作原理となっていた。ここでこのアンテナを飛
しょう体等の誘導装置に搭載し、目標を追尾するモノパ
ルス方式の追尾レーダに使用する場合を考える。このよ
うな使用においては、アンテナは水平方向および垂直方
向にビーム走査が可能な駆動装置に設置されるのが通常
であり、誘導装置が目標の追尾を行っている間は追尾に
必要なモノパルス信号を得るため常にアンテナの和信号
パターンのピーク方向、すなわちアンテナのビーム方向
が目標方向とほぼ一致している必要がある。このため追
尾を行っている間はアンテナ面がほぼ目標に正対するよ
うに駆動装置がアンテナを連続的に駆動している。とこ
ろで目標の追尾を行っている間は、逆に目標側からもレ
ーダ装置による探知あるいは追尾等を受けることもある
が、飛しょう体の行動目的によっては自機の存在を探知
されることが好ましくない場合がある。このような場合
飛しょう体は、目標側から観測したレーダ断面積がなる
べく小さい構造、形状となっていることが望ましい。い
っぽうアンテナのレーダ断面積は、使用周波数帯域から
離れた周波数においてはその構造から近似的に同直径の
金属円板と同等と考えることができる。金属円板のレー
ダ断面積Rdは円板の半径が入射波の波長に比べ十分大
きい場合、数8で表わされる。
【0018】
【数8】
【0019】数8においてrは円板の半径、θは円板に
対する入射角、λは入射波の波長である。特に入射角が
0°の場合、金属円板のレーダ断面積Rdは数9で表わ
される。
【0020】
【数9】
【0021】数8および数9において、rとλを適当に
定めてθに対する円板のレーダ断面積の変化を計算する
と、図10で表わされるように入射角が0°の場合、す
なわち円板の法線方向が最大となることが分かる。従来
のラジアル導波路給電方式によるモノパルスアンテナ装
置のビーム方向はアンテナ面の法線方向と一致している
ので、誘導装置が追尾を行っている間はアンテナが目標
に正対し、目標から観測したアンテナのレーダ断面積が
最大の状態となっている。
【0022】従来のラジアル導波路給電方式によるモノ
パルスアンテナ装置は以上のように追尾レーダ用アンテ
ナとして用いた場合、目標側から観測したアンテナのレ
ーダ断面積が最大の状態で使用することになるので、目
標側からレーダによる逆探知を受けやすいという問題点
があった。
【0023】この発明に係わるモノパルスアンテナ装置
は上記のような問題を解決するためになされたもので、
追尾レーダ用アンテナとして目標の追尾状態にあって
も、目標側から観測したアンテナのレーダ断面積が最大
とはならないモノパルスアンテナ装置を得ることを目的
とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるモノパ
ルスアンテナ装置はラジアル導波路の中心点から所定量
オフセットした点に対して4本のラジアル導波路給電プ
ローブを点対称に配置したものである。
【0025】また、第2の発明によるモノパルスアンテ
ナ装置は、請求項1の装置にラジアル導波路内の4本の
ラジアル導波路給電プローブの中間にそれぞれの給電プ
ローブ同士をしゃへいする十字型の導体壁を設けたもの
である。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1を示すモノパルスアンテ
ナ装置の構成図であり、図1(a)は上面図、図1
(b)は図1(a)のA−A断面図である。また図2
(a)はラジアル導波路5の内部から誘電体基板1側を
見た図、図2(b)はラジアル導波路5の内部からシャ
シ4の円形導体板側を見た図である。図において1〜1
3は図5と同様のものである。また18は4本の給電プ
ローブ9の中心位置を示す仮想の点で、ラジアル導波路
5の中心からX方向に距離Sの位置にあるものとしてい
る。この形態に用いられるモノパルス信号合成回路11
はその内部系統図が図7で与えられるような90°ハイ
ブリッド16と遅延線路17によって構成される方式の
ものである。
【0027】従来例と同様に素子アンテナ励振プローブ
6はラジエータ開口中心からの半径が動作周波数におけ
るラジアル導波路5内伝搬波長の大略1/2の間隔で広
がる同心円上に周方向等間隔で配設されており、内側か
ら数えて奇数番目の仮想配列円8a上の励振プローブ6
に接続される放射導体3と、内側から数えて偶数番目の
仮想配列円8b上の励振プローブ6に接続される放射導
体3とではその向きが上下方向に逆向きになっている。
また4本の給電プローブ9は点対称に十分近接して配置
され、モノパルス信号合成回路11の和信号端子14a
から信号入力を行い、4本の給電プローブ9を同相かつ
等振幅励振した場合にはモノパルス和パターンが得ら
れ、モノパルス信号合成回路11の差信号端子14bあ
るいは14cから信号入力を行い、4本の給電プローブ
9を等振幅かつ2本ずつ逆位相励振した場合には水平方
向あるいは垂直方向のモノパルス差パターンが得られる
ことは従来の装置と同様である。
【0028】従来例との違いは4本の給電プローブ9
を、ラジアル導波路5の中心から所定量オフセットした
仮想の中心点18から点対称に配置したことである。ラ
ジアル導波路5内の電力減衰はほぼ無視できるほど小さ
く、オフセット量Sが励振される電波の波長に比べ十分
小さければ大部分の素子アンテナ7に対してはオフセッ
トが無い場合とほぼ同等の振幅で励振が行われるが、給
電プローブ9と励振プローブ6の相対位置が変化するた
め素子アンテナ7に対する励振位相はオフセットが無い
場合に比べ偏差を持つようになる。ここで計算例とし
て、オフセットが無い状態でモノパルス信号合成回路1
1の和信号端子14aから信号入力を行った場合の素子
アンテナ7の励振振幅および励振位相をそれぞれ図10
および図11に、同様にモノパルス信号合成回路11の
差信号端子14bから信号入力を行った場合の素子アン
テナ7の励振振幅および励振位相をそれぞれ図12およ
び図13に示す。また水平方向にオフセットを与えた状
態でモノパルス信号合成回路11の和信号端子14aか
ら信号入力を行った場合の素子アンテナ7の励振振幅お
よび励振位相をそれぞれ図14および図15に、同様に
モノパルス信号合成回路11の差信号端子14bから信
号入力を行った場合の素子アンテナ7の励振振幅および
励振位相をそれぞれ図16および図17に示す。図から
明らかなように和信号端子14aあるいは差信号端子1
4bいずれの端子から入力しても、オフセットがある場
合はオフセットが無い場合に比べ素子アンテナ7の励振
分布において、振幅は微小な変化はあるもののその分布
は開口面上でほぼ対称形であり、位相は開口面上でX軸
を境にして左右で偏差が生じていることが分かる。次に
これらの励振分布から求めた水平面の放射パターンの計
算例を示す。図18および図19はオフセット量Sの変
化に対応するモノパルス和パターンおよび差パターンを
それぞれ表わしており、オフセット量Sに比例してビー
ム方向に和パターン、差パターンとも同様の偏移が生じ
ている。ところでモノパルスアンテナ装置のレーダ断面
積は、アンテナの使用周波数帯域から離れた周波数にお
いては給電プローブ9のオフセット量Sとは無関係であ
り、図10に示したようにアンテナ面の法線方向が最大
である。したがってオフセット量Sを適当に選ぶことで
アンテナのビーム方向におけるレーダ断面積を最大値か
ら適宜低下させることができる。
【0029】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2を示すモノパルスアンテ
ナ装置の構成図であり、図3(a)は上面図、図3
(b)は図3(a)のA−A断面図である。また図4
(a)はラジアル導波路5の内部から誘電体基板1側を
見た図、図4(b)はラジアル導波路5の内部からシャ
シ4の円形導体板側を見た図、図4(c)は図4(b)
のc部詳細図である。図において1〜13は図5と同様
のものである。19は4本の給電プローブ9の中間にそ
れぞれの給電プローブ同士をしゃへいする形で設置され
た十字型の導体壁であり、その中心は4本の給電プロー
ブ9の仮想の中心点18と一致して置かれている。
【0030】導体壁18は4本の給電プローブ9の間を
光学的にしゃへいしているため給電プローブ9間の相互
結合を低く抑えられる作用がある。なお相互結合とは、
複数個の素子アンテナやプローブ等が空間を介して互い
に電磁エネルギーを移行しあう現象のことである。これ
により各給電プローブ9の自己反射係数に着目したイン
ピーダンス整合措置を施すのみで全てのモノパルス信号
端子14a、14b、14cから見た反射を低減するこ
とができる。また電波の回折現象があるため、導体壁1
9の長さWを適切に定めればラジアル導波路5の伝搬モ
ードが大きく損なわれることはなく、大部分の素子アン
テナ7に対しては導体壁19がない場合とほぼ同等の励
振が行われる。したがって4本の給電プローブ9をラジ
アル導波路5の中心から所定量オフセットした点に対し
て点対称に配置することにより、実施の形態1と同様に
アンテナのビーム方向のレーダ断面積を最大値より低下
でき、かつインピーダンス整合を容易することができ
る。
【0031】
【発明の効果】第1の発明によれば、ラジアル導波路給
電方式によるモノパルスアンテナ装置を構成する4本の
給電プローブをラジアル導波路の中心から所定量オフセ
ットした点に対して点対称に設置したので、アンテナの
ビーム方向に偏移が生じ、追尾レーダ用アンテナとして
用いた場合に目標側から見たレーダ断面積を低減できる
モノパルスアンテナ装置が得られるという効果がある。
【0032】また、第2の発明によれば、ラジアル導波
路給電方式によるモノパルスアンテナ装置を構成する4
本の給電プローブをラジアル導波路の中心から所定量オ
フセットした点に対して点対称に設置し、かつ4本の給
電プローブの中間にそれぞれのプローブ同士をしゃへい
する十字型の導体壁を設けたので、インピーダンス整合
が容易で、アンテナのビーム方向に偏移が生じ、追尾レ
ーダ用アンテナとして用いた場合に目標側から見たレー
ダ断面積を低減できるモノパルスアンテナ装置が得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のモノパルスアンテ
ナ装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のモノパルスアンテ
ナ装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2のモノパルスアンテ
ナ装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2のモノパルスアンテ
ナ装置を示す構成図である。
【図5】 従来のラジアル導波路給電方式によるモノパ
ルスアンテナ装置を示す構成図である。
【図6】 従来のラジアル導波路給電方式によるモノパ
ルスアンテナ装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態1、実施の形態2のモ
ノパルスアンテナ装置、この発明の実施の形態1、実施
の形態2のモノパルスアンテナ装置におけるモノパルス
信号合成回路の内部系統図である。
【図8】 この発明の実施の形態1、実施の形態2のモ
ノパルスアンテナ装置、この発明の実施の形態1、実施
の形態2のモノパルスアンテナ装置におけるモノパルス
信号合成回路の入出力端子の組み合わせに対する分配振
幅、位相ダイアグラムを示す図である。
【図9】 ラジアル導波路給電モノパルス平面アンテナ
装置で一般的に得られるX−Z平面内モノパルス和信号
パターンおよび水平方向差信号パターンの例を示す図で
ある。
【図10】 金属円板の入射角に対するレーダ断面積の
計算例を示す図である。
【図11】 従来のラジアル導波路給電モノパルス平面
アンテナ装置でモノパルス和信号パターンを形成する素
子アンテナの励振振幅の例を示す図である。
【図12】 従来のラジアル導波路給電モノパルス平面
アンテナ装置でモノパルス和信号パターンを形成する素
子アンテナの励振位相の例を示す図である。
【図13】 従来のラジアル導波路給電モノパルス平面
アンテナ装置でモノパルス差信号パターンを形成する素
子アンテナの励振振幅の例を示す図である。
【図14】 従来のラジアル導波路給電モノパルス平面
アンテナ装置でモノパルス差信号パターンを形成する素
子アンテナの励振位相の例を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態1、実施の形態2の
モノパルスアンテナ装置でモノパルス和信号パターンを
形成する素子アンテナの励振振幅の例を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態1、実施の形態2の
モノパルスアンテナ装置でモノパルス和信号パターンを
形成する素子アンテナの励振位相の例を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態1、実施の形態2の
モノパルスアンテナ装置でモノパルス差信号パターンを
形成する素子アンテナの励振振幅の例を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態1、実施の形態2の
モノパルスアンテナ装置でモノパルス差信号パターンを
形成する素子アンテナの励振位相の例を示す図である。
【図19】 従来のラジアル導波路給電モノパルス平面
アンテナ装置とこの発明の実施の形態1、実施の形態2
のモノパルスアンテナ装置で得られるモノパルス和信号
パターンを比較した例を示す図である。
【図20】 従来のラジアル導波路給電モノパルス平面
アンテナ装置とこの発明の実施の形態1、実施の形態2
のモノパルスアンテナ装置で得られるモノパルス差信号
パターンを比較した例を示す図である。
【符号の説明】
1 誘電体基板 2 地導体 3 放射導体 4 シャシ 5 ラジアル導波路 6 励振プローブ 7 素子アンテナ 8 仮想の同心円群 9 給電プローブ 10 ラジエータ 11 モノパルス信号合成回路 12 シャシ 13 内部導体 14a 和信号端子 14b 水平方向差信号端子 14c 垂直方向差信号端子 14d ダミー端子 15 出力端子 16 90°ハイブリッド 17 遅延線路 18 仮想の中心点 19 十字型導体壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板の一方の面に形成した地導
    体、およびこの地導体と所定の間隔をおいて平行に対向
    配置した円形導体板とで構成したラジアル導波路と、こ
    のラジアル導波路の中心点から所定量オフセットした点
    に対して点対称に配置し、上記ラジアル導波路への電力
    供給を行う4本の給電プローブと、その入力ポートが上
    記プローブに直接接続されたモノパルス信号合成回路
    と、前記誘電体基板のもう一方の面に放射導体を形成し
    た素子アンテナと、この放射導体から前記誘電体基板を
    貫通して前記ラジアル導波路内に所定量突出する励振プ
    ローブとを備え、前記素子アンテナを使用周波数におけ
    るラジアル導波路内波長で半波長の間隔で並ぶ複数の同
    心円上に各々複数個配列して円形アンテナ開口面を構成
    したことを特徴とするモノパルスアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 ラジアル導波路内の4本の給電プローブ
    の中間にそれぞれの給電プローブ同士をしゃへいする十
    字型の導体壁を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    モノパルスアンテナ装置。
JP5792097A 1997-03-12 1997-03-12 モノパルスアンテナ装置 Pending JPH10256828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527030A (ja) * 2000-03-14 2003-09-09 ダイムラークライスラー アクチエンゲゼルシャフト 切り換え可能な広角特性を有するアンテナアレイ装置および方法
JP2011191100A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Mitsubishi Electric Corp モノパルスレーダ装置
CN102662170A (zh) * 2012-04-27 2012-09-12 中国人民解放军国防科学技术大学 毫米波全息成像圆面错位线阵
GB2513334B (en) * 2012-10-05 2017-02-08 Qualcomm Technologies Int Ltd A segmented patch antenna

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