JPH10256353A - ヒートアップステージの冷却装置およびその冷却方法 - Google Patents

ヒートアップステージの冷却装置およびその冷却方法

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JPH10256353A
JPH10256353A JP5898797A JP5898797A JPH10256353A JP H10256353 A JPH10256353 A JP H10256353A JP 5898797 A JP5898797 A JP 5898797A JP 5898797 A JP5898797 A JP 5898797A JP H10256353 A JPH10256353 A JP H10256353A
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JP
Japan
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heat
stage
flat plate
cooling
space
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JP5898797A
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Inventor
Hiroto Yamashita
洋人 山下
Katsuhiro Noda
勝浩 野田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートアップステージを自然冷却したのでは
短時間での冷却時間が困難であり、冷却プレートによる
冷却では非接触冷却が難しく、強制液冷プレートによる
冷却では冷媒の漏れ対策のために複雑な装置構成となっ
ていた。 【解決手段】 ヒートアップステージの冷却装置1は、
ウエハを加熱するためのヒートアップステージ21上に
間隔を置いて設けられている平盤11と、この平盤11
に一端側が接続されているもので平盤11のヒートアッ
プステージ21側に開口12hを設けた配管12と、こ
の配管12の他端側に接続されている真空ポンプ13と
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートアップステ
ージの冷却装置およびその冷却方法に関し、詳しくはウ
エハに形成した半導体装置の特性を測定する際に、その
ウエハを加熱するために用いるヒートアップステージの
冷却装置およびその冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハに形成した半導体装置の試験を行
う際に、ウエハを加熱するヒートアップステージは、加
熱後、冷却する必要があった。その冷却方法としては、
ヒートアップステージを自然冷却する方法、放熱フ
ィンを有するプレートをヒートアップステージに接触さ
せて放熱する方法、強制液冷が行えるプレートをヒー
トアップステージに接触させて冷却する方法等が提案さ
れ、実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自然
冷却法では、加熱したヒートアップステージを加熱前の
温度まで冷却するのに時間がかかる。放熱フィンを有
するプレートを用いる方法ではプレートとヒートアップ
ステージとが温度平衡状態になった場合にそれ以降の冷
却速度が遅くなる。強制液冷が行えるプレートを用い
る方法では、冷却効果は高いが液冷を行う冷媒を供給す
るための配管が必要になる。また冷媒の漏れが発生した
場合に備えて装置の安全性を確保する安全対策が必要に
なり、装置構成が複雑になる。
【0004】また、放熱フィンを有するプレートおよび
強制液冷が行えるプレートを用いる冷却方法では、プレ
ートをヒートアップステージに接触させるため、接触さ
せることが望ましくないヒートアップステージには使用
できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたヒートアップステージの冷却装置
およびその冷却方法である。
【0006】ヒートアップステージの冷却装置は、ウエ
ハを加熱するためのヒートアップステージ上に間隔を置
いて設けられている平盤と、その平盤に一端側が接続さ
れているものでその平盤のヒートアップステージ側に開
口部を設けた配管と、その配管の他端側に接続されてい
る真空ポンプとからなるものである。
【0007】ヒートアップステージの冷却装置では、真
空ポンプにより配管を通して平盤とヒートアップステー
ジとの間に形成される空間に存在する気体を吸引する。
それによって、空間は周囲に対して負圧になるため、空
間の側方の雰囲気よりこの空間内に気体が流入する。そ
して流入した気体は平盤に設けた開口部より配管を通し
て真空ポンプによって吸引される。そのため、ヒートア
ップステージ上には空間の側方より開口部に向かう気流
が発生するので、その気流によってヒートアップステー
ジは冷却される。そして冷却速度は、吸引量を制御する
ことによって、またヒートアップステージと平盤との距
離を制御することによって可能になる。
【0008】ヒートアップステージの冷却方法は、ウエ
ハを加熱するためのヒートアップステージの上方に面を
形成することによって側方が開放された空間を形成し、
この空間の上方より空間内の気体を吸引することによ
り、空間の側方より空間内部に気体を流入させて、ヒー
トアップステージ上に気流を発生させるという方法であ
る。ヒートアップステージの冷却速度の制御は、気体の
吸引量を調節することにより、また空間の容量を調節す
ることにより制御する。
【0009】ヒートアップステージの冷却方法では、ヒ
ートアップステージの上方に面を形成することによって
側方が開放された空間を形成し、この空間の上方より空
間内の気体を吸引することにより、空間の側方より空間
内部に気体を流入させて、ヒートアップステージ上に気
流を発生させる。そのため、上記気流がヒートアップス
テージに接触するので、ヒートアップステージの熱が気
流に奪われる。その結果、ヒートアップステージは冷却
される。そしてヒートアップステージの冷却速度の制御
は、吸引量を調節することによって、また空間の容量を
調節することによって可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の冷却装置に係わる第1実
施形態の一例を、図1の概略構成図によって説明する。
なお、図1において、平盤11の一部は断面図にて示
す。
【0011】図1に示すように、ヒートアップステージ
21は、例えばウエハに形成した半導体装置(図示省
略)の特性を評価する際に、このウエハを加熱するため
に用いるもので、通常、80℃〜140℃程度に加熱さ
れる。このヒートアップステージ21上には、所定の間
隔d、例えばd=0.5mm〜15mm程度、好ましく
はd=1mm〜10mm程度の間隔を置いて平盤11が
設けられている。この平盤11は、上記ヒートアップス
テージ21の径に対して90%〜110%程度の径に形
成されていることが好ましい。なお、ヒートアップステ
ージ21が円形の場合には上記平盤11は円形状に形成
され、ヒートアップステージ21が矩形の場合には上記
平盤11も矩形状に形成されることが好ましい。
【0012】上記平盤11のほぼ中央部には、配管12
の一端側12aが接続されていて、この平盤11のヒー
トアップステージ21側にその配管12の開口部12h
が設けられている。上記配管12の他端側12bには真
空ポンプ13が接続されている。上記のようにヒートア
ップステージ21を冷却するための冷却装置1は構成さ
れている。また上記配管12には、平盤11と真空ポン
プ13との間に流量調整弁としての絞り弁14が設けら
れていることが好ましい。なお、上記平盤11は、配管
12の一方端の側周に形成したフランジを用いることも
可能である。
【0013】次に上記冷却装置1の動作を説明する。加
熱したヒートアップステージ21を冷却するには、上記
冷却装置1の平盤11をヒートアップステージ21の上
面より例えば0.5mm〜15mm程度、好ましくは1
mm〜10mm程度の間隔を置いて設置する。そして真
空ポンプ13を駆動して平盤11とヒートアップステー
ジ21との間の空間15に存在する気体を配管12を通
して吸引する。それによって、空間15は周囲に対して
負圧になるため、その空間15の側方に雰囲気よりこの
空間15に気体(雰囲気が大気であれば空気)が流入
し、流入した気体は、平盤11に設けた開口部12hよ
り上記配管12を通して真空ポンプ13により吸引され
る。このようにして、ヒートアップステージ21上で
は、その周辺から中央部に流れる気流(矢印で示す)が
生じる。そのため、上記気流によってヒートアップステ
ージ21が強制冷却される。
【0014】また、上記配管12には絞り弁14が設け
られていることから、冷却速度を速くしたい場合には、
絞り弁14をさらに開いて吸引量を多くして、上記空間
を流れる流量を多くすればよい。他方、冷却速度を遅く
したい場合には、絞り弁14をさらに絞って吸引量を少
なくして、上記空間を流れる流量を少なくすればよい。
また、ヒートアップステージ21と平盤11との間隔を
狭めて空間15を流れる気体の流速を早めることにより
冷却速度を速くすることも可能である。他方、ヒートア
ップステージ21と平盤11との間隔を拡げて空間15
を流れる気体の流速を遅くすることにより冷却速度を遅
くすることも可能である。
【0015】次に上記冷却装置1を用いて加熱したヒー
トアップステージ21の冷却状態を調べた。その結果を
図2のヒートアップステージの温度と冷却時間との関係
図によって説明する。図2では、縦軸にヒートアップス
テージの温度を示し、横軸に冷却時間を示す。塗りつぶ
しの丸印によって本発明の冷却装置1を用いた場合のヒ
ートアップステージ21の冷却状態を示し、塗りつぶし
の四角印によって比較例として自然冷却した場合のヒー
トアップステージ21の冷却状態を示す。
【0016】図2に示すように、冷却装置1を用いた場
合には、80℃のヒートアップステージ21は10分間
で32℃まで冷却された。この時のヒートアップステー
ジ21は直径が20.5cmであり、平盤11もヒート
アップステージ21と同等の径を有するものを用いた。
また平盤11とヒートアップステージ21との間隔を1
mmとし、配線12(内径≒18mm)内での圧力が8
0kPa程度になるように真空ポンプ13で吸引を行っ
た。一方、比較例の自然冷却の場合には、80℃のヒー
トアップステージ11(直径=20.5cm)が32℃
程度まで冷却されるのに100分程度かかった。このよ
うに、本発明に冷却装置1を用いることにより、冷却時
間を大幅に短縮することが可能になる。
【0017】次に冷却装置に係わる第2実施形態の一例
を、図3の概略構成図によって説明する。この冷却装置
2は、上記冷却装置1の平盤11に支持部材31を設け
たものである。したがって、図3では、平盤11を中心
に示し、真空ポンプの図示は省略した。また前記図1に
よって説明した構成部品と同様のものには同一符号を付
す。
【0018】図3に示すように、この冷却装置2は、平
盤11の面に対して昇降自在かつ停止可能な支持部材3
1がこの平盤11のヒートアップステージ21側に設け
られているものである。すなわち、上記支持部材31は
雄ネジからなり、ヒートアップステージ21側に雄ネジ
の平盤状に形成した頭部を位置させたものである。この
支持部材31を昇降自在かつ停止可能とするために、上
記平盤11の例えば側周部には雌ネジ部32がこの平盤
11を貫通する状態に形成されていて、この雌ネジ部3
2に上記雄ネジからなる支持部材31が螺合されてい
る。上記雌ネジ部32は、例えば上記平盤11の側周部
の4か所(例えば雌ネジ部32を結んで形成される四角
形内に上記配管12の開口部(図示省略)が入る状態の
3か所)に形成され、それぞれの雌ネジ部32に支持部
材31が螺合されている。ここでは、4か所に雌ネジ部
32を設けたが、4か所に限定されることはなく例えば
3か所であってもよい。なお、ヒートアップステージ2
1が金属接触を嫌うものであれば、上記支持部材31を
例えば樹脂(例えばフッ素樹脂等)で形成すればよい。
【0019】上記図3に示した構成の平盤11を用いた
冷却装置2では、平盤11とヒートアップステージ21
との間隔は、上記支持部材31を回動させて、平盤11
のヒートアップステージ21側の面より上記支持部材3
1が突出する長さを調節することにより決定される。す
なわち、平盤11の雌ネジ部32に螺合する支持部材3
1の先端がヒートアップステージ21の上面21Sに接
触することにより平盤11とヒートアップステージ21
との間隔が決定される。また、雌ネジ部32を結んで形
成される四角形内に上記配管12の開口部12hが入る
状態の4か所に、この雌ネジ部32が形成されると、ヒ
ートアップステージ21の上面に対して平盤11が安定
的に支持部材31によって支持されるために平盤11と
ヒートアップステージ21との間隔の調節が容易にな
る。
【0020】なお、ヒートアップステージ21に支持部
材31を接触させたくない場合には、ヒートアップステ
ージ21よりも大きな形を有する平盤11を用い、ヒー
トアップステージ21の側方の台座(図示省略)面に支
持部材31を接触させて、平盤11とヒートアップステ
ージ21との間隔を取ればよい。
【0021】次に冷却装置に係わる第3実施形態の一例
を、図4の概略構成図によって説明する。この冷却装置
3は、上記冷却装置1の平盤11をスタンド41によっ
て昇降自在に支持したものである。したがって、図4で
は、平盤11を中心に示し、真空ポンプの図示は省略し
た。また前記図1によって説明した構成部品と同様のも
のには同一符号を付す。
【0022】図4に示すように、冷却装置3は、ヒート
アップステージ21上で平盤11を昇降自在にするとと
もに、平盤11とヒートアップステージ21との距離を
所定距離に保つスタンド41が備えられているものであ
る。上記スタンド41は、例えばヒートアップステージ
21が設置されている台座51に固定されている支柱4
2と、この支柱42にそって昇降自在な平盤保持具43
と、平盤保持具43を支柱42に固定する固定具44と
からなる。例えば、支柱42にラック(図示省略)が形
成され、平盤保持具43にピニオン(図示省略)が形成
されていて、ラックにピニオンをかみ合わせることによ
って平盤保持具43は支柱42にそって昇降自在な構成
となっている。しかも上記平盤保持具43は、平盤11
の下面(ヒートアップステージ21に対向する面11
S)をヒートアップステージ21の上面21Sに対して
平行状態を保つようになっている。また、例えば平盤保
持具43の一部分は上記支柱42を挟むように形成され
ており、その部分に上記固定具44が設けられている。
その固定具44は、例えば平盤保持具43の上記支柱4
2を挟む部分によって支柱42を締めつけるようなネジ
により構成されている。したがって、平盤保持具43の
上記支柱42を挟む部分には固定具44が螺合する雌ネ
ジ部(図示省略)が形成されている。
【0023】なお、上記平盤保持具43は上記支柱42
にそって昇降自在な構成であればどのような構成であっ
てもよく、例えば、その昇降手段としてボールネジを利
用したもの、リニアモータを利用したもの、支柱42に
レールを設け、そのレールにそって摺動可能な摺動部を
平盤保持具43に設けたもの等であってもよい。また上
記固定具44は上記平盤保持具43を支柱42に固定す
るものであればどのような形態のものであってもよい。
【0024】上記冷却装置3の動作を以下に説明する。
平盤11とヒートアップステージ21との間隔を調節す
るには、平盤11を保持する平盤保持具43を支柱42
にそって昇降させ、平盤11とヒートアップステージ2
1との間隔が所望の間隔になったところで固定具44に
よって平盤保持具43を支柱42に固定する。その状態
で、真空ポンプ(図示省略)によって平盤11とヒート
アップステージ21との間の空間内の気体を吸引して、
ヒートアップステージ21を冷却する。
【0025】上記冷却装置3では、平盤11を保持する
とともに平盤11とヒートアップステージ21との間隔
を調節するスタンド41を設けたことにより、平盤11
をヒートアップステージ21上に非接触で所定間隔を保
つ状態に設置することが可能になる。
【0026】次に本発明の冷却方法に係わる一実施形態
を、図5によって説明する。図5では、前記図1によっ
て説明した構成部品と同様のものには同一符号を付す。
【0027】図5に示すように、ウエハを加熱するため
のヒートアップステージ21の上方に面11Sを形成す
ることによってこのヒートアップステージ21と面11
Sとの間に空間15を形成する。したがって、この空間
15の側方は開放された状態となる。そして上記空間1
5の上方よりこの空間15内の気体を吸引することによ
り、この空間15の側方より空間内部に気体を流入させ
て、ヒートアップステージ21上に気流(矢印で示す)
を発生させることにより、ヒートアップステージ21を
冷却する。
【0028】具体的には、ヒートアップステージ21の
上方に平盤11を設置して、その平盤11の下面により
ヒートアップステージ21の上方に面11Sを形成す
る。それによって、ヒートアップステージ21と平盤1
1との間に側方が開放された空間15を形成する。そし
て平盤11のヒートアップステージ21側に開口部12
hを設けた状態でこの平盤11に配管12を接続して、
空間15の内部の気体を配管12を通して吸引すること
により、空間15の側方よりこの空間15の内部に気体
を流入させて、ヒートアップステージ21上に気流(矢
印で示す)を発生させる。その気流によってヒートアッ
プステージ21を冷却する。
【0029】そして、上記ヒートアップステージ21の
冷却速度は、気体の吸引量を調節することにより制御す
ることが可能である。具体的には、上記配管12に流量
調整弁として例えば絞り弁(図示省略)を設けることに
より、その絞り弁によって気体の吸引量を調節してヒー
トアップステージ21の冷却速度を制御する。
【0030】または、空間15の容量を調節することに
より、空間15の側方より空間15の内部に流入する気
体の流速を制御する。それによって、ヒートアップステ
ージ21の冷却速度を制御することも可能である。具体
的には、平盤11とヒートアップステージ21との間隔
dを制御することにより空間15の容量の調節を行う。
上記間隔dを狭めれば気体の流速が高まり冷却速度が向
上する。逆に上記間隔dを拡げれば気体の流速が遅くな
り冷却速度が低下する。
【0031】上記ヒートアップステージの冷却方法で
は、ヒートアップステージ21の上方に面11Sを形成
することによって側方が開放された空間15を形成し、
この空間15の上方より空間15内の気体を吸引するこ
とにより、空間15の側方より空間15の内部に気体を
流入させて、ヒートアップステージ21上に気流を発生
させる。そのため、その気流がヒートアップステージ2
1に接触することにより、ヒートアップステージ21の
熱が気流に奪われ、その結果、ヒートアップステージ2
1が冷却される。また空間15内の気体の吸引量を多く
する、平盤11とヒートアップステージ21との間隔を
狭める等により冷却速度を高めて、高い冷却効果を得る
ことが可能である。
【0032】そして、上記のような簡単な構成でヒート
アップステージ21の冷却が可能となるため、設備費用
がかからない。しかも非接触でかつ真空排気を利用でき
ることにより、ヒートアップステージ21への影響、例
えばダストの巻き上げ等が少ない。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のヒートア
ップステージの冷却装置および冷却方法によれば、冷却
時間の短縮が図れ、冷却にともなう時間損失を削減でき
るのでスループットの向上が図れる。真空排気によって
冷却することが可能であるので、ヒートアップステージ
に直接気体を吹きつける方法と比較して、ダストの巻き
上げが少ない。そのため、ダストによる汚染を防止する
とが可能になる。また、非接触でのヒートアップステー
ジを冷却することが可能であるため、ヒートアップステ
ージ上の汚染を低減することができる。その結果、歩留
りの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置の第1実施形態に係わる概略
構成図である。
【図2】ヒートアップステージの温度と冷却時間との関
係図である。
【図3】冷却装置の第2実施形態に係わる概略構成図で
ある。
【図4】冷却装置の第3実施形態に係わる概略構成図で
ある。
【図5】本発明の冷却方法の実施形態に係わる説明図で
ある。
【符号の説明】
1 冷却装置 11 平盤 12 配管 12h
開口部 13 真空ポンプ 21 ヒートアップステージ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを加熱するためのヒートアップス
    テージ上に間隔を置いて設けられている平盤と、 前記平盤に一端側が接続されているもので該平盤のヒー
    トアップステージ側に開口部を設けた配管と、 前記配管の他端側に接続されている真空ポンプとを備え
    たことを特徴とするヒートアップステージの冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記平盤面に対して昇降自在かつ停止可能な支持部材が
    該平盤の前記ヒートアップステージ側に設けられている
    ことを特徴とするヒートアップステージの冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記支持部材は雄ネジからなり、 前記雄ネジが螺合される雌ネジ部が前記平盤に形成され
    ていることを特徴とするヒートアップステージの冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記ヒートアップステージ上で前記平盤を昇降自在とす
    るとともに、前記平盤と前記ヒートアップステージとの
    距離を所定距離に保つスタンドが備えられていることを
    特徴とするヒートアップステージの冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記配管に流量調整弁が設けられていることを特徴とす
    るヒートアップステージの冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記配管に流量調整弁が設けられていることを特徴とす
    るヒートアップステージの冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記配管に流量調整弁が設けられていることを特徴とす
    るヒートアップステージの冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のヒートアップステージの
    冷却装置において、 前記配管に流量調整弁が設けられていることを特徴とす
    るヒートアップステージの冷却装置。
  9. 【請求項9】 ウエハを加熱するためのヒートアップス
    テージの上方に面を形成することによって側方が開放さ
    れた空間を形成し、 前記空間の上方より該空間内の気体を吸引することによ
    り、該空間の側方より該空間内部に気体を流入させて、
    前記ヒートアップステージ上に気流を発生させることを
    特徴とするヒートアップステージの冷却方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のヒートアップステージ
    の冷却方法において、 前記気体の吸引量を調節することにより前記ヒートアッ
    プステージの冷却速度を制御することを特徴とするヒー
    トアップステージの冷却方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のヒートアップステージ
    の冷却方法において、 前記ヒートアップステージの上方に平盤を設置して該ヒ
    ートアップステージの上方に面を形成することによっ
    て、該ヒートアップステージと該平盤との間に側方が開
    放された空間を形成し、 前記平盤のヒートアップステージ側に開口部を設けた状
    態で該平盤に配管を接続して、前記空間内の気体を前記
    配管を通して吸引することにより、該空間の側方より該
    空間内部に気体を流入させて、前記ヒートアップステー
    ジ上に気流を発生させることを特徴とするヒートアップ
    ステージの冷却方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のヒートアップステー
    ジの冷却方法において、 前記気体の吸引量を調節することにより前記ヒートアッ
    プステージの冷却速度を制御することを特徴とするヒー
    トアップステージの冷却方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のヒートアップステー
    ジの冷却方法において、 前記配管に設けた流量調整弁により前記気体の吸引量を
    調節して前記ヒートアップステージの冷却速度を制御す
    ることを特徴とするヒートアップステージの冷却方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載のヒートアップステージ
    の冷却方法において、 前記空間の容量を調節することにより前記ヒートアップ
    ステージの冷却速度を制御することを特徴とするヒート
    アップステージの冷却方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のヒートアップステー
    ジの冷却方法において、 前記空間は前記ヒートアップステージと該ヒートアップ
    ステージの上方に設けた平盤との間に形成され、 前記空間の容量の調節は前記ヒートアップステージと前
    記平盤との距離を調節することにより行うことを特徴と
    するヒートアップステージの冷却方法。
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JP5898797A Pending JPH10256353A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 ヒートアップステージの冷却装置およびその冷却方法

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JP (1) JPH10256353A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532863A (ja) * 2004-04-13 2007-11-15 株式会社アドバンテスト 被試験装置の近接制御温度管理機能を有すマイクロサーマルチャンバ

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