JPH10255405A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

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JPH10255405A
JPH10255405A JP5171397A JP5171397A JPH10255405A JP H10255405 A JPH10255405 A JP H10255405A JP 5171397 A JP5171397 A JP 5171397A JP 5171397 A JP5171397 A JP 5171397A JP H10255405 A JPH10255405 A JP H10255405A
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JP5171397A
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English (en)
Inventor
Hideya Sato
英也 佐藤
Tsukasa Enomoto
司 榎本
Seiichi Fukuzono
誠一 福薗
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Sony Manufacturing Systems Corp
Original Assignee
Sony Precision Technology Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリーマのような、コンピュータシステム
におけるデータバックアップ用デバイスとしてコンピュ
ータから記録データのアクセスが可能なデータ記録装置
において、1つのエリアから目次情報が読み出せなくな
った場合にも、それよりも前のエリアから目次情報を読
み出すことによりコンピュータによる高速サーチを可能
にしたものを提供する。 【解決手段】 各ファイル1〜nにデータが記録される
毎に(即ち一回分のデータの記録が終了する毎に)、当
該ファイル及びそれよりも前の各ファイルに関する(即
ち今回の記録データ及び前回までの各記録データに関す
る)目次情報TOC1〜nが、当該ファイルに続くエリ
アに記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムにおけるデータバックアップ用デバイスとしてコン
ピュータからデータのアクセスが可能なデータ記録装置
に関し、特に、記録媒体の僅かな箇所に損傷が生じたこ
とを原因として記録データの高速サーチができなくなる
事態を防止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】大量のデータを高速且つ多チャンネルで
記録する必要のある様々な適用分野(例えば、橋梁の振
動データや自動車の騒音データのような計測データをリ
アルタイムに記録する分野等)において使用されるコン
ピュータシステムのデータバックアップ用デバイスとし
て、DAT(Digital Audio Taperecorder)技術を基礎
とし、AIT(Advanced Intelligent Tape )やDDS
(Digital Data Storage)テープのような長時間記録可
能な記録テープを用いる磁気テープ装置が普及するに至
っている。(AITはソニー(株)の商標,DDSはソ
ニー(株)の登録商標である。)
【0003】こうしたシステムにおけるコンピュータ
(パーソナル・コンピュータやワークステーション等)
と磁気テープ装置との典型的な接続形態を示すと図3の
通りである。コンピュータのCPU1が、統一された制
御ルール(プロトコル)を持つホスト・アダプタ(ある
いは入出力チャネル)2を経由して、複数の周辺機器コ
ントローラ3に接続されている。各周辺機器コントロー
ラ3は、それぞれ対応する種類の周辺機器(1または複
数台の磁気テープ装置4,磁気ディスク装置5,プリン
タ装置6等)に接続されている。
【0004】この接続形態においてホスト・アダプタ2
・周辺機器コントローラ3間を結合する標準I/Oイン
ターフェースの代用的なものに、SCSI(Small Comp
uterSystem Interface )がある。周知の通り、SCS
Iでは複数種類の周辺機器コントローラをSCSIバス
に接続可能であり、例えば、拡張仕様であるSCSI−
2では、次の10種類のデバイス・タイプを接続可能で
ある。
【0005】(1)ダイレクト・アクセス・デバイス
(磁気ディスク装置等) (2)シーケンシャル・アクセス・デバイス(磁気テー
プ装置等) (3)プリンタ・デバイス (4)プロセッサ・デバイス (5)ライト・ワンス・デバイス(追記型光ディスク装
置等) (6)CD−ROM・デバイス(各種CD−ROM装
置) (7)スキャナ・デバイス (8)光メモリ・デバイス(各種消去/書き込み可能型
光ディスク装置等) (9)メディア・チャンジャ・デバイス(ライブラリ型
装置等) (10)コミュニケーション・デバイス
【0006】尚、こうしたシステムにおける磁気テープ
装置は、記録データをファイル等の記録単位毎ではなく
次々と流れる(stream)ように転送可能であることか
ら、一名として「ストリーマ」と呼ばれている。以下、
本明細書でも随時この呼称を用いることにする。
【0007】従来のこのストリーマにおける記録テープ
のフォーマットを例示すると、図4の通りである。磁気
テープTPの先端BOTの直後に、所定の目次情報(以
下、TOC(Table of Contents )とも呼ぶ)を記録す
るエリアが一箇所確保されている。
【0008】図5は、TOCの内容の一例を示す。テー
プの属性情報(128バイト)と、各ファイル(最大フ
ァイル数=1000)の個別情報(各々48バイト)
と、これらの情報の符号誤り検出のためのCRCC(Cy
clic Redundancy Check Code)(2バイト)が含まれて
いる。テープの属性情報,各ファイルの個別情報の具体
例を示すと、それぞれ図6,図7の通りである。
【0009】TOCのサイズは、記録ファイル数がゼロ
のとき最小(テープの属性情報とCRCCとの和の13
0バイト)となり、記録ファイル数の変化に応じて増減
し、記録ファイル数が1000のとき最大(48130
バイト)となる。
【0010】図4に戻り、TOCの記録エリアに続くテ
ープTPの終端EOTまでのエリアは、一回分の記録デ
ータ毎の記録エリア(ファイル)と、記録データの終端
を示す情報EOD(End of Data )の記録を行うエリア
である。
【0011】コンピュータに記録データを転送する際に
は、コンピュータは、最初にこのTOCを読み出し、そ
のうちのファイルの個別情報中の「記録開始位置情報」
及び「記録終了位置情報」(図7)に基づいて転送対象
の記録データの高速サーチを行う。
【0012】これにより、磁気テープ装置側のFF(Fa
st Forward)キーやREW(Rewind)キーを操作するこ
となく、転送対象の記録データをテープの早送りや巻戻
しに相当する高速度で捜し出してコンピュータに転送す
ることが可能となるので、コンピュータから磁気テープ
装置へのデータの高速アクセスが実現される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
トリーマでは、目次情報を一箇所(図4のようにテープ
の先端BOTの直後の箇所とは限らず、それ以外の箇所
のこともある)にのみ記録するようにしている。このこ
とは、上述のように記録データをファイル等の記録単位
毎ではなく次々とコンピュータに転送するためには、合
理的であるともいえる。
【0014】しかし、テープのうち目次情報の記録エリ
アが損傷したこと等を原因としてコンピュータが目次情
報を読み出せない事態が生じた場合には、たとえデータ
の記録エリアには損傷がなくても、高速サーチが不可能
になってしまう。
【0015】このように、従来のストリーマには、記録
テープの僅かな箇所に損傷が生じたことを原因として高
速サーチができなくなることがあり、その場合に目的の
データを読み出すためには、テープの最初から目的のデ
ータが見つかるまで、順にデータを読み出すしか方法が
なくなるという不都合があった。
【0016】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ストリーマのような、コンピュータシステムにおけ
るデータバックアップ用デバイスとしてコンピュータか
ら記録データのアクセスが可能なデータ記録装置であっ
て、1つのエリアから目次情報が読み出せなくなった場
合にも、それよりも前のエリアから目次情報を読み出す
ことによりコンピュータによる高速サーチを可能にした
ものを提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ記録
装置は、コンピュータシステムにおけるデータバックア
ップ用デバイスとしてコンピュータから記録データのア
クセスが可能なデータ記録装置において、一回分のデー
タの記録が終了する毎に、今回の記録データ及び前回ま
での各記録データに関する目次情報を、今回のデータの
記録エリアに続くエリアに記録するようにしたことを特
徴としている。
【0018】このデータ記録装置によれば、一回分のデ
ータの記録が終了する毎に(即ち、一度データの記録動
作が開始された後にその記録動作が停止される毎に)、
今回の記録データと、それより前の各記録動作時におけ
る記録データとの全てに関する目次情報が、今回のデー
タの記録エリアに続くエリアに記録される。
【0019】このように、各記録動作時の記録データに
それぞれ対応して、当該記録データ以前の全記録データ
に関する目次情報を記録したエリアが存在するようにな
る。従って、最後の記録動作時の記録データに対応する
目次情報の記録エリアが損傷したこと等を原因として当
該エリアから目次情報を読み出せなくなった場合にも、
コンピュータは、それよりも前の記録動作時の記録デー
タに対応するエリアから目次情報を読み出すことによ
り、当該記録データ以前の記録データについては、全て
高速サーチを行って読み出すことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を詳細に説明する。尚、ここでは本発明をスト
リーマに適用することにするが、ストリーマのハード回
路構成自体は、既存の周知のものと全く同様であってよ
いので説明を省略する。
【0021】図1は、本発明を適用したストリーマにお
ける記録テープのフォーマットの一例を示す。磁気テー
プTPの先端BOTの直後に、一度データの記録動作が
開始された後にその記録動作が停止されるまでの一回分
の記録データのデータエリアがある。この1つ1つのデ
ータエリアのことを、ファイルと呼ぶことにする。
【0022】ファイルには、連続する一定サイズのデー
タ(一例として、68Kバイトのデータブロックを単位
として8個のデータブロックで構成される544Kバイ
トのデータとするが、それ以外のサイズのデータであっ
てもよい)を読み出すための付帯情報(以下、ヘッダと
も呼ぶことにする)を記録するエリアと、当該ヘッダに
対応する上記サイズのデータを記録するエリアとが、交
互に確保されている。この1つのヘッダと1つのデータ
とを合わせたものを、レコードと呼ぶことにする。
【0023】尚、データの記録時には、一度の記録デー
タ量が上記データサイズの整数倍にならなかった場合に
も、最後のデータ中にデータの記録されない空白部分を
残したまま当該データにヘッダを付与することにより、
ファイルサイズがヘッダサイズと上記データサイズとの
和の整数倍になるようにしている。
【0024】図2は、各ヘッダの内容の一例を示す。フ
ァイル毎の主要情報(18バイト)と、テープ位置情報
(14バイト)と、記録設定(272バイト)と、周辺
機器情報(2バイト)と、メモ(96バイト)と、予約
(108バイト)と、CRCC(2バイト)が含まれて
いる。
【0025】ファイル毎の主要情報のうち、「機種コー
ド」(1バイト)は、当該ストリーマの機種を示す。
「拡張ユニット他」(1バイト)は、記録チャンネル数
を増大させるのための拡張ユニット等の増設状況を示
す。「チャンネル数」(1バイト)は、当該ストリーマ
での現在の記録チャンネル数(例えば、チャンネル拡張
ユニットの非接続時,接続時でそれぞれ16チャンネ
ル,32チャンネル)を示す。「記録速度」(1バイ
ト)は、標準速かそれ以外の速度(例えば2倍速等)か
の区別を示す。「記録開始ID」(2バイト)はデータ
の記録開始時のID番号を示し、「ファイル内IDイン
クリメント数」(2バイト)は当該ファイル内でのID
番号の増加数を示す。「記録開始日時」(6バイト)と
しては、年月日及び時分秒が記録される。「記録時間
長」(4バイト)としては、時間,分,秒が記録され
る。
【0026】テープ位置情報のうち、「レコードカウン
ト」(4バイト)は、当該ファイル中で何番目のレコー
ドであるかを示す。「有効記録ブロックカウント」(1
バイト)は、前述のようにレコード中にデータの記録さ
れない空白部分が残され得ることに対応したものであ
り、レコードの8個のデータブロック中の何個のデータ
ブロックにデータが記録されているかを示す。
【0027】記録設定のうち、「記録データの種類」
(1バイト)は、アナログデータかディジタルデータか
を示す。「同期記録の有無」(1バイト)は、別のスト
リーマとの間で同期をとってデータを記録したか否かを
示す。「AUX1検出」(1バイト)及び「AUX2検
出」(1バイト)は、AUX領域へのデータの記録の有
無等を示す。「入力レンジ」(64バイト)は各記録チ
ャンネルでのレンジ値を示し、「入力オフセット」(1
28バイト)は各記録チャンネルでのオフセット値を示
す。
【0028】周辺機器情報の「オプションカード1」
(1バイト)及び「オプションカード2」(1バイト)
は、それぞれ記録時のオプションカードの種類と接続の
有無とを示す。CRCCの情報多項式は、一例としてX
16+X12+X5+1である。
【0029】尚、これらの各情報のバイト数は、それぞ
れ上記のバイト数に限らず適宜であってよい。また、図
2はあくまでヘッダの内容の一例を示したに過ぎず、こ
れら以外の情報を追加したり、あるいは図2の情報のう
ちの一部を除外したりしてもよい。但し、コンピュータ
が記録データを読み出すためには、ファイル毎の主要情
報のうちの「機種コード」,「チャンネル数」及び「記
録速度」の3つの情報は最低限必要である。従って、ヘ
ッダには少なくともこれら3つの情報は必ず含まれなけ
ればならない。
【0030】図1に戻り、各ファイルの直後には、TO
Cの記録エリアが確保されている。この記録エリアに
は、一回分のデータの記録が終了する毎に(即ち1つの
ファイルにデータが記録される毎に)、今回の記録デー
タ及び前回までの各記録データに関する(即ち当該ファ
イル及びそれよりも前の各ファイルに関する)TOCが
記録される。
【0031】つまり、ファイル1にデータが記録される
と、その直後のエリアに、ファイル1のみに関する目次
情報であるTOC1が記録され、次のファイル2にデー
タが記録されると、その直後のエリアに、ファイル1及
びファイル2の2個のファイルに関する目次情報である
TOC2が記録され、…次のファイル(n−1)にデー
タが記録されると、その直後のエリアに、ファイル1〜
ファイル(n−1)の(n−1)個のファイルに関する
目次情報であるTOC(n−1)が記録され、最後のフ
ァイルnにデータが記録されると、その直後のエリア
に、ファイル1〜ファイルnのn個のファイル(即ち全
てのファイル)に関する目次情報であるTOCnが記録
される。
【0032】各TOC1〜TOCnの内容は、一例とし
て、図5乃至図7に示した通りである。従って、各TO
C1〜TOCnのうちのファイルの個別情報中の「記録
開始位置情報」及び「記録終了位置情報」(図7)とし
ては、当該TOC1〜TOCnに対応するファイルの
「記録開始位置情報」及び「記録終了位置情報」がそれ
ぞれ記録される。
【0033】即ち、TOC1は、ファイル1のみの「記
録開始位置情報」及び「記録終了位置情報」(図7)を
含み、TOC2は、ファイル1及びファイル2の2個の
ファイルの「記録開始位置情報」及び「記録終了位置情
報」を含み、…TOC(n−1)は、ファイル1〜ファ
イル(n−1)の(n−1)個のファイルの「記録開始
位置情報」及び「記録終了位置情報」を含み、TOCn
は、全てのファイル1〜nの「記録開始位置情報」及び
「記録終了位置情報」を含むものとなる。
【0034】これにより、コンピュータは、最後のTO
Cnを読み出すことにより全てのファイル1〜nの記録
データの高速サーチを行うことができるのみならず、T
OC(n−1)以前のいずれかのTOCを読み出した場
合にも、当該TOCよりも前方の各ファイルの記録デー
タ(即ち当該TOCに対応する記録データ以前の各記録
データ)については全て高速サーチを行うことが可能で
ある。
【0035】尚、図7のファイルの個別情報中の情報の
うち、図2のヘッダ中の情報と同じ名称のものは、ヘッ
ダにおけると同じ内容を持っている。
【0036】図1に戻り、最後のTOCnの記録エリア
の直後には、記録データの終端を示すマークであるEO
D(End of Data )の記録エリアが確保されている。こ
のエリアには、ファイルn及びTOCnの記録エリアへ
の記録の完了後にEODが記録される。コンピュータ
は、このEODに基づき、EODの直前のエリアから読
み出されるTOCが、TOCn(全てのファイル1〜n
の「記録開始位置情報」及び「記録終了位置情報」を含
むもの)であることを判別可能になっている。
【0037】このストリーマにおけるデータの記録時に
は、以上のようなフォーマットに従い、TOC及び各デ
ータ毎のヘッダが併せて記録される。そして、ストリー
マからコンピュータへの記録データの転送時には、通常
は、コンピュータは、最初にEODの直前のエリアから
TOCnを読み出し、それに基づいてファイル1〜nの
うちの目標とするファイルの記録データを高速サーチし
て読み出していく。
【0038】他方、万が一テープのうちTOCnの記録
エリアが損傷したこと等を原因としてTOCnを読み出
せない事態が生じた場合には、コンピュータは、TOC
nよりも1つ前のTOC(n−1)を読み出す。これに
より、ファイルn以外のファイル1〜(n−1)の記録
データについては、TOCnを読み出した場合と同様に
高速サーチして読み出すことができる。
【0039】また、TOCn及びTOC(n−1)の双
方が読み出せない事態が生じたような場合にも、TOC
(n−1)よりも1つ前のTOC(n−2)を読み出す
ことにより、ファイル1〜(n−2)の記録データにつ
いては、やはり高速サーチして読み出すことができる。
【0040】このように、TOC1〜TOCnのうち1
または複数のTOCが読み出し不能になっても、読み出
し可能なTOCのうち最も後方のエリアから読み出した
TOCに基づき、当該TOCよりも前方のファイルの記
録データを高速サーチして読み出すことが可能となる。
【0041】また、例えばTOCnのみが読み出し不能
になった場合にテープにTOCnを再度記録し直すリカ
バリ処理を行うためには、TOCnよりも前方の全ての
ファイル1〜nの記録データを読み出す必要はなく、フ
ァイルnの記録データだけを読み出せば、当該データと
TOC(n−1)とに基づいてTOCnを記録し直すこ
とができる。従って、従来のようにTOCの記録エリア
が一箇所のみであった場合と比較して、リカバリ処理の
所要時間を短縮することもできるようになる。
【0042】尚、以上の実施例において、 TOC1〜
TOCn中の各情報のバイト数は、それぞれ図5乃至図
7に示した数に限らず適宜であってよい。また、図6及
び図7はそれぞれ各TOC1〜TOCnの内容の一例を
示したにすぎず、これら以外の情報を各TOC1〜TO
Cnの内容として追加したり、あるいは、ファイルの個
別情報中の「記録開始位置情報」及び「記録終了位置情
報」(図7)以外のいずれかの情報を一部を除外したも
のをTOC1〜TOCnの内容としたりしてもよい。
【0043】また、以上の実施例では、一回分の記録デ
ータ毎に(即ち1ファイル毎に)今回の記録データ及び
前回までの各記録データに関する目次情報を記録してい
る。しかし、別の例として、一定サイズの記録データ毎
にそれまでの全記録データに関する目次情報を記録した
り、一定の記録時間長の記録データ毎にそれまでの全記
録データに関する目次情報を記録したりしてもよい。
【0044】また、以上の実施例では、一回分の記録デ
ータの記録エリア(ファイル)の直後のエリアに、今回
の記録データ及び前回までの各記録データに関する目次
情報TOCを記録している。しかし、別の例として、フ
ァイルの直後よりももっと後方のエリアに、こうした目
次情報を記録するようにしてもよい。
【0045】また、以上の実施例では、本発明をストリ
ーマに適用している。しかし、前述のように、SCSI
のような標準I/Oインターフェースにより、シーケン
シャル・アクセス・デバイス,ダイレクト・アクセス・
デバイス(磁気ディスク装置等),ライト・ワンス・デ
バイス(追記型光ディスク装置等),CD−ROM・デ
バイス(各種CD−ROM装置),光メモリ・デバイス
(各種消去/書き込み可能型光ディスク装置等),メデ
ィア・チャンジャ・デバイス(ライブラリ型装置等)と
いった各種のデータ記録装置が、コンピュータシステム
におけるデータバックアップ用デバイスとして用いてコ
ンピュータからデータアクセス可能である。従って、ス
トリーマ以外のこれら各種のデータ記録装置に本発明を
適用するようにしてよい。
【0046】また、本発明は、以上の実施例に限らず、
本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成を
とりうることはもちろんである。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ストリ
ーマのような、コンピュータシステムにおけるデータバ
ックアップ用デバイスとしてコンピュータから記録デー
タのアクセスが可能なデータ記録装置において、最後の
記録動作時の記録データに対応する目次情報の記録エリ
アが損傷したこと等を原因として当該エリアから目次情
報を読み出せなくなった場合にも、コンピュータは、そ
れよりも前の記録動作時の記録データに対応するエリア
から目次情報を読み出すことにより、当該記録データ以
前の記録データについては、全て高速サーチを行って読
み出すことができるようになる。従って、大量の記録デ
ータを、記録媒体の僅かな箇所に損傷が生じたことを原
因としてコンピュータから全て高速サーチできなくなる
事態を防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるテープフォーマットの一例を示
す図である。
【図2】ヘッダの内容の一例を示す図である。
【図3】コンピュータとストリーマとの接続形態の一例
を示す図である。
【図4】従来のストリーマにおけるテープフォーマット
の一例を示す図である。
【図5】TOCの内容の一例を示す図である。
【図6】図5の詳細例を示す図である。
【図7】図5の詳細例を示す図である。
【符号の説明】
TP 磁気テープ、 1 CPU、 2 ホスト・アダ
プタ、 3 周辺機器コントローラ、 4 磁気テープ
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 司 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 ソ ニー・プレシジョン・テクノロジー株式会 社内 (72)発明者 福薗 誠一 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 ソ ニー・プレシジョン・テクノロジー株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにおけるデータバ
    ックアップ用デバイスとしてコンピュータから記録デー
    タのアクセスが可能なデータ記録装置において、 一回分のデータの記録が終了する毎に、今回の記録デー
    タ及び前回までの各記録データに関する目次情報を、今
    回のデータの記録エリアに続くエリアに記録するように
    したことを特徴とするデータ記録装置。
JP5171397A 1997-02-27 1997-03-06 データ記録装置 Pending JPH10255405A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5171397A JPH10255405A (ja) 1997-03-06 1997-03-06 データ記録装置
EP98301407A EP0862180A3 (en) 1997-02-27 1998-02-26 Recording and reproducing system
US09/031,069 US6182191B1 (en) 1997-02-27 1998-02-26 Recording and reproducing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5171397A JPH10255405A (ja) 1997-03-06 1997-03-06 データ記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10255405A true JPH10255405A (ja) 1998-09-25

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ID=12894545

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5171397A Pending JPH10255405A (ja) 1997-02-27 1997-03-06 データ記録装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH10255405A (ja)

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