JPH10255241A - 磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法 - Google Patents

磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法

Info

Publication number
JPH10255241A
JPH10255241A JP6161397A JP6161397A JPH10255241A JP H10255241 A JPH10255241 A JP H10255241A JP 6161397 A JP6161397 A JP 6161397A JP 6161397 A JP6161397 A JP 6161397A JP H10255241 A JPH10255241 A JP H10255241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
magnetic recording
wear
pressing body
sphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6161397A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kanekawa
一朗 金川
Toshio Kano
俊夫 叶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6161397A priority Critical patent/JPH10255241A/ja
Publication of JPH10255241A publication Critical patent/JPH10255241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録装置のヘッド摩耗に影響を与える磁
気テープの研磨力を測定する磁気記録媒体の研磨力測定
装置および研磨力測定方法において、測定時間の短縮化
および測定装置構成の簡単化を図る。 【解決手段】 既存のVTR等により走行される磁気テ
ープ11の一方面に、球体ホルダー13の凹部に固定さ
れ且つ図示矢印方向に荷重される球体12を当接する。
磁気テープ11の他方面で且つ前記球体12の対向位置
にフラット台14を設ける。球体の端部は、走行する磁
気テープ11に圧接された状態で摺動し、球体12の磁
気テープ11との摺動部分が摩耗する。この球体12の
摩耗量Wは磁気ヘッドの摩耗量測定値と対応関係にあ
り、前記摩耗面を例えば光学顕微鏡で観察し、摩耗量W
を演算することにより、磁気テープの研磨力を求めるこ
とができる。前記摺動による摩耗速度は十分速く、測定
時間は短くて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダー(以下、VTRと称する)のヘッド摩耗に影響を
与える磁気テープの研磨力を測定する磁気記録媒体の研
磨力測定装置および研磨力測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置、例えばVTR等に搭載さ
れた磁気ヘッドは、磁気テープが摺動する磁気テープ摺
動面が使用時間とともに摩耗し、磁気テープの当たり特
性や画像効率等が大きく変化していく。また、磁気テー
プ駆動系の設計評価等に際しても、磁気テープ摺動面の
摩耗量すなわち磁気テープの研磨力の測定データは極め
て重要である。
【0003】この磁気ヘッドの磁気テープ摺動面の摩耗
量の測定すなわち磁気テープの研磨力の測定は、従来、
磁気ヘッドを搭載した回転ドラムからの磁気ヘッドの突
き出し量を測定することによって行われていた。すなわ
ちVTRにおいては、磁気テープと磁気ヘッドの相対速
度を大ならしめることによって高周波数帯域の記録を可
能となすため、図5に示すように複数個の磁気ヘッド1
A〜1Cが、回転駆動される回転ドラム2上に搭載され
ている。これら磁気ヘッド1A〜1Cは図6に示すよう
にその磁気テープ摺動面1aが回転ドラム2の周面より
突出されて搭載されており、従来ではこの突き出し量L
の変化量を測定することによって、磁気ヘッド1の摩耗
量が測定されていた。この回転ドラム2に対する磁気ヘ
ッド1の突き出し量Lの測定に際しては、その都度、回
転ドラム2をVTR本体から取り外して行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の磁気ヘッ
ドの摩耗量測定方法すなわち磁気テープの研磨力の測定
方法によれば、1回の測定毎にVTR本体からその都度
回転ドラム2を取り外して磁気ヘッド1の突き出し量L
を測定して摩耗量を算出しなければならず、作業が極め
て面倒であるばかりか、測定時間が非常にかかるといっ
た問題点があった。
【0005】また最低測定限界以上に摩耗した後でなけ
れば測定できないので、測定可能となるまでの摩耗時間
も数百時間以上と非常に長時間を要する評価であるとい
う問題点を有していた。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、回転ドラムに搭載された磁気ヘッドの磁気
テープ摺動面の摩耗量、すなわち磁気テープの研磨力
を、短時間で、且つ非常に簡単に測定することができる
磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するための本発明の磁気記録媒体
の研磨力測定装置は、磁気記録媒体の一方面側に設けら
れ、所定押圧力が印加される押圧体と、前記押圧体を所
定押圧力で前記磁気記録媒体の一方面に圧接した状態で
前記磁気記録媒体を所定時間走行させたときの押圧体の
摩耗量を求める摩耗量演算部とを備え、前記摩耗量演算
部の演算結果に基づいて前記磁気記録媒体の研磨力を求
めるものである。
【0008】また前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記
押圧体の対向位置に平板を配設したものである。
【0009】また前記押圧体を球体で構成するととも
に、前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記球体の対向位
置に平板を配設したものである。
【0010】また前記摩耗量演算部は、球体の半径rと
摩耗面の半径rWに基づいて、(π/3)×{2r3
(2r2+rW 2)×√(r2−rW 2)}なる演算式を演算
して前記球体の摩耗量を求めるものである。
【0011】(2)上記課題を解決するための本発明の
磁気記録媒体の研磨力測定方法は、押圧体を所定の押圧
力で被測定磁気記録媒体の一方面に圧接し、その状態で
前記被測定磁気記録媒体を所定時間走行させたときの前
記押圧体の摩耗量を演算し、該算出された摩耗量に基づ
いて前記被測定磁気記録媒体の研磨力を求めるものであ
る。
【0012】また押圧体を所定の押圧力でデータ採取用
の磁気記録媒体の一方面に圧接し、その状態で前記磁気
記録媒体を所定時間走行させたときの前記押圧体の摩耗
量を演算し、該算出された摩耗量に対応する磁気ヘッド
摩耗量を磁気記録媒体の研磨力データとして予め求めて
おき、被測定磁気記録媒体の研磨力測定時は、該磁気記
録媒体に対して前記摩耗量演算を実施し、該演算結果に
対応する前記研磨力データの磁気ヘッド摩耗量に基づい
て前記被測定磁気記録媒体の研磨力を求めるものであ
る。
【0013】また前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記
押圧体の対向位置に平板を配設したものである。
【0014】また前記押圧体を球体で構成するととも
に、前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記球体の対向位
置に平板を配設したものである。
【0015】また前記摩耗量演算は、球体の半径rと摩
耗面の半径rWに基づいて、(π/3)×{2r3−(2
2+rW 2)×√(r2−rW 2)}なる演算式を演算する
ものである。
【0016】(3)本発明の研磨力測定装置および研磨
力測定方法において、押圧体を、所定押圧力で磁気記録
媒体の一方面に圧接し、磁気記録媒体を所定時間走行さ
せると、押圧体の磁気記録媒体との摺動面が摩耗する。
この摩耗量は磁気ヘッドの摩耗量測定値と対応関係にあ
るので、摩耗量演算部により前記押圧体の摩耗量を演算
することにより、磁気記録媒体の研磨力を求めることが
できる。このため従来のように測定時毎に回転ドラムを
取り外して磁気ヘッドの突き出し量を測定する等の面倒
な作業が不要となる。
【0017】また押圧体は所定押圧力で磁気記録媒体に
圧接されているため、押圧体の摺動面の摩耗スピードは
前述した従来の磁気ヘッド摩耗量測定方法に比較して著
しく速い。このため押圧体の摩耗測定可能な摩耗時間は
前記従来の場合より極めて短くなり、測定時間を大幅に
短縮することができる。
【0018】また押圧体を球体で構成した場合、押圧体
の押圧力印加方向が磁気記録媒体の摺動面に対して垂直
にならなくても、押圧体が磁気記録媒体に片当たりする
ことはない。このため押圧体の押圧力印加方向について
の精度はあまり要求されず、装置の設計を簡素化するこ
とができる。
【0019】さらに磁気記録媒体の他方面で且つ前記球
体の対向位置に平板を配設した場合は、磁気記録媒体は
平板面に沿って走行するため見掛け上剛体とみなすこと
ができ、球体の摩耗面は常に平面となる。このため球体
の半径rと摩耗面の半径rを測定するだけ(すなわち
摩耗面を観察するだけ)で、(π/3)×{2r
(2r2+rW 2)×√(r2−rW 2)}なる演算式から球
体の摩耗量を容易に求めることができる。
【0020】もし仮に押圧体を球体で構成し、且つ平板
を設けない場合は、球体の押圧力により磁気記録媒体が
摺動面においてテントを張ったようにたわむ。このため
球体の摩耗面は曲面となり平面とはならない。これによ
り測定時の磁気記録媒体の走行時間によって球体の摩耗
面の曲率が変化し、球体の摩耗量を定量的に演算するこ
とは不可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1において走行する磁気テ
ープ11の一方面には押圧体として用いる球体12が当
接されている。この球体12の半球部分は球体ホルダー
13の一端に設けられた凹部に嵌入され固定されてい
る。磁気テープ11の他方面で且つ前記球体12の対向
位置には平板としてのフラット台14が設けられてい
る。
【0022】前記球体ホルダー13に固定された球体1
2には図示矢印方向に、例えば錘(図示省略)によるデ
ッドウェイトによって所定の荷重が印加される。これに
よって球体の端部が、走行する磁気テープ11に圧接さ
れた状態で摺動し、球体12の磁気テープ11との摺動
部分が図1(c),(d)のように摩耗する。この球体
12の摩耗量W(摩耗部分の体積)は、球体12の半径
rと摩耗面の半径rWから、 W=(π/3)×{2r3−(2r2+rW 2)×√(r2−rW 2)}…(1) なる演算式を摩耗量演算部(図示省略)で演算すること
により求められる。
【0023】摩耗量演算部は前記球体12の摩耗量を、
例えば光学顕微鏡で観察し、該摩耗面の画像信号に基づ
いて前記(1)式を演算して摩耗量Wを求めるように構
成されている。
【0024】球体12には所定圧力が荷重されているの
で、前記摺動による摩耗速度は、従来のように磁気ヘッ
ドを磁気テープに当接させた場合よりも十分に速い。こ
のため測定可能となるまでの摩耗時間が短くて済み、測
定時間は著しく短縮される。
【0025】上記のように本発明の測定装置は簡単な要
素で構成されるので、磁気テープ11を走行させる装置
としては通常のVTR等で十分であり、走行ガイドに通
された磁気テープ11を挟むようにフラット台14と球
体12等から成る図1の装置をセットすることにより、
容易に磁気テープの研磨力を測定することができる。
【0026】ここで図1の装置を用いて磁気テープの研
磨力を評価する具体例を述べる。市販のVTRを利用し
て、図1に示す球体12、球体ホルダー13およびフラ
ット台14で構成された装置を、磁気テープ11がテー
プ走行装置にローディングされた状態で、テープ走行時
に球体12が相対的に摺動するように設置、固定する。
球体12の磁気テープ11への押し付け力は錘によるデ
ッドウェイトとした。尚球体12はφ5ミリの多結晶フ
ェライトの球を用いた。そして複数の、研磨力が異なる
8ミリVTR用テープ(蒸着テープ)(2時間長)を用
いて、各々10回、全長を走行、巻き戻しを行った。そ
の後前記摺動により形成された球体12の摩耗面を光学
顕微鏡を用いて測定し、摩耗量を前記(1)式によって
演算した。
【0027】その演算された摩耗量の結果と、従来の研
磨力の測定方法、即ち図5、図6で述べたように磁気ヘ
ッドを搭載した回転ドラムからの磁気ヘッドの突き出し
量を測定する方法で求めたヘッド摩耗量(研磨力)の関
係は図2のとおりである。図2において丸印は各テープ
の実測値を示し、従来方法を適用して求めたヘッド摩耗
量は100時間摩耗したときの磁気ヘッドの突き出し量
Lμmを示している。
【0028】図2の、実測値を示す丸印を結ぶと近似的
に直線が得られ、該直線からわかるように、本発明を適
用した測定値と、従来の研磨力測定方法、すなわち磁気
ヘッドを搭載した回転ドラムからの磁気ヘッドの突き出
し量を測定する方法で求めたヘッド摩耗量(研磨力)の
測定値には、相対的な対応が見られる。したがって事前
に図2のような対応データを測定しておけば、以後本発
明の測定装置を用いることにより、短時間で、しかも簡
便に磁気テープの研磨力評価、すなわちヘッド摩耗量測
定の代用評価を行うことが可能となる。
【0029】尚、押圧体として球体12を用いるのは、
図3(a)に示すように押圧力印加方向が磁気テープ1
1の摺動面に対して垂直にならない場合であっても、球
体12が磁気テープ11に片当たりすることはないとい
うメリットが得られるためである。もし仮に押圧体とし
て、球体以外の例えば円柱22を用いた場合は、図3
(b)に示すように押圧力印加方向が磁気テープ11の
摺動面に対して垂直にならないと、円柱22が磁気テー
プ11に片当たりして正確な測定を行うことができなく
なる。このため測定装置の押圧力印加方向精度が高く要
求される。ただし、測定装置の押圧力印加方向精度を高
くとれる場合は、球体12に限らず円柱や立方体等の他
の押圧体を用いても良い。
【0030】また押圧体として球体12を用いたときに
フラット台14を用いる理由は次のとおりである。すな
わち、磁気テープ11をフラットな台14の上を走行さ
せることで、磁気テープ11は見掛け上、剛体とみなせ
るため、相対的に摺動した球体12の摩耗面は常に平面
となる。このため摩耗量の測定は、摩耗面の径を測定す
ることで可能となるため非常に容易である。もし仮にフ
ラット台14を用いずに、走行する磁気テープに、ヘッ
ドなどの物体を押し付けて摺動させた場合、図4(a)
のように磁気テープ11は剛性がないため、たわんでテ
ントを張ったような状態になる。このため特に、球体を
用いた場合、球体の摩耗面は平面にはならず、しかもそ
の摩耗面の形状は図4(b),(c)のように摩耗する
につれて変化し、摩耗面の曲率が変化して一定にはなら
ない。したがって摩耗面だけを観察して摩耗量を測定す
るのは非常に困難である。
【0031】ただし押圧体として球体12以外の円柱2
2や立方体等を用い、且つフラット台14を用いない場
合に、押圧体と磁気テープ11の摺動部分が図4(a)
のようにテントを張ったような状態になったとしても、
その摩耗面形状が常に一定となり得る状況であれば、摩
耗面だけを観察することで摩耗量を定量的に測定するこ
とができる。したがってこのように摩耗量を定量的に測
定できる場合はフラット台14の設置を省略することが
できる。
【0032】尚、押圧体として球体12を用いた場合の
摩耗量演算式は前記(1)式であったが、本発明の摩耗
量演算はこれに限らず、押圧体の形状に応じて、摩耗部
分の体積を求める演算式を演算するものである。
【0033】
【実施例】前記押圧体の材質としては、VTRヘッド構
成材のMn-Znフェライト、パーマロイ、センダス
ト、Ni-Znフェライト、Al23-TiC、CaO-
TiO2、MnO-NiO等を用いる。
【0034】また、押圧体への押圧力印加手段は錘によ
るデッドウェイトに限らず、任意の他の手段を用いても
良い。
【0035】
【発明の効果】
(1)以上のように請求項1〜16に記載の本発明によ
れば、既存の磁気記録装置を用い、短時間でかつ簡便に
磁気記録媒体の研磨力評価、すなわちヘッド摩耗量測定
の代用評価を行うことができ、測定作業の手間および時
間を大幅に合理化することができる。特に従来のように
測定時毎に回転ドラムを取り外して磁気ヘッドの突き出
し量を測定しなくても良いので、測定作業の著しい省力
化が図られる。
【0036】(2)また請求項3、13、14に記載の
本発明によれば、押圧体を球体で構成したので、押圧体
の押圧力印加方向が磁気記録媒体の摺動面に対して垂直
にならなくても、押圧体が磁気記録媒体に片当たりする
ことはない。このため押圧体の押圧力印加方向について
の精度はあまり要求されず、装置の設計を簡素化するこ
とができる。
【0037】また磁気記録媒体の他方面で且つ前記球体
の対向位置に平板を配設したので、球体の摩耗面を常に
平面にすることができる。このため磁気記録媒体の走行
時間に拘わらず球体の摩耗面の曲率を常に一定にするこ
とができ、これによって摩耗量を定量的に演算すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は研磨力測定
装置の要部平面図、(b)は研磨力測定装置の要部構成
図、(c)は球体の正面を表す拡大図、(d)は球体の
摩耗面を表す拡大図。
【図2】本発明を適用した摩耗量実測値と従来の測定方
法による磁気ヘッドの摩耗量実測値の関係をプロットし
た特性図。
【図3】本発明の球体を用いた場合のメリットを説明す
るための要部構成図。
【図4】本発明の平板を用いない場合のデメリットを説
明するための要部構成図。
【図5】一般のVTRに配設される回転ドラムの要部平
面図。
【図6】回転ドラムに搭載された磁気ヘッドの摩耗量を
測定するための従来の方法を説明するための要部拡大
図。
【符号の説明】
11…磁気テープ 12…球体 13…球体ホルダー 14…フラット台 22…円柱

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体の一方面側に設けられ、所
    定押圧力が印加される押圧体と、 前記押圧体を所定押圧力で前記磁気記録媒体の一方面に
    圧接した状態で前記磁気記録媒体を所定時間走行させた
    ときの押圧体の摩耗量を求める摩耗量演算部とを備え、 前記摩耗量演算部の演算結果に基づいて前記磁気記録媒
    体の研磨力を求めることを特徴とする磁気記録媒体の研
    磨力測定装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記押
    圧体の対向位置には平板が配設されていることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記録媒体の研磨力測定装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧体は球体から成り、前記磁気記
    録媒体の他方面で且つ前記球体の対向位置には平板が配
    設されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記
    録媒体の研磨力測定装置。
  4. 【請求項4】 前記摩耗量演算部は、球体の半径rと摩
    耗面の半径rWに基づいて、(π/3)×{2r3−(2
    2+rW 2)×√(r2−rW 2)}なる演算式を演算して
    前記球体の摩耗量を求めることを特徴とする請求項3に
    記載の磁気記録媒体の研磨力測定装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧体は、Mn-Znフェライト又
    はパーマロイ又はセンダスト又はNi-Znフェライト
    又はAl23-TiC又はCaO-TiO2又はMnO-N
    iOで構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録媒体の研磨力測定装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧体は、Mn-Znフェライト又
    はパーマロイ又はセンダスト又はNi-Znフェライト
    又はAl23-TiC又はCaO-TiO2又はMnO-N
    iOで構成されていることを特徴とする請求項2に記載
    の磁気記録媒体の研磨力測定装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧体は、Mn-Znフェライト又
    はパーマロイ又はセンダスト又はNi-Znフェライト
    又はAl23-TiC又はCaO-TiO2又はMnO-N
    iOで構成されていることを特徴とする請求項3に記載
    の磁気記録媒体の研磨力測定装置。
  8. 【請求項8】 前記押圧体は、Mn-Znフェライト又
    はパーマロイ又はセンダスト又はNi-Znフェライト
    又はAl23-TiC又はCaO-TiO2又はMnO-N
    iOで構成されていることを特徴とする請求項4に記載
    の磁気記録媒体の研磨力測定装置。
  9. 【請求項9】 押圧体を所定の押圧力で被測定磁気記録
    媒体の一方面に圧接し、その状態で前記被測定磁気記録
    媒体を所定時間走行させたときの前記押圧体の摩耗量を
    演算し、該算出された摩耗量に基づいて前記被測定磁気
    記録媒体の研磨力を求めることを特徴とする磁気記録媒
    体の研磨力測定方法。
  10. 【請求項10】 押圧体を所定の押圧力でデータ採取用
    の磁気記録媒体の一方面に圧接し、その状態で前記磁気
    記録媒体を所定時間走行させたときの前記押圧体の摩耗
    量を演算し、該算出された摩耗量に対応する磁気ヘッド
    摩耗量を磁気記録媒体の研磨力データとして予め求めて
    おき、 被測定磁気記録媒体の研磨力測定時は、該磁気記録媒体
    に対して前記摩耗量演算を実施し、該演算結果に対応す
    る前記研磨力データの磁気ヘッド摩耗量に基づいて前記
    被測定磁気記録媒体の研磨力を求めることを特徴とする
    磁気記録媒体の研磨力測定方法。
  11. 【請求項11】 前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記
    押圧体の対向位置には平板が配設されていることを特徴
    とする請求項9に記載の磁気記録媒体の研磨力測定方
    法。
  12. 【請求項12】 前記磁気記録媒体の他方面で且つ前記
    押圧体の対向位置には平板が配設されていることを特徴
    とする請求項10に記載の磁気記録媒体の研磨力測定方
    法。
  13. 【請求項13】 前記押圧体は球体から成り、前記磁気
    記録媒体の他方面で且つ前記球体の対向位置には平板が
    配設されていることを特徴とする請求項9に記載の磁気
    記録媒体の研磨力測定方法。
  14. 【請求項14】 前記押圧体は球体から成り、前記磁気
    記録媒体の他方面で且つ前記球体の対向位置には平板が
    配設されていることを特徴とする請求項10に記載の磁
    気記録媒体の研磨力測定方法。
  15. 【請求項15】 前記摩耗量演算は、球体の半径rと摩
    耗面の半径rWに基づいて、(π/3)×{2r3−(2
    2+rW 2)×√(r2−rW 2)}なる演算式を演算する
    ものであることを特徴とする請求項13に記載の磁気記
    録媒体の研磨力測定方法。
  16. 【請求項16】 前記摩耗量演算は、球体の半径rと摩
    耗面の半径rWに基づいて、(π/3)×{2r3−(2
    2+rW 2)×√(r2−rW 2)}なる演算式を演算する
    ものであることを特徴とする請求項14に記載の磁気記
    録媒体の研磨力測定方法。
JP6161397A 1997-03-17 1997-03-17 磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法 Pending JPH10255241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6161397A JPH10255241A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6161397A JPH10255241A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10255241A true JPH10255241A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13176202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6161397A Pending JPH10255241A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10255241A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103753395A (zh) * 2013-12-26 2014-04-30 西安交通大学 一种磨削力传感器及其测量方法
US9293152B2 (en) 2012-01-25 2016-03-22 International Business Machines Corporation Abrasion test methods and devices
US9638614B2 (en) 2013-12-12 2017-05-02 International Business Machines Corporation Measuring tape abrasivity and wear of a tape head-type structure

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9293152B2 (en) 2012-01-25 2016-03-22 International Business Machines Corporation Abrasion test methods and devices
US9659581B2 (en) 2012-01-25 2017-05-23 International Business Machines Corporation Module with coating for abrasion testing
US9940952B2 (en) 2012-01-25 2018-04-10 International Business Machines Corporation Abrasion test methods and devices
US10607635B2 (en) 2012-01-25 2020-03-31 International Business Machines Corporation Abrasion test methods and devices
US9638614B2 (en) 2013-12-12 2017-05-02 International Business Machines Corporation Measuring tape abrasivity and wear of a tape head-type structure
US10041869B2 (en) 2013-12-12 2018-08-07 International Business Machines Corporation Measuring tape abrasivity and wear of a tape head-type structure
CN103753395A (zh) * 2013-12-26 2014-04-30 西安交通大学 一种磨削力传感器及其测量方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8699169B2 (en) Fly height extraction system
CN103226958B (zh) 磨耗测试方法和设备
US20050284207A1 (en) Wear gauge and method of use
JPH10255241A (ja) 磁気記録媒体の研磨力測定装置および研磨力測定方法
US5543990A (en) Multitrack magnetic head assembly for scanning a magnetic tape with a plurality of magnetic head tips
JP2001091241A (ja) 球面体の表面形状評価方法及び評価装置
US10269386B2 (en) Magnetic tape abrasivity measurement
Bhushan et al. Tribology in ultra-high density tape drive systems: state of the art and future challenges
Patton et al. Friction, wear and magnetic performance of metal evaporated and particulate magnetic tapes
JP3261934B2 (ja) 磁気ヘッドの摩耗係数推定装置
JPH1090089A (ja) 磁気記録媒体の研磨力測定装置及び測定方法
US20130114161A1 (en) Data Storage System and a Method for Measuring a Change in a Spacing Between a Head and a Storage Medium of a Data Storage System
US6918815B2 (en) System and apparatus for predicting plate lapping properties to improve slider fabrication yield
US7027252B2 (en) Servo track writer calibration
EP0460702B1 (en) Magnetic head
JPS6230934A (ja) 磁気デイスクの評価方法及び装置
Reeves et al. The measurement of in-situ wear of video heads
JP2959824B2 (ja) 磁気ディスク媒体表面の耐摩耗性評価方法
US7304751B2 (en) Apparatus and method for automatically measuring characteristics of a hard disk drive carriage arm
US20050059322A1 (en) Method of predicting plate lapping properties to improve slider fabrication yield
JPH09115118A (ja) 耐摩耗試験装置と耐摩耗試験方法
Chou et al. Quantitative study of magnetic tape abrasivity using accelerated wear testing
JPS60111365A (ja) 記録再生用装置のテ−プガイド
JP3240238B2 (ja) 磁気テープ変形測定装置
JP3476569B2 (ja) 磁気テープの製造方法並びに薄膜複合材の特性評価方法及びその装置