JPH10254627A - 可搬メディアを用いた記憶装置システム - Google Patents

可搬メディアを用いた記憶装置システム

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JPH10254627A
JPH10254627A JP6050597A JP6050597A JPH10254627A JP H10254627 A JPH10254627 A JP H10254627A JP 6050597 A JP6050597 A JP 6050597A JP 6050597 A JP6050597 A JP 6050597A JP H10254627 A JPH10254627 A JP H10254627A
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JP6050597A
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English (en)
Inventor
Ikuya Yagisawa
育哉 八木沢
Naoto Matsunami
直人 松並
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メディアの搬送にかかる時間を短縮することに
より、メディアへのアクセス時間とメディア障害時にお
けるメディア交換時間を短縮する方法を提供する。 【解決手段】可搬メディアアレイシステムにおいて、複
数のメディアを収納・搬送するライブラリ装置と、可搬
メディアアレイ管理/ライブラリ装置管理/データ転送
を行なうアレイ制御部を設け、ライブラリ装置には、複
数のメディアを収納するメディア収納手段と、メディア
を複数のデータ転送装置とメディア収納手段の間で搬送
するメディア搬送手段とを設け、メディア搬送手段に
は、その時点でデータ転送装置に収納されている現メデ
ィアを格納する現メディア保持部と、次にデータ転送装
置に収納する次メディアを格納する次メディア保持部
と、障害を起こしたメディアと交換するための予備メデ
ィアを格納しておく予備メディア保持部とを設け、予備
メディア保持部には常に予備メディアを格納しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬メディアを対
象とした可用性の高い記憶システムのための制御方式に
係わり、特に、可搬メディアを高速に搬送するための手
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に最も近い公知例として、以下に
示すPattersonの論文が知られている。
【0003】エー.シー.エム.シグモッド コンファ
レンス プロシーディング,1988年,6月,ページ109
−116(D.Patterson,et al:A Case for Redundant A
rraysof Inexpensive Disks(RAID),ACM SIGMOD confere
nce proceeding,Chicago,IL,June1-3,1988,pp.109-11
6) Pattersonの論文は、ディスクアレイ上のデー
タ配置に関する技術を開示したものである。
【0004】ディスクアレイは、RAID(Redundant A
rrays of Inexpensive Disks)とも呼ばれ、複数のディ
スク装置をアレイ状に配置した構成をとり、ホスト装置
からのリード要求(データの読み出し要求)およびライ
ト要求(データの書き込み要求)をディスクの並列動作
によって高速に処理するとともに、データに冗長データ
を付加することによって信頼性を向上させた記憶装置で
ある。
【0005】計算機システムにおいて、ディスク装置以
外にしばしば用いられる記憶装置として、磁気テ−プ、
光記憶装置等がある。特に最近では、DVD(Digi
tal Video Disk)が注目されている。こ
れらの記憶装置の特徴は、いずれも記憶メディアと記憶
メディアの読み出し/書き込みを行なうデータ転送装置
が分離されており、記憶メディアを任意のデータ転送装
置に装填し、記憶メディア上のデ−タを読み書きすると
いう点である。一般にこれらの記憶メディアは、可搬メ
ディアと呼ばれる。
【0006】大規模計算機システムにおいては、非常に
多くの枚数の可搬メディアの管理を容易に実現するため
に、ライブラリが導入される。ライブラリには、可搬メ
ディア、データ転送装置に加えて、多くの枚数の可搬メ
ディアを収納する収納庫と、収納庫とデータ転送装置と
の間で、可搬メディアを搬送するロボットなどが含まれ
る。
【0007】計算機システムで扱うデ−タは、ますます
大規模化しているため、その可用性の向上に対するニ−
ズも非常に高い。したがって、上記のような可搬メディ
アで構成される記憶装置システムにおいても、Patt
ersonの論文で提案されているようなコンセプトを
適用することにより、高可用性を実現することは有効で
ある。
【0008】可搬メディアにこのようなコンセプトを適
用した技術として、コムデックス96:DVD アプリ
ケ−ション(Alan E. Bell (IBM Research Division):
DVDApplications ,COMDEX 96 ,Nov.20,1996)がある。本
文献ではDVD、データ転送装置、ロボット等から構成
される通常のライブラリを複数組み合わせて冗長性をも
つRAIL( Redundant Arrays of Inexpensive Libra
ries)が提案されている。
【0009】ここで、Pattersonの論文で提案
されているようなRAIDのコンセプトを説明するため
に、記憶装置としてディスク装置を用いた場合を従来例
として説明する。今回は、冗長データの種類と構成によ
りRAIDを分類した5つのレベルのうち、レベル5
(以下、RAID5と称する)について述べる。
【0010】まず、従来例のシステム構成を図13を用
いて説明する。図13において、100はホスト装置、
200はアレイ制御部、300はディスク装置群であ
る。
【0011】ホスト装置100は、ホスト装置100の
制御を行なうホストメイン制御部101と、キャッシュ
102と、チップセット103と、メインメモリ104
と、ホスト入出力手段105で構成している。ホストメ
イン制御部101と、キャッシュ102と、チップセッ
ト103はローカルバス106により接続する。チップ
セット103と、ホスト入出力手段105は、システム
バス107により接続する。メインメモリ104は、ユ
ーザデータを格納するユーザ領域111を有し、チップ
セット103と接続する。
【0012】アレイ制御部200は、アレイ制御部20
0の制御を行なうメイン制御部201と、冗長データの
生成を行なう冗長データ生成手段203と、アレイ制御
部200内のデータ転送を行なうデータ転送手段204
と、メイン制御部201により実行されるプログラムを
格納するプログラム保持部205と、データを格納する
データ保持部206と、ホスト入出力手段207と、デ
ィスク入出力手段211〜215で構成し、それぞれを
アレイ内部バス208で接続する。ホスト入出力手段2
07は、ホストインターフェース400を介し、ホスト
装置100のホスト入出力手段105と接続する。
【0013】ディスク装置群300は、従来例において
は5台のディスク装置301〜305により構成してい
る。各ディスク装置301〜305は、アレイ制御部2
00にある5つのディスク入出力手段211〜215と
それぞれディスクインターフェース501〜505によ
り接続する。
【0014】以上が、従来例のシステム構成である。
【0015】まず、従来例のライト処理の概要について
説明する。RAIDシステムでは、複数のディスクをス
トライピングし、そのストライプごとに、冗長データを
付加することにより、信頼性を上げている。ライト処理
時には、各ディスク装置のストライプごとのデータの排
他的論理和である冗長データを生成する。メイン制御部
201は、プログラム保持部205に格納されているプ
ログラムを用いて、ストライピングのためのアドレス変
換と冗長データ生成を行う。ここで、データを読み書き
するディスクをデータディスク、冗長データを読み書き
するディスクを冗長データディスクと呼ぶこととする。
【0016】従来技術のRAID5のライト処理時にお
いて、冗長データは式1により求められる。なお、XOR
は、排他的論理和演算子のことである。
【0017】 新冗長データ=新データXOR旧データXOR旧冗長データ (式1) 式1において、新データとは、ライト処理において新し
く書き込むデータであり、旧データとは、新データが書
き込まれる直前のデータ、つまり、新データが上書きす
るデータのことである。新冗長データとは、新データに
対応する冗長データであり、旧冗長データとは、旧デー
タに対応する冗長データである。
【0018】ライト処理においては、旧データをデータ
ディスクから、旧冗長データを冗長データディスクから
それぞれ読み出し、式1によって新冗長データを生成し
た後、新データをデータディスクに、新冗長データを冗
長データディスクにそれぞれ書き込むという処理を行な
う。
【0019】次に従来例のリード処理動作を図13と図
14を用いて説明する。従来例において、要求データ
は、図13のディスク装置301にあるとする。
【0020】図14において、ホスト装置100上のア
プリケーションなどからリード要求が発行されると(1
1)、メイン制御部201はI/O要求を検出し(1
2)、プログラム保持部205内のプログラムを実行し
て以下の処理を行なう。まず、要求データのディスクア
ドレスを算出しする(13)。次に、ディスク入出力手
段211に対して、要求データのリードコマンドを発行
してディスク装置301から要求データを読み出し(1
5)、要求データをホスト装置100へ転送し(1
7)、ホスト装置100に終了報告を行ない、リード処
理を終了する(18)。以上が、従来例のリード処理動
作である。
【0021】次に従来例のライト処理動作を図13と図
15を用いて説明する。ここで、ライト要求によって書
き込まれるデータを新データ、新データによって上書き
されるデータを旧データ、旧データに対応する冗長デー
タを旧冗長データと呼ぶこととする。従来例において、
新データは図13のディスク装置301に書き込まれる
とし、旧データに対応する旧冗長データはディスク装置
305にあるとする。
【0022】図15において、ホスト装置100上のア
プリケーションなどから新データのライト要求が発行さ
れると(21)、メイン制御部201はI/O要求を検
出し(22)、プログラム保持部205内のプログラム
を実行して以下の処理を行なう。まず、新データのディ
スクアドレスと、新データに上書きされる旧データに対
応する冗長データのディスクアドレスを算出する(2
3)。次に、ディスク入出力手段211に対して、旧デ
ータのリードコマンドを発行してディスク装置301か
ら旧データを読み出し(25)、旧データをデータ保持
部206に格納する。次に、ディスク入出力手段215
に対して旧冗長データのリードコマンドを発行してディ
スク装置305から旧冗長データを読み出し(28)、
新データと、旧データと、旧冗長データを冗長データ生
成手段203に転送し、新データと、旧データと、旧冗
長データから新冗長データを作成する(29)。次に、
ディスク入出力手段211に対して新データのライトコ
マンドを発行し、ディスク装置301に新データを書き
込み(30)、ディスク入出力手段215に対して新冗
長データのライトコマンドを発行し、ディスク装置30
5に新冗長データを書き込む(31)。最後に、ホスト
装置100に終了報告を行ない、ライト処理を終了する
(34)。以上が、従来例のライト処理動作である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、可搬メデ
ィアの読み出し/書き込みを行なうデータ転送装置をデ
ィスク装置の代わりにアレイ状に配置し、複数の可搬メ
ディアにユーザデータと、ユーザデータから算出した冗
長データを配したRAIDを可搬メディアアレイと呼ぶ
こととする。可搬メディアアレイでは、ディスク装置を
用いた場合と同様に、高性能化、高信頼化を実現でき
る。しかし、メディアへのアクセスを行なう際、収納庫
とデータ転送装置間のメディアの搬送にロボットを用い
るため、データの転送などと比較して搬送に著しく時間
がかかる。
【0024】本発明では、ある時点でデータにアクセス
するためにデータ転送装置に収納されているメディアを
現メディアと称し、次に別のデータにアクセスするため
にデータ転送装置に収納する予定のメディアを次メディ
アと称することとする。
【0025】ここで、あるデータに対してアクセスして
いて、次に別のデータにアクセスしようとした場合を考
える。アクセス中のデータが記憶されているメディアに
は、次にアクセスしようとする別のデータは記憶されて
いないとする。この場合、データ転送装置には現メディ
アが収納されており、次メディアは収納庫に収納されて
いる。次メディアにアクセスするためには、現メディア
をデータ転送装置から取り出して収納庫に収納し、次メ
ディアを収納庫から取り出してデータ転送装置に装填し
なければならず、ロボットの搬送部分の動作としては、
データ転送装置への接近、データ転送装置からの現メデ
ィア取り出し、収納庫への現メディア搬送、収納庫への
現メディア収納、収納庫にある次メディアへの接近、収
納庫からの次メディア取り出し、データ転送装置への次
メディア搬送、データ転送装置への次メディア装填が必
要となる。このように複数回の搬送のために、アクセス
時間が著しく増大するという問題がある。
【0026】また、本発明では、障害を起こしたメディ
アと交換するためのメディアを予備メディアと称するこ
ととする。通常、予備メディアは収納庫に収納されてい
る。
【0027】ここで、現メディアにアクセスしていると
きに、現メディアに障害が発生した場合を考える。この
場合、データの回復を図るために、故障した現メディア
をデータ転送装置から取り出して、例えば収納庫などに
収納し、代わりに予備メディアをデータ転送装置に装填
しなければならず、ロボットの搬送部分の動作として
は、データ転送装置への接近、データ転送装置からの現
メディア取り出し、収納庫への現メディア搬送、収納庫
への現メディア収納、収納庫にある予備メディアへの接
近、収納庫からの予備メディア取り出し、データ転送装
置への予備メディア搬送、データ転送装置への予備メデ
ィア装填が必要となる。このように複数回の搬送のため
に予備メディアへの交換に要する時間が著しく増大する
という問題がある。
【0028】本発明の第1の目的は、可搬メディアアレ
イにおいて、現メディアと次メディアの入れ替え時に
は、可搬メディアへのアクセス時間を短縮する方法を提
供することである。
【0029】本発明の第2の目的は、第1の目的に加
え、現メディアの障害時には、予備メディアへの交換時
間を短縮する方法を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために本発明は、可搬メディアアレイにおいて、複数
の可搬メディアを収納・搬送するライブラリ装置と、ホ
スト装置からのアクセス要求に従って可搬メディアアレ
イの管理を行ない、該ライブラリ装置を制御して複数の
可搬メディアを該複数のデータ転送装置に搬送し、該複
数のデータ転送装置にアクセスを行なうアレイ制御部と
を設ける。
【0031】該ライブラリ装置には、複数の可搬メディ
アを収納するメディア収納手段と、可搬メディアを該複
数のデータ転送装置と該メディア収納手段の間で搬送す
るメディア搬送手段とを設ける。
【0032】該メディア搬送手段には、その時点で該デ
ータ転送装置に収納されている現メディアと称する可搬
メディアを格納する現メディア保持部と、次に該データ
転送装置に収納する次メディアと称する可搬メディアを
格納する次メディア保持部を設ける。
【0033】また、前記第2の目的を達成するために本
発明は、前記メディア搬送手段に、障害を起こした可搬
メディアと交換するための予備メディアと称する可搬メ
ディアを格納しておく予備メディア保持部とを設け、該
予備メディア保持部には常に予備メディアを格納してお
く。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を用
いて説明する。
【0035】(1)第1の実施形態 本発明の第1の実施形態は、ホスト装置の外部にある可
搬メディアアレイにおいて、現メディアと次メディアの
入れ替え時には、可搬メディアへのアクセス時間を短縮
し、また、現メディアの障害時には、予備メディアへの
交換時間を短縮するためのものである。
【0036】本発明の第1の実施形態を図1のシステム
構成図を用いて説明する。図13の従来例で説明したシ
ステム構成図と比較すると、ホスト装置100の構成は
同じであり、アレイ制御部200の構成はディスク入出
力手段211〜215の代わりに、データ転送装置入出
力手段221〜225とメディア搬送制御手段241〜
245が使われていることである。また、ディスク装置
301〜305の代わりに、ライブラリグループ1〜5
が使われていることである。
【0037】図1において、100はホスト装置、20
0はアレイ制御部、601〜605はデータ転送装置、
700はメディアチェンジャ装置である。
【0038】ホスト装置100は、ホスト装置100の
制御を行なうホストメイン制御部101と、キャッシュ
102と、チップセット103と、メインメモリ104
と、ホスト入出力手段105で構成している。ホストメ
イン制御部101と、キャッシュ102と、チップセッ
ト103はローカルバス106により接続する。チップ
セット103と、ホスト入出力手段105は、システム
バス107により接続する。メインメモリ104は、ユ
ーザデータを格納するユーザ領域111を有し、チップ
セット103と接続する。
【0039】アレイ制御部200は、アレイ制御部20
0の制御を行なうメイン制御部201と、冗長データの
生成を行なう冗長データ生成手段203と、アレイ制御
部200内のデータ転送を行なうデータ転送手段204
と、メイン制御部201により実行されるプログラムを
格納するプログラム保持部205と、冗長データ生成の
ためのデータを格納するデータ保持部206と、ホスト
との入出力を行なうホスト入出力手段207と、データ
転送装置入出力手段221〜225と、メディア搬送制
御手段241〜245で構成し、それぞれをアレイ内部
バス208で接続する。ホスト入出力手段207は、ホ
ストインターフェース400を介し、ホスト装置100
のホスト入出力手段105と接続する。
【0040】プログラム保持部205に格納してあるア
レイ制御プログラムのブロック図を図4に示す。アレイ
制御プログラムは、ホスト装置100からの要求を受信
する要求受信部80と、ホスト装置100に要求終了を
通知する要求終了部81と、可搬メディアアレイの管理
・制御を行なう可搬メディアアレイ制御部82と、後述
するライブラリグループ1〜5の入出力管理・制御を行
なうメディア入出力管理部83と、メディア入出力管理
部83の要求によりデータ転送装置入出力手段221〜
225へのコマンド発行と終了通知を受信するデータ転
送装置入出力手段制御部84と、メディア入出力管理部
83の要求によりメディア搬送制御手段241〜245
へのコマンド発行と終了通知を受信するメディア搬送制
御手段制御部85から構成する。
【0041】図1に戻り、データ転送装置601は、ア
レイ制御部200にあるデータ転送装置入出力手段22
1とデータ転送装置インターフェース800により接続
する。データ転送装置は、後述するメディア搬送手段7
04によってセットされたメディア721の読み出し/
書き込みを行なう。
【0042】メディアチェンジャ装置700は、複数の
メディア721を収納するメディア収納手段720と、
メディア721をメディアチェンジャ装置700の外部
から投入し外部へ排出するメディア投入/排出手段73
0と、メディア収納手段720とデータ転送装置601
とメディア投入/排出手段730との間でメディア72
1を搬送するメディア搬送手段704で構成している。
メディア721は、メディア投入/排出手段730とメ
ディア搬送手段704を用いることで、メディアチェン
ジャ装置700の外部とメディア収納手段720の間で
やりとりすることができる。複数のメディア721に
は、後述するアレイグループを構成するデータをそれぞ
れ格納しておく。メディア721の記憶形態については
後述する。メディア搬送手段704は、実際にメディア
の搬送を行なう可動のメディア搬送アーム部705を有
し、メディア搬送アーム部705には、その時点でデー
タ転送装置601に収納されている現メディアと称する
メディアを格納する現メディア保持部706と、次にデ
ータ転送装置601に収納する次メディアと称するメデ
ィアを格納する次メディア保持部707と、障害を起こ
したメディアと交換するための予備メディアと称するメ
ディアを格納しておく予備メディア保持部708とを有
し、予備メディア保持部708には常に予備メディアを
格納しておく。メディア搬送アーム部705は、データ
転送装置601に対するメディアの装填/取り出しと、
メディア収納手段720に対するメディアの装填/取り
出しを行なう。メディア搬送手段704は、メディア搬
送制御インターフェース900によりアレイ制御部20
0にあるメディア搬送制御手段241と接続する。
【0043】本実施形態においては5台のデータ転送装
置601〜605を用いる。本実施形態では、データ転
送装置とメディアチェンジャ装置の組をライブラリグル
ープと呼び、データ転送装置601〜605が含まれる
ライブラリグループを5組備え、それぞれをライブラリ
グループ1〜5とする。本実施形態においては、ライブ
ラリグループの組数は5として説明するが、ライブラリ
グループは2組以上であってもよい。各ライブラリグル
ープにおいては、同時に1枚のメディアの読み出し/書
き込みを行なう。
【0044】以上が、第1の実施形態のシステム構成で
ある。
【0045】次に、第1の実施形態のメディアへの記憶
形態について説明する。記憶媒体としてディスク装置を
用いた従来例のRAIDと同様に本実施形態の可搬メデ
ィアアレイおいても、ホスト装置が認識するユーザデー
タと、ユーザデータから算出した冗長データを複数のメ
ディアに分散格納する。本実施形態においては、ライブ
ラリグループ1〜5のデータ転送装置601〜605に
メディアを装填することで可搬メディアアレイを構築す
る。可搬メディアアレイを構成するメディアの組をアレ
イグループと呼ぶこととする。アレイグループは、各メ
ディア収納手段720に収納してあるメディアの枚数と
同じ数だけ作成することができる。アレイグループの構
成を図2に示す。データ転送装置601〜605に装填
するメディアをそれぞれ721−1〜721−5とし、
各メディアには、アレイグループを識別するアレイ番号
2と、アレイグループ内でのメディアを識別する識別番
号3と、作成時の時間を示すタイムスタンプ4を記録す
る。可搬メディアアレイを構築する上でユーザデータと
冗長データを分散格納するためのメディア721−1内
の物理的なブロックをデータブロック1−1〜1−nと
し、同様に、メディア721−2〜721−5内のデー
タブロックをそれぞれ2−1〜2−n、3−1〜3−
n、4−1〜4−n、5−1〜5−nとする。各データ
ブロックは、すべて同じサイズにしておけばよく、サイ
ズは任意である。ユーザデータと冗長データは、メディ
ア721−1〜721−5にまたがるように配置し、た
とえば、データブロック1−1〜5−1に分散格納す
る。このようなデータブロック1−1〜5−1の組をパ
リティグループ1と呼ぶ。
【0046】可搬メディアアレイにおいては、ホスト装
置が指定するユーザデータのアドレスを変換し、アレイ
状に配置した記憶媒体に分散して配置するようにアドレ
スを算出し、冗長データを作成して、冗長データの配置
するアドレスを算出する。ユーザデータのアドレスを論
理アドレスと呼び、実際の記憶媒体に配置するときのア
ドレスを物理アドレスと呼ぶこととする。本実施形態の
ように記憶媒体としてメディアを用いた場合、ユーザデ
ータと冗長データを記憶媒体内に格納する際、物理アド
レスの算出とデータの転送だけでなく、メディアの読み
出し/書き込みの際、メディアの搬送/入れ替え/収納
という動作を必要とする。算出した物理アドレスをもと
に、この動作を行なうためのメディアの管理表を図3の
ライブラリ管理テーブルに示す。ライブラリ管理テーブ
ルは、アレイグループを示すアレイ番号2と、メディア
のデータブロック物理アドレスと、メディア収納手段7
20内でのメディアの収納位置を表すメディア収納手段
アドレスを対応させた表である。ライブラリ管理テーブ
ルは、プログラム保持部205にあってもよい。
【0047】以上が、第1の実施形態のメディアへの記
憶形態である。
【0048】次に、第1の実施形態のリード処理動作/
ライト処理動作/データ回復処理動作について説明す
る。ここで、データ回復処理動作とは、メディアに障害
が発生し、障害を起こしたメディアに代えて予備メディ
アに回復したデータを格納する処理である。本実施形態
の可搬メディアアレイにおいても、記憶装置としてディ
スク装置を用いたRAIDの場合と同様に、アドレス変
換とパリティ生成を行ない、データとパリティの分散格
納を行なう。本実施形態の場合、各メディアに分散する
データ・パリティの読み出し/書き込み時の記憶装置の
動作が従来例と異なる。本実施形態のように記憶装置と
してメディアを用いた場合、メディアの読み出し/書き
込みの際、メディアの搬送/入れ替え/収納という動作
を必要とする。メディアの搬送/入れ替え/収納という
動作をメディアマウント処理と呼ぶこととする。従来例
では、例としてRAIDの分類レベルにおけるRAID
5について説明したが、本実施形態の場合、他のRAI
Dの分類レベルについても実施することが可能であり、
それぞれの分類レベルについて、各メディアに分散する
データ・パリティの読み出し/書き込み時の記憶装置の
動作が従来の方式と異なる。
【0049】まず、第1の実施形態のリード処理動作を
図1〜図5、および、図7を用いて説明する。本実施形
態において、要求データは図2に示すアレイグループの
メディア721−1〜721−5のうち、メディア72
1−1のデータブロック1−1にあるとする。また、メ
ディア721−1〜721−5は、それぞれライブラリ
グループ1〜5に存在するとする。要求のあった時点
で、メディア721−1はメディア収納手段720の収
納1のアドレスに存在するとする。このように次にデー
タ転送を行なうメディア721−1を次メディアと呼
ぶ。また、要求のあった時点でデータ転送装置601
に、収納されていて次メディアと入れ替えを行なうメデ
ィアを現メディアと呼ぶ。
【0050】図1、図5において、ホスト装置100上
のアプリケーションなどからリード要求が発行されると
(11)、メイン制御部201はI/O要求を検出し
(12)、プログラム保持部205内のアレイ制御プロ
グラムを実行して以下の処理を行なう。まず、要求デー
タの物理アドレスを算出する(13)。次に、算出した
物理アドレスをもとにメディアマウント処理を行なう
(14)。
【0051】ここで、メディアマウント処理を図1、図
7を用いて説明する。メイン制御部201は、ライブラ
リ管理テーブルを参照して算出した物理アドレスをもと
に次メディアのあるメディア収納手段アドレスを算出
し、また、現メディアの収納されるメディア収納手段ア
ドレスは、以前のメディアマウント処理時に、プログラ
ム保持部205等に格納しておく(41)。次に、メイ
ン制御部201は、メディア搬送制御手段241を介し
て、メディア搬送手段704に対してコマンドを発行す
る。コマンドを受け取ったメディア搬送手段704は、
メディア収納手段720内の次メディアのあるメディア
収納手段アドレスにメディア搬送アーム部705を接近
させ、次メディアを次メディア保持部707に取り込み
(42)、メディア搬送アーム部705を移動させデー
タ転送装置601に接近させる(43)。次に、現メデ
ィアをデータ転送装置601から現メディア保持部70
6に取り込み(44)、次メディアをデータ転送装置6
01に装填する(45)。次に、メディア収納手段72
0内の現メディアを収納すべきメディア収納手段アドレ
スにメディア搬送アーム部705を接近させ(46)、
メディア収納手段720の現メディアを収納すべきメデ
ィア収納手段アドレスに現メディアを収納し(47)、
メディア搬送手段704は、メディア搬送制御手段24
1を介してメイン制御部201に終了報告を行なう。以
上がメディアマウント処理であり、この結果、データ転
送装置601に装填されているメディアが現メディアか
ら次メディアに入れ替えられる。
【0052】図5に戻り、メイン制御部201は、デー
タ転送装置入出力手段221を介してデータ転送装置6
01に対して、要求データのリードコマンドを発行しデ
ータ転送装置601に装填されている次メディアである
メディア721−1から要求データを読み出し(1
5)、データ転送手段204を用いて要求データをホス
ト装置100へ転送し(17)、ホスト装置100に終
了報告を行ない、リード処理を終了する(18)。以上
が、本実施形態のリード処理動作である。
【0053】次に第1の実施形態のライト処理動作を図
1〜4、図6、および、図7を用いて説明する。ここ
で、ライト要求によって書き込まれるデータを新デー
タ、新データによって上書きされるデータを旧データ、
旧データに対応する冗長データを旧冗長データと呼ぶこ
ととする。本実施形態において、新データは図2に示す
アレイグループのメディア721−1〜721−5のう
ち、メディア721−1のデータブロック1−1に書き
込まれるものとし、旧データに対応する旧冗長データは
メディア721−5のデータブロック5−1にあるとす
る。また、メディア721−1〜721−5は、それぞ
れライブラリグループ1〜5に存在するとする。要求の
あった時点で、メディア721−1はメディア収納手段
720の収納1のアドレスに存在するとする。要求のあ
った時点で、メディア721−1とメディア721−5
は、それぞれメディア収納手段720の収納1と収納5
のアドレスに存在するとする。リード処理動作の場合と
同様にメディア721−1とメディア721−5は次メ
ディアであり、データ転送装置601、データ転送装置
605には現メディアが存在する場合、メディアマウン
ト処理により現メディアと次メディアの入れ替えをする
ことができる。
【0054】図1、図6において、ホスト装置100上
のアプリケーションなどから新データのライト要求が発
行されると(21)、メイン制御部201はI/O要求
を検出し(22)、プログラム保持部205内のアレイ
制御プログラムを実行して以下の処理を行なう。まず、
新データの物理アドレスと、新データに上書きされる旧
データに対応する冗長データの物理アドレスを算出する
(23)。次に、算出した物理アドレスをもとにメディ
アマウント処理を行ない、データ転送装置601、デー
タ転送装置605にある現メディアをそれぞれ次メディ
アであるメディア721−1とメディア721−5に入
れ替える(24)。
【0055】次に、メイン制御部201は、データ転送
装置入出力手段221を介しデータ転送装置601に対
して、旧データのリードコマンドを発行し、データ転送
装置601に装填されている次メディアであるメディア
721−1から旧データを読み出し(25)、旧データ
をデータ保持部206に格納する。
【0056】次に、メイン制御部201は、データ転送
装置入出力手段225を介しデータ転送装置605に対
して、旧冗長データのリードコマンドを発行し、データ
転送装置605に装填されている次メディアであるメデ
ィア721−5から旧冗長データを読み出し(28)、
データ転送手段204を用いて新データと、旧データ
と、旧冗長データを冗長データ生成手段203に転送
し、新データと、旧データと、旧冗長データから新冗長
データを作成する(29)。
【0057】次に、メイン制御部201は、データ転送
装置入出力手段221を介しデータ転送装置601に対
して、新データのライトコマンドを発行し、データ転送
装置601に装填されている次メディアであるメディア
721−1に新データを書き込み(30)、データ転送
装置入出力手段225を介しデータ転送装置605に対
して、新冗長データのライトコマンドを発行し、データ
転送装置605に装填されている次メディアであるメデ
ィア721−5に新冗長データを書き込む(31)。最
後に、ホスト装置100に終了報告を行ない、ライト処
理を終了する(34)。以上が、本実施形態のライト処
理動作である。
【0058】次に第1の実施形態のデータ回復処理動作
を図1〜4、図8、および、図9を用いて説明する。上
記のリード/ライト処理の際、データ転送装置601〜
データ転送装置605に図2に示すアレイグループのメ
ディア721−1〜721−5がそれぞれ装填されてい
るとする。本実施形態では、データ転送装置601に転
送されている現メディアであるメディア721−1に障
害が発生し、障害を起こした現メディアの代わりに予備
メディアに対して回復したデータを格納する処理につい
て説明する。
【0059】図1、図8において、データ転送装置60
1は装填されているメディア721−1に障害が発生し
たことを検出すると、データ転送装置入出力手段221
を介して、メイン制御部201に障害報告を通知する。
メイン制御部201は障害報告を検出してデータ回復処
理を開始し(51)、プログラム保持部205内のアレ
イ制御プログラムを実行して以下の処理を行なう。
【0060】まず、メイン制御部201は、障害が発生
したメディア721−1を予備メディアに交換するメデ
ィア交換処理を行なう(52)。
【0061】ここで、メディア交換処理を図1、図9を
用いて説明する。まず、障害が発生したメディア721
−1を収納するメディア収納手段アドレスを決定する
(61)。これは、メディア収納手段720のうちで使
用していないメディア収納手段アドレスであればよく、
図3のライブラリ管理テーブル等を用いれば容易に決定
できる。また、障害は発生したメディアを収納しておく
専用のメディア収納手段アドレスを用意しておいてもよ
い。
【0062】次に、メイン制御部201は、メディア搬
送制御手段241を介して、メディア搬送手段704に
対してコマンドを発行する。コマンドを受け取ったメデ
ィア搬送手段704は、メディア搬送アーム部705を
移動させデータ転送装置601に接近させる。また、障
害を検出したのが次メディアの装填直後であった場合、
メディア搬送アーム部705はデータ転送装置601の
近傍にあることが期待できる。なお、メディア搬送アー
ム部705の予備メディア保持部708には常時、予備
メディアを格納してある。
【0063】次に、障害を起こした現メディアをデータ
転送装置601から現メディア保持部706に取り込み
(64)、予備メディアをデータ転送装置601に装填
する(65)。次に、メディア収納手段720内の障害
を起こした現メディアを収納すべきメディア収納手段ア
ドレスにメディア搬送アーム部705を接近させ(6
6)、メディア収納手段720の現メディアを収納すべ
きメディア収納手段アドレスに障害を起こした現メディ
アを収納し(67)、メディア搬送手段704は、メデ
ィア搬送制御手段241を介してメイン制御部201に
終了報告を行なう。
【0064】以上がメディア交換処理であり、この結
果、データ転送装置601に装填されている障害を起こ
した現メディアが予備メディアに入れ替えられる。
【0065】図8に戻り、メイン制御部201は、デー
タ転送装置入出力手段222〜225を介しそれぞれデ
ータ転送装置602〜605に対して、ユーザデータ/
冗長データのリードコマンドを発行し、データ転送装置
602〜605にそれぞれ装填されているメディア72
1−2〜721−5からユーザデータ/冗長データを読
み出し(53)、データ保持部206に格納する。
【0066】次に、メイン制御部201は、読み出した
ユーザデータ/冗長データを冗長データ生成手段203
に転送し、ユーザデータ/冗長データからメディア72
1−1にあった内容を新たに作成する(54)。新たに
回復したデータを回復データと呼ぶ。
【0067】次に、メイン制御部201は、データ転送
装置入出力手段221を介しデータ転送装置601に対
して、回復データのライトコマンドを発行し、データ転
送装置601に装填されている予備メディアに回復デー
タを書き込む(55)。最後に、ホスト装置100に終
了報告を行ない、データ回復処理を終了する(56)。
【0068】また、図2に示すアレイ番号2等の管理情
報も、同様に予備メディアに書き込んでおけば、それ以
降、交換した予備メディアをメディア721−1として
取り扱うことができる。
【0069】以上が、本実施形態のデータ回復処理動作
である。
【0070】次に、第1の実施形態の効果について説明
する。本発明においては、可搬メディアアレイにおいて
メディア搬送アーム部705に、現メディア保持部70
6と、次メディア保持部707と、予備メディア保持部
708を設け、予備メディア保持部708には予備メデ
ィアを格納しておき、メディアへのアクセス時間の短縮
を図る。
【0071】従来の方式で、あるデータに対してアクセ
スしていて、次に別のデータにアクセスしようとした場
合を考える。アクセス中のデータが記憶されているメデ
ィアには、次にアクセスしようとする別のデータは記憶
されていないとする。この場合、データ転送装置には現
メディアが収納されており、次メディアは収納庫に収納
されている。次メディアにアクセスするためには、現メ
ディアをデータ転送装置から取り出して収納庫に収納
し、次メディアを収納庫から取り出してデータ転送装置
に装填しなければならず、ロボットの搬送部分の動作と
しては、データ転送装置への接近、データ転送装置から
の現メディア取り出し、収納庫への現メディア搬送、収
納庫への現メディア収納、収納庫にある次メディアへの
接近、収納庫からの次メディア取り出し、データ転送装
置への次メディア搬送、データ転送装置への次メディア
装填が必要となる。
【0072】本実施形態においては、ロボットの搬送部
分の動作としては、収納庫にある次メディアへの接近、
収納庫からの次メディア取り出し、データ転送装置への
次メディア搬送、データ転送装置からの現メディア取り
出し、データ転送装置への次メディア装填、収納庫への
現メディア搬送、収納庫への現メディア収納が必要であ
るが、データ転送装置への次メディア装填後はメディア
へのアクセスが可能となり、アクセス時間の短縮を図る
ことができる。
【0073】また、従来の方式で現メディアにアクセス
しているときに、現メディアに障害が発生した場合を考
える。この場合、データの回復を図るために、故障した
現メディアをデータ転送装置から取り出して、例えば収
納庫などに収納し、代わりに予備メディアをデータ転送
装置に装填しなければならず、ロボットの搬送部分の動
作としては、データ転送装置への接近、データ転送装置
からの現メディア取り出し、収納庫への現メディア搬
送、収納庫への現メディア収納、収納庫にある予備メデ
ィアへの接近、収納庫からの予備メディア取り出し、デ
ータ転送装置への予備メディア搬送、データ転送装置へ
の予備メディア装填が必要となる。
【0074】本実施形態においては、ロボットの搬送部
分の動作としては、データ転送装置への接近、データ転
送装置からの現メディア取り出し、データ転送装置への
予備メディア装填を行なえばよく、アクセス時間の短縮
を図ることができる。また、障害を検出したのが次メデ
ィアの装填直後であった場合、ロボットの搬送アーム部
分がデータ転送装置の近傍にあることが期待できるた
め、さらなるアクセス時間の短縮を図ることができる。
【0075】以上の構成、動作により、本発明によれ
ば、可搬メディアアレイにおいて、現メディアと次メデ
ィアの入れ替え時には、可搬メディアへのアクセス時間
を短縮することができる。また、現メディアの障害時に
は、予備メディアへの交換時間を短縮することができ
る。
【0076】また、本発明での現メディア保持部706
と、次メディア保持部707とを用いたメディアマウン
ト処理は、可搬メディアアレイだけでなく、冗長性のな
い複数の可搬メディアを用いたライブラリ装置において
も有効である。
【0077】(2)第2の実施形態 本発明の第2の実施形態は、ホスト装置の内部にある可
搬メディアアレイにおいて、現メディアと次メディアの
入れ替え時には、可搬メディアへのアクセス時間を短縮
し、また、現メディアの障害時には、予備メディアへの
交換時間を短縮するためのものである。
【0078】本発明の第2の実施形態を図10のシステ
ム構成図を用いて説明する。第1の実施形態との大きな
違いは、アレイ制御部200が、ホスト装置100に組
み込まれている点である。
【0079】図10において、100はホスト装置、6
01〜605はデータ転送装置、700はメディアチェ
ンジャ装置である。
【0080】ホスト装置100は、ホスト装置100の
制御を行なうホストメイン制御部101と、キャッシュ
102と、チップセット103と、メインメモリ104
と、冗長データの生成を行なう冗長データ生成手段15
3と、ホスト装置100内のデータ転送を行なうデータ
転送手段154と、データ転送装置入出力手段121〜
125と、メディア搬送制御手段141〜145で構成
している。ホストメイン制御部101と、キャッシュ1
02と、チップセット103はローカルバス106によ
り接続する。チップセット103と、冗長データ生成手
段153と、データ転送手段154と、データ転送装置
入出力手段121〜125と、メディア搬送制御手段1
41〜145は、システムバス107により接続する。
メインメモリ104は、ユーザのデータを格納するユー
ザ領域111と、ホストメイン制御部101により実行
されるプログラムを格納するプログラム保持部155
と、冗長データ生成のためのデータを格納するデータ保
持部156とを有し、チップセット103と接続する。
また、プログラム保持部155とデータ保持部156
は、ホスト装置100に設けたメインメモリ104以外
の記憶手段にあってもよい。
【0081】プログラム保持部155に格納してあるア
レイ制御プログラムのブロック図は図4と同様な構成で
ある。第1の実施形態との違いは、要求受信部80がホ
スト装置100のアプリケーション等から要求を受信す
ることと、要求終了部81がホストメイン制御部101
に要求終了を通知することである。
【0082】図10に戻り、データ転送装置601は、
ホスト装置100にあるデータ転送装置入出力手段12
1とデータ転送装置インターフェース800により接続
する。メディアチェンジャ装置700は、第1の実施形
態と同様な構成であり、メディア搬送手段704は、ホ
スト装置100にあるメディア搬送制御手段141とメ
ディア搬送制御インターフェース900により接続す
る。ライブラリグループ1〜5の構成は、第1の実施形
態と同様である。
【0083】以上が、第2の実施形態のシステム構成で
ある。
【0084】また、第2の実施形態のメディアへの記憶
形態は、第1の実施形態と同様である。
【0085】第2の実施形態のリード処理動作/ライト
処理動作/データ回復処理動作は、第1の実施形態とほ
ぼ同様である。違いは、ホストメイン制御部101が、
プログラム保持部155内のプログラムを実行してアレ
イ制御を行なうことと、図1におけるホスト装置100
とアレイ制御部200間の転送はメインメモリ104内
のメモリコピーですむこと、データおよび冗長データの
一時的な保持にはデータ保持部206の代わりにデータ
保持部156を使用すること、アレイ制御部200から
ホスト装置100への終了報告が不要であることなどで
ある。
【0086】以上の構成、動作により、第2の実施形態
において、第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0087】また、第2の実施形態において、冗長デー
タ生成手段153が行なっている冗長データの生成を、
ホストメイン制御部101が、プログラム保持部155
内のプログラムを実行して行なってもよい。
【0088】また、第2の実施形態において、データ転
送手段154が行なっているホスト装置100内のデー
タ転送を、ホストメイン制御部101が、プログラム保
持部155内のプログラムを実行して行なってもよい。
【0089】また、第2の実施形態において、ホスト装
置100内にアレイ制御専用のプロセッサを設け、ホス
トメイン制御部100の代わりにプログラム保持部15
5内のプログラムを実行してアレイ制御を行なってもよ
い。
【0090】また、本発明での現メディア保持部706
と、次メディア保持部707とを用いたメディアマウン
ト処理は、可搬メディアアレイだけでなく、冗長性のな
い複数の可搬メディアを用いたライブラリ装置において
も有効である。
【0091】(3)第3の実施形態 本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態と同様に、
ホスト装置の外部にある可搬メディアアレイにおいて、
現メディアと次メディアの入れ替え時には、可搬メディ
アへのアクセス時間を短縮し、また、現メディアの障害
時には、予備メディアへの交換時間を短縮するためのも
のである。
【0092】本発明の第3の実施形態を図11のシステ
ム構成図を用いて説明する。第1の実施形態との違い
は、データ転送装置とメディアチェンジャ装置の組であ
るライブラリグループ1〜5の代わりに、1つ以上のメ
ディア収納手段720とデータ転送装置601〜605
を設け、メディア収納手段720とデータ転送装置60
1〜605の間の搬送を行なうことのできる複数のメデ
ィア搬送手段704を設けた点である。データ転送装置
601〜605は、データ転送装置入出力手段221に
データ転送装置インターフェース800で接続する。
【0093】また、第3の実施形態のメディアへの記憶
形態は、第1の実施形態と同様である。
【0094】第3の実施形態のリード処理動作/ライト
処理動作/データ回復処理動作は、第1の実施形態とほ
ぼ同様である。違いは、すべてのメディア搬送手段70
4は収納手段721のすべてのメディアをすべてのデー
タ転送装置との間で搬送できることである。
【0095】以上の構成、動作により、第3の実施形態
において、第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0096】また、本発明での現メディア保持部706
と、次メディア保持部707とを用いたメディアマウン
ト処理は、可搬メディアアレイだけでなく、冗長性のな
い複数の可搬メディアを用いたライブラリ装置において
も有効である。
【0097】(4)第4の実施形態 本発明の第4の実施形態は、第2の実施形態と同様に、
ホスト装置の内部にある可搬メディアアレイにおいて、
現メディアと次メディアの入れ替え時には、可搬メディ
アへのアクセス時間を短縮し、また、現メディアの障害
時には、予備メディアへの交換時間を短縮するためのも
のである。
【0098】本発明の第4の実施形態を図12のシステ
ム構成図を用いて説明する。第2の実施形態との違い
は、データ転送装置とメディアチェンジャ装置の組であ
るライブラリグループ1〜5の代わりに、1つ以上のメ
ディア収納手段720とデータ転送装置601〜605
を設け、メディア収納手段720とデータ転送装置60
1〜605の間の搬送を行なうことのできる複数のメデ
ィア搬送手段704を設けた点である。データ転送装置
601〜605は、データ転送装置入出力手段221に
データ転送装置インターフェース800で接続する。
【0099】また、第4の実施形態のメディアへの記憶
形態は、第2の実施形態と同様である。
【0100】第4の実施形態のリード処理動作/ライト
処理動作/データ回復処理動作は、第2の実施形態とほ
ぼ同様である。違いは、すべてのメディア搬送手段70
4は収納手段721のすべてのメディアをすべてのデー
タ転送装置との間で搬送できることである。
【0101】以上の構成、動作により、第4の実施形態
において、第2の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0102】また、第4の実施形態において、冗長デー
タ生成手段153が行なっている冗長データの生成を、
ホストメイン制御部101が、プログラム保持部155
内のプログラムを実行して行なってもよい。
【0103】また、第4の実施形態において、データ転
送手段154が行なっているホスト装置100内のデー
タ転送を、ホストメイン制御部101が、プログラム保
持部155内のプログラムを実行して行なってもよい。
【0104】また、第2の実施形態において、ホスト装
置100内にアレイ制御専用のプロセッサを設け、ホス
トメイン制御部100の代わりにプログラム保持部15
5内のプログラムを実行してアレイ制御を行なってもよ
い。
【0105】また、本発明での現メディア保持部706
と、次メディア保持部707とを用いたメディアマウン
ト処理は、可搬メディアアレイだけでなく、冗長性のな
い複数の可搬メディアを用いたライブラリ装置において
も有効である。
【0106】
【発明の効果】本発明では、可搬メディアアレイにおい
て、メディア搬送アーム部705に、現メディア保持部
706と、次メディア保持部707と、予備メディア保
持部708を設け、予備メディア保持部708には予備
メディアを格納しておき、メディアへのアクセス時間の
短縮を図る。
【0107】従来の方式で、あるデータに対してアクセ
スしていて、次に別のデータにアクセスしようとした場
合を考える。アクセス中のデータが記憶されているメデ
ィアには、次にアクセスしようとする別のデータは記憶
されていないとする。この場合、データ転送装置には現
メディアが収納されており、次メディアは収納庫に収納
されている。次メディアにアクセスするためには、現メ
ディアをデータ転送装置から取り出して収納庫に収納
し、次メディアを収納庫から取り出してデータ転送装置
に装填しなければならず、ロボットの搬送部分の動作と
しては、データ転送装置への接近、データ転送装置から
の現メディア取り出し、収納庫への現メディア搬送、収
納庫への現メディア収納、収納庫にある次メディアへの
接近、収納庫からの次メディア取り出し、データ転送装
置への次メディア搬送、データ転送装置への次メディア
装填が必要となる。
【0108】本実施形態においては、ロボットの搬送部
分の動作としては、収納庫にある次メディアへの接近、
収納庫からの次メディア取り出し、データ転送装置への
次メディア搬送、データ転送装置からの現メディア取り
出し、データ転送装置への次メディア装填、収納庫への
現メディア搬送、収納庫への現メディア収納が必要であ
るが、データ転送装置への次メディア装填後はメディア
へのアクセスが可能となり、アクセス時間を短縮でき
る。
【0109】このように、本発明を適用することで、可
搬メディアアレイにおいて、現メディアと次メディアの
入れ替え時には、可搬メディアへのアクセス時間の短縮
を図ることができるという効果がある。また、本発明で
の現メディア保持部706と、次メディア保持部707
とを用いることで、可搬メディアアレイだけでなく、冗
長性のない複数の可搬メディアを用いたライブラリ装置
においても、可搬メディアへのアクセス時間の短縮を図
ることができるという効果がある。
【0110】また、従来の方式で現メディアにアクセス
しているときに、現メディアに障害が発生した場合を考
える。この場合、データの回復を図るために、故障した
現メディアをデータ転送装置から取り出して、例えば収
納庫などに収納し、代わりに予備メディアをデータ転送
装置に装填しなければならず、ロボットの搬送部分の動
作としては、データ転送装置への接近、データ転送装置
からの現メディア取り出し、収納庫への現メディア搬
送、収納庫への現メディア収納、収納庫にある予備メデ
ィアへの接近、収納庫からの予備メディア取り出し、デ
ータ転送装置への予備メディア搬送、データ転送装置へ
の予備メディア装填が必要となる。
【0111】本実施形態においては、ロボットの搬送部
分の動作としては、データ転送装置への接近、データ転
送装置からの現メディア取り出し、データ転送装置への
予備メディア装填を行なえばよく、アクセス時間を短縮
できる。また、障害を検出したのが次メディアの装填直
後であった場合、ロボットの搬送アーム部分がデータ転
送装置の近傍にあることが期待できるため、さらなるア
クセス時間の短縮を図ることができる。
【0112】このように、本発明を適用することで、可
搬メディアアレイにおいて、現メディアの障害時には、
予備メディアへの交換時間の短縮を図ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるシステム構成図であ
る。
【図2】アレイグループの説明図である。
【図3】ライブラリ管理テーブルの説明図である。
【図4】アレイ制御プログラムのブロック図である。
【図5】第1の実施形態におけるリード処理のフロー図
である。
【図6】第1の実施形態におけるライト処理のフロー図
である。
【図7】第1の実施形態におけるメディアマウント処理
のフロー図である。
【図8】第1の実施形態におけるデータ回復処理のフロ
ー図である。
【図9】第1の実施形態におけるメディア交換処理のフ
ロー図である。
【図10】第2の実施形態におけるシステム構成図であ
る。
【図11】第3の実施形態におけるシステム構成図であ
る。
【図12】第4の実施形態におけるシステム構成図であ
る。
【図13】従来例におけるシステム構成図である。
【図14】従来例におけるリード処理のフロー図であ
る。
【図15】従来例におけるライト処理のフロー図であ
る。
【符号の説明】
100…ホスト装置、101…ホストメイン制御部、1
02…キャッシュ、103…チップセット、104…メ
インメモリ、105…ホスト入出力手段、106…ロー
カルバス、107…システムバス、111…ユーザ領
域、121〜125…データ転送装置入出力手段、14
1〜145…メディア搬送制御手段、153…冗長デー
タ生成手段、154…データ転送手段、155…プログ
ラム保持部、156…データ保持部、200…アレイ制
御部、201…メイン制御部、203…冗長データ生成
手段、204…データ転送手段、205…プログラム保
持部、206…データ保持部、207…ホスト入出力手
段、208…アレイ内部バス、211〜215…ディス
ク入出力手段、221〜225…データ転送装置入出力
手段、241〜245…メディア搬送制御手段、300
…ディスク装置群、301〜305…ディスク装置、4
00…ホストインターフェース、501〜505…ディ
スクインターフェース、601〜605…データ転送装
置、700…メディアチェンジャ装置、704…メディ
ア搬送手段、705…メディア搬送アーム部、706…
現メディア保持部、707…次メディア保持部、708
…予備メディア保持部、720…メディア収納手段、7
21…メディア、730…メディア投入/排出手段、8
00…データ転送装置インターフェース、900…メデ
ィア搬送制御インターフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可搬メディアの読み出し/書き込みを行な
    うデータ転送装置を用いた記憶装置システムであって、 該記憶装置システムは、複数の可搬メディアを収納・搬
    送するライブラリ装置を有し、 該ライブラリ装置は、複数の可搬メディアを収納するメ
    ディア収納手段と、可搬メディアを該データ転送装置と
    該メディア収納手段の間で搬送するメディア搬送手段と
    を有し、 該メディア搬送手段は、その時点で該データ転送装置に
    装填されている現メディアと称する可搬メディアを格納
    する現メディア保持部と、次に該データ転送装置に装填
    する次メディアと称する可搬メディアを格納する次メデ
    ィア保持部とを有し、 該メディア搬送手段は、現メディアと次メディアの入れ
    替え時には、次メディアを該次メディア保持部に格納し
    てから、該メディア搬送手段を該データ転送装置に接近
    させ、該データ転送装置から現メディアを取り出して該
    現メディア保持部に格納し、該次メディア保持部から次
    メディアを取り出して該データ転送装置に装填するよう
    動作することを特徴とする記憶装置システム。
  2. 【請求項2】可搬メディアの読み出し/書き込みを行な
    うデータ転送装置をアレイ状に配置し、複数の可搬メデ
    ィアにユーザデータと、ユーザデータから算出した冗長
    データを配した可搬メディアアレイシステムであって、 該可搬メディアアレイシステムは、複数の可搬メディア
    を収納・搬送するライブラリ装置と、ホスト装置からの
    アクセス要求に従って該可搬メディアアレイシステムの
    管理を行ない、該ライブラリ装置を制御して複数の可搬
    メディアを該複数のデータ転送装置に搬送し、該複数の
    データ転送装置にアクセスを行なうアレイ制御部とを有
    し、 該ライブラリ装置は、複数の可搬メディアを収納するメ
    ディア収納手段と、可搬メディアを該複数のデータ転送
    装置と該メディア収納手段の間で搬送するメディア搬送
    手段とを有し、 該メディア搬送手段は、その時点で該データ転送装置に
    装填されている現メディアと称する可搬メディアを格納
    する現メディア保持部と、障害が発生し使用不能になっ
    た可搬メディアと交換するための予備メディアと称する
    可搬メディアを格納しておく予備メディア保持部とを有
    し、該予備メディア保持部には常に予備メディアを格納
    しておき、 該アレイ制御部は、現メディアの障害時には、該メディ
    ア搬送手段を該データ転送装置に接近させ、該データ転
    送装置から現メディアを取り出して該現メディア保持部
    に格納し、該予備メディア保持部から予備メディアを取
    り出して該データ転送装置に装填するよう制御すること
    を特徴とする可搬メディアアレイシステム。
  3. 【請求項3】可搬メディアの読み出し/書き込みを行な
    うデータ転送装置をアレイ状に配置し、複数の可搬メデ
    ィアにユーザデータと、ユーザデータから算出した冗長
    データを配した可搬メディアアレイシステムであって、 該可搬メディアアレイシステムは、複数の可搬メディア
    を収納・搬送するライブラリ装置と、ホスト装置からの
    アクセス要求に従って該可搬メディアアレイシステムの
    管理を行ない、該ライブラリ装置を制御して複数の可搬
    メディアを該複数のデータ転送装置に搬送し、該複数の
    データ転送装置にアクセスを行なうアレイ制御部とを有
    し、 該ライブラリ装置は、複数の可搬メディアを収納するメ
    ディア収納手段と、可搬メディアを該複数のデータ転送
    装置と該メディア収納手段の間で搬送するメディア搬送
    手段とを有し、 該メディア搬送手段は、その時点で該データ転送装置に
    装填されている現メディアと称する可搬メディアを格納
    する現メディア保持部と、次に該データ転送装置に装填
    する次メディアと称する可搬メディアを格納する次メデ
    ィア保持部と、障害が発生し使用不能になった可搬メデ
    ィアと交換するための予備メディアと称する可搬メディ
    アを格納しておく予備メディア保持部とを有し、該予備
    メディア保持部には常に予備メディアを格納しておき、 該アレイ制御部は、現メディアと次メディアの入れ替え
    時には、次メディアを該次メディア保持部に格納してか
    ら、該メディア搬送手段を該データ転送装置に接近さ
    せ、該データ転送装置から現メディアを取り出して該現
    メディア保持部に格納し、該次メディア保持部から次メ
    ディアを取り出して該データ転送装置に装填するよう制
    御し、現メディアの障害時には、該メディア搬送手段を
    該データ転送装置に接近させ、該データ転送装置から現
    メディアを取り出して該現メディア保持部に格納し、該
    予備メディア保持部から予備メディアを取り出して該デ
    ータ転送装置に装填するよう制御することを特徴とする
    可搬メディアアレイシステム。
  4. 【請求項4】請求項2、3記載において、前記アレイ制
    御部は、ホスト装置の外部にある前記可搬メディアアレ
    イシステムであり、該可搬メディアアレイシステムとホ
    スト装置とがデータ転送経路で接続されていることを特
    徴とする計算機システム。
  5. 【請求項5】請求項2、3記載において、ホスト装置が
    前記アレイ制御部を有し、前記可搬メディアアレイシス
    テムの制御は、ホスト装置の制御を行なうホストメイン
    制御部により実行されることを特徴とする計算機システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項2、3記載において、ホスト装置が
    前記アレイ制御部を有し、前記アレイ制御部は前記可搬
    メディアアレイシステムを制御するための専用のプロセ
    ッサを有し、該可搬メディアアレイシステムの制御は該
    プロセッサにより実行されることを特徴とする計算機シ
    ステム。
JP6050597A 1997-03-14 1997-03-14 可搬メディアを用いた記憶装置システム Pending JPH10254627A (ja)

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