JPH1025421A - 蓄光性樹脂組成物 - Google Patents
蓄光性樹脂組成物Info
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- JPH1025421A JPH1025421A JP18218896A JP18218896A JPH1025421A JP H1025421 A JPH1025421 A JP H1025421A JP 18218896 A JP18218896 A JP 18218896A JP 18218896 A JP18218896 A JP 18218896A JP H1025421 A JPH1025421 A JP H1025421A
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- Japan
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- resin composition
- light
- resin
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-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F13/00—Illuminated signs; Luminous advertising
- G09F13/20—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
- G09F13/22—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 残光時間の極めて長い蓄光性樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】 透明性の高い塗膜形成用樹脂（２）１０
０重量部に対し、賦活剤を含有する結晶蛍光体（３）１
０〜１５０重量部と、透明性フィラー（４）１０〜１０
０重量部を配合し、これを各種物体に塗布することによ
り、結晶蛍光体（３）が太陽光線や蛍光灯の光エネルギ
ーを吸収蓄光し、暗所で長時間放光することにより、各
種物体の夜間での視認性を高めることができる。
供する。 【解決手段】 透明性の高い塗膜形成用樹脂（２）１０
０重量部に対し、賦活剤を含有する結晶蛍光体（３）１
０〜１５０重量部と、透明性フィラー（４）１０〜１０
０重量部を配合し、これを各種物体に塗布することによ
り、結晶蛍光体（３）が太陽光線や蛍光灯の光エネルギ
ーを吸収蓄光し、暗所で長時間放光することにより、各
種物体の夜間での視認性を高めることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、残光時間の長い
蓄光性樹脂組成物に関する。
蓄光性樹脂組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】太陽光あるいは蛍光灯などの光エネルギ
ーを吸収蓄光し、暗所や夜間で放光する蓄光性樹脂組成
物は従来より知られている。
ーを吸収蓄光し、暗所や夜間で放光する蓄光性樹脂組成
物は従来より知られている。
【０００３】従来使用されている無機蓄光体の代表的な
ものとしては、硫化亜鉛系（ＺｎＳ：Ｃｕ、Ｃｌ）を使
用したものがある。
ものとしては、硫化亜鉛系（ＺｎＳ：Ｃｕ、Ｃｌ）を使
用したものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無機蓄光体は、残光時間が３０分程度と短く、夜間
の視認性が要求される部分に使用しても十分に目的を達
成することができないという問題がある。
来の無機蓄光体は、残光時間が３０分程度と短く、夜間
の視認性が要求される部分に使用しても十分に目的を達
成することができないという問題がある。
【０００５】そこで、この発明の課題は、残光時間が極
めて長く、夜間の視認性を高めることによって用途の大
幅な拡大を図ることができる蓄光性樹脂組成物を提供す
ることにある。
めて長く、夜間の視認性を高めることによって用途の大
幅な拡大を図ることができる蓄光性樹脂組成物を提供す
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項１の発明は、塗膜形成用樹脂１００重
量部に対して、賦活剤を含有する結晶蛍光体１０〜１５
０重量部と、ガラス粉、石英粉およびアクリル樹脂粉末
から選ばれる透明性フィラー１０〜１００重量部を配合
した構成を採用したものである。
するため、請求項１の発明は、塗膜形成用樹脂１００重
量部に対して、賦活剤を含有する結晶蛍光体１０〜１５
０重量部と、ガラス粉、石英粉およびアクリル樹脂粉末
から選ばれる透明性フィラー１０〜１００重量部を配合
した構成を採用したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【０００８】この発明の蓄光性樹脂組成物は、塗膜形成
用樹脂１００重量部に対して、賦活剤を含有する結晶蛍
光体１０〜１５０重量部と、ガラス粉、石英粉およびア
クリル樹脂粉末から選ばれる透明性フィラー１０〜１０
０重量部を配合したものである。
用樹脂１００重量部に対して、賦活剤を含有する結晶蛍
光体１０〜１５０重量部と、ガラス粉、石英粉およびア
クリル樹脂粉末から選ばれる透明性フィラー１０〜１０
０重量部を配合したものである。
【０００９】この発明に用いる塗膜形成用樹脂は、結晶
蛍光体への光の透過を妨げない程度に透明性の高い樹脂
を採用することが好ましく、例えば、ウレタン系樹脂、
アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂が挙
げられる。
蛍光体への光の透過を妨げない程度に透明性の高い樹脂
を採用することが好ましく、例えば、ウレタン系樹脂、
アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂が挙
げられる。
【００１０】この発明に用いる賦活剤を含有する結晶蛍
光体は、無機物からなる固体結晶の蛍光体のうち、母材
に対し賦活剤と呼ばれる微量の物質を含有して発光する
ものである。母材としては、無色または淡色で融点の比
較的高い無機化合物であれば特に限定されるものではな
いが、残光時間が長く好ましい結晶蛍光体の母材とし
て、ＳｒＯ1.75Ａｌ2 Ｏ3 、ＳｒＯ1.75Ｂ2 Ｏ3 、Ｓｒ
Ａｌ2 Ｏ4 、ＣａＡｌ2Ｏ4 等が挙げられる。
光体は、無機物からなる固体結晶の蛍光体のうち、母材
に対し賦活剤と呼ばれる微量の物質を含有して発光する
ものである。母材としては、無色または淡色で融点の比
較的高い無機化合物であれば特に限定されるものではな
いが、残光時間が長く好ましい結晶蛍光体の母材とし
て、ＳｒＯ1.75Ａｌ2 Ｏ3 、ＳｒＯ1.75Ｂ2 Ｏ3 、Ｓｒ
Ａｌ2 Ｏ4 、ＣａＡｌ2Ｏ4 等が挙げられる。
【００１１】また、このような母材に添加される賦活剤
を例示すると、ユーロピウム（Ｅｕ）、ジスプロシウム
（Ｄｙ）、ニオブ（Ｎｂ）、ランタン（Ｌａ）などの一
種以上のものである。
を例示すると、ユーロピウム（Ｅｕ）、ジスプロシウム
（Ｄｙ）、ニオブ（Ｎｂ）、ランタン（Ｌａ）などの一
種以上のものである。
【００１２】すなわち、この発明で使用可能な賦活剤含
有の結晶蛍光体を以下に例示する。 ＳｒＯ1.75（Ａｌ，Ｂ）2 Ｏ3 ；Ｅｕ，Ｄｙ ＳｒＡｌ2 Ｏ4 ；Ｅｕ，Ｄｙ ＳｒＡｌ2 Ｏ4 ；Ｅｕ：Ｎｂ ＣａＡｌ2 Ｏ4 ；Ｅｕ，Ｎｂ，Ｌａ 因みに、上記の化学組成の結晶蛍光体の物性は以下の
通りである。 化学組成 ＳｒＯ1.75（Ａｌ，Ｂ）2 Ｏ3 ；Ｅｕ，Ｄｙ 比重 3.8 平均粒径 ６〜10ミクロン 体色 薄黄白色 残光色 ブルーグリーン 発光ヒ゜ーク 波長 490 ナノメーター 残光時間 25時間（残光強度が0.3mcd／m2に減衰するまでの時間） 励起飽和時間 太陽光下（1000ｌ×）で10分以内 耐候性 良好 耐水性 良好 耐熱性 良好（硝子、陶磁器への焼成可） また、透明性のフィラーは、ガラス粉、石英粉またはア
クリル粉を使用する。
有の結晶蛍光体を以下に例示する。 ＳｒＯ1.75（Ａｌ，Ｂ）2 Ｏ3 ；Ｅｕ，Ｄｙ ＳｒＡｌ2 Ｏ4 ；Ｅｕ，Ｄｙ ＳｒＡｌ2 Ｏ4 ；Ｅｕ：Ｎｂ ＣａＡｌ2 Ｏ4 ；Ｅｕ，Ｎｂ，Ｌａ 因みに、上記の化学組成の結晶蛍光体の物性は以下の
通りである。 化学組成 ＳｒＯ1.75（Ａｌ，Ｂ）2 Ｏ3 ；Ｅｕ，Ｄｙ 比重 3.8 平均粒径 ６〜10ミクロン 体色 薄黄白色 残光色 ブルーグリーン 発光ヒ゜ーク 波長 490 ナノメーター 残光時間 25時間（残光強度が0.3mcd／m2に減衰するまでの時間） 励起飽和時間 太陽光下（1000ｌ×）で10分以内 耐候性 良好 耐水性 良好 耐熱性 良好（硝子、陶磁器への焼成可） また、透明性のフィラーは、ガラス粉、石英粉またはア
クリル粉を使用する。
【００１３】上記フィラーは無機蓄光体（結晶蛍光体）
間に介在し、吸光、放光を容易なものとし、同時に塗料
中の蓄光体の積層沈殿による固化（固まって塗装が出来
なくなる）を防止することができる。なお、使用するフ
ィラーの粒径は蓄光体と同程度のものを使用する。
間に介在し、吸光、放光を容易なものとし、同時に塗料
中の蓄光体の積層沈殿による固化（固まって塗装が出来
なくなる）を防止することができる。なお、使用するフ
ィラーの粒径は蓄光体と同程度のものを使用する。
【００１４】この発明の蓄光性樹脂組成物は上記のよう
な構成であり、図１はこの組成物を用いた塗装状態の断
面を示し、被塗装物１の表面に所要の厚さで塗布した塗
膜形成用樹脂２内に賦活剤を含有する結晶蛍光体３と透
明性のフィラー４とが配合され、塗膜の表面には、必要
に応じ、耐候性や耐摩擦性に優れた透明な保護塗膜５を
施したり、透明なガラスビーズを付着させるようにす
る。
な構成であり、図１はこの組成物を用いた塗装状態の断
面を示し、被塗装物１の表面に所要の厚さで塗布した塗
膜形成用樹脂２内に賦活剤を含有する結晶蛍光体３と透
明性のフィラー４とが配合され、塗膜の表面には、必要
に応じ、耐候性や耐摩擦性に優れた透明な保護塗膜５を
施したり、透明なガラスビーズを付着させるようにす
る。
【００１５】ここで、結晶蛍光体３が太陽光あるいは蛍
光灯などの光エネルギーを吸収蓄光し、暗所や夜間にお
いて、蛍光体３で長時間放光する。
光灯などの光エネルギーを吸収蓄光し、暗所や夜間にお
いて、蛍光体３で長時間放光する。
【００１６】この発明の組成物は、例えば、自動車、二
輪車、船舶、航空機等の交通期間の表層部に塗布した
り、道路の各種標識、屋外のカンバン等のペイントとし
て使用し、長時間の放光により、電源不要で夜間の視認
性を高めるものである。
輪車、船舶、航空機等の交通期間の表層部に塗布した
り、道路の各種標識、屋外のカンバン等のペイントとし
て使用し、長時間の放光により、電源不要で夜間の視認
性を高めるものである。
【００１７】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、太陽
光あるいは蛍光灯などの光エネルギーを吸収蓄光し、暗
所で放光する残光時間を大幅に長くすることができ、蓄
光性塗料の用途を大幅に拡大することができる。
光あるいは蛍光灯などの光エネルギーを吸収蓄光し、暗
所で放光する残光時間を大幅に長くすることができ、蓄
光性塗料の用途を大幅に拡大することができる。
【図１】この発明の蓄光性樹脂組成物の塗布状態を示す
断面図
断面図
２ 塗膜形成用樹脂 ３ 結晶蛍光体 ４ フィラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｆ 13/20 Ｇ０９Ｆ 13/20 Ｄ //(Ｃ０８Ｌ 101/00 33:06）
Claims (1)
- 【請求項１】 塗膜形成用樹脂１００重量部に対して、
賦活剤を含有する結晶蛍光体１０〜１５０重量部と、ガ
ラス粉、石英粉およびアクリル樹脂粉末から選ばれる透
明性フィラー１０〜１００重量部を配合した蓄光性樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18218896A JPH1025421A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 蓄光性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18218896A JPH1025421A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 蓄光性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025421A true JPH1025421A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16113884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18218896A Pending JPH1025421A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 蓄光性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1025421A (ja) |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP18218896A patent/JPH1025421A/ja active Pending
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