JPH10253214A - 小型急冷システム及び保冷方法 - Google Patents

小型急冷システム及び保冷方法

Info

Publication number
JPH10253214A
JPH10253214A JP7438597A JP7438597A JPH10253214A JP H10253214 A JPH10253214 A JP H10253214A JP 7438597 A JP7438597 A JP 7438597A JP 7438597 A JP7438597 A JP 7438597A JP H10253214 A JPH10253214 A JP H10253214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquefied gas
liquefied
nozzle
small
quenching system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7438597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3542453B2 (ja
Inventor
Mitsuo Takasugi
光男 高杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Colpo Co Ltd
Original Assignee
Colpo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Colpo Co Ltd filed Critical Colpo Co Ltd
Priority to JP07438597A priority Critical patent/JP3542453B2/ja
Priority to TW87109216A priority patent/TW404925B/zh
Publication of JPH10253214A publication Critical patent/JPH10253214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3542453B2 publication Critical patent/JP3542453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いが容易で、重量及びスペ−スの問題が
なく、必要とされる温度管理も可能で経済的に極めて効
率よく低温保存品を輸配送することを可能ならしめる小
型急冷システム及び保冷方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 液化ガスボンベ1と、これを保持するボ
ンベホルダ−2と、ボンベホルダ−2に取り付けられる
操作ボックス3とから成り、操作ボックス3は液化ガス
ボンベ1から供給される液化ガスを電磁弁を介して噴射
するノズルを備えると共に、その噴射制御のための操作
スイッチを備えている。また、保冷用コンテナの上部に
液化炭酸ガス供給スペ−スを設け、そこに液化炭酸ガス
を供給して雪状のスノ−ドライアイスを生成した後、前
記スノ−ドライアイスを圧縮することにより保冷の遅効
性を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型急冷システム及
び保冷方法、より詳細には、青果物、魚介類等の生鮮食
料品、冷菓、生花、医薬品その他の低温下において保存
する商品を、温度管理しつつ効率よく輸配送することを
可能ならしめる液化冷却ガスを用いる小型急冷システム
及び保冷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】果実、野菜、乳製品、冷菓および鮮魚そ
の他の低温保存品の近距離輸送には、主に、アルミニウ
ム製のバントラックの内側に断熱壁を張り、内部をドラ
イアイスや氷で冷却する保冷車が用いられている。ま
た、長距離輸送や冷凍魚、冷凍肉等の輸送には、荷物室
内の温度を一定温度に保つ必要があるため、運転室の屋
根の上や荷物室の前上部に冷凍機を備えた冷凍車ないし
冷蔵庫が用いられる。その場合、作動動力を自動車の原
動機から取る方法と、別の独立した原動機から取る方法
とがある。
【0003】荷物室内をドライアイスや氷で冷却するも
のは冷却能力及び温度管理の点で劣り、室内を長時間に
亘って所望温度域内に維持することが困難であるため、
非常に限られた範囲の商品並びに地域の輸送にしか利用
することができない。
【0004】また、機械式冷凍機を備えるものは、冷凍
機等がかなりの重量であるだけでなく、それらのために
かなりのスペ−スを割かなければならず、ランニングコ
ストも嵩む。更に、荷物積降ろしに際して荷物室のドア
を開閉する機会が多いと、温度管理が一層難しくなると
いった問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の低温
保存品の輸配送には多くの問題があり、総じて輸送効率
の悪さを指摘することができる。そこで本発明は、取扱
いが容易で、重量及びスペ−スの問題がなく、必要とさ
れる温度管理も可能で経済的に極めて効率よく低温保存
品を輸配送することを可能ならしめる小型急冷システム
及び保冷方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化ガスボン
ベと、これを保持するボンベホルダ−と、前記ボンベホ
ルダ−に取り付けられる操作ボックスとから成り、前記
操作ボックスは前記液化ガスボンベから供給される液化
ガスを電磁弁を介して噴射するノズルを備えると共に、
その噴射制御のための操作スイッチを備えていることを
特徴とする小型急冷システム、並びに、保冷用コンテナ
の上部に液化炭酸ガス供給スペ−スを設け、そこに液化
炭酸ガスを供給して雪状のスノ−ドライアイスを生成し
た後、前記スノ−ドライアイスを圧縮することを特徴と
する保冷方法、を以て上記課題を解決した。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る小型急冷シス
テムの構成図で、図中1は液化炭酸ガス又は液化チッ素
ガスの液化ガスボンベ、2は液化ガスボンベ1を保持す
るボンベホルダ−、3はボンベホルダ−2に固定されて
液化ガスを後述する保冷コンテナ(発泡資材製、紙製、
布貼製等の比較的小型のボックスタイプ(折畳みタイプ
のものを含む)のものから、プラスチック製、アルミニ
ウム製、金属製等の中・大型の各種のものが含まれ
る。)に供給する操作ボックスである。液化ガスボンベ
1は上面に把持環4を備え、把持環4を本体に固定する
部材の1つに引掛孔5が形成される。
【0008】ボンベホルダ−2は支柱6と、支柱6の上
下に固定されて液化ガスボンベ1を抱持するパイプフレ
−ム7とから成り、通例3個のキャスタ−8を備える。
支柱6の上端部には、引掛部材9を上下動させるジャッ
キ10が設置される。引掛部材9は液化ガスボンベ1の
引掛孔5に係合可能で、その係合状態において液化ガス
ボンベ1を保持する。液化ガスボンベ1は移動時以外は
床面上あるいは地面上に置いた状態にて保持され、移動
時にはジャッキ10により浮上させる。液化ガスボンベ
1は引掛部材9による1点支持のため、浮上時に傾く
が、その傾きは、支柱6下端部に突設した突片11がボ
ンベ周面に当接することにより抑えることができる。
【0009】パイプフレ−ム7には、ボンベ保持側と反
対方向斜め上方に延びるハンドル12が取り付けられ、
また、側部適宜個所に、車両の荷台側壁等への固定用金
具13が設置される。本装置を移動する場合は、ハンド
ル12を押すことによって行う。支柱6の外側面上部に
は操作ボックス固定具14が設置され、その下端部には
操作ボックス載置用支持板15が突設される。
【0010】操作ボックス3は、その上面に固定具14
に対応する固定具16を備え、その一側面が下方に開く
コンテナ載置台17となっている。コンテナ載置台17
の外面には、コンテナ載置台17を開いてその上にコン
テナ19を載置する際に水平状態を維持させる脚18
が、1又は複数取り付けられる。
【0011】操作ボックス3はチャ−ジホ−ス20を介
して液化ガスボンベ1と連結され、チャ−ジホ−ス20
を通して液化ガスが導入されるようになっている。導入
された液化ガスは、電磁弁を介してパネル面22に突設
されたノズル23に供給される。ノズル23は普通進退
可能にされ、例えばスプリング圧等により常時突出方向
への押圧力を付与され、以てコンテナ載置台17を開く
に伴い突出するようにされる。
【0012】パネル面22には更に、安全スイッチ24
と操作スイッチ25とが設置される。安全スイッチ24
は、通例コンテナ載置台17を開くことによってオンと
なり、閉じることによってオフとなるもので、これによ
りコンテナ載置台17が閉じている時に電源が入ること
が防止される。操作スイッチ25は冷却温度帯と冷却時
間帯の選択をするためのもので、例えば、冷凍用、冷蔵
用、保冷用、近距離用、中距離用及び長距離用のボタン
スイッチで構成される。更に、電源スイッチが並置され
る。この操作スイッチ25の選択操作により電磁弁が制
御され、以てノズル23から噴出する液化ガスの量が制
御される。
【0013】図2は本装置の使用例として、軽トラック
25の荷台端部に設置する場合を示している。この場合
本装置は、固定用金具13を利用して荷台側壁26に固
定され、液化ガスボンベ1は荷台上に降ろされる。その
際操作ボックス3のパネル面22が外に向くようにさ
れ、また、操作ボックス3の手前にコンテナ載置台17
が水平に倒れ得るスペ−スが置かれる。
【0014】使用に際しては、コンテナ載置台17を引
いて手前に倒して水平状態にし、その上にコンテナ19
を置いて奥にスライドさせ、ノズル23をコンテナ19
の箱蓋19aに形成したノズル接続部に接続させ、電源
スイッチを入れる。そこで、操作スイッチ25を操作し
て冷凍、冷蔵、中短距離等の選択をすると、それに応じ
て予め設定された量の液化ガスが、ノズル23よりコン
テナ19内に噴射される。
【0015】図4乃至図6は、液化ガスとして液化炭酸
ガスを用いる場合におけるコンテナ19の箱蓋19aの
構成例を示すもので、図4における箱蓋19aは、下面
以外が断熱性資材で構成され、下面にフィルタ−、メッ
シュ材等の通気性資材、あるいは金属板等のスノ−受け
28が配置されている。箱蓋19aの一側面にはノズル
23を連結するコネクタ−29が設置されると共に、圧
力センサ−進入孔30が形成される。圧力センサ−進入
孔30を通って箱蓋19a内に進入する圧力センサ−3
1は、ノズル23に固定された支持部材32に取り付け
られる。
【0016】箱蓋19aには更に、後述する箱蓋19a
内に生成される雪状のスノ−ドライアイスを圧縮してブ
ロック化するための手段が設置される。この圧縮手段
は、スノ−ドライアイスを上方から垂直方向に押圧する
方式のものであってもよいし、水平方向に押圧する方式
のものであってもよい。図示した例は前者で、箱蓋19
aの天壁に押圧板34が、一対の揺動ア−ム35を介し
て取り付けられている。揺動ア−ム35の一方には外部
に延びるハンドル36が連結され、このハンドル36を
回動することにより揺動ア−ム35が水平状態から垂直
方向に回動して押圧板34を下降させ、以てスノ−受け
28上に生成されるスノ−ドライアイスを圧縮してブロ
ック化する(図6参照)。
【0017】図4に示すノズル23はコネクタ−29に
連結するタイプであるのに対し、図5に示すノズル23
は偏平で、箱蓋19aの側面に形成されるノズル進入口
37も、これに対応する横長のものとなる。この場合、
ノズル進入口37はノズル23に対し余裕のあるサイズ
とされ、ノズル23と共に圧力センサ−31も進入し得
るようになっている。この場合ノズル23と圧力センサ
−31は、板状のパッキング材38に固定される。
【0018】図5に示す例においては、箱蓋19aの底
面に蓄冷材40が配置されている。この蓄冷材40は、
後述するソフトブロックドライアイスによる冷却作用の
遅効性を促進する役目を果たすものである。この目的の
ための蓄冷材の配置場所は、箱蓋19aの底面に限られ
る訳ではなく、側面や天井であってもよく、また、一面
に敷き詰める必要もない。
【0019】上記構成の小型急冷装置の利用例を説明す
ると、例えば図2に示すように軽トラック25の荷台に
設置し、使用に際してコンテナ載置台17を手前に倒
し、その上にコンテナ19を載置して奥にスライドさ
せ、ノズル23をコネクタ29に連結し(図4に示す
例)、あるいは、ノズル進入口37に進入させる(図5
に示す例)。そして、操作スイッチ25を操作して、所
望量の液化炭酸ガスを箱蓋19a内に噴射させる。噴射
量の制御は、例えば圧力センサ−31により箱蓋19a
内の圧力を計測し、これが設定値に達したところで電磁
弁が閉じるように構成する。
【0020】本発明において用いられる液化炭酸ガス
は、普通20KgF/cm2 Gの真空断熱された高圧ボ
ンベ1に収納されており、常温下で噴射すると、瞬時に
体積は約280倍に膨張し、その約47%は雪状のドラ
イアイス(スノ−ドライアイス)となり、約53%はガ
スになる。このスノ−ドライアイスは空気に接触する表
面積が多いために気化反応速度が早く、当初急激な冷却
が可能であるが、その作用保持時間はそれ程長くない。
【0021】そこで本発明においては、保冷時間をより
長くするために、スノ−ドライアイスを圧縮してブロッ
ク化することにより、その空気接触面積を減少させて気
化反応速度を遅らせることとした。なお、ブロック化と
いっても、一般のドライアイスのように固化させる訳で
はなく、さ程保形性を持たないいわばソフトブロックの
状態を意味している。そして、その圧縮の程度により、
作用保持時間をコントロ−ルすることができる。
【0022】図示した構成例においては、ハンドル36
の回動角度如何によって圧縮度合が変化するので、コン
テナ19(箱蓋19a)の側面に回動角度の指針となる
目盛りを付することとしてもよい。
【0023】図9は本発明に係る方法及び装置を用いて
得た、コンテナ内温度(実線で表示)と商品表面温度
(破線で表示)の経時的変化を示すグラフであり、
(A)は比較例としてブロック化しないスノ−ドライア
イスのままの状態における温度変化を示すグラフ、
(B)はスノ−ドライアイスをソフトブロック化する
が、蓄冷材を用いない場合における温度変化を示すグラ
フ、(C)はスノ−ドライアイスをソフトブロック化す
ると共に蓄冷材を用いた場合における温度変化を示すグ
ラフである。
【0024】グラフ(A)の場合は、ガス噴射後数十分
の内にコンテナ内が−35℃以下に急激に冷却され、そ
れに引張られて商品表面温度も急激に低下している。そ
の後コンテナ内温度が急激に上昇し、噴射から約1時間
経過した時点で両温度が一致し(その温度を以下「飽和
温度」と称する。)、以後両温度共僅かづつ上昇してい
き、約12時間経過時点までは大きな変化が見られな
い。従って、この方法は、輸配送時間が12時間以内の
短距離輸送には利用可能であるが、それ以上の中長距離
輸送には利用できないということになる。
【0025】グラフ(B)の場合は、ドライアイスがソ
フトブロック化されていて気化反応が抑制されるため
に、コンテナ内温度に(A)のような急激な下降現象は
見られず、比較的緩やかに下降して約3〜4時間後に最
も下降した後緩やかに上昇を始め、約8時間後からほぼ
平衡状態を維持している。商品表面温度もコンテナ内温
度に近い変化をし、約6時間後に飽和温度に達し、その
後コンテナ内温度よりも少し低い温度にて均衡し、約2
4時間その状態を維持している。従って(B)の場合
は、(A)の場合の約2倍の輸送可能時間を確保できる
ことになる。
【0026】グラフ(C)の場合は、ソフトブロックド
ライアイスによって先ず蓄冷材が冷却され、この蓄冷材
を介してコンテナ19内が冷却されるため、冷却効果が
遅く表われている。即ち、コンテナ内温度及び商品表面
温度共に約8時間後に最低となり、約12時間後に飽和
温度に達し、両温度共約48時間後まで殆ど変化してい
ない。従って、(C)の場合は、(B)の場合の約2倍
の輸送可能時間を確保できることとなる。
【0027】図7は、本発明に係るシステムをより大型
の断熱性を有するハ−ドコンテナ41に適用した例を示
すものである。この場合はハ−ドコンテナ41内天井に
液化ガス供給室42が設置され、ハ−ドコンテナ41の
外壁上部に、液化ガス供給室42に通じるノズル連結用
コネクタ−43と圧力センサ−進入口44とが配備され
る。そして、液化ガス供給室42に、スノ−ドライアイ
スの圧縮手段が設置される。
【0028】図8は、本発明に係るシステムを軽車両の
荷台側部に設置した例を示すものである。この場合はボ
ンベホルダ−2を用いずに、操作ボックス3がそのコン
テナ載置台17を外側に露出させて荷台側壁に固定さ
れ、コンテナ載置台17を外側に倒し得るように構成さ
れる。また、操作ボックス3設置部の横にボンベ設置ス
ペ−ス45が設けられ、そこに液化ガスボンベ1が交換
可能に収納される。46はボンベ設置スペ−ス45の扉
である。
【0029】図10に示す例は、殊に大型コンテナ47
に対するもので、急冷装置の方を移動自在にし、且つ、
ガンタイプのノズル48が操作ボックス3から延びるフ
レキシブルチュ−ブ49の先に取り付けられる。この場
合は急冷装置の方を大型コンテナ47に近付け、ノズル
48を大型コンテナ47のノズル進入口50内に挿入
し、トリガ−操作によって液化ガスの供給を行うことが
できる。
【0030】図11は、液化ガスとして液化チッ素ガス
を用いる場合における保冷コンテナの箱蓋19bの構成
例を示すもので、上記図4に示す箱蓋19aと近似した
ものとなっている。両者の違いは、箱蓋19bの上面及
び/又は側面にガス抜き孔52が多数透設される点(通
例小孔が多数形成される。)と、箱蓋19bに圧縮手段
がない点である。その他の構成は共通である。
【0031】液化チッ素ガスを用いる場合に蓄冷材40
を用いるときは、マイナス100度以下にもなる液化チ
ッ素ガスの商品に対する影響を緩和すると共に、上記液
化炭酸ガスの場合と同様の遅効性効果が得られる。
【0032】本発明に係るシステムは、車に搭載したり
して容易に搬送できるので、上述したような低温保存品
の輸配送に利用する外、緊急災害時における食品や医薬
の保存に利用したり、工事現場、釣舟、キャンプ地等で
任意の用途に利用することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述した通りであるので、取扱
いが容易で、重量及びスペ−スの問題がなく、必要とさ
れる温度管理も可能で経済的に極めて効率よく低温保存
品を輸配送することを可能ならしめる小型急冷システム
及び保冷方法を提供し得る効果がある。
【0034】請求項2記載の小型冷却システムによれ
ば、任意の場所に移動して、移動が容易ではない大型の
コンテナ等に対して給ガスし得る効果がある。
【0035】請求項1乃至4、7、8に記載の小型急冷
システムは、液化炭酸ガスのみならず液化チッ素ガスに
も対応し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】 図1に示すシステムの設置例を示す斜視図で
ある。
【図3】 図1に示すシステムにおける操作ボックスの
構成を示す図である。
【図4】 図1に示すシステムにおける小型保冷コンテ
ナの蓋部の構成例を示す図である。
【図5】 図1に示すシステムにおける小型保冷コンテ
ナの蓋部の他の構成例を示す図である。
【図6】 図1に示すシステムにおける小型保冷コンテ
ナの蓋部における圧縮手段の作用を示す図である。
【図7】 図1に示すシステムにおける中型ないし大型
の保冷コンテナの構成例を示す図である。
【図8】 本発明の他の実施形態の設置例を示す図であ
る。
【図9】 本発明に係る方法の実効性を示すグラフであ
る。
【図10】 本発明の更に他の実施形態の構成及び使用方
法を示す図である。
【図11】 本発明の更に他の実施形態における保冷コン
テナの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 液化ガスボンベ 2 ボンベホルダ− 3 操作ボックス 10 ジャッキ 14 操作ボックス固定具 16 固定具 17 コンテナ載置台 18 脚 19 コンテナ 19a 箱蓋 19b 箱蓋 20 チャ−ジホ−ス 22 パネル面 23 ノズル 24 安全スイッチ 25 操作スイッチ 28 スノ−受け 29 コネクタ− 30 圧力センサ−進入孔 31 圧力センサ− 32 支持部材 34 押圧板 35 揺動ア−ム 36 ハンドル 37 ノズル進入口 38 パッキング材 40 蓄冷材 41 ハ−ドコンテナ 42 液化ガス供給室 43 連結用コネクタ− 44 圧力センサ−進入口 45 ボンベ設置スペ−ス 47 大型コンテナ 48 ノズル 49 フレキシブルチュ−ブ 50 ノズル進入口

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化ガスボンベと、これを保持するボン
    ベホルダ−と、前記ボンベホルダ−に取り付けられる操
    作ボックスとから成り、前記操作ボックスは前記液化ガ
    スボンベから供給される液化ガスを電磁弁を介して噴射
    するノズルを備えると共に、その噴射制御のための操作
    スイッチを備えていることを特徴とする小型急冷システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ボンベホルダ−が移動自在であり、
    且つ、移動中前記液化ガスボンベを保持しつつこれを浮
    上させ得る手段を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の小型急冷システム。
  3. 【請求項3】 前記操作ボックスが、一側面を形成して
    いて下方に開いて水平状態を維持し得るコンテナ載置台
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の小
    型急冷システム。
  4. 【請求項4】 前記ノズルを前記操作ボックスから離し
    て操作可能にした請求項1又は2記載の小型急冷システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
    小型急冷システムにおいて液化ガスとして液化炭酸ガス
    を用いると共に、当該システムと、上部に前記ノズルか
    ら供給される液化ガスの供給スペ−スを設けると共に、
    前記供給スペ−ス内への液化ガス供給によって生成され
    る雪状のスノ−ドライアイスを圧縮する手段を備えた保
    冷用コンテナとを組み合わせて成る小型急冷システム。
  6. 【請求項6】 前記保冷用コンテナの液化ガス供給スペ
    −スの底面、側面又は上面に蓄冷材を配した請求項5記
    載の小型急冷システム。
  7. 【請求項7】 車両の荷台に装脱可能に配置される液化
    ガスボンベと、前記液化ガスボンベから供給される液化
    ガスを電磁弁を介して噴射するノズルを備えた操作ボッ
    クスとから成り、前記操作ボックスは前記ノズルとその
    噴射制御のための操作スイッチを備えたパネル面を外に
    向けて前記車両の荷台に固定され、前記パネル面を覆う
    カバ−が水平状態に開いてコンテナ載置台を構成するこ
    とを特徴とする小型急冷システム。
  8. 【請求項8】 前記ノズルを前記操作ボックスから離し
    て操作可能にした請求項7記載の小型急冷システム。
  9. 【請求項9】 請求項7又8に記載された小型急冷シス
    テムにおいて液化ガスとして液化炭酸ガスを用い、上部
    に前記ノズルから供給される液化ガスの供給スペ−スを
    設けると共に、前記供給スペ−ス内への液化ガス供給に
    よって生成される雪状のスノ−ドライアイスを圧縮する
    手段を備えた保冷用コンテナを組み合わせて成る小型急
    冷システム。
  10. 【請求項10】 保冷用コンテナの上部に液化ガス供給ス
    ペ−スを設け、そこに液化炭酸ガスを供給して雪状のス
    ノ−ドライアイスを生成した後、前記スノ−ドライアイ
    スを圧縮することを特徴とする保冷方法。
  11. 【請求項11】 圧縮度合を選定することにより保冷可能
    時間を設定することを特徴とする請求項10記載の保冷方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至4、7、8のいずれかに記
    載された小型急冷システムにおいて液化ガスとして液化
    チッ素を用いると共に、当該システムと、上部に前記ノ
    ズルから供給される液化チッ素ガスの供給スペ−スを設
    け、前記供給スペ−スの上面及び/又は側面にガス抜き
    孔を形成した保冷用コンテナとを組み合わせて成る小型
    急冷システム。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至4、7、8のいずれかに記
    載された小型急冷システムにおいて液化ガスとして液化
    チッ素を用いると共に、当該システムと、上部に前記ノ
    ズルから供給される液化チッ素ガスの供給スペ−スを設
    け、前記供給スペ−スの底面及び/又は側面に蓄冷材を
    配すると共にその上面及び/又は側面にガス抜き孔を形
    成した保冷用コンテナとを組み合わせて成る小型急冷シ
    ステム。
JP07438597A 1997-03-11 1997-03-11 小型急冷システム及び保冷方法 Expired - Fee Related JP3542453B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07438597A JP3542453B2 (ja) 1997-03-11 1997-03-11 小型急冷システム及び保冷方法
TW87109216A TW404925B (en) 1997-03-11 1998-06-10 Small-size rapid cooling system, thermal insulating method and the thermal insulating bag

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07438597A JP3542453B2 (ja) 1997-03-11 1997-03-11 小型急冷システム及び保冷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10253214A true JPH10253214A (ja) 1998-09-25
JP3542453B2 JP3542453B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=13545662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07438597A Expired - Fee Related JP3542453B2 (ja) 1997-03-11 1997-03-11 小型急冷システム及び保冷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3542453B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127957A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 プロアドヴァンサー ロジスティクス テクノロジー (スーチョウ) カンパニー リミテッドPROADVANCER Logistics Technology (Suzhou) Co., Ltd. 冷蔵箱の蓋、冷蔵箱及び冷蔵システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127957A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 プロアドヴァンサー ロジスティクス テクノロジー (スーチョウ) カンパニー リミテッドPROADVANCER Logistics Technology (Suzhou) Co., Ltd. 冷蔵箱の蓋、冷蔵箱及び冷蔵システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3542453B2 (ja) 2004-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2867116B2 (ja) 低温保存品収納用コンテナ及びコンテナ冷却装置
US6345509B1 (en) Refrigeration of a food transport vehicle utilizing liquid nitrogen
US4294079A (en) Insulated container and process for shipping perishables
US4505126A (en) Food product transport system
US6058714A (en) Compact rapid chilling system and method for reserving cold
US6220051B1 (en) Compact rapid chilling system and method for reserving cold
JP2001520151A (ja) 極冷凍物の輸送方法及び装置
KR20150086950A (ko) 액화질소를 이용한 냉동시스템
KR100332735B1 (ko) 소형급냉시스템
JP3542453B2 (ja) 小型急冷システム及び保冷方法
JP3086632B2 (ja) 低温保存品輸配送車等への液化ガス供給装置
KR101171848B1 (ko) 보조 냉각 모듈 및 이를 포함하는 저온 배송 물품용 차량
WO2007042162A1 (en) Refrigerator vehicle and process for distributing food products
EP1387135A2 (en) Compact rapid chilling system and method for reserving cold
JP3233783B2 (ja) 低温保存品輸配送車
JP3212953B2 (ja) 低温保存品輸配送車用液化ガス供給装置
KR101153749B1 (ko) 냉원용 이산화탄소 자동주입장치 및 자동주입방법
JPH09170860A (ja) 低温保存品輸配送方法
JPH0375468A (ja) 蓄冷型保冷庫
KR102100747B1 (ko) Co₂ 냉매모듈, 이를 이용한 냉동 및 냉장용 컨테이너 및 탑차
JP3091989B2 (ja) 低温保存品輸配送方法
GB1600870A (en) Refrigerated containers
KR100240624B1 (ko) 무전원 냉장보존기
CA2071792C (en) Method and means for providing refrigeration
Franklin Jr et al. CO 2 spray header ice maker

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040331

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees