JPH10252714A - 油圧機器のフィルタの目詰り検出方法 - Google Patents

油圧機器のフィルタの目詰り検出方法

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Publication number
JPH10252714A
JPH10252714A JP9064870A JP6487097A JPH10252714A JP H10252714 A JPH10252714 A JP H10252714A JP 9064870 A JP9064870 A JP 9064870A JP 6487097 A JP6487097 A JP 6487097A JP H10252714 A JPH10252714 A JP H10252714A
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JP
Japan
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filter
ultrasonic
hydraulic
hydraulic oil
choking
Prior art date
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Pending
Application number
JP9064870A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Noriyuki Sahoda
典之 佐保田
Jun Yamaguchi
潤 山口
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、作動油の劣化度粘度変化に
係らず、適正なフィルタの目詰り状態を検出できる油圧
機器のフィルタの目詰り検出方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 超音波発信部17aと超音波受信部17
b及び超音波測定表示部17cを備え、超音波発信部1
7aと超音波受信部17bをタンク1内作動油2に浸漬
し、超音波発信部17aから発信された超音波がフィル
タ6面で反射し、反射波は超音波受信部17bで受信す
る。受信した反射強度と予め目詰りのないフィルタ6の
反射強度との所定強度差とを比較して、フィルタ6の目
詰りを検出するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば油圧エレ
ベータなどのタンク内にサンションフィルタを有する油
圧機器において、フィルタ目詰まりによる油圧機器とし
ての不具合を回避するための油圧機器のフィルタの目詰
り検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧機器を作動する作動油の貯蔵タンク
内に設置されているフィルタの目詰り点検方法は、作動
油に透明性があり目視でフィルタ面が観測される場合
は、目視確認で行い、色相が濃い場合は、貯蔵タンク内
よりフィルタを外して直接フィルタ面を目視確認してい
る。
【0003】また、フィルタに触れることなく点検する
方法として、特開平3−21309号公報に記載されて
いるように、フィルタの吸い込み側と吐出側に圧力セン
サを配設し、フィルタの吸い込み側の圧力と吐出側の圧
力の差が設定圧力値以上となった際に、フィルタ交換の
警告を発する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方法は、作動油が新油に近い状態であれば、目視に
よる点検も可能であるが、使用期間が長期に渡り作動油
自体の色相値が高くなると、可視光は透過せず目詰りを
判断できないため、やむを得ず、フィルタをタンクより
外して確認している。タンクより外す時、手で外す場合
は、手や腕に作動油が触れて汚れるだけでなく、皮膚炎
等が生じるので、耐油性の手袋等を用いて取外し作業を
行うが、フィルタとタンクが容易に外れなかったり、ま
た、タンクへの再取付けに時間を要する等の作業者への
負担があった。
【0005】更に、圧力による測定は、既設の油圧装置
に取付けるには経済的負担が大きく、また、圧力変化に
よる点検方法は、作動油の粘度が温度によって著しく変
化するため、フィルタを通過する際の抵抗が、温度が低
いときは大きく、温度が高いときは小さくなるため、フ
ィルタの目詰り状態が同じであっても作動油の温度の高
低によってポンプの吸い込み側圧力が異なる値となり、
フィルタの目詰りがどの程度なのか正確に検出すること
ができず、フィルタの交換を警告する手段として不確実
なものであった。
【0006】本発明の第1の目的は、目視に頼ることな
く、油圧機器の脱着を行うことなく、また、作動油の油
温環境に囚われることなく、適正なフィルタの目詰りを
検出できる油圧機器のフィルタの目詰り検出方法を提供
することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、フィルタと油面と
の距離が様々な油圧ユニットにより違いが生じても、常
々、一定な超音波経路でフィルタの目詰りを点検できる
油圧機器のフィルタの目詰り検出方法を提供することに
ある。
【0008】本発明の第3の目的は、作動油自体の汚れ
に係わることなくフィルタの目詰りを点検できる油圧機
器のフィルタの目詰り検出方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、作動油の給排により上昇及び下降するプラ
ンジャを有する油圧ジャッキと、前記油圧ジャッキに前
記作動油を給排するポンプと、前記作動油を溜めておく
タンクと、これらを互いに接続する配管と、前記タンク
内に前記ポンプとを連絡する配管に設けられたフィルタ
が備えられた油圧機器のフィルタの目詰り検出方法にお
いて、前記タンク内の作動油中に超音波発信部及び受信
部を浸漬し、前記フィルタに向けて発信部より超音波を
発信し、発信した超音波がフィルタ面で反射し、前記反
射波を受信部で捕らえ、予め設定した基準反射波と比較
して、前記フィルタに付着した異物を検出することによ
り達成できる。
【0010】また、上述した検出方法において、前記フ
ィルタと超音波発信部及び受信部との距離を一定に保ち
測定し、更に、作動油の汚れによる反射強度の低下を予
め設定した基準反射波の演算に取り込み、前記フィルタ
に付着した異物を検出することにより達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を油圧エレベータに応
用した一実施の形態を図1に基づいて説明する。
【0012】油圧エレベータは図1に示すように、タン
ク1内の作動油2をポンプ3で油圧ジャッキ11内に圧
油することによりプランジャ12を上昇させプランジャ
12の上部に設置されたプーリー13を介し一端がジャ
ッキ台16に固定され他端が乗りかご15に接続された
ロープ14により乗りかご15が上昇するようになって
いる。また、そのときのかごの速度は、バルブ4で作動
油2の流量を制御することにより行っている。また、油
圧ジャッキ11内の作動油2を配管5bを介してタンク
1内に戻すことにより、プランジャ12は下降し、同時
に乗りかご15下降するようになっている。
【0013】タンク1内部の配管5aの端部にはフィル
タ6が設置されており、タンク1内に何らかの理由によ
りごみ等の異物7が混入した場合には、ポンプ3が作動
して作動油がフィルタ6を通過する時、このフィルタ6
面で異物が濾過されフィルタ6面に付着物7aが付着す
るので、ポンプ3、バルブ4や油圧ジャッキ11内に異
物7が混入することはないようになっている。
【0014】次に、油圧エレベータのフィルタ6の目詰
りについて説明する。
【0015】油圧エレベータの乗りかご15が上昇する
ときに、ポンプ3が回転するとタンク1内の作動油2が
フィルタ6を通過し、タンク1内の作動油2に混入して
いる異物7の中でフィルタ6を通過できない大きさの異
物7はフィルタ6の表面に付着するか、タンク1内に残
留する。乗りかご15が下降するときには、油圧ジャッ
キ11内の作動油2は配管5を通過し、次に停止弁9、
マフラ8、バルブ4を順次通過して、戻し配管5aを介
してタンク1内に戻る。
【0016】この動作を繰り返していくと、フィルタ6
の表面状に異物7が付着し、徐々にフィルタ6の表面は
閉塞していく。閉塞した部分は作動油2が通過しない状
態となる。配管5の配管断面積よりフィルタ6の作動油
2通過面積が少なくなると、ポンプ3に作動油2が送ら
れず、作動油2の吸い込み圧力は高まっていき、作動油
2中の溶存空気がエアレーションを生じる。エアレーシ
ョンが生じるとポンプ3内では異常音が発生し、且つ、
振動も生じる。発生した振動により本図で図示しない油
圧制御系回路に不具合を生じさせ緊急停止を起こす虞も
ある。
【0017】上記不具合を生じさせないために、本発明
である超音波による油圧機器のフィルタの目詰り検出方
法における点検装置17について説明する。装置17は
超音波発信部17aと超音波受信部17b及び超音波測
定表示部17cより構成している。
【0018】本図では超音波発信部17aと超音波受信
部17bを一体として記してあるが分離してもかまわな
い。また、超音波発信部17aと超音波受信部17bに
対して超音波測定表示部17cを分離しているが一体で
もかまわない。
【0019】この装置17は、超音波発信部17aから
予め設定された発信強度の超音波を発信し、超音波受信
部17bで発信された超音波がフィルタ6の金属面及び
異物7が付着した付着物7aからの反射波を受信する。
フィルタ金属面に付着した付着物7aの量により超音波
が吸収され反射強度が変化する。その受信した反射波を
超音波測定表示部17cに出力する。
【0020】出力された反射出力値(I1)と超音波測
定表示部17cの演算部に予め設定したフィルタ6の目
詰りのない金属面による反射出力値(I0)とを比較し
その数値差(I1−I0=I2)を表示し、その表示され
た値(I2)が予め設定してある所定の数値差(I3)に
対して[I3−I2]の値が正負によりフィルタ6の目詰
り度を予測する。正値ではフィルタ6の目詰りは進行し
ておらず、負値で目詰りが進行していることが判り、適
正な清掃及び交換時期を確認または予測できる。
【0021】フィルタ6の点検者は図示しない機械室で
点検装置17の超音波発信部17aと受信部17bとを
タンク12内作動油2に浸漬し、超音波測定表示部17
cと接続する。次に、超音波発信部17aから超音波を
発信し、超音波測定表示部17cに表示された値の正負
数値を確認するだけで点検でき、油温や色相影響を受け
ずに保守点検時に短時間で容易に測定できる。
【0022】フィルタ6の目詰りのない金属面による反
射出力値(I0)と実測時の反射出力値(I1)及び予め
設定してある所定の数値差(I3)の精度の向上を図る
には、フィルタ6と超音波受発信部との距離を常々一定
とすることが好ましい。
【0023】フィルタ6の金属面と受発信部との距離
は、超音波到達時間にて測定でき、距離による超音波強
度の減衰を予め演算部に組込むことで、超音波経路距離
影響を抑制でき、また、フィルタ面にガイド棒を当てて
超音波受発信部との距離を一定に保つことができる。
【0024】更に、作動油が使用劣化するに伴い、添加
剤は消耗し、重合物として油中に析出し、且つ、作動油
自体もポンプで局部加熱を受けると窒素焼けといった黒
化現象を生じ、作動油の色相を変化させる。
【0025】超音波を減衰させるものは、油中に析出し
た重合物で、微粒子口径0.05〜1ミクロン内に大量
の析出物を産む。今後、消耗した添加剤を追加して作動
油自体の交換をしない無交換化が進むと、大量に析出し
て油中に浮遊する微粒子により超音波が吸収され受信強
度の減衰を招く。そのため、受発信部とある任意の距離
に反射面を持たせた作動油サンプル測定を実施し、新油
時の超音波強度と測定時の強度を比較し、フィルタ6の
目詰りのない金属面による反射出力値(I0)と実測時
の反射出力値(I1)及び予め設定してある所定の数値
差(I3)の値を補正する。このことにより、より一層
精度の高いフィルタ6目詰り点検法を提供できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の効果
は、目視に頼ることなく、油圧機器の脱着を行わない
で、作動油の油温環境に囚われることなく、適正なフィ
ルタの目詰りを検出できる油圧機器のフィルタの目詰り
検出方法を提供することにある。
【0027】本発明の請求項2の効果は、超音波が発信
部から発信されフィルタで反射して受信部に到達するそ
の超音波の経路距離を一定とし、フィルタと油面との距
離が油圧ユニットにより統一されていなくとも、常々、
一定の超音波経路でフィルタの目詰りを点検できる油圧
機器のフィルタの目詰り検出方法を提供することにあ
る。
【0028】本発明の請求項3の効果は、作動油自体の
汚れにより超音波が錯乱され反射強度が低下するが、予
め付着物のない超音波経路をフィルタ測定時と同一とし
た金属ピースを測定することで、作動油自体の汚れに係
わることなくフィルタの目詰りを点検できる油圧機器の
フィルタの目詰り検出方法を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧機器のフィルタの目詰り検出方法
の一実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 作動油 3 ポンプ 4 バルブ 5 配管 5a 配管 5b 戻し配管 6 フィルタ 7 異物 8 マフラ 9 停止弁 10 機械室 11 油圧ジャッキ 12 プランジャ 13 プーリ 14 ロープ 15 乗りかご 16 ジャッキ台 17a 超音波発信部 17b 超音波受信部 17c 超音波測定表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油の給排により上昇及び下降するプ
    ランジャを有する油圧ジャッキと、前記油圧ジャッキに
    前記作動油を給排するポンプと、前記作動油を溜めてお
    くタンクと、これらを互いに接続する配管と、前記タン
    ク内に前記ポンプとを連絡する配管に設けられたフィル
    タが備えられた油圧機器のフィルタの目詰り検出方法に
    おいて、前記タンク内の作動油中に超音波発信部及び受
    信部を浸漬し、前記フィルタに向けて発信部より超音波
    を発信し、発信した超音波がフィルタ面で反射し、前記
    反射波を受信部で捕らえ、予め設定した基準反射波と比
    較して、前記フィルタに付着した異物を検出することを
    特徴とする油圧機器のフィルタの目詰り検出方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルタと超音波発信部及び受信部
    との距離を一定に保ち測定したことを特徴とする請求項
    1記載の油圧機器のフィルタの目詰り検出方法。
  3. 【請求項3】 作動油の汚れによる反射強度の低下を予
    め演算に取り込んだことを特徴とする油圧機器のフィル
    タの目詰り検出方法。
JP9064870A 1997-03-18 1997-03-18 油圧機器のフィルタの目詰り検出方法 Pending JPH10252714A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023348A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Home Elevator Co Ltd エレベータ昇降装置

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