JP3248327B2 - エンジンオイルの劣化判定装置 - Google Patents

エンジンオイルの劣化判定装置

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JP3248327B2 JP35442593A JP35442593A JP3248327B2 JP 3248327 B2 JP3248327 B2 JP 3248327B2 JP 35442593 A JP35442593 A JP 35442593A JP 35442593 A JP35442593 A JP 35442593A JP 3248327 B2 JP3248327 B2 JP 3248327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,エンジンオイルの劣化
判定装置に関する。
【0002】
【従来技術】車両等の内燃機関のエンジンオイル(以下
単に「オイル」という)の劣化を検出する方法には,次
のようなものがある。第1の方法は,車両の走行距離や
エンジンの回転数を積算し,一定の計算式によりオイル
の劣化を推定するものである(実開昭64−44313
号公報等)。
【0003】しかしながら,この方法は,オイルの性状
を直接測定するものではないから,実際にオイルが劣化
していない場合にも劣化と判定されたり,オイルが劣化
している場合にも劣化と判定されないなどのケースが生
じ,正確さに欠けるという問題がある。
【0004】また,オイルの劣化によるPHの変化に着
目し,鉛(Pb)よりなる基準電極と,SUSよりなる
比較電極とを用いて電気化学的な発生電位を計測し,P
H値を求めてオイルの劣化を判定する第2の方法がある
(特開平3−175350号公報等)。
【0005】この方法は,図12に示す等価回路によっ
て表すことができ,オイルの電気化学的発生電位ES
一定の関係を有する平衡電位EO からオイルのPHを求
めるものである(EO =RL S (RO +RL -1)。
同図において,抵抗RO は,上記電極(Pb−SUS)
間の抵抗,抵抗RL は測定回路の入力抵抗を示すもので
ある。
【0006】しかしながら,オイルは絶縁体であり,そ
の体積抵抗率は著しく大きい。従って,上記抵抗RO
極めて大きく,著しく高感度の測定回路が必要であると
いう問題がある。そして,ノイズ電流やリーク電流など
微少の環境電流によって左右され,安定した精度の良い
測定は困難である。
【0007】そこで,上記各方法の欠点を補うため,2
つの判定方法を用いてオイルの劣化を間違いなく検出し
ようとする第3の方法が提案されている(実開平3−1
4455号公報参照)。この方法は,エンジンの回転数
などからオイルの劣化を間接的に推定する第1の方法と
オイルの性状を実測する方法とを併用するものである。
【0008】そして,オイルの性状を実測する後者の方
法は,オイルに含まれる不溶解分の濃度を光センサによ
って検知しようとするものである。そして,両者のいず
れかがオイルの劣化と判定した場合には,オイルの劣化
と判定する。
【0009】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のエンジ
ンオイルの劣化判定装置には次のような問題がある。エ
ンジンの回転数などから間接的にオイルの劣化を判定す
る前記第1の方法及びPHを測定する前記第2の方法
は,精度が低いという前記の欠点の他に,劣化判定装置
自体が故障した場合に対する対策がなされていないとい
う問題点がある。
【0010】そのため,劣化判定装置の故障の場合に
は,オイルが劣化しているにもかかわらず劣化の判定が
なされず,エンジンを損傷するという重大事故を招くお
それがある。一方,2つの判定方法を併用する上記第3
の方法は,誤ってオイル劣化と判定し易い(劣化判定過
剰)という第1の問題点がある。
【0011】なぜならば,一方の判定部が誤ってオイル
劣化と判定すれば,他方の判定部が劣化していないと正
しく判定してもその判断は採用されないからである。ま
た,いずれの判定部の判定結果にも同一の比重が置かれ
ているから,精度の悪い方の判定部によって全体の精度
が左右されてしまうという結果になり,装置全体として
の精度が低いという第2の問題点がある。
【0012】それ故,2つの判定部の両方について,で
きるだけ精度を良くしなければならず装置全体のコスト
は大幅に上昇するという第3の問題点がある。即ち,第
3の方法は,2つの判定部に同一比重でコストをかけ
て,その結果コストが大幅に上昇し,結果的にはトータ
ルの精度が良くならないという極めてコストパフォーマ
ンスの悪い劣化判定装置である。本発明は,かかる従来
の劣化判定装置の問題点に鑑みて,故障による機能停止
が発生せず,かつコストパフォーマンスに優れたエンジ
ンオイルの劣化判定装置を提供しようとするものであ
る。
【0013】
【課題の解決手段】本発明は,エンジンオイルの性状を
監視し,エンジンオイルの劣化を判定するメイン検出装
置と,エンジンオイルの更油後における機関の稼働情報
を積算し,エンジンオイルがより確実に劣化したことを
推定するバックアップ装置とを有するエンジンオイルの
劣化判定装置であって,上記バックアップ装置は,検査
対象オイルの更油後における機関の稼働情報を収集し積
算する情報収集部と,上記稼働情報を基にして検査対象
オイルの劣化を推定する第2判定部とを有しており,該
第2判定部は,上記メイン検出装置における劣化判定基
準よりも寛大な劣化判定基準を有していることを特徴と
するエンジンオイルの劣化判定装置にある。
【0014】本発明において注目すべきことの第1点
は,メイン検出装置とバックアップ装置とを有すること
であり,バックアップ装置(第2判定部)はメイン検出
装置(第1判定部)よりも寛大な劣化判定基準を有する
ことである。ここで寛大な劣化判定基準とは,エンジン
オイルが劣化したとの判定を簡単に出さないことであ
り,オイルをより長く使用することを認める判定基準で
ある。
【0015】本発明において注目すべきことの第2点
は,バックアップ装置は,検査対象オイルの更油後にお
ける機関の稼働情報を収集し積算する情報収集部と,収
集された稼働情報をもとにして検査対象オイルの劣化を
推定する第2判定部とを有することである。
【0016】上記稼働情報には,例えば,車両の走行距
離(車両用エンジンオイルの場合),エンジンの積算回
転数,エンジンの噴射量の積算データ,エンジンの作動
時間等の主データと,必要に応じて主データと組み合わ
せて用いるオイル温度などの補助データがある。
【0017】上記情報収集部は,例えば各種のデータロ
ギング回路や積算カウンタ回路等がある。また,第2判
定部には,例えば,稼働量(時間)の設定値Rs と実稼
働量(時間)Rm とを比較し,設定値Rs 以上になった
ときに信号を発するコンパレータなどがある。
【0018】なお,上記構成におけるメイン検出装置
は,検査対象オイルに向けて検査光を有する発光部と,
検査対象オイルからの透過光又は反射光を受光する光セ
ンサと,該光センサの出力信号を処理し検査対象オイル
の劣化を検出する第1判定部とを有しており,上記検査
光はエンジンオイルに含まれる微粒子を検出できる所定
の長さの波長λ0 を有するように構成すると好適であ
る。このように構成したメイン検出装置は,詳細を後述
するように,オイルの劣化を安定的に精度良く判定する
ことができるからである。
【0019】なお,上記において,エンジンオイルに含
まれる微粒子を検出できる所定の長さの波長λ0 とは,
例えば上記微粒子の外径の最大値D1 と最小値D2 との
中間にある波長λ0 などがある(その作用については後
述)。また,上記メイン検出装置の構成における判定部
は,光センサの出力信号を受信し,検査対象液体の性状
を判定するものである。例えば,光センサからの信号レ
ベルが一定値以上あるいは一定値以下となったことを比
較するコンパレータやシュミット回路などがある。そし
て,必要に応じて温度補正回路を設けたり,光源の光度
の低下を補正する補償回路を設けたりする。
【0020】なお,上記における含有微粒子とは,検査
対象オイルの使用によって外部から混入するもの,検査
対象オイルの使用によって析出するもの,化学反応によ
って新たに生ずるものなど各種のものを意味するもので
ある。また,上記含有微粒子には,単一物質からなる粒
状体,複数物質の混合体,分子状の高分子物質などを含
むものである。
【0021】次に上記構成のメイン検出装置の作用効果
について詳述する。液体中に光の波長λ0 に近い径の微
粒子が存在する場合,図10に示すように,液体中に入
射した光82の挙動は,上記微粒子81の外径Dによっ
て大きく変化する。即ち,上記外径Dが光の波長λ0
り大きい場合(D>λ0 )には,入射した光が粒子81
に突当たっても,光は一点鎖線89のように透過する。
一方,外径Dが波長λ0 より小さい場合(D<λ0 )に
は,粒子に突当たった光は全て2点鎖線88のように散
乱し,反射される。
【0022】従って,検査対象液体に含まれる微粒子の
外径Dを変えて,発光部から上記波長λ0 の検査光82
を入射し,その透過光又は反射光を光センサで受光すれ
ば,光センサの出力信号は,図11に示すように変化す
る。即ち,大径(D>λ0 )の微粒子を含む検査対象液
体の透過光(同図(A))は大きく,反射光(同図
(B))は小さくなり,一方小径(D<λ0 )の微粒子
を含む検査対象液体の透過光は小さく,反射光は大きく
なる。
【0023】一方,エンジンオイルが含有する微粒子の
分布は,その使用に伴って変化する。即ち,上記エンジ
ンオイルは,潤滑油として使用するに伴い,不溶解性の
異物の混入量が増大する。エンジンオイルには添加剤の
一種である分散剤が添加されており,この働きにより正
常時のオイルは,上記異物が,粒子径0.1〜1μm以
下の小粒の粒子に安定的に均一に分散されている。
【0024】しかしながら,上記分散剤は,消耗が速い
ため,一定期間を経過すると上記不溶解粒子が急激に凝
集し,肥大化する。そして,これによって,オイルの潤
滑性能が大幅に低下し,オイルとしての劣化状態と判定
される。
【0025】それ故,透過光又は反射光を光センサで受
光し,その出力信号の変化を観測して,エンジンオイル
の微粒子の分布状態,ひいてはエンジンオイルの性状変
化を検出することができる。即ち,エンジンオイルの場
合には,前記のように,オイルの劣化に伴って不溶解粒
子が凝集,成長するから,検査光の波長の分布をオイル
劣化前のある分布をした粒子と劣化によって成長したあ
る分布をした粒子との間に設定し,オイルの劣化を検知
することができる。
【0026】そして,上記のメイン検出装置は光学式の
検出装置であるから,前記従来の第2の方法(PH測定
式)のように検出部において電気的なノイズなどの影響
は受けることがなく,安定してエンジンオイルの劣化を
判定することができる。また,前記従来の第1の方法の
ように,エンジンオイルの劣化を間接的に推定するもの
ではなく,エンジンオイルの性状を直接実測する方法で
あるから,オイル劣化を精度良く判定することができ
る。
【0027】
【作用及び効果】初めにバックアップ装置の作用効果に
ついて述べる。エンジンオイルの劣化とエンジンオイル
を用いる機関の稼働量又は稼働時間との間には,統計的
に一定の相関関係がある。従って,上記稼働情報を用い
ることにより,エンジンオイルの劣化を統計的に推定す
ることができる。
【0028】本発明のバックアップ装置は,情報収集部
において検査対象オイル更油後の稼働情報を収集する,
いわゆるデータロギング機能を有している。一方,第2
判定部はエンジンオイルの劣化と稼働情報との間の上記
統計データから,一定の統計的確率でエンジンオイルの
劣化を判定するものである。
【0029】例えば,劣化を推定する稼働量(時間)の
設定値Rs を大きくすれば,オイル劣化の確率はどんど
ん大きくすることができる。例えば,車の走行距離を横
軸にとり,オイルの更油基準に達するサンプル数nを縦
軸にとって図示すれば図6のようになる。図6における
走行距離Lmax (30000km)ではほぼ100%の
エンジンオイルは同図の劣化判定基準を満たしており,
mid では,ほぼ50%のエンジンオイルが同図の劣化
判定基準を満足する。
【0030】そしてバックアップ装置では,第2判定部
における上記設定値Rs を大きくし,メイン検出装置よ
りも検査対象オイルの劣化判定基準を緩めてある。その
結果,故障等によるメイン検出装置の不動作時において
のみバックアップ装置が作動する。一方,バックアップ
装置は,車速センサなど既にセンサの設置されている情
報を活用することができるから,改めてセンサを設ける
必要度が小さく,安価に製作することが可能である。ま
た,バックアップのためであるから,高感度や高精度へ
の要求度は低く安価に構成することができる。
【0031】次に本発明の劣化判定装置全体の作用効果
について述べる。本発明においては,通常時はメイン検
出装置によりエンジンオイルの劣化を判定することがで
きる。そして,万一メイン検出装置が故障の場合には,
バックアップ装置が作動するから,誤って機関を損傷す
るようなことのない極めて信頼性の高い劣化判定装置を
得ることができる。
【0032】そして,非常時にのみ作動するバックアッ
プ装置は,上記のように安価に構成することができるか
ら,コストパフォーマンスに優れた劣化判定装置を構成
することができる。 なお,バックアップ装置は,オイ
ルの劣化を報知するものとして利用する方法に限定され
るものではなく,メイン検出装置の故障を報知する故障
警報装置としての利用方法がある。
【0033】また,バックアップ装置の判定情報は,外
部の出力要求に応じて出力させるようにしてもよい。例
えば保守作業等の点検時に出力させ,劣化判定装置の故
障の有無をチェックする等の利用方法である。要は,メ
イン検出装置の出力とバックアップ装置の出力とをどの
ように組み合わせ利用するかであり,その組合せ利用法
は極めて多様である。上記のように,本発明によれば,
故障による機能停止が発生せず,かつコストパフォーマ
ンスに優れたエンジンオイルの劣化判定装置を提供する
ことができる。
【0034】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例に係る劣化判定装置につき図1〜図6を
用いて説明する。本例は,図1に示すように,エンジン
オイルの性状を監視し,エンジンオイル8の劣化を判定
するメイン検出装置10と,エンジンオイル8の更油後
における機関の稼働情報を積算し,エンジンオイルがよ
り確実に劣化したことを推定するバックアップ装置20
とを有するエンジンオイル8の劣化判定装置1である。
【0035】メイン検出装置10は,検査対象オイル8
に向けて検査光82を発する発光部11と,検査対象オ
イル8からの反射光83を受光する光センサ12と,光
センサ12の出力信号I2 を処理し,検査対象オイル8
の劣化を判定する第1判定部13とを有する。そして上
記検査光82は,エンジンオイルに含まれる微粒子の外
径の最小値D2 と最大値D1 との中間にある所定の長さ
の波長λ0 を有する(D2 ≦λ0 ≦D1 )。
【0036】一方,バックアップ装置20は,検査対象
オイル8の更油後における機関の稼働情報を収集し積算
する情報収集部21と,上記稼働情報をもとにして検査
対象オイル8の劣化を推定する第2判定部22とを有し
ている。そして第2判定部22は第1判定部13におけ
る劣化判定基準よりも寛大な劣化判定基準を有してい
る。
【0037】以下それぞれについて詳述する。図1にお
いて,ECU50の制御部59は,メイン検出装置10
とバックアップ装置20のいずれかがエンジンオイル劣
化の判定を下した場合に,表示器53に表示出力を発進
する論理和機能を有している。
【0038】初めに,メイン検出装置10について説明
する。図2に示すように,メイン検出装置10の発光部
11から発せられた検査光82は,プリズム15中を進
行し,検査対象オイル8に入射し,その一部分は反射光
83として光センサ12である受光素子,例えばSPD
(シリコンフォトダイオード)に入射する。
【0039】発光部11は,LEDであり,940nm
の波長を中心にもつ赤外光を放射する。また,上記プリ
ズム15は,検査対象オイル8に対して検査光82が全
反射を起こさない屈折率を有する光学ガラスである。
【0040】そして,検査対象オイル8の収容部30内
には,検査対象オイル8の流体運動によって浮遊する複
数の洗浄部材35が配置されている。また,収容部30
には検査対象オイル8の流入部301と流出部を被うよ
うに金網製の流出防止部材36が設けられている。流出
防止部材36の網の目は,洗浄部材35の大きさより細
かい目になっている。
【0041】洗浄部材35は,プリズム15を傷つけ
ず,かつ検査対象オイル8に対し耐久性を有するように
フッ素樹脂によって形成されている。これらの洗浄部材
35は,いずれも検査対象オイル8の流動に対応して運
動し易い形状と比重を有しており,検査光82の入光面
32の異物付着を抑制する。
【0042】次に,メイン検出装置10の信号処理の流
れと構成について,第1判定部13の作用を中心に説明
する。図1に示すように,第1判定部13は,外部の直
流電源51からパワーの供給を受け,発光部11と光セ
ンサ12に対して電力を供給する。また,発光部11の
近傍には,温度センサとしてのサーミスタ温度計52が
配置されており,第1判定部13の演算部131と接続
されている。
【0043】第1判定部13の判定結果の出力信号は,
車両のエンジン用電子制御装置(ECU)50に与えら
れ,ECU50は運転席のオイル状態表示器53(ラン
プ)と接続されている。また,第1判定部13とECU
50との間には,メイン検出装置10を作動させるEC
U50の指令を伝送する信号線501が設けられてい
る。
【0044】次に,第1判定部13の内部構成について
説明する。第1判定部13は,図1に示すようにサーミ
スタ温度計52と演算部131とからなる。演算部13
1は,図3に示すように,定電圧回路41,スイッチン
グ回路42,発光部11のドライバ43,光センサ12
のレシーバ44,変換増幅器45,比較演算器46,E
CU50への信号送出回路47,温度監視回路48とを
有している。
【0045】定電圧回路41は,各部に対する電圧供給
源である。スイッチング回路42は,ECU50の指令
に応動して,第1判定部13を起動,停止するスイッチ
ング回路である。また,温度監視回路48の高温検知指
令により,第1判定部13の動作を停止する。これは,
高温時におけるオイル劣化検出装置の稼働により発光部
11の寿命が低下することを予防する保護機能である。
【0046】ドライバ43は,発光部11であるLED
に発光用の定電流I1 を供給する回路である。レシーバ
44は,光センサ12に電力を供給すると共に,光セン
サ12の受光量によって変化する電流I2 を受信する回
路である。
【0047】変換増幅器45は,光センサ12の出力信
号I2 をパワー増幅し,出力電圧V2 に返還するオペア
ンプである。比較演算回路46は,上記出力電圧V2
所定の基準電圧VS と比較し,上記出力電圧V2 が基準
電圧VS より大きい場合にオイルの劣化と判定するコン
パレータ又はシュミット回路である。なお,本例は,洗
浄部材35の混入による出力電圧V2 の変動を平準化す
るため,一定時間における出力電圧V2 の平均値をもっ
て,基準電圧VS と比較する。
【0048】信号送出回路47は,ECU50と同期を
とり,所定のタイミングと信号レベルにより,比較演算
回路46の判定結果を2値信号により,ECU50に送
出する。温度監視回路48は,サーミスタ温度計52の
抵抗変化により温度を検出し,検出温度が所定値T0
越えたとき,前記スイッチング回路42に停止信号を送
出する監視回路である。
【0049】次に,本例のメイン検出装置10の全体構
造について説明する。メイン検出装置10は,図4に示
すように,その中心部に,プリズム15,発光部11,
光センサ12,収容部30からなる光学部材を配置し,
下方に検査対象オイル8の流入管61を有する。そし
て,上方には,第1判定部13を構成するプリント配線
板69と入出力コネクタ68とが配設されている。
【0050】検査対象オイル8は,図4に示すように流
入管61から流入し,収容部30を経由して図示しない
流出管から流出する。そして,検査対象オイル8は収容
部30内でプリズム15とその入光面32に於いて接触
する。プリズム15の左右には光センサ12と発光体1
1とが取付けられている。そして,発光体11から発射
されたプリズム15への入射光82のうち,検査対象オ
イル8において反射された反射光83が光センサ12に
入光する。
【0051】次に本例のメイン検出装置10の作用効果
について述べる。検査対象液体8であるエンジンオイル
は,その使用によって,図2に示すように,不溶解正の
微粒子81を含むようになる。しかし,オイルには分散
剤が含まれており,その作用により上記微粒子81は
0.2〜1μm以下の小径微粒子として均一に分散さ
れ,潤滑性能には影響を与えない。
【0052】しかしながら,長期に渡りオイルが使用さ
れると分散剤が消耗して,分散作用が低下する。その結
果上記微粒子81は急速に互いに凝集,肥大化(長径
化)し,オイルの潤滑性能は急速に低下する。正常な潤
滑性能を示すオイルに含まれる微粒子81は,0.1〜
1μm程度であるが,上記分散剤の消耗後は,外径が2
〜3μmを越える大径微粒子81の含有率が急速に増大
する。
【0053】一方,本例の液体性状検出装置10におけ
る発光体11が発する光のスペクルには,上記大径微粒
子81中のある特定された粒子の外径に等しい波長λ0
の検査光82が多量に含まれている。それ故,上記大径
微粒子81を多量に含む劣化オイルと,正常オイルとで
は,オイルに対する検査光82の反射率と透過率が著し
く異なっている(図10,図11参照)。それ故,オイ
ルに対する反射光(透過光)を観測してオイルの劣化の
検知が可能となるのである。
【0054】上記作用を,メイン検出装置10の回路構
成に従って説明する。図1,図2に示すように,定電流
1 を供給され一定の光を発する発光体11から発せら
れた検査光82は,検査対象オイル8に入射し,その一
部は,反射光83として光センサ12に入射する。
【0055】そして,上記反射光83の強さは,検査対
象オイル8に含まれる大径微粒子81の量によって大幅
に変化する。図1に示すように,上記反射光83の強さ
は,光センサ12の出力電流I2 に変換される。そし
て,図3に示すように,上記出力電流I2 は,第1判定
部13の演算部131における変換増幅器45において
電圧V2 に変換される。
【0056】上記電圧V2 は,比較演算回路46におい
て,基準電圧VS と比較され,これより小の場合(V2
<VS )には,オイル劣化と判定し,1信号が出力され
る。また,電圧V2 が基準電圧VS 以上(V2 ≧VS
ならば,オイルは正常と判定され0信号が出力される。
【0057】比較演算回路46の2値信号出力は,信号
送出回路47によりECU50に送出される。そして,
ECU50からは運転席に設けた表示器53に対して表
示器53駆動信号が送出され,運転者に対してオイルの
性状が表示される。上記のように,本例のメイン検出装
置10は光学的手段をベースに,オイルの劣化状況を明
瞭に判定することができる。
【0058】なぜならば,オイルの潤滑性能の低下(劣
化)は,大径微粒子81の存否によって決まり,一方大
径微粒子81の存否によって,反射光83の強さは著し
く変化するから,極めて明瞭にオイルの劣化を判定する
ことができる。即ち,従来のPH式のオイル劣化検出装
置のように微弱な電気化学的電位を検出する方法ではな
いから,極めて高感度かつ安定的にオイルの劣化を検出
することができる。
【0059】次に本例のバックアップ装置20について
説明する。バックアップ装置20は,図1に示すよう
に,マイクロプロセッサを有するECU50内に形成さ
れている。即ち,機関の稼働情報rとリセット信号sと
をECU50に取り込み,後述するオイル劣化推定プロ
グラムを作動させることにより,検査対象オイル8の劣
化を推定する。
【0060】なお,本例におけるオイル劣化推定プログ
ラムは,車の走行距離から,エンジンオイルの劣化を推
定するプログラムである。また,本例の稼働情報rは,
図示しない車輪速センサから発せられる車輪回転情報で
あり,車輪が1回転することにより1パルスが発せられ
る。
【0061】一方,リセット信号sはバックアップ装置
20の情報収集部21の積算カウンタをリセットするた
めの信号であり,エンジンオイルの更油時に閉路するス
イッチ54の信号である。具体的なリセット手段につい
ては詳細に記さないが,例えばメータ等の表示手段の近
くに押しボタンを設けて,手動式のリセット手段として
もよく,又は第1判定部の出力値がある一定値以下とな
ったとき自動的にリセット信号を発する自動式のリセッ
ト手段としてもよい。上記後者の手段における一定値と
は,例えば限界値α1 の5%などの値がある。
【0062】次に説明するオイル劣化推定プログラム
は,上記リセット信号sによって積算カウンタやレジス
タがリセットされスタートする。オイル劣化推定プログ
ラムは,図5に示すように,初めに,ステップ601で
車輪速センサからのパルスを検知すると,次のステップ
602において積算カウンタが前の積算値Aを1つだけ
歩進させる。
【0063】次に,ステップ603において,上記積算
値Aが所定値K1 に達したか否かを判断する。上記所定
値K1 は,オイルの使用限界を推定するための車の走行
距離L0 を車輪の外周aで除したものである。即ち,オ
イルの使用限界の走行距離L0 を例えば30000k
m,タイヤの外周aを1mとしたときには,Kは3×1
7 であり,積算カウンタは25ビット以上のカウンタ
である。
【0064】ステップ603において,上記積算値Aが
所定値K1 以上ならば,ステップ604に進み,表示手
段53に出力する(出力ポートオン)。また,ステップ
603において,積算値AがK1 未満ならば,ステップ
601に戻り,表示器53は作動しない。
【0065】なお,本例は,バックアップ装置20をエ
ンジン制御用ECU50に設けたが,車両の走行メータ
に,更油スイッチ54の信号によってリセットし,所定
の走行距離L0 で信号を出力する機能を付加してバック
アップ装置20とすることも可能である。この場合に
は,ECU50は,単にバックアップ装置20の信号を
中継し表示手段53を作動させるだけである。
【0066】次に,バックアップ装置20におけるエン
ジンオイルの使用限界を判定する上記走行限界距離L0
の決定方法について述べる。メイン検出装置10の劣化
判定基準は,エンジンオイルが良好に働くための含有不
溶解分の好ましい限界値α1 を基に決められている。そ
して上記好ましい限界値α1 (例えば3重量%)を越え
る時のサンプル数nと走行距離との関係は,図6に示す
ように分布する。
【0067】一方,エンジン側から見た不溶解物含有の
許容限度α2 (エンジンの故障に至らないがエンジン振
動・騒音,オイル消費の悪化などが発生し,良好な運転
状態からは外れる許容値,α2 >α1 )は,上記好まし
い限界値α1 より大きな値である。そして,上記許容限
度α2 をベースにしてエンジンオイルの更油なしで走行
を許容する許容限界走行距離Lαは,上記図6におい
て,ほぼ100%のサンプルが上記限界値α1 を越える
走行距離Lmax よりも大きい値となっている。
【0068】上記のような背景のもとに,本例における
走行限界距離L0 を決定する。初めに,エンジンオイル
の不溶解分含有の許容限度α2 に達した走行距離Lαの
最も短いサンプルデータLα0 を調査し,オイルの不溶
解物の観点から見た走行限界距離Lα0 とする。
【0069】同様に,エンジンオイルの全酸価の点から
見たエンジン側の許容限度から他の走行限界距離Lβ0
を決定する。更に,エンジンオイルの全塩基価や粘度か
ら見て同様の走行限界距離Lγ0 ,Lδ0 を決定する。
そして,各走行限界距離Lα0 〜Lδ0 のうち最小のも
のを,バックアップ装置20の上記走行限界距離L0
して定める。その他の決め方としては,単に前記Lmax
にある1以上の係数を掛けるなどの方法がある。
【0070】次にバックアップ装置20の作用効果につ
いて述べる。上記のように,バックアップ装置20にお
ける劣化判定基準は,メイン検出装置10の劣化判定基
準よりも寛大である。即ち,メイン検出装置10がエン
ジンオイルが良好な状態で作用するという観点から劣化
判定基準を定めているのに対し,バックアップ装置20
はエンジン側のエンジンオイルに対する許容限度の観点
から劣化判定基準を定めている。ここでいう許容限度と
は,エンジンの振動・騒音,オイル消費量等に対する限
度である。
【0071】それ故,メイン検出装置10が正常に作動
する場合には,先行してメイン検出装置が劣化を判定す
るから,バックアップ装置20から劣化判定の出力が出
されることは殆どない。そして,メイン検出装置10が
故障等により作動しない場合には,エンジンに不具合が
生ずる前にバックアップ装置20が作動し,エンジンの
故障を抑制することができる。また,バックアップ装置
20は,ECU50に入出力のインターフェースを設
け,ソフトウエアで処理することにより実現することが
でき,またセンサは既にあるものを利用すればよい。従
って比較的安価に装置を構成することができる。
【0072】次に,本例の劣化判定装置全体の作用効果
について述べる。上記のように,本例においては,通常
時はメイン検出装置10により高精度にエンジンオイル
の劣化を判定することができる。一方,メイン検出装置
10が故障等で作動しない非常時の場合には,バックア
ップ装置20が作動する。そしてメイン検出装置10と
バックアップ装置20とが共に故障する確率は,極めて
低いから,極めて信頼性が高く,エンジンを損傷するよ
うなことはない。
【0073】また,バックアップ装置20は,比較的安
価に構成することができるから,劣化判定装置1全体の
コストはメイン検出装置10単独のコストに比べて,大
幅には上昇せず,装置のコストパフォーマンスは極めて
良好である。上記のように,本発明によれば,故障によ
る機能停止が発生せず,高精度でコストパフォーマンス
に優れたエンジンオイルの劣化判定装置を提供すること
ができる。
【0074】実施例2 本例は,図7のフローチャートに示すように,実施例1
において,バックアップ装置20は,車輪速センサに代
えてディストリビュータから発せられるエンジンの回転
数信号G1 ,G2 ,NE を基に,エンジンオイルの劣化
を推定するもう1つの実施例である。上記において,G
1 ,G2 は,クランクシャフトの360°Ca毎にディ
ストリビュータから発せられる信号,NE は30°Ca
毎に発せられる信号である。
【0075】即ち,初めのステップ611において回転
数信号G1 ,G2 ,NE を受信し,ステップ602に
て,そのパルスを積算し,ステップ603でその積算パ
ルス数AZ が所定値K2 (例えば65,536パルス)
に達したか否かを判定する。上記において所定値K
2 は,エンジンオイルの使用限界を推定する積算パルス
数であり,その決定方法は実施例1で述べた方法と同様
である。その他については,実施例1と同様である。
【0076】実施例3 本例は,図8のフローチャートに示すように,実施例1
において,バックアップ装置20の稼働情報をエンジン
気筒の噴射時間としたもう1つの実施例である。この場
合は,ECU50内にて演算により求められている噴射
時間の単位量が1μsと極めて短いため,噴射時間の積
算を2段階で実施する。
【0077】即ち,ステップ621において噴射時間に
比例したパルスを検知しステップ622のプレカウンタ
において,最新の噴射時間のパルス数(TAU)を前回
の積算値(TTAU)に加算する。そして,ステップ6
23において,上記プレカウンタの新積算値が所定値T
0 (例えば65536ms)を越えたか否かを,例え
ば,上記プレカウンタのオーバーフロによるキャリーの
有無により判定する。
【0078】そして,上記所定値T0 を越えた場合に
は,ステップ602に進み,積算カウンタを歩進させ,
以下は前記図6,図7と同様のアルゴリズム(ステップ
603,604)により,気筒の噴射時間積算値A3
限界値K3 に達したか否かにより表示器53を作動させ
る。上記限界値K3 の決定方法を含むその他の点につい
ては実施例1と同様である。
【0079】実施例4 本例は,図9のフローチャートに示すように,実施例1
において,バックアップ装置20の稼働情報をエンジン
の作動時間としたもう1つの実施例である。エンジンの
作動時間は,エンジン制御用ECU50の作動時間とほ
ぼ等価であるから,本例はECU50の内部時計の信号
を用いてエンジンの作動時間を積算するものである。
【0080】即ち,ステップ631において,ECU5
0のフリーランニングタイマ(内部時計)から所定の作
動時間t0 (例えば256ms)毎に発せられるキャリ
ーフラグを検知する。そして,ステップ602で積算カ
ウンタを歩進させ,ステップ603で積算値A4 がエン
ジンの作動時間が限界値K4 に達したか否かによりエン
ジンオイルが使用限界に達したか否かを推定する。上記
限界値K4 の決定方法を含むその他の点については,実
施例1と同様である。
【0081】なお,実施例1〜実施例4は,バックアッ
プ装置20の稼働情報として単一の情報を用いたが,複
数の稼働情報を用いて,それぞれエンジンオイルの使用
限界を推定し,バックアップ装置20の出力は,それぞ
れの出力結果の論理和を取る方法がある。例えば,稼働
情報として車両の走行距離とエンジンの作動時間の二つ
を用いて,いずれか一方の積算値(A1 ,A3 )が限界
値(K1 ,K3 )に達した場合に,バックアップ装置2
0は,エンジンオイルの劣化推定を出力する。
【0082】また,バックアップ装置20を設けるとい
う本例の効果は,光学式のメイン検出装置10において
のみ発揮されるものではなく,メイン検出装置10が前
記PH測定式などその他の方式のものであっても,同様
に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の劣化判定装置のシステム構成図。
【図2】実施例1のメイン検出装置の光学系の構成図。
【図3】実施例1のメイン検出装置の第1判定部の回路
図。
【図4】実施例1のメイン検出装置の断面図。
【図5】実施例1のバックアップ装置の処理フロー図。
【図6】エンジンオイルにおける走行距離と不溶解分の
3%の超過サンプル数との関係図。
【図7】実施例2のバックアップ装置の処理フロー図。
【図8】実施例3のバックアップ装置の処理フロー図。
【図9】実施例4のバックアップ装置の処理フロー図。
【図10】液中の微粒子の存在による光の散乱説明図。
【図11】液中の微粒子の外径と透過光,反射光の強度
との関係図。
【図12】従来の劣化判定装置の回路図。
【符号の説明】
1...劣化判定装置, 10...メイン検出装置, 11...発光部, 12...光センサ, 13...第1判定部, 20...バックアップ装置, 21...情報収集部, 22...第2判定部, 82...検査光, 83...反射光,

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンオイルの性状を監視し,エンジ
    ンオイルの劣化を判定するメイン検出装置と,エンジン
    オイルの更油後における機関の稼働情報を積算し,エン
    ジンオイルがより確実に劣化したことを推定するバック
    アップ装置とを有するエンジンオイルの劣化判定装置で
    あって,上記バックアップ装置は,検査対象オイルの更
    油後における機関の稼働情報を収集し積算する情報収集
    部と,上記稼働情報を基にして検査対象オイルの劣化を
    推定する第2判定部とを有しており,該第2判定部は,
    上記メイン検出装置における劣化判定基準よりも寛大な
    劣化判定基準を有していることを特徴とするエンジンオ
    イルの劣化判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記メイン検出装置
    は,検査対象オイルに向けて検査光を発する発光部と,
    検査対象オイルからの透過光又は反射光を受光する光セ
    ンサと,該光センサの出力信号を処理し検査対象オイル
    の劣化を検出する第1判定部とを有しており,上記検査
    光は,エンジンオイルに含まれる微粒子を検出できる所
    定の長さの波長を有していることを特徴とする車両のエ
    ンジンオイルの劣化判定装置。
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JP4610514B2 (ja) * 2006-04-20 2011-01-12 ヤンマー株式会社 エンジン
FR2904951B1 (fr) * 2006-08-21 2009-03-06 Sp3H Soc Par Actions Simplifie Procede de mise en securite des organes du groupe motropropulseur d'un vehicule a la suite d'une degradation du carburant.
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