JPH10251755A - 連続鋳造設備用誘導加熱装置 - Google Patents

連続鋳造設備用誘導加熱装置

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Publication number
JPH10251755A
JPH10251755A JP9061079A JP6107997A JPH10251755A JP H10251755 A JPH10251755 A JP H10251755A JP 9061079 A JP9061079 A JP 9061079A JP 6107997 A JP6107997 A JP 6107997A JP H10251755 A JPH10251755 A JP H10251755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
slab
heating device
heating coil
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP9061079A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Komura
季孝 小村
Masao Kamiide
雅男 上出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP9061079A priority Critical patent/JPH10251755A/ja
Publication of JPH10251755A publication Critical patent/JPH10251755A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱効率の低下、動力消費量の増大を伴うこ
となく、スラブの先端部の曲がりによる誘導加熱コイ
ル、耐熱性絶縁セメントの破損防止を可能とした誘導加
熱装置を提供する。 【解決手段】 スラブが通過する貫通口部17を有する
とともに、内部にこの貫通口部17を取り巻く誘導加熱
コイル18を備えた枠体19を弾性部材の一例であるば
ね2により支持して誘導加熱装置1Aが形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造設備とと
もに設けられる連続鋳造設備用誘導加熱装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は、図示しない連続鋳造設備に続け
て設けられる薄スラブ製造設備を示し、粗圧延機11、
切断機12、誘導加熱部13、加熱炉14および保持炉
15が配設されている(特表平3-504572号公報、特表平6
-508889号公報)。誘導加熱部13は、複数の誘導加熱
装置13aからなっている。そして、連続鋳造された、
例えば厚さ50〜80mm、幅900〜1350mm程
度の帯状の素材Wを粗圧延機11により、例えば厚さ2
0〜30mm、幅900〜1350mm程度のスラブに
粗圧延される。この粗圧延されたスラブは、切断機12
に通されて、所定の長さに切断されるが、ここに至る過
程で、このスラブは放冷、水冷等により1070℃程度
から700〜900℃程度まで冷却される。
【0003】さらに、このスラブを厚さ数mm程度のス
トリップに圧延加工するためには、1100℃程度にま
で加熱する必要がある。このため、粗圧延されたスラブ
は誘導加熱部13に通され、誘導加熱され、加熱炉14
を経て保持炉15に導かれ、上記スラブの圧延温度を保
持したまま、一旦コイル状に巻き取られる。このコイル
状に巻き取られたスラブは、図示しない仕上圧延機に搬
送され、アンコイラーによりコイル状態を解かれて、帯
状になって仕上げ圧延され、上述した厚みのストリップ
に仕上げられる。
【0004】上述したように誘導加熱部13は、複数の
誘導加熱装置13aからなり、従来この誘導加熱装置1
3aは図6,7に示すように、スラブが通過する貫通口
部17を有するとともに、内部にこの貫通口部17を取
り巻き、上記スラブを加熱する誘導加熱コイル18を備
えた枠体19を床面上に直接固定することにより据え付
けられている。なお、さらに付言すれば、誘導加熱コイ
ル18は、耐熱性絶縁セメント20内に埋設され、この
耐熱性セメント20の外周面に電磁波の漏れを防ぐため
の例えば銅製のシールドプレート21が取り付けられて
いる。また、誘導加熱コイル18によるスラブの加熱に
伴って加熱されるシールドプレート21は冷却用流路2
2内に通水される冷却水により冷却されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した切断機12に
より切断され、誘導加熱装置13aに搬送されるスラブ
の先端部は程度の差はあれ、曲げられた状態にあり、そ
の曲がりが小さい場合には、この先端部は貫通口部17
を問題なく通過することができる。一方、その曲がりが
大きく、明らかに先端部が貫通口部17を通過するのは
無理と分かる場合には、切断機12の位置にて、上記先
端部の切断、ライン外への排除が行われる。しかしなが
ら、この先端部が貫通口部17を通過することが可能か
否かの判断は、作業者の目視により行われているため、
上記切断、排除が行われることなく、図8に示すよう
に、先端部の曲がりの大きいスラブSが誘導加熱装置1
3aに進入し、その先端部が誘導加熱装置13aの内周
面に接触する場合がある。この結果、耐熱性絶縁セメン
ト20および誘導加熱コイル18の破損を招来するとい
う問題が生じる。なお、図8において、図6,7と互い
に共通する部分については同一番号が付してあり、2
4,25は搬送ローラを示している。
【0006】上記先端部が誘導加熱装置13aの内周面
に接触するのを回避するためには、貫通口部17を大き
くすればよいが、このようにすることは、スラブに対す
る加熱効率の低下、動力消費量の増大という問題を伴う
ため、非現実的である。本発明は、斯る従来の問題点を
なくすことを課題としてなされたもので、加熱効率の低
下、動力消費量の増大を伴うことなく、スラブの先端部
の曲がりによる誘導加熱コイルあるいは耐熱性絶縁セメ
ントの破損防止を可能とした誘導加熱装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、スラブが通過する貫通口部を有すると
ともに、内部にこの貫通口部を取り巻く誘導加熱コイル
を備えた枠体を弾性部材により支持して形成した。
【0008】また、第2発明は、上記貫通口部の装入開
口および抽出開口の上・下部、上記先端部の進行方向に
ガイドするガイド部を設けた構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態を図
面にしたがって説明する。図1、2は、第1発明に係る
連続鋳造設備用誘導加熱装置1Aを示し、図6,7に示
した誘導加熱装置13aと互いに共通する部分について
は、同一番号を付して説明を省略する。この誘導加熱装
置1Aは、枠体19を、弾性部材のばね2により支持し
てあり、床面にばね2を介して枠体19を据え付けるよ
うになっている。そして、斯る構成により、貫通口部1
7の内周面と進入してくるスラブの先端部とが接触して
も、枠体19はこの先端部からの力により、この力の方
向に移動し、上記先端部から上記内周面が強い引っ掻き
作用を受けることはなく、耐熱性絶縁セメント20ある
いは誘導加熱コイル18が破損する事態は回避される。
ばね2は、誘導電流が流れないか、流れにくい材質のも
のからなるのが好ましく、また耐熱性が大である材質の
ものからなるのがよく、例えば銅、銅合金或いはCo基
超耐熱合金(例:S816)等からなっている。
【0010】図3は、第2発明の第1の実施形態に係る
連続鋳造設備用誘導加熱装置1Bを示し、図1,2に示
す誘導加熱装置1Aと互いに共通する部分については、
同一番号を付して説明を省略する。この誘導加熱装置1
Bでは、貫通口部17の装入および抽出開口17a,1
7bの上・下部にそれぞれ内方に延びる複数の突条体3
からなるガイド部4が設けてあり、スラブの曲がった先
端部が上記内周面とは非接触状態で、その進行方向にガ
イドされるようになっている。なお、ここでは、この突
条体3は、前面および背面のシールドプレートと一体に
構成することがよい。このように、この誘導加熱装置1
Bでは、上記先端部が上記内周面に接触することはない
ため、この内周面および誘導加熱コイル18は誘導加熱
装置1Aの場合よりも一層に保護される。
【0011】図4は、第2発明の第2の実施形態に係る
連続鋳造設備用誘導加熱装置1Cを示し、図3に示す誘
導加熱装置1Bとはガイド部4に代えて、ガイド部5を
設けた点を除き、他は実質的に同一であり、互いに共通
する部分については、同一番号を付して説明を省略す
る。このガイド部5は、装入開口17aおよび抽出開口
17bの上・下部にそれぞれ回転可能に支持した複数の
ローラ6から形成されており、上記先端部は、上記内周
面に接触することなく、誘導加熱装置1Bの場合よりも
一層円滑に、その進行方向に沿ってガイドされ、内周面
および誘導加熱コイル18は保護されるようになってい
る。
【0012】なお、上述した各実施形態では、枠体19
をばね2により支持した装置を示したが、本発明はこれ
に限定するものではなく、本発明は、枠体19を弾性部
材により支持した装置全般を含むものである。したがっ
て、枠体19を、ばね2に代えてゴムにより支持した装
置、枠体19とこのゴムとの間に介設する輻射熱遮蔽部
(例:熱遮蔽板、液冷式冷却器等)と上記ゴムとを組み
合わせた弾性部材により支持した装置も本発明に含まれ
る。
【0013】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1発
明によれば、スラブが通過する貫通口部を有するととも
に、内部にこの貫通口部を取り巻く誘導加熱コイルを備
えた枠体を弾性部材により支持して形成してある。この
ため、加熱効率の低下、動力消費量の増大を伴うことな
く、スラブの先端部の曲がりによる誘導加熱コイル、耐
熱性絶縁セメントの破損防止が可能になるという効果を
奏する。
【0014】また、第2発明によれば、上記貫通口部の
装入および抽出開口に、上記スラブの先端部を上記内周
面とは非接触状態で、上記先端部の進行方向にガイドす
るガイド部を設けた構成としてある。このため、第1発
明による効果に加えて、上記先端部が上記内周面に接触
することはないため、この内周面および誘導加熱コイル
は、より一層に保護されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明に係る誘導加熱装置の正面図であ
る。
【図2】 図1に示す誘導加熱装置の側面図である
【図3】 第2発明の第1の実施形態に係る誘導加熱装
置の正面図である。
【図4】 第2発明の第2の実施形態に係る誘導加熱装
置の正面図である。
【図5】 薄スラブ製造設備の全体構成を示す図であ
る。
【図6】 従来の誘導加熱装置の正面図である。
【図7】 図6に示す誘導加熱装置の側面図である。
【図8】 図7に示す誘導加熱装置へのスラブの進入状
態を示す図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 誘導加熱装置 2 ばね 4,5 ガイド部 17 貫通口部 18 誘導加熱コイル 19 枠体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブが通過する貫通口部を有するとと
    もに、内部にこの貫通口部を取り巻く誘導加熱コイルを
    備えた枠体を弾性部材により支持して形成したことを特
    徴とする連続鋳造設備用誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記貫通口部の装入開口および抽出開口
    の上・下部、上記先端部の進行方向にガイドするガイド
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造
    設備用誘導加熱装置。
JP9061079A 1997-03-14 1997-03-14 連続鋳造設備用誘導加熱装置 Pending JPH10251755A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9061079A JPH10251755A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 連続鋳造設備用誘導加熱装置

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JP9061079A JPH10251755A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 連続鋳造設備用誘導加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPH10251755A true JPH10251755A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13160768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9061079A Pending JPH10251755A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 連続鋳造設備用誘導加熱装置

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JP (1) JPH10251755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7829213B2 (en) 2002-04-24 2010-11-09 The Regents Of The University Of California Planar electrochemical device assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7829213B2 (en) 2002-04-24 2010-11-09 The Regents Of The University Of California Planar electrochemical device assembly

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