JPH10249430A - テーパ金属板の冷却方法及び冷却装置 - Google Patents

テーパ金属板の冷却方法及び冷却装置

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JPH10249430A
JPH10249430A JP5966597A JP5966597A JPH10249430A JP H10249430 A JPH10249430 A JP H10249430A JP 5966597 A JP5966597 A JP 5966597A JP 5966597 A JP5966597 A JP 5966597A JP H10249430 A JPH10249430 A JP H10249430A
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cooling
bank
tail
banks
coolant
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JP5966597A
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Inventor
Hiroyuki Furukawa
裕之 古川
Original Assignee
Sumitomo Metal Ind Ltd
住友金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーパ部の長さが短く、中央の厚肉部と先端
及び尾端の薄肉部との厚みの差が大きい山形状又は台形
状のテーパ金属板であっても、均一冷却化を図ることが
できるようにする。 【解決手段】 入側冷却ゾーンのバンクからテーパ金属
板の先端〜中央部に亘って順次冷却剤を噴射した後、入
側冷却ゾーンのバンクを夫々前記中央部が超える都度第
1バンクから順次冷却剤噴射を停止し、第i(i<n)
〜第nバンクを夫々前記先端が超える都度前記第iバン
ク及びこれに続くバンクから順次冷却剤を噴射して、テ
ーパ金属板の先端部を除いた部分から尾端に至るまでの
全体を順次冷却することにより、テーパ部の長さが短
く、中央の厚肉部と先端及び尾端の薄肉部との厚みの差
が大きいテーパ金属板であっても、均一冷却化を図るこ
とができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向先端から
中央部に向かって連続的に厚みが厚くなり、中央部から
尾端に向かって連続的に厚みが薄くなる山形状又は台形
状に熱間圧延されたテーパ鋼板などのテーパ金属板の冷
却方法及び冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テーパ鋼板を船舶・橋梁などの構造部材
として用いる場合、その用いる部分毎に必要とされる強
度が異なることがあり、このようなとき、図7(a) に示
すように長手方向の先端より尾端に向かって厚みが連続
的に変化するテーパ鋼板、図7(b) に示すように長手方
向のテーパ部両端に平坦部を有するテーパ鋼板、又は、
図7(c) 及び(d) に示すように長手方向先端から中央部
に向かって連続的に厚みが厚くなり、中央部から尾端に
向かって連続的に厚みが薄くなる山形状又は台形状のテ
ーパ鋼板が要求される。
【0003】これらテーパ鋼板に要求される性能として
は、高強度・高靭性などの機械的特性があり、その機械
的特性を得るためには、炭素当量を低減し合金成分を添
加した所要の鋼種の材料を用い、圧延ラインにおける各
パスでの圧延温度を管理して圧延を行った後、板厚の薄
い部分に比べて圧延後の仕上がり温度が高い厚肉部分の
冷却温度と、前記板厚の薄い部分との温度差が小さくな
るように冷却制御を行うことが必要である。
【0004】この冷却においては、特にテーパ鋼板の冷
却開始温度と冷却終了温度とを精度良く制御することが
重要である。冷却開始温度については、圧延中、又は冷
却開始前にテーパ鋼板を空冷することにより制御するこ
とができ、また、冷却終了温度については冷却剤噴射量
及び冷却時間を操作することにより制御することが可能
である。
【0005】そして、長手方向に板厚が変化するテーパ
鋼板等のテーパ金属板の場合は、板厚の異なる各部に対
して冷却開始温度及び冷却終了温度を制御することが重
要課題である。このため、冷却剤噴射量及び冷却時間を
先端と尾端との間で変化させる必要がある。例えば図7
(a)及び(b) のように長手方向の先端より尾端に向かっ
て厚みが連続的に変化するテーパ鋼板の冷却方法として
は、特開平7ー68309号公報に示すものが提案され
ている。この冷却方法は、鋼板先端の板厚が尾端の板厚
よりも薄い場合、冷却剤が噴射される複数個のバンクを
有する冷却装置内に搬送されたテーパ鋼板の先端から尾
端に亘って同時一斉に冷却を開始し、冷却装置内を搬送
させながらテーパ鋼板の先端から尾端にかけて順次冷却
を終了させていくことにより先端の薄肉部と尾端の厚肉
部との冷却時間に差をつけ、均一冷却化を図っている。
【0006】また、図7(c) 及び(d) のように長手方向
先端から中央部に向かって連続的に厚みが厚くなり、中
央部から尾端に向かって連続的に厚みが薄くなる山形状
又は台形状のテーパ鋼板の冷却方法としては、特開平7
ー96319号公報に示すものが提案されている。この
冷却方法は、図8に示すように、冷却剤が噴射される複
数個のバンクを有する冷却装置内に搬送される前の段階
(1) において、テーパ鋼板の中央部Mが冷却装置Rの入
口に到達するまでは速度V0で搬送する。そして、テーパ
鋼板の先端Tから中央部Mまでが冷却装置R内に搬送さ
れた段階(2) でバンクから冷却剤を噴射して、先端Tか
ら中央部Mまでを同時一斉に冷却を開始し、速度V1で搬
送する。さらに、尾端Bが冷却装置Rの入口に到達した
段階(3)で変速して速度V2で搬送する。そして、先端T
が冷却装置Rの出口に到達した段階(4) で速度V3で搬送
し、その中央部Mが冷却装置Rの出口に到達した段階
(5)でバンクからの冷却剤噴射を停止して冷却を終了
し、その後、速度V4でテーパ鋼板を冷却装置Rから抽出
し、段階(6) となる。このような各段階の条件によって
テーパ鋼板を搬送しながら冷却する場合のテーパ鋼板の
先端T、中央部M、尾端Bの各部の冷却時間をそれぞれ
tT,tM,tBとすると、以下のような関係が得られる。 tT=( B /V1 )+(LACC − B − T )/V2 ……(1) tM=( B /V1 )+(LACC − B − T )/V2 + T /V3 ……(2) tB=(LACC − B − T )/V2 + T /V3 ……(3)
【0007】従って、各部の板厚HT,HM,HBにおいて均
一冷却化を図るための冷却時間tT,tM,tBをそれぞれ設
定することにより前記速度V1,V2,V3が得られる。そし
て、各部の板厚の大小関係は、HM>HT、HM>HBであり、
前記各部の冷却時間は、tT<tM ,tB <tM の関係
が必ず成り立つことになるから、板厚の厚い中央部より
も板厚の薄い先端及び尾端の冷却時間を短くするように
冷却することができる。ここで、中央部Mと先端T、尾
端Bの冷却時間の差は上述の(1) 〜(3) 式からそれぞれ
T/V3, B/V1となり、この冷却時間の差は先端T及び
尾端Bのテーパ部の長さ T、 Bと搬送速度V1,V3とによ
り決まる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平7ー96319号公報の冷却方法では中央部Mと
先端T、尾端Bの冷却時間の差が、テーパ部の長さ T、
Bと搬送速度V1,V3とにより制約されると言う問題があ
った。すなわち、テーパ部の長さ T、 Bが短く、長さ方
向中央の厚肉部と先端及び尾端の薄肉部との厚みの差が
大きいテーパ鋼板の場合は、搬送速度を設備制約上の最
小値に設定したとしても、中央部Mと先端T及び尾端B
との冷却時間の差を充分に大きく設定することができ
ず、均一冷却化が図れない場合があった。
【0009】本発明は、上述のような事情に鑑みて山形
状又は台形状のテーパ金属板を冷却するようになされた
ものであり、テーパ金属板の先端から中央部までの冷却
を行う入側冷却ゾーン、及び先端部を除いた部分から尾
端に至るまでの全体の冷却を行う出側冷却ゾーンを経て
冷却することによりテーパ部の長さが短く、中央の厚肉
部と先端及び尾端の薄肉部との厚みの差が大きい山形状
又は台形状のテーパ金属板であっても、均一冷却化を図
ることができるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の冷却
方法は、長手方向先端から中央部に向かって連続的に厚
みが厚くなり、中央部から尾端に向かって連続的に厚み
が薄くなる山形状又は台形状に熱間圧延されたテーパ金
属板を、冷却剤を噴射する第1〜nバンクを備えた冷却
装置内へ装入して冷却する方法において、入側の第1バ
ンクを含む複数のバンクを有する入側冷却ゾーンに装入
して、該入側冷却ゾーンの各バンクからテーパ金属板の
先端〜中央部に亘って順次冷却剤を噴射した後、入側冷
却ゾーンのバンクを夫々前記中央部が超える都度前記第
1バンクから順次これに続く出側バンクの冷却剤噴射を
停止し、出側の第nバンクを含む複数のバンクを有する
出側冷却ゾーンに装入して、第i(i<n)〜第nバン
クを夫々前記先端が超える都度前記第iバンク及びこれ
に続くバンクから順次冷却剤を噴射して、テーパ金属板
の先端部を除いた部分から尾端に至るまでの全体を順次
冷却することを特徴とするものである。
【0011】更に加えて、第2の冷却方法は、前記入側
冷却ゾーンによる冷却後、テーパ金属板の先端〜尾端に
亘って冷却を行う少なくとも一つのバンクを有する中間
冷却ゾーンにより冷却し、然る後、前記出側冷却ゾーン
により冷却することを特徴とするものである。また、本
発明に係る冷却装置は、長手方向先端から中央部に向か
って連続的に厚みが厚くなり、中央部から尾端に向かっ
て連続的に厚みが薄くなる山形状又は台形状に熱間圧延
されたテーパ金属板を、冷却剤を噴射する第1〜nバン
クを有する冷却ゾーンに装入して冷却する冷却装置にお
いて、テーパ金属板の前記中央部が冷却ゾーンのバンク
を夫々超えたことを検出する第1検出手段と、検出結果
に基づいて前記第1バンクから順次これに続く複数個の
バンクの冷却剤噴射を停止する第1バンク制御手段と、
第i(i<n)〜第nバンクを夫々前記先端が超えたこ
とを検出する第2検出手段と、検出結果に基づいてその
都度前記第iバンク及びこれに続くバンクから順次冷却
剤を噴射させる第2バンク制御手段とを備えていること
を特徴とするものである。
【0012】第1の冷却方法及び冷却装置にあっては、
入側冷却ゾーンの各バンクによりテーパ金属板の先端か
ら中央部までを順次冷却することができ、また、出側冷
却ゾーンの各バンクにより前記先端部を除いた部分から
尾端に至るまでの全体を順次冷却することができる。し
かして、入側冷却ゾーンの長さをLT,出側冷却ゾーンの
長さをLBとすれば、例えば一定速度Vでテーパ金属板を
搬送した場合、先端T、中央部M、尾端Bの冷却時間は
それぞれ(LT)/V、(LT+LB)/V、(LB)/Vとな
る。従って、中央部と先端及び尾端との冷却時間の差は
それぞれLB/V 、LT/V となるため、入側及び出側冷却
ゾーンの長さLT、LBを適正値に設定することにより、テ
ーパ部の長さ T, Bが短く、中央の厚肉部と先端及び尾
端の薄肉部との厚みの差が大きい山形状又は台形状のテ
ーパ金属板であっても、均一冷却化を図ることができ
る。
【0013】また、第2の冷却方法にあっては、入側冷
却ゾーンの各バンクにより先端〜中央部に亘って冷却さ
れたテーパ金属板の先端から尾端に亘って中間冷却ゾー
ンの各バンクにより順次冷却することができ、さらに、
出側冷却ゾーンの各バンクにより、前記先端部を除いた
部分から尾端に至るまでの全体を順次冷却することがで
きる。
【0014】しかして、入側冷却ゾーンの長さをLT、中
間冷却ゾーンの長さをLM、出側冷却ゾーンの長さをLBと
すれば、例えば一定速度Vでテーパ金属板を搬送した場
合、先端T、中央部M、尾端Bの冷却時間はそれぞれ
(LT+LM)/V、(LT+LM+LB)/V、(LM+LB)/V
となる。従って、中央部と先端、尾端との冷却時間の差
はそれぞれLB/V 、LT/V となり、入側及び出側冷却ゾ
ーンの長さLT、LBを適正値に設定することにより、テー
パ部の長さ T, Bが短く、中央の厚肉部と先端及び尾端
の薄肉部との厚みの差が大きい山形状又は台形状のテー
パ金属板であっても、均一冷却化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明冷却方
法及び冷却装置の模式図、図2及び図3は冷却過程を示
す冷却過程図、図6はテーパ鋼板などのテーパ金属板の
冷却ライン部分の工程図である。冷却装置1は、熱間圧
延ラインLの出側にテーパ鋼板Aの全長相当以上の間隔
を隔てて配設されている。また、この冷却装置1の入側
には、鋼板長手方向の冷却開始温度を管理・制御するた
めの入側温度計2,2aを、また、出側には、鋼板長手
方向の冷却終了温度を管理・制御するための出側温度計
3,3aをそれぞれ前記テーパ鋼板Aを搬送する搬送装
置4に対し上側及び下側に配置している。
【0016】冷却装置1は、前記搬送装置4に向かって
開放された上側冷却ハウジング11及び下側冷却ハウジ
ング11aと、これら冷却ハウジング11,11a内に
長手方向にタンデムに配置され、前記テーパ鋼板Aに向
けて水等の冷却剤を噴射する第1〜nバンク12a〜1
2nとを備え、前記搬送装置4に対し上側と下側とから
冷却剤を噴射することによりテーパ鋼板Aを冷却するよ
うにしているが、下側の冷却ハウジング11a及びバン
クは必ずしも必要でない。各バンク12・・は、それぞ
れ給水源に電磁開閉弁13a〜13nを介して接続され
た複数個のノズルヘッダーを用いてなり、前記各電磁開
閉弁13a〜13nの開閉操作により冷却剤を噴射又は
噴射を停止できるようにしている。
【0017】図1に示した実施の形態の冷却装置1は、
入側の第1バンク12aを含む複数のバンク12a〜1
2cからテーパ鋼板Aの先端T〜中央部Mに亘って順次
冷却剤を噴射する入側冷却ゾーン1Sに装入されたテー
パ鋼板Aの前記中央部Mが冷却ゾーンの各バンクを夫々
超えたのを検出する複数個の第1検出手段5・・と、検
出結果に基づいて前記第1バンク12aから順次これに
続く出側バンク12b,12cの冷却剤噴射を停止する
第1バンク制御手段6Aと、出側の第i(i<n)バン
ク12h〜第nバンク12jを有する出側冷却ゾーン3
Sに装入されたテーパ鋼板Aの先端Tが、第iバンク1
2h〜第nバンク12jを夫々超えたことを検出する複
数個の第2検出手段7・・と、検出結果に基づいてその
都度第iバンク12h及びこれに続くバンク12i,1
2jから順次冷却剤を噴射させる第2バンク制御手段6
Bとを備えている。尚、前記第1検出手段5・・及び第
2検出手段7・・は、何れもテーパ鋼板Aの搬送域両側
に配設された発光素子及び受光素子を有する光電センサ
を用いてなり、また、前記各バンク制御手段6A,6B
は、マイクロプロセッサを用いてなり、前記電磁開閉弁
13a〜13jを開閉制御するようにしている。また、
入側冷却ゾーン1Sと出側冷却ゾーン3Sとの間には、
入側冷却ゾーン1Sの各バンク12a〜12cにより冷
却されたテーパ鋼板Aの先端T〜尾端Bに亘って常時冷
却剤を噴射して冷却を行う複数個のバンク12d〜12
gを有する中間冷却ゾーン2Sを設けている。
【0018】入側冷却ゾーン1Sは、テーパ鋼板Aの先
端T〜中央部Mが冷却ハウジング11,11a内に搬送
されるまで電磁開閉弁13a〜13cが開かれて各バン
ク12a〜12cが冷却剤を噴射し、先端Tから中央部
Mに亘って冷却するのである。
【0019】また、第1検出手段5・・は、第1バンク
12aによる中央部Mの冷却が終了して、中央部Mが第
1バンク12a・これに続くバンク12b及びバンク1
2cを夫々超えたとき、その都度検出信号を出力する。
前記第1バンク制御手段6Aは、図4に示すように第1
検出手段5・・から検出信号が出力されるまでの間各バ
ンク13a〜13cの電磁開閉弁13a〜13cを開動
作させて、各バンク13a〜13cから冷却剤を噴射し
(#1)、前記第1検出手段5・・から検出信号が出力
されたとき、前記第1バンク12aの電磁開閉弁13a
を閉動作させ、第1バンク12aの冷却剤噴射を停止
し、さらに、テーパ鋼板Aの装入に伴い前記第1バンク
12aに続く出側バンク12b,12cの電磁開閉弁1
3b,13cを閉動作させ、各バンク12b,12cか
らの冷却剤噴射を停止して(#2)、中央部Mを尾端側
に超えた部分から尾端Bまでは冷却しないようにしてい
る。
【0020】また、前記中間冷却ゾーン2Sは、電磁開
閉弁13d〜13gが常時開かれて各バンク12d〜1
2gが冷却剤を噴射し、テーパ鋼板Aの先端T〜尾端B
に亘って冷却を行うようにしている。
【0021】また、前記出側冷却ゾーン3Sは、入側冷
却ゾーン1S及び中間冷却ゾーン2Sの各バンク12a
〜12gにより冷却された前記先端Tが装入されてくる
とき、全てのバンク12h〜12jの電磁開閉弁13h
〜13jは閉じられて、各バンク12h〜12jから冷
却剤は噴射されていない。
【0022】第2検出手段7・・は、入側冷却ゾーン1
S及び中間冷却ゾーン2Sの各バンクにより冷却された
前記先端Tが、第iバンク12h・これに続くバンク1
2i及び第nバンク12jを夫々超えたとき、その都度
検出信号を出力する。前記第2バンク制御手段6Bは、
図4に示すように前記各第2検出手段7から検出信号が
出力されるまでの間各バンク13h〜13jの電磁開閉
弁13h〜13jを閉動作させて、各バンク13h〜1
3jからの冷却剤噴射を停止し(#3)、前記第2検出
手段7から検出信号が出力されたとき、電磁開閉弁13
h〜13jを順次各別に開動作させ、第iバンク12h
・バンク12i・第nバンク12jから順次冷却剤を噴
射し(#4)、前記先端T部を除いた部分から尾端Bに
至るまでの全体を順次冷却するようにしている。
【0023】次に以上の如く構成された冷却装置1によ
る冷却の順序を図1〜図3及び図5のフローチャートに
基づいて説明する。熱間圧延ラインLにより圧延された
テーパ鋼板Aの中央部Mが第1バンク12aに到達する
までの間は、図1に示すように入側冷却ゾーン1S及び
中間冷却ゾーン2Sの各バンク12a〜12c及びバン
ク12d〜12gの電磁開閉弁13a〜13gを開と
し、夫々のバンク12a〜12gから冷却剤を噴射して
いる状態とする(♯1)。
【0024】テーパ鋼板Aの装入に伴い、中央部Mが入
側冷却ゾーン1Sにおける第1バンク12aを超えたか
否かが判断された後(♯2)、図2(b) に示すように中
央部Mが第1バンク12aを超えた場合、その都度電磁
開閉弁13a〜13cが順次閉じられ、図2(c) ,図3
(d) に示すように第1バンク12aから順次冷却剤の噴
射を停止する(♯3)。以上のようにして、テーパ鋼板
Aの中央部Mが入側冷却ゾーン1S内にある場合は、第
1バンク12aから順次第2、第3のバンク12b,1
2cの電磁開閉弁13b,13cを閉じて、第2、第3
のバンク12b,12cによる冷却を行わない。
【0025】次いで、図3(d) に示すようにテーパ鋼板
Aが中間冷却ゾーン2Sにおける各バンク12d〜12
gを超える間は、各電磁開閉弁13d〜13gは開かれ
て、各バンク12d〜12gから冷却剤が噴射されてい
るため、順次先端Tから尾端Bまで冷却を行うことがで
きる(♯4)。
【0026】そして、先端Tが出側冷却ゾーン3Sにお
ける第iバンク12hを超えたか否かが判断された後
(♯5)、図3(e) に示すように先端Tが第iバンク1
2hを超えた場合、その都度電磁開閉弁13h〜13j
が開かれ、図3(e) ,図3(f)に示すように第iバンク
12hからバンク12i及び第nバンク12jの順に冷
却剤を各別に噴射する(♯6)。以上のようにして、テ
ーパ鋼板Aの先端Tが出側冷却ゾーン3S内にある場合
は、図3(f) のように前記電磁開閉弁13h〜13jを
各別に順次開いて、第i バンク12h〜12jから順
次冷却剤を噴射し、前記先端T部を除く部分から尾端B
に亘って順次冷却を行なう。
【0027】例えば一定速度Vでテーパ鋼板Aを装入し
た場合を考えると、入側冷却ゾーン1Sの長さをLT,中
間冷却ゾーン2Sの長さをLM、出側冷却ゾーン3Sの長
さをLBとすれば、先端T、中央部M、尾端Bの冷却時間
はそれぞれ(LT+LM)/V、(LT+LM+LB)/V、(LM
+LB)/Vとなる。従って、中央部Mと先端T、尾端B
の冷却時間の差はそれぞれLB/V 、LT/V となり、入側
及び出側冷却ゾーン1S,2Sの長さLT、LBを適正値に
設定することにより、テーパ部の長さLT,LBが短く、中
央の厚肉部と先端及び尾端の薄肉部との厚みの差が大き
い山形状又は台形状のテーパ鋼板であっても、テーパ部
の長さ T, Bに制限されることなく、冷却時間差を設定
でき、均一冷却化を図ることができる。
【0028】因に、全長21m、バンク数10個、1個
のバンク当たりの冷却水流量が上バンク4.4m/min
・下バンク4.4m/min とした冷却装置を用いて、先
端Tの板厚20mm、中央部Mの板厚40mm、尾端B
の板厚20mm、板幅3000mm、先端T〜中央の長
さ6m、中央〜尾端Bの長さ6mとした山形状テーパ鋼
板を、冷却開始の先端温度780℃・中央部温度820
℃・尾端温度760℃、目標冷却終了の先端温度530
℃・中央部温度570℃・尾端温度510℃とし、さら
に搬送速度を60m/min の一定速度、冷却ゾーン1
S,2S,3Sの長さをそれぞれLM=5m・LT=8m・
LB=8mに設定して、冷却効果を実験した結果、図4に
示す従来方法の場合は、長手方向各点において目標冷却
終了温度に対して冷却終了温度が最大50℃外れるのに
対して、本発明の冷却方法及び冷却装置によれば、長手
方向各点において50℃未満に収めることができた。こ
れにより、本発明によれば、従来法に比べてより一層均
一冷却化を図ることができることがわかる。
【0029】以上説明した実施の形態では、入側冷却ゾ
ーン1Sと、中間冷却ゾーン2Sと、出側冷却ゾーン3
Sとを備えた冷却装置1及び該冷却装置を用いてなる冷
却方法について説明したが、その他、例えば前記中間冷
却ゾーン2Sをなくし、入側冷却ゾーン1Sと、出側冷
却ゾーン3Sとを備えた冷却装置及び冷却方法としても
よい。この場合、上述のように、入側冷却ゾーン1Sの
長さをLT,出側冷却ゾーン3Sの長さをLBとすれば、一
定速度Vでテーパ鋼板Aを搬送した場合、先端T、中央
部M、尾端Bの冷却時間はそれぞれ(LT)/V、(LT+
LB)/V、(LB)/Vとなり、中央部Mと先端T及び尾
端Bの冷却時間との差はそれぞれLB/V、LT/V となる
ため、入側及び出側冷却ゾーン1S,2Sの長さ T、 B
を適正値に設定することにより、テーパ部の長さLT,LB
が短く、中央の厚肉部と先端及び尾端の薄肉部との厚み
の差が大きい山形状又は台形状のテーパ鋼板であって
も、テーパ部の長さ T, Bに制限されることなく、冷却
時間差を設定でき、均一冷却化を図ることができる。
【0030】また、以上説明した実施の形態では、入側
冷却ゾーン1Sの各バンク12a〜12c及び中間冷却
ゾーンの各バンク12d〜12gから冷却剤を噴射して
いる状態でテーパ鋼板Aを冷却ハウジング11,11a
内に搬送し、先端Tから順次冷却するように構成してい
るが、その他、電磁開閉弁を閉じて冷却剤を噴射してい
ない状態から前記先端Tが各バンク12a〜12gに到
達するごとに電磁開閉弁を開とし、各バンク12a〜1
2gから順次冷却剤を噴射して冷却するように構成して
もよい。
【0031】また、以上の実施の形態において、入側冷
却ゾーン1Sと、中間冷却ゾーン2Sと、出側冷却ゾー
ン3Sとのバンク数が多くて冷却能力が大きい場合は、
例えば入側又は出側バンクの1〜複数個の電磁開閉弁を
閉じ、残りのバンクで入側冷却ゾーン1S・中間冷却ゾ
ーン2S・出側冷却ゾーン3S、又は入側冷却ゾーン1
S及び出側冷却ゾーン3Sを夫々設定してもよい。ま
た、以上の実施の形態では、テーパ鋼板の冷却について
説明したが、その他、テーパステンレス板などのテーパ
金属板であっても同様に冷却することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る冷却方法及び冷却装置によ
れば、テーパ金属板の先端から中央部までの冷却を入側
冷却ゾーンで行い、先端部を除いた部分から尾端に至る
までの全体の冷却を出側冷却ゾーンで行うから、テーパ
部の長さが短く、中央の厚肉部と先端及び尾端の薄肉部
との厚みの差が大きい山形状又は台形状のテーパ金属板
であっても、均一冷却化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却方法及び冷却装置の模式図で
ある。
【図2】本発明に係る冷却方法及び冷却装置の冷却過程
を示す冷却過程図である。
【図3】本発明に係る冷却方法及び冷却装置の冷却過程
を示す冷却過程図である。
【図4】本発明に係る冷却方法及び冷却装置のバンクの
制御過程を示す説明図である。
【図5】本発明に係る冷却方法及び冷却装置のフローチ
ャートである。
【図6】本発明に係る冷却装置を用いたテーパ金属板の
冷却ライン部分の工程図である。
【図7】テーパ金属板の種類を示す説明図である。
【図8】従来の冷却方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 冷却装置 1S 入側冷却ゾーン 2S 中間冷却ゾーン 3S 出側冷却ゾーン 12a 第1バンク 12i 第iバンク 12j 第nバンク 5 第1検出手段 6A 第1バンク制御手段 6B 第2バンク制御手段 7 第2検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C21D 11/00 104 C21D 11/00 104

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向先端から中央部に向かって連続
    的に厚みが厚くなり、中央部から尾端に向かって連続的
    に厚みが薄くなる山形状又は台形状に熱間圧延されたテ
    ーパ金属板を、冷却剤を噴射する第1〜nバンクを備え
    た冷却装置内へ装入して冷却する方法において、入側の
    第1バンクを含む複数のバンクを有する入側冷却ゾーン
    に装入して、該入側冷却ゾーンの各バンクからテーパ金
    属板の先端〜中央部に亘って順次冷却剤を噴射した後、
    入側冷却ゾーンのバンクを夫々前記中央部が超える都度
    前記第1バンクから順次これに続く出側バンクの冷却剤
    噴射を停止し、出側の第nバンクを含む複数のバンクを
    有する出側冷却ゾーンに装入して、第i(i<n)〜第
    nバンクを夫々前記先端が超える都度前記第iバンク及
    びこれに続くバンクから順次冷却剤を噴射して、テーパ
    金属板の先端部を除いた部分から尾端に至るまでの全体
    を順次冷却することを特徴とするテーパ金属板の冷却方
    法。
  2. 【請求項2】 前記入側冷却ゾーンによる冷却後、テー
    パ金属板の先端〜尾端に亘って冷却を行う少なくとも一
    つのバンクを有する中間冷却ゾーンにより冷却し、然る
    後、前記出側冷却ゾーンにより冷却する請求項1記載の
    テーパ金属板の冷却方法。
  3. 【請求項3】 長手方向先端から中央部に向かって連続
    的に厚みが厚くなり、中央部から尾端に向かって連続的
    に厚みが薄くなる山形状又は台形状に熱間圧延されたテ
    ーパ金属板を、冷却剤を噴射する第1〜nバンクを有す
    る冷却ゾーンに装入して冷却する冷却装置において、テ
    ーパ金属板の前記中央部が冷却ゾーンのバンクを夫々超
    えたことを検出する第1検出手段と、検出結果に基づい
    て前記第1バンクから順次これに続く複数個のバンクの
    冷却剤噴射を停止する第1バンク制御手段と、第i(i
    <n)〜第nバンクを夫々前記先端が超えたことを検出
    する第2検出手段と、検出結果に基づいてその都度前記
    第iバンク及びこれに続くバンクから順次冷却剤を噴射
    させる第2バンク制御手段とを備えていることを特徴と
    するテーパ金属板の冷却装置。
JP5966597A 1997-03-13 1997-03-13 テーパ金属板の冷却方法及び冷却装置 Pending JPH10249430A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823620B1 (ko) * 2001-12-22 2008-04-21 주식회사 포스코 열연 중박물재 선단부 냉각제어 방법
GB2484917A (en) * 2010-10-25 2012-05-02 Siemens Vai Metals Tech Ltd Method of cooling a longitudinally profiled plate

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