JPH10248696A - 保温徳利 - Google Patents

保温徳利

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JPH10248696A
JPH10248696A JP5475097A JP5475097A JPH10248696A JP H10248696 A JPH10248696 A JP H10248696A JP 5475097 A JP5475097 A JP 5475097A JP 5475097 A JP5475097 A JP 5475097A JP H10248696 A JPH10248696 A JP H10248696A
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JP
Japan
Prior art keywords
inner container
container
outer container
upper body
mouth
Prior art date
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Pending
Application number
JP5475097A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yamaoka
活巳 山岡
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FUKUI CRAFT KK
Original Assignee
FUKUI CRAFT KK
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Publication date
Application filed by FUKUI CRAFT KK filed Critical FUKUI CRAFT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温効果が高くて取扱いの簡便な保温徳利を
提供する。 【解決手段】 徳利形状を成す外側容器4と、該外側容
器4内に保持する内側容器1と、外側容器4の底部4c
より内側容器1を支持する支持体9から成り、内側容器
口部1bと外側容器口部4bとが水密に保持され、内側
容器1と外側容器4の間に空気層Aを有する。外側容器
4が上部体5と下部体6とから成り、上部体5の上部
に、内側容器口部1bに嵌合する止部7と、内側容器口
部1bに連続し上方へ向って末広がりに拡開する注ぎ口
8とから成る外側容器口部4bを設け、上部体5と下部
体6とが結合手段15,16にて一体となるか、内側容
器1が上部体2と下部体3とから成り、上部体2と下部
体3とが結合手段12,13にて一体となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酒を燗する際に
用いる保温徳利に関するものである。
【0002】
【従来の技術】徳利は酒を注ぎ入れ、その徳利を熱湯に
つけ、所望の温度まで暖め、いわゆる燗をし、燗をした
酒を盃等に注いで飲酒する際に用いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の徳利は、陶器ま
たはガラスにて形成されているので、熱湯につけて暖め
た後、手で保持すると、熱くて保持しにくい場合もある
し、熱湯から出すと急速に冷えるという問題点もあっ
た。そのため、飲酒の進み具合に合わせて燗をし、提供
しなければならない面倒があった。そこでこの発明は、
従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その課題とするところは、保温効果が高くて
取扱いの簡便な保温徳利を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明による保温徳利は、徳利形状を成す外側容器
と、該外側容器内に保持する内側容器と、外側容器の底
部より内側容器を支持する支持体から成り、内側容器口
部と外側容器口部とが水密に保持され、内側容器と外側
容器の間に空気層を有する。更に外側容器を上部体と下
部体とから形成し、上部体の上部に内側容器口部に嵌合
する止部と、内側容器口部に連続し上方へ向って末広が
りに拡開する注ぎ口とから成る外側容器口部を設け、上
部体と下部体とを結合手段にて一体にするか、内側容器
を上部体と下部体とから形成し、上部体と下部体とを結
合手段にて一体にする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明による保温徳利の実
施形態を図面に基づき説明すると、保温徳利は徳利形状
を成す外側容器4と、該外側容器4内に保持する内側容
器1と、外側容器底部4cより内側容器1を支持する支
持体9から成り、内側容器口部1bと外側容器口部4b
とが水密に保持され、内側容器1と外側容器4の間に空
気層Aを有する。内側容器1は胴部1aの上方に口部1
bを、下方に底部1cを設け、酒を入れるもので、外観
が周知の徳利とほぼ同様である。外側容器4は内側容器
1より一回り大きい胴部4aの上方に口部4bを、下方
に底部4cを設けている。支持体9は外側容器4の内部
に挿入し、外側容器底部4cに載せ、内側容器底部1c
を移動不能に支持するもので、例えぱ皿状を形成し、或
いは支持片9aを放射方向に設け、断熱性を有する発泡
ウレタン等にて形成するものである。請求項2の保温徳
利は、外側容器4を合成樹脂製の上部体5と下部体6と
から構成し、上部体5を内側容器1の上半分に、下部体
6を内側容器1の下半分に嵌合し得る大きさとし、上部
体5の上部に内側容器1の口部1bに嵌合する止部7
と、内側容器口部1bに連続し上方へ向って末広がりに
拡開する注ぎ口8とから成る口部4bを設け、上部体5
の下部と下部体6の上部に結合手段15,16を設け、
結合手段15,16の結合にて一体となる。上部体5の
止部7は、内側容器口部1bの外周部に接する押圧片7
aと、押圧片7aを補強する腕片7bから成る。請求項
3の保温徳利は、内側容器1を合成樹脂製の上部体2と
下部体3とから構成し、上部体2の下端部と下部体3の
上端部に結合手段12,13を設け、結合手段12,1
3の結合にて一体となる。
【0006】(実施例)上部体5と下部体6にて構成す
る外側容器4の結合手段15,16、及び上部体2と下
部体3にて構成する内側容器1の結合手段12,13と
して、例えばねじ部による結合、接着剤による結合、熱
融着による結合等がある。上部体2と下部体3にて構成
する内側容器1の結合手段12,13として、例えば上
部体2の下端部外周に鍔状結合板12を設け、下部体3
の上端部外周に、上部体2の鍔状結合板12と相対する
鍔状結合板13を設け、両結合板12,13を接着剤や
熱融着にて着設する。内側容器口部1bと外側容器口部
4bの水密手段として、内側容器口部1bの上縁部と外
側容器注ぎ口8の下端部との間にOリング状のシール1
0を介在するか、内側容器口部1bの上縁部と外側容器
口部4bの止部7との間にシール10を介在し、或いは
内側容器口部1bの上部に冠状シール10を被せ、止部
7と注ぎ口8に密接すれば、注ぎ口8から徳利内部、即
ち内側容器1に酒を入れる際、或いは徳利から盃等に燗
酒を注ぐ際に、注ぎ口8と内側容器1の間から空気層A
に酒が入り込むことがない。一体成形の内側容器1は、
ガラスやアルミニウム等で形成することも可能である
し、口部1bの外周にシール10の滑り止め用の凹凸部
を形成することも可能である。
【0007】本発明の保温徳利は上記構成であるから、
下部体6の内部に支持体9を収め、支持体9の上に内側
容器1を載せ、内側容器1の上方より上部体5を嵌め込
み、上下部体5,6の結合手段15,16を結合し、上
下部体5,6を一体化して外側容器4と成すものであ
る。内側容器1を上部体2と下部体3にて形成する場
合、予め上部体2と下部体3を一体化しておく。内側容
器4は底部4cを外側容器4内に入れた支持体9にて支
持し、内側容器口部1bを外側容器口部4bに水密に保
持し、しかも注ぎ口8を内側容器口部1bに連続してい
るので、従来の徳利と同様に、徳利内に酒を入れ、保温
のために熱湯につけると、外側容器4を介して内側容器
1が暖められ、内側容器1に入れた酒が燗される。酒が
燗された後、保温徳利を熱湯から取出し、客等に提供
し、注ぎ口8より盃等に燗酒を注ぐ。
【0008】
【発明の効果】本発明による保温徳利は上記のとおりで
あるから、次に記載する効果を奏する。 外側容器内に
内側容器を保持し、内側容器と外側容器の間に断熱効果
の高い空気層を有する二重壁構造を成すので、従来徳利
(一重壁)より格段に保温力が優れ、燗酒を冷めにくく
する。その結果、予め多量の酒を燗し、燗酒をストック
しておき、客等の要望に応じて燗酒を順次提供していく
ことができるので、多数の客に多量の燗酒を提供する飲
酒業用の徳利として特に有利である。しかも内側容器底
部を支持体にて支持し、且つ内側容器口部を水密に保持
しているので、本発明の保温徳利を横に倒しても、上下
を逆にしても安定している。
【0009】燗をした保温徳利を外部に取出すと、先ず
外側容器が内側容器より先に冷えるので、外側容器に設
けた注ぎ口を手に保持して盃等に燗酒を注ぐことができ
る。また、外側容器を上部体と下部体とから構成するこ
とにより、外側容器に対する支持体の挿入と、内側容器
の内部保持が容易になるばかりか、内側容器口部と外側
容器口部の水密も容易になる。更に内側容器を上部体と
下部体に分離し、上下部体の接合により一体化すれば、
胴部径より口部径が著しく小さい徳利でも、簡単容易に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保温徳利の構造例を示す一部切欠
正面図。
【図2】支持体(A)と内側容器(B)の収め方を示す
一部切欠正面図。
【図3】上部体の結合例を示す一部切欠正面図(A)
と、シール例を示す要部切欠正面図(B)、及び、結合
手段の構造例を示す断面図(C)。
【図4】支持体の2つの構造例(A)、(B)を示す平
面図。
【図5】内側容器の構造例を示す保温徳利の一部切欠正
面図。
【符号の説明】
A・・・空気層 1・・・内側容器 1a・・・胴部 1b・・・口部 1c・・・底部 2、5・・・上部体 3、6・・・下部体 4・・・外側容器 4a・・・胴部 4b・・・口部 4c・・・底部 7・・・止部 8・・・注ぎ口 9・・・支持体 10・・・シール 12、13、15、16・・・結合手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 徳利形状を成す外側容器(4)と、該外
    側容器(4)内に保持する内側容器(1)と、外側容器
    (4)の底部(4c)より内側容器(1)を支持する支
    持体(9)から成り、内側容器口部(1b)と外側容器
    口部(4b)とが水密に保持され、内側容器(1)と外
    側容器(4)の間に空気層(A)を有することを特徴と
    する保温徳利。
  2. 【請求項2】 外側容器(4)が上部体(5)と下部体
    (6)とから成り、上部体(5)の上部に、内側容器口
    部(1b)に嵌合する止部(7)と、内側容器口部(1
    b)に連続し上方へ向って末広がりに拡開する注ぎ口
    (8)とから成る外側容器口部(4b)を設け、上部体
    (5)と下部体(6)とが結合手段(15)、(16)
    にて一体となることを特徴とする請求項1記載の保温徳
    利。
  3. 【請求項3】 内側容器(1)が上部体(2)と下部体
    (3)とから成り、上部体(2)と下部体(3)とが結
    合手段(12)、(13)にて一体となることを特徴と
    する請求項1又は2記載の保温徳利。
JP5475097A 1997-03-10 1997-03-10 保温徳利 Pending JPH10248696A (ja)

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JP5475097A JPH10248696A (ja) 1997-03-10 1997-03-10 保温徳利

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106510356A (zh) * 2016-12-30 2017-03-22 茂名市茂南区生产力促进中心 冷却防烫碗
CN110432725A (zh) * 2019-08-12 2019-11-12 福建省泉州灵客智创陶瓷文化有限公司 一种整体中空的隔层保温德化猪油白瓷器及制造方法

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