JPH10248076A - ファイル更新時データ引き継ぎ方法 - Google Patents

ファイル更新時データ引き継ぎ方法

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JPH10248076A
JPH10248076A JP5004297A JP5004297A JPH10248076A JP H10248076 A JPH10248076 A JP H10248076A JP 5004297 A JP5004297 A JP 5004297A JP 5004297 A JP5004297 A JP 5004297A JP H10248076 A JPH10248076 A JP H10248076A
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JP5004297A
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English (en)
Inventor
Kazunori Koizumi
和典 小泉
Masayuki Toyoda
雅幸 豊田
Masami Suzuki
真砂美 鈴木
Hiroshi Kuwabara
博 桑原
Yasuro Otsubo
康郎 大坪
Ryutaro Fujishima
竜太郎 藤島
Toru Honda
徹 本多
Kazuhiko Imamura
和彦 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重化された電子交換機における、ファイル更
新時のデータ引き継ぎ方法に関し、1回のファイル更新
によってデータの引き継ぎを実現可能にする。 【解決手段】コールド・スタンバイ側の交換機2のメモ
リに新ファイルをロードした後、アクト側交換機1が旧
ファイル上の処理によって新ファイル用のデータ管理情
報を外部から読み込んで交換機2の新ファイルに書き込
む。交換機のアクト側とコールド・スタンバイ側とを入
れ替えてファイル更新再開を起動し、アクト側交換機2
が、新ファイル上の処理によってコールド・スタンバイ
側交換機1の旧ファイルから旧ファイル用のデータ管理
情報を読み出して新ファイルのデータ管理情報とから新
旧データ対応表を作成して新ファイルに書き込み、この
新ファイル上の処理によって新旧データ対応表をもと
に、コールド・スタンバイ側交換機1の旧ファイルから
アクト側交換機2の新ファイルにデータ引き継ぎを実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重化された電子
システムにおける、ファイル更新時のデータ引き継ぎ方
法に関し、特に1回のファイル更新によってデータの引
き継ぎを実現できるようにする方法に関するものであ
る。
【0002】電子交換機においては、交換機ソフトウェ
アの機能追加等によって、ソフトウェアを旧バージョン
から新バージョンに入れ替える処理が行なわれるが、こ
の場合に、旧ファイル側のデータを新ファイル側に移し
替える、データ引き継ぎが必要となる。
【0003】このようなファイル更新時のデータ引き継
ぎ方法としては、旧ファイル側と新ファイル側とで2回
のファイル更新を必要とすることなく、新ファイル側の
みで1回のファイル更新によって、データ引き継ぎを行
なえるようにすることが望ましい。
【0004】
【従来の技術】図4は、二重化された電子交換システム
の基本的構成を示したものであって、従来のおよび本発
明が適用されるものである。図中において、1,2は二
重化された交換機を示している。3,4はそれぞれ交換
機1,2における全体の制御を行なう中央制御装置(C
CU)である。5,6はそれぞれCCU3,4のメイン
メモリ(MM;以下単にメモリという)であって、動作
プログラムファイルおよびデータを格納する。また、
7,8はそれぞれ交換機1,2における交換処理を行な
うスイッチ部(NW)、9は交換機1,2の保守管理を
行なうための保守端末である。
【0005】二重化された交換機において、交換機ソフ
トウェアの機能追加等によって、ソフトウェアの入れ替
えを行なう際には、旧ファイル側のデータを新ファイル
側に移し替えるファイル更新が必要になるが、このよう
なファイル更新時のデータ引き継ぎには、以下のよう
な、各種のパターンがある。
【0006】(a) データの移動(旧ファイル側メモリ→
新ファイル側メモリ) (b) データアドレスの変更 (c) データサイズの変更 (d) データ構成の変更 (e) 旧データの削除 (f) 新データの追加
【0007】図5,図6は、ファイル更新時のデータ引
き継ぎを説明する図(1),(2) であって、(a) はデータの
移動(旧ファイル側メモリ→新ファイル側メモリ)、
(b) はデータアドレスの変更、(c) はデータサイズの変
更、(d) はデータ構成の変更、(e) は旧データの削除、
(f) は新データの追加を示している。
【0008】(a) に示すデータの移動は、データのアド
レス,サイズ,構造に変更がない場合の、旧ファイル側
メモリから、新ファイル側メモリへのデータ引き継ぎの
パターンを指し、例えば、0系のx番地のデータNを、
1系のx番地のデータNとして格納する場合をいう。
【0009】(b) に示すデータアドレスの変更は、デー
タのサイズ,構造に変更がない場合に、旧ファイル側メ
モリの旧アドレスのデータを、新ファイル側メモリの新
アドレスのデータとして引き継ぐパターンを指し、例え
ば、0系のx番地のデータNを、1系のy番地のデータ
Nとして格納する場合をいう。
【0010】(c) に示すデータサイズの変更は、データ
の構造に変更がない場合に、旧ファイル側メモリの旧サ
イズのデータを、新ファイル側メモリの新サイズのデー
タとして引き継ぐパターンを指し、例えば、0系のx〜
x+i番地のデータNを、1系のx〜x+j(i≠j)
番地のデータN’として格納する場合をいう。
【0011】(d) に示すデータ構成の変更は、データの
アドレス,サイズに変更がない場合に、旧ファイル側メ
モリの旧構成のデータを、新ファイル側メモリの新構成
のデータとして引き継ぐパターンを指し、例えば、0系
のx番地のデータNa+Nbを、1系のx番地の同サイ
ズのデータNb+Naとして格納する場合をいう。
【0012】(e) に示す旧データの削除は、データのア
ドレス,サイズ,構造に変更がない場合に、旧ファイル
側メモリのデータの一部を除いて、新ファイル側メモリ
へ移動するデータ引き継ぎのパターンを指し、例えば、
0系のx番地から始まるデータN,M,LからデータM
を除いて、1系のx番地から始まるそれぞれ同じサイズ
のデータN,Lとして格納する場合をいう。
【0013】(f) に示す新データの追加は、データのア
ドレス,サイズ,構造に変更がない場合に、旧ファイル
側メモリのデータを、新ファイル側メモリへ移動する際
にデータ量が増加するデータ引き継ぎのパターンを指
し、例えば、0系のx番地から始まるデータN,Mに対
して、データXを追加して、1系のx番地から始まるそ
れぞれ同じサイズのデータN,X,Mとして格納する場
合をいう。
【0014】図5,図6に示されたデータ引き継ぎにお
ける各処理パターンのうち、処理パターン(a) は、ファ
イル更新機能を備える電子交換システムには不可欠であ
る。また処理パターン(b) は、ソフトウェア機能追加に
よって、メモリ上のデータ割り付け位置が変更される電
子交換システムの場合には不可欠である。従来の二重化
電子交換システムにおいては、ほぼすべての場合に、パ
ターンa,bの処理手段を有している。
【0015】図7は、従来の電子交換機におけるファイ
ル更新時のデータ引き継ぎ実現方法(1) を示したもので
あって、上述のパターン(a),(b) のデータ引き継ぎのみ
を実現する方法を例示し、次の順序によって行なわれ
る。
【0016】 ファイル更新前において、交換機1と
交換機2に旧ファイルが格納されていて、例えば交換機
1が現用(ACT)のとき、交換機2がホット・スタン
バイ(H.SBY)の状態になっている。 ファイル更新開始時、H.SBY系をコールド・ス
タンバイ(C.SBY)の状態にして、光磁気ディスク
(ODK)からC.SBY系のメモリに、新ファイルを
ロードする。 旧ファイル(ACT系)側において、新ファイル用
のデータ管理情報(データ名,データアドレス)を保守
端末9から受信し、旧ファイル上の処理によって、新フ
ァイル(C.SBY系)にデータ管理情報を書き込む。
【0017】 ファイル更新による再開処理の起動
時、旧ファイルから新ファイルにデータ引き継ぎを実行
する。すなわち、ACT系をC.SBY系にし、C.S
BY系をACT系にしたのち、 a) 旧ファイル(C.SBY系)のデータセグメントの
先頭アドレスと最終アドレスを、新ファイル(ACT
系)に読み込む。 b) 旧ファイル(C,SBY系)のデータセグメントの
先頭アドレスから最終アドレスまでを、新ファイル(A
CT系)の同一データセグメントにコピーする。 旧ファイル(C.SBY系)から新ファイル(AC
T系)へのデータ引き継ぎを終了する。
【0018】また、従来の交換機ソフトウェアにおい
て、データ引き継ぎパターン(a) 〜(f) を実現する場合
には、ファイル更新によるサービス停止時間を極力短縮
する目的から、旧ファイル側においてデータ引き継ぎに
必要となる「新旧データ対応表」の作成を行なってい
る。この方式では、「新旧データ対応表」を作成するた
めの処理が、旧ファイル側に予め盛り込まれていること
が不可欠である。
【0019】図8は、従来の電子交換機におけるファイ
ル更新時のデータ引き継ぎ実現方法(2) を示したもので
あって、上述のパターン(a) 〜(f) のデータ引き継ぎを
実現する方法を例示し、次の順序によって行なわれる。
【0020】 ファイル更新前において、交換機1と
交換機2に旧ファイルが格納されていて、例えば交換機
1が現用(ACT)のとき、交換機2がホット・スタン
バイ(H.SBY)の状態になっている。 ファイル更新開始時、H.SBY系をコールド・ス
タンバイ(C.SBY)の状態にして、C.SBY系の
メモリに、光磁気ディスク(ODK)から新ファイルを
ロードする。 旧ファイル(ACT系)側において、新ファイル用
のデータ管理情報(データ名,データアドレス)を保守
端末9から受信し、旧ファイル上の処理によって、新フ
ァイル(C.SBY系)にデータ管理情報を書き込む。
【0021】 旧ファイル(ACT系)側において、
旧ファイル上で新旧データ対応表を作成して、作成した
新旧データ対応表を、新ファイル(C.SBY系)に書
き込む。 ファイル更新による再開処理の起動時、ACT系を
C.SBY系とし、C.SBY系をACT系として、新
ファイル(ACT系)側において、新旧データ対応表を
もとに、旧ファイル(C.SBY系)から新ファイル
(ACT系)へのデータ引き継ぎを実行する。 旧ファイル(C.SBY系)から新ファイル(AC
T系)へのデータ引き継ぎを終了する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
(a) データの移動と、(b) データアドレスの変更に対応
するファイル更新機能を備える電子交換機システムにお
いて、従来技術を用いて、(c) ゲートサイズの変更,
(d) データ構成の変更, (e) 旧データの削除および(f)
新データの追加の処理を追加する場合には、以下のよう
な問題点が存在する。
【0023】(1) 旧ファイル側に「新旧データ対応表」
作成処理が予め盛り込まれていない場合に、ソフトウェ
ア機能追加によるデータの構成, サイズ, アドレス等の
変更がある場合には、ます、「新旧データ対応表」の作
成処理を盛り込み、次に追加したいソフトウェア機能を
盛り込むという2段階のファイル更新作業が必要にな
る。ソフトウェア開発のサイクルは、数カ月〜十数カ月
以上かかるのが通例であり、2回のファイル更新を行な
うには、かなりの年月が必要になる。従って、従来の実
現方法では、迅速な新規サービスを提供することが困難
である。
【0024】(2) 1開発サイクルによって、新ファイル
用のデータ管理情報と新旧データ対応表との、2ファイ
ルの開発を行なった場合には、開発管理コストの上昇を
招くことになる。 (3) 1開発期間または短期間に、2つのファイル更新を
行なう方法では、保守稼働時間が倍増する。
【0025】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、二重化された電子交換機
において、ファイル更新時のデータ引き継ぎを行なう際
に、従来方式では旧ファイル上において実行していた、
「新旧データ対応表」の作成処理を、新ファイル側にお
いて実行することによって、1回のファイル更新で、前
述の(a) 〜(f) に示されたすべてのデータ引き継ぎ機能
の実行と、新規ソフトウェア機能の追加とを可能にす
る、ファイル更新時のデータ引き継ぎ方法を提供するこ
とを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明においては、新フ
ァイル側において、「新旧データ対応表」を作成するこ
とによって、従来技術の問題点を解決している。新ファ
イル側において「新旧データ対応表」を作成するために
は、以下に示す情報が新ファイル側にあることが必要で
ある。 (1) 旧ファイル側データのデータ名, データアドレスお
よびデータサイズ (2) 新ファイル側データのデータ名, データアドレスお
よびデータサイズ
【0027】以下、従来のファイル更新時のデータ引き
継ぎ方法と比較して、本発明において新たに使用した解
決手段を説明する。
【0028】(A) 旧ファイル側のデータ管理情報(デー
タ名,データアドレス)を、新ファイル側において読み
出す機能を設ける。
【0029】新ファイル側には、旧ファイル側のデータ
管理情報が存在しないため、旧ファイル側が保持してい
たデータ管理情報を読み出す必要がある。本発明におい
ては、旧ファイル側のデータ管理情報を一旦、すべて新
ファイル側メモリのバッファ領域に読み出してから処理
を行なうようにする。これによって、データアクセス時
間を短縮することができ、ファイル更新に基づくサービ
ス停止時間を短縮することが可能となる。
【0030】図1は、新ファイル側における新旧データ
対応表の作成を説明するものであって、(a) は新旧デー
タ対応表の作成の手順を示し、(b) は新旧データ対応表
の内容を示している。
【0031】(a) に示すように、新旧データ対応表の作
成は、次の手順によって行なわれる。 (1) 新ファイル再開時に、C.SBY系における旧ファ
イル側のデータ管理情報(データ名,データアドレス)
を、ACT系における新ファイル側にコピーする。 (2) 新ファイル側において、新ファイル側のデータ管理
情報と旧ファイル側のデータ管理情報とから、新旧デー
タ対応表を作成する。
【0032】(b) に示すように、新旧データ対応表は、
データ名と、旧データアドレスおよび新データアドレス
と、旧データサイズおよび新データサイズとから構成さ
れている。
【0033】(B) 旧ファイル側データおよび新ファイル
側データのデータサイズを算出する機能を設ける。
【0034】データサイズが変更されるデータの引き継
ぎを実施するためには、新旧のデータサイズが必要不可
欠である。しかしながら、旧ファイル側には、データサ
イズ変更を想定したファイル更新時のデータ引き継ぎ機
能は存在しない。そのため、旧ファイル側電子交換ソフ
トウェアでは、データ管理情報として、「データサイ
ズ」を保持していない。
【0035】また保守端末から受信する新ファイル側デ
ータ管理情報にも、「データサイズ」は含まれていな
い。何故ならば、旧ファイル側には、保守端末からデー
タサイズを受信する機能が存在しないからである。
【0036】これらは、データサイズを直接的に得る手
段がないことを意味する。そこで本発明においては、旧
ファイル側においても管理されている、以下の2つの情
報から、計算によってデータサイズを求める方法を採用
している。 (B1) 各データのアドレス (b2) 各データの最終アドレス
【0037】図2は、新旧データサイズの算出方法を説
明するものである。データ管理情報内のデータはアドレ
ス順に整列されていないので、データ名をアドレス順に
ソートしたのち、所定の計算式に従って、新旧データサ
イズを算出する。
【0038】(1) データ名を以下に示す例のように、ア
ドレス順にソートする。 順番 データ名 アドレス サイズ : : : : i-1 データN(i-1) Ai-1 S(i-1) i データN( i ) Ai S( i ) i+1 データN(i+1) Ai+1 S(i+1) i+2 データN(i+2) Ai+2 S(i+2) : : : :
【0039】(2) データサイズを、次式によって計算す
る。 S(i) =Ai+1 番地−Ai 番地 なお、最終データについては次式を適用する。 S(z) =全データ最終アドレス−Az 番地 Az :最終データのアドレス
【0040】(C) 新ファイル側において、ファイル更新
再開時に、「新旧データ対応表」を作成する機能を設け
る。
【0041】旧ファイル上には、ファイル更新時に、
「新旧データ対応表」を作成する機能は存在しない。デ
ータのサイズ,構成の変更、新規データの追加や旧デー
タの削除を実行するためには、データごとに新旧データ
の対応表を作成して、各データについて、新旧データ対
応表を基に更新処理を行なう必要がある。従来技術で
は、旧ファイル側において、「新旧データ対応表」を作
成していたため、ファイル更新を2回行なう必要があっ
た。
【0042】本発明においては、新ファイル側で「新旧
データ対応表」を作成することによって、1回のファイ
ル更新によって、データ構成の変更を伴う、ソフトウェ
ア機能追加を可能にする。
【0043】以下、本発明の課題を解決するための具体
的手段とその作用とを記述する。
【0044】(1) 二重化された電子交換システムにおい
て交換機ソフトウエアを旧ファイルから新ファイルに更
新する際に、コールド・スタンバイ側の交換機において
新ファイルをメモリにロードしたのち、アクト側の交換
機において旧ファイル上の処理によって新ファイル用の
データ管理情報を外部から読み込んで新ファイルに書き
込み、アクト側とコールド・スタンバイ側とを入れ替え
てファイル更新による再開処理を起動して、アクト側の
交換機において新ファイル上の処理によってコールド・
スタンバイ側の旧ファイルから旧ファイル用のデータ管
理情報を読み出して新ファイル側のデータ管理情報とか
ら新旧データ対応表を作成して新ファイルに書き込み、
新ファイル側においてこの新旧データ対応表をもとに、
旧ファイル側から新ファイル側にデータ引き継ぎを実行
する。
【0045】このように、本発明によれば、従来方式の
ように2回のファイル更新を必要とせず、1回のファイ
ル更新によって、旧ファイル側のデータを新ファイル側
に移し替えることができる。
【0046】(2) (1) の場合に、旧ファイル上の処理に
よって旧ファイル用データ管理情報を一括して新ファイ
ル側のバッファに書き込み、新ファイル側においてこの
バッファから旧ファイル用のデータ管理情報を読み出
す。
【0047】このようにすることによって、その都度、
旧ファイル側から旧ファイル用データ管理情報を読み出
すのと比べて、旧ファイル用のデータ管理情報の読み出
しを迅速に行うことができる。
【0048】(3) (1) または(2) の場合に、新旧データ
対応表を作成する際に、新旧データサイズを各データア
ドレス値と、最終データアドレス値または全データの最
終アドレス値とから計算によって求める。
【0049】このようにすることによって、旧ファイル
側データ管理情報および新ファイル側データ管理情報
に、データサイズが含まれていない場合でも、新旧デー
タのデータサイズを求めることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の一実施形態を示
したものである。以下、図3に基づいて、本発明のファ
イル更新時データ引き継ぎ方法を詳細に説明する。
【0051】 ファイル更新前において、交換機1と
交換機2に旧ファイルが格納されていて、例えば交換機
1が現用(ACT)のとき、交換機2がホット・スタン
バイ(H.SBY)の状態になっている。 ファイル更新開始時、H.SBY系をコールド・ス
タンバイ(C.SBY)の状態にして、C.SBY系の
メモリに、光磁気ディスク(ODK)から新ファイルを
ロードする。 旧ファイル(ACT系)側において、新ファイル用
のデータ管理情報(データ名,データアドレス)を保守
端末9から受信し、旧ファイル上の処理によって、新フ
ァイル(C.SBY系)にデータ管理情報を書き込む。
【0052】 ファイル更新による再開処理の起動
時、ACT系をC.SBY系とし、C.SBY系をAC
T系として、新ファイル(ACT系)側において、旧フ
ァイル(C.SBY系)側から旧データアドレス,旧デ
ータサイズを読み出して、新ファイル(ACT系)上で
新旧データ対応表を作成して、作成した新旧データ対応
表を、新ファイル(ACT系)に書き込む。 新ファイル(ACT系)側において、新旧データ対
応表をもとに、旧ファイル(C.SBY系)から新ファ
イル(ACT系)へのデータ引き継ぎを実行する。 旧ファイル(C.SBY系)から新ファイル(AC
T系)へのデータ引き継ぎを終了する。
【0053】なお、データ引き継ぎ終了時、二重化時の
コピー機能によって、旧ファイル(C.SBY系)側メ
モリに対して、新ファイル(ACT系)側メモリの内容
をコピーすることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
重化された電子交換機において、ファイル更新時のデー
タ引き継ぎを行なう際に、「新旧データ対応表」の作成
処理を、新ファイル側において実行することによって、
1回のファイル更新によって、すべてのデータ引き継ぎ
機能の実行と、新規ソフトウェア機能の追加とを可能に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】新ファイル側における新旧データ対応表の作成
を説明するものであって、(a)は新旧データ対応表の作
成の手順を示し、(b) は新旧データ対応表の内容を示
す。
【図2】新旧データサイズの算出方法を説明する図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示す図である。
【図4】二重化された電子交換システムの基本的構成を
示す図である。
【図5】ファイル更新時のデータ引き継ぎを説明する図
(1) であって、(a) はデータの移動、(b) はデータアド
レスの変更、(c) はデータサイズの変更を示す。
【図6】ファイル更新時のデータ引き継ぎを説明する図
(2) であって、(d) はデータ構成の変更、(e) は旧デー
タの削除、(f) は新データの追加を示す。
【図7】従来の電子交換機におけるファイル更新時のデ
ータ引き継ぎ実現方法(1) を示す図である。
【図8】従来の電子交換機におけるファイル更新時のデ
ータ引き継ぎ実現方法(2) を示す図である。
【符号の説明】
1 交換機 2 交換機 3 中央制御装置(CCU) 4 中央制御装置(CCU) 5 メインメモリ(MM) 6 メインメモリ(MM) 7 スイッチ部(NW) 8 スイッチ部(NW) 9 保守端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 雅幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 真砂美 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 桑原 博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大坪 康郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 藤島 竜太郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 本多 徹 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 今村 和彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化された電子交換システムにおいて
    交換機ソフトウエアを旧ファイルから新ファイルに更新
    する際に、 コールド・スタンバイ側の交換機において新ファイルを
    メモリにロードしたのち、アクト側の交換機において旧
    ファイル上の処理によって新ファイル用のデータ管理情
    報を外部から読み込んで前記新ファイルに書き込み、ア
    クト側とコールド・スタンバイ側とを入れ替えてファイ
    ル更新による再開処理を起動して、アクト側の交換機に
    おいて新ファイル上の処理によってコールド・スタンバ
    イ側の旧ファイルから旧ファイル用のデータ管理情報を
    読み出して前記新ファイルのデータ管理情報とから新旧
    データ対応表を作成して新ファイルに書き込み、新ファ
    イル側において該新旧データ対応表をもとに旧ファイル
    側から新ファイル側にデータ引き継ぎを実行することを
    特徴とするファイル更新時データ引き継ぎ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファイル更新時データ
    引き継ぎ方法において、前記旧ファイル上の処理によっ
    て旧ファイル用データ管理情報を一括して新ファイル側
    のバッファに書き込み、新ファイル側において該バッフ
    ァから旧ファイル用のデータ管理情報を読み出すことを
    特徴とするファイル更新時データ引き継ぎ方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のファイル更新
    時データ引き継ぎ方法において、前記新旧データ対応表
    を作成する際に、新旧データサイズを各データアドレス
    値と、最終データアドレス値または全データの最終アド
    レス値とから計算によって求めることを特徴とするファ
    イル更新時データ引き継ぎ方法。
JP5004297A 1997-03-05 1997-03-05 ファイル更新時データ引き継ぎ方法 Pending JPH10248076A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010018159A (ko) * 1999-08-17 2001-03-05 서평원 교환기의 스탠바이 프로세서 절체 방법
KR100362572B1 (ko) * 1999-12-29 2002-11-27 삼성전자 주식회사 통신장치의 이중화 방법 및 이중화된 프로세서 장치
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