JPH10247883A - Sdh伝送システム - Google Patents

Sdh伝送システム

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JPH10247883A
JPH10247883A JP5059697A JP5059697A JPH10247883A JP H10247883 A JPH10247883 A JP H10247883A JP 5059697 A JP5059697 A JP 5059697A JP 5059697 A JP5059697 A JP 5059697A JP H10247883 A JPH10247883 A JP H10247883A
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memory
bus
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典夫 菅野
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来方式のSDH伝送における既存低速信号
の収容伝送において、オペレーションシステムから多重
領域を設定し、柔軟かつ単純な装置構成で収容し伝送す
る。 【解決手段】 オペレーションシステムとの制御信号伝
送リンクが15の終端回路で終端される。設定される制
御情報は16の制御信号発生用随意書き込みメモリにダ
ウンロードされる。仮想コンテナ多重分離バスからの多
重信号の分離は11のメモリ書き込み制御信号により、
中継するデータについては19のバスインターコネクシ
ョンスイッチの制御信号20により、仮想多重化バスへ
の多重化は22のメモリからの読み出し制御信号により
任意に制御する。以上のように制御信号発生用随意書き
込みメモリのデータをオペレーションシステムよりダウ
ンロードし任意に設定することにより網同期した64k
b/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続入力信号を
柔軟に仮想コンテナに多重する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低速既存インタ
フェース信号(PDH:Plesiochronous
Digital Hierarchy)あるいは低次
群の同期ディジタルハイアラーキ(SDH:Synch
ronous Digital Hierarchy)
インタフェース信号を多重して伝送するITU−T(I
nternational Telecommunic
ation Union Telecommunica
tion Standardization Sect
or)の国際標準勧告に準拠した同期ディジタルハイア
ラーキ(SDH:Synchronous Digit
al Hierarchy)伝送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11はオーム社刊「SDH伝送方式」
pp.43に掲載されている従来のSDH多重化の構造
を示すSDH多重化構造図である。従来、各種の低速既
存インタフェース信号をITUーTの国際標準勧告に準
拠した同期ディジタルハイアラーキに多重化して伝送す
る場合、図11に示される多重化構造を採り多重化され
てきた。例えば、1.5Mb/s系情報の場合、Cー1
1として定義され、規格化された箱(規格化された伝送
容量)のコンテナ(C:Container)113に
収容される。
【0003】次に、このコンテナ113に誤り監視転送
機能等を持つパスオーバーヘッド(POH:Path
Over Head)を付加しVCー11として定義さ
れた低次バーチャルコンテナ(Lower order
VC:Virtual Container)106
にマッピングして収容される。次に、高次バーチャルコ
ンテナ(Higher order VC:Virtu
al Container)との多重化情報のフレーム
位相の時間差を、アドレスで表示するトリビュタリユニ
ット(TU:Tributary Unit)ポインタ
を前記低次バーチャルコンテナに付加し、TU−11と
して定義されたトリビュタリユニット107を生成す
る。
【0004】次に、TU−11を4個束ねてTUG−2
で定義されたトリビュタリユニットグループ108を生
成する。以下、前記手順と同じようにパスオーバヘッド
を付加し7個束ねて、VCー3で定義された高次バーチ
ャルコンテナ109を、管理ポインター(AUーPT
R:Administrative Unit Poi
nter)を付加しAU−3で定義された管理ユニット
(AU:Administrative Unit)1
10を、さらに3個束ねてAUGで定義された管理ユニ
ットグループ111を、さらにN個束ねてSTM−N
(Synchronous Transport Mo
dule Level N)で定義された同期転送モジ
ュール112を最終的に生成し伝送フレームとして伝送
してきた。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】上記のように従来からの多重化構成をとっ
た場合、既存低速信号を上記の様な高次バーチャルコン
テナに収容し伝送するに当たり、何重ものパスオーバー
ヘッドの付加と各種ポインタの付加などの信号処理操作
が入るため、SDH伝送装置の構成が複雑になり、かつ
またハードウエアの規模も大きくなり従って複数の装置
から構成されるようになる場合もあり、ひいては高価格
なシステムになり経済的な通信サービス提供の実現の大
きな障害になるという問題点があった。
【0006】また、速度の異なる既存の低速信号を収容
する場合、最初にシステムを設置した時点での多重化構
造をサービスを拡充しながら、増設あるいは変更するこ
とが難しいという問題点があった。
【0007】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、各種の既存の低速信号とそれ以外
の網同期(周波数同期と位相同期)がとれていない任意
の低速信号を高次バーチャルコンテナに収容し伝送する
に当たり、単純な構成でしかも標準勧告化及び非標準化
も含め、各種ネットワーク形態をサポートするととも
に、将来的な構成の変更及び拡張等に対しても極めて柔
軟に対応でき、さらに従来よりも極めて経済的に実現で
き低コストで通信サービスを提供するSDH伝送装置を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るSDH伝
送装置の多重化、多重分離方式は、VC-3, VC-4, VC-4-4
C, VC-4-16C, VC-4-64C等の高次バーチャルコンテナを
使用し、64kb/s単位の多重タイムスロット単位でアクセ
ス制御する。送信側多重化回路では、汎用の高次バーチ
ャルコンテナ多重化バスを設け、各種既存の低速インタ
フェースが接続され、上記高次バーチャルコンテナフレ
ーム中の64kb/s単位の任意の多重タイムスロットをアド
レスとし、制御回路からの制御信号により、低速インタ
フェースの入力データを予めきめられたアドレスのタイ
ムスロットへ多重する。
【0009】また、受信側多重分離回路では、汎用の高
次バーチャルコンテナ多重分離バスを設け、各種既存の
低速インタフェースが接続され、上記高次バーチャルコ
ンテナフレーム中の64kb/s単位の任意の多重タイムスロ
ットをアドレスとし、制御回路からの制御信号により、
予めきめられたアドレスのタイムスロットに多重された
データを選択的に上記多重分離バスに読み込み低速イン
タフェース用の出力データとして多重分離する。
【0010】また、中継伝送装置(Repeate
r)、挿入分離型多重変換装置(AddDrop Mu
ltilexer)では上記多重バスと多重分離バスを
接続するバスインターコネクションスイッチを備え、上
記高次バーチャルコンテナフレーム中の64kb/s単位の任
意の多重タイムスロット毎に接続及び分離動作を制御で
きる。
【0011】また、制御回路の制御情報は随意書き込み
メモリに収納し、ネットワークのシステム管理を実施す
る制御端末より、ネットワークを構成するそれぞれの伝
送装置の前記制御信号発生用随意書き込みメモリにダウ
ンロードする機能を備え、上記課題を解決するため次の
手段を設け、単純な構成で多重化、多重分離、中継転送
等の伝送機能をとりその構成、容量等の内容を遠隔から
柔軟に設定できることを特徴とする。
【0012】第1の発明に係るSDH伝送装置は、局間
伝送路からの仮想コンテナ(VC:virtual C
ontainer)フレームに多重されたデータを選択
的に多重分離する仮想コンテナ多重分離バスと、該多重
分離バスによって分離されたデータを速度変換用メモリ
回路を介して入力し、網同期した64kb/sの任意の
整数倍の伝送速度を持つ連続低速信号を作成して局内伝
送路へ出力する複数の低速出力インタフェースと、網同
期した64kb/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連
続低速入力信号を局内伝送路から入力して終端を行い正
味のデータを出力する複数の低速入力インタフェース
と、該低速入力インタフェースに設けられた速度変換メ
モリ回路を介して前記低速インタフェースからの入力デ
ータを仮想コンテナフレーム中の64kb/s単位の任
意の多重タイムスロットをアドレスとし、予めきめられ
たアドレスのタイムスロットへ多重して局間伝送路へ出
力する仮想コンテナ多重バスと、前記仮想コンテナ多重
分離バスと仮想コンテナ多重バスとの両方のバスを64
kb/s容量のバイト単位の多重タイムスロットを基本
単位として任意に制御するバスインターコネクションス
イッチ(BISW:Bus Interconnect
ion Switch)と、該バスインターコネクショ
ンスイッチの接続を64kb/s容量のバイト単位の多
重タイムスロットを基本単位として任意に制御するメモ
リと、該メモリの駆動用に供給するため、前記仮想コン
テナフレームを単位としてシーケンシャルにアドレスを
発生するアドレス発生回路とを備え、SDH伝送フレー
ム中の監視・制御情報伝送用のセクションオーバーヘッ
ド部の任意の多重タイムスロットより構成される制御信
号伝送リンクを用い、ネットワークのシステム管理を実
施する制御端末より、前記メモリに多重、多重分離、通
過中継等の制御情報をダウンロードするものである。
【0013】また、第2の発明に係るSDH伝送装置
は、局間伝送路からの仮想コンテナフレームに多重され
たデータを選択的に多重分離する仮想コンテナ多重分離
バスと、該多重分離バスによって分離されたデータを速
度変換用メモリ回路を介して入力し、網同期した64k
b/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続低速信号を
作成して局内伝送路へ出力する複数の低速出力インタフ
ェースと、網同期した64kb/sの任意の整数倍の伝
送速度を持つ連続低速入力信号を局内伝送路から入力し
て終端を行い正味のデータを出力する複数の低速入力イ
ンタフェースと、該低速入力インタフェースに設けられ
た速度変換メモリ回路を介して前記低速インタフェース
からの入力データを仮想コンテナフレーム中の64kb
/s単位の任意の多重タイムスロットをアドレスとし、
予めきめられたアドレスのタイムスロットへ多重して局
間伝送路へ出力する仮想コンテナ多重バスと、前記仮想
コンテナ多重分離バスと仮想コンテナ多重バスとの両方
のバスを64kb/s容量のバイト単位の多重タイムス
ロットを基本単位として任意に制御するバスインターコ
ネクションスイッチと、該バスインターコネクションス
イッチの接続を64kb/s容量のバイト単位の多重タ
イムスロットを基本単位として任意に制御するメモリ
と、該メモリの駆動用に供給するため、前記仮想コンテ
ナフレームを単位としてシーケンシャルにアドレスを発
生するアドレス発生回路とを備え、SDH伝送フレーム
中の監視・制御情報伝送用のセクションオーバーヘッド
部の任意の多重タイムスロットによって構成される制御
信号伝送リンク伝送機能を使用しない外部の監視・制御
情報伝送用ネットワークを介しての制御信号伝送リンク
を用い、ネットワークのシステム管理を実施する制御端
末より、前記外部の監視・制御情報伝送用ネットワーク
を介し、メモリに多重、多重分離、通過中継等の制御情
報をダウンロードするものである。
【0014】また、第3の発明に係るSDH伝送装置
は、制御信号発生用メモリを2面以上と、該2面以上の
それぞれのメモリの正常動作を診断する診断手段と、該
診断手段の診断結果より前記2面以上のメモリからの制
御信号の供給を選択する選択手段とを備えたものであ
る。
【0015】また、第4の発明に係るSDH伝送装置
は、制御信号発生用メモリ2面以上の組合わせを2系統
以上備え、ネットワークのシステム管理を実施する制御
端末より、伝送装置を運用している制御信号発生用メモ
リと別系のメモリに新たな伝送ネットワーク構成を実現
する制御情報をダウンロードし、運用制御メモリの系統
を切替えるものである。
【0016】また、第5の発明に係るSDH伝送装置
は、複数の入力インタフェースと複数の多重化バスを接
続する各インタフェースごとのアクセス制御スイッチ回
路と前記複数の出力インタフェースと複数の前記多重分
離バスを接続する各インタフェースごとのアクセス制御
選択回路を備え、各種標準化されたリニア接続、2ファ
イバリング、4ファイバリングを実現するものである。
【0017】また、第6の発明に係るSDH伝送装置
は、複数のSDH挿入分離型多重変換装置(ADM:A
dd Drop Multiplexer)を一本のリ
ング状伝送路で接続し、任意の装置間でSDHフレーム
の同一多重タイムスロットを使用し、双方向通信パスを
確保するものである。
【0018】また、第7の発明に係るSDH伝送装置
は、SDH挿入分離型多重変換装置に二組の多重化バ
ス、多重分離バス、バスインターコネクションスイッチ
と、複数の入力インタフェースと複数の前記多重バスを
接続する各インタフェースごとのアクセス制御スイッチ
回路と、前記複数の出力インタフェースと複数の前記多
重分離バスを接続する各インタフェースごとのアクセス
制御選択回路と、を備え、前記二組の多重化バス、多重
分離バス、バスインターコネクションスイッチを二本の
リング状伝送路で接続し、二重系の構成により障害発生
時に切替救済を行うものである。
【0019】また、第8の発明に係るSDH伝送装置
は、リング状ネットワークを構成し、バスインターコネ
クションスイッチの制御によりネットワークに接続され
ている一つの任意の装置から複数の任意の装置に伝送パ
スを構成することにより、同報機能を備えたものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明に係るSDH伝送装置
の一実施の形態を示すSDH挿入分離型多重変換装置
(ADM:Add Drop Multiplexe
r)の構成図であり、同時にこのSDH挿入分離型多重
変換装置を複数接続した場合のSDHフレームの多重
化、多重分離、パススルー設定制御情報のダウンロード
経路を示している。図1において、1はオペレーション
システム(OpS)、2a、2b、2cはSDH挿入分
離型多重変換装置、3a、3b、3cは光送受信部、4
a、4b、4cはセクション処理部、5a、5b、5c
はオーバーヘッドアクセス部、6a、6b、6cはバー
チャルコンテナ多重・多重分離制御部、7a、7b、7
cは高次パス処理部、8a、8b、8cは低速入出力イ
ンタフェース部である。
【0021】また、図2はこの発明に係るSDH伝送装
置の一実施の形態を示すSDH挿入分離型多重変換装置
の構成図である。図2において、9は分離低速信号出力
インタフェース、10は速度変換用メモリ、211はメ
モリ書き込み制御信号、11は出力終端を行う出力イン
タフェース回路、12はSDH受信セクション処理部、
13は仮想コンテナ多重分離バスである。
【0022】また、14は受信オーバーヘッドアクセス
回路、15は仮想コンテナ多重制御信号伝送リンク終端
回路、16は制御信号発生用随意書き込みメモリ(RA
M:Random Access Memory)、1
7は制御信号発生用随意書き込みメモリアドレス信号、
18は仮想コンテナフレームカウンタである。19はバ
スインターコネクションスイッチ(BISW:Bus
Interconnection Switch)であ
る。20はバスインターコネクションスイッチ制御信号
である。
【0023】また、21はバスインターコネクションス
イッチ出力である。22はメモリ読み出し制御信号、2
3はメモリ出力信号、24は仮想コンテナ多重化バス、
25は挿入低速信号入力インタフェース、26は入力終
端を行う入力インタフェース回路、27は速度変換用メ
モリ、28はSDH送信セクション処理部である。な
お、入力終端とは局内伝送路からの伝送フレームに誤り
が有るか否かを監視した後、フレーム同期をとり、制御
情報を除く正味のデータを作成して出力することであ
る。
【0024】また、図3は仮想コンテナの多重、多重分
離およびパススルーを行う際の、SDH挿入分離型多重
変換装置の各主要機能部の動作信号を示すタイミングチ
ャートである。図3(a)において、2a、2b、2c
はSDH挿入分離型多重変換装置である。また、CHa
はチャネルa、CHbはチャネルb、CHcはチャネル
cを示す。
【0025】次に、この実施の形態の動作を説明する。
図3は3台のSDH挿入分離型多重変換装置2a、2
b、2cがこの順に接続されており、中間のSDH挿入
分離型多重変換装置2bの動作を示す。信号としてはチ
ャネルaの1.5Mb/sの低速データ信号が分離さ
れ、チャネルcの6.3Mb/sの低速データ信号がパ
ススルーされ、新たにチャネルbの1.5Mb/sの低
速データ信号が挿入される場合を示している。
【0026】図2に示すように、受信されたSDHフレ
ームは受信セクション処理部12によってSDHの終端
が施され、仮想コンテナ多重分離バス13へ仮想コンテ
ナフレームが出力される。この仮想コンテナフレームは
図3に示されるようにチャネルaの1.5Mb/sの信
号が#1〜#24のタイムスロットに、チャネルcの
6.3Mb/sの信号が#25〜#120のタイムスロ
ットに多重されて構成されている。出力される仮想コン
テナフレームの位相に同期して仮想コンテナフレームカ
ウンタ18が動作し、図3(b)に示すようにフレーム
カウンタアドレス信号17が出力される。
【0027】チャネルaインタフェースの読み出し制御
信号を図3(b)の211に示すごとく仮想コンテナの
フレーム内のチャネルaの多重データのタイムスロット
#1〜#24の位置にチャネルa低速メモリ書込制御信
号211を供給するよう制御信号発生随意書き込みメモ
リ16にデータを蓄積すればよい。これにより、仮想コ
ンテナ多重分離バス13より図3(b)のチャネルaメ
モリ入力信号として速度変換用メモリ10に1.5Mb
/sのデータが選択的に書き込まれる。次に、速度変換
用メモリ10内のデータは網同期のとれたクロックによ
り読み出され、出力インタフェース11によって送信終
端処理が施され、低速データ出力信号として出力され
る。必要に応じてクロック信号も出力される。
【0028】一方、チャネルcの多重データは多重分離
せず仮想コンテナ多重化バスにパススルーして中継する
が、このためには、バスインターコネクションスイッチ
19にちょうど仮想コンテナのフレーム内のチャネル
cの多重データのタイムスロット#25〜#120の位
置に接続命令の制御信号20を供給するよう制御信号発
生随意書き込みメモリ16にデータを蓄積すればよい。
バスインターコネクションスイッチ 19はトライステ
ートバッファゲート等で構成され、バイト単位の多重タ
イムスロット単位で任意に両方のバス間の接続を制御で
きる。
【0029】制御信号20に従い、バスインターコネク
ションスイッチ出力21には仮想コンテナフレーム中の
チャネルcの多重データの部分のみが出力され、仮想コ
ンテナフレーム中の他のデータ部分はアイソレートされ
る。次に、新たにチャネルbの1.5Mb/sの信号が
#1〜#24のタイムスロットに挿入多重される。この
とき、低速入力インタフェース25に網同期した1.5
Mb/sの連続入力信号が入力し、入力インタフェース
回路26によって終端される。入力信号中、正味のデー
タは速度変換用メモリ27に入力される。
【0030】図3(b)に示す仮想コンテナフレームの
#1〜#24を収容する場合、仮想コンテナフレームカ
ウンタ18から生成される仮想コンテナフレーム中のタ
イムスロット位置を示すアドレス信号17の#1〜#2
4でメモリ27から仮想コンテナ多重化バス24に出力
するよう、読み出し制御信号を22を図3(b)の22
に示すごとく出力するよう制御信号発生随意書き込みメ
モリ16にデータを蓄積すればよい。このとき図3
(b)の23に示すように速度変換用メモリ27よりデ
ータが出力される。
【0031】このようにして、仮想コンテナ多重化バス
24には図3(b)の24に示すようにチャネルcとチ
ャネルbの合成信号が出力される。この合成信号は送信
セクション処理部23によって送信終端処理され、次段
のSDH挿入分離型多重変換装置2cへ送出される。
【0032】次に、多重化、多重分離、パススルーを行
う制御信号のオペレーションシステムからのダウンロー
ドの方法について図1により説明する。図1に示すよう
にオペレーションシステム(OpS)1はネットワーク
を構成するSDH挿入分離型多重変換装置の一つ2aに
接続される。
【0033】オペレーションシステム(OpS)1から
のSDH挿入分離型多重変換装置2aの設定情報は直接
バーチャルコンテナ多重・多重分離制御部6aに入力さ
れ、制御信号発生随意書き込みメモリ(図示せず)に蓄
積される。ネットワークを構成する他の装置2b、2c
への設定情報はオーバーヘッドアクセス部5aに入力さ
れた後、セクション処理部4aによってセクションオー
バーヘッドの任意のタイムスロットに多重される。この
信号は光送受信部3aによって光信号に変換され、隣の
SDH挿入分離型多重変換装置2bへ伝送される。
【0034】隣のSDH挿入分離型多重変換装置2bで
は、伝送された光信号は光送受部3bによって電気信号
に変換された後、セクション処理部4bによって受信終
端され送信終端回路(図示せず)へ中継される。送信終
端回路へ中継されたダウンロード制御情報は隣のSDH
挿入分離型多重変換装置2cへ伝送されダウンロードさ
れる。
【0035】また、セクション処理部4bによって受信
終端された信号の一部はオーバーヘッドアクセス部5b
を経由してバーチャルコンテナ多重・多重分離制御部6
bに入力され、制御信号発生随意書き込みメモリ(図示
せず)に蓄積される。
【0036】以上のような構成により、仮想コンテナフ
レーム中の各バイト単位の多重タイムスロットごとに、
データの分離、パススルー、挿入の制御を行う制御情報
をオペレーションシステムよりセクションオーバーヘッ
ドの任意のタイムスロットを用いた制御信号伝送リンク
により各装置のネットワーク制御信号発生随意書き込み
メモリにダウンロードすることにより、多重化、多重分
離、パススルーの内容を自由に設定でき簡易な構成で柔
軟な機能のSDH挿入分離型多重変換装置が実現でき
る。
【0037】実施の形態2.図4は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示す説明図であり、複
数装置接続における多重化、多重分離、パススルー設定
制御情報のダウンロード経路を示している。図4におい
て、1はオペレーションシステム(Ops)、2a、2
b、2cはSDH挿入分離型多重変換装置、3a、3
b、3cは光送受信部、4a、4b、4cはセクション
処理部、5a、5b、5cはオーバーヘッドアクセス
部、6a、6b、6cはバーチャルコンテナ多重・多重
分離制御部、7a、7b、7cは高次パス処理部、8
a、8b、8cは低速入出力インタフェース部、29は
仮想コンテナ(VC)多重制御信号伝送ネットワークで
ある。
【0038】次に、図4に示す制御情報ダウンロードの
動作について説明する。図4において、各SDH挿入分
離型多重変換装置の分離、パススルー、挿入等の制御情
報はオペレーションシステム1から仮想コンテナ多重制
御信号伝送ネットワーク29を用いた制御信号伝送リン
クにより各装置の仮想コンテナ多重・多重分離制御部6
a、6b、6cに伝達され各SDH挿入分離型多重変換
装置のネットワーク制御信号発生随意書き込みメモリ
(図示せず)にダウンロードされる。それ以外の制御動
作に関連する各装置内部の構成は実施の形態1と同じで
ある。
【0039】以上のような構成により、伝送装置主信号
系内のうめこみ制御信号伝送リンクに比較し、独自に安
定な伝送リンクが使用でき、信頼性の高いネットワーク
が構築できる。
【0040】実施の形態3.図5は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示す仮想コンテナ多重
・多重分離制御部の構成図である。図5において、30
は仮想コンテナ多重制御信号伝送リンク終端回路、31
は制御信号発生随意書き込みメモリ入力データ、32は
書き込み制御信号、33は書き込みアドレス信号、34
は冗長構成の“0”系制御信号発生随意書き込みメモリ
(RAM(0))、35は冗長構成の“1”系制御信号
発生随意書き込みメモリ(RAM(1))である。
【0041】また、36は仮想コンテナフレームカウン
タ、37読み出しアドレス信号、38は“0”系制御信
号発生随意書き込みメモリ出力、39は“1”系制御信
号発生随意書き込みメモリ出力、40はメモリ出力選択
制御回路、41は選択制御信号、42は選択回路、43
は選択メモリ出力制御信号である。
【0042】次に、図5に示す仮想コンテナ多重・多重
分離制御部の動作について説明する。図5において、オ
ペレーションシステム(図示せず)から仮想コンテナフ
レーム中の各バイト単位の多重タイムスロットごとに、
データの分離、パススルー、挿入の制御を行う制御情報
が制御情報伝送データリンク(図示せず)を経由して仮
想コンテナ多重制御信号伝送リンク終端回路30に入力
される。メモリ書き込み制御信号32を制御し両系統の
制御信号発生随意書き込みメモリ34、35へのデータ
の書き込み(ダウンロード)を実施する。アドレス信号
33のアドレス信号に同期してデータ信号31が両系の
制御信号発生随意書き込みメモリ34、35に書き込ま
れる。
【0043】制御データのダウンロードが完了すると、
メモリ書き込み制御信号32は書き込み禁止になり、読
み出し制御モードとなる。仮想コンテナフレームカウン
タ36からの読み出しアドレス信号37が両系統の制御
信号発生随意書き込みメモリ34、35に供給され、
“0”系制御信号発生随意書き込みメモリ34出力から
は制御信号38が出力され、“1”系制御信号発生随意
書き込みメモリ35からは制御信号39が出力される。
【0044】次に、両方の出力信号は選択制御回路40
に入り、両方の出力信号の正常性が検証される。通常は
この検証結果の内容を元に選択回路42に正常なデータ
を選択するよう選択制御信号41が供給され選択された
制御データ出力43が出力される。
【0045】以上のような構成により、システムの最も
重要な低速データ分離、中継、挿入等のパス設定の制御
情報を収納しているメモリ部を二重化構成とすることに
より信頼性の高いシステムが構成される。
【0046】なお、この実施の形態では二重化構成につ
いて説明しているが、二重化以上の構成についても同様
のことがいえるのはいうまでもない。
【0047】実施の形態4.図6は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示す仮想コンテナ多重
・多重分離制御部の構成図である。図6において、44
は仮想コンテナ多重制御信号伝送リンク終端回路、45
はA系メモリシステム制御信号発生随意書き込みメモリ
入力データ、46はB系メモリシステム制御信号発生随
意書き込みメモリ入力データ、47はA系メモリシステ
ム書き込み制御信号である。
【0048】また、48はB系メモリシステム書き込み
制御信号、49はA系システム書き込みアドレス信号、
50はB系システム書き込みアドレス信号、51はA系
メモリシステム冗長構成“0”系制御信号発生随意書き
込みメモリ、52はA系メモリシステム冗長構成“1”
系制御信号発生随意書き込みメモリ、53はB系メモリ
システム冗長構成“0”系制御信号発生随意書き込みメ
モリ、54はB系メモリシステム冗長構成“1”系制御
信号発生随意書き込みメモリ、55は仮想コンテナフレ
ームカウンタ、56は読み出しアドレス信号である。
【0049】また、57はA系メモリシステム“0”系
制御信号発生随意書き込みメモリ出力、58はA系メモ
リシステム“1”系制御信号発生随意書き込みメモリ出
力、59はB系メモリシステム“0”系制御信号発生随
意書き込みメモリ出力、60はB系メモリシステム
“1”系制御信号発生随意書き込みメモリ出力、61は
A系メモリシステムメモリ出力選択制御回路、62はA
系メモリシステム選択制御信号、63はA系メモリシス
テム選択回路、64はA系メモリシステム選択メモリ出
力制御信号、65はB系メモリシステムメモリ出力選択
制御回路、66はB系メモリシステム選択制御信号、6
7はB系メモリシステム選択回路、68はB系メモリシ
ステム選択メモリ出力制御信号、69はA系/B系メモ
リシステム切替回路、70は切替回路出力制御データ信
号である。
【0050】次に、図6に示す仮想コンテナ多重・多重
分離制御部の動作について説明する。図6において、オ
ペレーションシステム(図示せず)から仮想コンテナフ
レーム中の各バイト単位の多重タイムスロットごとに、
データの分離、パススルー、挿入の制御を行う制御情報
が制御情報伝送データリンク(図示せず)を経由して仮
想コンテナ多重制御信号伝送リンク終端回路44に入力
される。新たに制御情報を両系統メモリシステムの両系
制御信号発生随意書き込みメモリ51〜54へダウンロ
ードする場合は、A系/B系切替回路69によって駆動
制御信号70を供給していない待機中の系統のメモリシ
ステムの方へダウンロードされる。
【0051】メモリ書き込み制御信号47あるいは48
を制御し二系統の御信号発生随意書き込みメモリへのデ
ータの書き込みを実施する。アドレス信号49あるいは
50のアドレス信号に同期してデータ信号45あるいは
46がA/Bいずれかの系統の制御信号発生随意書き込
みメモリに書き込まれる。制御データのダウンロードが
完了すると、メモリ書き込み制御信号46あるいは47
は書き込み禁止になり、読み出し制御モードとなる。仮
想コンテナフレームカウンタ55からの読み出しアドレ
ス信号56がそれぞれの制御信号発生随意書き込みメモ
リ51〜54に供給され、“0”系制御信号発生随意書
き込みメモリ51あるいは52からは制御信号57ある
いは58が出力される。“1”系制御信号発生随意書き
込みメモリ出力53あるいは54からは制御信号59あ
るいは60が出力される。
【0052】次に、両方の制御信号は選択制御回路61
あるいは65に入り両方の出力データの正常性が検証さ
れる。通常は検証結果の内容を元に選択回路63あるい
は67に正常なデータを選択するよう選択制御信号62
あるいは66が供給され選択メモリ出力制御信号64あ
るいは68が出力される。このようにしてA系あるいは
B系のどちらかの待機系に制御データがダウンロードさ
れるとA系/B系切替回路69に仮想コンテナ多重制御
信号伝送リンク終端回路44から切替命令信号が出さ
れ、新たにダウンロードされたメモリシステムにより制
御信号が供給される。
【0053】以上のような構成により、システムの最も
重要な低速データ分離、中継、挿入等のパス設定の制御
情報を収納しているメモリ部を二重化構成とすることに
より信頼性の高いシステムが構成されるとともにメモリ
システムを2系統もつことによりシステムの運用変更が
柔軟に設定できるネットワークが実現される。
【0054】なお、この実施の形態では二重化構成のメ
モリ部を有する2系統のメモリシステムについて説明し
ているが、二重化以上の構成をもつメモリ部を有する2
系統以上のメモリシステムについても同様のことがいえ
るのはいうまでもない。
【0055】実施の形態5.図7は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示す仮想コンテナSD
H挿入分離型多重変換装置の構成図である。図7におい
て、71は分離低速信号出力インタフェース、72は入
力バス選択回路、73は速度変換用メモリ、74は出力
終端を行う出力インタフェース回路、75は制御信号選
択回路である。
【0056】また、76a、76bは仮想コンテナ多重
分離バス、77a、77bはバスインターコネクション
スイッチ、78a、78bは仮想コンテナ多重化バス、
79a、79bは制御信号発生用随意書き込みメモリ
(RAM)、80a、80bは仮想コンテナフレームカ
ウンタである。
【0057】また、81は挿入低速信号入力インタフェ
ース、82は入力終端を行う入力インタフェース回路、
83は速度変換用メモリ、84は出力バス選択回路、8
5は制御信号選択回路である。
【0058】次に、図7に示す仮想コンテナSDH挿入
分離型多重変換装置の動作について説明する。図7は、
この発明に係る2系統の伝送系(例えばEastーWe
st、WestーEast)を備えたSDH挿入分離型
多重変換装置の構成を示している。図7において、両方
向から受信されたSDHフレーム信号はそれぞれの受信
セクション処理部(図示せず)によってSDHの終端が
施され、仮想コンテナ多重分離バス76a、76bへ仮
想コンテナフレームが出力される。この仮想コンテナフ
レームの位相に同期して仮想コンテナフレームカウンタ
80a、80bが動作し、フレームカウンタアドレス信
号が出力される。
【0059】仮想コンテナフレーム中の多重分離したい
データのタイムスロットに対応して読み出し制御信号を
制御信号発生用随意書き込みメモリ(RAM)79a、
79bから出力する。2系統の伝送ルートのどちらから
多重分離するかは入力バス選択回路72とメモリ読み出
し制御信号選択回路75がオペレーションシステム(図
示せず)からダウンロードされる制御信号に基づいて選
択する。選択されたメモリ読み出し制御信号により仮想
コンテナ多重分離バス76aあるいは76bより速度変
換用メモリ73にデータが選択的に書き込まれる。
【0060】次に、速度変換用メモリ73に書き込まれ
たデータは網同期のとれたクロックにより読み出され出
力インタフェース回路74によって送信終端処理が施さ
れ低速出力信号として局内伝送路へ出力される。必要に
応じてクロック信号も出力される。
【0061】次に、挿入低速信号が多重される場合の動
作について説明する。低速入力インタフェース81に局
内伝送路からの網同期した低速入力信号が入力され、入
力インタフェース回路82によって終端される。低速入
力信号中、正味のデータは速度変換用メモリ83に入力
される。このとき、仮想コンテナフレームの所定タイム
スロットに多重するよう読み出し制御信号が制御信号発
生用随意書き込みメモリ79a、79bから出力され
る。
【0062】2系統の伝送ルートのどちらに多重化する
かは出力バス選択回路84とメモリ読み出し制御信号選
択回路85がオペレーションシステム(図示せず)から
ダウンロードされる制御信号に基づいて選択する。この
ように速度変換用メモリ83より仮想コンテナ多重化バ
ス78aあるいは78bにデータが出力される。このデ
ータは送信セクション処理部(図示せず)によって送信
終端処理された後、仮想コンテナ多重化バス78aある
いは78bを介して次段のSDH挿入分離型多重変換装
置へ送出される。
【0063】なお、この実施の形態では二系統の局間伝
送路について説明しているが、3系統以上の局間伝送路
についても同様のことがいえることはいうまでもない。
【0064】また、上記以外に、伝送路の系統を増加さ
せ、入力バス選択回路72、出力バス選択回路84、制
御信号選択回路75及び85の選択入力数を増加させる
ことにより、通常の多重化セクション(Multipl
ex Section)プロテクション方式の標準化ネ
ットワーク構成にも対応できる。
【0065】また、図7の構成で2系統の伝送路をリン
グ状に接続し出力選択回路84を並列分岐機能が実現さ
れるよう接続すれ、パス(Path)プロテクション方
式の2fiberリング型標準化ネットワーク構成にも
対応できる。
【0066】以上の構成により、複数の伝送系に対応し
た入力バス選択回路、出力バス選択回路、メモリ読み出
し制御信号選択回路を備え制御することにより標準化あ
るいは非標準化各種ネットワークを構成する簡易な構成
で柔軟な機能のSDH挿入分離型多重変換装置が実現で
きる。
【0067】実施の形態6.図8は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH挿入分離型
多重変換によるネットワークの構成図である。図8にお
いて86a、86b、86c、86dはSDH挿入分離
型多重変換装置、87a、87cは低速信号入力インタ
フェース、88a、88b、88c、88dは仮想コン
テナ多重化バス、89a、89b、89c、89dはバ
スインターコネクションスイッチ、90a、90b、9
0c、90dは仮想コンテナ多重分離バス、91a、9
1cは低速出力インタフェースである。
【0068】次に、図8に示すネットワークの動作につ
いて説明する。図8において、単一リング型伝送路に接
続されている2つのSDH挿入分離型多重変換装置86
a、86c間で低速信号の全二重通信が行われる。SD
H挿入分離型多重変換装置86aでは送信低速入力信号
は入力信号インタフェース87aに入力され仮想コンテ
ナ多重化バス88aによって多重された上で、仮想コン
テナフレームとしてネットワークに接続されている次段
のSDH挿入分離型多重変換装置86bへ送信される。
【0069】SDH挿入分離型多重変換装置86bで
は、この仮想コンテナフレームは多重分離バス90b、
バスインターコネクションスイッチ89b、多重化バス
88bを経由して中継され、次段のSDH挿入分離型多
重変換装置86cへ送信される。SDH挿入分離型多重
変換装置86cでは、この仮想コンテナフレームは仮想
コンテナ多重分離バス90cに出力され、出力された仮
想コンテナフレームは低速出力インタフェース91cに
よって局内伝送路へ出力される。
【0070】全二重通信のもう一方の送信低速信号はS
DH挿入分離型多重変換装置86cの入力信号インタフ
ェース87cに入力され、多重化バス88cによって多
重化され、仮想コンテナフレームとして次段のSDH挿
入分離型多重変換装置86dへ送信される。
【0071】SDH挿入分離型多重変換装置86dで
は、この仮想コンテナフレームは前述のSDH挿入分離
型多重変換装置86bと同じ動作で中継され、次段のS
DH挿入分離型多重変換装置86aへ送信される。SD
H挿入分離型多重変換装置86aに受信された仮想コン
テナフレームは仮想コンテナ多重分離バス90aに出力
され、出力された仮想コンテナフレームは低速出力イン
タフェース91aによって局内伝送路へ出力される。
【0072】以上のような構成により、一本のリング型
伝送路を用い、異なる伝送経路の仮想コンテナフレーム
の同一タイムスロットを使用し、任意の装置間で、柔軟
で回線使用効率が高い全二重化低速信号伝送パスが確保
できるSDHネットワークが経済的に構成できる。
【0073】実施の形態7.図9は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH挿入分離型
多重変換装置によるネットワークの構成図である。図9
において、92a、92b、92c、92dはSDH挿
入分離型多重変換装置、93a、93cは低速信号入力
インタフェース、94a、94cは出力バス選択スイッ
チ、95a、95b、95c、95d、95e、95
f、95g、95hは仮想コンテナ多重化バス、96
a、96b、96c、96d、96e、96f、96
g、96hはバスインターコネクションスイッチ、97
a、97b、97c、97d、97e、97f、97
g、97hは仮想コンテナ多重化バス、98a、98c
はバス選択回路、99a、99cは低速出力インタフェ
ースである。
【0074】次に、図9に示すネットワークの動作につ
いて説明する。図9において、二重系リング型伝送路で
接続されている2つのSDH挿入分離型多重変換装置9
2a、92c間で低速信号の全二重通信が行われる。S
DH挿入分離型多重変換装置92aからの送信低速入力
信号は入力信号インタフェース93aに入力され、出力
バス選択スイッチ94aによって正常時の伝送ルートで
ある(図中破線)仮想コンテナ多重化バス95aを選択
し多重化されネットワークに接続されている次段のSD
H挿入分離型多重変換装置92bへ送信される。
【0075】SDH挿入分離型多重変換装置92bでは
多重分離バス97c、バスインターコネクションスイッ
チ96c、多重化バス95cを経由して中継され、次段
のSDH挿入分離型多重変換装置92cへ送信される。
SDH挿入分離型多重変換装置92cでは仮想コンテナ
多重分離バス97eに出力された信号は、バス選択回路
98cによって選択され低速出力インタフェース99c
によって出力される。
【0076】全二重通信のもう一方の送信低速信号はS
DH挿入分離型多重変換装置92cの送信低速インタフ
ェース93cに入力され出力バス選択スイッチ94aに
よって正常時の伝送ルートである(図中破線)95eの
仮想コンテナ多重化バスを選択し多重されネットワーク
に接続されている次段のSDH挿入分離型多重変換装置
92dへ送信される。92dでは前述の92bの装置と
同じ動作で中継され次段のSDH挿入分離型多重変換装
置92aへ送信される。SDH挿入分離型多重変換装置
92aに受信された信号は仮想コンテナ多重分離バス9
7aに出力され、入力バス選択回路98aによって選択
された信号は低速出力インタフェース99aによって局
内伝送路へ出力される。
【0077】次に、図中破線ルートの使用機器に障害が
発生したとき出力バス選択スイッチ回路94a、94c
及び入力バス選択回路98a、98cが一点鎖線の別系
の伝送路ルートを選択するように制御され伝送される。
【0078】以上のような構成により、前述の一本のリ
ング型伝送路を用い、異なる伝送経路の仮想コンテナフ
レームの同一タイムスロットを使用し、任意の装置間
で、柔軟で回線使用効率が高い全二重化低速信号伝送パ
スが確保できるネットワークに必要に応じもう一本のリ
ング伝送路を追加し障害時に対する信頼性を確保するた
めの柔軟な拡張が可能なSDHネットワークが経済的に
構成できる。
【0079】実施の形態8.図10は、この発明に係る
SDH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH挿入分離
型多重変換装置によるネットワークの構成である。図1
0において100a、100b、100c、100dは
SDH挿入分離型多重変換装置、101aは低速信号入
力インタフェース、102a、102b、102c、1
02dは仮想コンテナ多重化バス、103a、103
b、103c、103dはバスインターコネクションス
イッチ、104a、104b、104c、104dは仮
想コンテナ多重分離バス、105b、105c、105
dは低速出力インタフェースである。
【0080】次に、図10に示すネットワークの動作に
ついて説明する。図10において、単一リング伝送路で
接続されているSDH挿入分離型多重変換装置100a
から他の複数のSDH挿入分離型多重変換装置100
b、100c、100dへ同報通信が行われる。図10
に示すように、SDH挿入分離型多重変換装置100a
では送信低速入力信号は入力信号インタフェース101
aに入力され、仮想コンテナ多重化バス102aで多重
された上で仮想コンテナフレームとしてネットワークに
接続されている次段のSDH挿入分離型多重変換装置1
00bへ送信される。SDH挿入分離型多重変換装置1
00bではこの仮想コンテナフレームは多重分離バス1
04bに出力され、低速出力インタフエース105bに
よって内蔵のメモリへ書き込み制御信号に従って書き込
まれ、多重分離される。
【0081】また、仮想コンテナ多重分離バス104b
上を流れる仮想コンテナフレームは同時にバスインター
コネクションスイッチ103bによって仮想コンテナ多
重化バス102bに中継され、次段のSDH挿入分離型
多重変換装置100cへ送信される。SDH挿入分離型
多重変換装置100cでもSDH挿入分離型多重変換装
置100bの内部の動作と全く同じ動作で低速出力イン
タフェース105cによって分離出力されるとともにバ
スインターコネクションスイッチ103cと仮想コンテ
ナ多重化バス102cを経由して次段のSDH挿入分離
型多重変換装置100dへ伝送される。SDH挿入分離
型多重変換装置100dでも他のSDH挿入分離型多重
変換装置と同じくSDH挿入分離型多重変換装置100
aからの低速信号が多重分離される。
【0082】以上の構成により、一本のリング型伝送路
を用い、各SDH挿入分離型多重変換装置の多重分離バ
ス上の信号を低速出力インタフェースのメモリへ書き込
む制御を行うとともにバスインターコネクションスイッ
チも制御し信号をパススルーし多重化バスへ中継するこ
とにより一つの装置で多重化された低速信号を他の装置
へ同報通信することができるSDHネットワークが経済
的に構成できる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、ネ
ットワークを構成するSDH伝送装置の多重化、多重分
離、パススルー等の制御情報をネットワークの監視・制
御を実施する制御端末から伝送装置の一つを介し、SD
H伝送信号中の制御信号伝送リンクを用い、各伝送装置
の制御回路に含まれる制御用随意書き込みメモリにダウ
ンロードすることにより、ネットワーク内の前記多重
化、多重分離、パススルーの状態を遠隔により柔軟に設
定、更新等を行うことができ柔軟なネットワークが容易
に構築できるという効果を奏する。
【0084】また、第2の発明によれば、ネットワーク
のシステム管理を実施する制御端末より、外部の監視・
制御情報伝送用ネットワークを介してメモリに多重、多
重分離、通過中継等の制御情報をダウンロードするの
で、システムとしての信頼性、運用性の向上が図れると
いう効果を奏する。
【0085】また、第3の発明によれば、2面以上の制
御信号発生用メモリを備え、選択手段によって前記2面
以上のメモリからの制御信号の供給を選択するので、シ
ステムとしての信頼性、運用性の向上が図れるという効
果を奏する。
【0086】また、第4の発明によれば、制御信号発生
用メモリ2面以上の組合わせを2系統以上備え、ネット
ワークのシステム管理を実施する制御端末より、伝送装
置を運用している制御信号発生用メモリと別系のメモリ
に新たな伝送ネットワーク構成を実現する制御情報をダ
ウンロードし、運用制御メモリの系統を切替えるので、
システムとしての信頼性、運用性の向上が図れるという
効果を奏する。
【0087】また、第5の発明によれば、複数の入力イ
ンタフェースと複数の多重化バスを接続する各インタフ
ェースごとのアクセス制御スイッチ回路と前記複数の出
力インタフェースと複数の前記多重分離バスを接続する
各インタフェースごとのアクセス制御選択回路を備え、
各種標準化されたリニア接続、2ファイバリング、4フ
ァイバリングを実現するので、リニア接続、2ファイバ
リング、4ファイバリング等の各種標準化されたネット
ワーク対応の装置構成を簡単に実現できるという効果を
奏する。
【0088】また、第6の発明によれば、任意の2つの
複数のSDH挿入分離型多重変換装置を一本のリング状
伝送路で接続し、SDHフレームの同一多重タイムスロ
ットを使用し、双方向通信パスを確保した上で全二重の
低速インタフェースによる通信を行うため、使用効率の
高い経済的な全二重通信網を構成することができるとい
う効果を奏する。
【0089】また、第7の発明によれば、二組の多重化
バス、多重分離バス、バスインターコネクションスイッ
チを二本のリング状伝送路で接続し、二重系の構成によ
り障害発生時に切替救済を行うので、ネットワークの信
頼性を単純な追加構成であげるという効果を奏する。
【0090】また、第8の発明によればバスインターコ
ネクションスイッチの制御によりネットワークに接続さ
れている一つの任意の装置から複数の任意の装置に伝送
パスを構成するので、簡単な制御信号の設定により同報
通信が可能な機能への拡張が容易に実現できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るSDH伝送装置の一実施の形
態を示すSDH挿入分離型多重変換装置(ADM:Ad
d Drop Multiplexer)の構成図であ
る。
【図2】 この発明に係るSDH伝送装置の一実施の形
態を示すSDH挿入分離型多重変換装置の構成図であ
る。
【図3】 仮想コンテナの多重、多重分離およびパスス
ルーを行う際の、SDH挿入分離型多重変換装置の各主
要機能部の動作信号を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示す説明図である。
【図5】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示す仮想コンテナ多重・多重分離制御部の構成図
である。
【図6】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示す仮想コンテナ多重・多重分離制御部の構成図
である。
【図7】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示す仮想コンテナSDH挿入分離型多重変換装置
の構成図である。
【図8】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示すSDH挿入分離型多重変換によるネットワー
クの構成図である。
【図9】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示すSDH挿入分離型多重変換装置によるネット
ワークの構成図である。
【図10】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施
の形態を示すSDH挿入分離型多重変換装置によるネッ
トワークの構成である。
【図11】 従来のSDH多重化の構造を示すSDH多
重化構造図である。
【符号の説明】
1 オペレーションシステム(Ops)、 2 SDH
挿入分離型多重変換装置(Add Drop Mult
iplexer)、3 光送受信部、4 はセクション
処理部、5 オーバーヘッドアクセス部、 6 バーチ
ャルコンテナ(VC:Virtual Contain
er)多重・多重分離制御部、 7 高次パス処理部、
8 低速入出力インタフェース部 9 分離低速信号
出力インタフェース、 10 速度変換メモリ、 11
出力インタフェース回路、 11メモリ書き込み制御
信号、 12 SDH受信セクション処理部、 13
仮想コンテナ多重分離バス、 14 受信オーバーヘッ
ドアクセス回路、15 仮想コンテナ多重制御信号伝送
リンク終端回路、 16 制御信号発生用随意書き込み
メモリ(RAM:Random Access Mem
ory)、 17制御信号発生用随意書き込みメモリア
ドレス信号、 18 仮想コンテナフレームカウンタ、
19 バスインターコネクションスイッチ(BIS
W:BusInterconnection Swit
ch)、 20 バスインターコネクションスイッチ制
御信号、 21 バスインターコネクションスイッチ出
力、22 メモリ読みだし制御信号、 23 メモリ出
力信号、 4 仮想コンテナ多重化バス、 25 挿入
低速信号入力インタフェース、 26 入力インタフェ
ース回路、 27 メモリ、 28 SDH送信セクシ
ョン処理部、 29仮想コンテナ多重制御信号伝送ネッ
トワーク、 30 仮想コンテナ多重制御信号伝送リン
ク終端回路、 31 制御信号発生随意書き込みメモリ
入力データ、 32 書き込み制御信号、 33 書き
込みアドレス信号、 34 冗長構成“0”系制御信号
発生随意書き込みメモリ、 35 冗長構成“1”系制
御信号発生随意書き込みメモリ、 36 仮想コンテナ
フレームカウンタ、 37読みだしアドレス信号、 3
8 “0”系制御信号発生随意書き込みメモリ出力、
39 “1”系制御信号発生随意書き込みメモリ出力、
40 メモリ出力選択制御回路、 41 選択制御信
号、 42 選択回路、 43 選択メモリ出力制御信
号、 44 仮想コンテナ多重制御信号伝送リンク終端
回路、 45A系メモリシステム制御信号発生随意書き
込みメモリ入力データ、 46 B系メモリシステム制
御信号発生随意書き込みメモリ入力データ、 47 A
系メモリシステム書き込み制御信号、 48 B系メモ
リシステム書き込み制御信号、 49 A系システム書
き込みアドレス信号、 50 B系システム書き込みア
ドレス信号、 51 A系メモリシステム冗長構成
“0”系制御信号発生随意書き込みメモリ、 52 A
系メモリシステム冗長構成“1”系制御信号発生随意書
き込みメモリ、 53 B系メモリシステム冗長構成
“0”系制御信号発生随意書き込みメモリ、 54 B
系メモリシステム冗長構成“1”系制御信号発生随意書
き込みメモリ、 55 仮想コンテナフレームカウン
タ、 56 読みだしアドレス信号、 57 A系メモ
リシステム“0”系制御信号発生随意書き込みメモリ出
力、 58 A系メモリシステム“1”系制御信号発生
随意書き込みメモリ出力、 59 B系メモリシステム
“0”系制御信号発生随意書き込みメモリ出力、 60
B系メモリシステム“1”系制御信号発生随意書き込
みメモリ出力、 61 A系メモリシステムメモリ出力
選択制御回路、 62 A系メモリシステム選択制御信
号、 63 A系メモリシステム選択回路、 64A系
メモリシステム選択メモリ出力制御信号 、65 B系
メモリシステムメモリ出力選択制御回路、 66 B系
メモリシステム選択制御信号、 67 B系メモリシス
テム選択回路、 68 B系メモリシステム選択メモリ
出力制御信号、 69 A系、B系メモリシステム切替
回路、 70 切替回路出力制御データ信号、 71
分離低速信号出力インタフェース、 72 入力バス選
択回路である。73 速度変換メモリ、 74 出力イ
ンタフェース回路、 75 制御信号選択回路、 76
仮想コンテナ多重分離バス、 77 バスインターコ
ネクションスイッチ 78 仮想コンテナ多重化バ
ス、 79 制御信号発生用随意書き込みメモリ 80
仮想コンテナフレームカウンタ、 81 挿入低速信
号入力インタフェース、 82 入力インタフェース回
路、 83 メモリ、 84 出力バス選択回路、 8
5 制御信号選択回路、 86 SDH挿入分離型多重
変換装置、 87 低速信号入力インタフェース、 8
8 仮想コンテナ多重化バス、 89 バスインターコ
ネクションスイッチ、 90 仮想コンテナ多重化バ
ス、91 低速出力インタフェース、 92SDH挿入
分離型多重変換装置、 93 低速信号入力インタフェ
ース、 94 出力バス選択スイッチ、 95 仮想コ
ンテナ多重化バス、96 バスインターコネクションス
イッチ、 97 仮想コンテナ多重化バス、 98 入
力バス選択回路、 99低速出力インタフェース、 1
00 SDH挿入分離型多重変換装置、 101低速信
号入力インタフェース、 102 仮想コンテナ多重化
バス、 103バスインターコネクションスイッチ、
104 仮想コンテナ多重分離バス、105 低速出力
インタフェース低速出力インタフェース、 106 仮
想コンテナ11(VCー11)、 107 トリビュタ
リユニット11(TUー11)、 108 トリビュタ
リユニットグループ2(TUG−2)、 109 仮想
コンテナ3(VCー3)、 110 管理ユニット3
(AUー3)、 111管理ユニットグループ(AU
G)、 112 同期転送モジュールN(STM−
N)、 113 コンテナ11(Cー11) なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局間伝送路からの仮想コンテナ(VC:
    virtual Container)フレームに多重
    されたデータを選択的に多重分離する仮想コンテナ多重
    分離バスと、該多重分離バスによって分離されたデータ
    を速度変換用メモリ回路を介して入力し、網同期した6
    4kb/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続低速信
    号を作成して局内伝送路へ出力する複数の低速出力イン
    タフェースと、網同期した64kb/sの任意の整数倍
    の伝送速度を持つ連続低速入力信号を局内伝送路から入
    力して終端を行い正味のデータを出力する複数の低速入
    力インタフェースと、該低速入力インタフェースに設け
    られた速度変換メモリ回路を介して前記低速インタフェ
    ースからの入力データを仮想コンテナフレーム中の64
    kb/s単位の任意の多重タイムスロットをアドレスと
    し、予めきめられたアドレスのタイムスロットへ多重し
    て局間伝送路へ出力する仮想コンテナ多重バスと、前記
    仮想コンテナ多重分離バスと仮想コンテナ多重バスとの
    両方のバスを64kb/s容量のバイト単位の多重タイ
    ムスロットを基本単位として任意に制御するバスインタ
    ーコネクションスイッチ(BISW:Bus Inte
    rconnection Switch)と、該バスイ
    ンターコネクションスイッチの接続を64kb/s容量
    のバイト単位の多重タイムスロットを基本単位として任
    意に制御するメモリと、該メモリの駆動用に供給するた
    め、前記仮想コンテナフレームを単位としてシーケンシ
    ャルにアドレスを発生するアドレス発生回路とを備え、
    SDH伝送フレーム中の監視・制御情報伝送用のセクシ
    ョンオーバーヘッド部の任意の多重タイムスロットより
    構成される制御信号伝送リンクを用い、ネットワークの
    システム管理を実施する制御端末より、前記メモリに多
    重、多重分離、通過中継等の制御情報をダウンロードす
    ることを特徴とするSDH伝送装置。
  2. 【請求項2】 局間伝送路からの仮想コンテナフレーム
    に多重されたデータを選択的に多重分離する仮想コンテ
    ナ多重分離バスと、該多重分離バスによって分離された
    データを速度変換用メモリ回路を介して入力し、網同期
    した64kb/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続
    低速信号を作成して局内伝送路へ出力する複数の低速出
    力インタフェースと、網同期した64kb/sの任意の
    整数倍の伝送速度を持つ連続低速入力信号を局内伝送路
    から入力して終端を行い正味のデータを出力する複数の
    低速入力インタフェースと、該低速入力インタフェース
    に設けられた速度変換メモリ回路を介して前記低速イン
    タフェースからの入力データを仮想コンテナフレーム中
    の64kb/s単位の任意の多重タイムスロットをアド
    レスとし、予めきめられたアドレスのタイムスロットへ
    多重して局間伝送路へ出力する仮想コンテナ多重バス
    と、前記仮想コンテナ多重分離バスと仮想コンテナ多重
    バスとの両方のバスを64kb/s容量のバイト単位の
    多重タイムスロットを基本単位として任意に制御するバ
    スインターコネクションスイッチと、該バスインターコ
    ネクションスイッチの接続を64kb/s容量のバイト
    単位の多重タイムスロットを基本単位として任意に制御
    するメモリと、該メモリの駆動用に供給するため、前記
    仮想コンテナフレームを単位としてシーケンシャルにア
    ドレスを発生するアドレス発生回路とを備え、SDH伝
    送フレーム中の監視・制御情報伝送用のセクションオー
    バーヘッド部の任意の多重タイムスロットによって構成
    される制御信号伝送リンク伝送機能を使用しない外部の
    監視・制御情報伝送用ネットワークを介しての制御信号
    伝送リンクを用い、ネットワークのシステム管理を実施
    する制御端末より、前記外部の監視・制御情報伝送用ネ
    ットワークを介し、メモリに多重、多重分離、通過中継
    等の制御情報をダウンロードすることを特徴とするSD
    H伝送装置。
  3. 【請求項3】 制御信号発生用メモリを2面以上と、該
    2面以上のそれぞれのメモリの正常動作を診断する診断
    手段と、該診断手段の診断結果より前記2面以上のメモ
    リからの制御信号の供給を選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに
    記載のSDH伝送装置。
  4. 【請求項4】 制御信号発生用メモリ2面以上の組合わ
    せを2系統以上備え、ネットワークのシステム管理を実
    施する制御端末より、伝送装置を運用している制御信号
    発生用メモリと別系のメモリに新たな伝送ネットワーク
    構成を実現する制御情報をダウンロードし、運用制御メ
    モリの系統を切替えることを特徴とする請求項1または
    請求項2のいずれかに記載のSDH伝送装置。
  5. 【請求項5】 複数の入力インタフェースと複数の多重
    化バスを接続する各インタフェースごとのアクセス制御
    スイッチ回路と前記複数の出力インタフェースと複数の
    前記多重分離バスを接続する各インタフェースごとのア
    クセス制御選択回路を備え、各種標準化されたリニア接
    続、2ファイバリング、4ファイバリングを実現するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    SDH伝送装置。
  6. 【請求項6】 複数のSDH挿入分離型多重変換装置
    (ADM:Add Drop Multiplexe
    r)を一本のリング状伝送路で接続し、任意の装置間で
    SDHフレームの同一多重タイムスロットを使用し、双
    方向通信パスを確保することを特徴とする請求項1記載
    のSDH伝送装置 。
  7. 【請求項7】 SDH挿入分離型多重変換装置に二組の
    多重化バス、多重分離バス、バスインターコネクション
    スイッチと、複数の入力インタフェースと複数の前記多
    重バスを接続する各インタフェースごとのアクセス制御
    スイッチ回路と、前記複数の出力インタフェースと複数
    の前記多重分離バスを接続する各インタフェースごとの
    アクセス制御選択回路とを備え、前記二組の多重化バ
    ス、多重分離バス、バスインターコネクションスイッチ
    を二本のリング状伝送路で接続し、二重系の構成により
    障害発生時に切替救済を行うことを特徴とする請求項6
    記載のSDH伝送装置。
  8. 【請求項8】 リング状ネットワークを構成し、バスイ
    ンターコネクションスイッチの制御によりネットワーク
    に接続されている一つの任意の装置から複数の任意の装
    置に伝送パスを構成することにより、同報機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    のSDH伝送装置。
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