JPH10247324A - 駆動回路と光ディスク装置 - Google Patents

駆動回路と光ディスク装置

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JPH10247324A
JPH10247324A JP4806997A JP4806997A JPH10247324A JP H10247324 A JPH10247324 A JP H10247324A JP 4806997 A JP4806997 A JP 4806997A JP 4806997 A JP4806997 A JP 4806997A JP H10247324 A JPH10247324 A JP H10247324A
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JP
Japan
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driving
driver
optical disk
offset
circuit
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JP4806997A
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English (en)
Inventor
Kozo Ono
光三 大野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーカシングコイル等のアクチュエータコイ
ルを駆動させるドライバICの駆動信号の誤差を無く
し、電源オン時やリセット時の制御不安定を防ぐことが
できる光ディスク装置を提供。 【解決手段】フォーカシングコイル等のアクチュエータ
コイルを駆動させるドライバICの出力信号によるオフ
セット補正だけでなく、電源オン時やリセット時にドラ
イバICのオフセット補正をオフセット補正回路を用い
て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、光デ
ィスクに情報を記録したり、光ディスクから情報を再生
する光学ヘッドを有し、この光学ヘッドに設けられたフ
ォーカシングコイル、トラッキングコイル、リニアモー
タコイル等の動作コイルを駆動する駆動信号を出力する
駆動回路と光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置には、光学ヘッド
の光ディスク上へのフォーカシング方向の制御を行うフ
ォーカシングコイル、光学ヘッドの光ディスク上のトラ
ッキング方向の制御を行うトラッキングコイル、光学ヘ
ッドと光ディスクとの相対速度の制御を行うリニアモー
タコイルの3つのアクチュエータコイルがある。
【0003】例えば、フォーカシングコイルの制御は、
フォーカシング方向のずれに基づく駆動信号と基準値と
なるリファレンス信号とに応じてドライバICによりフ
ォーカシングコイルの駆動信号が出力され、この出力に
基づいてフォーカシングコイルが駆動される。また、ド
ライバICから出力される駆動信号には、オフセットに
よる出力が含まれており、このドライバICの出力にお
けるオフセットを補正するためドライバICには、出力
される駆動信号からオフセット電流をモニタするモニタ
回路が設けられている。このモニタ回路は、駆動信号か
らモニタされるオフセット電流に応じてドライバICへ
の入力駆動信号に帰還することにより駆動制御をかねた
オフセット補正を行っている。
【0004】しかしながら、上記のような制御では、ド
ライバICのオフセットにより、ドライバICにより出
力される駆動信号の誤差が生じ、駆動させる負荷(アク
チュエータコイル)が正常に駆動しきれなかった。ま
た、電源オン時やリセット時にドライバICのオフセッ
トにより制御不安定が生じていたという問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うなドライバのオフセットにより、駆動信号の誤差が生
じ、駆動させる負荷が正常に駆動しきれなかったり、電
源オン時やリセット時に制御不安定が生じるという欠点
を除去するもので、駆動信号の誤差を無くし、駆動制御
による正常な駆動動作ができるような駆動回路と光ディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の駆動回路は、
動作コイルを駆動する駆動回路において、上記動作コイ
ルを駆動する駆動信号を出力する駆動手段、この駆動手
段の電源立上げ時、またはリセット時に上記駆動手段の
駆動信号の残留偏差を補正する補正手段から構成されて
いる。
【0007】この発明の光ディスク装置は、光ディスク
上に光を集光させる集光手段と、上記光ディスクからの
反射光を検出する検出手段とから構成される光学ヘッド
を有する光ディスク装置において、上記光学ヘッドの上
記集光手段を動作させて光の焦点を上記光ディスク上に
合わせるフォーカシングコイル、このフォーカシングコ
イルを駆動する駆動信号を出力する駆動手段、この駆動
手段の電源立上げ時、またはリセット時に上記駆動手段
のオフセットを補正する補正手段から構成されている。
【0008】この発明の光ディスク装置は、光ディスク
上に光を集光させる集光手段と、上記光ディスクからの
反射光を検出する検出手段とから構成される光学ヘッド
を有する光ディスク装置において、上記光学ヘッドの上
記集光手段を動作させて上記光ディスク上の光の集光位
置を移動させるトラッキングコイル、このトラッキング
コイルを駆動する駆動信号を出力する駆動手段、この駆
動手段の電源立上げ時、またはリセット時に上記駆動手
段のオフセットを補正する補正手段から構成されてい
る。
【0009】この発明の光ディスク装置は、光ディスク
上に光を集光させる集光手段と、上記光ディスクからの
反射光を検出する検出手段とから構成される光学ヘッド
を有する光ディスク装置において、上記光学ヘッドと上
記光ディスクの相対速度を制御するリニアモータコイ
ル、このリニアモータコイルを駆動する駆動信号を出力
する駆動手段、この駆動手段の電源立上げ時、またはリ
セット時に上記駆動手段のオフセットを補正する補正手
段から構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。ディスク図1は、この
発明の情報処理装置に係る光ディスク装置を示すもので
ある。すなわち、光ディスク(光記録媒体)1の表面に
は、スパイラル状あるいは同心円状に記録トラック
(溝)が形成されており、この光ディスク1は、モータ
2によって例えば一定の速度で回転される。このモータ
2は、モータ制御回路18によって制御されている。
【0011】上記光ディスク1に対する情報の記録再生
は、上記光ディスク1の下部に設けられている光学ヘッ
ド3によって行われる。なお、上記光ディスク1では穴
開きによりピットを形成する記録膜が用いられているも
のであるが、相変化を利用している記録膜や多層記録膜
のものを用いても良い、また光磁気ディスク等を用いて
も良い。上記の場合、光学ヘッド等の構成も同様に変更
される。
【0012】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されてお
り、この対物レンズ6は、フォーカシングコイル5によ
ってフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動さ
れ、トラッキングコイル4によってトラッキング方向
(レンズの光軸と直交方向)に移動可能とされている。
【0013】また、レーザ制御回路14によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器9より発生されたレーザ光は、
コリメータレンズ11a、ハーフプリズム11b、対物
レンズ6を介して光ディスク1上に照射され、この光デ
ィスク1からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズ
ム11b、集光レンズ10a、およびシリンドリカルレ
ンズ10bを介して光検出器8に導かれる。
【0014】上記光検出器8は、4分割の光検出セル8
a、8b、8c、8dによって構成されている。ここ
で、図2に示すように、増幅器12a、…、12dによ
りヘッドアンプ部12が構成され、加算器30a、30
b、30c、30dにより加算部30が構成されてい
る。
【0015】光検出器8の光検出セル8aの出力信号
は、増幅器12aを介して加算器30a、30cの一端
に供給され、光検出セル8bの出力信号は、増幅器12
bを介して加算器30b、30dの一端に供給され、光
検出セル8cの出力信号は、増幅器12cを介して加算
器30b、30cの他端に供給され、光検出セル8dの
出力信号は、増幅器12dを介して加算器30a、30
dの他端に供給されるようになっている。
【0016】また、上記光検出器8の光検出セル8a、
8b、8c、8dの出力信号は、それぞれ増幅器12
a、12b、12c、12dを介して高速加算器41に
供給されるようになっている。
【0017】上記加算器30aの出力信号はトラックエ
ラー信号回路42を構成する差動増幅器OP1の反転入
力端に供給され、この差動増幅器OP1の非反転入力端
には上記加算器30bの出力信号が供給される。これに
より、差動増幅器OP1は、上記加算器30a、30b
の差に応じてトラックエラー信号(トラック差信号)を
トラッキング制御回路16、およびトラックカウンタ回
路35に供給するようになっている。
【0018】また、上記加算器30a、30bの出力信
号は加算器で構成されるトラック和信号回路43に供給
される。これにより、トラック和信号回路43は、上記
加算器30a、30bの和に応じてトラック和信号をフ
ォーカシング制御回路15、トラッキング制御回路1
6、およびトラックカウンタ回路35に供給するように
なっている。トラック和信号回路43から出力されるト
ラック和信号は、光ディスク1の光ディスク面の反射率
の違いと溝(トラックグルーブ)を横切るときの回析を
反映した波形となっている。
【0019】トラッキング制御回路16は、差動増幅器
OP1から供給されるトラックエラー信号とトラック和
信号回路43から供給されるトラック和信号とに応じて
トラック駆動信号を出力するものである。
【0020】このトラック駆動信号は、前記トラッキン
グ方向のトラッキングコイル4に供給され、上記トラッ
キング制御回路16で用いられたトラックエラー信号
は、リニアモータ制御回路17に供給されるようになっ
ている。
【0021】上記トラックカウンタ回路35は、差動増
幅器OP1から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43から供給されるトラック和信号とに応
じて対物レンズ6によるビーム光が照射されている光デ
ィスク1上のトラック位置(現在位置)を計数するとと
もに、上記ビーム光と光ディスク1との相対速度(移動
速度)を検出するものである。このトラックカウンタ回
路35により計数されたトラック位置はCPU23へ出
力され、移動速度はリニアモータ制御回路17へ出力さ
れる。また、上記トラックカウンタ回路35の後述する
パルス補正回路53からのパルスが、トラック通過パル
スとしてCPU23へ出力される。
【0022】リニアモータ制御回路17は、トラッキン
グ制御回路16からのトラックエラー信号に応じた電圧
や、CPU23からD/A変換器22を介して供給され
る基準速度信号とトラックカウンタ回路35から供給さ
れる現在の移動速度との差に応じた電圧を後述するリニ
アモータ31内のリニアモータコイル(導線体)13に
印加するものである。
【0023】また、上記加算器30cの出力信号は差動
増幅器OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器
OP2の非反転入力端には上記加算器30dの出力信号
が供給される。これにより、差動増幅器OP2は、上記
加算器30c、30dの差に応じてフォーカス点に関す
る信号をフォーカシング制御回路15に供給するように
なっている。このフォーカシング制御回路15から出力
される駆動信号は、フォーカシングコイル5に供給さ
れ、レーザ光が光ディスク1上で常時ジャストフォーカ
スとなるように制御される。
【0024】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8の各光検出セル8a、〜
8dの出力の和信号、つまり高速加算器41からの出力
信号は、トラック上に形成されたピット(記録情報)か
らの反射率の変化が反映されている。この信号は、信号
処理回路19に供給され、この信号処理回路19におい
て記録情報、アドレス情報(トラック番号、セクタ番号
等)が再生される。
【0025】上記信号処理回路19で再生された再生信
号(再生情報)はインターフェース回路32を介して外
部装置としての光ディスク制御装置33に出力されるよ
うになっている。
【0026】また、レーザ制御回路14の前段には記録
信号を変調する変調回路としての記録信号作成回路34
が設けられている。また、この光ディスク装置にはそれ
ぞれフォーカシング制御回路15、トラッキング制御回
路16、リニアモータ制御回路17とCPU23との間
で情報の授受を行うために用いられるD/A変換器22
が設けられている。
【0027】また、上記トラッキング制御回路16は、
上記CPU23からD/A変換器22を介して供給され
るトラックジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動さ
せ、1トラック分、ビーム光を移動させるようになって
いる。
【0028】上記レーザ制御回路14、フォーカシング
制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモー
タ制御回路17、モータ制御回路18、信号処理回路1
9、記録信号作成回路34、トラックカウンタ回路35
等は、バスライン20を介してCPU23によって制御
されるようになっており、このCPU23はメモリ24
に記憶されたプログラムによって所定の動作を行うよう
になされている。
【0029】フォーカシング制御回路15は、フォーカ
シングコイル5を駆動させるフォーカシングドライバI
C15aを有している。トラッキング制御回路16は、
トラッキングコイル4を駆動させるトラッキングドライ
バIC16aを有している。
【0030】リニアモータ制御回路17は、リニアモー
タコイル13を駆動させるリニアモータドライバ17a
を有している。上記フォーカシングコイル5、トラキン
グコイル4、リニアモータコイル13等のアクチュエー
タコイルを駆動させる一般的なドライバICの構成を図
3を参照して説明する。
【0031】すなわち、アクチュエータコイル(負荷)
Zの制御を行う一般的なドライバICは、ドライバ制御
回路A、ドライバ回路B、モニタ回路Cを有してドライ
バ電流監視用抵抗Rを介してフォーカシングコイル等の
アクチュエータコイルに接続されている。
【0032】このドライバICには、それぞれの検出器
に応じた駆動信号とCPU23から基準値となるリファ
レンス信号とが入力される。この駆動信号とリファレン
ス信号とはドライバ制御回路Aに入力され、このドライ
バ制御回路Aによりドライバ回路Bを制御してこのドラ
イバ回路Bからドライバ電流監視用抵抗Rを介してアク
チュエータコイルZに駆動信号を出力することにより負
荷Zを駆動させる。また、ドライバ回路Bから出力され
る駆動信号は、ドライバ電流監視用抵抗Rによりこのド
ライバ電流監視用抵抗Rを流れる電流iとしてモニタ回
路Cによりモニタされる。このモニタ回路Cは、電流i
に応じてドライバICへの入力駆動信号へ帰還させるこ
とにより、オフセット補正と駆動制御をかねて行ってい
る。
【0033】従って、このような回路では、ドライバI
Cの出力信号によってのみオフセット補正が行われるた
め、駆動信号に誤差が生じ、アクチュエータコイルZが
正常に駆動しきれなかったり、電源オンやリセットの際
に、ドライバICのオフセットによる制御不安定が生じ
ることがある。
【0034】そこで、この発明のドライバICには、オ
フセット補正回路を設け、このオフセット補正回路によ
り電源オン時やリセット時にドライバICのオフセット
補正を行う。
【0035】次に、この発明のオフセット補正回路が設
けられているフォーカシングドライバIC15aの構成
を図4を参照しつつ説明する。すなわち、このフォーカ
シングドライバIC15aは、フォーカシングコイル5
を駆動させる駆動信号を出力するドライバ回路52、こ
のドライバ回路52を制御するドライバ制御回路51、
ドライバ回路52の出力からオフセット電流iをモニタ
し、駆動信号へ帰還することによりオフセット補正を行
うモニタ回路53、及び電源投入時やリセット時にフォ
ーカシングドライバIC15aのオフセットを補正する
オフセット補正回路54により構成されている。なお、
フォーカシングドライバIC15aとフォーカシングコ
イル5との間には、ドライバ電流監視用抵抗R2 が設け
られている。
【0036】次に、この発明のオフセット補正回路が設
けられているトラッキングドライバIC16aの構成を
図5を参照しつつ説明する。すなわち、このトラッキン
グドライバIC16aは、トラッキングコイル4を駆動
させる駆動信号を出力するドライバ回路62、このドラ
イバ回路62を制御するドライバ制御回路61、ドライ
バ回路62の出力からオフセット電流iをモニタし、駆
動信号へ帰還することによりオフセット補正を行うモニ
タ回路63、及び電源投入時やリセット時にトラッキン
グドライバIC16aのオフセットを補正するオフセッ
ト補正回路64により構成されている。なお、トラッキ
ングドライバIC16aとトラッキングコイル4との間
には、ドライバ電流監視用抵抗R3 が設けられている。
【0037】次に、この発明のオフセット補正回路が設
けられているリニアモータドライバIC17aの構成を
図6を参照しつつ説明する。すなわち、このリニアモー
タドライバIC17aは、リニアモータコイル13を駆
動させる駆動信号を出力するドライバ回路72、このド
ライバ回路72を制御するドライバ制御回路71、ドラ
イバ回路72の出力からオフセット電流iをモニタし、
駆動信号へ帰還することによりオフセット補正を行うモ
ニタ回路73、及び電源投入時やリセット時にリニアモ
ータドライバIC17aのオフセットを補正するオフセ
ット補正回路74により構成されている。なお、リニア
モータドライバIC17aとリニアモータコイル13と
の間には、ドライバ電流監視用抵抗R4 が設けられてい
る。
【0038】次に、フォーカシングドライバIC15a
のオフセット補正回路54の一例を図7を用いて説明す
る。図7に示すオフセット補正回路54は、ドライバ回
路52に発生するオフセットを検出する検出器81、リ
ファレンス電圧VREF とドライバICのオフセットを比
較する比較器82、ドライバ制御回路51に制御電圧V
t を出力するとともに、上記比較器82へ所定のオフセ
ット電圧VOFF を出力することによりオフセットを制御
するオフセット量コントローラ83、およびオフセット
量コントローラ83の制御により動作し、その時の状態
を保持する際にラッチさせることができるスイッチ84
により構成される。
【0039】次に、上記のように構成されるフォーカシ
ングドライバIC15aのオフセット補正回路54の動
作について、図8に示すタイミングチャートを参照して
説明する。
【0040】すなわち、この光ディスク装置に電源を投
入またはリセットすると、ドライバ制御回路51と比較
器82の一端にはリファレンス電圧VREF が加えられ
る。同時に、CPU23は、トラッキングドライバIC
16aのオフセット補正回路54へリセット信号R1を
出力する。このオフセット補正回路54へ入力されたリ
セット信号R1は、検出器81、オフセット量コントロ
ーラ83、およびドライバ制御回路51へ入力される。
【0041】この際にドライバ回路52に現れるオフセ
ット電流iOFF は、検出器81により検出され、この検
出されたオフセット電流iOFF は一端にリファレンス電
圧VREF が加えられている比較器82の他端に入力され
る。
【0042】また、オフセット量コントローラ83は上
記CPU23から出力されるリセット信号R1が入力さ
れてからフォーカシングコイル5を安定動作させるため
に設定されている所定時間が経過した後、制御電圧Vt
を連続的に変化させてドライバ制御回路51に出力する
とともに、この制御電圧Vt に応じてオフセット電圧V
OFF を所定の時間毎に段階的に検出して小さい値に変化
させて比較器82にフィードバックする。
【0043】このオフセット量コントローラ83により
比較器82にフィードバックされるオフセット電圧V
OFF がドライバ回路52によるオフセットと同じ値にな
ると、オフセット量コントローラ83は、ドライバ制御
回路51への入力部分に設けられているスイッチ84へ
スイッチ動作信号S1を出力する。スイッチ84は、ス
イッチ動作信号S1が入力されることにより、リファレ
ンス信号VREF 側から駆動信号Vin側に切換えられる。
この結果、ドライバIC15aのオフセットが補正され
た状態でCPU23からの駆動信号Vinがドライバ制御
回路51へ入力される。
【0044】また、図9に示すトラッキングドライバI
C16aに設けられているオフセット補正回路64、お
よび図10に示すリニアモータドライバIC17aに設
けられているオフセット補正回路74も上記フォーカシ
ングドライバIC15aのオフセット補正回路54と同
一個所に同一符号を付し、図示するように同様の構成で
あるので説明を省略する。
【0045】上記のように、この発明の実施の形態で
は、ドライバICの出力信号によるオフセット補正だけ
でなく、電源オン時やリセット時にドライバICのオフ
セット補正をオフセット補正回路を用いて行うようにし
たため、駆動信号の誤差を無くし、電源オン時やリセッ
ト時の制御不安定を防ぐことができる。
【0046】
【発明の効果】上記したように、この発明によれば、ド
ライバICのオフセットにより、駆動信号の誤差が生
じ、駆動させる負荷が正常に駆動しきれなかったり、電
源オン時やリセット時に制御不安定が生じることがな
く、駆動信号の誤差を無くし、駆動制御による正常な駆
動動作が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わる光ディスク装置
のブロック図を示す図。
【図2】図1の光検出器、ヘッドアンプ部、加算部を説
明するための図。
【図3】一般的なアクチュエータコイルのドライバIC
を示す図。
【図4】フォーカシングドライバICを示す図。
【図5】トラッキングドライバICを示す図。
【図6】リニアモータドライバICを示す図。
【図7】フォーカシングドライバICのオフセット補正
回路の一例を示す図。
【図8】アクチュエータコイルのドライバICのオフセ
ット補正回路の動作を示すタイミングチャート。
【図9】トラッキングドライバICのオフセット補正回
路の一例を示す図。
【図10】リニアモータドライバICのオフセット補正
回路の一例を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…モータ 3…光学ヘッド 4…トラッキングコイル 5…フォーカシングコイル 6…対物レンズ 8…光検出器 13…リニアモータコイル 15…フォーカシング制御回路 16…トラッキング制御回路 17…リニアモータ制御回路 15a…フォーカシングドライバIC 16a…トラッキングドライバIC 17a…リニアモータドライバIC 23…CPU 51、61、71…ドライバ制御回路 52、62、72…ドライバ回路 53、63、73…モニタ回路 54、64、74…オフセット補正回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作コイルを駆動する駆動回路におい
    て、 上記動作コイルを駆動する駆動信号を出力する駆動手段
    と、 この駆動手段の電源立上げ時、またはリセット時に上記
    駆動手段の駆動信号の残留偏差を補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 光ディスク上に光を集光させる集光手段
    と、上記光ディスクからの反射光を検出する検出手段と
    から構成される光学ヘッドを有する光ディスク装置にお
    いて、 上記光学ヘッドの上記集光手段を動作させて光の焦点を
    上記光ディスク上に合わせるフォーカシングコイルと、 このフォーカシングコイルを駆動する駆動信号を出力す
    る駆動手段と、 この駆動手段の電源立上げ時、またはリセット時に上記
    駆動手段のオフセットを補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスク上に光を集光させる集光手段
    と、上記光ディスクからの反射光を検出する検出手段と
    から構成される光学ヘッドを有する光ディスク装置にお
    いて、 上記光学ヘッドの上記集光手段を動作させて上記光ディ
    スク上の光の集光位置を移動させるトラッキングコイル
    と、 このトラッキングコイルを駆動する駆動信号を出力する
    駆動手段と、 この駆動手段の電源立上げ時、またはリセット時に上記
    駆動手段のオフセットを補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とするを光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスク上に光を集光させる集光手段
    と、上記光ディスクからの反射光を検出する検出手段と
    から構成される光学ヘッドを有する光ディスク装置にお
    いて、 上記光学ヘッドと上記光ディスクの相対速度を制御する
    リニアモータコイルと、 このリニアモータコイルを駆動する駆動信号を出力する
    駆動手段と、 この駆動手段の電源立上げ時、またはリセット時に上記
    駆動手段のオフセットを補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
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