JPH10246691A - 組織処理装置と処理方法 - Google Patents

組織処理装置と処理方法

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JPH10246691A
JPH10246691A JP10017591A JP1759198A JPH10246691A JP H10246691 A JPH10246691 A JP H10246691A JP 10017591 A JP10017591 A JP 10017591A JP 1759198 A JP1759198 A JP 1759198A JP H10246691 A JPH10246691 A JP H10246691A
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JP
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cassette
tissue
opening
chamber
wax
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JP10017591A
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English (en)
Inventor
Ian Michael Kerrod
ミッシェル ケロッド イアン
George Alan Walton
アラン ワルトン ジョージ
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Shandon Diagnostics Ltd
Original Assignee
Shandon Scientific Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/36Embedding or analogous mounting of samples
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/30Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
    • G01N1/31Apparatus therefor
    • G01N2001/315Basket-type carriers for tissues

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生体組織を検鏡検査するための組織スペシメ
ンを調製する。 【解決手段】 組織スペシメンを収容するチャンバ5を
構成するカセットを備え、処理流体をカセットに流出入
させるための少なくとも一つの開口1a,2cと、開口
を自動的に閉鎖する手段4とを備え、溶融ワックスまた
は類似の組織支持媒体を、それらが凝固するまで、チャ
ンバ内に保持する。開口を自動的に閉鎖する手段は、温
度に感応する形状記憶合金スプリング6を備えたバルブ
機構であって、組織スペシメンを収容したカセットを溶
融パラフィンワックス浴に浸漬けすると、その温度に感
応して作動し、開口を閉鎖し、ワックスが冷えて凝固す
るまで、保持されて、組織スペシメンを囲んで、これを
内部に包含するワックス体になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組織学的検査の
ための組織を調製することに使用される装置と、組織学
的検査のための組織を調製する方法とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】組織学検査のための生体組織などの組織
スペシメン(組織試料又はサンプル)を調製するには、
よく知られているように、組織スペシメンをいくつかの
処理流体で順次処理し、最終的には、処理された組織ス
ペシメンを溶融パラフィンワックスに漬け、処理された
組織スペシメンを埋めこんだ状態の前記溶融パラフィン
ワックスを凝固し、前記スペシメンを内部に保持させ、
これをミクロトームにかけて、顕微鏡による検鏡検査に
適した薄いセクションに切断して組織スペシメンンの切
断片を得るものである。
【0003】そして、これも既に知られているように、
組織を処理するには、専門の自動処理装置により自動的
に処理される。この自動処理装置を使用しての組織スペ
シメンの処理においては、組織スペシメンそれぞれを複
数の開口又は孔が設けられた容器又はカセットそれぞれ
の内部に収容し、さらに、組織スペシメンそれぞれを収
容した各容器またはカセットを、組織スペシメンそれぞ
れを収容した他の容器又はカセットと共に前記処理装置
に配置し、これら容器又はカセットに収容された組織サ
ンプルを複数の処理リキッドで順次処理し、最終のワッ
クス処理のために、処理された組織スペシメンを前記容
器又はカセットから取り出し、少量の溶融ワックスが納
められているモールド部に移す。ついで、前記容器又は
カセットを前記モールド部の上面に配置し、溶融ワック
スを該モールド部に満たすと共に前記モールド部の上面
に配置した前記容器又はカセットにも行きわたるように
し、前記モールド部に充満した溶融ワックス内に処理済
み組織スペシメンを取りこむと共に溶融ワックスが前記
容器又はカセットの面に付着するようにし、溶融ワック
スの冷却でワックスが凝固すると、組織スペシメン(処
理済みのもの)を内部に埋めこんだワックス体(ミクロ
トームにより切断処理されるもの)が成形され、このワ
ックス体は、前記容器又はカセットに付着した状態にな
る。前記モールド部に移される組織スペシメンは、切断
のために必要なオリエンテーション(向き)に作業者の
手で前記モールド部に配置される。前記溶融ワックスが
凝固した後は、前記モールド部が取り外され、前記ワッ
クス体は、前記容器又はカセットに付着し、該容器又は
カセットは、処理済み組織スペシメンをミクロトームに
装着するマウンティング体として使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した組織スペシメ
ンの検鏡用切断片を作るための処理として、組織スペシ
メンを調製するには、自動処理装置によって、前記スペ
シメンを常法により処理リキッドで処理し、処理を終え
た後、次の工程で、この処理した組織スペシメンをワッ
クス処理して、ミクロトームによる切断処理に移行する
ものであるが、処理リキッドによる処理工程と、処理し
た組織スペシメンをワックスに埋め込む前記ワックス処
理との間では、一旦作業が中断されて、処理した組織ス
ペシメンを前記モールド部に移し替え、該スペシメンを
所望のオリエンテーションで前記モールド部に配置する
ことが行われるものであるが、この操作は、すべて人手
で行われているため、処理リキッドによる処理とワック
ス埋込み処理が一連に行われず、作業効率に劣る欠点が
あり、これが、この発明の解決課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、前
記人手による作業を自動化し、処理リキッドによる処理
が終えた後、引き続いて自動的に組織スペシメンのワッ
クス埋込み処理を行って、作業効率を高め、前記欠点を
除くようにすることを目的とするものである。
【0006】この発明は、上記の目的を達成するため、
処理するための組織スペシメンを収容するチャンバを構
成するカセットを備え、このカセットは、処理流体を該
カセットに流出入させるための少なくとも一つの開口
と、前記開口を自動的に閉鎖する手段とを備え、この閉
鎖手段は、最終処理工程において前記チャンバ内に導入
された溶融ワックスまたは類似の組織支持媒体を、それ
らが凝固するまで、前記チャンバ内に保持する構成であ
る組織処理装置を提供する。
【0007】また、この発明は、上記の目的を達成する
ため、処理する組織スペシメンを収容するスペシメンチ
ャンバを構成し、前記チャンバへの処理流体の流出入を
許容する少なくとも一つの開口を有し、そしてさらに、
前記スペシメンチャンバと連通しているガスチャンバを
備える組織処理カセットであって、前記ガスチャンバ
は、前記カセットの少なくとも一つの態勢においては、
周囲のリキッドの圧力増加又は減少それぞれに応答し
て、圧縮又は膨張する気体を周囲のリキッド内に閉じ込
めてしまう構成になっている組織処理カセットを提供す
る。
【0008】さらに、この発明は、上記の目的を達成す
るため、前記カセットの前記スペシメンチャンバ内に組
織スペシメンを所定のオリエンテーションでマウント
し、前記カセエト内に前記組織スペシメンを入れた状態
で、複数の処理リキッド浴に前記カセットを順次浸漬
し、最後の工程で、溶融ワックス浴又は類似の組織支持
媒体浴に浸漬けし、その処理に引き続いて前記カセット
の前記開口を閉塞して、前記カセット内の組織スペシメ
ンを囲む溶融ワックス又は類似の組織支持媒体を前記カ
セット内に保持しながら前記カセットを溶融ワックス浴
又は類似の組織支持媒体浴から引き上げ、前記ワックス
又は類似の組織支持媒体を前記カセット内で凝固させ、
ついで、前記カセット内から組織スペシメンを囲む硬化
ワックス体を取り出し、組織スペシメンを包含する前記
ワックス体をミクロトームに所定のオリエンテーション
でマウントする工程からなる組織検査のための組織スペ
シメンを処理する方法を提供する。
【0009】つぎに、この発明を図示の実施例により、
詳細に説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1と図2とを参照すると、図示
した組織処理カセット(又は容器)は、プラスチックマ
テリアルで成形されたモールド部2を備え、このモール
ド部2は、プレート状の蓋1で着脱自由に施蓋される上
面開放の組織スペシメンチャンバ5を構成する。前記蓋
1は、モールド部2と同様にプラスチックマテリアルで
作られていて、組織スペシメン(検体)マウントプレー
トの機能をも有する。そして、処理流体(処理リキッ
ド)による組織スペシメン処理とワックスへの埋込み処
理を終えた後に、処理された組織スペシメンを含み、か
つ、前記蓋1、即ち、スペシメンマウントプレートに付
着しているワックスのブロック状のワックス体をミクロ
トームにかけ、前記ワックス埋込みの組織スペシメンを
検鏡のために切断する。図1に示す構成においては、蓋
1とモールド部2の上部リムとは、蓋1がモールド部2
の上部リム内へスナップ嵌合し、モールド部2の上部エ
ッジに形成されたタブ2aを曲げると、蓋1が上部リム
から外れるように形成されている。蓋1のフラットな面
には、複数の開口(孔)1aが貫通している。モールド
部2は、フラットな底部2bを有し、この底部には、複
数の開口(孔)2cが貫通している。バルブメンバー4
のフラットでプレート状になっている部分4aが前記底
部2bの下面にシーリング状態でぴったり当接されてい
るが、バルブメンバー4は、前記底部の下面にプレート
状の部分4aがぴったり当接しながら、前記下面にそっ
て面方向に平行にスライドすることができるようになっ
ており、スライドしてもシーリングされた密接状態を保
つ構成になっている。バルブメンバー4の前記プレート
状の部分4aをスライドさせるために、前記プレート状
の部分4aには、図示のように、長細く形成された案内
スロット4bが形成されていて、これらの案内スロット
それぞれに底部2bから一体に突き出た保持ピンが嵌ま
り、前記プレート状の部分4aが底部2bに対しスライ
ドするとき、前記保持ピンが嵌まった案内スロット4b
に案内されて前記プレート状の部分4aが正しくスライ
ドするようになっている。前記保持ピンは、前記プレー
ト状の部分4aを底部2bの下面にぴったり密接するよ
う、前記プレート状の部分4aの下面を支える頭部を有
し、あたかもリベットのような作用を果たす。
【0011】バルブメンバー4のプレート状の部分4a
に設けられた複数の開口(貫通孔)は、モールド部2に
対しバルブメンバー4を図1に示すような関係で相対さ
せると、モールド部2のそれぞれの開口2cに合致す
る。
【0012】例えば、チタン・ニッケル合金のような形
状記憶合金スプリング6が図1に示すように、モールド
部2とバルブメンバー4の一方の端部4(プレート状の
部分4aの一方の端部から断面L字状に立ち上がってい
る部分)との間に介装されている。図1に示すように、
モールド部2の一方の側部が断面コ字状に形成されて、
形状記憶合金スプリング6の一端を保持する突出部が臍
状に突出しており、これに形状記憶合金スプリング6の
一端が保持され、該スプリングの他端は、バルブメンバ
ー4の一方の端部に形成された突出部に保持されてい
る。この形状記憶合金スプリング6は、該スプリングの
温度が所定の温度、例えば、50℃を越えると、前記メ
ンバー4を押圧して、前記メンバーを図示矢印方向へス
ライドさせ、前記開口2cに合致していた前記メンバー
の開口を開口2cからそらせ、前記開口2cは塞がれ
る。前記スプリングは、キャッチ機構でもよい。前記ス
プリングは、その後、温度が所定の値(前記のように、
例えば、50℃)以下に低下したときでも、前記メンバ
ー4を前記開口2cからそれた位置に保持する。前記ス
プリングは、ヘリカルコイルスプリング、リーフスプリ
ング又は他の形状のスプリングである。前記所定の温度
以下であっても、前記スプリングを手動で圧縮して、前
記開口2cが開く状態に前記スプリングを原位置に戻す
ことができる。あるいは別の手段として、バイアススプ
リング(図示せず)を用いて、前記スプリングを圧縮
し、前記温度が前記所定の温度以下に下がったとき、前
記開口が開く位置に前記メンバー4を動かすようにして
もよい。
【0013】図1と図2とのカセットを使用するとき
は、処理する組織スペシメン(検体、試験片など)を熟
達者の手でカセット内に配置し、以下に述べるマウント
ゲルのような適切なマウント手段で所望の方向に向けて
保持する。前記スペシメンをミクロトームにマウントす
る手段となるマウントプレートを形成するようにもなっ
ている蓋1に前記スペシメン確認、照合のためのコード
をマークする。この蓋(マウントプレートになるもの)
は、前記スペシメンを保持して、以下に述べる埋込みス
テージにおいて、前記スペシメンが前記蓋に付着され
る。
【0014】組織スペシメンを納めたカセットは、コン
ベンショナルの組織処理マシンに配置され、前記カセッ
トを組織スペシメンと共に溶融ワックス浴に浸漬する前
に、前記マシンにおいて、いくつかの処理流体で前記ス
ペシメンを順次処理する。処理した組織スペシメンをワ
ックス(パラフィンワックス)内に埋め込むワックスス
テージを含むすべての処理ステージの操作は、形状記憶
合金スプリング6が作動しない温度、例えば、50℃以
下の温度で行われる。最終のワックスステージの間、溶
融ワックスの温度は、前記スプリングの記憶作用で該ス
プリングが伸びる温度、例えば、60℃以上の温度に昇
温され、これによって、前記スプリングが前記バルブメ
ンバー4を押圧し、該メンバーがスライドし、モールド
2の底部の開口2cが閉じられる。このようにモールド
2の底部の開口2cが閉じられると、前記カセットは、
液密の容器になり、処理マシンにおけるワックスチャン
バが空になるか、前記カセットが溶融ワックス浴から取
り出されるかのいずれかの状態のとき、内部に溶融ワッ
クスを保持する容器になる。(前記カセットの態勢は、
処理の間、図1と図2とに示したように、蓋1が最上位
にあり、プレート4が最下位に位置するようになること
が理解される。)このように前記カセットの内部で、ス
ペシメンの周りを囲んで保持された溶融ワックスは、温
度が低下するにつれ、前記カセット内で凝固し、そし
て、前記ワックスは、蓋1の開口1a内にも入りこんで
いるので、蓋1に密着し、これと同時に組織サンプルを
しっかり保持することになる。前記カセットのモールド
部2は、前記ワックスが固まりさえすれば、ワックスに
埋設されたスペシメンを蓋1に付着させた状態で、取り
外すことができ、ワックスに埋設されたスペシメンが付
着された蓋1は、ミクロトームに前記スペシメンをマウ
ントするために使用され、ミクロトームにおいて、前記
スペシメンを切断し、顕微鏡による検鏡検査のスライド
にマウントする切断片に切断される(この点は、当業者
に熟知されている)。
【0015】前記したように、この発明の処理方法にお
いては、処理の事前に、組織スペシメンを前記カセット
に対し所望の向きで前記カセット内に配置し、保持する
ことが必要であり、これは、先行する自動処理工程の直
後に、ワックス埋込みが自動的に行われるからである。
【0016】種々の技術を用いて、前記スペシメンを所
望のオリエンテーション(向き)に維持することができ
る。現在において、好ましいとされている一つの技術
は、シャンドン・サイトブロック・ゲル(Shandon Cytob
lock Gel) の名称でライフ・サイエンスズ・インターナ
ショナル(ヨーロッパ)リミテッドから市販されている
ツーパートのゲルシステムを使用する技術である。この
ゲルシステムは、第1と第2のリキッド成分を含み、第
1のリキッド成分が触媒又は硬化剤として作用する第2
のリキッド成分と接触すると、ゲル状になるものであ
る。
【0017】このようなゲルシステムを用いて、前記カ
セット内にスペシメンをマウントする場合、第1のリキ
ッド成分を前記カセットのモールド部2の内面の部分に
層状に設ける。そして、スペシメンを前記カセットのモ
ールド部に配置して前記第1のリキッド成分の層にスペ
シメンを接触させ、該スペシメンを所望のオリエンテー
ション(向き)に保持し、前記第1のリキッド成分の層
に前記第2のリキッド成分を付与する。これによって、
前記ゲルは、素早く凝固し、これにより、引き続く処理
の間、スペシメンは、所望のオリエンテーション(向
き)に保持される。前記ゲルシステムの第1と第2のリ
キッド成分は、例えば、細いノヅル付きのボトル、シリ
ンジなどから供給される。また、必要に応じて、前記第
2のリキッド成分を前記モールド部2のベースにある前
記第1のリキッド成分の層にスプレイするようにしても
よい。前記ゲル処理を同様な手段で組織に行うが、組織
の処理には影響を与えない。ゲル処理は、処理試薬にな
んら影響されず、組織切断ができず、また、組織切断に
影響を与えない。図1においては、前記ゲルの層は、符
号3で示されており、図示のように、複数の貫通した開
口2cが設けられているモールド部2のベース(底部)
にわたり存在している。しかしながら、前記ゲルが開口
2cを塞がないようにするために、開口2cが貫通され
ている部分を避けてモールド部2の底部を含む内面に施
すか、又は、前記ゲルをモールド部2のベース(底部)
全体にわたり施す場合は、貫通する前記開口2cと、こ
れらと協働するバルブプレートとを例えば、図3に示す
ようなモールド部2の内面の底部以外の部分に設ける。
【0018】前記カセットのモールド部2は、組織スペ
シメンが付着した状態の蓋1から取り外されるもので、
組織スペシメンは、蓋1に付着した状態でミクロトーム
にマウントされて、検鏡検査のために切断されるもので
あって、前記蓋には、前記スペシメンの確認、照合のた
めの確認マークが施される。
【0019】バルブ機構としては、多種多様のものを使
用でき、図1に示したようなバルブ機構に限定される必
要はない。さらに、前記した形状記憶合金スプリング
は、バルブを作動させる手段として使用するものである
が、温度により動作が制御されるようなもの、温度に全
く関係がないもののいずれであってもよく、例えば、サ
ーモスタットスイッチに使用されているようなバイステ
イブルスプリング、バイメタルスプリングなども使用で
きる。
【0020】前記カセット内にワックスを保持するため
のバルブ機構を設けることで、前記スペシメンを処理す
るために、前記カセット内へ供給したり、前記カセット
内から排出したりする処理試薬が流れるときのフロー断
面のトータルを制限してしまうので、このフロー断面
が、これまでの通常のコンベンショナルのカセットにお
けるフロー断面よりも大幅に小さくなってしまう。コン
ベンショナルのカセットは、カセットの壁に形成された
開口の領域がカセットの壁の全領域に対して占める比率
が大きいものである。このような試薬がカセットへ流入
したり、カセットから流出したりする流れのフロー断面
が減少することで、必要になる処理時間が長くなってし
まう。この点に対処するために、カセットにおける流体
の移動を改善する機構を設けることができる。この機構
は、図3に示すように、前記カセット内にガスチャンバ
(空気チャンバ)を組み込むものであって、このガスチ
ャンバは、カセット内のスペシメンチャンバと連通して
おり、自動処理装置において、前記カセットがノーマル
に配置されているとき、スペシメンチャンバからガスチ
ャンバへのリキッドの流入、又は、ガスチャンバからス
ペシメンチャンバへの前記リキッドの排出により、収縮
したり、膨張したりする気体を内部に保有する構成にな
っている。自動処理装置においては、加圧及び減圧を交
互に行って、前記スペシメンへのリキッドの浸透を促進
することは、常套手段になっている。ガスチャンバを一
体に設けて、加圧サイクルと減圧サイクルとで、ガスチ
ャンバ内の気体を収縮、膨張させる。このことは、ポン
プ作用で、前記カセット内の流体の流れを増加させるこ
とになる。
【0021】図3は、前記したガスチャンバ機構を示
す。図3に示されたカセットは、スペシメンチャンバ5
を構成するモールド部2と、このモールド部2に着脱自
由に施蓋される蓋1とを備え、蓋1には、複数の開口が
貫通している。そして、蓋1は、前記したように、前記
モールド部2がワックスに埋めこまれたスペシメンを保
持する蓋1から取り外されて、ミクロトームにマウント
するためにワックスに埋めこまれたスペシメンを保持す
るスペシメン・マウンティングプレートとして機能す
る。
【0022】しかしながら、図3に図示のカセットは、
自動処理装置においては、図示の向きに装着されるよう
になっており、即ち、蓋1は、前記カセットの垂直の側
壁を構成しており、この点、前記の実施例におけるカセ
ットの上面に位置する構成と相違しており、さらに、前
記実施例では、カセットのモールド部2の底部に複数の
開口が貫通していた構成が、図3に図示のようにカセッ
トの上部壁に複数の開口が貫通する構成になっている。
この図3に図示の構成によれば、蓋1と対向するカセッ
ト(モールド部)の縦側壁にゲル3が層状に位置し、こ
れにスペシメン8が保持される。要するに、図3の実施
例では、カセットが横倒しの形になっていて、左右両縦
側壁は、蓋1と、これに対向する縦側壁(スペシメン8
を保持するゲル3が内面に配置される)とで構成され、
図3に符号5で示すスペシメンチャンバの上部に、複数
の開口が貫通している壁が位置する構成になっている。
【0023】図3のモールド部2は、ガスチャンバ(空
気チャンバ)52を備えており、このガスチャンバは、
図3に示すように、その底部近辺でスペシメンチャンバ
5と連通している。図3に示すように、前記ガスチャン
バ52は、必要に応じて、形状記憶合金のヘリカルスプ
リング6を収容し、このスプリング6は、温度が所定の
温度以上に上昇したとき、バルブメンバーをカセットの
図示の下端部の排液口10に押し当て、前記排液口を塞
ぐ。前記排液口は、前記スペシメンチャンバからリキッ
ドを重力で排出する口である。前記チャンバ52は、前
記バルブメンバーによる前記排液口の封鎖で閉止され、
該チャンバ内の気体は、前記カセット内のリキッド中に
閉じ込められる。加圧及び減圧サイクルの間、処理流体
が処理チャンバ5内を単純にショートサーキットせず、
ガスチャンバ52に直接出入しないことを確実にするた
めに、排液口10の有効フロー断面をモールド部又は蓋
1に形成した開口のフロー断面に対して小さくするか、
スプリング6と前記排液口に作用するバルブメンバーと
の間に適当な作動機構を設けて、排液口10をガスチャ
ンバ52から離して位置するようにすることが必要であ
る。
【0024】図3の実施例におけるガスチャンバ内の形
状記憶合金ヘリカルスプリング6の配置は、このスプリ
ングが大きなエンベロップを持ちながら比較的小さなマ
テリアルヴォリュウムを有する点で有利である。
【0025】
【発明の効果】前記したように、この発明によれば、組
織スペシメンを処理リキッドにより処理した後、ワック
ス処理に移るための人手による作業を自動化し、処理リ
キッドによる処理が終えた後、引き続いて自動的に組織
スペシメンのワックス埋込み処理を行って、作業効率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組織スペシメン処理のカセットの長さ方向にそ
った断面図である。
【図2】図1のカセットの斜視図である。
【図3】前記カセットの別の実施例の断面略図である。
【符号の説明】
1 プレート状の蓋 1a 開口 2 モールド部 2a モールド部のタブ 2b 底部 2c 開口 3 ゲル 4 バルブメンバー 4a プレート状の部分 4b 案内スロット 5 組織スペシメンチャンバ 6 形状記憶合金スプリング 8 スペシメン 52 ガスチャンバ 10 排液口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ アラン ワルトン イギリス国 シーダブリュー6 0ビーユ ー チェシャー ターポーレイ オークデ ン ウェイ 9

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理するための組織スペシメンを収容す
    るチャンバを構成するカセットを備え、このカセット
    は、処理流体を該カセットに流出入させるための少なく
    とも一つの開口と、前記開口を自動的に閉鎖する手段と
    を備え、この閉鎖手段は、最終処理工程において前記チ
    ャンバ内に導入された溶融ワックスまたは類似の組織支
    持媒体を、それらが凝固するまで、前記チャンバ内に保
    持する構成である組織処理装置。
  2. 【請求項2】 前記開口を自動的に閉鎖する手段は、熱
    に感応するものである請求項1による組織処理装置。
  3. 【請求項3】 前記開口を自動的に閉鎖する手段は、熱
    に感応する形状記憶合金エレメントである請求項2によ
    る組織処理装置。
  4. 【請求項4】 前記カセットは、前記開口が形成された
    壁を有し、前記開口を自動的に閉鎖する手段は、前記壁
    に密接しながら、この壁にそって第1の位置から第2の
    位置にスライドするプレートと、このプレートを自動的
    にスライドさせる手段とを含み、前記プレートは、前記
    第1の位置において前記開口に合致し、前記第2の位置
    にスライドすると前記開口から逸れ、この前記開口から
    逸れることで、前記壁の前記開口が閉塞される構成にな
    っている請求項1から請求項3のいずれかによる組織処
    理装置。
  5. 【請求項5】 処理する組織スペシメンを収容するスペ
    シメンチャンバを構成し、前記チャンバへの処理流体の
    流出入を許容する少なくとも一つの開口を有し、そして
    さらに、前記スペシメンチャンバと連通しているガスチ
    ャンバを備える組織処理カセットであって、前記ガスチ
    ャンバは、前記カセットの少なくとも一つの態勢におい
    ては、周囲のリキッドの圧力増加又は減少それぞれに応
    答して、圧縮又は膨張する気体を周囲のリキッド内に閉
    じ込めてしまう構成になっている組織処理カセット。
  6. 【請求項6】 請求項1による組織処理カセットを用意
    し、前記カセットの前記スペシメンチャンバ内に組織ス
    ペシメンを所定のオリエンテーションでマウントし、前
    記カセット内に前記組織スペシメンを入れた状態で、複
    数の処理リキッド浴に前記カセットを順次浸漬けし、最
    後の工程で、溶融ワックス浴又は類似の組織支持媒体浴
    に浸漬けし、その処理に引き続いて前記カセットの前記
    開口を閉塞して、前記カセット内の組織スペシメンを囲
    む溶融ワックス又は類似の組織支持媒体を前記カセット
    内に保持しながら前記カセットを溶融ワックス浴又は類
    似の組織支持媒体浴から引き上げ、前記ワックス又は類
    似の組織支持媒体を前記カセット内で凝固させ、つい
    で、前記カセット内から組織スペシメンを囲む硬化ワッ
    クス体を取り出し、組織スペシメンを包含する前記ワッ
    クス体をミクロトームに所定のオリエンテーションでマ
    ウントする工程からなる組織検査のための組織スペシメ
    ンを処理する方法。
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