JPH10246373A - 配管継手構造 - Google Patents
配管継手構造Info
- Publication number
- JPH10246373A JPH10246373A JP5312497A JP5312497A JPH10246373A JP H10246373 A JPH10246373 A JP H10246373A JP 5312497 A JP5312497 A JP 5312497A JP 5312497 A JP5312497 A JP 5312497A JP H10246373 A JPH10246373 A JP H10246373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- pipe
- seal
- flexible pipe
- piping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステンレス鋼配管を用いたフレキシブル配管
の配管継手構造においてガス気密性の保持と引抜防止機
能を強化してフレキシブル配管の接続部の気密安全性を
確保しかつ接続作業性を向上させる。 【解決手段】 ねじ継手1とシール押え部材2と3を有
するフレキシブル配管用の配管継手構造の第1シール部
を弾性リング4e とねじ継手1の内周溝に係合するCリ
ング4c による抜止手段として形成し、これに挿入され
たフレキシブル配管Fp の端面仕上状態の如何に拘らず
完全にガスの気密安全性を保持し、かつ抜止手段で抜止
めし、作業の効率向上を図る。
の配管継手構造においてガス気密性の保持と引抜防止機
能を強化してフレキシブル配管の接続部の気密安全性を
確保しかつ接続作業性を向上させる。 【解決手段】 ねじ継手1とシール押え部材2と3を有
するフレキシブル配管用の配管継手構造の第1シール部
を弾性リング4e とねじ継手1の内周溝に係合するCリ
ング4c による抜止手段として形成し、これに挿入され
たフレキシブル配管Fp の端面仕上状態の如何に拘らず
完全にガスの気密安全性を保持し、かつ抜止手段で抜止
めし、作業の効率向上を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステンレス鋼フ
レキシブル管を用いたガス配管用の配管継手構造に関す
る。
レキシブル管を用いたガス配管用の配管継手構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、量産戸建住宅や集合住宅において
ガス配管用としてステンレス鋼フレキシブル管が多く使
用されるようになっている。このフレキシブル管は、ス
テンレス鋼帯を用いて波形断面を有する配管の外側に樹
脂製保護被覆を被せたもので、量産戸建住宅における配
管スペースの制約などに対応できる配管材として開発さ
れたものである。
ガス配管用としてステンレス鋼フレキシブル管が多く使
用されるようになっている。このフレキシブル管は、ス
テンレス鋼帯を用いて波形断面を有する配管の外側に樹
脂製保護被覆を被せたもので、量産戸建住宅における配
管スペースの制約などに対応できる配管材として開発さ
れたものである。
【0003】上記フレキシブル配管用の配管継手の一例
として図3に示す断面構造のものが一般に使用されてい
る。図示省略しているが、この配管継手は、例えば家庭
内に引込まれた固定配管を、さらに家屋建物内に配管さ
れたフレキシブル配管と接続する部位に用いられる。
として図3に示す断面構造のものが一般に使用されてい
る。図示省略しているが、この配管継手は、例えば家庭
内に引込まれた固定配管を、さらに家屋建物内に配管さ
れたフレキシブル配管と接続する部位に用いられる。
【0004】図中1’はねじ継手、2’はシール押え部
材であり、この配管継手はこの2つの部材から成る。ね
じ継手1’は、一端の突出部にねじ部1b ’を有し、継
手本体1a 内にシール押え部材2’やOリング4b 、4
d 、Cリング4c などを受入れるように袋状の受入部が
形成され、ねじ5によりシール押え部材2’と係合する
ようになっている。
材であり、この配管継手はこの2つの部材から成る。ね
じ継手1’は、一端の突出部にねじ部1b ’を有し、継
手本体1a 内にシール押え部材2’やOリング4b 、4
d 、Cリング4c などを受入れるように袋状の受入部が
形成され、ねじ5によりシール押え部材2’と係合する
ようになっている。
【0005】シール押え部材2’は、図示のように断面
が略L字状で、その基部内周面にTリング4a を収める
溝が設けられ、L字断面の先端に押え部2a ’が、外周
にねじ5が形成されている。このシール押え部材2’の
内側に図示のようなフレキシブル管が挿入され、配管継
手内で締付け接続される。なお、Fp はフレキシブル配
管、Sは保護被覆、tはステンレス鋼配管である。
が略L字状で、その基部内周面にTリング4a を収める
溝が設けられ、L字断面の先端に押え部2a ’が、外周
にねじ5が形成されている。このシール押え部材2’の
内側に図示のようなフレキシブル管が挿入され、配管継
手内で締付け接続される。なお、Fp はフレキシブル配
管、Sは保護被覆、tはステンレス鋼配管である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したフレキシブル
配管をねじ継手により家屋外の固定配管に接続する場
合、フレキシブル配管を上記配管継手の内側に挿入して
締付固定するが、挿入されたフレキシブル配管の先端を
ねじ継手内の一番奥側のOリング、Cリングに当接又は
接触させてガスに対する機密性を保持しガスシールでき
るようにしている。
配管をねじ継手により家屋外の固定配管に接続する場
合、フレキシブル配管を上記配管継手の内側に挿入して
締付固定するが、挿入されたフレキシブル配管の先端を
ねじ継手内の一番奥側のOリング、Cリングに当接又は
接触させてガスに対する機密性を保持しガスシールでき
るようにしている。
【0007】しかしながら、フレキシブル配管の先端は
必ずしも図示のように正確に中心軸線と直角にかつ部分
的な凹凸もなく切断形成できるとは限らず、先端が斜め
であったり、部分的に凹凸が形成されたりする。このよ
うな形状でフレキシブル配管の先端をOリングに当接、
接触させて締付けしてもガスシールが完璧とは言えない
場合がある。
必ずしも図示のように正確に中心軸線と直角にかつ部分
的な凹凸もなく切断形成できるとは限らず、先端が斜め
であったり、部分的に凹凸が形成されたりする。このよ
うな形状でフレキシブル配管の先端をOリングに当接、
接触させて締付けしてもガスシールが完璧とは言えない
場合がある。
【0008】このような不完全な配管継手構造が仮りに
ガス漏れ検査により検出されると、フレキシブル配管の
先端をガス漏れしないように正確な端面に仕上げるた
め、再度配管接続を外し、接続作業をやり直さねばなら
ず、これは極めて煩わしい作業であり、多くの労力と経
費を必要とする。
ガス漏れ検査により検出されると、フレキシブル配管の
先端をガス漏れしないように正確な端面に仕上げるた
め、再度配管接続を外し、接続作業をやり直さねばなら
ず、これは極めて煩わしい作業であり、多くの労力と経
費を必要とする。
【0009】さらに、従来の配管継手構造ではフレキシ
ブル配管の抜止めは先端の端面をOリングに係合しかつ
例えばTリングのようなシール部材で押えているだけで
あるから、フレキシブル配管を不測の引抜力で引張られ
ると簡単に外れてしまうという危険性もある。
ブル配管の抜止めは先端の端面をOリングに係合しかつ
例えばTリングのようなシール部材で押えているだけで
あるから、フレキシブル配管を不測の引抜力で引張られ
ると簡単に外れてしまうという危険性もある。
【0010】この発明は、上述した従来のフレキシブル
配管用の配管継手構造の問題点に留意して、フレキシブ
ル配管の接続部位における継手構造によるガス気密性の
保持による安全性の確保とフレキシブル配管が不測の引
抜力で引抜かれないように引抜防止機能を強化して接続
作業の効率化を図ることを課題とするものである。
配管用の配管継手構造の問題点に留意して、フレキシブ
ル配管の接続部位における継手構造によるガス気密性の
保持による安全性の確保とフレキシブル配管が不測の引
抜力で引抜かれないように引抜防止機能を強化して接続
作業の効率化を図ることを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、固定配管に接続するためのねじ継
手と、シール押え部材と、この押え部材で挿入されるフ
レキシブル配管とのシールをするシール部材とを備え、
上記シール部材としてねじ継手の内周奥側にフレキシブ
ル配管の端を受ける弾性シール部材とこれに隣接しねじ
継手の内周に係合してフレキシブル配管を抜け止めする
抜止手段を有して成る配管継手構造としたのである。
解決する手段として、固定配管に接続するためのねじ継
手と、シール押え部材と、この押え部材で挿入されるフ
レキシブル配管とのシールをするシール部材とを備え、
上記シール部材としてねじ継手の内周奥側にフレキシブ
ル配管の端を受ける弾性シール部材とこれに隣接しねじ
継手の内周に係合してフレキシブル配管を抜け止めする
抜止手段を有して成る配管継手構造としたのである。
【0012】上記構成の配管継手構造では、フレキシブ
ル配管をねじ継手の内周奥まで挿入すると、シール押え
部材とシール部材によりねじ継手との間の接続部におけ
る隙間をシール部材により閉じて気密性が確保される。
ル配管をねじ継手の内周奥まで挿入すると、シール押え
部材とシール部材によりねじ継手との間の接続部におけ
る隙間をシール部材により閉じて気密性が確保される。
【0013】特に、ねじ継手の内周奥側に設けた弾性シ
ール部材にフレキシブル配管の端面を突き当てるとその
状態で接触状態を抜止手段により保持される。この場
合、フレキシブル配管の端面が若干傾斜状に切断されて
いたり、多少の凹凸状に切断されていてもフレキシブル
配管の端面は弾性シール部材で完全にシールされる。従
って、フレキシブル配管の接続部位の気密安全性が確実
に確保される。
ール部材にフレキシブル配管の端面を突き当てるとその
状態で接触状態を抜止手段により保持される。この場
合、フレキシブル配管の端面が若干傾斜状に切断されて
いたり、多少の凹凸状に切断されていてもフレキシブル
配管の端面は弾性シール部材で完全にシールされる。従
って、フレキシブル配管の接続部位の気密安全性が確実
に確保される。
【0014】又、フレキシブル配管に対してねじ継手の
内周に係合する抜止手段によりその先端付近を抜止めし
ているから、不測の引抜力がフレキシブル配管に作用し
ても簡単に抜けることがない。
内周に係合する抜止手段によりその先端付近を抜止めし
ているから、不測の引抜力がフレキシブル配管に作用し
ても簡単に抜けることがない。
【0015】上記抜止手段として、ねじ継手の内周溝に
収容されるCリングから形成し、上記内周溝をCリング
の外径を拡径時と縮径時に異なる収容径で収容するよう
に異径段状の断面に形成したものとすることができる。
収容されるCリングから形成し、上記内周溝をCリング
の外径を拡径時と縮径時に異なる収容径で収容するよう
に異径段状の断面に形成したものとすることができる。
【0016】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態について図面
を参照して説明する。図1に実施形態の配管継手構造の
主要断面図を示す。1はねじ継手、2はシール押え部
材、3はシール押え部材、Fp はステンレス鋼フレキシ
ブル配管である。なお、この実施形態の配管継手は後で
詳細を説明するように、2つのシール押え部材2、3に
よるダブル締付タイプを示している点で従来例のものと
若干形式が異なるが、より正確なるシール効果を得るた
めにこのような形式を採用しており、実施形態のシール
構造を形成するためにはシール押え部材2のみによるシ
ングル締付タイプであってもよいことは勿論である。
を参照して説明する。図1に実施形態の配管継手構造の
主要断面図を示す。1はねじ継手、2はシール押え部
材、3はシール押え部材、Fp はステンレス鋼フレキシ
ブル配管である。なお、この実施形態の配管継手は後で
詳細を説明するように、2つのシール押え部材2、3に
よるダブル締付タイプを示している点で従来例のものと
若干形式が異なるが、より正確なるシール効果を得るた
めにこのような形式を採用しており、実施形態のシール
構造を形成するためにはシール押え部材2のみによるシ
ングル締付タイプであってもよいことは勿論である。
【0017】ねじ継手1の外周形状は、基本的に従来例
のものと同様であり、継手本体1aの一端の突出部にね
じ部1b が設けられている。ねじ継手1の内周断面形状
は、若干異なっており、内周の一番奥側に弾性リング4
e を受入れるリング溝と、これに隣接して外側寄りにC
リング4c を受入れるリング溝とが形成されている。弾
性リング4e は、例えばニトリルゴム製の弾性のある耐
久性の高いゴムが用いられる。Cリング4c は断面が三
角形状のものを用いている。
のものと同様であり、継手本体1aの一端の突出部にね
じ部1b が設けられている。ねじ継手1の内周断面形状
は、若干異なっており、内周の一番奥側に弾性リング4
e を受入れるリング溝と、これに隣接して外側寄りにC
リング4c を受入れるリング溝とが形成されている。弾
性リング4e は、例えばニトリルゴム製の弾性のある耐
久性の高いゴムが用いられる。Cリング4c は断面が三
角形状のものを用いている。
【0018】上記Cリング4c を受入れるリング溝は、
図示のように、断面がCリング4cの拡径時の外径を受
入れる溝深さと、縮径時の外径を受入れる溝深さとに異
径段状に外側寄り壁を形成されて成る。なお、上記弾性
リング4c まで挿入されるフレキシブル配管に対応して
この付近のねじ継手内周径はフレキシブル配管外径と略
等しい(保護被覆Sの外径より小さい)。又、上記弾性
リング4e とCリング4c とにより第1シール部材を形
成している。
図示のように、断面がCリング4cの拡径時の外径を受
入れる溝深さと、縮径時の外径を受入れる溝深さとに異
径段状に外側寄り壁を形成されて成る。なお、上記弾性
リング4c まで挿入されるフレキシブル配管に対応して
この付近のねじ継手内周径はフレキシブル配管外径と略
等しい(保護被覆Sの外径より小さい)。又、上記弾性
リング4e とCリング4c とにより第1シール部材を形
成している。
【0019】ねじ継手1の内周中間位置附近には、上記
弾性リング4e やCリング4c によるシール構造の外側
でさらに気密性を高めるためのOリング4b が装着さ
れ、この位置よりねじ継手1の外端までは内周径が上記
シール構造部分より大径に形成されている。そしてこの
大径の内径にはねじ5が刻設され、このねじ5に係合す
るねじを刻設した突出部を有するシール押え部材2が設
けられている。
弾性リング4e やCリング4c によるシール構造の外側
でさらに気密性を高めるためのOリング4b が装着さ
れ、この位置よりねじ継手1の外端までは内周径が上記
シール構造部分より大径に形成されている。そしてこの
大径の内径にはねじ5が刻設され、このねじ5に係合す
るねじを刻設した突出部を有するシール押え部材2が設
けられている。
【0020】上記シール押え部材2の突出部の先端2a
で上記Oリング4b を押えて固定配管からフレキシブル
配管へ流通するガスの第2シール部を形成している。
又、ねじ5の刻設されている上記突出部の基端にも断面
の小さいOリング4b が重ねて設けられている。
で上記Oリング4b を押えて固定配管からフレキシブル
配管へ流通するガスの第2シール部を形成している。
又、ねじ5の刻設されている上記突出部の基端にも断面
の小さいOリング4b が重ねて設けられている。
【0021】さらに、図1に示すように、シール押え部
材2は断面が左右で略対称に形成されており、その右端
に舌部2b が設けられている点のみが若干異なる。シー
ル押え部材2の右側のねじ5にはもう1つのシール押え
部材3がねじ係合し、舌部2b をフレキシブル配管Fp
の外側に締付けて接合し、かつ小さなOリング4b によ
りフレキシブル配管Fp の不測の破断に対応して第3シ
ール部を形成している。
材2は断面が左右で略対称に形成されており、その右端
に舌部2b が設けられている点のみが若干異なる。シー
ル押え部材2の右側のねじ5にはもう1つのシール押え
部材3がねじ係合し、舌部2b をフレキシブル配管Fp
の外側に締付けて接合し、かつ小さなOリング4b によ
りフレキシブル配管Fp の不測の破断に対応して第3シ
ール部を形成している。
【0022】sは保護被覆、tはステンレス鋼フレキシ
ブル配管であり、フレキシブル配管Fp の先端は保護被
覆sが一部剥ぎ取られている。
ブル配管であり、フレキシブル配管Fp の先端は保護被
覆sが一部剥ぎ取られている。
【0023】上記の構成とした実施形態の配管継手は、
次のように作用する。先ず、第2、第3シール部により
フレキシブル配管の接続部位を気密状にシールすること
については、基本的にOリングとシール押え部材2、3
によるものであり、従来例とは同様であるから、詳しい
作用の説明は省略する。
次のように作用する。先ず、第2、第3シール部により
フレキシブル配管の接続部位を気密状にシールすること
については、基本的にOリングとシール押え部材2、3
によるものであり、従来例とは同様であるから、詳しい
作用の説明は省略する。
【0024】第1シール部は実施形態の配管継手の特徴
的構成であり、図2を参照して説明する。図2の(a)
は第1シール部の部分拡大図である。(a)図の状態で
は未だフレキシブル配管Fp の先端は挿入されていな
い。予め前述した弾性リング4e とCリング4C がそれ
ぞれの収容溝内に挿入されているものとする。
的構成であり、図2を参照して説明する。図2の(a)
は第1シール部の部分拡大図である。(a)図の状態で
は未だフレキシブル配管Fp の先端は挿入されていな
い。予め前述した弾性リング4e とCリング4C がそれ
ぞれの収容溝内に挿入されているものとする。
【0025】Cリング4c はねじ継手1の第1シール部
の内径よりやや大径に自然状態で形成されているとす
る。このCリング4c をそのリング溝内に挿入するとC
リング4c を手で縮径しない限りリング溝からは外れな
い。このCリング4c の内径内に(b)図のようにフレ
キシブル配管Fp の保護被覆sを取り除いたステンレス
鋼配管tの先端を挿通しその端面を弾性リング4c に当
接する。
の内径よりやや大径に自然状態で形成されているとす
る。このCリング4c をそのリング溝内に挿入するとC
リング4c を手で縮径しない限りリング溝からは外れな
い。このCリング4c の内径内に(b)図のようにフレ
キシブル配管Fp の保護被覆sを取り除いたステンレス
鋼配管tの先端を挿通しその端面を弾性リング4c に当
接する。
【0026】この時、ステンレス鋼配管tの外径が自然
状態のCリング4c 内径より少し大きいため、挿通時に
Cリング4c を拡径するが、リング溝の拡径溝6までC
リング4c が拡がってステンレス鋼配管tを挿通可能と
する。
状態のCリング4c 内径より少し大きいため、挿通時に
Cリング4c を拡径するが、リング溝の拡径溝6までC
リング4c が拡がってステンレス鋼配管tを挿通可能と
する。
【0027】こうして挿入されるステンレス鋼配管tの
先端は、その中心線に対して直角であっても、やや斜め
に切断されていてもよいし、さらにその端面に若干の凹
凸があっても弾性リング部材4e に当接し、その当接面
が若干くぼむ程に押し付けることができる。
先端は、その中心線に対して直角であっても、やや斜め
に切断されていてもよいし、さらにその端面に若干の凹
凸があっても弾性リング部材4e に当接し、その当接面
が若干くぼむ程に押し付けることができる。
【0028】そうすると、ステンレス鋼配管tの波形断
面の山がCリング4c の内径端を通過した状態となるた
め、Cリング4c が(c)図に示すように縮径する。同
時に挿入押圧力をゆるめると、ステンレス鋼配管tの戻
り力でCリング4c が押し戻され、異径段状のリング溝
の縮径溝7に嵌合し、その溝端壁に当接する。
面の山がCリング4c の内径端を通過した状態となるた
め、Cリング4c が(c)図に示すように縮径する。同
時に挿入押圧力をゆるめると、ステンレス鋼配管tの戻
り力でCリング4c が押し戻され、異径段状のリング溝
の縮径溝7に嵌合し、その溝端壁に当接する。
【0029】こうして挿入されたステンレス鋼配管tは
端面が弾性リング部材4e でシールされ、かつCリング
4c で抜け止めされるから、この第1シール部でしっか
りと気密性が保持されると共に抜け止めされ、フレキシ
ブル配管が不測の引抜き力で引抜きされることが防止さ
れる。
端面が弾性リング部材4e でシールされ、かつCリング
4c で抜け止めされるから、この第1シール部でしっか
りと気密性が保持されると共に抜け止めされ、フレキシ
ブル配管が不測の引抜き力で引抜きされることが防止さ
れる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
配管継手構造は、ねじ継手とその内周に嵌合するシール
押え部材とその間に配置されるシール部材とを有し、フ
レキシブル配管の端を受ける弾性シール部材をねじ継手
内周奥側に配置しこれに隣接してねじ継手内周に係合す
る抜止手段を設けたものとしたから、弾性シール部材に
よりフレキシブル配管の端面を受け完全にその接続部位
をシールし抜止手段によりその状態を保持することによ
り気密安全性を確保し、かつ抜止手段により不測の引抜
力が作用しても引抜を阻止し、接続作業の効率向上をを
図ることができるという種々の利点が得られる。
配管継手構造は、ねじ継手とその内周に嵌合するシール
押え部材とその間に配置されるシール部材とを有し、フ
レキシブル配管の端を受ける弾性シール部材をねじ継手
内周奥側に配置しこれに隣接してねじ継手内周に係合す
る抜止手段を設けたものとしたから、弾性シール部材に
よりフレキシブル配管の端面を受け完全にその接続部位
をシールし抜止手段によりその状態を保持することによ
り気密安全性を確保し、かつ抜止手段により不測の引抜
力が作用しても引抜を阻止し、接続作業の効率向上をを
図ることができるという種々の利点が得られる。
【図1】実施形態の配管継手構造の全体縦断面図
【図2】(a)乃至(c)は第1シール部の部分の接続
順序を示す拡大図、(d)はCリングの斜視図
順序を示す拡大図、(d)はCリングの斜視図
【図3】従来例の配管継手構造の全体縦断面図
1 ねじ継手 2 シール押え部材 3 シール押え部材 4b Oリング 4c Cリング 4e 弾性リング 6 拡径溝 7 縮径溝 Fp フレキシブル配管 s 保護被覆 t ステンレス鋼配管
Claims (2)
- 【請求項1】 固定配管に接続するためのねじ継手と、
シール押え部材と、この押え部材で挿入されるフレキシ
ブル配管とのシールをするシール部材とを備え、上記シ
ール部材としてねじ継手の内周奥側にフレキシブル配管
の端を受ける弾性シール部材とこれに隣接しねじ継手の
内周に係合してフレキシブル配管を抜け止めする抜止手
段を有して成る配管継手構造。 - 【請求項2】 前記抜止手段をねじ継手の内周溝に収容
されるCリングから形成し、上記内周溝をCリングの外
径を拡径時と縮径時に異なる収容径で収容するように異
径段状の断面に形成したことを特徴とする請求項1に記
載の配管継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312497A JPH10246373A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 配管継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312497A JPH10246373A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 配管継手構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10246373A true JPH10246373A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12934067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5312497A Pending JPH10246373A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 配管継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10246373A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6502866B1 (en) | 1999-05-26 | 2003-01-07 | Osaka Gas Co., Ltd. | One-touch joint for flexible tube |
WO2016132745A1 (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-25 | 日立金属株式会社 | 管継手 |
CN116045091A (zh) * | 2023-02-03 | 2023-05-02 | 浙江万全管业有限公司 | 一种燃气用不锈钢波纹软管及加工工艺 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP5312497A patent/JPH10246373A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6502866B1 (en) | 1999-05-26 | 2003-01-07 | Osaka Gas Co., Ltd. | One-touch joint for flexible tube |
WO2016132745A1 (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-25 | 日立金属株式会社 | 管継手 |
CN116045091A (zh) * | 2023-02-03 | 2023-05-02 | 浙江万全管业有限公司 | 一种燃气用不锈钢波纹软管及加工工艺 |
CN116045091B (zh) * | 2023-02-03 | 2023-07-04 | 浙江万全管业有限公司 | 一种燃气用不锈钢波纹软管及加工工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2588417B2 (ja) | 配管接続用コネクタ | |
KR200267995Y1 (ko) | 파이프 연결구조 | |
EP0196881A2 (en) | Improvements in or relating to tube couplers | |
TR200000963T1 (tr) | Birleştirme aleti. | |
JPH10507511A (ja) | コネクタ | |
JPH10246373A (ja) | 配管継手構造 | |
JP4944552B2 (ja) | 管継手及びこれを用いた配管システム | |
JP2002098276A (ja) | 管継手 | |
JP3631053B2 (ja) | 合成樹脂製ナット締付型支管 | |
JP2018115739A (ja) | 管継手 | |
JP3278563B2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
JPH0632553Y2 (ja) | 流体管の端末接続具 | |
JPH0632880U (ja) | 離脱防止管継手用ゴム輪 | |
WO2019184167A1 (zh) | 管件连接装置 | |
JPH07233889A (ja) | 継 手 | |
JP2758098B2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
JPH0747669Y2 (ja) | 管継手構造 | |
KR200164120Y1 (ko) | 호스 연결 구조 | |
KR100679287B1 (ko) | 합성수지관 연결용 이음관 | |
KR200224017Y1 (ko) | 연성 파이프 배관용 슬리브 | |
KR0132375Y1 (ko) | 편수관 | |
JP2024092709A (ja) | 管体接続具 | |
JPH0538312Y2 (ja) | ||
JPH10185061A (ja) | 分岐サドル継手 | |
JP2006009997A (ja) | 管継手 |