JPH10246266A - ショックアブソーバユニット - Google Patents

ショックアブソーバユニット

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JPH10246266A
JPH10246266A JP6219497A JP6219497A JPH10246266A JP H10246266 A JPH10246266 A JP H10246266A JP 6219497 A JP6219497 A JP 6219497A JP 6219497 A JP6219497 A JP 6219497A JP H10246266 A JPH10246266 A JP H10246266A
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JP
Japan
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piston
return
cylinder
rod
shock
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JP6219497A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nakano
昌明 中野
Akiyoshi Kato
明善 加藤
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SMC Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
SMC Corp
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 据付方向に制約がなく、しかも作動不良の心
配のないショックアブソーバユニットを提供する。 【解決手段】 ショックダンパ部21とリターン動作部
22とを直列に配置して一体化し、リターン動作部22
は、シリンダ40内に摺動可能に納めたリターンピスト
ン41と、該リターンピストン41からショックダンパ
部21内のピストン26まで延ばしたリターンロッド4
2とを備える構成とし、ショックダンパ部21でショッ
クを吸収した後、リターン動作部22内にエアポート4
7を通じて圧縮エアを供給してリターンピストン41を
前進させ、その動きをリターンロッド42を介してショ
ックダンパ部21内のピストン26に伝えて、そのピス
トンロッド28を元の伸長端に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータに
より駆動される被駆動体を受止めるショックアブソーバ
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のショックアブソーバユニット
は、従来一般には、図5に示すように、アウタチューブ
1とインナチューブ2とからなる二重シリンダ内にピス
トン3を摺動可能に納め、ピストン3からロッドガイド
4を摺動可能に挿通してシリンダ外へピストンロッド5
を延ばし、このピストンロッド5の短縮に応じて、イン
ナチューブ2内の反ロッド側室6の作動油を、該インナ
チューブ2に開けた複数のオリフィス7とインナチュー
ブ2の周りに設けた軸方向流路8とを通じてロッド側室
に流動させ、前記オリフィス7を通過する際の流動抵抗
を利用して、ピストンロッド5にかかる被駆動体(図示
略)の衝撃エネルギーを吸収し、被駆動体が後退した後
は、前記反ロッド側室6に内装したリターンスプリング
9によりピストンロッド5を伸長端に復帰させる構造と
なっていた。
【0003】しかしながら、上記一般のショックアブソ
ーバユニットによれば、被駆動体をピストンロッド6に
当てて停止させた後、そのアクチュエータの動力を遮断
すると、リターンスプリング7の復帰力により被駆動体
が、ショック吸収位置からピストンロッド6のストロー
ク分移動(後退)してしまうことになる。このため、ア
クチュエータとしてソレノイドバルブにより作動するシ
リンダ装置を用いた場合、そのソレノイドバルブが2ポ
ジションタイプであると、次の動力投入で被駆動体がシ
ョック吸収位置に前進するので、安全上問題があり、一
方、そのソレノイドバルブが3ポジションタイプである
と、次に動力投入しても、ソレノイドバルブが中立を維
持するので、ソレノイドバルブを手動操作して被駆動体
を前進させる面倒な作業が必要となり、何れも問題の多
いところとなっていた。
【0004】そこで、上記リターンスプリング9によら
ない復帰方式の開発が進められている。図6は、そのよ
うなショックアブソーバユニットを示したもので、ショ
ックダンパ部Aとオイルタンク部Bとから概略構成され
ている。ショックダンパ部Aは、前出図5に示したもの
と基本構造を一にしており、複数のオリフィス10およ
び軸方向流路11を有する二重シリンダ12内にピスト
ン13を摺動可能に納め、ピストン13からロッドガイ
ド14を摺動可能に挿通してシリンダ外へピストンロッ
ド15を延ばしている。一方、オイルタンク部Bは、前
記ショックダンパ部Aの流路11に配管16で接続され
たタンク本体17を備え、このタンク本体17の上部に
はエア源(図示略)に結ぶエア配管18が接続されてい
る。
【0005】上記ショックダンパ部Aの作用は、図5に
示したものと実質的に同じであり、ピストンロッド15
の短縮に応じて、二重シリンダ12内の反ロッド側室1
9の作動油がオリフィス10および軸方向流路11を通
じてロッド側室に流動し、オリフィス10を通過する際
の流動抵抗により、ピストンロッド15にかかる被駆動
体の衝撃エネルギーが吸収される。しかして、このピス
トンロッド15の復帰は、エア配管18を通じてオイル
タンク部B内に圧縮エアを供給して行う。すなわち、こ
の圧縮エアの供給によりオイルタンク部B内の作動油が
配管16を通じてショックダンパ部Aの流路11に圧送
され、さらにオリフィス10および二重シリンダ12内
の貫通孔12aを通じて反ロッド側室19およびロッド
側室に流入し、ピストン13の前・後の圧力差によりピ
ストンロッド15が伸長して、元の伸長端に復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記新
たなショックアブソーバユニットによれば、オイルタン
ク部B内の作動油に直接エア圧をかける方式となってい
るため、そのオイルタンクBは直立姿勢となるように設
置しなければならず、設備設計上、大きな制約を受ける
ばかりか、全体として大型となってスペースの拡大が避
けられないという問題があった。また、作動油にエアが
触れるため、作動油の劣化が進み、加えて、作動油に異
物やエアが混入して作動不良を引き起こす原因となり、
耐久信頼性に乏しいという問題もあった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するこ
とを課題としてなされたもので、その目的とするところ
は、据付方向に制約がなく、しかも作動不良の心配のな
いショックアブソーバユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、アクチュエータにより駆
動される被駆動体を受止めるショックアブソーバユニッ
トであって、ピストンから延ばしたピストンロッドの短
縮に応じてオリフィスに油液を流通させて、前記被駆動
体の衝突エネルギーを吸収するショックダンパ部と、前
記ピストンロッドを伸長端に復帰させるリターン動作部
とを直列に配置して一体化し、前記リターン動作部は、
シリンダと、該シリンダ内に摺動可能に納められたリタ
ーンピストンと、該リターンピストンから前記ショック
ダンパ部内まで延ばされ、先端を前記ピストンに当接さ
せたリターンロッドとから構成し、さらに、前記シリン
ダ内の反ロッド側室を流体圧装置に接続したことを特徴
とする。このように構成したショックアブソーバユニッ
トにおいては、リターン動作部のシリンダ内の反ロッド
側室に圧力流体を供給すると、リターンピストンが摺動
し、リターンロッドを介してショックダンパーのピスト
ンにリターン方向の圧力が機械的に加わる。
【0009】また、請求項2に記載の本発明は、上記リ
ターン動作部を、シリンダと、該シリンダ内に摺動可能
に納められたリターンピストンとから構成し、該リター
ンピストンにより仕切られたシリンダ内の二室のうち、
前記ショックダンパ側に位置する一方の室を該ショック
ダンパ内に連通し、さらに、前記シリンダ内の二室のう
ちの他方の室を流体圧装置に接続したことを特徴とす
る。このように構成したショックアブソーバユニットに
おいては、リターン動作部のシリンダ内の反ロッド側室
に圧力流体を供給すると、リターンピストンが摺動し、
ショックダンパ内の作動油を介してそのピストンにリタ
ーン方向の圧力が加わる。
【0010】上記した2つの発明において、上記流体圧
装置は、各独立に設けても良いものであるが、被駆動体
を駆動するアクチュエータがシリンダ装置からなる場合
は、該流体圧装置は、このアクチュエータの流体圧装置
と共用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0012】図1および図2は、本発明の第1の実施の
形態を示したものである。本第1の実施の形態としての
ショックアブソーバユニット20は、ショックダンパ部
21とリターン動作部22とを直列に配置してなってい
る。ショックダンパ部21は、前出図5に示したものと
基本構造を一にしており、有底のアウタチューブ23と
有底のインナチューブ24とからなる二重シリンダ25
を備え、この二重シリンダ25内に油液(作動油)を封
入している。二重シリンダ25のインナチューブ24内
にはピストン26が摺動可能に納められており、このピ
ストン26には、アウタチューブ23に嵌合したロッド
ガイド27を挿通して二重シリンダ25の外まで先端部
を延ばしたピストンロッド28の基端部が、ナット29
を用いて連結固定されている。なお、二重シリンダ25
の外まで延ばされたピストンロッド28の先端にはピス
トンキャップ30が取付けられている。
【0013】上記アウタチューブ23の開口端部には蓋
体31がかしめ止めされており、前記ロッドガイド27
は、この蓋体31によりシール保持リング32を介して
インナチューブ24に対して押圧固定されている。ロッ
ドガイド27およびシール保持リング32のそれぞれに
は、ロッドパッキン33、スクレーパ(ダストシール)
34が保持されており、ピストンロッド28はこれらロ
ッドパッキン33およびスクレーパ34の内面に摺接
し、これにより二重シリンダ25内から外部への油漏れ
が防止されている。
【0014】アウタチューブ23とインナチューブ24
との間には、インナチューブ24の外面に形成した縦溝
により軸方向流路35が画成されており、この軸方向流
路35には、インナチューブ24の壁に形成した複数の
オリフィス36が開通させられている。前記軸方向流路
35はまた、インナチューブ24の開口端に形成した切
欠37を介してインナチューブ24内のロット側室aに
連通しており、これにより、インナチューブ24内のロ
ット側室aと反ロッド側室bとは、前記切欠37、軸方
向流路35およびオリフィス36を介して相互に連通す
る状態となっている。なお、前記ロッドガイド27に
は、例えば発泡ゴムを内装したアキュムレータ38が設
けられており、このアキュムレータ38も前記軸方向流
路35と連通している。また、アウタチューブ23の後
端部には、二重シリンダ25内に油液を充填するための
給油口23aが設けられており、この給油口23aは常
時はプラグ39により被栓されている。
【0015】一方、リターン動作部22は、図2に良く
示されるように、前記ショックダンパ部21の二重シリ
ンダ25を構成するアウタチューブ23の後端部に螺合
連結されたシリンダ40を備えている。シリンダ40内
にはリターンピストン41が摺動可能に納められてお
り、このリターンピストン41には、二重シリンダ25
を構成するアウタチューブ23およびインナチューブ2
4の底部を摺動可能に挿通して前記リターン動作部22
の反ロッド側室bまで先端部を延ばしたリターンロッド
42の基端部が離合連結されている。二重シリンダ25
を構成するアウタチューブ23の後端部にはロッドパッ
キン43とスクレーパ44を保持するシール保持リング
45とが嵌合されており、リターンロッド42はこれら
ロッドパッキン43およびスクレーパ44の内面に摺接
し、これにより二重シリンダ25内からリターン動作部
22側への油漏れが防止されている。
【0016】リターン動作部22のシリンダ40の後端
開口はプラグ46により閉じされており、シリンダ40
内には、リターンピストン41を挟んで密閉のロッド側
室cと反ロッド側室dとが画成されている。しかして、
シリンダ40の後端部周壁にはエアポート47が設けら
れており、シリンダ40内の反ロッド側室dには、この
エアポート47を通じて、後述する空気圧装置(図3)
50から圧縮エアが供給されるようになっている。そし
て、この圧縮エアの供給により、リターンピストン41
がショックダンパ部21側へ摺動(前進)し、これに応
じてリターンロッド42がショックダンパ部21内のピ
ストン26にリターン方向の圧力を加え、そのピストン
ロッド28が伸長動作するようになる。
【0017】なお、リターンピストン41の前進は、リ
ターン動作部22内のロッド側室cに配設したリングス
トッパ48により規制されるようになっている。また、
シリンダ40の周壁には、リターンピストン41の後退
に際してロッド側室cが負圧になるのを防止するための
吸気口40aが設けられており、この吸気口40aにフ
ィルタ付のサイレンサ49が装着されている。
【0018】上記のように構成したショックアブソーバ
ユニット20は、一例として図3に示すような設備に組
込まれて使用に供される。この設備は、コ字形をなす基
台51上にワークを搬送位置決めする走行体(被駆動
体)52を配設し、この走行体52を、基台51の一端
の立壁51aに取付けたシリンダ装置(アクチュエー
タ)53により走行駆動して、基台51の他端の立壁5
1bに近接する位置に位置決めするようにしたもので、
本ショックアブソーバユニット20は、基台51の他端
の立壁51bに、そのショックダンパ部21を走行体5
2に対向させる水平状態で取付けられている。
【0019】上記シリンダ装置53はエアシリンダから
なっており、その空気圧装置50は本ショックアブソー
バユニット20のリターン動作部22に共用されてい
る。すなわち、空気圧装置50は、2ポジションタイプ
のソレノイドバルブ55を備えており、その1つのポー
ト56aには、前記したリターン動作部22のエアポー
ト47とシリンダ装置53のリターン側エアポート57
aとが共通に配管接続され、また、その他の1つのポー
ト56bにはシリンダ装置53の作動側エアポート57
bが配管接続されている。ソレノイドバルブ55には、
エア源58からフィルタ59および残圧抜きバルブ60
を介して圧縮エアが給送されるようになっており、この
圧縮エアは、ソレノイドバルブ55の作動に応じて、シ
リンダ装置53のエアポート57aと57bとに選択的
に供給され、またショックアブソーバユニット20のリ
ターン動作部22のエアポート47にも供給されるよう
になる。
【0020】そして、エア源58を起動した状態で、ソ
レノイドバルブ55のポート56bをシリンダ装置53
の作動側エアポート57bに切り替えると、シリンダ装
置53のピストンロッド53aが伸長し、走行体52が
前進してショックダンパ部21のピストンロッド28先
端のピストンキャップ30に衝突し、ピストン26が後
退してピストンロッド28が短縮する。すると、ショッ
クダンパ部21の二重シリンダ25内の反ロッド側室b
の作動油がオリフィス36から軸方向流路35に流出
し、オリフィス36を通過する際の流動抵抗により走行
体52の衝突エネルギーが吸収される。なお、前記ピス
トンロッド28は、そのピストンキャップ30が蓋体3
1に当接する位置が短縮端となり、走行体52は前記ピ
ストンロッド28を短縮端に押し込むまで前進する。
【0021】しかして、上記ショックダンパ部21内の
ピストン26の動きは、リターンロッド42を介してリ
ターンピストン41に伝えられ、該リターンピストン4
1も後退する。この時、リターン動作部22内の反ロッ
ド側室dは、ソレノイドバルブ55のポート56aから
サイレンサ61を経て大気に開放されており、前記リタ
ーンピストン41は、そのまま後退端まで移動してその
位置に保持される。したがって、その後、空気圧装置5
0のエア源58が遮断されても、ショックダンパ部21
のピストンロッド28にリターン方向の圧力が加わるこ
とはなくなり、走行体52は、そのまま前進端に保持さ
れる。
【0022】一方、上記したように走行体52を前進さ
せた後、エア源58を起動した状態で、ソレノイドバル
ブ55のポート56aをシリンダ装置53のリターン側
エアポート57aに切り替えると、シリンダ装置53の
ピストンロッド53aが短縮して走行体52が後退す
る。この時、圧縮エアは、ソレノイドバルブ55の同じ
ポート56aからリターン動作部22内の反ロッド側室
dへ供給されており、この圧縮エアによりリターン動作
部22のリターンピストン41が前進し、その動きがリ
ターンロッド42を介してショックダンパ部21内のピ
ストン26に伝えられる。この結果、ピストン26も前
進してピストンロッド28が伸長し、ピストンロッド2
8は元の伸長端に復帰して、次の衝撃吸収に備える。な
お、この実施の形態では、空気圧装置50に残圧抜きバ
ルブ59を設けているので、エア源58を停止(遮断)
すると同時に、この残圧抜きバルブ59を操作して管路
内の残圧を抜くことにより、動力遮断時の誤作動を防止
できる。
【0023】図4は、本発明の第2の実施の形態を示し
たものである。なお、ショックダンパ部21の構造は前
記第1の実施の形態と基本的に変わるところがないの
で、こゝでは、前出図1および2に示した部分と同一部
分には同一符号を付すこととする。本第2の実施の形態
の特徴とするところは、リターン動作部22から、前記
第1の実施の形態で必須の要件としたリターンロッド
(42)を省略し、シリンダ40′内に納めたリターン
ピストン41′をフリーピストンとして構成し、このフ
リーピストン(リターンピストン)41′により区画さ
れたシリンダ40′内の前室c′にショックダンパ部2
1内の作動油を導入するようにした点にある。シリンダ
40′は、こゝでは薄肉の円筒体からなっており、その
先端部はショックダンパ部21のアウタチューブ23に
かしめ止めされ、また、その後端部はエアポート47′
を有する管端ブロック65にかしめ止めされている。
【0024】本第2の実施の形態の使用態様は、前出図
3に示したものと同様であり、シリンダ装置53の作動
により前進する走行体52が、ショックダンパ部21の
ピストンロッド28先端のピストンキャップ30に衝突
すると、ピストンロッド28が短縮してオリフィス36
を通じてインナチューブ24内の作動油が軸方向流路3
5に流出し、走行体52の衝突エネルギーが吸収され
る。この時、軸方向流路35に流出した作動油はリター
ン動作部22内の前室c′に流動し、フリーピストン4
1′が後退して、そのまま後退端に保持される。
【0025】一方、ソレノイドバルブ55の切り替えに
よりシリンダ装置53のピストンロッド53aが短縮
し、走行体52が後退すると、リターン動作部22内の
後室d′に圧縮エアが供給され、フリーピストン41′
が前進し、前室c′内の作動油がショックダンパ部21
のインナチューブ24内に流動し、ピストン26が前進
してピストンロッド28が伸長し、第1の実施の形態と
同様にピストンロッド28は、元の伸長端に復帰する。
【0026】なお、上記2つの実施の形態において、リ
ターン動作部22に供給する圧縮エアの供給装置とし
て、アクチュエータ駆動用の空気圧装置50を共用した
が、本発明は、リターン動作部22に専用の空気圧装置
を設けても良いもので、この場合は、ショックダンパ部
21のリターン時期をシーケンスにて自由に制御するこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝるショックアブソーバユニットによれば、エア開放
のオイルタンクを持たないので、設置方向は任意であ
り、設備設計上の自由度が高まる。また、作動油にエア
が触れることがないので、作動油の劣化が抑制されると
共に、作動油への異物やエア混入が防止され、耐久信頼
性が著しく向上する。さらに、ショックダンパ部とリタ
ーン動作部とを直列に配置して一体化したので、その全
体はコンパクトになって設置スペースが削減し、しかも
従来一般のショックアブソーバユニットとの互換が可能
になって利用価値が増大する。さらに、ショックダンパ
部とリターン動作部と接続する配管も不要になるので、
油漏れの危険がなくなり、この面からも耐久信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としてのショックア
ブソーバユニットの構造を示す断面図である。
【図2】図1に示したショックアブソーバユニットのリ
ターン動作部を拡大して示す断面図である。
【図3】本ショックアブソーバユニットの1つの使用態
様を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態としてのショックア
ブソーバユニットの構造を示す断面図である。
【図5】従来の一般的なショックアブソーバユニットの
構造を示す断面図である。
【図6】従来の改良されたショックアブソーバユニット
の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
21 ショックダンパ部 22 リターン動作部 25 二重シリンダ 26 ショックダンパ部のピストン 28 ショックダンパ部のピストンロッド 40 リターン動作部のシリンダ 41,41′ リターンピストン 42 リターンロッド 47,47′ リターン動作部のエアポート 50 空気圧装置 52 走行体(被駆動体) 53 シリンダ装置(アクチュエータ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータにより駆動される被駆動
    体を受止めるショックアブソーバユニットであって、ピ
    ストンから延ばしたピストンロッドの短縮に応じてオリ
    フィスに油液を流通させて、前記被駆動体の衝突エネル
    ギーを吸収するショックダンパ部と、前記ピストンロッ
    ドを伸長端に復帰させるリターン動作部とを直列に配置
    して一体化し、前記リターン動作部は、シリンダと、該
    シリンダ内に摺動可能に納められたリターンピストン
    と、該リターンピストンから前記ショックダンパ部内ま
    で延ばされ、先端を前記ピストンに当接させたリターン
    ロッドとから構成し、さらに、前記シリンダ内の反ロッ
    ド側室を流体圧装置に接続したことを特徴とするショッ
    クアブソーバユニット。
  2. 【請求項2】 アクチュエータにより駆動される被駆動
    体を受止めるショックアブソーバユニットであって、ピ
    ストンロッドの短縮に応じてオリフィスに油液を流通さ
    せて、衝突エネルギーを吸収するショックダンパ部と、
    前記ピストンロッドを伸長端に復帰させるリターン動作
    部とを直列に配置して一体化し、前記リターン動作部
    は、シリンダと、該シリンダ内に摺動可能に納められた
    リターンピストンとから構成し、該リターンピストンに
    より仕切られたシリンダ内の二室のうち、前記ショック
    ダンパ側に位置する一方の室を該ショックダンパ内に連
    通し、さらに、前記シリンダ内の二室のうちの他方の室
    を流体圧装置に接続したことを特徴とするショックアブ
    ソーバユニット。
  3. 【請求項3】 アクチュエータがシリンダ装置からな
    り、流体圧装置が該アクチュエータとリターン動作部と
    に共用されることを特徴とする請求項1または2に記載
    のショックアブソーバユニット。
JP6219497A 1997-02-28 1997-02-28 ショックアブソーバユニット Pending JPH10246266A (ja)

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JP6219497A JPH10246266A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 ショックアブソーバユニット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002031182A (ja) * 2000-06-14 2002-01-31 Weforma Gmbh ショックアブソーバ
DE102010049220A1 (de) 2009-10-27 2011-05-12 Gimatic S.P.A., Roncadelle Hydraulikdämpfer

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JP2002031182A (ja) * 2000-06-14 2002-01-31 Weforma Gmbh ショックアブソーバ
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