JPH10245324A - 毛髪セット剤組成物 - Google Patents

毛髪セット剤組成物

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JPH10245324A
JPH10245324A JP6380297A JP6380297A JPH10245324A JP H10245324 A JPH10245324 A JP H10245324A JP 6380297 A JP6380297 A JP 6380297A JP 6380297 A JP6380297 A JP 6380297A JP H10245324 A JPH10245324 A JP H10245324A
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weight
group
hair
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general formula
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JP6380297A
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Takayuki Omura
孝之 大村
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布後乾燥仕上げまでの過程でべたつかず、
くせづけし易く、また仕上った髪がなめらかでゴワゴワ
しないなど良好な感触を有し、しかもセット保持力に優
れた毛髪セット剤組成物を提供する。 【解決手段】 (A)分子量が50,000〜500,
000のベタイン化ジアルキルアミノアルキルアクリレ
ート共重合体よりなる両性高分子と、(B)ヒドロキシ
エチルセルロースとを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪セット剤組成物
に関し、さらに詳細には、優れたセット保持力と良好な
感触とを併せ持つ毛髪用セット剤、スタイリング剤、整
髪料などの毛髪セット剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
広く使用されている毛髪セット剤は、被膜形成性の高分
子化合物を、水、低級アルコールあるいはそれらの混合
溶媒等に溶解したものである。ここに配合される高分子
化合物は毛髪同士を固着してセットを保持させる作用を
有するものであるが、従来用いられてきたものは、毛髪
に塗布し、乾燥仕上げするまでの過程でべたつきがあ
り、なめらかではなかった。かかる欠点を解消するた
め、高分子化合物に化粧品用油脂類、界面活性剤等を添
加して使用感触を改善する試みがなされてきた。しか
し、未だ十分満足すべきセット保持力と使用感触を併せ
有する毛髪セット剤は得られていなかった。
【0003】また、近年、両性高分子化合物と陽イオン
性ポリマーを配合した毛髪処理剤(特公平2−4444
6号公報、特公平3−14805号公報)や、両性高分
子化合物と陰イオン性ポリマーを配合した毛髪処理剤
(特公平3−21524号公報)が開発されている。し
かし、これらの処理剤も、塗布後乾燥までのべたつきの
なさや、なめらかさの点では不十分であり、また、仕上
がった髪のゴワゴワ感もあり、満足できるものではなか
った。さらに、本発明者らは、先に、ある種の両性高分
子に、ヒドロキシエチルセルロースを配合した毛髪セッ
ト剤組成物を開発し、感触等に一定の成果が得られてい
るが(特開平7−277934号公報)、なお、セット
保持力および毛髪のなめらかさ等の使用感の点で改良の
余地が残されていた。従って、毛髪同士の固着力が十分
であり、形成被膜が弾力に富んでゴワゴワせず、優れた
スタイル保持力を有し、かつ塗布後乾燥仕上げまでの過
程で、べたつかず、なめらかで、くせづけし易い毛髪セ
ット剤組成物の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、鋭
意研究を行った結果、前記先願に係る両性高分子に改良
を加え、ヒドロキシエチルセルロースと併用することに
より、優れたセット保持力と良好な感触とを併せ持つ毛
髪セット剤組成物が得られることを見い出し、本発明を
完成した。
【0005】すなわち、本発明は、次の成分(A)およ
び成分(B)を含有することを特徴とする毛髪セット剤
組成物である。 (A)20.0〜80.0重量%の一般式(1):
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2およびR3はそれぞれ1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基、R4は1〜4個の炭素原子を有するアルキレ
ン基、Aは酸素原子またはNH基を示す。)で表される
構造単位と、3.0〜50.0重量%の一般式(2):
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R5は水素原子またはメチル基、
6は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基またはア
ルケニル基を示す。)で表される構造単位と、5.0〜
40.0重量%の一般式(3):
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R5は前記と同一意味、R7は12
〜24個の炭素原子を有するアルキル基またはアルケニ
ル基を示す。)で表される構造単位とが線状に不規則に
配列した分子量が50,000〜500,000のベタ
イン化ジアルキルアミノアルキルアクリレート共重合体
の一種または二種以上。
【0012】(B)下記の一般式(4)で表されるヒド
ロキシエチルセルロースよりなる水溶性高分子。
【0013】
【化8】
【0014】(式中、xは100〜500の数を示
す。)
【0015】本発明で用いられる(A)成分の両性高分
子は、前記したように、一般式(1)、(2)および
(3)で示される構造単位を組合わせ、これらが線状に
不規則に配列した分子量が50,000〜500,00
0のベタイン化ジアルキルアミノアルキルアクリレート
共重合体である。一般式(1)の構造単位については、
1,R2,R3がメチル基、R4がメチレン基、Aが酸素
原子であるものが好ましい。また、一般式(2)の構造
単位については、R5がメチル基、R6がブチル基のもの
が好ましい。一般式(3)の構造単位については、R5
がメチル基、R7がステアリル基のものが好ましい。
【0016】(A)成分の両性高分子において、一般式
(1)、(2)および(3)で示される各構造単位の配
合比は、一般式(1)の構造単位が20〜80重量%、
好ましくは40〜60重量%、より好ましくは45〜5
5重量%であり、一般式(2)の構造単位が3〜50重
量%、好ましくは20〜40重量%、より好ましくは2
5〜35重量%であり、一般式(3)の構造単位が5〜
40重量%、好ましくは10〜30重量%、より好まし
くは15〜25重量%である。配合量がこの範囲をはず
れると、セット保持力および他成分との相溶性の点で問
題を生じてくる。
【0017】(A)成分の両性高分子において、一般式
(1)で示される構造単位(n)と、一般式(2)およ
び(3)で示される構造単位の合計(m)との配合比
(重量比)は、n:m=2:8〜8:2の範囲であるこ
とが望ましい。nに対するmの比率がn:m=8:2よ
り小さくなると、フィルム形成力に劣り、セット力の点
で問題がある。さらには、吸湿性が増し、べたつきを生
ずる。nに対するmの比率がn:m=2:8を超える
と、毛髪にごわつきを生じ、またアルコール、水に対す
る溶解性の点で問題があり、洗髪性が悪くなる。さらに
は、毛髪に対する親和性の点で問題があり、フレーキン
グしやすくなる。
【0018】(A)成分の両性高分子は、全組成物中に
0.05〜10.0重量%、特に0.2〜5.0重量%
配合するのが好ましい。0.05重量%未満ではセット
剤としての効果が得難く、10.0重量%を超えると頭
髪に多量に配合されることとなり、べたつき、ゴワゴワ
感が問題となる場合がある。さらに洗髪上の問題もあ
り、好ましくない。本発明の両性高分子は、例えば、特
開平7−285832号公報に記載された方法で製造す
ることができる。
【0019】(B)成分の水溶性高分子は、前記の一般
式(4)で表されるヒドロキシエチルセルロースであ
り、全組成物中に0.05〜10.0重量%、特に0.
5〜5.0重量%配合するのが好ましい。0.05重量
%未満ではなめらかさの効果が得難く、10.0重量%
を超えるとフレーキングをおこす場合がある。
【0020】また、両性高分子とヒドロキシエチルセル
ロースの配合比は、30:1〜1:2であるのが好まし
く、20:1〜3:5がさらに好ましい。
【0021】更に、本発明の毛髪セット剤組成物には、
前記の必須成分のほか、本発明の効果を妨げない範囲で
他の任意成分を配合することができる。かかる任意成分
としては、ローカストビーンガム、キサンタンガム、架
橋ポリアクリル酸などの天然及び合成高分子物質;アボ
ガド油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、オリーブ油
等のグリセライド;ミツロウ、ラノリンなどのロウ類;
流動パラフィン、固形パラフィン、イソパラフィン、ス
クワランなどの炭化水素類;セチルアルコール、ステア
リルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの直鎖
及び分岐高級アルコール類;プロピレングリコール、グ
リセリン、ソルビトールなどの多価アルコール類;ミリ
スチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル
などのエステル類;オレイン酸ジエタノールアミド、ラ
ウリン酸ジエタノールアミドなどのアミド類;ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどの
シリコーン誘導体;塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、ジステアリルジメチルアンモニウムなどのカチオ
ン活性剤;ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフ
ェート、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸塩
などのアニオン活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタ
イン、ラウリルジメチルカルボベタインなどの両性活性
剤;ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンと酢酸ビ
ニルの共重合体などの非イオン性高分子;アクリル酸及
び/又はメタクリル酸と(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとの共重合体などのアニオン性高分子;コラーゲ
ンやケラチンの加水分解物などの蛋白誘導体やアミノ酸
類;植物抽出物、生薬、ビタミン類、オキシベンゾンな
どの紫外線吸収剤、パラベンなどの防腐剤、EDTA−
Naなどのキレート剤、色素、顔料、香料などが挙げら
れる。
【0022】本発明の毛髪セット剤組成物は、剤型に応
じて、水及び/又は低級アルコール等の溶媒を用い、通
常の方法により製造することができ、また、クロルフル
オロアルカン、液化石油ガス、ジメチルエーテル、炭酸
ガス、炭酸ガスとイソペンタン、窒素ガス等の噴射剤を
用いてエアゾール剤とすることもできる。そして、フォ
ーム状セット剤、ジェル状セット剤、ポンプスプレー式
セット剤、エアゾールミスト状セット剤、ローション状
セット剤等の毛髪セット剤、スタイリング剤、整髪料な
どとして適用することができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明は、これによって限定され
るものではない。配合量は全て重量%である。
【0024】 実施例1 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3)1,3−ブチレングリコール 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5)両性高分子 1.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はブチル基、R7はステアリル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=50:30:20(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 バランス (9)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0025】 実施例2 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5)両性高分子 3.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はメチル基、R7はセチル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=40:30:30(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 2.0 (7)エタノール 10.0 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7.0 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0026】 実施例3 ヘアクリーム (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 6.0 (3)グリセリン 3.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 3.0 (5)両性高分子 3.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はブチル基、R7はベヘニル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=60:30:10(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 3.0 (7)エタノール 10.0 (8)イオン交換水 バランス (9)ポリビニルアルコール 1.0 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(9),(10)と混合する。
【0027】 実施例4 ヘアオイル (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 57.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(5cps) 20.0 (3)ジメチルポリシロキサン(n=7000) 10.0 (4)両性高分子 3.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はメチル基、R7はステアリル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=70:5:25(重量%)) (5)ヒドロキシエチルセルロース 5.0 (6)エタノール 10.0 (7)香料 適量製法 (1)〜(7)を70〜80℃で攪拌溶解、混合する。粘度5
00cpsの粘性のある透明性のよい液状ヘアオイルを
得た。
【0028】 実施例5 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3)1,3−ブチレングリコール 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5)両性高分子 1.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、Aは酸素原子、 R6はブチル基、R7はステアリル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=45:35:20(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 バランス (9)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0029】 比較例1 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5)両性高分子 3.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はブチル基、R7はステアリル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=10:50:40(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 2.0 (7)エタノール 10.0 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7.0 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0030】 比較例2 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5)両性高分子 3.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はメチル基、R7はベヘニル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=90:5:5(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 2.0 (7)エタノール 10.0 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7.0 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0031】 比較例3 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3)1,3−ブチレングリコール 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5)両性高分子 1.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はブチル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=50:50:0(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 バランス (9)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0032】 比較例4 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3)1,3−ブチレングリコール 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5)両性高分子 1.0 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R7はステアリル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=50:0:50(重量%)) (6)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 バランス (9)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0033】 比較例5 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3)1,3−ブチレングリコール 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5)両性高分子 0.5 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はブチル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=50:50:0(重量%)) (6)両性高分子 0.5 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R7はステアリル基、Aは酸素原子、 (1):(2):(3)=50:0:50(重量%)) (7)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (8)エタノール 15.0 (9)イオン交換水 バランス (10)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5)〜(10)と混合する。
【0034】以上、実施例1〜5で得られた本発明品
と、比較例1〜5で得られた従来品について、(1)塗
布後、乾燥までのべたつきの少なさ、(2)塗布後、乾
燥までのなめらかさ、(3)セット保持力、(4)仕上
がった髪のゴワゴワ感の少なさについて評価した。その
結果を表1に示す。評価方法は次のとおりである。
【0035】[評価方法] (1)塗布後、乾燥までのべたつきの少なさ 毛髪ストランド(4g)に試料3gを塗布し、くしで形
を整え、乾燥するまでのべたつきを官能評価した。 ◎:全くべたつかない。 ○:ほとんどべたつかない。 △:ややべたつきがある。 ×:かなりのべたつきがある。
【0036】(2)塗布後、乾燥までのなめらかさ 毛髪ストランド(4g)に試料3gを塗布し、くしで形
を整え、乾燥するまでのなめらかさを官能評価した。 ○:なめらかである。 △:ややひっかかる。 ×:ひっかかる。
【0037】(3)セット保持力 長さ25cm、重さ2gの毛束を水でぬらし、試料0.
5gを塗布し、直径15mmのロッドに巻いて、自然乾
燥させた。乾燥後、カールのついた毛束からロッドをは
ずし、恒温、恒湿箱(28℃、90%RH)に1.5時
間吊るし、カールの長さを測定した。セット保持力は、
ロッドからはずした直後のカールの長さ(l1)と1時間
放置後の長さ(l2)から次式により算出した。
【0038】
【数1】[セット保持力]={(25−l2)/(25
−l1)}×100(%)
【0039】(測定結果の表示) ◎:セット保持力 90〜100% ○:セット保持力 67〜89% △:セット保持力 34〜66% ×:セット保持力 0〜33%
【0040】(4)仕上がった髪のゴワゴワ感の少なさ (1)で乾燥した毛髪ストランドを次の基準により官能
評価した。 ◎:全くゴワゴワ感がない。 ○:ほとんどゴワゴワ感がない。 △:ややゴワゴワ感がある。 ×:ゴワゴワ感がある。
【0041】
【表1】 ─────────────────────────── (1) (2) (3) (4) ─────────────────────────── 実施例1 ◎ ○ ◎ ◎ 実施例2 ◎ ○ ○ ○ 実施例3 ◎ ○ ◎ ○ 実施例4 ◎ ○ ○ ○ 実施例5 ◎ ○ ◎ ◎ ─────────────────────────── 比較例1 × △ △ × 比較例2 × △ × ○ 比較例3 △ △ △ ○ 比較例4 △ △ △ ○ 比較例5 △ △ △ ○ ───────────────────────────
【0042】表1の結果から明らかなように、本発明の
毛髪セット剤組成物は、セット保持力に優れ、良好な感
触を有するものであった。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪セッ
ト剤組成物は、塗布後乾燥仕上げまでの過程でべたつか
ず、くせづけし易く、また仕上った髪がなめらかでゴワ
ゴワしない等良好な感触を有し、しかもセット保持力に
優れたものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)および成分(B)を含有
    することを特徴とする毛髪セット剤組成物。 (A)20.0〜80.0重量%の一般式(1): 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2およびR3
    はそれぞれ1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、R
    4は1〜4個の炭素原子を有するアルキレン基、Aは酸
    素原子またはNH基を示す。)で表される構造単位と、
    3.0〜50.0重量%の一般式(2): 【化2】 (式中、R5は水素原子またはメチル基、R6は1〜4個
    の炭素原子を有するアルキル基またはアルケニル基を示
    す。)で表される構造単位と、5.0〜40.0重量%
    の一般式(3): 【化3】 (式中、R5は前記と同一意味、R7は12〜24個の炭
    素原子を有するアルキル基またはアルケニル基を示
    す。)で表される構造単位とが線状に不規則に配列した
    分子量が50,000〜500,000のベタイン化ジ
    アルキルアミノアルキルアクリレート共重合体の一種ま
    たは二種以上。 (B)下記の一般式(4)で表されるヒドロキシエチル
    セルロースよりなる水溶性高分子。 【化4】 (式中、xは100〜500の数を示す。)
  2. 【請求項2】 成分(A)の配合量が0.05〜10.
    0重量%であり、成分(B)の配合量が0.05〜1
    0.0重量%である請求項1記載の毛髪セット剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 成分(A)の配合量が0.2〜5.0重
    量%であり、成分(B)の配合量が0.5〜5.0重量
    %である請求項2記載の毛髪セット剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分と(B)成分の配合比(重量
    比)が(A):(B)=30:1〜1:2である請求項
    1〜3のいずれかに記載の毛髪セット剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A)成分として、R1,R2,R3およ
    びR5がメチル基、R4がメチレン基、Aが酸素原子のも
    のを用いる請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪セット
    剤組成物。
  6. 【請求項6】 (A)成分として、R6がブチル基で、
    7がステアリル基のものを用いる請求項5記載の毛髪
    セット剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2899812A1 (fr) * 2006-04-13 2007-10-19 Oreal Composition comprenant un monomere cyanoacrylate, un compose glucidique et un solvant organique liquide et procedes de traitement cosmetique
EP1847252A3 (fr) * 2006-04-13 2009-12-02 L'Oréal Composition comprenant un monomère cyanoacrylate, un composé glucidique et un solvant organique liquide et procédés de traitement cosmétique

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