JPH10244416A - 長尺部材の切断装置 - Google Patents

長尺部材の切断装置

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JPH10244416A
JPH10244416A JP9044985A JP4498597A JPH10244416A JP H10244416 A JPH10244416 A JP H10244416A JP 9044985 A JP9044985 A JP 9044985A JP 4498597 A JP4498597 A JP 4498597A JP H10244416 A JPH10244416 A JP H10244416A
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JP9044985A
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Yukio Nishiyama
幸雄 西山
Akihiro Noguchi
明宏 野口
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミや樹脂等で凹状断面を有する長尺部材の
両端を傾斜角度、特に45度の角度に切断する装置に関
する。 【解決手段】長尺部材を載置可能で、その長手方向に直
交する方向にスリットを有する切断テーブルと、長尺部
材を支持するための該長尺部材の凹部と遊嵌する凸部を
有し、前記スリットの前後で分離されて切断テーブル上
に着脱自在に設けた1列以上の支持部材と、切断テーブ
ルの上方、かつスリットの前後両側で昇降自在に位置し
長尺部材を切断テーブル上に押圧固定するクランプ手段
と、切断面が傾斜する2つの丸鋸の切断刃部を切断テー
ブルのスリットより斜め上方に突出させ、該スリットに
沿って水平方向に夫々独立して往復動自在とする切断手
段と、長尺部材を設定した所望位置にて位置決め調整自
在とするストッパーを設けた位置決め手段とからなり、
切断時に長尺部材の凹部を前記支持部材と遊嵌させ、ク
ランプで押圧固定させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミや樹脂等か
らなる長尺部材の両端を傾斜した角度に切断するもの
で、特に複層ガラスをサッシ枠に取付ける時のアタッチ
メントやグレージングチャンネル等の凹状の断面を有す
る長尺部材の両端を例えば、45度の角度に切断する装
置を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来より棒材や管材等の長尺部材の切断
装置は数多く知られている。また、長尺部材の端部を傾
斜角度に切断する装置についても広く知られている。
【0003】例えば、特公昭61−25489号公報に
は、作業テーブル上面に所望量突出して回転する丸鋸切
断刃の水平移動により被切断材を切断する2機の切断機
が相互の離間距離を調整できるように上記切断刃の移動
方向と直交する方向に移動可能にスライド軸上に取り付
けられた切断機であって、管材等の長尺材の両端を同時
に垂直又は傾斜した切断面で切断加工を行う両端切断装
置が開示されている。
【0004】また、特開平3−149123号公報に
は、作業テーブルに所望量突出して傾倒可能に取付けら
れた丸鋸切断刃の水平移動により被切断材を切断する装
置において、被切断材の位置決め用固定板が上記作業テ
ーブルの両側に設けた固定台に基端部を固定されて作業
テーブル上に延設されており、上記作業テーブルが固定
板の被切断材の当接側面の延長線と丸鋸切断刃の水平移
動軌跡との交点に回転中心が一致するように基台に水平
回転可能に取付けられている切断装置が開示されてい
る。
【0005】さらに、斜め切断ではないが、特開平6−
31528号公報には、棒材をクランプするチャック
と、該棒材の切断部付近で該棒材をクランプするバイス
と、該棒材を切断するカッターとからなり、該チャック
は長手方向一縁を基礎に枢着されている回動基台に取付
けられている棒材切断装置であり、例えば鋼鉄からなる
棒状鍛造品を切断するものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】複層ガラスをサッシ枠
に取付ける時にはアルミ製のアタッチメントを複層ガラ
スの周囲に取り付け、さらに塩化ビニール等の樹脂製の
グレージングチャンネル(略してグレチャンと呼ぶ)を
サッシ枠にはめ込み取付を行う。これらのアタッチメン
トやグレチャン等はその両端を45度の角度に切断し、
切断端部を突き合わせるようにして使用するが、アタッ
チメントやグレチャンはその両端を45度の角度に切断
する場合、凹状部の断面を有する長尺部材であり、多く
の場合被切断物が中空で断面が略コ字状であるため、切
断時に切断歯を押し付けると被切断物の切断部分が変形
してしまう。特に塩化ビニール等の軟質樹脂製のグレチ
ャン等の長尺部材の両端を45度の角度で切断するよう
な場合、金属や硬質の樹脂を切断する場合に比べて変形
の度合いが大となり、切断面が均一でなく、切断後の部
材同志を突き合わせると見栄えの悪いものとなる。
【0007】前記の特公昭61−25489号公報、お
よび特開平3−149123号公報に記載のいずれの切
断機においても、被切断物である長尺部材が管材や棒材
の切断を目的としたもので、斜め切断はできるものの、
塩化ビニール等の軟質樹脂を切断する場合や、断面が凹
状部あるいは略コ字状に開口した長尺部材の切断におい
ては切断時に切断刃の押しつけにより切断面が変形し、
均一でなくなる恐れがあった。
【0008】また、特開平6−31528号公報に記載
の切断機においても、被切断物として鋼鉄からなる棒状
鍛造品の切断を目的としたものであって、切断時におけ
る被切断物のクランプについてもチャックで挟持するの
で、鋼棒の場合問題ないが、前記の従来技術のものと同
様に被切断物が塩化ビニール等の軟質樹脂の部材の切断
や、断面が凹状部あるいは略コ字状部に開口した長尺部
材を切断する場合は、切断時に切断刃の押しつけにより
切断面が変形したり、均一でなくなったりする恐れがあ
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点、
すなわち断面がコ字状部を有していても、あるいは塩化
ビニール等の軟質樹脂からなる長尺部材であっても、そ
の切断時に切断刃の押圧により切断面の変形を招くこと
なく、その両端部の斜め切断の切断精度も良く、部材同
志の突き合わせ面の見栄えが損なわれることがないよう
にすることを目的として、凹状の断面部を有する長尺部
材の両端を傾斜角度を持って切断する装置において、長
尺部材を載置可能で、その長手方向に直交する方向にス
リットを有する切断テーブルと、長尺部材を支持するた
めの該長尺部材の凹部と遊嵌する凸部を有し、前記スリ
ットの前後で分離されて切断テーブル上に着脱自在に設
けた1列以上の支持部材と、切断テーブルの上方、かつ
スリットの前後両側で昇降自在に位置し長尺部材を切断
テーブル上に押圧固定するクランプ手段と、切断面が傾
斜する2つの丸鋸の切断刃部を切断テーブルのスリット
より斜め上方に突出させ、該スリットに沿って水平方向
に夫々独立して往復動自在とする切断手段と、長尺部材
を設定した所望位置にて位置決め調整自在とするストッ
パーを設けた位置決め手段とからなり、切断時に長尺部
材の凹部を前記支持部材の凸部と遊嵌させて、クランプ
で押圧固定させるようにし、さらに、前記長尺部材の高
さに応じて切断手段、あるいは切断テーブルを昇降位置
調整自在とする昇降手段を設け、さらにまた、前記支持
部材のスリット近傍部側端部を切断角度に合わせた傾斜
面とし、あるいは、前記長尺部材が複層ガラスをサッシ
枠に取付ける時のアタッチメントやグレージングチャン
ネル等の凹状の断面を有するアルミ製部材、または塩化
ビニール等の軟質樹脂製部材である長尺部材の切断装置
を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、切断テーブル上の長尺
部材を支持するための支持部材上に長尺部材の断面の凹
部を遊嵌させ、上方よりクランプ手段で押圧し、切断テ
ーブルのスリットの下方に設けた切断手段にて長尺部材
の両端、または中間部を例えば、45度の傾斜角度を持
って切断手段の丸鋸で切断させる装置である。
【0011】前記切断テーブルはその幅方向にスリット
を設け、回転する丸鋸の切断刃がスリットより上方に飛
び出すようにし、該スリットと直交する方向に該スリッ
トの前後で分離された支持部材を同一中心線上にスリッ
トを挟んで対とした支持部材を少なくとも1列、好まし
くは複数列並列に設けた。
【0012】さらに、対に設けた前記支持部材は、それ
ぞれスリット近傍の側端部を切断角度、例えば45度に
合わせた傾斜面とし、支持部材と被切断材である長尺部
材の凹部とは遊嵌し、長尺部材が支持部材上に被さった
状態で支持部材上をその長手方向に容易に滑動可能であ
る。
【0013】またクランプ手段は、前記スリットの前後
両側に夫々1つづつ設け、押圧シリンダーによって昇降
する押圧部材で、支持部材上の少なくとも1本、好まし
くは複数本の長尺部材を一括して押圧固定するように
し、切断手段は、2つの丸鋸の切断刃部を切断テーブル
のスリットより上方に突出させ、該スリットに沿って水
平方向に夫々独立して往復動させるが、回転する2つの
丸鋸の切断刃部は切断テーブル面に対し左右に例えば、
45度傾斜しており、互いに直交しており、切断した長
尺部材の切断面は45度の角度をなすものである。
【0014】長尺部材の切断時には、設定入力した所望
位置にてストッパーを停止固定させ、切断テーブル上に
載置した長尺部材の先端部をストッパーに当接させ、前
記スリットを跨ぐように断面が略コ字状の長尺部材の凹
部をスリットの前後両側に設けた支持部材に遊嵌させ、
前記切断手段の回転する45度に傾斜した丸鋸によって
切断させる。
【0015】このように、長尺部材の断面がコ字状部を
有していても、あるいは塩化ビニール等の軟質樹脂から
なるものであっても、その切断時に切断刃の押圧により
切断付近の変形を招くことがないので、その両端部の斜
め切断面の切断精度も良く、特に45度に切断した部材
の突き合わせ面の見栄えが損なわれることがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係わる長尺部材の切断装置に
ついて図面に基づき詳細に説明する。
【0017】図2、図3に示すように、切断手段、クラ
ンプ手段等の切断装置の主要部を中央部に配置し、その
片端側に被切断材である長尺部材を投入する投入コンベ
ア31、他端側には該長尺部材を所定の切断寸法で切断
させるための位置決め用ストッパー26を備えた位置決
め手段を配置する。
【0018】まず、縦枠、横枠、及び支柱により枠組し
た架台上に切断テーブル3を固着した。該切断テーブル
3には幅方向に1本のスリット4を設け、該切断テーブ
ル3上の前記スリット4の前後近傍位置で該スリット4
と直交する方向に、スリット4の前後で分離されてスリ
ット4を挟んで対に設けた支持部材6、6を同一中心線
上に直列に設け、この対に設けた支持部材6、6を図1
に示すように4列等間隔に並列に並べ、各支持部材6、
6の下面に設けた突起部を図7、図8に示すように切断
テーブル3に設けた孔と嵌合させた。
【0019】ここで、前記支持部材6、6、・・の各側
端部の内、スリット4の近傍の側端部を切断角度の45
度に合わせた傾斜面とした。つまり、スリット4に接す
るようにスリット4の両側に支持部材6、6の端部をハ
字状に設けたので、対となった支持部材6、6間の先端
部間の間隔が支持部材6、6の上方側に向かって狭くな
っていき、スリット4の間隙よりも狭くなる。
【0020】また、クランプ手段7、7’は、支持部材
6、6、・・と遊嵌した長尺部材2、2、・・を上方よ
り押圧固定させるもので、前記スリット4の前後両側で
スリット4を挟んで対となった支持部材6、6、・・上
に位置し、前記切断テーブル3より立設した支柱より取
付ブラケット10、10’を介して2つの押圧シリンダ
8、8’を設け、各押圧シリンダ8、8’のロッドの先
端に押圧部材9、9’を取り付けたものである。押圧部
材9、9’はスリット4の両側においてスリット4と平
行に設け、切断テーブル3上の支持部材6、6、・・と
遊嵌し複数本並列に載置した長尺部材2、2、・・を一
括して押圧固定できる。尚、押圧シリンダ8、8’の取
付ブラケット10、10’への取付は長孔としたので、
取付位置の調整が自在である。
【0021】さらに、切断手段11、11’について
は、架台上に設けた横行レール16、16’上を幅方向
に走行するLMガイド17、17’上に取付けた台座1
4、14’に切断刃12、12’を回転させる丸鋸用モ
ータ13、13’を取付け固定し、架台に取り付けた横
行シリンダー15、15’のロッドの進退によって、ロ
ッドの先端に固設した前記LMガイド17、17’が横
行自在、つまり、丸鋸が往復動自在とするものである。
【0022】前記丸鋸の切断刃部12、12’は切断テ
ーブル3のスリット4より上方に突出し、該スリット4
に沿って水平方向に夫々独立して往復動するが、回転す
る2つの丸鋸の切断刃部12、12’は切断テーブル3
の面に対し左右に45度傾斜しており、互いに直交して
いるので、長尺部材2、2、・・を切断した時切断面は
45度の角度をなす。
【0023】ストッパー26の位置決め手段22は、投
入コンベア31の反対側に位置し、設定入力した所望位
置にてストッパー26を停止固定させ、切断テーブル3
上に載置した長尺部材2、2、・・の先端部をストッパ
ー26に当接させることにより位置決めできるもので、
切断刃12、12’とストッパー26間の長さが所望の
長さとなるように、設定入力したデータによってモータ
ー29が作動しラック28とピニオンの噛み合わせによ
り回転運動を直線運動に変換し、レール上を摺動するL
Mガイド25の先端に取り付けたプレート状のストッパ
ー26を進退自在とさせる。
【0024】所望の位置でストッパー26を停止させる
ために、磁気スケールやエンコーダーを用いることもで
き、あるいはサーボモーター等を使用しても良い。さら
に、被切断材である前記長尺部材2、2、・・の中間部
を左右45度のハ字状に切断時に、切断ロスを少なくす
るために長尺部材2、2、・・の高さに応じて切断手段
11、及び切断テーブル3を昇降位置調整自在とする昇
降手段19を設けた。これは切断テーブル3を支持して
いる枠組の下部枠のさらに下部に昇降シリンダー20、
20を設け、該昇降シリンダー20、20を作動させる
ことにより切断テーブル3と共に切断手段11も昇降す
るようにしたものである。
【0025】投入コンベア31は複数本の長尺部材2、
2、・・を搬送支持できるロール32、32、・・を備
えており、ロール32、32、・・の回転により切断テ
ーブル3上に移動自在であり、前記長尺部材2、2、・
・はロール24、24、・・の自由回転によりストッパ
ー26方向に移動自在である。
【0026】以下に本発明の切断装置1の使用方法、作
用を述べる。まず、長尺部材2、2、・・の先端部を4
5度の角度に切断する場合について説明する。
【0027】投入コンベア31のロール32、32、・
・上に所望の本数、例えば4本の複層ガラス用グレチャ
ンである長尺部材2、2、・・を並列に載置し、該長尺
部材2、2、・・を切断テーブル3上に移動させて、長
尺部材2、2、・・の断面の凹部の夫々を対応する支持
部材6、6、・・に遊嵌させ、さらに各長尺部材2、
2、・・の先端を投入コンベア31寄りの丸鋸の切断刃
12の位置に合わせる。
【0028】図示しない操作盤にて前端切断ボタンを押
せば、投入コンベア31寄りのクランプ手段7が作動
し、押圧シリンダ8のロッドの先端の押圧部材9が下降
し、支持部材6、6、・・と遊嵌する長尺部材2、2、
・・を押圧固定する。押圧固定後投入コンベア31寄り
の丸鋸が回転を開始し、横行シリンダー15の作動によ
り横行レール16上をLMガイド17が摺動し、LMガ
イド17上に固定された台座14を介して丸鋸用モータ
ー13が走行する。
【0029】前記丸鋸用モーター13の走行につれて、
丸鋸用モーター13の回転軸に連結した切断刃12も、
切断テーブル3のスリット4間より切断刃12を45度
の傾斜角度で飛び出した状態で回転しながら移動し、ス
リット4上の長尺部材2、2、・・の先端部を45度の
角度に切断する。この切断により図4に示すような長尺
部材2の先端部の切断屑となる部分2Cが落下し、図示
しない回収ボックス内に回収される。
【0030】切断が完了すると切断手段11は原点位置
に戻り、丸鋸の回転を停止させ、長尺部材2、2、・・
を上方より押圧固定していたクランプ手段7が解除さ
れ、押圧シリンダ8は後退して、押圧部材9は上昇後停
止する。これにより、長尺部材2、2、・・の先端部分
の切断が完了となる。
【0031】つぎに、長尺部材2、2、・・の中間部を
左右45度のハ字状の角度に切断する場合について説明
する。予め切断長さが所望長さとなるように設定入力に
てストッパー位置を移動調整し、先端部を45度に切断
済みの長尺部材の先端部を調整済みのストッパーに当接
するように支持部材上およびロール上をスライド移動さ
せ、長尺部材2、2、・・の断面の凹部の夫々を対応す
る支持部材6、6、・・に遊嵌した状態とさせた。
【0032】図示しない操作盤にて中央切断ボタンを押
せば、クランプ手段7、7’が作動し、押圧シリンダ
8、8’のロッドの先端の押圧部材9、9’が下降し、
支持部材6、6、・・と遊嵌する長尺部材2、2、・・
を押圧固定する。押圧固定後ストッパー側の丸鋸が回転
を開始し、ストッパー側の横行シリンダー15’の作動
により横行レール16’上をLMガイド17’が摺動
し、LMガイド17’上に固定された台座14’を介し
て丸鋸用モーター13’が走行する。
【0033】前記丸鋸用モーター13’の走行につれ
て、丸鋸用モーター13’の回転軸に連結した切断刃1
2’も、切断テーブル3のスリット4間より切断刃1
2’を45度の傾斜角度で飛び出した状態で回転しなが
ら移動し、スリット4上の長尺部材2、2、・・の中間
部を左45度の角度に切断する。
【0034】切断が完了するとストッパー側の切断手段
11’は原点位置に戻り、丸鋸の回転を停止させ、長尺
部材2、2、・・を上方より押圧固定していたストッパ
ー側のクランプ手段7’のみが解除され、該側の押圧シ
リンダ8’は後退して、該側の押圧部材9’のみが上昇
後停止する。これにより、各長尺部材2、2、・・を所
定長さで両端を左右45度の傾斜角度とした切断が完了
となる。
【0035】さらに引き続いて、投入コンベア31寄り
の丸鋸が回転を開始し、該側の横行シリンダー15の作
動により横行レール16上をLMガイド17が摺動し、
LMガイド17上に固定された台座14を介して丸鋸用
モーター13が走行する。
【0036】前記投入コンベア31側の丸鋸用モーター
13の走行につれて、丸鋸用モーター13の回転軸に連
結した切断刃12も、切断テーブル3のスリット4間よ
り切断刃12を45度の傾斜角度で飛び出した状態で回
転しながら移動し、スリット4上の長尺部材2、2、・
・の中間部を右45度の角度に切断する。この切断によ
り図4に示すように長尺部材2、2、・・のハ字状の切
断ロスとなる部分2bが落下し、図示しない回収ボック
ス内に回収される。
【0037】切断が完了すると投入コンベア寄りの切断
手段11は原点位置に戻り、丸鋸の回転を停止させ、長
尺部材2、2、・・を上方より押圧固定していた該側の
クランプ手段7が解除され、押圧シリンダ8は後退し
て、押圧部材9は上昇後停止する。これにより、長尺部
材2、2、・・の中間部のハ字状の切断が完了となる。
【0038】さらに、長尺部材2、2、・・の後端部を
左45度の傾斜角度に切断する場合について説明する。
先端部を45度に切断完了した長尺部材、あるいは中間
部をハ字状に切断完了した長尺部材の切断した先端部
を、位置調整済みのストッパーに当接するように支持部
材上およびロール上をスライド移動させ、長尺部材2、
2、・・の断面の凹部の夫々を対応する支持部材6、
6、・・に遊嵌した状態とさせた。
【0039】図示しない操作盤にて後端切断ボタンを押
せば、ストッパー側のクランプ手段7’のみが作動し、
該側の押圧シリンダ8’のロッドの先端の押圧部材9’
が下降し、支持部材6、6、・・と遊嵌する長尺部材
2、2、・・を押圧固定する。
【0040】ストッパー側の押圧部材9’により長尺部
材2、2、・・を押圧固定後、該側の丸鋸が回転を開始
し、該側の横行シリンダー15’の作動により横行レー
ル16’上をLMガイド17’が摺動し、LMガイド1
7’上に固定された台座14’を介して丸鋸用モーター
13’が走行する。
【0041】前記丸鋸用モーター13’の走行につれ
て、丸鋸用モーター13’の回転軸に連結した切断刃1
2’も、切断テーブル3のスリット4間より切断刃1
2’を45度の傾斜角度で飛び出した状態で回転しなが
ら移動し、スリット4上の長尺部材2、2、・・の後端
を左45度の角度に切断する。この切断により図4に示
すように後端の切断屑となる部分2cが落下し、図示し
ない回収ボックス内に回収される。
【0042】切断が完了するとストッパー26側の切断
手段11’は原点位置に戻り、丸鋸の回転を停止させ、
長尺部材2、2、・・を上方より押圧固定していたスト
ッパー側のクランプ手段7’が解除され、該側の押圧シ
リンダ8’は後退して、該側の押圧部材9’が上昇後停
止する。これにより、各長尺部材2、2、・・を所定長
さで両端を左右45度の傾斜角度とした切断が完了し、
部材2a、2aが完成する。
【0043】このようにして図5に示すように、両端を
45度に切断したグレチャンやアタッチメント等の長尺
部材2a、2a、2a’、2a’の先端同志を突き合わ
せて枠を組み、図6に示すように複層ガラスGの周辺部
にはめ込んで使用する。
【0044】つぎに、被切断材をアタッチメントからグ
レチャンに切り替える場合は、アタッチメント用の支持
部材6、6・・を取外し、グレチャン用の支持部材6、
6、・・を取り付ける。
【0045】図9はアタッチメント2とグレチャン2’
の夫々を同一切断テーブル3上に載置した場合の切断刃
12と切断ロス2b、2b’の関係を説明する図で、通
常アタッチメント2とグレチャン2’の高さは異なり、
アタッチメント2がグレチャン2’より20ミリ程度高
く、異なる高さの長尺部材を切断テーブル3上に載置す
る場合、長尺部材の中間部の切断時にハ字状部の切断ロ
ス2b’が大となる。このハ字状の切断ロス2b’の長
さを短くし図4に示すようなものとするために、図2に
示す昇降手段19により切断テーブル3を昇降させ、被
切断面のトップ面の高さを切断テーブル3のトップ面に
対し所望の高さに合わせるようにした。
【0046】つまり切断時の被切断材長尺部材2、2、
・・のトップ面の高さ調整方法としては、切断テーブル
3の高さはそのままとし、丸鋸を昇降させる方法、ある
いは丸鋸の高さを固定し、切断テーブル3を昇降させる
方法、さらに着脱自在な支持部材6によって高さを調整
する方法があり、いずれでも良い。
【0047】以上のようにして、長尺部材2、2、・・
の凹部を下方に向け、支持部材6、6、・・と遊嵌さ
せ、上方よりクランプ手段7、7’で押圧し、切断テー
ブル3のスリット4の下方に設けた切断手段11、1
1’にて長尺部材2、2、・・の両端、または中間部を
45度の傾斜角度を持って切断手段11、11’の丸鋸
で切断するものである。
【0048】また、該支持部材6、6、・・の高さと幅
は長尺部材2、2、・・の凹部と寸法的に近似させ、長
尺部材2、2、・・が支持部材6、6、・・と遊嵌し、
支持部材6、6、・・上に被さった状態で支持部材6、
6、・・上を長手方向に容易に滑動できる程度のもので
あって、支持部材6、6、・・と被切断材である長尺部
材2、2・・の凹部とが遊嵌し、長尺部材2、2、・・
が支持部材6、6、・・上に被さった状態で支持部材
6、6、・・上をその長手方向に容易に滑動可能であ
る。
【0049】このため、長尺部材2、2、・・の断面が
コ字状部を有していても、あるいは塩化ビニール等の軟
質樹脂からなるものであっても、その切断時に切断刃1
2、12’の押圧により切断付近の変形を招くことがな
いので、その両端部の斜め切断面の切断精度も良く、4
5度に切断した部材の突き合わせ面の見栄えが損なわれ
ることがない。
【0050】以上好適な例について述べたが、本発明は
これに限定されるものではなく、種々の応用が考えられ
る。図7に示すように、支持部材6、6、・・を切断テ
ーブル3に取付る場合、各支持部材6、6、・・の下面
に突起部を設け夫々独立して切断テーブル3の孔部に着
脱自在に取り付け固定するようにしたが、図8に示すよ
うな支持プレート6a上に各支持部材6、6、・・を固
着させ、該支持プレート6aの下面に設けた突起部6b
を切断テーブル3の孔部に嵌合させるようにしても良
い。
【0051】さらに、図8に示すように、支持部材6、
6・・間に仕切部材6c、6c、・・を設けるようにす
れば、軟質の長尺部材6、6、・・の切断時の変形が規
制できる。
【0052】また、本発明の実施例で使用したシリンダ
ーはモーターに置き換えることもできる。尚、被切断材
は複層ガラス用のアタッチメントやグレチャンに限定さ
れるものではなく、あらゆる長尺部材に応用できること
は云うまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明は、被切断材である長尺部材の断
面がコ字状部を有していても、あるいは塩化ビニール等
の軟質樹脂からなるものであっても、その切断時に切断
刃の押圧により切断付近の変形を招くことがないので、
その両端部の斜め切断面の切断精度も良く、45度に切
断した部材の突き合わせ面の見栄えが損なわれることが
ない。
【0054】また、被切断材である長尺部材の中間部を
ハ字状の45度に切断時に、被切断材の高さが変わって
も切断手段と切断テーブルを昇降させることにより、ハ
字状部間の切断ロスを少なくすることができ、生産歩留
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断装置斜視図
【図2】本発明の切断装置の側面図。
【図3】本発明の切断装置の平面図。
【図4】本発明により切断した長尺部材の側面図
【図5】本発明により切断した長尺部材を突き合わせた
正面図。
【図6】本発明にて使用するアタッチメントの使用状態
を示す縦断面図。
【図7】本発明の支持部材にグレチャンをセットした状
態の縦断面図。
【図8】本発明の支持部材の変形例を示す縦断面図。
【図9】異なる高さの長尺部材による切断ロスを説明す
る概念図。
【符号の説明】
G 複層ガラス 1 切断装置 2、2’ 長尺部材 3 切断テーブル 4 スリット 6 支持部材 7、7’ クランプ手段 8、8’ 押圧シリンダー 9、9’ 押圧部材 10、10’ 取付ブラケット 11、11’ 切断手段 12、12’ 切断刃 13、13’ 丸鋸用モーター 14、14’ 台座 15、15’ 横行シリンダ 16、16’ 横行レール 17、17’ LMガイド 19 昇降手段 20 昇降シリンダー 22 位置決め手段 25 LMガイド 26 ストッパー 29 モーター 31 投入コンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹状の断面部を有する長尺部材の両端を傾
    斜角度を持って切断する装置において、長尺部材を載置
    可能で、その長手方向に直交する方向にスリットを有す
    る切断テーブルと、長尺部材を支持するための該長尺部
    材の凹部と遊嵌する凸部を有し、前記スリットの前後で
    分離されて切断テーブル上に着脱自在に設けた1列以上
    の支持部材と、切断テーブルの上方、かつスリットの前
    後両側で昇降自在に位置し長尺部材を切断テーブル上に
    押圧固定するクランプ手段と、切断面が傾斜する2つの
    丸鋸の切断刃部を切断テーブルのスリットより斜め上方
    に突出させ、該スリットに沿って水平方向に夫々独立し
    て往復動自在とする切断手段と、長尺部材を設定した所
    望位置にて位置決め調整自在とするストッパーを設けた
    位置決め手段とからなり、切断時に長尺部材の凹部を前
    記支持部材の凸部と遊嵌させて、クランプで押圧固定さ
    せるようにしたことを特徴とする長尺部材の切断装置。
  2. 【請求項2】前記長尺部材の高さに応じて切断手段、あ
    るいは切断テーブルを昇降位置調整自在とする昇降手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の長尺部材の切
    断装置。
  3. 【請求項3】前記支持部材のスリット近傍部側端部を切
    断角度に合わせた傾斜面としたことを特徴とする請求項
    1乃至2記載の長尺部材の切断装置。
  4. 【請求項4】前記長尺部材が複層ガラスをサッシ枠に取
    付ける時のアタッチメントやグレージングチャンネル等
    の凹状の断面を有するアルミ製部材、または塩化ビニー
    ル等の軟質樹脂製部材であることを特徴とする請求項1
    乃至3記載の長尺部材の切断装置。
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