JPH10242946A - データフレーム伝送方法 - Google Patents

データフレーム伝送方法

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JPH10242946A
JPH10242946A JP9211874A JP21187497A JPH10242946A JP H10242946 A JPH10242946 A JP H10242946A JP 9211874 A JP9211874 A JP 9211874A JP 21187497 A JP21187497 A JP 21187497A JP H10242946 A JPH10242946 A JP H10242946A
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frame
transmission
data
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JP9211874A
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Naoki Tomizawa
直樹 冨澤
Fujio Hikita
富士夫 疋田
Hanae Yoshimura
花枝 吉村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送プロトコルの確立前、フレームのやりと
りの中で、伝送路の誤り状況を把握し、伝送路の状況に
合わせて、データ伝送フレーム長を最適値に設定してデ
ータの送受信を行う。 【解決手段】 伝送装置間でフレームによりデータをや
りとりするデータフレーム伝送方法において、伝送プロ
トコルの確立前に通信に必要なパラメータの折衝を行っ
て、データ伝送フレーム500のフレーム長を最適値に
設定する。この折衝には専用の折衝用フレーム400を
用い、このフレームのやりとりの中で、伝送路の誤り状
況を把握して、把握した結果に基づいて上記のフレーム
長を決定する。そして決定したフレーム長を相手伝送装
置に通知し、データ伝送フレーム500のフレーム長を
通知したフレーム長として、相手伝送装置との送受信を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信において伝送
データをフレーム化して送受信を行う方法に関し、特
に、伝送路中に外来ノイズ等の影響により伝送データに
誤りが生ずるような、例として無線環境のような伝送路
での通信に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデータフレーム伝送方法には、
以下の方法がある。図7は、従来の伝送装置の構成図で
ある。伝送装置700において、フレーム送信部701
は送信するフレームをバッファで保持し、伝送路300
を介して順次相手伝送装置200へ送信する。フレーム
受信部702は、相手伝送装置200より送られたフレ
ームを受信し、バッファで保持し、制御部・情報部抽出
部703へ送る。制御部・情報部抽出部703は、後に
述べるフレーム中の制御部及び情報部を抽出する。フレ
ーム作成部704は、送信するデータ、あるいは制御部
から抽出した制御情報から、データ伝送用フレーム、あ
るいは制御用フレームを作成し、フレーム送信部701
へ送る。図8に伝送装置間で送受信されるフレーム構成
を示す。構成は、伝送装置相互の同期をとるためのフラ
グシーケンス部801,通信パラメータ設定等を行う制
御部802,送信するデータ内容が入る情報部803,
BCH符号等による誤り訂正を行う誤り訂正部804か
らなる。なお、該フレームのフレーム長は固定である。
【0003】該フレームを用いた従来の通信手順例を図
9に示す。まず、相手伝送装置に通信パラメータを設定
するためにフレームを送信する(901)。この場合、
フレーム内容は、制御部に該通信パラメータを入れ、情
報部には有意情報を入れない。送信された該フレームに
対する応答を相手伝送装置から受信すると(902)、
情報部に送信するデータ内容を入れたデータフレームを
送信する(903〜905)。仮に、相手伝送装置か
ら、誤り訂正が不可能である等の理由で再送要求(90
6)が送られた場合は、要求されたフレームを送信し直
す。図9ではデータフレーム(2)(904)が再送要
求され、該データフレームを再送している。
【0004】また、上記技術の他に、特開平2−125
551号公報の技術がある。これは、送信側において1
個のデータパケット(フレーム)を伝送する毎に、受信
側から通知される再送要求の有無を検出し、再送要求が
有る場合には、その再送要求の対象とされたデータパケ
ットを再度受信側に伝送するとともにその再送回数を計
数し、再送要求が無い場合には、次に伝送すべき新たな
データパケットについてのパケット長を、直前のデータ
パケットまでのやりとりで計数された再送回数に応じて
設定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとくに従来
の技術は、伝送フレーム中に誤りが検知されると、受信
側伝送装置から再送要求を発し、送信側伝送装置から再
送を行ってデータを確実に送信する伝送方式であるが、
特に、無線を伝送路とする通信では、伝送路の状態が不
安定であり、場所等によって受信状態が異なるため、こ
のような環境では、データ誤りが多く、再送回数が増
え、さらに、フレーム長が長いと、実効伝送速度が低下
してしまうという問題点があった。また、特開平2−1
25551号公報の技術は、データ伝送中に受信側から
の再送要求によってフレーム長を変化させるので、実効
の通信速度は低下する恐れがある。本発明は、上記問題
点に鑑みてなされたものであり、伝送路の誤り状況を評
価することにより、データ伝送フレーム長を最適値に設
定できるデータフレーム伝送方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、伝送
装置間でフレームによりデータをやりとりするデータフ
レーム伝送方法において、伝送プロトコルの確立前に通
信に必要なパラメータの折衝を行い、折衝の際に専用の
折衝用フレームを用い、該折衝用フレームのやりとりの
結果として、伝送路の誤り状況を把握して、把握した結
果に基づいてデータを伝送するためのフレームのフレー
ム長を決定し、該フレーム長を相手伝送装置に通知し、
該フレーム長を有するデータ伝送フレームを用いて、前
記伝送路を介して相手伝送装置との送受信を行うことを
特徴とし、データ伝送フレーム長を伝送装置間で折衝す
る毎に可変にすることにより、誤りの多い伝送路環境の
場合、フレーム長を短くすることで再送回数が減少し、
実効伝送速度の向上が可能となり、また、誤りの少ない
伝送路の場合、フレーム長を長くすることで、一度に大
量のデータを伝送することが可能となり、伝送データの
実効伝送速度が向上し、さらに、折衝用フレームと、デ
ータ伝送フレームとを別に設定することにより、データ
伝送フレーム中の伝送データ量を増やすことができるよ
うにしたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記折衝用フレーム中に誤り検査用データ部を設
け、該折衝用フレームを相手伝送装置へ送信し、該折衝
用フレームに応答し前記相手伝送装置から返送される該
折衝用フレームの応答フレームを受信し、送信前の前記
折衝用フレームと前記応答フレームの誤り検査用データ
部のデータをビットごとに比較し、比較結果を計数化す
ることにより検査結果を得、複数の前記折衝用フレーム
に対する検査結果の総和により前記伝送路の誤り状況を
把握することを特徴とし、伝送路の誤り状況を把握する
方法が具体的に与えられ、伝送により生じる伝送路の誤
りを効率的に評価でき、伝送路の状況に最適なフレーム
長を選択することができるようにしたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記折衝用フレーム中に誤り検査用データ部を設
け、かつ、該誤り検査用データ部を、伝送により混入し
たビット誤りを検出できる符号語を用いて構成し、前記
折衝用フレームを相手伝送装置へ送信し、該折衝用フレ
ームに応答し前記相手伝送装置から返送される該折衝用
フレームの応答フレームを受信し、前記受信した応答フ
レームに含まれる前記検査用データ部を構成する符号語
を復合し、復合の結果として前記ビット誤りを検出し、
復合した結果混入したビット誤り数を検出できる最大の
ビット数が自明である場合、検出した該ビット誤りのビ
ット数データにより、ビット誤りの検出能力を越えるビ
ット誤りを含むことを判断し、該判断を複数の前記折衝
用フレームに対し行い、前記検出能力を越えるビット誤
りを含むことが判明した折衝用フレームを計数し、計数
の結果に基づいて、前記伝送路の誤り状況を把握するこ
とを特徴とし、伝送路の誤り状況を把握する方法が具体
的に与えられ、伝送により生じる伝送路の誤りを効率的
に評価でき、伝送路の状況に最適なフレーム長を選択す
ることができるようにしたものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記折衝用フレームに誤り検査用データ部を設け、
かつ、該誤り検査用データ部を、伝送により混入したビ
ット誤りを検出して、さらにビット誤りを訂正できる符
号語を用いて構成し、前記折衝用フレームを相手伝送装
置へ送信し、該折衝用フレームに応答し前記相手伝送装
置から返送される該折衝用フレームの応答フレームを受
信し、前記受信した応答フレームに含まれる前記検査用
データ部を構成する符号語を復合し、復合の結果として
前記ビット誤りを訂正し、復合した結果混入したビット
誤りを訂正できる最大のビット数が自明である場合、訂
正した該ビット誤りのビット数データにより、ビット誤
りの訂正能力を越えるビット誤りを含むことを判断し、
該判断を複数の前記折衝用フレームに対し行い、前記訂
正能力を越えるビット誤りを含むことが判明した折衝用
フレームを計数し、計数の結果に基づいて、前記伝送路
の誤り状況を把握することを特徴とし、伝送路の誤り状
況を把握する方法が具体的に与えられ、伝送により生じ
る伝送路の誤りを効率的に評価でき、伝送路の状況に最
適なフレーム長を選択することができるようにしたもの
である。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1の発明において、伝送路の誤り状況に基づく複
数の区分を定め、前記折衝用フレームごとに把握される
伝送路の前記誤り状況が前記複数の区分のいずれに属す
るかを求め、複数の前記折衝用フレームについて得た各
区分に属する折衝用フレームの度数分布の結果から局所
的に誤りがある場合は、伝送路上にバースト的な誤りが
あると判断し、判断に基づいて前記データ伝送フレーム
のフレーム長を変化させるようにしたことを特徴とし、
特に無線環境では、誤りがバースト的に発生することが
考えられるので、これを検知し、これによりフレーム長
を変化させることにより、より効率的な伝送が可能にな
るようにしたものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか1の発明において、通信中に伝送装置相互の同期
を確立する手法として、前記折衝用フレーム及び前記デ
ータ伝送フレームの最初に同期確立用の同期フラグを付
加して伝送することを特徴とし、フレーム毎に同期を確
立するので、同期が外れることがないようにしたもので
ある。
【0012】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれか1の発明において、通信中に伝送装置相互の同期
を確立する手法として、前記折衝用フレームの送受信の
みで同期を確立し、前記データ伝送フレームでは同期を
確立することは行わず、同期外れの場合は再同期を確立
することを特徴とし、最初の折衝用フレームのみで同期
を確立するので、データ伝送中は同期フラグ,種別タグ
が必要なくなり、1フレームあたりで伝送できるデータ
量が増加するようにしたものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか1の発明において、マルチタスク処理を行うソフ
トウェアで実現したことを特徴とし、相手からの応答を
待つ時間を短縮することができるようにしたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本データフレーム
伝送方式を実施する伝送装置の構成を示すブロック図で
ある。まず、図1中の各部モジュールについてその動作
内容を説明する。伝送装置100において、フレーム送
信部101は、相手側へ伝送したいデータを乗せたデー
タ伝送フレーム及び、通信プロトコル確立に先立ち、通
信に必要なパラメータを設定するための折衝用フレーム
をバッファで保持し、無線環境のような誤りの多い伝送
路300を介して伝送装置200中のフレーム受信部2
02へ送信する。逆に伝送装置100におけるフレーム
受信部102は、伝送装置200のフレーム送信部20
1から該伝送路300を介して送られて来た応答フレー
ムを受信してバッファで保持する。データ伝送フレーム
作成部103は、通信の際ユーザがやりとりするデータ
伝送において、後に述べる方法で決定されたフレーム長
のフレームを作成し、ユーザデータを該フレーム上への
せる。
【0015】折衝用フレーム作成部104は、フレーム
長の通知を含む、通信プロトコル確立に必要な折衝用フ
レームを適宜作成する。誤り検出部105は、伝送装置
100が送信した折衝用フレームと、伝送装置200か
ら受信した該フレームに対する応答から、誤りを検出す
る。誤り計数部106では、誤り検出部105において
検出された誤りを、受信した折衝用フレーム(応答フレ
ーム)中でカウントして、その総和を計数化する。計数
保持部107では、誤り計数を複数の折衝用フレームに
わたり、記憶する。データ伝送フレーム長判定部108
では記憶された誤り計数から、適宜データ伝送フレーム
のフレーム本体の長さを決定する。
【0016】データ伝送フレーム長保持部109では、
上記方法により決定したデータ伝送フレーム長を記憶す
る。切り替え部110は、通信プロトコルの状態に応じ
て切り替える。通信プロトコルが未確立である時は折衝
用フレーム作成部104で作成された折衝用フレーム
を、また通信プロトコルが確立、すなわち伝送フレーム
長が決定されると、データ伝送フレーム作成部103で
作成されたデータ伝送フレームを、フレーム送信部10
1へ送る。
【0017】フレーム判定部111は、相手伝送装置2
00から受信したフレームに対して本フレームを構成す
る一部である識別部分から、折衝用フレーム,データ伝
送フレームを区別してそれぞれ適切なモジュールへ送
る。誤り検査用データ保持部112は、誤り検出部10
5において下記に説明するような誤り検査用データを使
って誤りを検出するために、伝送装置200へ送信した
誤り検査用データを保持し、誤り検出部105へ送る。
【0018】次に上記の通信端末(伝送装置)間でやり
とりされる折衝用フレーム,データ伝送フレームの構成
例を示す。図2(A)は折衝用フレーム400の構成図
である。該フレームは、両通信端末間の同期をとるため
の同期フラグ部401,折衝用フレームであることを示
すデータ種別タグ部402,通信路の状態を把握するた
めの誤り検査用データ部403,データ本体長を相手に
通知するための伝送フレーム長通知部404,ビット誤
りを訂正するための誤り訂正用データ部405からな
る。ここで、誤り訂正用データ部405に用いる符号に
は、BCH符号等といった手法を用いることが考えられ
る。
【0019】また、図2(B)は、データ伝送フレーム
500の構成図である。該フレームは、折衝用フレーム
と同様の同期フラグ部501,本フレームであることを
示すデータ種別タグ部502,データ本体部503,誤
り訂正部504からなる。ここで、通信において相手端
末との同期を確立する手法としては、折衝用フレーム,
データ伝送フレーム中の同期フラグ部によって必ず毎フ
レームで同期をとるようにする。また、この他の例とし
て、折衝用フレーム400のみで同期をとり、データ伝
送フレーム通信中においては、同期に関しては無視し、
仮に同期が外れた場合は、再同期をとり、誤りのあった
フレームすべてを再送する手法が考えられる。この場
合、データ伝送フレーム500中の同期フラグ部50
1,データ種別タグ部502は省略することができる。
【0020】続いて、通信手順と、端末の制御方法につ
いて図3及び図4を参照して説明する。図3は本発明を
適用する通信手順の例を示すものであり、図4はこの時
の端末の制御の流れを示す図である。まず、端末同士の
呼接続がなされて、通信プロトコルが確立される前に通
信パラメータ設定(1)600のための折衝用フレーム
(1)601を相手端末へ送信する(ステップS1)。
上記送信に対する相手端末からの応答を待ち(ステップ
S2)、応答があると、相手端末より受信した応答フレ
ーム(1)602中と、折衝用フレーム(1)601中
の誤り検査用データ部403を比較して誤りを検出して
行く(ステップS3)。
【0021】ここで誤りを検出する方法としては、単純
に、フレーム中のビットを比較すれば良い。そして折衝
用フレーム(1)中の誤り検査用データ部のすべての誤
りを検出し(ステップS4)、誤り計数を記憶する(ス
テップS5)。上記の手法を、n(n≧1)回繰り返し
(ステップS6)、その度に誤り計数を記憶する。n回
の通信を行った後の誤り計数から、データ伝送フレーム
長を決定する(ステップS7)。
【0022】ここで決定方法には、しきい値を段階的に
複数設定してテーブルに記憶させておき、また、該しき
い値に対応して、誤りが多い場合は短いフレーム長、誤
りが少ない場合は長いフレーム長となるように、データ
伝送フレーム長をしきい値とセットにして記憶してお
き、上記の手法で求められた誤り計数としきい値テーブ
ルのしきい値とを比較して、通信路に適応するフレーム
長を決定する。
【0023】また、無線環境の場合、バースト的に誤り
が発生することが考えられるので、この誤りを別に検知
することも考えられる。具体的には、一つの折衝用フレ
ームから求められる誤り計数を、n個の度数分布にし、
ある一回の通信で例外的に誤りが多い場合は、バースト
誤りであると判断するものである。この場合、慢性的な
誤りではないため、フレーム長を若干長くするといった
制御をしてもよい。
【0024】決定したデータ伝送フレーム長は、折衝用
フレームを使い、この中の伝送フレーム長通知部404
に組み込んで送信する(ステップS8)。相手が該フレ
ームを受信してデータ伝送長を認知したことを確認する
と(ステップS9)、以後は決定されたフレーム長のユ
ーザデータ(音声,画像,テキスト,データ等)を上記
したデータ種別タグ部402等のヘッダを付加して相手
端末に送信する(ステップS10)。
【0025】なお、上記の制御の流れでは、一つの処理
が終わるまで次の処理に全く移行できないが、処理を
フレームの送受信、誤り検出計数化の二つに大きく分
割して、マルチタスクとして処理させてもよい。つま
り、伝送装置100が、ある折衝用フレーム応答m(m
≧1)を受信して、該フレームの誤り計数を算出してい
る間に、折衝用フレーム(m+1)を伝送装置200へ
送信して受信を待つ。これにより、応答までの待ち時間
を少なくすることができる。
【0026】次いで、伝送路の誤り状況を把握する手段
として、符号語のビットが誤り検出能力を用いるように
した実施形態を図5を参照して説明する。なお、図5に
示す形態は、請求項3の発明に対応する。まず、端末同
士の呼接続がなされて、通信プロトコルが確立される前
に折衝用フレームを相手端末へ送信する(ステップS2
1)。上記送信に対する相手端末からの応答を待ち、相
手端末より応答フレームを受信する(ステップS2
2)。受信した応答フレームの中に含まれている誤り検
査用データ部から、伝送により誤ったビット数を検出す
る(ステップS23)。
【0027】ステップS23の検出結果より、まずビッ
ト誤りが発生したかどうかを判断し(ステップS2
4)、誤りの発生している場合、その誤りビット数が、
誤り検出能力(誤り検査データ部に使用している符号語
から検出できる誤りビット数の最大値)を超えているか
否かを判断する(ステップS25)。上記ステップS2
5において、誤りビット数が誤り検出能力を超えている
と判断された場合、ビット誤り検出能力を超えたフレー
ム数の合計をkに保持するために、kを1増分する(ス
テップS26)。上記ステップS21からS26までの
手順を受信したすべての応答フレームを処理する回数
(n回:n≧1)繰り返す(ステップS27)。
【0028】次いで、ビット誤り検出能力を超えたフレ
ーム数の合計kと、あらかじめ決定されているしきい値
とを比較し(ステップS28)、該しきい値に対して、
誤り検出能力を超えたフレーム数が多い場合は短いフレ
ーム長bに設定し(ステップS29)、少ない場合は長
いフレーム長aに設定する(ステップS30)ことで、
通信路に適応するデータ伝送フレーム長を決定する。
【0029】次いで、伝送路の誤り状況を把握する手段
として、符号語のビット誤り訂正能力を用いるようにし
た実施形態を図6を参照して説明する。なお、図6に示
す実施形態は請求項4の発明に対応する。まず、端末同
士の呼接続がなされて、通信プロトコルが確立される前
に折衝用フレームを相手端末へ送信し(ステップS4
1)、相手端末より応答フレームを受信する(ステップ
S42)。受信した応答フレームの中に含まれている誤
り検査用データ部から伝送により誤ったビットを訂正し
た結果、訂正を行ったビット数を検出する(ステップS
43)。ステップS43の訂正結果より、まず誤りビッ
トを訂正したかどうかを判断し(ステップS44)、訂
正をした場合、その誤りビット訂正数が、誤り訂正能力
(誤り検査データ部に使用している符号語から訂正でき
る誤りビット訂正数の最大値)を超えているか否かを判
断する(ステップS45)。上記ステップS45におい
て、誤りビット訂正数が誤り訂正能力を超えていると判
断された場合、ビット誤り訂正能力を超えたフレーム数
の合計をkに保持するために、kを1増分する(ステッ
プS46)。上記ステップS41から46までの手順を
受信したすべての応答フレームを処理する回数(n回:
n≧1)繰り返す(ステップS47)。
【0030】次いで、ビット誤り訂正能力を超えたフレ
ーム数の合計kと、あらかじめ決定されているしきい値
とを比較し(ステップS48)、該しきい値に対して、
誤り訂正能力を超えたフレーム数が多い場合は短いフレ
ーム長bに設定し(ステップS49)、少ない場合は長
いフレーム長aに設定する(ステップS50)ことで、
データ伝送フレーム長を決定する。
【0031】上述のごとく図5に示す例では、データ伝
送フレーム長を決定するために、誤り検出能力を超えた
フレーム数を計数化し判定を行っており(ステップS2
3〜S26)、図6に示す例では、誤り検出能力の代わ
りに、誤り訂正能力を超えたフレーム数を計数化し判定
を行っている(ステップS43〜S46)。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の効果:データ伝送フレーム長を伝送装置間で
折衝する毎に可変にすることにより、誤りの多い伝送路
環境の場合、フレーム長を短くすることで再送回数が減
少することになり、実効伝送速度の向上が可能となる。
また、誤りの少ない伝送路の場合、フレーム長を長くす
ることで、一度に大量のデータを伝送することが可能と
なり、伝送データの実効伝送速度が向上する。さらに、
折衝用フレームと、データ伝送フレームとを別に設定す
ることにより、データ伝送フレーム中の伝送データ量を
増やすことができる。
【0033】請求項2ないし4の効果:請求項1の効果
に加えて、伝送路の誤り状況を把握する方法が具体的に
与えられ、伝送により生じる伝送路の誤りを効率的に評
価でき、伝送路の状況に最適なフレーム長を選択するこ
とができる。 請求項5の効果:請求項1ないし4いずれか1の効果に
加えて、特に無線環境では、誤りがバースト的に発生す
ることが考えられるので、これを検知し、これによりフ
レーム長を変化させることにより、より効率的な伝送が
可能になる。 請求項6の効果:請求項1ないし5いずれか1の効果に
加えて、フレーム毎に同期を確立するので、同期が外れ
ることがない。
【0034】請求項7の効果:請求項1ないし6いずれ
か1の効果に加えて、最初の折衝用フレームのみで同期
を確立するので、データ伝送中は同期フラグ,種別タグ
が必要なくなり、1フレームあたりで伝送できるデータ
量が増加する。 請求項8の効果:請求項1ないし7いずれか1の効果に
加えて、処理をマルチタスクで実現することで、相手か
らの応答を待つ時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータフレーム伝送方法を実施する伝
送装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のデータフレーム伝送方法における折衝
用フレーム及びデータ伝送フレームのデータ構成例を示
す図である。
【図3】本発明のデータフレーム伝送方法における伝送
フレーム長決定までの、通信相手とのデータのやりとり
の一例を示す流れ図である。
【図4】本発明のデータフレーム伝送方法を実施する伝
送装置の処理の一例を示す流れ図である。
【図5】本発明のデータフレーム伝送方法を実施する伝
送装置の処理の他の例を示す流れ図である。
【図6】本発明のデータフレーム伝送方法を実施する伝
送装置の処理の更に他の例を示す流れ図である。
【図7】従来例の伝送装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】従来例のフレームのデータ構成例を示す図であ
る。
【図9】従来例の通信相手とのデータのやりとりの一例
を示す図である。
【符号の説明】
100,200,700…伝送装置、101,201,
701…フレーム送信部、102,202,702…フ
レーム受信部、103…データ伝送フレーム作成部、1
04…折衝用フレーム作成部、105…誤り検出部、1
06…誤り計数部、107…誤り保持部、108…デー
タ伝送フレーム長判定部、109…データ伝送フレーム
長保持部、110…切り換え部、111…フレーム判定
部、112…誤り検査用データ保持部、300…伝送
路、400…折衝用フレーム、401,501…同期フ
ラグ部、402,502…データ種別タグ部、403…
誤り検査用データ部、404…伝送フレーム長通知部、
405…誤り訂正用データ部、500…データ伝送フレ
ーム、503…データ本体部、504,804…誤り訂
正部、600…通信パラメータ設定(1)、601…折
衝用フレーム(1)、602…応答フレーム(1)、7
03…制御部・情報部抽出部、704…フレーム作成
部、801…フラブシーケンス部、802…制御部、8
03…情報部、901…通信パラメータ設定、902…
応答、903…データフレーム(1)、904…データ
フレーム(2)、905…データフレーム(3)、90
6…再送要求。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送装置間でフレームによりデータをや
    りとりするデータフレーム伝送方法において、伝送プロ
    トコルの確立前に通信に必要なパラメータの折衝を行
    い、折衝の際に専用の折衝用フレームを用い、該折衝用
    フレームのやりとりの結果として、伝送路の誤り状況を
    把握して、把握した結果に基づいてデータを伝送するた
    めのフレームのフレーム長を決定し、該フレーム長を相
    手伝送装置に通知し、該フレーム長を有するデータ伝送
    フレームを用いて、前記伝送路を介して相手伝送装置と
    の送受信を行うことを特徴とするデータフレーム伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 前記折衝用フレーム中に誤り検査用デー
    タ部を設け、該折衝用フレームを相手伝送装置へ送信
    し、該折衝用フレームに応答し前記相手伝送装置から返
    送される該折衝用フレームの応答フレームを受信し、送
    信前の前記折衝用フレームと前記応答フレームの誤り検
    査用データ部のデータをビットごとに比較し、比較結果
    を計数化することにより検査結果を得、複数の前記折衝
    用フレームに対する検査結果の総和により前記伝送路の
    誤り状況を把握することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータフレーム伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記折衝用フレーム中に誤り検査用デー
    タ部を設け、かつ、該誤り検査用データ部を、伝送によ
    り混入したビット誤りを検出できる符号語を用いて構成
    し、前記折衝用フレームを相手伝送装置へ送信し、該折
    衝用フレームに応答し前記相手伝送装置から返送される
    該折衝用フレームの応答フレームを受信し、前記受信し
    た応答フレームに含まれる前記検査用データ部を構成す
    る符号語を復合し、復合の結果として前記ビット誤りを
    検出し、検出した該ビット誤りのビット数データによ
    り、ビット誤りの検出能力を越えるビット誤りを含むこ
    とを判断し、該判断を複数の前記折衝用フレームに対し
    行い、前記検出能力を越えるビット誤りを含むことが判
    明した折衝用フレームを計数し、計数の結果に基づい
    て、前記伝送路の誤り状況を把握することを特徴とする
    請求項1記載のデータフレーム伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記折衝用フレームに誤り検査用データ
    部を設け、かつ、該誤り検査用データ部を、伝送により
    混入したビット誤りを検出して、さらにビット誤りを訂
    正できる符号語を用いて構成し、前記折衝用フレームを
    相手伝送装置へ送信し、該折衝用フレームに応答し前記
    相手伝送装置から返送される該折衝用フレームの応答フ
    レームを受信し、前記受信した応答フレームに含まれる
    前記検査用データ部を構成する符号語を復合し、復合の
    結果として前記ビット誤りを訂正し、訂正した該ビット
    誤りのビット数データにより、ビット誤りの訂正能力を
    越えるビット誤りを含むことを判断し、該判断を複数の
    前記折衝用フレームに対し行い、前記訂正能力を越える
    ビット誤りを含むことが判明した折衝用フレームを計数
    し、計数の結果に基づいて、前記伝送路の誤り状況を把
    握することを特徴とする請求項1記載のデータフレーム
    伝送方法。
  5. 【請求項5】 伝送路の誤り状況に基づく複数の区分を
    定め、前記折衝用フレームごとに把握される伝送路の前
    記誤り状況が前記複数の区分のいずれに属するかを求
    め、複数の前記折衝用フレームについて得た各区分に属
    する折衝用フレームの度数分布の結果から局所的に誤り
    がある場合は、伝送路上にバースト的な誤りがあると判
    断し、判断に基づいて前記データ伝送フレームのフレー
    ム長を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1
    ないし4いずれか1記載のデータフレーム伝送方法。
  6. 【請求項6】 通信中に伝送装置相互の同期を確立する
    手法として、前記折衝用フレーム及び前記データ伝送フ
    レームの最初に同期確立用の同期フラグを付加して伝送
    することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1記載
    のデータフレーム伝送方法。
  7. 【請求項7】 通信中に伝送装置相互の同期を確立する
    手法として、前記折衝用フレームの送受信のみで同期を
    確立し、前記データ伝送フレームでは同期を確立するこ
    とは行わず、同期外れの場合は再同期を確立することを
    特徴とする請求項1ないし6いずれか1記載のデータフ
    レーム伝送方法。
  8. 【請求項8】 マルチタスク処理を行うソフトウェアで
    実現したことを特徴とする請求項1ないし7いずれか1
    記載のデータフレーム伝送方法。
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