JPH10242890A - イコライザ回路及び振幅偏差調整方法 - Google Patents

イコライザ回路及び振幅偏差調整方法

Info

Publication number
JPH10242890A
JPH10242890A JP4596697A JP4596697A JPH10242890A JP H10242890 A JPH10242890 A JP H10242890A JP 4596697 A JP4596697 A JP 4596697A JP 4596697 A JP4596697 A JP 4596697A JP H10242890 A JPH10242890 A JP H10242890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
amplitude
transmission
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4596697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Sugano
浩年 菅野
Takafumi Mimuro
貴文 三室
Sadanori Tanaka
貞徳 田中
Gakuyo Chono
岳陽 蝶野
Hiroyuki Sogo
博之 十合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4596697A priority Critical patent/JPH10242890A/ja
Publication of JPH10242890A publication Critical patent/JPH10242890A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信を行う周波数チャンネルの帯域内の周波
数−振幅特性を補正するためのイコライザ回路及び振幅
偏差調整方法に関し、十分に大きな振幅変動が得られる
イコライザ回路を提供するとともに、自動で補正を行え
る振幅偏差調整方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 信号を伝送する伝送路に接続され、伝送
路を伝送される信号の周波数に対する振幅偏差を補正す
るイコライザ回路において、伝送路に対して並列に接続
された、リジェクション特性を有するフィルタ回路と、
伝送路を伝送される前記信号の周波数に対する振幅偏差
に応じてリジェクション特性を制御する制御手段とを有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイコライザ回路及び
振幅偏差調整方法に係り、特に、通信を行う周波数チャ
ンネルの帯域内の周波数−振幅特性を補正するためのイ
コライザ回路及び振幅偏差調整方法に関する。通常、無
線通信装置における送信系、受信系の高周波回路内には
通信を行う周波数チャンネルの帯域内の周波数−振幅特
性を補正するためにイコライザ回路が付加されている。
各チャンネルに対してそれぞれ別な搬送周波数を割り当
てるFDMA(Frequency Division Multiple Access)
方式、送受信可能な時間をそれぞれの受信局に割り当て
るTDMA(Time Division Multiple Access )方式な
どの一般的な通信方式では、イコライザ回路により周波
数チャンネルの帯域内の周波数−振幅特性を補正してい
た。
【0002】補正幅としては数十MHzの帯域内で1〜
3dBほどの可変幅が設定されている。したがって、無
線チャンネルである1チャンネル分が占有する周波数帯
域としては数十MHz(又は数百MHz)の帯域であ
り、この帯域内では1dB以内で振幅変動の幅が補正幅
として設定されていた。しかし、近年期待されているC
DMAでは、1〜2MHz程度の狭帯域で、1〜3dB
ほどの振幅変動の幅が補正する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図19に従来の送受信装置の一例のブロ
ック構成図を示す。従来の送受信装置10では、入力端
子Tx から送信信号が供給される。入力端子Tx に供給
された送信信号は、アンプ11に供給される。アンプ1
1は、入力端子Tx に供給された送信信号を増幅する。
【0004】アンプ11で増幅された送信信号は、ミキ
サ12に供給される。ミキサ12には、アンプ11から
送信信号が供給されるとともに、局部発振回路13から
局部発振信号が供給されている。局部発振回路13は、
電圧制御発振器13a及びPLL(Phase-Locked Loop
)回路13bからなり、所定の周波数の局部発振信号
を発振し、ミキサ12に供給している。
【0005】ミキサ12は、アンプ12から供給された
送信信号と局部発振回路13から供給された局部発振信
号とをミキシングして、アンプ11から供給された送信
信号を第1中間周波数帯域の信号に変換する。ミキサ1
2で変調された信号は、イコライザ14に供給される。
イコライザ14は、ミキサ12の出力信号に対して振幅
が周波数によらずほぼ均一になるように補正を行う。
【0006】イコライザ14の出力は、フィルタ15で
不要成分を除去されて、アンプ16に供給される。アン
プ16は、イコライザ14の出力を増幅して、ミキサ1
7に供給する。ミキサ17は、アンプ16の出力をロー
カル発振器18からのローカル発振信号とミキシングし
て、周波数変換する。ローカル発振器18は、電圧制御
発振器18a及びPLL回路18bから構成され、コー
ドにより発振周波数が制御され、ミキサ17の出力を拡
散させる。
【0007】ミキサ17の出力は、フィルタ19で不要
成分を除去され、パワーアンプ20に供給される。パワ
ーアンプ20は送信信号を電力増幅して出力する。ま
た、受信信号は、ローノイズアンプ21に供給され低雑
音増幅される。ローノイズアンプ21の出力は、フィル
タ22で不要成分が除去され、ミキサ23に供給され
る。ミキサ23は、ローノイズアンプ21の出力をロー
カル発振器24からのローカル発振信号とミキシングし
て、周波数変換する。ローカル発振器24は、電圧制御
発振器24a及びPLL回路24bから構成され、ロー
カル発振器18で周波数ホッピング時に用いられたコー
ドにより発振周波数が制御され、第1中間周波数の信号
に周波数変換される。
【0008】ミキサ23の出力信号はフィルタ25で不
要成分が除去され、アンプ26に供給される。アンプ2
6は、ミキサ22からの信号を増幅してイコライザ27
に供給する。イコライザ27は、アンプ26の出力信号
に対して振幅が周波数によらずほぼ均一になるように補
正を行う。イコライザ27の出力は、ミキサ28に供給
される。
【0009】ミキサ28は、イコライザ26から供給さ
れた受信信号と局部発振回路13から供給された局部発
振信号とをミキシングして、元の周波数帯域に周波数変
換する。ミキサ28により周波数変換された信号はアン
プ29により増幅され、出力端子Trxから出力される。
図20に従来のイコライザの一例の回路構成図を示す。
【0010】イコライザ14は、信号の入力側に接続さ
れた伝送線L1 と信号の出力側に接続された伝送線L2
との間に抵抗R1 ,R2 を直列に接続し、伝送線L1、
L2に直列に接続された抵抗R1 と抵抗R2 との接続点
に抵抗R3 を介してローパスフィルタ14aを接続した
構成としてなる。イコライザ14は、ローパスフィルタ
14aのローパスフィルタ14aは、接地に接続される
端子が可変抵抗R4 を介して接地されており、可変抵抗
R4 を調整することによりローパスフィルタ14aのリ
ップル特性が変化する。
【0011】イコライザ14は、可変抵抗R4 を手動で
調整することによりローパスフィルタ14aのリップル
特性の変化により振幅偏差の調整を行っていた。図21
に従来のイコライザの周波数特性図を示す。従来のイコ
ライザ14はローパスフィルタ14aのリップル特性の
変化により図21に示すような範囲で周波数特性を変化
させて、周波数特性の傾斜部分を用いて振幅偏差の調整
が行われる。
【0012】なお、イコライザ27もイコライザ14と
同様な構成であるので、その説明は省略する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の振幅
偏差を補正するためのイコライザは、ローパスフィルタ
のリップル特性により振幅変動を利用するため、中心周
波数からの対称性の特性を得るにはあまり大きなリップ
ル特性を出すことができず、数Mの帯域幅では大きな振
幅変動とはならず、数十MHzの広帯域でのイコライザ
としてしか用いることができなかった。
【0014】一方、スペクトラム拡散を用いたCDMA
等の通信システムでは、占有する帯域幅は数MHzから
数十MHzである。CDMAでは、拡散帯域の占有帯域
幅によりnarrow band 、wide band に区別されており、
narrow band のCDMA方式では占有帯域幅が1MHz
〜2MHzの狭い帯域でスペクトラム拡散が行われる。
【0015】このような通信方式では、中間周波数帯域
で帯域制限を行うフィルタや周波数変換器、増幅器など
による周波数−振幅偏差を最小限に押さえる必要があ
る。特に、CDMA方式の場合、ゲインコントロール回
路や各種検出回路が付加されているので、、帯域内の周
波数−振幅偏差特性は系全体で1〜2dBに達する。し
かし、従来のこの周波数−振幅偏差特性を補正するイコ
ライザ回路では、余り大きな振幅変動を得ることができ
ないので、1〜2dBの周波数−振幅偏差を十分に補正
することができなかった。
【0016】また、従来のイコライザ回路は手動で補正
を行っていたため、簡単に補正を行えないとともに、精
度も悪かった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、十分に大きな振幅変動が得られるイコライザ回路を
提供するとともに、自動で補正を行える振幅偏差補正方
法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、信
号を伝送する伝送路に接続され、前記伝送路を伝送され
る信号の周波数に対する振幅偏差を補正するイコライザ
回路において、前記伝送路に対して並列に接続された、
リジェクション特性を有するフィルタ回路と、前記伝送
路を伝送される前記信号の周波数に対する振幅偏差に応
じて前記リジェクション特性を制御する制御手段とを有
することを特徴とする。
【0018】請求項1によれば、リジェクション特性を
有するフィルタ回路の特性を制御手段により制御するこ
とにより信号の周波数に対する振幅偏差を補正すること
により、リジェクション特性を有するフィルタ回路は特
性を大きく変化させることができるので、振幅の可変幅
を大きくできる。請求項2は、信号を伝送する伝送路に
接続され、前記伝送路を伝送される信号の周波数に対す
る振幅偏差を補正するイコライザ回路において、前記伝
送路に対して並列に接続され、バンドパス特性を有する
フィルタ回路と、前記伝送路を伝送される前記信号の周
波数に対する振幅偏差に応じて前記バンドパス特性を制
御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0019】請求項2によれば、バンドパス特性を有す
るフィルタ回路の特性を制御手段により制御することに
より信号の周波数に対する振幅偏差を補正することによ
り、バンドパス特性を有するフィルタ回路は特性を大き
く変化させることができるので、振幅の可変幅を大きく
できる。請求項3は、前記フィルタ回路をバンドパス特
性の一方の傾斜に前記信号の中心周波数が設定された第
1のフィルタと、バンドパス特性の他方の傾斜に前記信
号の中心周波数が設定された第2のフィルタとを有し、
前記制御手段は、前記信号の周波数に対する振幅偏差に
応じて前記第1のフィルタと、前記第2のフィルタとを
切り換えることを特徴とする。
【0020】請求項3によれば、逆の傾斜の特性のフィ
ルタを切り換えることにより特性の傾斜を広くできるの
で、振幅の可変幅を大きくできる。請求項4は、伝送路
を伝送される信号の周波数に対する振幅偏差を補正する
振幅偏差補正方法において、前記信号の複数の搬送周波
数での振幅を検出する振幅検出過程と、前記振幅検出過
程で検出された前記信号の複数の搬送周波数での振幅を
比較し、振幅の偏差に応じて前記伝送路の周波数特性を
制御する制御過程とを有することを特徴とする。
【0021】請求項4によれば、信号の複数の搬送周波
数での振幅を検出し、比較することにより、信号の周波
数に対する振幅偏差の傾向を検出でき、検出した信号の
周波数に対する振幅偏差の傾向により伝送路の周波数特
性を制御できるので、振幅偏差を自動的に調整できる。
請求項5は、送信信号を伝送する送信系と、受信信号を
伝送する受信系と、前記送信系及び前記受信系に伝送さ
れる信号の振幅偏差を補正する振幅偏差補正方法におい
て、前記送信系の送信信号の振幅偏差を補正する第1の
振幅偏差補正過程と、前記第1の振幅偏差補正過程で補
正された前記送信系の送信信号を前記受信系に折り返し
て前記受信系の受信信号の振幅偏差を補正する第2の振
幅偏差補正過程とを有することを特徴とする。
【0022】請求項5によれば、送信系の振幅偏差を調
整した後、送信系で生成される送信信号を用いて受信系
の信号の周波数に対する振幅偏差の調整を行うことによ
り、自動化が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。同図中、図19と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。本実施例は、図1
9と同様に、例えば、携帯電話の基地局として用いられ
る送受信装置である。
【0024】本実施例の送受信装置100は、図19の
送受信装置とはイコライザ110、120の構成が異な
るとともに、送信信号レベルを検出する送信信号検出部
130、受信信号レベルを検出する受信信号検出部14
0、イコライザ110、120の周波数特性を制御する
周波数特性制御部150、160、通常の送受信時と、
振幅を自動調整する時とで、信号の流れを切り換えるス
イッチSW1 〜SW4、送信信号のレベルを受信信号の
レベルに一致させるアッテネータATT1、ATT2、
送信信号検出部130、受信信号検出部140から供給
される信号のレベルコードに応じて周波数特性制御部1
50、160に供給する制御コードを生成するととも
に、スイッチSW1 〜SW4 の接続を切り換える切換制
御パルスを出力するCPU170を付加してなる。
【0025】イコライザ110は、送信系のミキサ12
とフィルタ15との間に設けられ、ミキサ12から供給
された送信信号の振幅を周波数によらずほぼ均一になる
ように調整してフィルタ15に供給する。また、イコラ
イザ120は、受信系のアンプ26とミキサ28との間
に設けられ、アンプ26から供給された受信信号の振幅
を周波数によらずほぼ均一になるように調整してミキサ
28に供給する。
【0026】イコライザ110及び120は、同一の構
成とされ、周波数特性制御部150、160から供給さ
れる周波数制御信号に応じて特性が変更可能な構成とさ
れている。図2に本発明の第1実施例のイコライザの回
路構成図を示す。本実施例のイコライザ110、120
は、抵抗R11〜R14、リジェクションフィルタ200か
ら構成される。抵抗R11、R12は、伝送線路に直列に接
続され、抵抗R13は、一端が抵抗R11と抵抗R12との接
続点にが接続され、他端にはリジェクションフィルタ2
00が接続される。
【0027】リジェクションフィルタ200は、共振回
路201及び202を容量素子C11を介して接続した構
成とされている。共振回路201は、インダンタ素子L
11と容量素子C12とを並列に接続してなる。また、共振
回路202は、インダクタ素子L12と可変容量素子C13
とを並列に接続してなる。抵抗R13の他端には、共振回
路201のインダクタ素子L11と容量素子C12との一方
の接続点が接続される。また、共振回路201のインダ
クタ素子L11と容量素子C12との他方の接続点はコンデ
ンサC11を介して共振回路202のインダクタ素子と可
変容量素子C13との一方の接続点に接続される。共振回
路202のインダクタ素子と可変容量素子C13との他方
の接続点は、抵抗R14を介して接地される。
【0028】共振回路202の可変容量素子C13は、バ
リキャップなどからなり、アノードが抵抗R14側に接続
され、カソードが容量素子C11側に接続される。可変容
量素子C13のカソードにはリジェクションフィルタ20
0の特性を換えるための制御端子Tc が接続される。可
変容量素子C13は、制御端子Tc に供給される直流電圧
に応じた容量を発生し、共振回路202の共振周波数を
変化させる。共振回路202の共振周波数が変化するこ
とによりリジェクションフィルタ200の周波数特性が
変化する。
【0029】図3にリジェクションフィルタ200の周
波数特性図を示す。リジェクションフィルタ200は、
図3に示すように所望の周波数帯域の信号を減衰させる
特性を有し、共振回路202の共振周波数を変化させる
ことにより図3の実線と破線との間で周波数特性が変化
させることができる。本実施例では、図3の周波数特性
の傾斜の部分を用いることにより、各周波数における振
幅の偏差を補正する。
【0030】図4に本発明の第1実施例のイコライザの
周波数特性図を示す。図3に示すリジェクションフィル
タ200の特性の傾斜部分を用いて、図4に示すよう
に、1〜2MHzの周波数帯域で、信号の振幅を2〜3
dBの傾きで変化させることができるイコライザを実現
できる。イコライザ110、120は、周波数特性制御
部150、160を介してCPU170に接続され、C
PU170からの制御信号に応じて周波数特性が図4の
矢印A方向に2〜3dB程度の変化されることができ
る。
【0031】イコライザ110の制御端子Tc は、周波
数特性制御部150を介してCPU170に接続されて
いる。周波数特性制御部150は、D/A変換器15
1、フィルタ152、オペアンプ153から構成されて
いる。D/A変換器151は、CPU170から供給さ
れるディジタル制御情報をアナログ信号に変換する。D
/A変換器151で変換された制御信号は、フィルタ1
52に供給される。フィルタ152は、制御信号から不
要成分を除去して、オペアンプ153に供給する。オペ
アンプ153は、制御信号を増幅して、イコライザ11
0の制御端子Tc に供給する。
【0032】また、イコライザ120の制御端子Tc
は、周波数特性制御部160を介してCPU170に接
続されている。周波数特性制御部160は、D/A変換
器161、フィルタ162、オペアンプ163から構成
されている。D/A変換器161は、CPU170から
供給されるディジタル制御情報をアナログ信号に変換す
る。D/A変換器161で変換された制御信号は、フィ
ルタ162に供給される。フィルタ162は、制御信号
から不要成分を除去して、オペアンプ163に供給す
る。オペアンプ163は、制御信号を増幅して、イコラ
イザ120の制御端子Tc に供給する。
【0033】CPU170には、送信信号検出部130
から送信信号が供給される。送信信号検出部130は、
一端がパワーアンプ20の出力に接続され、他端がCP
U170に接続される。パワーアンプ20の出力送信信
号は、コンデンサC21を介して振幅検出回路131に供
給される。コンデンサはC21は、パワーアンプ20の出
力信号から直流成分をカットして、交流成分だけを振幅
検出回路131に供給する。
【0034】振幅検出回路131は、送信信号の振幅を
検出して、オペアンプ132に供給する。オペアンプ1
32は、振幅検出回路131で検出された検出信号を増
幅して、フィルタ133に供給する。フィルタ133
は、振幅検出回路131の検出信号から不要成分を除去
してA/D変換器134に供給する。A/D変換器13
4は、振幅検出回路131の検出信号をディジタル情報
に変換して、CPU170に供給する。
【0035】また、CPU170には、受信信号検出部
140から受信信号が供給される。受信信号検出部14
0は、アンプ29とCPU170との間に設けられ、受
信端子Trxに供給される受信信号の振幅を検出する。ア
ンプ29の出力受信信号は、コンデンサC22を介して振
幅検出回路141に供給される。コンデンサC22は、ア
ンプの出力受信信号から直流成分を除去して振幅検出回
路141に供給する。振幅検出回路141は、アンプの
出力受信信号の振幅を検出し、オペアンプ142に供給
する。
【0036】オペアンプ142は、振幅検出回路141
で検出された振幅信号を増幅する。オペアンプ142で
増幅された振幅信号は、フィルタ143に供給される。
フィルタ143は、オペアンプ142から供給された振
幅信号から不要成分を除去してA/D変換器144に供
給する。A/D変換器144は、振幅信号をディジタル
信号に変換してCPU170に供給する。
【0037】CPU170は、上記送信信号検出部13
0で検出された送信信号の振幅情報に基づいて、イコラ
イザ110に供給する制御情報を調整して、送信端子T
txrfから送信される送信信号の振幅を均一に制御すると
ともに、上記受信信号検出部140で検出された受信信
号の振幅情報に基づいて、イコライザ120に供給する
制御情報を調整して、受信端子Trxに供給される受信信
号の振幅を均一に制御する。また、CPU170は、ス
イッチSW1 〜SW4 と接続されており、処理に応じて
スイッチSW1 〜SW4 を切り換える。
【0038】スイッチSW1 〜SW3 は、送信信号の受
信側への供給を切り換えるスイッチで、スイッチSW4
は、送信信号の周波数帯域を切り換えるスイッチであ
る。アッテネータATT1 及びATT2 は、送信信号を
受信側に供給する際に送信信号のレベルを受信側のレベ
ルの最適化するものである。また、CPU170は、ロ
ーカル発振器18(TLo1 ),24(RLo2 )に接続さ
れており、ローカル発振信号の周波数を制御可能な構成
とされている。
【0039】ここで、送信信号、受信信号の周波数配置
を図5とともに説明する。図5に本発明の第1実施例の
送受信信号の周波数配置を説明するための図を示す。送
信信号は、周波数帯域fTL〜fTHを変調波が占有する。
ここで、fTLは送信下限周波数、fTCは送信中心周波
数、fTHは送信上限周波数を示す。
【0040】また、受信信号は、周波数帯域fRL〜fRH
を変調波が占有する。ここで、fRLは受信下限周波数、
fRCは受信中心周波数、fRHは受信上限周波数を示す。
なお、送信信号の変調波が占有する周波数帯域fTL〜f
THと受信信号の変調波が占有する周波数帯域fRL〜fRH
とは、 (周波数帯域fTL〜fTH)>(周波数帯域fRL〜fRH) の関係に設定されている。
【0041】次に、上記送信信号、受信信号に対するロ
ーカル周波数を定義する。ここで、ローカル発振器1
8、24は、シンセサイザなどにより構成され、ローカ
ル発振信号の周波数を周波数チャンネルの間隔で設定さ
れるとともに、上記周波数帯域fTL〜fTH、fRL〜fRH
の幅で、周波数が設定可能な構成とされている。
【0042】ローカル発振器18の発振信号は、周波数
帯域fLTL 〜fLTH の間で拡散される。ここで、fLTL
は下限ローカル周波数、fLTC は中心ローカル周波数、
fLTH は上限ローカル周波数を示す。また、ローカル発
振器24の発振信号は、周波数帯域fLRL 〜fLRH で拡
散される。ここで、fLRL は下限ローカル周波数、fLR
C は中心ローカル周波数、fLRH は上限ローカル周波数
を示す。
【0043】次に、受信信号とローカル発振信号との関
係から生成される第1中間周波数fIFを定義する。送信
信号と受信信号とでは、第1中間周波数fIFが同じ周波
数となるように設定されている。送信信号と受信信号と
では、第1中間周波数fIFが同じ周波数となるように設
定することにより、送信側イコライザ110に供給され
る送信信号と受信側イコライザ120に供給される受信
信号とが共に第1中間周波数fIFとなるので、イコライ
ザ110及びイコライザ120の特性を同一にすること
ができる。
【0044】図6に本発明の第1実施例のCPUの振幅
偏差調整処理のフローチャートを示す。CPU170
は、パワーオン等の振幅を均一にするための振幅偏差調
整処理を実行する(ステップS1−1)。振幅偏差調整
処理では、まず、送信信号の振幅を均一にするための送
信側振幅偏差調整処理が実行され、送信側振幅偏差調整
処理が終了すると、受信信号の振幅を均一にする受信側
振幅偏差調整処理が実行される(ステップS1−1、S
1−3)。
【0045】図7に本発明の第1実施例のCPUの送信
側振幅偏差調整処理のフローチャートを示す。送信側振
幅偏差調整処理では、CPU170は、まず、送信信号
の周波数帯域の高周波成分、中心周波数成分、低周波数
成分、それぞれの振幅を検出する送信信号振幅検出処理
を実行する(ステップS2−1)。ここで、送信信号振
幅検出処理について、詳細に説明する。
【0046】図8に本発明の第1実施例のCPUの送信
信号振幅検出処理のフローチャートを示す。送信信号振
幅検出処理ではCPU170は、まず、スイッチSW4
の可動接点をローカル発振器18側に接続する(ステッ
プS3−1)。次に、ローカル発振器18の発振周波数
が送信信号の周波数帯域の下限ローカル周波数fLTL に
なるようにローカル発振器18を制御する(ステップS
3−2)。ローカル発振器18で発振された発振信号
は、スイッチSW4 を介してミキサに供給され、送信信
号の周波数が低周波数側に遷移する。このとき、送信信
号入力端子Tx には無変調となる信号が供給され、ミキ
サの出力は第1中間周波数fIFだけになる。
【0047】第1中間周波数fIFはミキサでステップS
3−2でローカル発振器18の発振信号周波数に設定さ
れたfLTL によりミキシングされて、送信周波数fTLに
変換されてパワーアンプ20から出力される。送信周波
数fTLの送信信号は、送信信号検出部130に供給さ
れ、振幅が検出され、ディジタル情報にコード化され
る。送信信号検出部130でコード化された送信周波数
fTLの送信信号はCPU170に供給される。CPU1
70は、内部に設定された送信周波数fTL振幅記憶部
(図示せず)に記憶する(ステップS3−3)。
【0048】次に、CPU170は、ローカル発振器1
8の発振周波数が送信信号の周波数帯域の中心ローカル
周波数fLTC になるようにローカル発振器18を制御
し、このとき、送信信号検出部130でコード化された
送信周波数fTCの送信信号の振幅を内部に設定されたf
TC振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステップS3−
4、S3−5)。
【0049】次に、CPU170は、ローカル発振器1
8の発振周波数が送信信号の周波数帯域の上限ローカル
周波数fLTH になるようにローカル発振器18を制御
し、このとき、送信信号検出部130でコード化された
送信周波数fTHの送信信号の振幅を内部に設定されたf
TH振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステップS3−
6、S3−7)。
【0050】以上により、送信信号振幅検出処理CPU
170の内部に送信周波数fTL,fTC,fTHの振幅情報
が得られる。ここで、再び、図7に戻って説明を続け
る。CPU170は、ステップS2−1の送信信号振幅
検出処理で、送信周波数fTL,fTC,fTHの振幅情報が
検出されると、次に、内部に記憶された送信周波数fT
L,fTC,fTHの振幅情報AfTL ,AfTC ,AfTH を比
較する(ステップS2−2)。
【0051】ステップS2−2で、送信周波数fTL,f
TC,fTHの振幅情報AfTL ,AfTC,AfTH が全て等し
い、すなわち、AfTL =AfTC =AfTH であれば、CP
U170は、周波数によらず振幅を均一に補正できるも
のと判断して、周波数特性制御部150に供給している
制御コードを保持し、通常の送信時には保持された制御
情報によりイコライザ110の特性を設定する(ステッ
プS2−3、S2−4)。
【0052】また、ステップS2−3で、送信周波数送
信周波数fTL,fTC,fTHの振幅情報AfTL ,AfTC ,
AfTH がAfTL <AfTC <AfTH の関係にあれば、振幅
が右上がりの特性となるので、イコライザ110の特性
のfTL側のレベルが上がる方向に制御コードを変更し、
周波数特性制御部150に供給し、ステップS2−1に
戻り、再び、送信周波数fTL,fTC,fTHの振幅情報A
fTL ,AfTC ,AfTHを検出し、比較を行う(ステップ
S2−5、S2−6)。
【0053】ステップS2−3で、送信周波数fTL,f
TC,fTHの振幅情報AfTL ,AfTC,AfTH がAfTL >
AfTC >AfTH の関係にあれば、左上がりの特性となる
ので、イコライザ110の特性のfTH側のレベルが上が
る方向に制御コードを変更し、周波数特性制御部150
に供給し、ステップS2−1に戻り、再び、送信周波数
fTL,fTC,fTHの振幅情報AfTL ,AfTC ,AfTH を
検出し、比較を行う(ステップS2−7、S2−8)。
【0054】ステップS2−3で、送信周波数送信周波
数fTL,fTC,fTHの振幅情報AfTL ,AfTC ,AfTH
が2次曲線となる場合には、制御コードを適当に変化さ
せて、振幅情報AfTL ,AfTC ,AfTH の偏差が最小に
なる周波数を検出して、そのときの制御コードを送信時
にイコライザ110の特性を決定する制御コードとして
保持する(ステップS2−9)。
【0055】以上、ステップS2−1〜ステップS2−
9により送信時の制御コードが設定される。CPU17
0は、送信時には周波数制御部150に対してステップ
S2−1〜ステップS2−9で設定された制御コードを
送出して、イコライザ110の特性を決定する。次に、
図6のステップS1−3の受信側振幅偏差調整処理につ
いて詳細に説明する。
【0056】図9に本発明の第1実施例のCPUの受信
側振幅偏差調整処理のフローチャートを示す。受信側振
幅偏差調整処理では、CPU170は送信信号を受信側
に供給して、受信信号の振幅偏差を調整するので、受信
信号の振幅偏差を調整する前に、送信信号の受信側の周
波数で振幅偏差がないように調整を行う。これは、図5
に示すように送信信号と受信信号とで周波数帯域が異な
るためで、受信信号の振幅偏差を調整する際に送信信号
を受信信号に供給する際には、送信信号としては実際の
帯域より小さい受信信号の周波数帯域で送信信号を生成
する。
【0057】一方、送信側振幅偏差調整処理では、通常
の送信信号の周波数帯域で、振幅偏差の制御を行ってい
るので、受信信号の周波数帯域での振幅偏差とは相違す
ることになる。したがって、受信信号の振幅偏差の調整
に送信信号を用いる場合には、受信信号の周波数帯域で
送信信号の振幅偏差を再び調整した後、受信信号の振幅
偏差の調整に用いる。
【0058】そこで、CPU170は、まず、受信側の
周波数帯域で送信信号が出力されるように送信側のミキ
サに受信側のローカル発振器24の発振信号が供給され
るようにスイッチSW4 を制御する(ステップS4−
1)。次に、CPU170は、受信側の周波数帯域での
送信信号の振幅偏差の調整を行う受信信号調整用送信信
号振幅偏差調整処理を実行する(ステップS4−2)。
【0059】ここで、ステップS4−2の受信信号調整
用送信信号振幅偏差調整処理について詳細に説明する。
図10に本発明の第1実施例のCPUの受信信号調整用
送信信号振幅偏差調整処理のフローチャートを示す。受
信信号調整用送信信号振幅偏差調整処理では、CPU1
70は、まず、送信信号の周波数帯域の高周波成分、中
心周波数成分、低周波数成分、それぞれの振幅を検出す
る受信信号調整用送信信号振幅検出処理を実行する(ス
テップS5−1)。
【0060】ここで、受信信号調整用送信信号振幅検出
処理について、詳細に説明する。図11に本発明の第1
実施例のCPUの受信信号調整用送信信号振幅検出処理
のフローチャートを示す。受信信号調整用送信信号振幅
検出処理ではCPU170は、まず、受信側ローカル発
振器24の発振周波数が送信信号の周波数帯域の下限ロ
ーカル周波数fLRL になるように受信側ローカル発振器
24を制御する(ステップS6−1)。受信側ローカル
発振器24で発振された発振信号は、スイッチSW4 を
介してミキサ12に供給され、送信信号を受信帯域の低
周波数側で出力する。このとき、送信信号入力端子Tx
には無変調となる信号が供給され、ミキサ12の出力は
第1中間周波数fIFだけになる。
【0061】第1中間周波数fIFはミキサ17でステッ
プS6−1で設定された受信側ローカル発振器24の発
振信号周波数に設定されたfLRL によりミキシングされ
て、送信周波数fRLに変換されてパワーアンプ20から
出力される。受信周波数fRLの送信信号は、送信信号検
出部130に供給され、振幅が検出され、ディジタル情
報にコード化される。送信信号検出部130でコード化
された送信周波数fTLの送信信号はCPU170に供給
される。CPU170は、内部に設定された送信周波数
fTL振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステップS6
−2)。
【0062】次に、CPU170は、受信側ローカル発
振器24の発振周波数が受信信号の周波数帯域の中心ロ
ーカル周波数fLRC になるように受信側ローカル発振器
24を制御し、このとき、送信信号検出部130でコー
ド化された送信周波数fRCの送信信号の振幅を内部に設
定されたfTC振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステ
ップS6−3、S6−4)。
【0063】次に、CPU170は、受信側ローカル発
振器24の発振周波数が受信信号の周波数帯域の上限ロ
ーカル周波数fLRH になるように受信側ローカル発振器
24を制御し、このとき、送信信号検出部130でコー
ド化された送信周波数fRHの送信信号の振幅を内部に設
定されたfTH振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステ
ップS6−5、S6−6)。
【0064】以上により、送信信号振幅検出処理CPU
170の内部に送信周波数fRL,fRC,fRHの振幅情報
が得られる。ここで、再び、図10に戻って説明を続け
る。CPU170は、ステップS5−1の送信信号振幅
検出処理で、送信周波数fRL,fRC,fRHの振幅情報が
検出されると、次に、内部に記憶された送信周波数fR
L,fRC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC ,AfTH を比
較する(ステップS5−2)。
【0065】ステップS2−2で、送信周波数fRL,f
RC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC,AfRH が全て等し
い、すなわち、AfRL =AfRC =AfRH であれば、CP
U170は、周波数特性制御部150に供給している制
御コードを保持し、通常の送信時には保持された制御情
報によりイコライザ110の特性を設定する(ステップ
S5−3、S5−4)。
【0066】また、ステップS5−3で、送信周波数f
RL,fRC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC ,AfRH がA
fRL <AfRC <AfRH の関係にあれば、イコライザ11
0の特性のfRL側のレベルが上がる方向に制御コードを
変更し、周波数特性制御部150に供給する。次に、ス
テップS5−1に戻り、再び、送信周波数fRL,fRC,
fRHの振幅情報AfRL ,AfRC ,AfRH を検出し、比較
を行う(ステップS5−5、S5−6)。
【0067】ステップS5−3で、送信周波数fRL,f
RC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC,AfRH がAfRL >
AfRC >AfRH の関係にあれば、イコライザ110の特
性のfRH側のレベルが上がる方向に制御コードを変更
し、周波数特性制御部150に供給する。次に、ステッ
プS5−1に戻り、再び、送信周波数fRL,fRC,fRH
の振幅情報AfRL ,AfRC ,AfRH を検出し、比較を行
う(ステップS5−7、S5−8)。
【0068】ステップS5−3で、送信周波数fRL,f
RC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC,AfRH が2次曲線
となる場合には、制御コードを適当に変化させて、振幅
情報AfRL ,AfRC ,AfRH の偏差が最小になる周波数
を検出して、そのときの制御コードを送信時にイコライ
ザ110の特性を決定する制御コードとして保持する
(ステップS5−9)。
【0069】以上、ステップS5−1〜ステップS5−
9により受信信号の帯域において送信信号の振幅偏差が
均一にできる制御コードが設定される。以上により、図
9のステップS4−2の処理が終了する。CPU170
は、受信信号振幅偏差調整時には周波数制御部150に
対してステップS5−1〜ステップS5−9で設定され
た制御コードを送出して、イコライザ110の特性を決
定する(ステップS4−3)。
【0070】次に、CPU170は、スイッチSW1 〜
SW3 を送信側の出力送信信号となるパワーアンプ20
の出力が受信側のアンプに供給されるように切換える
(ステップS4−5)。ステップS4−5のスイッチS
W1 〜SW3 の切換により、パワーアンプ20の出力送
信信号は、スイッチSW1 を介してアッテネータATT
1 に供給され、減衰される。さらに、スイッチSW2 を
介してアッテネータATT2 に供給され、減衰された
後、スイッチSW3 を介してローノイズアンプ21に供
給される。
【0071】アッテネータATT1 ,ATT2 により送
信信号の通常出力となる20W程度から受信側の通常受
信電力となる0.1mW程度に減衰されて、受信側に供
給される。次に、CPU170は、受信信号の振幅偏差
を自動調整する受信信号振幅偏差調整処理を実行する
(ステップS4−6)。
【0072】ここで、ステップS4−6の受信信号振幅
偏差調整処理について詳細に説明する。図12に本発明
の第1実施例のCPUの受信信号振幅偏差調整処理のフ
ローチャートを示す。受信信号振幅偏差調整処理では、
CPU170は、まず、受信信号の周波数帯域の下限周
波数成分、中心周波数成分、上限周波数成分、それぞれ
の振幅を検出する受信信号振幅検出処理を実行する(ス
テップS7−1)。
【0073】図13に本発明の第1実施例のCPUの受
信信号振幅検出処理のフローチャートを示す。受信信号
振幅検出処理ではCPU170は、まず、受信側ローカ
ル発振器24の発振周波数が受信信号の周波数帯域の下
限ローカル周波数fLRL になるように受信側ローカル発
振器24を制御する(ステップS8−1)。受信側ロー
カル発振器24で発振された発振信号は、受信側ミキサ
に供給されるとともに、スイッチSW4 を介してミキサ
に供給され、送信信号を受信帯域の下限周波数側で出力
する。このとき、送信信号入力端子Tx には無変調とな
る信号が供給され、ミキサ12の出力は第1中間周波数
fIFだけになる。
【0074】第1中間周波数fIFはミキサ17でステッ
プS6−1で設定された受信側ローカル発振器24の発
振信号周波数に設定されたfLRL によりミキシングされ
て、送信周波数fRLに変換されてパワーアンプ20から
出力される。受信周波数fRLの送信信号は、アッテネー
タATT1 ,ATT2 で減衰された後、ローノイズアン
プ21に供給され、フィルタ22を介してミキサ23に
供給される。
【0075】ミキサ23では、送信信号を受信側ローカ
ル発振器24の発振信号周波数に設定されたfLRL によ
りミキシングして、周波数変換した後、フィルタ25、
アンプ26を介してイコライザ120に供給する。イコ
ライザ120の出力は、受信信号検出部140に供給さ
れ、振幅が検出された後、ディジタル情報にコード化さ
れる。受信信号検出部140でコード化された受信周波
数fRLの送信信号はCPU170に供給される。CPU
170は、内部に設定された送信周波数fRL振幅記憶部
(図示せず)に記憶する(ステップS8−2)。
【0076】次に、CPU170は、受信側ローカル発
振器24の発振周波数が受信信号の周波数帯域の中心ロ
ーカル周波数fLRC になるように受信側ローカル発振器
24を制御し、このとき、受信信号検出部140でコー
ド化された受信周波数fRCの受信信号の振幅を内部に設
定されたfRC振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステ
ップS8−3、S8−4)。
【0077】次に、CPU170は、受信側ローカル発
振器24の発振周波数が受信信号の周波数帯域の上限ロ
ーカル周波数fLRH になるように受信側ローカル発振器
24を制御し、このとき、受信信号検出部140でコー
ド化された受信周波数fRHの受信信号の振幅を内部に設
定されたfRH振幅記憶部(図示せず)に記憶する(ステ
ップS8−5、S8−6)。
【0078】以上により、CPU170の内部に受信周
波数fRL,fRC,fRHの受信信号の振幅情報が得られ
る。ここで、再び、図12に戻って説明を続ける。CP
U170は、ステップS7−1の送信信号振幅検出処理
で、受信周波数fRL,fRC,fRHの振幅情報が検出され
ると、次に、内部に記憶された受信周波数fRL,fRC,
fRHの振幅情報AfRL ,AfRC ,AfTH を比較する(ス
テップS7−2)。
【0079】ステップS7−2で、受信周波数fRL,f
RC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC,AfRH が全て等し
い、すなわち、AfRL =AfRC =AfRH であれば、CP
U170は、周波数特性制御部160に供給している制
御コードを保持し、通常の送信時には保持された制御情
報によりイコライザ120の特性を設定する(ステップ
S7−3、S7−4)。
【0080】また、ステップS7−3で、受信周波数f
RL,fRC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC ,AfRH がA
fRL <AfRC <AfRH の関係にあれば、イコライザ12
0の特性のfRL側のレベルが上がる方向に制御コードを
変更し、周波数特性制御部160に供給する。次に、ス
テップS7−1に戻り、再び、受信周波数fRL,fRC,
fRHの振幅情報AfRL ,AfRC ,AfRH を検出し、比較
を行う(ステップS7−5、S7−6)。
【0081】ステップS7−3で、送信周波数fRL,f
RC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC,AfRH がAfRL >
AfRC >AfRH の関係にあれば、イコライザ110の特
性のfRH側のレベルが上がる方向に制御コードを変更
し、周波数特性制御部150に供給する。次に、ステッ
プS7−1に戻り、再び、受信周波数fRL,fRC,fRH
の振幅情報AfRL ,AfRC ,AfRH を検出し、比較を行
う(ステップS7−7、S7−8)。
【0082】ステップS7−3で、受信周波数fRL,f
RC,fRHの振幅情報AfRL ,AfRC,AfRH が2次曲線
となる場合には、制御コードを適当に変化させて、振幅
情報AfRL ,AfRC ,AfRH の偏差が最小になる周波数
を検出して、そのときの制御コードを送信時にイコライ
ザ120の特性を決定する制御コードとして保持する
(ステップS7−9)。
【0083】上記ステップS7−1〜ステップS7−9
により受信信号の帯域において送信信号の振幅偏差が均
一にできる制御コードが設定される。以上により、図9
のステップS4−6の処理が終了する。なお、CPU1
70は、受信時には周波数制御部160に対してステッ
プS7−1〜ステップS7−9で設定された制御コード
を送出して、イコライザ120の特性を決定する。
【0084】図9のステップS4−6で、受信時のイコ
ライザ120の周波数特性を決定する制御コードが設定
されると、CPU170は、スイッチSW1 〜SW4 を
送受信が可能な状態に切り換える(ステップS4−
7)。スイッチSW1 は、パワーアンプ20の出力が送
信信号出力端子Txrf 側に供給されるように切り換えら
れ、スイッチSW3 は、受信信号入力端子Trxref がロ
ーノイズアンプ21に供給されるように切り換えられ、
スイッチSW4 は、送信側ローカル発振器18の発振信
号がミキサ17に供給されるように切り換えられる。
【0085】以上により、図6のステップS1−3が終
了し、受信側振幅偏差調整処理が終了となる。このよう
に、本実施例によれば、送受信信号の振幅偏差をパワー
オン時に自動的に調整でき、常にシステムに最適な状態
で送受信を行うことができる。なお、本実施例ではイコ
ライザ110、120として、リジェクションフィルタ
200を用いたイコライザ回路について説明したが、バ
ンドパスフィルタを用いたイコライザを用いることもで
きる。
【0086】図14に本発明の第2実施例のブロック構
成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。本実施例の送受信装置3
00は、図1とは、イコライザの構成が異なる。本実施
例のイコライザ310,320は、バンドパスフィルタ
を用いた構成とされている。
【0087】図15に本発明の第2実施例のイコライザ
のブロック構成図を示す。イコライザ310,320
は、抵抗R21〜R26、スイッチSW11,SW12、バンド
パスフィルタ410,420、インバータ430から構
成され、2系統のバンドパスフィルタ410,420を
振幅偏差の傾きに応じて切り換えてしようする構成とさ
れている。
【0088】スイッチSW11は、CPU170からのフ
ィルタ切換制御信号が供給されるフィルタ切換端子T11
に接続されている。また、スイッチSW12は、フィルタ
切換端子T11にインバータ430を介して接続されてい
る。スイッチSW11,SW12は、CPU170から供給
されるフィルタ切換制御信号により一方がオンの時、他
方がオフするように切り換えられる。
【0089】バンドパスフィルタ410,420は、C
PU170からの特性調整制御信号が供給される特性調
整端子T12に接続され、特性調整端子T12に供給される
特性調整制御信号に応じて特性が制御される。図16に
本発明の第2実施例のバンドパスフィルタの回路構成図
を示す。バンドパスフィルタ410、420は、図16
に示すように、4段のバンドパスフィルタ回路411〜
414、ローパスフィルタ415、負荷抵抗R31から構
成される。
【0090】バンドパスフィルタ回路411は、周波数
特性の可変が可能な構成とされ、インダクタ素子L11,
L12、容量素子C11、可変抵抗R32から構成され、イン
ダクタ素子L11,L12と容量素子C11とを並列に接続す
ることによりバンドパス特性を実現している。また、バ
ンドパスフィルタ回路412〜414は、インダクタ素
子L13、容量素子C11から構成され、インダクタ素子L
13と容量素子C11とを並列に接続することによりバンド
パス特性を実現している。さらに、ローパスフィルタ4
15は、インダクタ素子L14、容量素子C12をπ型に接
続して、ローパス特性を実現している。
【0091】バンドパスフィルタ回路411は、インダ
クタ素子L12に並列に可変抵抗R32が接続されており、
可変抵抗R32を特性調整端子T12に供給される特性調整
制御信号に応じて変化させることにより特性が変化し、
バンドパスフィルタ410,420全体の構成が変化す
る。なお、例えば、可変抵抗R32はFETなどで構成す
ることができる。この場合、FET(field effect tra
nsister )のゲート電圧として特性調整端子T12にCP
U170から供給される特性調整制御信号を用いる。
【0092】図17、図18に本発明の第2実施例のバ
ンドパスフィルタの周波数特性図を示す。可変抵抗R32
を調整することにより、図17又は図18に実線で示す
特性から破線で示す特性に矢印に示すように変化させる
ことができる。図17又は図18の特性は素子の設定に
より各種特性を選択できる。
【0093】本実施例では、図15のバンドパスフィル
タ410、420の一方に図17の特性、他方に図18
の特性で特性が変化するように素子を設定しておき、フ
ィルタ切換制御端子T11にCPU170から供給される
フィルタ切換制御信号によりいずれかのフィルタの特性
の傾向を選択し、特性調整端子T12にCPU170から
供給される特性調整制御信号により特性を微細に調整を
行うことにより、振幅偏差を調整する。
【0094】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、リジェクション特性を有するフィルタ回路の特性を
制御手段により制御することにより信号の周波数に対す
る振幅偏差を補正することにより、リジェクション特性
を有するフィルタ回路は特性を大きく変化させることが
できるので、振幅の可変幅を大きくできる等の特長を有
する。
【0095】請求項2によれば、バンドパス特性を有す
るフィルタ回路の特性を制御手段により制御することに
より信号の周波数に対する振幅偏差を補正することによ
り、バンドパス特性を有するフィルタ回路は特性を大き
く変化させることができるので、振幅の可変幅を大きく
できる等の特長を有する。請求項3によれば、逆の傾斜
の特性のフィルタを切り換えることにより特性の傾斜を
広くできるので、振幅の可変幅を大きくできる等の特長
を有する。
【0096】請求項4によれば、信号の複数の搬送周波
数での振幅を検出し、比較することにより、信号の周波
数に対する振幅偏差の傾向を検出でき、検出した信号の
周波数に対する振幅偏差の傾向により伝送路の周波数特
性を制御できるので、振幅偏差を自動的に調整できる等
の特長を有する。請求項5によれば、送信系の振幅偏差
を調整した後、送信系で生成される送信信号を用いて受
信系の信号の周波数に対する振幅偏差の調整を行うこと
により、自動化が可能となる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のイコライザの回路構成図
である。
【図3】リジェクションフィルタの周波数特性図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例のイコライザの周波数特性
図である。
【図5】送受信信号の占有周波数帯域の関係を示す図で
ある。
【図6】本発明の第1実施例のCPUの振幅偏差調整処
理のフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例のCPUの送信側振幅偏差
調整処理のフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施例のCPUの送信信号振幅検
出処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施例のCPUの受信側振幅偏差
調整処理のフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例のCPUの受信信号調整
用送信信号振幅偏差調整処理のフローチャートである。
【図11】本発明の第1実施例のCPUの受信信号調整
用送信信号振幅検出処理のフローチャートである。
【図12】本発明の第1実施例のCPUの受信信号振幅
偏差調整処理のフローチャートである。
【図13】本発明の第1実施例のCPUの受信信号振幅
検出処理のフローチャートである。
【図14】本発明の第2実施例のブロック構成図であ
る。
【図15】本発明の第2実施例のイコライザのブロック
構成図である。
【図16】本発明の第2実施例のバンドパスフィルタの
回路構成図である。
【図17】本発明の第2実施例のバンドパスフィルタの
周波数特性図である。
【図18】本発明の第2実施例のバンドパスフィルタの
周波数特性図である。
【図19】従来の送受信装置の一例のブロック構成図で
ある。
【図20】従来のイコライザの一例の回路構成図であ
る。
【図21】従来のイコライザの周波数特性図である。
【符号の説明】
100 送受信装置 110、120 イコライザ 130 送信信号検出部 131 振幅検出回路 132 オペアンプ 133 フィルタ 134 A/D変換器 140 受信信号検出部 141 振幅検出回路 142 オペアンプ 143 フィルタ 144 A/D変換器 150、160 周波数特性制御部 151、161 D/A変換器 152、162 フィルタ 153、163 オペアンプ 170 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 貞徳 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 蝶野 岳陽 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 十合 博之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を伝送する伝送路に接続され、前記
    伝送路を伝送される信号の周波数に対する振幅偏差を補
    正するイコライザ回路において、 前記伝送路に対して並列に接続され、リジェクション特
    性を有するフィルタ回路と、 前記伝送路を伝送される前記信号の周波数に対する振幅
    偏差に応じて前記リジェクション特性を有するフィルタ
    回路の周波数特性を制御する制御手段とを有することを
    特徴とするイコライザ回路。
  2. 【請求項2】 信号を伝送する伝送路に接続され、前記
    伝送路を伝送される信号の周波数に対する振幅偏差を補
    正するイコライザ回路において、 前記伝送路に対して並列に接続され、バンドパス特性を
    有するフィルタ回路と、 前記伝送路を伝送される前記信号の周波数に対する振幅
    偏差に応じて前記バンドパス特性を有するフィルタ回路
    の周波数特性を制御する制御手段とを有することを特徴
    とするイコライザ回路。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ回路は、バンドパス特性の
    一方の傾斜に前記信号の中心周波数が設定された第1の
    フィルタと、 バンドパス特性の他方の傾斜に前記信号の中心周波数が
    設定された第2のフィルタとを有し、 前記制御手段は、前記信号の周波数に応じた振幅偏差に
    応じて前記第1のフィルタと、前記第2のフィルタとを
    切り換えることを特徴とする請求項2記載のイコライザ
    回路。
  4. 【請求項4】 伝送路を伝送される信号の周波数に対す
    る振幅偏差を補正する振幅偏差調整方法であって、 前記信号の複数の搬送周波数での振幅を検出する振幅検
    出過程と、 前記振幅検出手段で検出された前記信号の前記複数の搬
    送周波数での振幅を比較し、振幅の偏差に応じて前記伝
    送路の周波数特性を制御する制御過程とを有することを
    特徴とする振幅偏差調整方法。
  5. 【請求項5】 送信信号を伝送する送信系と、受信信号
    を伝送する受信系と、前記送信系及び前記受信系に伝送
    される信号の振幅偏差を補正する振幅偏差調整方法であ
    って、 前記送信系の送信信号の振幅偏差を補正する第1の振幅
    偏差調整過程と、 前記第1の振幅偏差調整過程で補正された前記送信系の
    送信信号を前記受信系に折り返して前記受信系の受信信
    号の振幅偏差を補正する第2の振幅偏差調整過程とを有
    することを特徴とする振幅偏差調整方法。
JP4596697A 1997-02-28 1997-02-28 イコライザ回路及び振幅偏差調整方法 Withdrawn JPH10242890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4596697A JPH10242890A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 イコライザ回路及び振幅偏差調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4596697A JPH10242890A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 イコライザ回路及び振幅偏差調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10242890A true JPH10242890A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12733987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4596697A Withdrawn JPH10242890A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 イコライザ回路及び振幅偏差調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10242890A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354425A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Fujitsu Ltd レシーバ回路
CN105721362A (zh) * 2015-12-18 2016-06-29 航天恒星科技有限公司 一种幅度均衡器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354425A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Fujitsu Ltd レシーバ回路
CN105721362A (zh) * 2015-12-18 2016-06-29 航天恒星科技有限公司 一种幅度均衡器
CN105721362B (zh) * 2015-12-18 2023-11-03 航天恒星科技有限公司 一种幅度均衡器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102281079B (zh) 使用可变振幅本振信号的直接变频的方法和装置
CN102801385B (zh) 集成电路装置、电子装置与补偿可控制振荡器频移的方法
CA2156269C (en) Frequency synthesizer
CN100542009C (zh) 带有噪音减少电路的振荡电路
US20010055957A1 (en) Frequency-stabilized transceiver configuration
JPH10247858A (ja) 無線受信機
JP2000022450A (ja) 信号受信装置および方法、送受信装置、並びにネットワークシステム
JPH08149164A (ja) 送信機
KR100290670B1 (ko) 위상동기루프를사용한주파수합성기의락-업고속화회로
JPH10242890A (ja) イコライザ回路及び振幅偏差調整方法
CN1937411A (zh) 用于锁相环系统中的信号滤波的系统和方法
US5751194A (en) Phase-locked loop having charge pump controlled according to temperature and frequency
JP2005304007A (ja) 位相変調装置、ポーラ変調送信装置、無線送信装置及び無線通信装置
AU2006280444B2 (en) Dual port modulator
US20020180548A1 (en) Direct modulated phase-locked loop
JPH077457A (ja) ホットスタンバイ切替装置
EP3078114A1 (en) Oscillator arrangement, method, computer program and communication device
JPH07183923A (ja) 変調装置
CN111478705A (zh) 基于接收机的增益控制方法、装置、电路及接收机
JP3715335B2 (ja) Pllシンセサイザ回路
RU189939U1 (ru) Быстродействующий синтезатор частот с частотной модуляцией
JP3839766B2 (ja) If復調モジュール
EP0108124B1 (en) Variable frequency generator responsive to digital data
JP3789435B2 (ja) 移動端末受信機および帯域特性制御方法
US7546100B2 (en) System for generating amplitude matched 45 degree phase separated local oscillator signals

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511