JPH10242712A - マイクロ波可変減衰回路 - Google Patents

マイクロ波可変減衰回路

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JPH10242712A
JPH10242712A JP4210197A JP4210197A JPH10242712A JP H10242712 A JPH10242712 A JP H10242712A JP 4210197 A JP4210197 A JP 4210197A JP 4210197 A JP4210197 A JP 4210197A JP H10242712 A JPH10242712 A JP H10242712A
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JP
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variable
input
microwave
output impedance
resistance elements
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JP4210197A
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Inventor
Yoshinori Suzuki
義規 鈴木
Takashi Ohira
孝 大平
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特別なバイアス回路を要せずに入
出力インピーダンス一定の条件を満足でき、電力消費の
少ないマイクロ波可変減衰回路を提供することを目的と
する。 【解決手段】 入出力インピーダンスと同じ抵抗値の2
つの抵抗素子を直列接続して一方端を入力端子、他方端
を出力端子とし、第1の可変抵抗素子を2つの抵抗素子
の直列回路に並列に接続し、2つの抵抗素子同士の接続
端に、特性インピーダンスが入出力インピーグンスと同
じ値を有するマイクロ波信号の中心周波数の1/4波長
線路の一端を接続し、1/4波長線路の他端と接地との
間に第1の可変抵抗素子と同一特性の第2の可変抵抗素
子を接続し、第1及び第2の可変抵抗素子は、連動して
外部から制御されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信用などの
高周波回路に用いられるマイクロ波可変減衰回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のマイクロ波可変減衰回路
の構成例である。これは、文献「通信用マイクロ波可変
減衰回路」宮内、山本著(電子通信情報学会、6版、1
991年)の310頁〜312頁に記載のものである。
図9において、2つの抵抗素子91,92を直列接続
し、一方端をキャパシタ93を介して入力端子94に接
続し、他方端をキャパシタ95を介して出力端子96に
接続してある。そして、キャパシタ93、抵抗素子9
1,92、キャパシタ95の直列回路に並列にダイオー
ド97を接続し、抵抗素子91,92同士の接続端と接
地間にダイオード98を接続してある。ここに、抵抗素
子91,92の抵抗値は、それぞれ入出力インピーダイ
スと同じ値である。
【0003】以上のように構成されるマイクロ波可変減
衰回路においては、入出力インピーダンスが一定となる
条件は、2つの抵抗素子91,92の抵抗値をR0 、並
列側のダイオード97の抵抗値をR1、直列側のダイオ
ード98の抵抗値をR2とすれば、 R1・R2=R0 2 ・・・・(1) である。ダイオード97,98の抵抗値は、図10に示
すバイアス回路によって得られる。図10において、電
源端子100と接地と間に可変抵抗器110を接続する
と共に、ダイオード97,98を直列接続して可変抵抗
器110に並列に接続し、ダイオード97,98同士の
接続端を可変抵抗器110のタップ出力端に接続してあ
る。
【0004】ダイオードの電圧電流特性は、図11に示
すが、ダイオードは、順方向電圧を負荷した時にのみ抵
抗素子として働き、その電圧点での接線の傾きが抵抗値
となる。そこで、電源端子100に電圧Vを印加し、タ
ップ出力を切り換えることによって抵抗値R1,R2を得
るに必要な適宜な順方向電圧をダイオード97,98に
それぞれ印加する。
【0005】また、この従来のマイクロ波可変減衰回路
の通過減衰量L(dB)は L=20log(1+(R1/R0)) ・・・・(2) で与えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のマイクロ波可変減衰回路では、図10に示すような
特別なバイアス回路を設けて式(1)の条件を満たよう
にしているが、タイオード97,98に順方向電圧がか
かり、電流が流れるため消費電流が大きくなる。また、
高周波電圧が直接ダイオードに印加されるが、図10に
示すようにダイオードの電圧電流特性が非線形なため歪
みが大きくなる。
【0007】本発明の目的は、特別なバイアス回路を要
せずに入出力インピーダンス一定の条件を満足でき、電
力消費の少ないマイクロ波可変減衰回路を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のマイク
ロ波可変減衰回路は、入出力インピーダンスと同じ抵抗
値の2つの抵抗素子を直列接続して一方端を入力端子、
他方端を出力端子とし、第1の可変抵抗素子を2つの抵
抗素子の直列回路に並列に接続し、2つの抵抗素子同士
の接続端に、特性インピーダンスが入出力インピーダン
スと同じ値を有するマイクロ波信号の中心周波数の1/
4波長線路の一端を接続し、1/4波長線路の他端と接
地との間に第1の可変抵抗素子と同一特性の第2の可変
抵抗素子を接続し、第1及び第2の可変抵抗素子は、連
動して外部から制御されることを特徴とする。
【0009】以上のように構成することによって、第2
の可変抵抗素子の抵抗値をRとしたとき、特性インピー
ダンスZ0 の1/4波長線路の他端から第2の可変抵抗
素子側を見たときの抵抗値は、第1及び第2の可変抵抗
素子の抵抗値とほぼ等しいため、Z0 2/Rとみなすこと
ができ、入出力インピーダンスが一定となる条件を満た
すことができる。よって、可変抵抗素子として電圧によ
り制御可能なものを使用すれば、特別なバイアス回路を
付加せずにマイクロ波可変減衰回路の実現が可能であ
る。
【0010】請求項2に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、請求項1に記載のマイクロ波可変減衰回路におい
て、第1及び第2の可変抵抗素子は、ゲート電圧制御さ
れるFETで構成されることを特徴とする。即ち、可変
抵抗素子としてFETを用いる場合は、抵抗値は、ドレ
イン・ソース間の抵抗値となる。2つのFETは、共通
のゲート電圧制御信号によってドレイン・ソース間の抵
抗値が可変制御される。このとき、FETでは、ドレイ
ン・ソース間に電位差が生じないため、FETには電流
が流れず、消費電力0のマイクロ波可変減衰回路を構成
できる。また、FETのドレイン・ソース間抵抗は、線
形な特性を有するため歪みの発生が少ない。
【0011】請求項3に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、請求項1に記載のマイクロ波可変減衰回路におい
て、第1及び第2の可変抵抗素子は、順方向電圧制御さ
れるダイオードで構成されることを特徴とする。即ち、
可変抵抗素子としてダイオードを用いる場合は、抵抗値
は、ダイオードの電圧電流特性上の電圧点における接線
の傾きである。2つのダイオードは、共通の順方向電圧
信号によって抵抗値が可変制御される。
【0012】請求項4に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、請求項1または請求項2に記載のマイクロ波可変減
衰回路において、1/4波長線路に代えて、2つの抵抗
素子同士の接続端と第2の可変抵抗素子との間に入出力
インピーダンスと同じインピーダンス値を有する2つの
キャパシタを直列接続して設け、2つのキャパシタ同士
の接続端と接地との間に入出力インピーダンスと同じイ
ンピーダンス値を有するインダクタを設けてあることを
特徴とする。
【0013】請求項5に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のマイク
ロ波可変減衰回路において、1/4波長線路に代えて、
2つの抵抗素子同士の接続端と第2の可変抵抗素子との
間に入出力インピーダンスと同じインピーダンス値を有
する2つのインダクタを直列接続して設け、2つのイン
ダクタ同士の接続端と接地との間に入出力インピーダン
スと同じインピーダンス値を有するキャパシタを設けて
あることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、請求項または請求項2に記載のマイクロ波可変減衰
回路において、1/4波長線路に代えて、2つの抵抗素
子同士の接続端と第2の可変抵抗素子との間に入出力イ
ンピーダンスと同じインピーダンス値を有するキャパシ
タを設け、キャパシタの一端と接地との間及びキャパシ
タの他端と接地との間に、入出力インピーダンスと同じ
インピーダンス値を有するインダクタを設けてあること
を特徴とする。
【0015】請求項7に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のマイク
ロ波可変減衰回路において、1/4波長線路に代えて、
2つの抵抗素子同士の接続端と第2の可変抵抗素子との
間に入出力インピーダンスと同じインピーダンス値を有
するインダクタを設け、インダクタの一端と接地との間
及びインダクタの他端と接地との間に、入出力インピー
ダンスと同じインピーダンス値を有するキャパシタを設
けてあることを特徴とする。
【0016】1/4波長線路は、マイクロ波周波数の1
/4波長の長さを有し、それ以下にはできず、占有面積
の低減が困難であるが、請求項4〜7に示すように1/
4波長線路に相当するものを、キャパシタとインダクタ
とで構成すれば、これらは集積回路技術によって小型化
が可能であるので、占有面積の低減が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0018】(第1実施形態)図1は、請求項1に対応
する実施形態のマイクロ波可変減衰回路の構成例であ
る。図1において、2つの抵抗素子1,2を直列接続し
て一方端を入力端子3、他方端を出力端子4とし、可変
抵抗素子5を2つの抵抗素子1,2の直列回路に並列に
接続し、2つの抵抗素子1,2同士の接続端に、マイク
ロ波信号の中心周波数の1/4波長線路6の一端を接続
し、1/4波長線路6の他端と接地との間に可変抵抗素
子7を接続してある。
【0019】抵抗素子1,2の抵抗値は、それぞれ入出
力インピーダンスと同じ値である。また、1/4波長線
路6の特性インピーダンスは、入出力インピーダンスと
同じ値である。そして、可変抵抗素子5,7は、互いに
同等の特性を有し、抵抗値が連動して外部から可変制御
される。以上の構成において、入出力インピーダンスを
0、可変抵抗素子5の抵抗値をRとすると、入力端子3
から入力されたマイクロ波信号は、20log(1+R/Z0)
(dB)の減衰を受け出力端子4から出力される。ま
た、可変抵抗素子7の抵抗値をRとすると、1/4波長
線路6の他端から可変抵抗素子7を見た抵抗値は、可変
抵抗素子7及び可変抵抗素子5の抵抗値とほぼ等しいた
め、Z0 2/Rとみなすことができ、従来例と同様に、式
(1)に示す入出力インピーダンスが一定となる条件が
満たされる。
【0020】したがって、可変抵抗素子5,7が電圧で
制御可能な場合、電圧を印加するだけで、マイクロ波可
変減衰回路を構成できるため、特別なバイアス回路を付
加せずに実現が可能である。以下、具体例を説明する。 (第2実施形態)図2は、請求項2に対応する実施形態
のマイクロ波可変減衰回路の構成例である。この第2実
施形態では、可変抵抗素子5,6としてゲート電圧制御
されるFET10,11が使用される。
【0021】即ち、FET10は、ドレイン端子Dが入
力端子3に接続され、ソース端子Sが出力端子4に接続
される。また、FET11は、ドレイン端子Dが1/4
波長線路6の他端に接続され、ソース端子Sが接地され
る。そして、FET10,11のゲート端子Gは、それ
ぞれデカップリング用の抵抗素子12,13を介して制
御電圧端子14に接続される。なお、制御電圧端子14
と接地との間には、デカップリング用のキャパシタ15
が接続される。
【0022】図3は、FETのゲート電圧を可変制御し
た場合のドレイン・ソース間電圧とドレイン電流の特性
を示す。FET10,11のゲート電圧を制御電圧端子
14に印加する共通の電圧信号によって連動して制御す
ることによってFET10,11両者のドレイン端子D
とソース端子S間の抵抗値が連動して可変される。この
とき、ドレイン・ソース間抵抗は、線形な特性を有する
ため歪みの発生が少ない。また、ドレイン・ソース間に
は、電位差が生じないため電流が流れず、消費電力が0
のマイクロ波可変減衰回路を実現できる。
【0023】(第3実施形態)図4は、請求項3に対応
する実施形態のマイクロ波可変減衰回路の構成例であ
る。この第3実施形態では、可変抵抗素子5,6として
順方向電圧制御されるダイオード16,17が使用され
る。即ち、ダイオード16は、アノードがキャパシタ1
8を介して直列接続した抵抗素子1,2の直列回路の一
方端に接続され、カソードが直列接続した抵抗素子1,
2の直列回路の他方端に接続される。そして、ダイオー
ド16のアノードとキャパシタ18との接続端は、チョ
ークコイル19を介して制御電圧端子20に接続され
る。なお、抵抗素子1,2の直列回路の一方端と入力端
子3との間にはキャパシタ21が、他方端と出力端子4
との間にはキャパシタ22がそれぞれ設けられる。
【0024】また、ダイオード17は、アノードが1/
4波長線路6の他端に接続され、カソードが接地され
る。以上の構成において、制御電圧端子20に電圧を印
加すると、ダイオード16に順方向電圧が印加されると
共に、1/4波長線路6を介したダイオード17にも同
一の順方向電圧が印加され、電流が流れて所定の抵抗値
を示す。即ち、ダイオード16,17は、共通の電圧信
号によって連動して制御され、同一の抵抗値が連動して
可変される。
【0025】(第4実施形態))図5は、請求項4に対
応する実施形態のマイクロ波可変減衰回路の構成例であ
る。この第4実施形態では、第1実施形態(図1)にお
いて、1/4波長線路6に代えて、2つの抵抗素子1,
2同士の接続端と可変抵抗素子7との間に2つのキャパ
シタ25,26を直列接続して設け、この2つのキャパ
シタ25,26同士の接続端と接地との間にインダクタ
27を設けてある。
【0026】ここに、2つのキャパシタ25,26及び
インダクタ27は、それぞれ入出力インピーダンスと同
じインピーダンス値を有する。即ち、入出力インピーダ
ンスをZ0 とすれば、C=1/(ωZ0)、L=Z0/ω
である。 (第5実施形態)図6は、請求項5に対応する実施形態
のマイクロ波可変減衰回路の構成例である。この第5実
施形態では、第1実施形態(図1)において、1/4波
長線路6に代えて、2つの抵抗素子1,2同士の接続端
と可変抵抗素子7との間に2つのインダクタ28,29
を直列接続して設け、2つのインダクタ28,29同士
の接続端と接地との間にキャパシタ30を設けてある。
【0027】ここに、2つのインダクタ28,29及び
キャパシタ30は、それぞれ入出力インピーダンスと同
じインピーダンス値を有する。即ち、入出力インピーダ
ンスをZ0 とすれば、L=Z0/ω、C=1/(ωZ0
である。 (第6実施形態)図7は、請求項6に対応する実施形態
のマイクロ波可変減衰回路の構成例である。この第7実
施形態では、第1実施形態(図1)において、1/4波
長線路6に代えて、2つの抵抗素子1,2同士の接続端
と可変抵抗素子7との間にキャパシタ31を設け、キャ
パシタ31の一端と接地との間にインダクタ32を設
け、またキャパシタ22の他端と接地との間にインダク
タ33を設けてある。
【0028】ここに、キャパシタ31及び2つのインダ
クタ32,33は、それぞれ入出力インピーダンスと同
じインピーダンス値を有する。即ち、入出力インピーダ
ンスをZ0 とすれば、C=1/(ωZ0)、L=Z0/ω
である。 (第7実施形態)図8は、請求項7に対応する実施形態
のマイクロ波可変減衰回路の構成例である。この第7実
施形態では、第1実施形態(図1)において、1/4波
長線路6に代えて、2つの抵抗素子1,2同士の接続端
と可変抵抗素子7との間にインダクタ34を設け、イン
ダクタ34の一端と接地との間にキャパシタ35を設
け、またインダクタ34の他端と接地との間にキャパシ
タ36を設けてある。
【0029】ここに、インダクタ34及び2つのキャパ
シタ35,361は、それぞれ入出力インピーダンスと
同じインピーダンス値を有する。即ち、入出力インピー
ダンスをZ0 とすれば、L=Z0/ω、C=1/(ω
0)である。以上の第4実施形態〜第7実施形態で
は、キャパシタとインダクタは、集積回路技術によって
小型化が可能であるので、占有面積の低減が可能であ
る。また、第1実施形態への適用例を示したが、第5実
施形態と第7実施形態は、第2実施形態と第3実施形態
にも同様に適用でき、第4実施形態と第6実施形態は、
第2実施形態に同様に適用できる。第3実施形態におい
ては、ダイオード17への電流路がキャパシタによって
遮断されるからである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
マイクロ波可変減衰回路は、可変抵抗素子として電圧に
より制御可能なものを使用できるので、1つの制御電圧
で減衰量を制御できることになり、バイアス回路が簡単
に構成できる。また、本発明では、制御端子が一本で済
むので、回路面積が端子数で規制されるような大規模高
集積回路においては、特に顕著な効果が得られる。
【0031】請求項2に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、第1及び第2の可変抵抗素子としてFETを用いる
ことができる。2つのFETは、共通のゲート電圧制御
信号によってドレイン・ソース間の抵抗値を可変制御で
きる。このとき、FETでは、ドレイン・ソース間に電
位差が生じないため、FETには電流が流れず、消費電
力0のマイクロ波可変減衰回路を構成できる。また、F
ETのドレイン・ソース間抵抗は、線形な特性を有する
ため歪みの発生が少ない。
【0032】請求項3に記載のマイクロ波可変減衰回路
は、第1及び第2の可変抵抗素子としてダイオードを用
いることができる。2つのダイオードは、共通の順方向
電圧信号によって抵抗値を可変制御できる。請求項4〜
7に記載のマイクロ波可変減衰回路は、1/4波長線路
に相当するものを、キャパシタとインダクタとで構成す
るので、占有面積の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図2】請求項2に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図3】FETのゲート電圧に対するドレイン・ソース
間電圧ドレイン電流特性を示す図である。
【図4】請求項3に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図5】請求項4に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図6】請求項5に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図7】請求項6に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図8】請求項7に対応する実施形態のマイクロ波可変
減衰回路の構成例である。
【図9】従来のマイクロ波可変減衰回路の構成例であ
る。
【図10】従来のマイクロ波可変減衰回路を構成するた
めのバイアス回路の回路図である。
【図11】ダイオードの電圧電流特性を示す図である。
【符号の説明】
1、2 抵抗素子1a 1b 3 入力端子 4 出力端子 5、7 可変抵抗素子 6 1/4波長線路 10、11 FET 14、20 制御電圧端子 16、17 ダイオード 25、26、30、31、35、36 キヤパシタ 27、28、29、32、33、34 インダクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力インピーダンスと同じ抵抗値の2
    つの抵抗素子を直列接続して一方端を入力端子、他方端
    を出力端子とし、 第1の可変抵抗素子を前記2つの抵抗素子の直列回路に
    並列に接続し、 前記2つの抵抗素子同士の接続端に、特性インピーダン
    スが前記入出力インピーダンスと同じ値を有するマイク
    ロ波信号の中心周波数の1/4波長線路の一端を接続
    し、 前記1/4波長線路の他端と接地との間に前記第1の可
    変抵抗素子と同一特性の第2の可変抵抗素子を接続し、 前記第1及び第2の可変抵抗素子は、連動して外部から
    制御されることを特徴とするマイクロ波可変減衰回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロ波可変減衰回
    路において、 前記第1及び第2の可変抵抗素子は、ゲート電圧制御さ
    れるFETで構成されることを特徴とするマイクロ波可
    変減衰回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマイクロ波可変減衰回
    路において、 前記第1及び第2の可変抵抗素子は、順方向電圧制御さ
    れるダイオードで構成されることを特徴とするマイクロ
    波可変減衰回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のマイク
    ロ波可変減衰回路において、 前記1/4波長線路に代えて、前記2つの抵抗素子同士
    の接続端と前記第2の可変抵抗素子との間に前記入出力
    インピーダンスと同じインピーダンス値を有する2つの
    キャパシタを直列接続して設け、前記2つのキャパシタ
    同士の接続端と接地との間に前記入出力インピーダンス
    と同じインピーダンス値を有するインダクタを設けてあ
    ることを特徴とするマイクロ波可変減衰回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載のマイクロ波可変減衰回路において、 前記1/4波長線路に代えて、前記2つの抵抗素子同士
    の接続端と前記第2の可変抵抗素子との間に前記入出力
    インピーダンスと同じインピーダンス値を有する2つの
    インダクタを直列接続して設け、前記2つのインダクタ
    同士の接続端と接地との間に前記入出力インピーダンス
    と同じインピーダンス値を有するキャパシタを設けてあ
    ることを特徴とするマイクロ波可変減衰回路。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載のマイク
    ロ波可変減衰回路において、 前記1/4波長線路に代えて、前記2つの抵抗素子同士
    の接続端と前記第2の可変抵抗素子との間に前記入出力
    インピーダンスと同じインピーダンス値を有するキャパ
    シタを設け、前記キャパシタの一端と接地との間及び前
    記キャパシタの他端と接地との間に、入出力インピーダ
    ンスと同じインピーダンス値を有するインダクタを設け
    てあることを特徴とするマイクロ波可変減衰回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載のマイクロ波可変減衰回路において、 前記1/4波長線路に代えて、前記2つの抵抗素子同士
    の接続端と前記第2の可変抵抗素子との間に前記入出力
    インピーダンスと同じインピーダンス値を有するインダ
    クタを設け、前記インダクタの一端と接地との間及び前
    記インダクタの他端と接地との間に、入出力インピーダ
    ンスと同じインピーダンス値を有するキャパシタを設け
    てあることを特徴とするマイクロ波可変減衰回路。
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JP4210197A Pending JPH10242712A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 マイクロ波可変減衰回路

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JP (1) JPH10242712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271408A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Nec Corp 移相回路
JP2011055181A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 New Japan Radio Co Ltd 温度可変減衰器

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