JPH1024267A - 撥水性表面の形成方法 - Google Patents

撥水性表面の形成方法

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JPH1024267A
JPH1024267A JP8183065A JP18306596A JPH1024267A JP H1024267 A JPH1024267 A JP H1024267A JP 8183065 A JP8183065 A JP 8183065A JP 18306596 A JP18306596 A JP 18306596A JP H1024267 A JPH1024267 A JP H1024267A
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Toru Iwasaki
徹 岩崎
Tatsuo Nakatani
龍男 中谷
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Toray Industries Inc
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い撥水性と、その性能を長期間維持できる
撥水性表面の形成方法を提供する。 【解決手段】 基体1の表面上に、可塑状態でしかも接
着性を有する樹脂層2を形成し、疎水性粒子3を散布す
ることにより樹脂層表面に疎水性粒子のコーティング層
を形成し、このコーティング層の上から加圧して、疎水
性粒子1の一部を前記樹脂層2に押し込み、粒子間に樹
脂を浸入させるか、容器に疎水性粒子3を充填するなど
した粒子面をを平らに均し、この粒子層の表面に前記樹
脂層2を押し当てて粒子間に樹脂を浸入させ、樹脂層2
を固化させた後、固着していない疎水性粒子3を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、撥水性表面の形成
方法に関し、更に詳細には物体表面に撥水特性を有する
層を形成し、防曇、防汚、着氷防止などの諸特性を発揮
させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の撥水性を持つ材料としては、四フ
ッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ化エチレン−六
フッ化プロピレン共重合樹脂(FEP)などのフッ素系
樹脂が代表的なものとして知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の各樹
脂の撥水性は、水に対する接触角で110度程度であ
り、撥水性能としては十分でない。また、撥水性コーテ
ィング剤を基材表面に塗布する方法でも、水との接触角
は前記と同様に110度程度であり、十分ではない。
【0004】そこで、更に高い撥水性を得る方法とし
て、疎水性シリカ粒子を、塗料に混入し、溶媒で十分に
希釈して塗布する方法が、三家本純弘著「疎水性シリカ
の新展開」ポリマーダイジェスト1983年3月号及び
特開平3−215570号公報などによって提案されて
いる。しかしながら、これらの文献に開示された方法
は、疎水性シリカの添加量が低いと十分な撥水性が得ら
れず、添加率が高いと撥水性は水との接触角で160度
程度まで上がるが、疎水性シリカが剥離し易く、性状が
脆くなり、塗膜にひびが入り易いなどの問題があり、な
お改善の必要が認められる。
【0005】本発明は、以上の問題に着目してなされた
ものであり、高い撥水性を有し、しかもその撥水性能を
長期間維持できる撥水性表面の形成方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明の撥水性表面の形成方法の構成は、基体表面
上に、可塑状態でしかも接着性を有する樹脂層を形成
し、疎水性粒子を前記樹脂層より厚い層に形成し、この
疎水性粒子層を樹脂層に押し込み、粒子間に浸入した樹
脂を硬化させて疎水性粒子を基体に固着させ、固着され
ていない疎水性粒子を除去するものである。
【0007】前記基体は、前記樹脂層と接着可能なもの
であれば特に限定されず、例えば船舶などの構造体であ
ってもよいが、金属、プラスチックなどの板又はフィル
ムなどとし、かかる基体に撥水処理を施して、前記構造
体に取り付けることが実際的である。前記可塑状態でし
かも接着性を有する樹脂層とは、未硬化状態の熱硬化型
樹脂又は未硬化状態の熱可塑性樹脂、もしくは軟化点以
上に加熱した熱可塑性樹脂などである。
【0008】前記疎水性粒子を樹脂層に押し込む手段に
は特に限定はないが、好ましい方法として、例えば基体
表面上に形成した樹脂層の上に、この樹脂層より厚い層
に疎水性粒子を散布し、この粒子層の上からプレス板を
押し当てたり、ローラー掛けをしたりして、疎水性粒子
を樹脂層に押し込む方法、前記疎水性粒子を層状に敷
き、その表面を平らに均し、この平らに均した面に、基
体表面に形成した前記樹脂層を押し当て押し込む方法な
どを用いることができる。
【0009】使用しうる前記疎水性粒子には、特に限定
はなく、無機酸化物粒子の表面エネルギーを低下させる
ために表面処理した粒子、疎水性樹脂粒子などを適宜使
用することができる。基体表面に固着した疎水性粒子面
は、粒子径に依存した凹凸面を形成しており、この凹凸
面が高い撥水性を発揮する。好ましい粒子径には特に限
定はないが、基体表面に形成した樹脂層上に粒子を隙間
無く充填するためには100μm以下とすることが望ま
しい。
【0010】また、前記疎水性粒子層及び樹脂層の厚み
は、後者より前者を厚くする以外には特に限定はな。但
し、粒子間に浸入した樹脂が粒子層からはみ出すと、基
体表面に固着された疎水性粒子によって形成される凹凸
が不均一となるので好ましくない。100μm以下の粒
子径を用いた場合には、使用する樹脂の種類にもよる
が、樹脂層の厚みは1〜100μm程度の範囲とし、粒
子層の厚みは、操作面から見て1mm程度、せいぜい数mm
程度とするのでよい。
【0011】前記撥水面は、防曇、防汚、着氷防止の
外、水中で撥水面に気体膜を形成し、水が直接没水面に
付着しないなどの作用を発揮するが、そのためには疎水
性粒子の水との接触角が90度以上のものを使用するこ
とが必要である。水との接触角が90度未満の疎水性度
の低い粒子を用いて凹凸表面を形成した場合は、撥水性
が得られない。
【0012】疎水性粒子と水との接触角の測定方法は、
測定する粒子を板上に一定量取り分け、又は容器に充填
し、表面を平らに均し、次いで充填した前記粒子面に水
滴を作り、前記平らに均した面と水滴との接触角を測定
することによって求めることができる。以上のよう基体
表面と疎水性粒子との両方に接着性を有する樹脂によっ
て、疎水性粒子を前記基体表面に固着させ、基体表面を
疎水性粒子による凹凸面で覆うことにより、高い撥水性
を有する表面が形成され、しかも、長期間にわたりその
性能を維持させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の実施の形態を
説明する。前記疎水性粒子を形成する前記無機酸化物に
は、特に限定はないが、例えば、シリカ、アルミナ、そ
の他の金属酸化物粉などである。使用しうる無機酸化物
粒子の表面エネルギーを低下させる表面処理剤として
は、例えばアルキルシラン、シラザン、シリコーンオイ
ル,シリコーンコーティング剤などのシリコーン化合
物、チタネート系カップリング剤、アミン、アミド類な
どの炭化水素系表面処理剤や、パーフルオロアルキルシ
ラン,パーフルオロアルキルシラザン,パーフルオロア
ルキル基含有オルガノシロキサン,パーフルオロエーテ
ルなどのフッ素含有表面処理剤などである。
【0014】更に前記無機酸化物粒子表面の疎水性向上
を図るため、前記フッ素含有表面処理剤と炭化水素系表
面処理剤とを併用することもできる。使用しうる前記疎
水性樹脂粒子としては、特に限定はなく、例えば、ポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)粒子、パーフルオ
ロアルコキシ樹脂(PFA)粒子、四フッ化エチレン−
六フッ化プロピレン共重合樹脂(FEP)粒子、四フッ
化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)粒子、フ
ッ化ビニリデン樹脂(PVdF)粒子、三フッ化塩化エ
チレン樹脂(PCTFE)粒子などのフッ素樹脂粒子な
どを挙げることができる。
【0015】前記樹脂層の厚みは、前記疎水性粒子を一
部樹脂層に埋め込む厚みを与え、しかも基体と疎水性粒
子との双方に対し優れた接着能を有する樹脂であればよ
く、熱硬化型樹脂及び熱可塑性樹脂のいずれも使用でき
る。使用しうる前記未硬化状態の熱硬化型樹脂又は熱可
塑性樹脂としては、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹
脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂などを挙
げることができる。また、使用しうる前記軟化点以上に
加熱した熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ナイロン、アクリル樹脂、塩化ビニル
樹脂、ポリスチレンなどを挙げることができる。
【0016】本発明の撥水性表面の作成方法を基体が
板、フィルムの場合を例に以下に説明する。 a)樹脂層塗布工程:板又はフィルム状の基体表面上
に、未硬化樹脂を、刷毛、ローラー、スプレーガン、コ
ーターなどによって塗布する。但し、基体が熱可塑性樹
脂の場合で、基体表面を軟化させて疎水性粒子を埋め込
む方法を用いる場合は、本工程を省略することができ
る。
【0017】b)疎水性粒子コーティング工程:前記疎
水性粒子を前記樹脂層上に散布し、均一層となるように
する工程であり、その方法としては、特に限定はない。
適用しうるコーティング方法としては、例えばエアーガ
ンによって疎水性粒子を吹き付ける方法、静電吹き付け
方法、ふるい,フィーダーなどにより散布する方法、ス
プーンやパケットなどにより樹脂層の上に疎水性粒子を
乗せ、ヘラやブレードにより平滑化する方法など、適宜
の方法を用いることができる。
【0018】c)加圧工程:前記樹脂層が未硬化ないし
軟化して接着性を有する状態において、疎水性粒子コー
ティング層を、上から加圧し、粒子の一部を樹脂層内に
埋め込み基体に固着させると共に、樹脂層の外に露出し
ている部分によって撥水性を与える工程である。樹脂層
として熱可塑性樹脂を用いる場合で、樹脂を加熱により
可塑状態にする方法の場合は、加圧する時点で、樹脂層
表面が、その軟化点以上に加熱されていることが必要で
ある。加熱方法は特に限定されないが、好ましい方法と
して電熱ヒーターを使用することができる。
【0019】加圧手段としては、特に限定はなく、プレ
ス機による平面加圧、ローラーによる加圧など、各種の
方法を用いることができる。いずれの方法を採用するに
しても、平板上に散布した疎水性粒子の薄い層を、しか
も完全に埋め込まないように加圧するものであるから、
押圧力はかなり小さいものである。 d)表面処理工程:樹脂層が十分に固化した後、表面に
存在する樹脂層に埋め込まれなかった余剰の疎水性粒子
を除去する工程である。採用しうる処理方法としては特
に限定はなく、例えば基体を傾斜させて余剰の疎水性粒
子を落下させる方法、振動,打撃を与える方法、エアー
ブロー又は水洗浄する方法などを用いることができる。
【0020】
【実施例】以下添付の図面を参照して本発明を実施例に
よって具体的に説明する。 〔実施例1〕図1に示すように、アルミニウム平板から
なる基体1の表面に、シリコーン樹脂からなる樹脂層2
をスプレーガンで、約20μmの厚さに形成した。そし
てこのシリコーン樹脂層が乾燥固化する前に、ジメチル
ジクロロシランで表面処理した平均粒径3μmのシリカ
からなる疎水性粒子3をシリコーン樹脂の上に噴霧し
た。なお、噴霧に代えてフィーダーなどにより散布して
もよい。
【0021】次に、基体1を下から支持し、疎水性粒子
3の上からローラーで加圧し、シリカ粒子の一部を前記
樹脂層2内に押し込むことにより粒子間に樹脂を浸入さ
せ、樹脂を乾燥固化させた。次いで樹脂層2に固着され
ていない疎水性粒子3を水で洗い流し、図1に示す樹脂
層2に疎水性粒子3層を固着した膜体4を得た。なお、
前記ローラーに代えてプレス機を使用することもでき
る。
【0022】このものの水に対する接触角の測定は、前
記膜体4に水を十分に浸透させておき、次にこの膜体4
上に水滴を作り、その接触角を測定することによって行
った。実施例1の撥水性表面の前記接触角は165度で
あり、高い撥水性を示すことが確認された。以上によっ
て得た膜体4の構造を模式的に描いた図1によって説明
する。膜体4は、疎水性粒子3が石垣状に付着した構造
をしており、表面状態は、疎水性粒子3の積み重なり状
態により定まる微細な凹凸面5を形成している。その結
果、水は凹部内に浸入することができず、高い撥水性を
発現するものである。
【0023】図1から理解されるように、複数層にコー
ティングされた疎水性粒子3を、可塑状態の樹脂層2内
に押し込むと樹脂は粒子間に浸入し、樹脂が固化する
と、各粒子が樹脂層に強固に固着されるので、強固な凹
凸面5が得られ、しかも表面に近いほど、疎水性粒子3
が樹脂層2に対して相対的に多くなるので、極めて高い
撥水性を得ることができる。
【0024】実施例1の凹凸面Tからなる撥水性面は、
水に濡れることがないので、水中に溶解・分散した汚れ
物質が付着せず、また、ほこりなどが付着しても、水が
掛かると水中に取り込まれ、撥水性表面から除去され
る。したかって、防曇、防汚、着氷防止などの効果が得
られる。 〔実施例2〕厚さ0.5mmの塩化ビニルシートからなる
基体の表面上に、エポキシ樹脂(溶剤型)をコーターで
約20μmの厚さとなるように塗布した。別に平均粒径
2μmのポリテトラフルオロエチレン)(PTFE)粒
子を、浅底の容器に厚みがほぼ5mmとなるように充填
し、ブレードにより表面を平滑化した。
【0025】前記平滑化した面上、エポキシ樹脂を塗布
した前記基体を、樹脂面を下にして乗せ、プレスし、上
層部の粒子間に樹脂を押し込み、基板を取り出し、エポ
キシ樹脂を乾燥固化させたのち、樹脂によって固着され
ていないPTFE粒子を水で洗い流し、疎水性粒子層を
形成した。形成された疎水性粒子層の水に対する接触角
は165度であり、高い撥水性を示すことが確認され
た。
【0026】〔実施例3〕厚さ2mmのポリプロピレン板
からなる基体の表面上に、静電吹き付けにより、CF3(CF
2)7C2H4Si(OC2H5)3 で表されるパーフルオロアルキルシ
ランで表面処理した平均粒径2μmの疎水性シリカ粒子
を均一に分散させた。次にポリプロピレン板を下面から
支持し、疎水性シリカ粒子の上からプレス面にヒーター
を取付け、170℃に加熱したプレス機により加圧し、
ポリプロピレンを軟化させ、ポリプロピレン樹脂中に疎
水性シリカ粒子の一部を押し込み、粒子間に軟化した樹
脂を浸入させた。
【0027】以上のように処理したポリプロピレンを冷
却・固化させたのち、この樹脂によって固定されない疎
水性シリカを水で洗い流し、固定されなかった疎水性シ
リカ粒子を水で洗い流し、ポリプロピレンと疎水性シリ
カ粒子とからなる膜体を得た。この膜体の水に対する接
触角は165度であり、高い撥水性を示すことが確認さ
れた。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明の撥水性表面の形成
方法は、可塑状態で接着性を有する樹脂層上に散布した
疎水性粒子を、前記樹脂層中に押し込むことにより粒子
間に樹脂を浸入させて固化させることにより撥水性表面
を形成するようにしたので、疎水性粒子は、疎水性粒子
層中に浸入した樹脂に固着された強固な樹脂−疎水性粒
子膜体が得られる。
【0029】前記樹脂−疎水性粒子膜体は、ひびの発生
がなく、水流、振動、衝撃に対して強固であり、基体の
曲げや、伸縮にも追従することができるので、容易に疎
水性粒子が剥離することはなく、長期間初期の性能を維
持することができる。この撥水性表面を有する膜体は、
水に濡れることがないので、水中に溶解・分散した汚れ
物質が付着せず、また、ほこりなどが付着しても、水が
掛かると水中に取り込まれ、撥水性表面から除去され
る。したかって、防曇、防汚、着氷防止などの効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例1により得られた撥水性表
面の構造を模式的に示した断面図である。
【符号の説明】
1 基体 2 樹脂層 3 疎水性粒子 4 膜体 5 凹凸面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体表面上に、可塑状態でしかも接着性
    を有する樹脂層を形成し、疎水性粒子を前記樹脂層より
    厚い層に形成し、この疎水性粒子層を樹脂層に押し込
    み、粒子間に浸入した樹脂を硬化させて疎水性粒子を基
    体に固着させることからなる撥水性表面の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記可塑状態の樹脂層が未硬化状態の熱
    硬化型樹脂又は未硬化状態の熱可塑性樹脂からなる請求
    項1記載の撥水性表面の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記可塑状態の樹脂層が熱可塑性樹脂を
    軟化点以上に加熱した樹脂層からなる請求項1記載の撥
    水性表面の形成方法。
  4. 【請求項4】 基体表面上に形成した前記樹脂層の上
    に、この樹脂層より厚い層に疎水性粒子を散布し、この
    粒子層を樹脂層に押し込むようした請求項1、2又は3
    記載の撥水性表面の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記疎水性粒子を層状に敷き、その表面
    を平らに均し、この平らに均した面に、基体表面に形成
    した前記樹脂層を押し当てるようにした請求項1、2又
    は3記載の撥水性表面の形成方法。
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