JPH10242039A - 半導体製造方法と半導体製造システムおよびそれらにより製造された半導体デバイス - Google Patents

半導体製造方法と半導体製造システムおよびそれらにより製造された半導体デバイス

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JPH10242039A
JPH10242039A JP4754597A JP4754597A JPH10242039A JP H10242039 A JPH10242039 A JP H10242039A JP 4754597 A JP4754597 A JP 4754597A JP 4754597 A JP4754597 A JP 4754597A JP H10242039 A JPH10242039 A JP H10242039A
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exposure apparatus
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義則 中山
Susumu Tawa
邁 田和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光露光装置で露光されたパターンに合わせて
電子ビーム描画装置で合わせ描画をする際、光露光装置
の露光によりパターンの歪が変動するため、電子ビーム
描画装置で、歪に合わせた補正をして描画しても十分に
精度が得られなかった。 【解決手段】 光露光装置で露光するにつれて変化する
光学歪の量に応じて、電子ビームで補正する量を更新し
て描画することにより、光露光装置を用いて転写された
パターンに対して電子ビーム描画で合わせ描画をする際
に、高精度な合わせ描画を実現し、かつ、補正データの
管理を容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
異なるパターン層をそれぞれ異なる露光装置を用いて形
成して、半導体集積回路を製造する半導体製造技術に係
り、特に、各露光装置の合わせ描画を高精度化でき、信
頼性を高めるのに好適な半導体製造方法と半導体製造シ
ステムおよびそれらにより製造された半導体デバイスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】露光装置、すなわち、リソグラフィー技
術を用いた半導体集積回路の製造工程には、前工程でウ
ェハ上に形成されたパターンとの位置関係を合わせて、
別の新たなパターンを形成する作業工程が多数ある。こ
れらのリソグラフィー技術に関しては、近年さらなる微
細化が要求されている。このため、例えば、「ジャパン
ジャーナルオブアプライドフィジックスJ.J.A.P. Serie
s 4,Proc.of 1990 Intern. MicroProcess Conference」
のpp.58−63に記載されているように、高い解像性
が要求される層は電子ビーム描画装置を用い、その他の
層は、例えば、i線やエキシマを光源とするステッパー
のような他のリソグラフィー装置(露光装置)を用い
る、いわゆるミックスアンドマッチ技術が主流となりつ
つある。
【0003】このようなミックスアンドマッチによる半
導体集積回路の製造技術では、露光装置を用いて露光し
たパターン層と、電子ビームを用いて描画したパターン
層において層間でのパターンの合わせ精度を良好に保つ
ことが重要である。このように、異なる工程で形成され
るパターンを合わせる技術を、図4を用いて説明する。
本図4では、下地のパターンに対して合わせ描画を行う
技術の一例を示し、ウエハ1上には、下地となる光投影
露光装置(以下、光露光装置と記載)で露光された層が
形成されている。この層には、予め、次の層の描画の合
わせに用いる合わせマーク2が下地の層と共に露光され
ている。このマーク2は、チップ3の4隅に配置されて
おり、これら4つのマーク位置を電子ビーム走査あるい
は光学的手段を用いて検出することにより、チップ3の
ウエハ1上の位置を確認する。
【0004】次に、図3,5を用いて、光露光装置で露
光されるパターンの特徴について説明する。露光装置で
は図3に示すように、光源4からの光を、レンズ5を介
してマスク6に照射して、マスク6上に描かれたパター
ンを投影して投影像を生成し、この、投影像を、複数の
レンズを組み合わせて構成される縮小レンズ7により縮
小して、ウエハ1に焼き付ける。このウエハ1に露光さ
れるフィールドは、縮小レンズ7の光学的特性により、
図5に拡大して示すように、設計(図中の破線)に対し
て歪んだ形(図中の実線)となる。
【0005】半導体集積回路を作るには、下地との相対
位置関係が重要であるため、露光装置で露光されたパタ
ーンの歪に合わせて、次の層の描画位置を補正する必要
がある。このような補正を目的とした技術には、例え
ば、特開昭62−149127号公報に記載のものがあ
る。この技術では、基準マスクを用いて歪の形状を予め
測定しておき、これとマーク検出で求められた位置の情
報を基に描画位置を補正することができる。すなわち、
基準マスクとして、例えば、図6に示すような一定のピ
ッチで格子状に歪測定用マーク8aが並んだパターンの
マスク6aを用いる。そして、この図6に示すマスク6
aを露光装置で投影してウエハ1上に転写し、このウエ
ハ1上に形成された歪測定用マーク8aの位置を電子線
で測定することにより、歪の形状を求める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以下、このような従来
技術が有する問題点を説明する。最近の半導体集積回路
では、最小加工寸法が小さくなるにつれて要求される合
わせ精度も50nm〜70nmと厳しくなる傾向にある。し
かし、露光装置で露光されるパターンの歪量は30〜5
0nm程度あり、この歪形状は、図3における縮小レンズ
7が収納されている空間の温度や気圧の変化とともに変
動する。また、例えば、「セカンドインターナショナル
シンポジウムオン193ナノメートルリソグラフィ」のpp.
70−72に記載のように、レンズへの光の照射量によ
ってレンズ自身が変形し、転写されるパターンの歪量が
変化することも明らかになっている。
【0007】温度や気圧変化については、これらの環境
変動を抑える工夫が露光装置になされているが、レンズ
に照射されるエネルギーによって引き起こされる変形は
抑制が難しい。特に、最近のエキシマレーザーを光源に
用いた露光装置では、用いるレンズ材料の性質上、照射
によるレンズの変形が大きく、パターンの歪形状が大き
く変化する。このことが、パターン合わせの精度劣化に
与える要因として無視できない量となってきている。
【0008】上述の特開昭62−149127号公報で
は、下地に合わせて描画する技術は述べられているが、
下地の歪の変動や歪の情報の管理技術については何ら開
示されていない。そのため、上述の技術を用いて半導体
集積回路を製造する場合、ある時点で露光された歪形状
を測定した結果を基に電子ビーム描画する位置を補正す
ることはできるが、さらに製品のパターンを露光するう
ちに歪の形状が変化しているので、要求される合わせ精
度を達成することができない。上述の技術において、こ
のような問題を避けるためには、頻繁に基準パターンを
露光し、歪を計測する必要がある。しかし、このような
技術では、パターンを描画するスループットが低下して
しまう。
【0009】特に、半導体の製造工程では、複数の露光
装置を使う場合が多い。そして、各露光装置毎にレンズ
の加工状態や、複数のレンズ間の位置関係にばらつきが
あるため、歪の形状も装置毎に異なる。そのため、複数
台の露光装置(ステッパ)を用いて半導体集積回路を生
産する場合、ミックスアンドマッチで精度を得るために
は、ウエハ毎にどの露光装置を用いて転写されたものか
を調べ、合わせ描画する電子ビーム描画装置に、下地の
転写に用いられた各露光装置に応じた歪情報を設定する
という管理が必要である。これらの管理は、ユーザーが
製造工程の来歴表を調べ、下地の転写に用いた露光装置
の号機を確認し、各露光装置に対応した歪情報の設定
を、電子ビーム描画装置にその都度入力する、という煩
雑な作業を要する。
【0010】このように、従来の技術では、半導体の製
造工程でのミックスアンドマッチにおいて、高い合わせ
精度を得るためには、頻繁に基準パターンを露光して歪
を計測する必要があり、パターンを描画するスループッ
トが低下してしまう。また、各露光装置毎の歪補正デー
タを人手により管理しなければならないといった煩雑な
作業が必要である。本発明の目的は、このような従来技
術の課題を解決し、半導体の製造工程における各露光装
置のパターン歪に対応しての合わせ描画を自動的に高精
度にかつ効率良く行うことを可能とする半導体製造方法
と半導体製造システムおよびそれらにより製造された半
導体デバイスを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体製造方法では、露光するにつれて変
化する前段の露光装置の光学歪の量に応じて、次段での
例えば電子ビーム描画する位置を補正する量を更新して
描画することを特徴とする。例えば、製造工程におい
て、設置環境の変化等に起因する光露光装置の歪を電子
ビーム描画装置で定期的に測定し、この測定情報に基づ
き、電子ビーム描画装置による描画位置を補正すると共
に、光露光装置の露光の繰返しにより発生するパターン
形状の変化を予め求めておき、この情報により、製造工
程において測定した光露光装置の歪情報を、電子ビーム
描画装置での描画毎に更新する。このように、製造ロッ
ト等、電子ビーム描画装置で定期的に測定した前段の光
露光装置の歪情報を、ビーム描画する都度更新して、電
子ビーム描画装置に自動的に設定し、以降の製品パター
ンの合わせ描画を行う。また、光露光装置のレンズへの
照射量と歪の変化量についての相関関係を予め求めてお
き、電子ビームで合わせ描画する際に歪情報の補正量を
対応させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の半導体製造方法
の本発明に係る処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図2は、本発明の半導体製造システムを構成する
電子ビーム描画装置の一構成例を示すブロック図であ
り、図3は、本発明の半導体製造システムを構成する光
露光装置の一構成例を示すブロック図である。図2の電
子ビーム描画装置と図3の光露光装置からなる本例の半
導体製造システムは、図3の光露光装置でパターンを形
成したウェハ上に、図2の電子ビーム描画装置で次のパ
ターンを形成するものであり、特に、図3の光露光装置
で形成したパターンの形状の歪に合わせて、図2の電子
ビーム描画装置のビーム描画動作を制御して、形成する
パターンの合わせを自動的に、かつ、高精度に行うもの
である。
【0013】まず、図3の光露光装置を説明する。図3
において、1は半導体集積回路が形成されるウェハ、3
は形成されたチップ、4はエキシマレーザ等の光源、5
は光源4からの光を平行化するレンズ、6はチップ3の
パターンを有するマスク、7はマスク6上のパターンを
ウェハ1上に収束させる縮小レンズである。このような
構成により光露光装置では、光源4からの光を、レンズ
5を介してマスク6に照射して、マスク6上に描かれた
パターンを投影して投影像を生成し、この、投影像を、
複数のレンズを組み合わせて構成される縮小レンズ7に
より縮小して、ウエハ1に焼き付ける。
【0014】このウエハ1に露光されるフィールドは、
上述の従来技術で説明したように、光露光装置の設置環
境の気圧や温度の変化、さらに、露光に起因する縮小レ
ンズ7の光学的特性により、図5に拡大して示すよう
に、設計(図中の破線)に対して歪んだ形(図中の実
線)となる。図2の電子ビーム描画装置では、このよう
に光露光装置で形成された下地パターンとの相対位置
を、自動的に合わせて所定のパターンをビーム描画す
る。すなわち、光露光装置で露光されたパターンの歪に
合わせて、ビーム描画するパターンの描画位置を自動的
に補正する。以下、図2の電子ビーム描画装置の構成、
および、動作を説明する。
【0015】図2において、8は相対位置合わせのため
にウェハ1上に形成されたマーク、9は照射された電子
ビーム、10はウェハ1からの反射電子を検出する検出
器、11は検出器10の検出結果に基づきマーク8の位
置を算出する信号処理回路、12はCPU(Central Pr
ocessing Unit)を具備してコンピュータ処理により装
置全体の動作制御を行う制御計算機、13はハードディ
スク装置等からなるメモリ、14は本発明に係るビーム
描画の描画位置の補正制御を行なう描画位置補正回路、
15は描画位置補正回路14からの制御に基づき電子ビ
ーム9の偏向制御を行う偏向制御回路、16は偏向制御
回路15の制御に基づき電子ビーム9を偏向させる偏向
器、17はウェハ1が配置されるステージ、18はステ
ージ17の位置移動制御を行うステージ制御回路であ
る。
【0016】このような構成により、本例の電子ビーム
描画装置では、まずウエハ1上に形成されたマーク8の
位置を求めるために、マーク8上に電子ビーム9を走査
し、ビーム走査によって発生する反射電子を検出器10
で検出し、得られた信号を信号処理回路11で処理し、
マーク8の位置を求める演算を行う。マーク8の位置デ
ータは制御計算機12に送られる。ウエハ1上に図3の
光露光装置により形成されたパターンが、全く歪のない
ものであれば、マーク8の位置を基準に、ビーム描画を
行うことができる。
【0017】すなわち、図4に示すように、ウエハ1上
には、下地となる図3の光露光装置で露光されたチップ
3のパターン層が形成されており、この層には、予め、
次の層の描画の合わせに用いる合わせマーク8としての
マーク2が、チップ3の4隅に配置されて露光されてお
り、電子ビーム描画装置では、これら4つのマーク位置
を電子ビーム走査して検出することにより、チップ3の
ウエハ1上の位置を確認し、所定のパターンをビーム描
画する。しかし、上述したように、図3の光露光装置に
より形成されたウエハ1上のパターンは、図5に示すよ
うな歪がある。
【0018】このような歪を補正するために、本例の電
子ビーム描画装置では、まず、上述の特開昭62−14
9127号公報に記載の技術を用い、例えば、同一の光
露光装置でパターンを転写する20〜100枚のウェハ
の製造ロット単位で、各ウェハに共通な歪の形状を予め
測定し、これとマーク8の検出で求められた位置の情報
を基に描画位置を補正する。すなわち、図6に示すよう
な一定のピッチで格子状に歪測定用マーク8aが並んだ
パターンのマスク6a(基準マスク)を、各ロットの先
頭ウェハとして用い、この図6に示すパターンのマスク
6aを図3の光露光装置で投影してウエハ上に転写す
る。そして、このウエハ上に形成された各歪測定用マー
ク8aの位置を、本例では、電子ビーム描画装置で測定
し、当該ロットのウェハに共通な歪の形状を自動的に求
め、さらに、この歪みの形状に基づき、各ロット毎に、
ウェハ1に対する電子ビーム9による描画位置を補正す
る。
【0019】本例では、このような基準パターンのマー
ク測定位置から歪以外の非直交成分を除去して作製した
歪補正用データを、ロット毎に求めて、メモリ13に格
納する。このように、本例の半導体製造システムでは、
図3の光露光装置によるパターン歪を、ロット単位で、
かつ、各ロットに含まれた基準マスクを用いて、電子ビ
ーム描画装置で自動的に検出、測定し、補正することが
できるので、半導体製造工程において、従来のような各
光露光装置毎の作業者による管理が不要となる。しか
し、この補正だけでは、まだ十分な合わせ精度は得られ
ない。すなわち、図3の光露光装置における露光の繰返
しによる縮小レンズ7の特性変動に起因するパターン歪
に対応する必要がある。
【0020】このような露光により発生するパターン歪
に対処するために、本例の電子ビーム描画装置では、図
3の光露光装置における露光の繰返し毎のパターン形状
の変化量を予め求めておき、メモリ13に格納してお
く。本例では、さらに、図7に示すように、その変化量
を露光のエネルギ別に求め、メモリ13に格納してお
く。尚、この図7は、光露光装置の露光エネルギーと下
地の歪量の相関関係を示す説明図であり、この相関関係
は、予め光露光装置(ステッパ)毎に複数枚基準パター
ンを露光して、その時の露光エネルギと歪量の変化を測
定することによって求める。
【0021】図2において、電子ビーム描画装置は、メ
モリ13に格納したそれぞれのパターン歪補正情報を、
制御計算機12によって分析し、新たな補正情報を算出
する。例えば、露光毎に異なるパターン歪補正情報で、
ロット単位で共通なパターン歪補正情報を、露光毎に更
新して、描画位置補正回路14に転送する。描画位置補
正回路14では、下地の歪に合うように描画パターンを
補正する量を、電子ビームの偏向量として演算する。そ
して、これに基づいて偏向制御回路15では、偏向器1
6を制御し、電子ビーム9を偏向してウエハ1上に照射
し描画を行う。
【0022】以上に述べた手順で一つのロットを処理す
る。他のロットに対しても、その都度一番先頭のウエハ
1に露光された基準パターンを用いて図3の光露光装置
のもつロット単位の共通な歪量を測定し、さらに、その
補正データを、露光の度に、予め求めておいた露光の繰
返しにより発生する歪量で更新する。このような、図3
の光露光装置と図2の電子ビーム描画装置からなる半導
体製造システムによる半導体製造方法を、図1に基づき
説明する。図1に示す例は、前半部分が、光露光装置を
用いてパターンを転写する工程を示し、後半部分が、電
子ビーム描画装置を用いる工程を示している。
【0023】まず、前半の工程では、転写すべき製品の
パターンの他に、図6に示す基準パターンを露光できる
ように基準パターンの描かれたマスクを光露光装置のマ
スク交換室にセットしておく。半導体製造工程において
は、通常、20〜100枚程度のウエハを一つの単位の
ロットとし、次の工程へと運ぶ。ウエハはロット毎に同
一のプロセスで処理するため、同一ロット内のウエハの
パターンは、同一の光露光装置を用いて露光される。本
例の半導体製造方法では、ロットの先頭のウエハに、歪
測定用の基準パターンを露光して転写し(ステップ10
1)、その他のウエハに製品パターンを露光して転写す
る(ステップ102,103)。
【0024】ウエハはロット単位で現像、エッチング、
成膜等のプロセスを経た後(ステップ104)、電子ビ
ーム描画装置を用いる後半の工程に送られる。この工程
では、光露光装置で露光したパターンの下地層に相対位
置を合わせて次の層のパターンを描画する。すなわち、
各ロットの先頭のウエハには光露光装置で基準パターン
が露光されている。まず、このウエハを電子ビーム描画
装置にセットし、形成されている歪測定用マークの位置
を測定する(ステップ105)。この測定データを基に
歪に合わせた描画位置の補正データを自動的に作成し、
電子ビーム描画装置のメモリに記憶させる(ステップ1
06)。ロットの2枚目のウエハでは、下地の合わせマ
ークを検出し、ウエハ上の下地の位置を確認し、検出し
た下地の位置と、先に行った1枚目のウエハの歪測定に
基づく描画位置補正量から電子ビームの偏向量を計算
し、下地の歪に合わせた描画を行う(ステップ10
7)。
【0025】ロットの3枚目のウエハの光露光装置で露
光された下地のパターンは、既に2枚目の露光が行われ
た後であるため、この露光により光露光装置のレンズが
変形し、歪量も変化している。そこで2枚目の露光時に
レンズに与えられたエネルギーをパターン密度と照射量
から計算し、図7で示すような既に調べてあるエネルギ
ーと下地の歪量の関係から、当該する歪の変化量を求
め、補正データに重畳して歪補正データを再設定する
(ステップ108)。このデータを基に3枚目のウエハ
の下地パターンに対して同様に合わせ描画する(ステッ
プ107)。以下順次、歪の補正量を変化させて再設定
し、合わせ描画する(ステップ107〜109)。尚、
このような補正量の再設定は、下地の露光毎(同一ウェ
ハ上の複数のチップパターン毎)に行うものであっても
良いし、各ウエハ毎に行うものであっても良い。
【0026】このような手順による半導体デバイスの製
造工程を、次の図8〜図11を用いて説明する。図8
は、本発明の半導体製造方法による半導体デバイスの製
造工程の一部を示す説明図である。半導体デバイスの製
造工程では、まず、図8(a)に示すように、図3の光
露光装置により、アルミニウム配線19を露光して形成
し、この配線層に合わせて、図2の電子ビーム描画装置
でスルーホール20を形成する。このスルーホール層の
パターンを形成する工程に電子ビーム描画装置を用いる
のは、この層は孤立したホールパターンが並ぶため、光
露光装置による露光では、位相シフト技術の適用が難し
く、パターンが十分に解像しないためである。
【0027】図8(b)〜(d)は、これらの工程での
断面図を示している。図8(b)では、基板21上に図
3の光露光装置によってアルミニウム配線19が形成さ
れた状態を示している。次に、図8(c)で示すよう
に、これらの基板21および配線19の上に層間絶縁膜
22を形成し、その上にレジスト23を塗布し、これに
対してスルーホール(20)のパターンを、図2の電子
ビーム描画装置で電子ビーム描画して、現像し、現像し
たレジストをマスクとしてエッチングを行う。この後、
図8(d)に示すように、レジストを剥離し、次の層の
配線材料であるアルミニウム24を蒸着する。この図8
(d)に示すように、下のアルミニウム配線19と上の
アルミニウム配線24が、図8(a)に示すスルーホー
ル20の部分で接続される。
【0028】これら図8(a)〜(d)で示した各工程
においては、パターンのスルーホール20とアルミニウ
ム配線19の位置関係を精度良く合わせて描画すること
が重要である。本例では、まず、予め、使用する光露光
装置のもつ露光により発生するレンズ歪量を、照射エネ
ルギー別に調べておく。この手順を以下に説明する。歪
を測定するために、図6に示す歪測定用マーク8aを含
む基準パターンを有するマスク6aを露光する。続いて
5枚のウエハに製品のパターンを露光し、次のウエハに
は、再度、マスク6aの基準パターンを露光する。以下
同様に、5枚露光する毎に基準パターンを露光する。こ
れらの基準パターンを現像し、歪測定用のマークの位置
を測定する。
【0029】図9は、露光でレンズに与えたエネルギー
量と歪測定用のマークの位置の変化量との関連を示す説
明図である。本図9では、縦軸に複数ある歪測定用のマ
ークの内のひとつの歪測定用のマークの位置の変化量
を、横軸に露光でレンズに与えたエネルギー量をプロッ
トしている。尚、レンズに与えたエネルギー量は、マス
クを透過するパターンの密度と、照射時間と、単位時間
あたりの照射エネルギーの積で求める。そして、プロッ
トしたデータから照射エネルギーとレンズ歪の変化量の
関係を近似して求め、図2の電子ビーム描画装置の制御
計算機12内のメモリ13に格納しておく。
【0030】製造工程においては、ロットの最初の1枚
のウエハに、光露光装置の持つ歪を調べるため、図6に
示す歪測定用マーク8aを含む基準パターンのマスク6
aを露光する。本例では、露光は、図10に示すよう
に、ウエハ1中心の近傍の5つのチップ3を露光する。
歪測定用マーク8aは、本例では2mm間隔で均等に並ん
でおり、この時の露光に用いたマスクのパターンには、
0.02μm以下の十分な位置精度が得られている。ロ
ットの残りの2枚目以降のウエハには製品パターンを露
光してあり、これらのウエハをロットを単位として次の
工程(電子ビーム描画)へと運ぶ。以下のロットについ
ても同様に処理する。従って、光露光装置を用いる工程
以降の工程で処理されるロットは全て、先頭に基準パタ
ーン、残りには製品パターンを含むウエハで構成されて
いる。
【0031】次の数工程では、露光されたウエハ1を現
像し、レジストをマスクとしてエッチングしてアルミニ
ウムのパターンを形成し、この上に層間絶縁膜を形成す
る。このような工程を経た後、絶縁膜の下のアルミニウ
ム配線と次の層のアルミニウム配線との導通をとるため
のホール層のパターンを電子ビームで描画する。この工
程においては、まずロットの1枚目に形成されている歪
測定用マークを検出し、内部メモリ(13)に歪情報を
格納する。尚、本例では、測定精度を上げるために、図
10に示す歪測定用チップ3内の歪測定用マーク8aの
位置を5つのチップ3の全てに対して測定し、これらの
測定データの平均を求め、さらに最小二乗法で多項式近
似して、歪データとする。
【0032】このようにして測定して得られた歪データ
を図11に示す。本例での測定によれば最大で50nmの
歪があった。この歪データは、図2の電子ビーム描画装
置のメモリ13に格納する。2枚目のウエハについて
は、下地の位置を合わせマーク検出で確認して、電子ビ
ームによる描画位置を求め、さらに、メモリに格納され
ている歪データを基に描画位置を補正し、描画を行う。
【0033】3枚目のウエハの光露光装置で露光された
パターンは、既に2枚目ウェハに対するの露光が行われ
た後であるため、図3の光露光装置の縮小レンズ7が変
形しており、その歪量も変化している。そこで、2枚目
の露光時にレンズに与えられたエネルギーをパターン密
度と照射量から計算し、既に調べてある図7に示す露光
エネルギーと下地のパターンの歪量の関係から、歪の変
化量を求め、ロットの先頭ウェハで求めた補正データに
重畳して歪補正データを再設定する。このようにして設
定された歪補正データを基に合わせ描画を行う。
【0034】3枚目以降のウエハに対しても、同様に、
下地の歪の変形量をその都度計算して重畳し、歪補正デ
ータを再設定する。このような製造方法を適用すること
により、図2の電子ビーム描画装置の制御計算機12
に、基準パターンを有するウエハがある位置を設定すれ
ば、自動的に歪を測定し、メモリ13に設定するので、
下地の転写に用いた複数の光露光装置(ステッパ)毎の
識別管理情報は必要なく、歪データの管理が容易であ
る。このような本発明の半導体製造方法を適用した結
果、従来は、ゲート層とコンタクトホール層の層間合わ
せ精度は100nm以上になる場合が発生していたのに対
し、ロット毎に歪情報を取得し描画する本例の技術によ
れば、常に、50nm以下の層間合わせ精度が得られ、歩
留まりの高い半導体集積回路の製造が可能となった。
【0035】以上、図1〜図11を用いて説明したよう
に、本実施例の半導体製造方法およびそれを用いた半導
体製造システムでは、製造ロットの先頭ウェハのパター
ンの歪を電子ビーム描画装置で検出することにより、光
露光装置毎の、および、光露光装置の設置環境の変化等
に起因するパターン歪を自動的に測定することができ
る。さらに、各光露光装置の露光エネルギによるレンズ
の特性変化に起因するパターン歪量を予め求めておき、
これらの歪情報を重畳することにより、半導体集積回路
の製造工程における各工程間での合わせ精度を高めるこ
とができる。
【0036】尚、本発明は、図1〜図11を用いて説明
した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々変更可能である。例えば、実施
例では、各ロットの先頭に基準ウエハを設けたが、基準
ウエハの割合は1ロット毎でも複数ロット毎でも良い。
また、必ずしもロットの先頭である必要はなく、適宜電
子ビーム描画装置に基準パターンを含むウエハの位置を
指定すれば良い。
【0037】また、本例では、露光により発生する歪の
変化量は、全て、予め調べておいて、最初の1枚の歪結
果から予想して、歪の補正値を設定しているが、光露光
装置において、ロットの最初と最後に歪測定用パターン
を配置し、電子ビーム描画装置で、まず、その2枚のみ
を予め計測し、それらの計測結果から変化量を算出し、
この算出した変化量に基づき、最初と最後の歪測定用パ
ターン間の各ウエハの製品パターンの持つ歪を補正して
も良い。また、露光による歪の変化量は、光露光装置に
よっては無視できる程度に微小量の場合があり、この場
合には、ロット先頭で測定して得られた歪補正データを
変化させずにそのまま全てのウエハに適用しても良い。
この場合にも、電子ビーム描画装置において、複数の光
露光装置毎の歪を自動的に測定して補正データを生成す
ることができるので、高精度な半導体集積回路の製造を
効率良く行うことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、半導体集積回路の製造
工程における光露光装置の露光の繰返しに伴い変化する
パターン形状の歪に合わせて、次段の電子ビーム描画装
置等による描画を補正して行うことが可能となり、光露
光装置と電子ビーム描画装置等のミックスアンドマッチ
での使用における合わせ描画を高精度化することが可能
となると共に、製造ロット毎に、その先頭等に歪を測定
するための基準パターンが配置することで、自動的な歪
補正制御が可能となり、各光露光装置毎の人手による歪
のデータ管理作業が不要となり、製造工程の効率化を図
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造方法の本発明に係る処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の半導体製造システムを構成する電子ビ
ーム描画装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の半導体製造システムを構成する光露光
装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】図3における光露光装置でパターン形成された
ウェハの構成例を示す説明図である。
【図5】図3における光露光装置で形成されたパターン
形状の歪状態例を示す説明図である。
【図6】本発明の半導体製造システムでパターン形状の
歪補正に用いる基準パターンの一構成例を示す説明図で
ある。
【図7】図3の光露光装置における露光エネルギーと下
地の歪量の相関関係を示す説明図である。
【図8】本発明の半導体製造方法による半導体デバイス
の製造工程の一部を示す説明図である。
【図9】露光でレンズに与えたエネルギー量と歪測定用
のマークの位置の変化量との関連を示す説明図である。
【図10】光露光装置の歪を調べるための歪測定用のマ
ークを含む基準パターンを有するマスクの構成例を示す
説明図である。
【図11】図2の電子ビーム描画装置で得られた歪デー
タの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:ウエハ、2:マーク、3:チップ、4:光源、5:
レンズ、6,6a:マスク、7:縮小レンズ、8:マー
ク、8a:歪測定用マーク、9:電子ビーム、10:検
出器、11:信号処理回路、12:制御計算機、13:
メモリ、14:描画位置補正回路、15:偏向制御回
路、16:偏向器、17:ステージ、18:ステージ制
御回路、19:アルミニウム配線、20:スルーホー
ル、21:基板、22:層間絶縁膜、23:レジスト、
24:アルミニウム配線。
フロントページの続き (72)発明者 北條 穣 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路の異なるパターン層をそ
    れぞれ異なる露光装置を用いて形成して、上記半導体集
    積回路を製造する半導体製造方法において、第1の露光
    装置の露光の繰返しによって生じるパターン形状の変化
    を予め求めておき、次段の第2の露光装置による次のパ
    ターン層の形成時、形成するパターンの形状を、上記予
    め求めたパターン形状の変化に基づき露光毎に補正する
    ことを特徴とする半導体製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体製造方法におい
    て、予め位置が既知の複数のマークからなる基準パター
    ンを有する試料を上記第1の露光装置により露光し、該
    露光により形成された上記基準パターンの各マーク位置
    と上記既知のマーク位置を比較して上記基準パターンの
    歪を求め、該基準パターンの歪の上記第1の露光装置の
    露光繰返しによる変化を、上記パターン形状の変化とし
    て求めることを特徴とする半導体製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の半導体製造方法において、上記第1の露光装
    置による露光のエネルギを変化させ、該エネルギの変化
    毎に、上記第1の露光装置の露光繰返しによって生じる
    上記パターン形状の変化を予め求めておき、上記第2の
    露光装置による露光のエネルギに対応する上記予め求め
    たパターン形状の変化に基づき、上記第2の露光装置で
    形成するパターン形状の補正を行なうことを特徴とする
    半導体製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体製造方法におい
    て、上記露光のエネルギを、上記第1,第2の露光装置
    で形成するパターンの密度と該パターンに対する上記第
    1,第2の露光装置の露光の照射量とから求めることを
    特徴とする半導体製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の半導体製造方法において、上記第1,第2の露光装置
    によりパターン層が形成される同一のウェハ内に複数配
    置されているパターン毎に、上記パターン形状の変化に
    基づく上記第2の露光装置により形成するパターンの形
    状の補正を行うことを特徴とする半導体製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の半導体製造方法において、上記第1,第2の露光装置
    によりパターン層が形成される各ウェハ毎に、上記パタ
    ーン形状の変化に基づく上記第2の露光装置により形成
    するパターンの形状の補正を行うことを特徴とする半導
    体製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の半導体製造方法において、上記第1の露光装置を光投
    影露光装置とし、上記第2の露光装置を電子ビーム描画
    装置とし、該電子ビーム描画装置では、上記光投影露光
    装置で形成したウェハ上のパターンの下地層に相対位置
    を合わせて所定のパターンを描画する際、該描画するパ
    ターン形状を、上記予め求めておいた上記光投影露光装
    置の露光繰返しによって生じるパターン形状の変化に基
    づき補正することを特徴とする半導体製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体製造方法におい
    て、上記半導体集積回路の製造工程で、上記光投影露光
    装置により、予め位置が既知の複数のマークからなる基
    準パターンを有する試料をウェハ上に露光し、上記電子
    ビーム描画装置により、上記ウェハ上の上記基準パター
    ンの各マーク位置を検出し、上記既知のマーク位置を比
    較して、上記光投影露光装置による上記基準パターンに
    対する歪を測定し、該測定したパターンの歪を、上記予
    め求めておいた上記光投影露光装置の露光繰返しによっ
    て生じるパターン形状の変化と共に、上記描画するパタ
    ーン形状の補正に用いることを特徴とする半導体製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体製造方法におい
    て、上記試料は、請求項4に記載の試料と同じかなり、
    かつ、上記基準パターンは、上記予め位置が既知の複数
    のマークを格子状に並べてなることを特徴とする半導体
    製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8、もしくは、請求項9のいず
    れかに記載の半導体製造方法において、上記電子ビーム
    描画装置は、上記製造工程で測定した上記光投影露光装
    置による上記基準パターンに対する歪を、露光の繰返し
    毎に、上記予め求めておいた上記光投影露光装置の露光
    繰返しによって生じるパターン形状の変化で更新して、
    上記描画するパターン形状の補正を行うことを特徴とす
    る半導体製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8から請求項10のいずれかに
    記載の半導体製造方法において、複数枚のウェハをロッ
    トとした上記光投影露光装置によるパターン形成時、上
    記基準パターンを各ロットの先頭ウェハに形成し、上記
    ビーム描画装置では、上記先頭ウェハから上記基準パタ
    ーンに対する歪量を求め、該求めた歪量に基づき、各ロ
    ット毎の各ウェハに共通な補正値を求め、該求めた補正
    値を、各ウェハに対する露光毎に、上記予め求めておい
    た上記光投影露光装置の露光繰返しによって生じるパタ
    ーン形状の変化に基づき更新し、同一ロットの各ウェハ
    に対する上記パターン形状の補正を、それぞれ、上記光
    投影露光装置の露光によって生じるパターン形状の変化
    分だけ異なる補正値で行うことを特徴とする半導体製造
    方法。
  12. 【請求項12】 半導体集積回路の異なるパターン層を
    それぞれ異なる露光装置を用いて形成して、上記半導体
    集積回路を製造する半導体製造システムであって、請求
    項1から請求項11のいずれかに記載の半導体製造方法
    により予め求めた上記第1の露光装置の露光によって生
    じるパターン形状の変化を記憶しておく記憶手段と、上
    記第1の露光装置でパターンが形成されたパターン層と
    異なるパターン層に所定のパターンを形成する際に、上
    記記憶手段に記憶したパターン形状の変化に基づき、形
    成する上記所定のパターンの形状を補正する手段とを第
    2の露光装置に設け、該第2の露光装置で形成する上記
    所定のパターンの形状を、請求項1から請求項11のい
    ずれかに記載の半導体製造方法により補正して、上記半
    導体集積回路を製造することを特徴とする半導体製造シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項11のいずれかに
    記載の半導体製造方法、もしくは、請求項12に記載の
    半導体製造システムにより製造された半導体集積回路か
    らなることを特徴とする半導体デバイス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446054B1 (ko) * 1999-04-13 2004-08-30 에텍 시스템즈, 인코포레이티드 기판의 벌크 가열에 의해 발생된 왜곡을 보정하기 위한시스템 및 방법
JP2007220937A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Toppan Printing Co Ltd 基板の重ね描画方法
JP2012084793A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Nikon Corp 露光方法、サーバ装置、露光装置及びデバイスの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100446054B1 (ko) * 1999-04-13 2004-08-30 에텍 시스템즈, 인코포레이티드 기판의 벌크 가열에 의해 발생된 왜곡을 보정하기 위한시스템 및 방법
JP2007220937A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Toppan Printing Co Ltd 基板の重ね描画方法
JP2012084793A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Nikon Corp 露光方法、サーバ装置、露光装置及びデバイスの製造方法

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