JPH10241383A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH10241383A
JPH10241383A JP4424697A JP4424697A JPH10241383A JP H10241383 A JPH10241383 A JP H10241383A JP 4424697 A JP4424697 A JP 4424697A JP 4424697 A JP4424697 A JP 4424697A JP H10241383 A JPH10241383 A JP H10241383A
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滋 渥美
Hironori Banba
博則 番場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧を2つの電圧レベルで検知することに
より回路機能の制御を行う半導体集積回路において、2
つの電圧レベルの大小関係が動作を保証する電源電圧レ
ベルによって反転することにより起因する誤動作の発生
を防止する。 【解決手段】第1の電圧検知回路は抵抗R1、抵抗R
2、NMOS31、PMOS32及び増幅回路35で構
成され、第2の電圧検知回路は抵抗R3、抵抗R4、N
MOS31、PMOS32及び増幅回路35で構成さ
れ、第1、第2の電圧検知回路は同一の回路構成を有し
ているが、抵抗R1と抵抗R3、抵抗R2と抵抗R4が
用いられている点が異なる。そして、これら抵抗R1〜
R4の各値は、(1)R3<R1かつR4=R2、
(2)R3=R1かつR4<R2、(3)R3<R1か
つR4<R2の3通りの関係のいずれか一つを満たすよ
うに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路に
係り、特にある電源電圧以下では全ての回路機能を停止
させ、電源電圧がある程度高いときには機能の一部を停
止させ、さらに電源電圧が十分に高いときには全ての機
能を動作可能とすることにより、低電源電圧状態のとき
の誤動作を防止するようにした半導体集積回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】データの書き込み/電気的消去が可能な
不揮発性半導体メモリ(フラッシュEEPROM)で
は、電源電圧VDDを検知し、第1の電圧レベル(VPOWE
RON )以下では内部回路の全ての回路機能を停止させ、
上記第1の電圧レベル(VPOWERON )より高く、かつ動
作保証電圧よりも低い第2の電圧レベル(VLVDD)より
も電源電圧が低い期間では、データの読み出し動作は行
えても書き込み/消去動作は行えないように内部動作を
制御することにより、誤書き込み、誤消去を防止してい
る。
【0003】すなわち、フラッシュEEPROMは、上
記電源電圧の両電圧レベルVPOWERON 、VLVDDを検知
し、電源電圧VDDがVPOWERON レベルよりも高くVLVDD
レベルよりも低い場合にはリードオンリーメモリとして
動作し、書き込み/消去でメモリセルのデータを変更す
ることはしない。
【0004】一方、電源電圧VDDがVPOWERON レベル及
びVLVDDレベルよりは高いが、正規の動作保証電圧レベ
ルよりも低い場合、動作が不安定なので、メモリセルの
データ変更を伴うデータ書き込み及び消去は行わない。
これは、電源電圧VDDのレベルを内部で検知し、VDD<
VLVDDのときは書き込み/消去命令を外部から受け付け
ないことによって達成している。また、VDD>VLVDDの
状態のときに、外部からの命令を受け付けて書き込み/
消去動作を行っているときでも、動作中に何等かの影響
でVDD<VLVDDになると、書き込み/消去動作を停止す
るようにしている。
【0005】上記のような制御を行うために、チップ内
部にVPOWERON とVLVDDの2つの電圧レベルを検知する
回路を設ける必要がある。
【0006】一方のVPOWERON レベルは読み出し動作を
保証する電圧レベルなので、内部回路の電源マージンと
連動させる。通常、CMOS回路の場合はPチャネル型
MOSトランジスタとNチャネル型MOSトランジスタ
のしきい値電圧の和の電圧程度に設定する場合が多い。
【0007】図11(a)はVPOWERON =VTHN +|V
THP |(VTHN 、VTHP はN、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタのしきい値電圧)に設定する場合の電圧検知回
路の従来の回路構成を示している。すなわち、電源電圧
VDDのノードと接地電圧のノードとの間には、抵抗R3
1とNチャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOS
と称する)41のソース、ドレイン間の電流通路が直列
接続されている。そして、上記NMOS41のゲートは
その電流通路の一端と抵抗R31との接続ノードに接続
されている。また、電源電圧VDDのノードと接地電圧の
ノードとの間には、Pチャネル型MOSトランジスタ
(以下、PMOSと称する)42のソース、ドレイン間
の電流通路と抵抗R32とが直列接続されている。上記
PMOS42のゲートは、上記抵抗R31と上記NMO
S41の電流通路の一端との接続ノードに接続されてい
る。
【0008】また、上記PMOS42の電流通路の一端
と上記抵抗R32との接続ノードには、このノードにお
ける信号を電圧増幅して、電源電圧VDDがVPOWERON レ
ベルよりも低いあるいはVPOWERON レベル以上であるこ
とを示す検知信号SPOWERONを発生する縦続接続された
2個のインバータからなる増幅回路43が接続されてい
る。
【0009】このような構成において、検知信号SPOWE
RON は、電源電圧VDDがVPOWERONレベル(=VTHN +
|VTHP |)よりも低いときはHレベルとなり、高いと
きにはLレベルとなる。
【0010】図11(b)は、同じくVPOWERON レベル
を検知する電圧検知回路の従来の回路構成を示している
が、図11(a)のNMOS41に変えてPN接合ダイ
オード44を用いたものであり、VPOWERON はVf+|
VTHP |(Vf はPN接合ダイオードの順方向電圧)で
与えられる点が異なるだけである。
【0011】他方の電源検知レベルVLVDDについてであ
るが、このVLVDDレベルを決定する要因は書き込み又は
消去時の電源回路であることが多い。
【0012】図12はフラッシュEEPROMでメモリ
セルとして使用される、フローティングゲート及びコン
トロールゲートを有する不揮発性トランジスタのシンボ
ルと、データ読み出し/書き込み/消去時に不揮発性ト
ランジスタのコントロールゲート(VG)、ドレイン
(VD)、ソース(VS)及びバックゲート(VSU
B)に供給する電圧をまとめて示したものである。図示
のように、メモリセルの動作電圧は読み出し時と比較し
て、書き込み/消去時には高い電圧(10V、6V、−
7V)が必要である。
【0013】フラシュEEPROMでは、これらの高電
圧は図13に示すような昇圧回路を用いて内部で発生さ
せている。この昇圧回路は、直列接続されたダイオード
51と、各ダイオード51のアノードとカソードを位相
の異なる信号で交互にブーストするためのコンデンサ5
2とインバータ53、54とからなる回路で構成されて
いる。
【0014】この昇圧回路で得られる昇圧電圧Vout の
値は、直列に接続されたダイオードの個数(N個)と電
源電圧VDDの値とに強く依存し、以下の式で与えられ
る。
【0015】Vout ≦N×(VDD−Vf) ただし、Vfはダイオードにおける電圧降下分である。
【0016】従って、保証する動作電圧に応じて昇圧回
路の必要段数(N)が異なってくる。従来、VPOWERON
レベルとVLVDDレベルの関係は、VDD=5Vの集積回路
では大きな差があり、例えばVPOWERON =2V、VLVDD
=3.5Vのような設定になっていた。
【0017】図14はVLVDDレベルを検知する従来の電
圧検知回路の一例を示す。電源電圧VDDのノードと接地
電圧のノードとの間には2個の抵抗61、62が直列接
続されている。電源電圧VDDはこの2個の抵抗61、6
2によって分割され、演算増幅器(オペアンプ)63の
非反転入力端(+)に供給される。この演算増幅器63
の反転入力端(−)にはレファレンス電位Vref が供給
されており、演算増幅器63は両入力電位の大小を比較
する。この演算増幅器63の比較出力はインバータ64
によって増幅されることにより、HレベルもしくはLレ
ベルの検知信号SLVDDが発生する。
【0018】上記レファレンス電位Vref はVDD依存性
の無い電圧であり、例えば図15で示されるようにダイ
オード71、72、抵抗73〜75及び演算増幅器76
を用いて構成され、一般に良く知られているBGR(Ba
nd Gap Reference)回路で発生される。
【0019】いま、図14の電圧検知回路から出力され
る検知信号SLVDDは、抵抗61、62の値をRa、Rb
とすると、 VDD<{(Ra+Rb)/Rb}Vref を満足するときにHレベルとなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集積回路が
5V動作保証品であるときは、LVDD >>VPOWERON に
設定できるため、VLVDD、VPOWERON の両レベルに多少
のバラツキがあったとしても、VLVDD、VPOWERON レベ
ルの大小関係が逆転するようなことは考えられなかっ
た。
【0021】しかし、低電圧化が進み、VDD=2.7V
保証あるいはもっと低い電源電圧での動作保証をしなけ
ればならない集積回路では、VLVDD、VPOWERON 両レベ
ルの大小関係が逆転してしまう場合も出てくる。例え
ば、図11(a)のVPOWERONレベル用の電圧検知回路
と、図14のVLVDDレベル用の電圧検知回路の組み合わ
せで考えてみる。
【0022】図11(a)において、VPOWERON (VTH
N +|VTHP |)の値は、常温の下では一般に1.8V
が中心値となる。そして、この値が動作温度やプロセス
バラツキによってどのような電圧範囲で振れるかを考え
てみる。例えば、しきい値バラツキを±0.1V、しき
い値温度特性が−40℃の下では+0.1V、常温下で
は0V、+100℃の下では−0.1Vと仮定する。す
ると、1.8VであったVPOWERON レベルのプロセスバ
ラツキを考慮した高温下における最低値は1.4V、プ
ロセスバラツキを考慮した低温下における最大値は2.
2Vとなる。すなわち、VPOWERON レベルは、1.8V
を中心値として1.4V〜2.2Vの範囲で振れること
になる。
【0023】一方、図14の電圧検知回路における検知
レベルであるVLVDDは、 VLVDD={(R1+R2)/R2}Vref で定まるが、この式中のVref は図15に示したBGR
回路で発生されるレファレンス電位であり、その値は電
源電圧、動作温度にほとんど依存せず、常に1.25V
一定となる。このため、VLVDDレベルは、トランジスタ
のしきい値電圧のバラツキの影響を受けず、温度特性も
持たない一定の電圧として定められる。
【0024】ところで、前記のような低電圧化により、
VDD=2.7Vの下での動作を保証する場合、VLVDDレ
ベルはそれよりも低目の値に設定すべきであり、常識的
にはVDDの80%程度の2.2V程度(2.7V×0.
8)に定める必要がある。
【0025】この場合、低温下の最悪条件では、VLVDD
レベルが先のVPOWERON レベルよりも低くなるケースも
出てくる。この場合には、書き込み/消去動作の最悪保
証電圧を、読み出し動作の最低保証電圧よりも高目に設
定するという当初の考え方から外れてしまう。
【0026】上記説明では、ある電源電圧以下では全て
の回路機能を停止させ、電源電圧がある程度高いときに
は機能の一部を停止させ、さらに電源電圧が十分に高い
ときには全ての機能が動作可能となる半導体集積回路の
例として不揮発性半導体メモリ(フラッシュEEPRO
M)を挙げたが、これは電源電圧を2つの電圧レベルで
検知することにより回路機能の制御を行う半導体集積回
路でも同様の問題が発生する。
【0027】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、電源電圧を2つの電圧
レベルで検知することにより回路機能の制御を行う半導
体集積回路において、2つの電圧レベルの大小関係が動
作を保証する電源電圧レベルによって反転せず、これに
よって誤動作の発生を防止することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体集積回
路は、外部から与えられる電源電圧の値が第1の電圧以
下のときには全ての機能を停止させ、電源電圧の値が第
1の電圧を越えかつ第1の電圧よりも高い第2の電圧以
下のときには機能の一部を停止させるようにした半導体
集積回路において、上記第1の電圧を検知する第1の電
圧検知回路と、上記第2の電圧を検知する第2の電圧検
知回路とを具備し、上記第1及び第2の電圧検知回路は
それぞれMOSトランジスタのしきい値電圧の和の電圧
もしくはMOSトランジスタのしきい値電圧とPN接合
電圧との和の電圧に基づいて電源電圧を検知し、かつ第
1及び第2の電圧検知回路は同一の回路構成を有しそれ
ぞれ内部の抵抗の値の設定によって互いに異なる電圧を
検知するように構成している。
【0029】請求項2の半導体集積回路は、請求項1に
おいて、前記半導体集積回路がフラッシュEEPROM
であり、前記第2の電圧以下で停止する機能がメモリセ
ルに対するデータの書き込み機能及びメモリセルのデー
タ消去機能である。
【0030】請求項3の半導体集積回路は、請求項1に
おいて、前記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞれ、
一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
子と、ソース、ドレイン間の電流通路の一端及びゲート
が上記第1の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他
端が基準電位のノードに接続された第1極性の第1のM
OSトランジスタと、ソース、ドレイン間の電流通路の
一端が電源電圧の供給ノードに接続され、ゲートが上記
第1の抵抗素子の他端に接続された第2極性の第2のM
OSトランジスタと、上記第2のMOSトランジスタの
ソース、ドレイン間の電流通路の他端と基準電位のノー
ドとの間に接続された第2の抵抗素子とを含んで構成さ
れている。
【0031】請求項4の半導体集積回路は、請求項3に
おいて、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の
値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子よりも
大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値と前記第2の電圧検知回路内の第
2の抵抗素子の値が等しく設定されている。
【0032】請求項5の半導体集積回路は、請求項3に
おいて、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の
値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の値と
等しく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第
2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている。
【0033】請求項6の半導体集積回路は、請求項3に
おいて、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の
値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子よりも
大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第
2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている。
【0034】請求項7の半導体集積回路は、請求項3、
4、5、6のいずれか一つにおいて、前記第1及び第2
の電圧検知回路にはそれぞれ、前記第2のMOSトラン
ジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一端と前記第
2の抵抗素子との接続ノードにおける信号を増幅して前
記第1及び第2の電圧の検知信号を発生する増幅回路が
さらに設けられている。
【0035】請求項8の半導体集積回路は、請求項1に
おいて、前記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞれ、
一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
子と、それぞれソース、ドレイン間の電流通路の一端と
ゲートとが接続され、ソース、ドレイン間の電流通路が
上記第1の抵抗素子の他端と基準電位のノードとの間に
直列接続された2個以上の第1極性の第1のMOSトラ
ンジスタと、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電
源電圧の供給ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵
抗素子の他端に接続された第2極性の第2のMOSトラ
ンジスタと、上記第2のMOSトランジスタのソース、
ドレイン間の電流通路の他端と基準電位のノードとの間
に接続された第2の抵抗素子とを含んで構成されてい
る。
【0036】請求項9の半導体集積回路は、請求項8に
おいて、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の
値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子よりも
大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値と前記第2の電圧検知回路内の第
2の抵抗素子の値が等しく設定されている。
【0037】請求項10の半導体集積回路は、請求項8
において、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素子
の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の値
と等しく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回路
内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の
第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている。
【0038】請求項11の半導体集積回路は、請求項8
において、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素子
の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子より
も大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回路
内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の
第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている。
【0039】請求項12の半導体集積回路は、請求項
8、9、10、11のいずれか一つににおいて、前記第
1及び第2の電圧検知回路にはそれぞれ、前記第2のM
OSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一
端と前記第2の抵抗素子との接続ノードの信号を増幅し
て前記第1及び第2の電圧の検知信号を発生する増幅回
路がさらに設けられている。
【0040】請求項13の半導体集積回路は、請求項1
において、前記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞ
れ、一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵
抗素子と、アノード、カソード間の電流通路の一端が上
記第1の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が
基準電位のノードに接続されたPN接合素子と、ソー
ス、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給ノー
ドに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端に接
続されたMOSトランジスタと、上記MOSトランジス
タのソース、ドレイン間の電流通路の他端と基準電位の
ノードとの間に接続された第2の抵抗素子とを含んで構
成されている。
【0041】請求項14の半導体集積回路は、請求項1
3において、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素
子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子よ
りも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回
路内の第2の抵抗素子の値と前記第2の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値が等しく設定されている。
【0042】請求項15の半導体集積回路は、請求項1
3において、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素
子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子の
値と等しく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回
路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている。
【0043】請求項16の半導体集積回路は、請求項1
3において、前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗素
子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子よ
りも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知回
路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内
の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている。
【0044】請求項17の半導体集積回路は、請求項1
3、14、15、16のいずれか一つにおいて、前記第
1及び第2の電圧検知回路にはそれぞれ、前記第2のM
OSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一
端と前記第2の抵抗素子との接続ノードにおける信号を
増幅して前記第1及び第2の電圧の検知信号を発生する
増幅回路がさらに設けられている。
【0045】請求項18の半導体集積回路は、請求項1
において、前記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞ
れ、一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵
抗素子と、一端が上記第1の抵抗素子の他端に接続され
た第2の抵抗素子と、ソース、ドレイン間の電流通路の
一端とゲートが接続され、ソース、ドレイン間の電流通
路が上記第2の抵抗素子の他端と基準電位のノードとの
間に接続された第1極性の第1のMOSトランジスタ
と、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の
供給ノードに接続され、ゲートが上記第1及び第2の抵
抗素子の接続点に接続された第2極性の第2のMOSト
ランジスタと、上記第2のMOSトランジスタのソー
ス、ドレイン間の電流通路の他端と基準電位のノードと
の間に接続された第3の抵抗素子とを含んで構成され、
第1、第2の電圧検知回路における第1、第2の抵抗素
子の値をR11、R12としたときに、第1の電圧検知
回路におけるR12/R11の比の値が第2の電圧検知
回路におけるR12/R11の比の値に比べて小さく設
定されていることを特徴とする。
【0046】請求項19の半導体集積回路は、請求項1
において、前記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞ
れ、一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵
抗素子と、一端が上記第1の抵抗素子の他端に接続され
た第2の抵抗素子と、アノード、カソード間の電流通路
の一端が上記第2の抵抗素子の他端に接続され、電流通
路の他端が基準電位のノードに接続されたPN接合素子
と、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の
供給ノードに接続され、ゲートが上記第1及び第2の抵
抗素子の接続点に接続されたMOSトランジスタと、上
記MOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路
の他端と基準電位のノードとの間に接続された第3の抵
抗素子とを含んで構成され、第1、第2の電圧検知回路
における第1、第2の抵抗素子の値をR11、R12と
したときに、第1の電圧検知回路におけるR12/R1
1の比の値が第2の電圧検知回路におけるR12/R1
1の比の値に比べて小さく設定されていることを特徴と
する。
【0047】請求項20の半導体集積回路は、外部から
与えられる電源電圧の値が第1の電圧以下のときには全
ての機能を停止させ、電源電圧の値が第1の電圧を越え
かつ第1の電圧よりも高い第2の電圧以下のときには機
能の一部を停止させるようにした半導体集積回路におい
て、上記第1の電圧を検知する第1の電圧検知回路と、
上記第2の電圧を検知する第2の電圧検知回路とを具備
し、上記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞれMOS
トランジスタのしきい値電圧の和の電圧もしくはMOS
トランジスタのしきい値電圧とPN接合電圧との和の電
圧に基づいて電源電圧を検知し、かつ第1及び第2の電
圧検知回路はそれぞれ内部の抵抗の値の設定によって互
いに異なる電圧を検知するように構成している。
【0048】請求項21の半導体集積回路は、請求項2
0において、前記半導体集積回路がフラッシュEEPR
OMであり、前記第2の電圧以下で停止する機能がメモ
リセルに対するデータの書き込み機能及びメモリセルの
データ消去機能である。
【0049】請求項22の半導体集積回路は、請求項2
0または21において、前記第1の電圧検知回路は、一
端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素子
と、ソース、ドレイン間の電流通路の一端及びゲートが
上記第1の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端
が基準電位のノードに接続された第1極性の第1のMO
Sトランジスタと、ソース、ドレイン間の電流通路の一
端が電源電圧の供給ノードに接続され、ゲートが上記第
1の抵抗素子の他端に接続された第2極性の第2のMO
Sトランジスタと、上記第2のMOSトランジスタのソ
ース、ドレイン間の電流通路の他端と基準電位のノード
との間に接続された第2の抵抗素子とを含んで構成さ
れ、前記第2の電圧検知回路は、一端が電源電圧の供給
ノードに接続された第3の抵抗素子と、一端が上記第3
の抵抗素子の他端に接続された第4の抵抗素子と、ソー
ス、ドレイン間の電流通路の一端及びゲートが上記第4
の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基準電
位のノードに接続された第1極性の第3のMOSトラン
ジスタと、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源
電圧の供給ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗
素子の他端に接続された第2極性の第4のMOSトラン
ジスタと、上記第4のMOSトランジスタのソース、ド
レイン間の電流通路の他端と基準電位のノードとの間に
接続された第5の抵抗素子とを含んで構成されている。
【0050】請求項23の半導体集積回路は、請求項2
2において、前記第1の電圧検知回路には、前記第2の
MOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の
一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードにおける信号
を増幅して前記第1の電圧の検知信号を発生する第1の
増幅回路がさらに設けられ、前記第2の電圧検知回路に
は、前記第4のMOSトランジスタのソース、ドレイン
間の電流通路の一端と前記第5の抵抗素子との接続ノー
ドにおける信号を増幅して前記第2の電圧の検知信号を
発生する第2の増幅回路がさらに設けられている。
【0051】請求項24の半導体集積回路は、請求項2
0または21において、前記第1の電圧検知回路は、一
端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素子
と、アノード、カソード間の電流通路の一端が上記第1
の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基準電
位のノードに接続された第1のPN接合素子と、ソー
ス、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給ノー
ドに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端に接
続された第1のMOSトランジスタと、上記第1のMO
Sトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の他端
と基準電位のノードとの間に接続された第2の抵抗素子
とを含んで構成され、前記第2の電圧検知回路は、一端
が電源電圧の供給ノードに接続された第3の抵抗素子
と、一端が上記第3の抵抗素子の他端に接続された第4
の抵抗素子と、アノード、カソード間の電流通路の一端
が上記第4の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他
端が基準電位のノードに接続された第2のPN接合素子
と、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の
供給ノードに接続され、ゲートが上記第3の抵抗素子の
他端に接続され、前記第1のMOSトランジスタと同一
チャネル型の第2のMOSトランジスタと、上記第2の
MOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の
他端と基準電位のノードとの間に接続された第5の抵抗
素子とを含んで構成されている。
【0052】請求項25の半導体集積回路は、請求項2
4において、前記第1の電圧検知回路には、前記第2の
MOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通路の
一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードにおける信号
を増幅して前記第1の電圧の検知信号を発生する第1の
増幅回路がさらに設けられ、前記第2の電圧検知回路に
は、前記第4のMOSトランジスタのソース、ドレイン
間の電流通路の一端と前記第5の抵抗素子との接続ノー
ドにおける信号を増幅して前記第2の電圧の検知信号を
発生する第2の増幅回路がさらに設けられている。
【0053】請求項26の半導体集積回路は、外部から
与えられる電源電圧の値が第1の電圧以下のときには全
ての機能を停止させ、電源電圧の値が第1の電圧を越え
かつ第1の電圧よりも高い第2の電圧以下のときには機
能の一部を停止させるようにした半導体集積回路におい
て、上記第1の電圧と第2の電圧を検知する電圧検知回
路を具備し、上記電圧検知回路は、電源電圧の供給ノー
ドと第1のノードとの間に直列接続された少なくとも3
個の第1の抵抗素子と、ソース、ドレイン間の電流通路
が上記第1のノードと基準電位のノードとの間に接続さ
れ、ゲートが上記第1のノードに接続された第1チャネ
ル型の第1のMOSトランジスタと、ソース、ドレイン
間の電流通路の一端が電源電圧の供給ノードに接続さ
れ、ゲートが上記少なくとも3個の第1の抵抗素子の直
列接続ノードのうち上記第1のノードに近い側の第1の
直列接続ノードに接続された第2チャネル型の第2のM
OSトランジスタと、一端が上記第2のMOSトランジ
スタのソース、ドレイン間の電流通路の他端に接続さ
れ、他端が基準電位のノードに接続された第2の抵抗素
子と、上記第2の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記
第1の電圧の検知信号を発生する第1の増幅回路と、ソ
ース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給ノ
ードに接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1の
抵抗素子の直列接続ノードのうち上記電源電圧の供給ノ
ードに近い側の直列接続ノードであって上記第1の直列
接続ノードとは異なる第2の直列接続ノードに接続され
た第2チャネル型の第3のMOSトランジスタと、一端
が上記第3のMOSトランジスタのソース、ドレイン間
の電流通路の他端に接続され、他端が基準電位のノード
に接続された第3の抵抗素子と、上記第3の抵抗素子の
一端の信号を増幅して上記第2の電圧の検知信号を発生
する第2の増幅回路とを有する。
【0054】請求項27の半導体集積回路は、外部から
与えられる電源電圧の値が第1の電圧以下のときには全
ての機能を停止させ、電源電圧の値が第1の電圧を越え
かつ第1の電圧よりも高い第2の電圧以下のときには機
能の一部を停止させるようにした半導体集積回路におい
て、上記第1の電圧と第2の電圧を検知する電圧検知回
路を具備し、上記電圧検知回路は、電源電圧の供給ノー
ドと第1のノードとの間に直列接続された少なくとも3
個の第1の抵抗素子と、アノード、カソード間の電流通
路の一端が上記第1のノードに接続され、電流通路の他
端が基準電位のノードに接続されたPN接合素子と、ソ
ース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給ノ
ードに接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1の
抵抗素子の直列接続ノードのうち上記第1のノードに近
い側の第1の直列接続ノードに接続された第1のMOS
トランジスタと、一端が上記第1のMOSトランジスタ
のソース、ドレイン間の電流通路の他端に接続され、他
端が基準電位のノードに接続された第2の抵抗素子と、
上記第2の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記第1の
電圧の検知信号を発生する第1の増幅回路と、ソース、
ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給ノードに
接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1の抵抗素
子の直列接続ノードのうち上記電源電圧の供給ノードに
近い側の直列接続ノードであって上記第1の直列接続ノ
ードとは異なる第2の直列接続ノードに接続され、上記
第1のMOSトランジスタと同一チャネル型の第2のM
OSトランジスタと、一端が上記第2のMOSトランジ
スタのソース、ドレイン間の電流通路の他端に接続さ
れ、他端が基準電位のノードに接続された第3の抵抗素
子と、上記第3の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記
第2の電圧の検知信号を発生する第2の増幅回路とを有
する。
【0055】請求項28の半導体集積回路は、請求項2
6または27において、前記半導体集積回路がフラッシ
ュEEPROMであり、前記第2の電圧以下で停止する
機能がメモリセルに対するデータの書き込み機能及びメ
モリセルのデータ消去機能である。
【0056】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明を実
施の形態により説明する。
【0057】図1はこの発明に係る半導体集積回路をフ
ラッシュEEPROMに実施した場合のチップ内部の構
成を示すブロック図である。図において、メモリセルア
レイ11内には、それぞれ複数のビット線BL及びワー
ド線WL(それぞれ1本のみ図示)と、それぞれフロー
ティングゲート、コントロールゲート、ソース及びドレ
インを有し、フローティングゲートに電子を注入するこ
とでコントロールゲートからみたしきい値が変化するこ
とによってデータのプログラム(書き込み)が行われ、
データ消去が電気的に行われる複数のメモリセル(フラ
ッシュセル、1個のみ図示)MCが設けられている。な
お、各メモリセルMCのコントロールゲートは複数のワ
ード線WLのうちの一つに接続され、ドレインは複数の
ビット線BLのうちの一つに接続されている。また、各
メモリセルMCのソースは、例えばビット線単位又はワ
ード線単位もしくはブロック単位で共通のソース線(図
示せず)に接続されている。
【0058】アドレスバッファ12は外部からのアドレ
ス信号を受けて内部アドレス信号を発生する。アドレス
バッファ12で発生される内部アドレス信号は、ロウデ
コーダ13、カラムデコーダ14及びソースデコーダ1
5にそれぞれ供給される。
【0059】入出力コントロール回路16は、外部から
入力されるチップイネーブル信号/CE、ライトイネー
ブル信号/WE及びアウトプットイネーブル信号/OE
を受け、これらの入力信号に基づいて内部回路の動作を
制御するための各種制御信号を発生する。例えば、チッ
プイネーブル信号/CEに基づく制御信号は前記アドレ
スバッファ12に供給され、アドレスバッファ12では
この制御信号に基づいて内部アドレス信号の発生動作が
制御される。アウトプットイネーブル信号/OEに基づ
く制御信号は後述するI/Oバッファに供給され、I/
Oバッファではこの制御信号に基づいてデータの出力動
作が可能にされる。ライトイネーブル信号/WEに基づ
く制御信号は後述する書き込み回路に供給され、書き込
み回路ではこの制御信号に基づいてデータの書き込み動
作が可能にされる。
【0060】上記ロウデコーダ13は、上記内部アドレ
ス信号(内部ロウアドレス信号)に基づいて、上記メモ
リセルアレイ11内のワード線WLを選択する。
【0061】カラムセレクタ17は、上記カラムデコー
ダ14からのデコード出力に基づいて、上記メモリセル
アレイ11内のビット線BLを選択する。
【0062】上記ソースデコーダ15は、上記内部アド
レス信号に基づいて、上記メモリセルアレイ11内のソ
ース線を選択し、この選択したソース線に所定の電圧を
供給する。
【0063】書き込み回路18は、データの書き込み時
に、上記メモリセルアレイ11内の選択されたメモリセ
ルに対して書き込みデータを供給してデータを書き込
む。
【0064】センスアンプ回路(S/A)19は、デー
タの読み出し時に、上記メモリセルアレイ11内の選択
されたメモリセルからの読み出しデータをセンスする。
【0065】I/Oバッファ20は、データの書き込み
時には外部から供給されるデータを上記書き込み回路1
8に供給し、データの読み出し時には上記センスアンプ
回路19でセンスされるデータを外部に出力する。ま
た、このI/Oバッファ20には各動作モード、すなわ
ちデータの書き込み/消去/読み出しの動作モードを設
定するためのコマンドデータも供給される。
【0066】さらに、上記I/Oバッファ20にはコマ
ンド/ユーザインターフェース回路21が接続されてい
る。このコマンド/ユーザインターフェース回路21に
は上記入出力コントロール回路16から出力される制御
信号も入力されている。このコマンド/ユーザインター
フェース回路21は、前記ライトイネーブル信号/WE
が活性化されるタイミング時にI/Oバッファ20から
入力されるコマンドデータを受ける。そして、このコマ
ンド/ユーザインターフェース回路21の出力は内部コ
ントロール回路22に供給される。
【0067】上記内部コントロール回路22には、上記
コマンド/ユーザインターフェース回路21が受けたコ
マンドデータの他にそれぞれ電源電圧を検知する第1、
第2の電圧検知回路23、24からの検知出力が供給さ
れる。第1の電圧検知回路23は、このチップの内部回
路の全ての回路機能を停止させるような前記第1の電圧
レベルVPOWERON を検知するものであり、第2の電圧検
知回路24は、データの読み出し動作は行えても書き込
み/消去動作は行えないように内部動作を制御する前記
第2の電圧レベルVLVDDを検知する。
【0068】上記内部コントロール回路22は、上記コ
マンドデータ及び上記第1、第2の電圧検知回路23、
24からの検知出力に応じた内部制御信号を発生する。
そして、この内部制御信号は内部電源/昇圧回路25に
供給される。
【0069】内部電源/昇圧回路25は、外部からの電
源電圧を受け、この外部電源電圧から内部電源電圧を発
生する共に、チャージポンプを用いて正極性や負極性の
高電圧を発生する。ここで発生される電圧は同一チップ
内の各回路に分配される。例えば、正極性の高電圧はロ
ウデコーダ13、ソースデコーダ15等に供給され、負
極性の電圧はロウデコーダ13等に供給される。
【0070】次に、このような構成のフラッシュEEP
ROMの動作を簡単に説明する。データ読み出し/書き
込み/消去を行う場合、アドレスバッファ12にはメモ
リセルを選択するためのアドレス信号が供給される。ま
た、データ書き込みのときはI/Oバッファに書き込み
用のデータが供給される。そして、アドレスバッファ1
2に供給されたアドレス信号に基づいてメモリセルアレ
イ11内のメモリセルMCが選択される。
【0071】図2は動作モードの一つであるデータ書き
込み動作時の処理の流れ図を示している。前記I/Oバ
ッファ20を介してコマンド/ユーザインターフェース
回路21にコマンドが入力されると、内部コントロール
回路22の制御により、内部電源/昇圧回路25からデ
ータ書き込みのための昇圧電圧が発生され、ロウデコー
ダ13に供給される。
【0072】図2に示すように、データ書き込み時には
まずベリファイが行われる。このベリファイとは、書き
込みが行われたメモリセルからデータを読み出し、十分
に書き込みが行われているかどうかをチェックする機能
である。このベリファイ時に十分な書き込みが行われて
いなければ、そのメモリセルに対して書き込みが行われ
る。この書き込みの際は、前記図12で示したように、
選択メモリセルのコントロールゲートに10Vの高電圧
(VG)を所定期間供給することにより行われる。な
お、このとき、ドレインには5Vの電圧(VD)が供給
され、ソースには0Vの電圧(VS)がそれぞれ供給さ
れる。書き込み動作の終了後は再びベリファイが行われ
る。そして、十分な書き込みが行われているならば、読
み出しモードに移行して書き込みが終了する。
【0073】上記説明は、電源電圧VDDの値が動作保証
電圧を満たしている場合、すなわち、電圧検知回路23
ではVDD>VPOWERON に応じた検知信号が発生され、電
圧検知回路24ではVDD>VLVDDに応じた検知信号が発
生されている場合である。
【0074】一方、データ書き込み時に電圧検知回路2
4でVDD<VLVDDなる状態が検知され、この電圧検知回
路24で検知信号SLVDDが発生されると、どのような状
態であっても直ちに読み出しモードに移行する。この結
果、電源電圧低下に基づく誤書き込みを防止することが
できる。さらに、図2には示さないが、データ書き込み
時に電圧検知回路23でVDD<VPOWERON なる状態が検
知され、この電圧検知回路23で検知信号SPOWERON が
発生されると、読み出し動作を含む全ての動作が停止す
る。
【0075】なお、データ消去の際にも、電圧検知回路
24でVDD<VLVDDなる状態が検知されて検知信号SLV
DDが発生されると、どのような状態であっても直ちに読
み出しモードに移行し、さらに電圧検知回路23でVDD
<VPOWERON なる状態が検知されて検知信号SPOWERON
が発生されると、読み出し動作を含む全ての動作が停止
する。
【0076】図3は図1中に設けられたVPOWERON レベ
ル検知用の第1の電圧検知回路23及びVLVDDレベル検
知用の第2の電圧検知回路24それぞれの具体回路構成
を示している。
【0077】図3(a)に示した第1の電圧検知回路2
3では、電源電圧VDDのノードに抵抗R1の一端が接続
されている。この抵抗R1の他端にはNMOS31のド
レイン及びゲートが接続されている。上記NMOS31
のソースは接地電位GNDのノードに接続されている。
また、電源電圧VDDのノードにはPMOS32のソース
が接続されている。このPMOS32のゲートは上記抵
抗R1の他端に接続されている。上記PMOS32のド
レインには抵抗R2の一端が接続されており、この抵抗
R2の他端は接地電位のノードに接続されている。そし
て、上記PMOS32のドレインと上記抵抗R2との接
続ノードには、このノードにおける信号を増幅して、電
源電圧VDDがVPOWERON レベルよりも低いあるいはVPO
WERON レベル以上であることを示す検知信号SPOWERON
を発生するための縦続接続された2個のインバータ3
3、34からなる増幅回路35が接続されている。
【0078】図3(b)に示した第2の電圧検知回路2
4は上記第1の電圧検知回路23と同一の回路構成を有
しているが、第1の電圧検知回路22と異なる点は、前
記抵抗R1に変えて抵抗R3が用いられており、かつ前
記抵抗R2に変えて抵抗R4が用いられていることであ
る。そして、上記抵抗R1〜R4の各値は、以下に示す
3通りの関係のいずれか一つを満たすように設定されて
いる。
【0079】(1)R3<R1かつR4=R2 (2)R3=R1かつR4<R2 (3)R3<R1かつR4<R2 なお、NMOS31及びPMOS32それぞれの素子寸
法は第1、第2の電圧検知回路23、24共に同じであ
り、それぞれの等価抵抗は等しいとする。
【0080】図3(a)に示した第1の電圧検知回路2
3では、その電圧検知レベルであるVPOWERON レベル
は、従来例で説明したようにNMOS31のしきい値電
圧とPMOS32のしきい値電圧との和のである(VTH
N +|VTHP |)で与えられる。
【0081】図3(b)に示した第2の電圧検知回路2
4では、上記(1)の関係であるR3<R1かつR4=
R2を満たすように抵抗値が設定されているとすると、
NMOS31には第1の電圧検知回路23内のNMOS
31に比べて大きな電流が流れる。このため、このNM
OS31が三極管動作する領域では、第2の電圧検知回
路24内のNMOS31のゲート電位(しきい値電圧)
は第1の電圧検知回路23内のNMOS31のゲート電
位よりも高くなる。従って、第2の電圧検知回路24に
おける電圧検知レベルVPOWERON レベルは第1の電圧検
知回路23よりも高いものとなり、NMOS31のしき
い値電圧の増加分をαで表すと(VTHN+|VTHP |+
α)となる。
【0082】一方、第2の電圧検知回路24において、
上記(2)の関係であるR3=R1かつR4<R2を満
たすように抵抗値が設定されている場合、PMOS32
には第1の電圧検知回路23内のPMOS32に比べて
大きな電流が流れる。このため、このPMOS32が三
極管動作する領域では、第2の電圧検知回路24内のP
MOS32のしきい値電圧は第1の電圧検知回路23内
のPMOS32のしきい値電圧(いずれも絶対値)より
も高くなる。従って、第2の電圧検知回路24における
電圧検知レベルVPOWERON レベルは第1の電圧検知回路
23のそれよりも高いものとなり、PMOS32のしき
い値電圧の増加分をβで表すと(VTHN+|VTHP |+
β)となる。
【0083】さらに、第2の電圧検知回路24におい
て、上記(3)の関係であるR3<R1かつR4<R2
を満たすように抵抗値が設定されている場合、NMOS
31及びPMOS32にはそれぞれ第1の電圧検知回路
23内のNMOS31及びPMOS32に比べてそれぞ
れ大きな電流が流れるので、この場合の第2の電圧検知
回路24におけるVPOWERON レベルは(VTHN +|VTH
P |+α+β)となる。
【0084】上記した3通りのいずれの場合にも、第2
の電圧検知回路24における検知レベルは第1の電圧検
知回路23における検知レベルよりも大きくなる。しか
も、上記した第1、第2の電圧検知回路23、24にお
ける電源電圧VDDの検知レベルVPOWERON 、VLVDDは、
電源電圧、周囲温度、プロセスバラツキ等の影響を受け
ないので、一度、抵抗値を設定すると2つの検知レベル
の大小関係は反転せず常に一定となる。
【0085】この結果、図1に示したフラッシュEEP
ROMでは、書き込み/消去動作時の最悪保証電圧を、
読み出し動作時の最低保証電圧よりも常に高目に設定す
ることができ、電源低下による誤書き込み/誤消去を防
止することができる。
【0086】なお、図3に示した第1、第2の電圧検知
回路23、24において、VPOWERON レベルとVLVDDレ
ベルとの差を大きく取る必要がある場合には、R3<<
R1、またはR4<<R2に設定し、MOSトランジス
タの導通抵抗に比較して抵抗R3、R4の抵抗値が低く
なるように設定すればよい。
【0087】図4は図1中に設けられたVPOWERON レベ
ル検知用の第1の電圧検知回路23及びVLVDDレベル検
知用の第2の電圧検知回路24それぞれの他の回路構成
を示している。図4(a)に示す第1の電圧検知回路2
3及び図4(b)に示す第2の電圧検知回路24がそれ
ぞれ図3と異なる点は、前記NMOS31の代わりにP
N接合ダイオード36を設けるようにしたものである。
すなわち、このダイオード36のアノードは前記抵抗R
1またはR3の他端に接続され、カソードは接地電位の
ノードに接続されている。
【0088】先の図3の回路では、検知レベルが(VTH
N +|VTHP |)または(VTHN +|VTHP |+γ:た
だしγはαまたはβまたはα+β)で決定されるが、こ
の図4のものではダイオード接続されたNMOS31に
変えてPN接合ダイオード36を用いるようにしている
ので、(VTHN +|VTHP |)に相当する電圧レベルは
(Vf+|VTHP |:VfはPN接合ダイオードの順方
向電圧)となる。
【0089】この場合にも、第1、第2の電圧検知回路
23、24における検知レベルは電源電圧、周囲温度、
プロセスバラツキ等の影響を受けず、一度、抵抗値を設
定すると2つの検知レベルの大小関係は反転しない。
【0090】図5は図1中に設けられたVPOWERON レベ
ル検知用の第1の電圧検知回路23及びVLVDDレベル検
知用の第2の電圧検知回路24それぞれのさらに他の回
路構成を示している。上記図3に示したものでは第1、
第2の電圧検知回路23、24でそれぞれ1個のNMO
S31を用いるようにしているが、図5(a)、(b)
のものでは、前記抵抗R1またはR3の他端と接地電位
との間に2個のNMOS31a、NMOS31bを直列
接続することによって、前記VPOWERON レベル及びVLV
DDレベルがさらにNMOS1個のしきい値電圧分だけ高
くなるようにしたものである。なお、この例では抵抗R
1またはR3の他端と接地電位との間に2個のNMOS
を直列接続しているが、これは2個以上のNMOSを直
列接続するようにしてもよい。
【0091】図6は図1中に設けられたVPOWERON レベ
ル検知用の第1の電圧検知回路23及びVLVDDレベル検
知用の第2の電圧検知回路24それぞれの他の回路構成
を示している。図6(a)に示す第1の電圧検知回路2
3及び図6(b)に示す第2の電圧検知回路24がそれ
ぞれ図5と異なる点は、前記2個のNMOS31a、3
1bの代わりに直列接続された2個のPN接合ダイオー
ド36a、36bを設けるようにしたものである。
【0092】この場合には、前記図4のものに比べて前
記VPOWERON レベル及びVLVDDレベルがダイオード1個
の順方向電圧分だけ高くなる。また、図5の場合と同様
に、抵抗R1またはR3の他端と接地電位との間に2個
以上のダイオードを直列接続するようにしてもよい。
【0093】図7は図1中に設けられたVLVDDレベル検
知用の第2の電圧検知回路24の他の回路構成を示して
いる。なお、この図7に示した第2の電圧検知回路24
を使用する場合、第1の電圧検知回路23として図3
(a)に示したものが使用される。この図7の第2の電
圧検知回路24は、図3(a)の第1の電圧検知回路2
3と比べて、前記抵抗R1の代わりに直列接続された2
個の抵抗R11、R12が用いられている点と、前記P
MOS32のゲートがこの抵抗R11、R12の直列接
続ノードに接続されている点とが異なっている。なお、
R11、R12の直列抵抗値はR1の抵抗値と等しい。
【0094】この第2の電圧検知回路24では、電源電
圧VDDとNMOS31のゲート電位VTHN との間の電位
差(VDD−VTHN )を2個の抵抗R11、R12で分割
してPMOS32のゲートに与えることにより、電源電
圧検知レベルVLVDDを、図3(a)の第1の電圧検知回
路23における検知レベルVPOWERON に比べて大きくな
るようにしている。この場合のVLVDDレベルは下記の式
で与えられる。
【0095】 VLVDD=VTHN +{(R11+R12)/R11}|VTHP | =VPOWERON +(R1/R11)|VTHP | 図8は図1中に設けられたVLVDDレベル検知用の第2の
電圧検知回路24の他の回路構成を示している。なお、
この図8に示した第2の電圧検知回路24を使用する場
合、第1の電圧検知回路23として図4(a)に示した
ものが使用される。この図8の第2の電圧検知回路24
は、図4(a)の第1の電圧検知回路23と比べて、前
記抵抗R1の代わりに直列接続された2個の抵抗R1
1、R12が用いられている点と、前記PMOS32の
ゲートがこの抵抗R11、R12の直列接続ノードに接
続されている点とが異なっている。なお、この場合もR
11、R12の直列抵抗値はR1の抵抗値と等しい。
【0096】この図8に示した第2の電圧検知回路24
は、図7のものと比べてNMOS31がダイオード36
に変わっているだけであり、図7と同様に考えることが
でき、VPOWERON レベルよりも高いVLVDDレベルを得る
ことができる。
【0097】なお、上記図7及び図8に示した回路を第
2の電圧検知回路24として使用する場合について説明
したが、これは抵抗R11とR12の抵抗比を異ならせ
ることにより第1の電圧検知回路23としても使用する
ことができる。これは、第2の電圧検知回路24の検知
レベルを(VTHN +|VTHP |)以上に設定する要望が
ある場合に好適である。
【0098】すなわち、図7または図8に示すような回
路を2回路設け、一方をVPOWERONレベル検知用の第1
の電圧検知回路として用い、他方をVLVDDレベル検知用
の第2の電圧検知回路として用いることができる。この
場合、VPOWERON レベル検知用の第1の電圧検知回路に
おける抵抗R11とR12との比(R12/R11)の
値が、VLVDDレベル検知用の第2の電圧検知回路におけ
る抵抗R11とR12との比(R12/R11)の値よ
りも小さくなるように抵抗値を設定することにより、V
POWERON <VLVDDとすることができる。
【0099】このようにした場合、第1の電圧検知回路
に比較して第2の電圧検知回路における時定数が短くな
り、より高速動作させることができる。
【0100】上記図3〜図8に示した各電圧検知回路は
いずれの場合にもVPOWERON レベル検知用とVLVDDレベ
ル検知用の二つに分けていたが、これは必ずしも分ける
必要はなく、図9及び図10に示すように一つにまとめ
ることもできる。
【0101】図9に示す電圧検知回路は、前記図3の電
圧検知回路における抵抗R1もしくはR2の代わりに直
列接続された3個の抵抗R21、R22、R22を設
け、前記検知信号SPOWERON 発生用のPMOS32、抵
抗R2及び増幅回路35からなる回路に相当するものと
してPMOS32a、抵抗R2a及び増幅回路35aか
らなる回路を設け、前記検知信号SLVDD発生用のPMO
S32、抵抗R4及び増幅回路35からなる回路に相当
するものとしてPMOS32b、抵抗R2b及び増幅回
路35bからなる回路を設け、PMOS32aのゲート
には上記抵抗R22とR23の直列接続ノードにおける
電圧を供給し、PMOS32bのゲートには上記抵抗R
21とR22の直列接続ノードにおける電圧を供給する
ようにしたものである。
【0102】このような回路においても互いに検知レベ
ルが異なる検知信号SPOWERON 、SLVDDを発生させるこ
とができる。
【0103】図10に示す電圧検知回路は、図9の電圧
検知回路内のNMOS31の代わりにPN接合ダイオー
ド36を用いるようにした点のみが異なる。
【0104】なお、上記図9、図10の例では、電源電
圧VDDとNMOS31のドレインもしくはダイオード3
6のアノードとの間に3個の抵抗R21、R22、R2
3を直列接続する場合について説明したが、これは3個
以上の抵抗を直列接続するようにしてもよい。
【0105】ところで、上記実施の形態では、ある電源
電圧以下では全ての回路機能を停止させ、電源電圧があ
る程度高いときには機能の一部を停止させ、さらに電源
電圧が十分に高いときには全ての機能が動作可能となる
半導体集積回路の例としてフラッシュEEPROMを挙
げたが、これは電源電圧を2つの電圧レベルで検知する
ことにより回路機能の制御を行う半導体集積回路であれ
ばどのようなものにも適用が可能であることはいうまで
もない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
電源電圧を2つの電圧レベルで検知することにより回路
機能の制御を行う半導体集積回路において、2つの電圧
レベルの大小関係が動作を保証する電源電圧レベルによ
って反転せず、これによって誤動作の発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路をフラッシュE
EPROMに実施した場合のチップ内部の全体の構成を
示すブロック図。
【図2】図1のフラッシュEEPROMにおけるデータ
書き込み動作時の処理を示す流れ図。
【図3】図1中の第1、第2の電圧検知回路の回路図。
【図4】図1中の第1、第2の電圧検知回路の回路図。
【図5】図1中の第1、第2の電圧検知回路の回路図。
【図6】図1中の第1、第2の電圧検知回路の回路図。
【図7】図1中の第2の電圧検知回路の回路図。
【図8】図1中の第2の電圧検知回路の回路図。
【図9】図1で使用可能な電圧検知回路の回路図。
【図10】図1で使用可能な電圧検知回路の回路図。
【図11】従来の電圧検知回路の回路図。
【図12】不揮発性トランジスタのシンボル及びデータ
読み出し/書き込み/消去時にコントロールゲート、ド
レイン、ソース及びバックゲートに供給する電圧をまと
めて示す図。
【図13】フラシュEEPROMに内蔵される昇圧回路
の回路図。
【図14】従来の電圧検知回路の回路図。
【図15】図14の電圧検知回路で使用されるレファレ
ンス電位を発生するBGR(Band Gap Reference)回路
の回路図。
【符号の説明】 11…メモリセルアレイ、 12…アドレスバッファ、 13…ロウデコーダ、 14…カラムデコーダ、 15…ソースデコーダ、 16…入出力コントロール回路、 17…カラムセレクタ、 18…書き込み回路、 19…センスアンプ回路(S/A)、 20…I/Oバッファ、 21…コマンド/ユーザインターフェース回路、 22…内部コントロール回路、 23…第1の電圧検知回路、 24…第2の電圧検知回路、 25…内部電源/昇圧回路、 31、31a、31b…NMOS(Nチャネル型MOS
トランジスタ)、 32、32a、32b…PMOS(Pチャネル型MOS
トランジスタ)、 33、34…インバータ、 35、35a、35b…増幅回路、 36、36a、36b…PN接合ダイオード、 R1、R2、R2a、R2b、R3、R4、R11、R
12、R21、R22、R23…抵抗。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から与えられる電源電圧の値が第1
    の電圧以下のときには全ての機能を停止させ、電源電圧
    の値が第1の電圧を越えかつ第1の電圧よりも高い第2
    の電圧以下のときには機能の一部を停止させるようにし
    た半導体集積回路において、 上記第1の電圧を検知する第1の電圧検知回路と、 上記第2の電圧を検知する第2の電圧検知回路とを具備
    し、 上記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞれMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧の和の電圧もしくはMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧とPN接合電圧との和の電圧に
    基づいて電源電圧を検知し、かつ第1及び第2の電圧検
    知回路は同一の回路構成を有しそれぞれ内部の抵抗の値
    の設定によって互いに異なる電圧を検知するように構成
    したことを特徴する半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記半導体集積回路がフラッシュEEP
    ROMであり、前記第2の電圧以下で停止する機能がメ
    モリセルに対するデータの書き込み機能及びメモリセル
    のデータ消去機能であることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の電圧検知回路はそれ
    ぞれ、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端及びゲートが上記
    第1の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基
    準電位のノードに接続された第1極性の第1のMOSト
    ランジスタと、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端
    に接続された第2極性の第2のMOSトランジスタと、 上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第2の抵抗素子とを含んで構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗
    素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子
    よりも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知
    回路内の第2の抵抗素子の値と前記第2の電圧検知回路
    内の第2の抵抗素子の値が等しく設定されていることを
    特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗
    素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子
    の値と等しく設定されており、かつ前記第1の電圧検知
    回路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路
    内の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗
    素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子
    よりも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知
    回路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回路
    内の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の電圧検知回路にはそ
    れぞれ、 前記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードに
    おける信号を増幅して前記第1及び第2の電圧の検知信
    号を発生する増幅回路がさらに設けられていることを特
    徴とする請求項3、4、5、6のいずれか一つに記載の
    半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の電圧検知回路はそれ
    ぞれ、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 それぞれソース、ドレイン間の電流通路の一端とゲート
    とが接続され、ソース、ドレイン間の電流通路が上記第
    1の抵抗素子の他端と基準電位のノードとの間に直列接
    続された2個以上の第1極性の第1のMOSトランジス
    タと、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端
    に接続された第2極性の第2のMOSトランジスタと、 上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第2の抵抗素子とを含んで構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵抗
    素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素子
    よりも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検知
    回路内の第2の抵抗素子の値と前記第2の電圧検知回路
    内の第2の抵抗素子の値が等しく設定されていることを
    特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵
    抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素
    子の値と等しく設定されており、かつ前記第1の電圧検
    知回路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回
    路内の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵
    抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素
    子よりも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検
    知回路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回
    路内の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の電圧検知回路には
    それぞれ、 前記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードの
    信号を増幅して前記第1及び第2の電圧の検知信号を発
    生する増幅回路がさらに設けられていることを特徴とす
    る請求項8、9、10、11のいずれか一つに記載の半
    導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の電圧検知回路はそ
    れぞれ、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 アノード、カソード間の電流通路の一端が上記第1の抵
    抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基準電位の
    ノードに接続されたPN接合素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端
    に接続されたMOSトランジスタと、 上記MOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通
    路の他端と基準電位のノードとの間に接続された第2の
    抵抗素子とを含んで構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵
    抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素
    子よりも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検
    知回路内の第2の抵抗素子の値と前記第2の電圧検知回
    路内の第2の抵抗素子の値が等しく設定されていること
    を特徴とする請求項13に記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵
    抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素
    子の値と等しく設定されており、かつ前記第1の電圧検
    知回路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回
    路内の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 前記第1の電圧検知回路内の第1の抵
    抗素子の値が前記第2の電圧検知回路内の第1の抵抗素
    子よりも大きく設定されており、かつ前記第1の電圧検
    知回路内の第2の抵抗素子の値が前記第2の電圧検知回
    路内の第2の抵抗素子の値よりも大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 前記第1及び第2の電圧検知回路には
    それぞれ、 前記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードに
    おける信号を増幅して前記第1及び第2の電圧の検知信
    号を発生する増幅回路がさらに設けられていることを特
    徴とする請求項13、14、15、16のいずれか一つ
    に記載の半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2の電圧検知回路はそ
    れぞれ、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 一端が上記第1の抵抗素子の他端に接続された第2の抵
    抗素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端とゲートが接続さ
    れ、ソース、ドレイン間の電流通路が上記第2の抵抗素
    子の他端と基準電位のノードとの間に接続された第1極
    性の第1のMOSトランジスタと、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1及び第2の抵抗素
    子の接続点に接続された第2極性の第2のMOSトラン
    ジスタと、 上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第3の抵抗素子とを含んで構成され、 第1、第2の電圧検知回路における第1、第2の抵抗素
    子の値をR11、R12としたときに、第1の電圧検知
    回路におけるR12/R11の比の値が第2の電圧検知
    回路におけるR12/R11の比の値に比べて小さく設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2の電圧検知回路はそ
    れぞれ、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 一端が上記第1の抵抗素子の他端に接続された第2の抵
    抗素子と、 アノード、カソード間の電流通路の一端が上記第2の抵
    抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基準電位の
    ノードに接続されたPN接合素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1及び第2の抵抗素
    子の接続点に接続されたMOSトランジスタと、 上記MOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通
    路の他端と基準電位のノードとの間に接続された第3の
    抵抗素子とを含んで構成され、 第1、第2の電圧検知回路における第1、第2の抵抗素
    子の値をR11、R12としたときに、第1の電圧検知
    回路におけるR12/R11の比の値が第2の電圧検知
    回路におけるR12/R11の比の値に比べて小さく設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路。
  20. 【請求項20】 外部から与えられる電源電圧の値が第
    1の電圧以下のときには全ての機能を停止させ、電源電
    圧の値が第1の電圧を越えかつ第1の電圧よりも高い第
    2の電圧以下のときには機能の一部を停止させるように
    した半導体集積回路において、 上記第1の電圧を検知する第1の電圧検知回路と、 上記第2の電圧を検知する第2の電圧検知回路とを具備
    し、 上記第1及び第2の電圧検知回路はそれぞれMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧の和の電圧もしくはMOSトラ
    ンジスタのしきい値電圧とPN接合電圧との和の電圧に
    基づいて電源電圧を検知し、かつ第1及び第2の電圧検
    知回路はそれぞれ内部の抵抗の値の設定によって互いに
    異なる電圧を検知するように構成したことを特徴する半
    導体集積回路。
  21. 【請求項21】 前記半導体集積回路がフラッシュEE
    PROMであり、前記第2の電圧以下で停止する機能が
    メモリセルに対するデータの書き込み機能及びメモリセ
    ルのデータ消去機能であることを特徴とする請求項20
    に記載の半導体集積回路。
  22. 【請求項22】 前記第1の電圧検知回路は、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端及びゲートが上記
    第1の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基
    準電位のノードに接続された第1極性の第1のMOSト
    ランジスタと、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端
    に接続された第2極性の第2のMOSトランジスタと、 上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第2の抵抗素子とを含んで構成され、 前記第2の電圧検知回路は、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第3の抵抗素
    子と、 一端が上記第3の抵抗素子の他端に接続された第4の抵
    抗素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端及びゲートが上記
    第4の抵抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基
    準電位のノードに接続された第1極性の第3のMOSト
    ランジスタと、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端
    に接続された第2極性の第4のMOSトランジスタと、 上記第4のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第5の抵抗素子とを含んで構成されていることを特徴と
    する請求項20または21に記載の半導体集積回路。
  23. 【請求項23】 前記第1の電圧検知回路には、前記第
    2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通
    路の一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードにおける
    信号を増幅して前記第1の電圧の検知信号を発生する第
    1の増幅回路がさらに設けられ、 前記第2の電圧検知回路には、前記第4のMOSトラン
    ジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一端と前記第
    5の抵抗素子との接続ノードにおける信号を増幅して前
    記第2の電圧の検知信号を発生する第2の増幅回路がさ
    らに設けられていることを特徴とする請求項22に記載
    の半導体集積回路。
  24. 【請求項24】 前記第1の電圧検知回路は、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第1の抵抗素
    子と、 アノード、カソード間の電流通路の一端が上記第1の抵
    抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基準電位の
    ノードに接続された第1のPN接合素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第1の抵抗素子の他端
    に接続された第1のMOSトランジスタと、 上記第1のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第2の抵抗素子とを含んで構成され、 前記第2の電圧検知回路は、 一端が電源電圧の供給ノードに接続された第3の抵抗素
    子と、 一端が上記第3の抵抗素子の他端に接続された第4の抵
    抗素子と、 アノード、カソード間の電流通路の一端が上記第4の抵
    抗素子の他端に接続され、電流通路の他端が基準電位の
    ノードに接続された第2のPN接合素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記第3の抵抗素子の他端
    に接続され、前記第1のMOSトランジスタと同一チャ
    ネル型の第2のMOSトランジスタと、 上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の
    電流通路の他端と基準電位のノードとの間に接続された
    第5の抵抗素子とを含んで構成されていることを特徴と
    する請求項20または21に記載の半導体集積回路。
  25. 【請求項25】 前記第1の電圧検知回路には、前記第
    2のMOSトランジスタのソース、ドレイン間の電流通
    路の一端と前記第2の抵抗素子との接続ノードにおける
    信号を増幅して前記第1の電圧の検知信号を発生する第
    1の増幅回路がさらに設けられ、 前記第2の電圧検知回路には、前記第4のMOSトラン
    ジスタのソース、ドレイン間の電流通路の一端と前記第
    5の抵抗素子との接続ノードにおける信号を増幅して前
    記第2の電圧の検知信号を発生する第2の増幅回路がさ
    らに設けられていることを特徴とする請求項24に記載
    の半導体集積回路。
  26. 【請求項26】 外部から与えられる電源電圧の値が第
    1の電圧以下のときには全ての機能を停止させ、電源電
    圧の値が第1の電圧を越えかつ第1の電圧よりも高い第
    2の電圧以下のときには機能の一部を停止させるように
    した半導体集積回路において、 上記第1の電圧と第2の電圧を検知する電圧検知回路を
    具備し、 上記電圧検知回路は、 電源電圧の供給ノードと第1のノードとの間に直列接続
    された少なくとも3個の第1の抵抗素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路が上記第1のノードと基
    準電位のノードとの間に接続され、ゲートが上記第1の
    ノードに接続された第1チャネル型の第1のMOSトラ
    ンジスタと、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1
    の抵抗素子の直列接続ノードのうち上記第1のノードに
    近い側の第1の直列接続ノードに接続された第2チャネ
    ル型の第2のMOSトランジスタと、 一端が上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイ
    ン間の電流通路の他端に接続され、他端が基準電位のノ
    ードに接続された第2の抵抗素子と、 上記第2の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記第1の
    電圧の検知信号を発生する第1の増幅回路と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1
    の抵抗素子の直列接続ノードのうち上記電源電圧の供給
    ノードに近い側の直列接続ノードであって上記第1の直
    列接続ノードとは異なる第2の直列接続ノードに接続さ
    れた第2チャネル型の第3のMOSトランジスタと、 一端が上記第3のMOSトランジスタのソース、ドレイ
    ン間の電流通路の他端に接続され、他端が基準電位のノ
    ードに接続された第3の抵抗素子と、 上記第3の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記第2の
    電圧の検知信号を発生する第2の増幅回路とを有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  27. 【請求項27】 外部から与えられる電源電圧の値が第
    1の電圧以下のときには全ての機能を停止させ、電源電
    圧の値が第1の電圧を越えかつ第1の電圧よりも高い第
    2の電圧以下のときには機能の一部を停止させるように
    した半導体集積回路において、 上記第1の電圧と第2の電圧を検知する電圧検知回路を
    具備し、 上記電圧検知回路は、 電源電圧の供給ノードと第1のノードとの間に直列接続
    された少なくとも3個の第1の抵抗素子と、 アノード、カソード間の電流通路の一端が上記第1のノ
    ードに接続され、電流通路の他端が基準電位のノードに
    接続されたPN接合素子と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1
    の抵抗素子の直列接続ノードのうち上記第1のノードに
    近い側の第1の直列接続ノードに接続された第1のMO
    Sトランジスタと、 一端が上記第1のMOSトランジスタのソース、ドレイ
    ン間の電流通路の他端に接続され、他端が基準電位のノ
    ードに接続された第2の抵抗素子と、 上記第2の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記第1の
    電圧の検知信号を発生する第1の増幅回路と、 ソース、ドレイン間の電流通路の一端が電源電圧の供給
    ノードに接続され、ゲートが上記少なくとも3個の第1
    の抵抗素子の直列接続ノードのうち上記電源電圧の供給
    ノードに近い側の直列接続ノードであって上記第1の直
    列接続ノードとは異なる第2の直列接続ノードに接続さ
    れ、上記第1のMOSトランジスタと同一チャネル型の
    第2のMOSトランジスタと、 一端が上記第2のMOSトランジスタのソース、ドレイ
    ン間の電流通路の他端に接続され、他端が基準電位のノ
    ードに接続された第3の抵抗素子と、 上記第3の抵抗素子の一端の信号を増幅して上記第2の
    電圧の検知信号を発生する第2の増幅回路とを有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  28. 【請求項28】 前記半導体集積回路がフラッシュEE
    PROMであり、前記第2の電圧以下で停止する機能が
    メモリセルに対するデータの書き込み機能及びメモリセ
    ルのデータ消去機能であることを特徴とする請求項26
    または27に記載の半導体集積回路。
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