JPH1024118A - 放射線治療装置 - Google Patents
放射線治療装置Info
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- JPH1024118A JPH1024118A JP20531496A JP20531496A JPH1024118A JP H1024118 A JPH1024118 A JP H1024118A JP 20531496 A JP20531496 A JP 20531496A JP 20531496 A JP20531496 A JP 20531496A JP H1024118 A JPH1024118 A JP H1024118A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N5/00—Radiation therapy
- A61N5/10—X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
- A61N5/1048—Monitoring, verifying, controlling systems and methods
- A61N5/1049—Monitoring, verifying, controlling systems and methods for verifying the position of the patient with respect to the radiation beam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】放射線照射範囲に対して患者を位置決めするの
に必要な患者体表面上のマーキングを、初回の治療後は
消すことができ、患者の精神的苦痛、生活上の不自由さ
を解消できる放射線治療装置を提供する。 【解決手段】支持部材４に支持された患者３の体表面
に、放射線照射手段２による放射線照射範囲に対応する
画像を投影する。その投影された画像の位置が、患者３
の体表面の放射線照射目標範囲の位置に一致するよう
に、その放射線照射手段に対して前記支持部材４を相対
移動させる。その両者の位置が一致する時に、その患者
３の一定の部位に対応する画像データを生成して記憶す
る。その画像データに基づき、その支持された患者３の
体表面に、その患者３の一定の部位に対応する画像を投
影する。その投影された画像の位置が実際の患者の一定
の部位に一致するように、その放射線照射手段に対して
前記支持部材を相対移動させる。
に必要な患者体表面上のマーキングを、初回の治療後は
消すことができ、患者の精神的苦痛、生活上の不自由さ
を解消できる放射線治療装置を提供する。 【解決手段】支持部材４に支持された患者３の体表面
に、放射線照射手段２による放射線照射範囲に対応する
画像を投影する。その投影された画像の位置が、患者３
の体表面の放射線照射目標範囲の位置に一致するよう
に、その放射線照射手段に対して前記支持部材４を相対
移動させる。その両者の位置が一致する時に、その患者
３の一定の部位に対応する画像データを生成して記憶す
る。その画像データに基づき、その支持された患者３の
体表面に、その患者３の一定の部位に対応する画像を投
影する。その投影された画像の位置が実際の患者の一定
の部位に一致するように、その放射線照射手段に対して
前記支持部材を相対移動させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用の放射線治
療装置に関し、より詳しくは、その放射線照射範囲に対
する患者の位置決め手段の改良に関するものである。
療装置に関し、より詳しくは、その放射線照射範囲に対
する患者の位置決め手段の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】放射線治療に際しては、患者の治療対象
部位に放射線を正確に照射する必要がある。そのため、
まず放射線治療を行う前に、Ｘ線シミュレータ、ＣＴシ
ミュレータなどを用い、患者の体表面に放射線照射目標
範囲がインク等によりマーキングされる。しかる後に、
その患者を治療用寝台によって支持し、その寝台を放射
線照射装置に対して移動させ、その患者のマーキング位
置に放射線治療装置から投光される位置決め用ビームを
合致させることで、放射線照射範囲に対して患者を位置
決めすることが行なわれている。
部位に放射線を正確に照射する必要がある。そのため、
まず放射線治療を行う前に、Ｘ線シミュレータ、ＣＴシ
ミュレータなどを用い、患者の体表面に放射線照射目標
範囲がインク等によりマーキングされる。しかる後に、
その患者を治療用寝台によって支持し、その寝台を放射
線照射装置に対して移動させ、その患者のマーキング位
置に放射線治療装置から投光される位置決め用ビームを
合致させることで、放射線照射範囲に対して患者を位置
決めすることが行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】放射線治療は、一定期
間（例えば約２ヶ月）放射線を患部に照射することを繰
り返すことで行なわれる。従来技術では、その治療期間
に亘り、患者の体表面のマーキングを消すことができな
い。そのため、患者に精神的苦痛と不自由な生活を強い
る結果になっている。
間（例えば約２ヶ月）放射線を患部に照射することを繰
り返すことで行なわれる。従来技術では、その治療期間
に亘り、患者の体表面のマーキングを消すことができな
い。そのため、患者に精神的苦痛と不自由な生活を強い
る結果になっている。
【０００４】本発明は、上記問題を解決することのでき
る放射線治療装置を提供することを目的とする。
る放射線治療装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線治療装置
は、放射線照射手段と、患者の支持部材と、その支持部
材に支持された患者の体表面に、放射線照射手段による
放射線照射範囲に対応する画像を投影する手段と、その
投影された画像の位置が、患者体表面の放射線照射目標
範囲の位置に一致するように、その放射線照射手段に対
して前記支持部材を相対移動させる手段と、その両者の
位置が一致する時に、その患者の一定の部位に対応する
画像データを生成して記憶する手段と、その画像データ
に基づき、その支持部材に支持された患者の体表面に、
その患者の一定の部位に対応する画像を投影する手段
と、その投影された患者の一定の部位に対応する画像の
位置が実際の患者の一定の部位に一致するように、その
放射線照射手段に対して前記支持部材を相対移動させる
手段とを備えることを特徴とする。
は、放射線照射手段と、患者の支持部材と、その支持部
材に支持された患者の体表面に、放射線照射手段による
放射線照射範囲に対応する画像を投影する手段と、その
投影された画像の位置が、患者体表面の放射線照射目標
範囲の位置に一致するように、その放射線照射手段に対
して前記支持部材を相対移動させる手段と、その両者の
位置が一致する時に、その患者の一定の部位に対応する
画像データを生成して記憶する手段と、その画像データ
に基づき、その支持部材に支持された患者の体表面に、
その患者の一定の部位に対応する画像を投影する手段
と、その投影された患者の一定の部位に対応する画像の
位置が実際の患者の一定の部位に一致するように、その
放射線照射手段に対して前記支持部材を相対移動させる
手段とを備えることを特徴とする。
【０００６】本発明の放射線治療装置により放射線治療
を行うには、まず、初回の治療の前に、患者の体表面に
放射線照射目標範囲に対応するマーキングを施す。この
マーキングは、例えば従来と同様に行うことができる。
次に、その患者を支持部材により支持し、その患者の体
表面に、放射線照射手段による放射線照射範囲に対応す
る画像を投影する。次に、その放射線照射手段に対して
患者支持部材を相対移動させることで、その投影された
画像の位置を、放射線照射目標範囲に対応する上記マー
キング位置に一致させる。次に、その両者の位置が一致
する時に、その患者の一定の部位に対応する画像データ
を生成して記憶する。以上の操作を初回の放射線治療時
に行う。第２回目以降の放射線治療時には、その記憶し
た画像データに基づき、その支持部材に支持された患者
の体表面に、その患者の一定の部位に対応する画像をラ
ンドマークとして投影する。次に、その放射線照射手段
に対して患者支持部材を相対移動させることで、その投
影された患者の一定の部位に対応する画像の位置を、実
際の患者の一定の部位に一致させる。これにより、放射
線照射手段による放射線照射範囲は放射線照射目標範囲
に一致する。すなわち、第２回目以降の放射線治療の際
には、患者の体表面の放射線照射目標範囲に対応するマ
ーキングなしに、放射線照射範囲に対して正確に患者を
位置決めすることができる。
を行うには、まず、初回の治療の前に、患者の体表面に
放射線照射目標範囲に対応するマーキングを施す。この
マーキングは、例えば従来と同様に行うことができる。
次に、その患者を支持部材により支持し、その患者の体
表面に、放射線照射手段による放射線照射範囲に対応す
る画像を投影する。次に、その放射線照射手段に対して
患者支持部材を相対移動させることで、その投影された
画像の位置を、放射線照射目標範囲に対応する上記マー
キング位置に一致させる。次に、その両者の位置が一致
する時に、その患者の一定の部位に対応する画像データ
を生成して記憶する。以上の操作を初回の放射線治療時
に行う。第２回目以降の放射線治療時には、その記憶し
た画像データに基づき、その支持部材に支持された患者
の体表面に、その患者の一定の部位に対応する画像をラ
ンドマークとして投影する。次に、その放射線照射手段
に対して患者支持部材を相対移動させることで、その投
影された患者の一定の部位に対応する画像の位置を、実
際の患者の一定の部位に一致させる。これにより、放射
線照射手段による放射線照射範囲は放射線照射目標範囲
に一致する。すなわち、第２回目以降の放射線治療の際
には、患者の体表面の放射線照射目標範囲に対応するマ
ーキングなしに、放射線照射範囲に対して正確に患者を
位置決めすることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１〜図５を参照して本発明の第
１実施形態を説明する。
１実施形態を説明する。
【０００８】図１に示す放射線治療装置は、放射線照射
装置２と、患者３を支持する寝台（支持部材）４とを備
える。
装置２と、患者３を支持する寝台（支持部材）４とを備
える。
【０００９】その放射線照射装置２に、画像投影手段と
して透過型液晶表示器１１が設けられている。その液晶
表示器１１は、その放射線照射装置２の放射線照射口に
対向する位置に取り付けられる透過型の液晶表示パネル
１２と、その放射線照射装置２に内蔵される光源１３
と、その液晶表示パネル１２の制御装置１４とを有す
る。その液晶表示パネル１２は、取り外し若しくは放射
線照射と干渉しない位置への退避が可能とされている。
して透過型液晶表示器１１が設けられている。その液晶
表示器１１は、その放射線照射装置２の放射線照射口に
対向する位置に取り付けられる透過型の液晶表示パネル
１２と、その放射線照射装置２に内蔵される光源１３
と、その液晶表示パネル１２の制御装置１４とを有す
る。その液晶表示パネル１２は、取り外し若しくは放射
線照射と干渉しない位置への退避が可能とされている。
【００１０】その制御装置１４としては、例えばパーソ
ナルコンピュータが用いられる。この制御装置１４に、
放射線照射装置２による放射線照射範囲を液晶表示パネ
ル１２に表示させるための画像データが記憶される。す
なわち、放射線治療に先立ち、Ｘ線ＣＴ装置等で患者を
撮影することで断層画像等が得られる。その断層画像等
に基づき、コンピュータにより構成される治療計画装置
３１によって、放射線照射装置２による放射線照射野形
状に対応する放射線照射範囲に対応するデータを含む治
療計画が立てられる。そのデータに基づいて、Ｘ線シミ
ュレータやＣＴシミュレータ等の上で、患者の体表面の
放射線照射目標範囲が特定され、その放射線照射目標範
囲にインク等によりマーキングが施される。例えば、図
２に示すように、その放射線照射範囲を囲むマーキング
Ｍが施される。このマーキング作業は従来と同様に行う
ことができ、また、その治療計画装置３１も従来と同様
のものを用いることができる。その治療計画装置３１に
記憶される放射線照射範囲に対応するデータが、上記制
御装置１４に転送され、その転送されたデータに基づき
制御装置１４は上記画像データを生成して記憶する。
ナルコンピュータが用いられる。この制御装置１４に、
放射線照射装置２による放射線照射範囲を液晶表示パネ
ル１２に表示させるための画像データが記憶される。す
なわち、放射線治療に先立ち、Ｘ線ＣＴ装置等で患者を
撮影することで断層画像等が得られる。その断層画像等
に基づき、コンピュータにより構成される治療計画装置
３１によって、放射線照射装置２による放射線照射野形
状に対応する放射線照射範囲に対応するデータを含む治
療計画が立てられる。そのデータに基づいて、Ｘ線シミ
ュレータやＣＴシミュレータ等の上で、患者の体表面の
放射線照射目標範囲が特定され、その放射線照射目標範
囲にインク等によりマーキングが施される。例えば、図
２に示すように、その放射線照射範囲を囲むマーキング
Ｍが施される。このマーキング作業は従来と同様に行う
ことができ、また、その治療計画装置３１も従来と同様
のものを用いることができる。その治療計画装置３１に
記憶される放射線照射範囲に対応するデータが、上記制
御装置１４に転送され、その転送されたデータに基づき
制御装置１４は上記画像データを生成して記憶する。
【００１１】その制御装置１４から送られる画像データ
により液晶表示パネル１２に表示される放射線照射範囲
に対応する画像が、上記光源１３の光が液晶表示パネル
１２を透過することで生成される画像表示光Ｌにより、
寝台４に支持された患者３の体表面に投影される。例え
ば、図２に示すように、その放射線照射範囲に対応する
画像４１として、患者３の体表面上で破線により放射線
照射範囲の外縁を示すものが投影される。
により液晶表示パネル１２に表示される放射線照射範囲
に対応する画像が、上記光源１３の光が液晶表示パネル
１２を透過することで生成される画像表示光Ｌにより、
寝台４に支持された患者３の体表面に投影される。例え
ば、図２に示すように、その放射線照射範囲に対応する
画像４１として、患者３の体表面上で破線により放射線
照射範囲の外縁を示すものが投影される。
【００１２】寝台４は、駆動装置５１により放射線照射
装置２に対して相対移動可能とされる。その相対移動に
より、患者３の体表面に投影された放射線照射範囲に対
応する画像４１の位置を、患者３の体表面の放射線照射
目標範囲を示すマーキングＭの位置に一致させることが
できる。例えば、図２の場合は、患者３を支持した寝台
４を図において下方に移動させることで、図３に示すよ
うに両者を一致させる。
装置２に対して相対移動可能とされる。その相対移動に
より、患者３の体表面に投影された放射線照射範囲に対
応する画像４１の位置を、患者３の体表面の放射線照射
目標範囲を示すマーキングＭの位置に一致させることが
できる。例えば、図２の場合は、患者３を支持した寝台
４を図において下方に移動させることで、図３に示すよ
うに両者を一致させる。
【００１３】その制御装置１４に、位置決め用データを
入力する手段としてマウス６０が接続されている。その
制御装置１４は、そのマウス６０の移動に応じて移動す
るカーソルを上記液晶表示器１１に表示させる。図３に
示すように、そのカーソル６１は、その患者３の体表面
上に投影可能とされている。その放射線照射範囲に対応
する画像４１の位置と、放射線照射目標範囲に対応する
マーキングＭの位置とが一致する時に、そのカーソル６
１を患者３の一定の部位に移動させることで、その患者
３の一定部位に対応する画像を液晶表示器１１に表示さ
せるための画像データを制御装置１４は生成して記憶す
る。その患者３の一定部位に対応する画像データは、例
えばマウス６０のクリック操作により生成され記憶され
る。その患者３の一定部位に対応する画像の種類は、そ
の画像５２を目印すなわちランドマークとすることがで
きれば特に限定されず、例えば、放射線照射範囲が頭部
であれば正中線や眼等に対応する画像とすることがで
き、放射線照射範囲が体であれば肋骨や骨盤等に対応す
る画像とすることができる。図３に示す例では、その患
者３の一定部位に対応する画像５２は、特定の２本の肋
骨Ｒ１、Ｒ２に対応する破線で示される画像５２とされ
ている。その画像５２の形状を特定するデータは、その
放射線照射範囲に対応する画像４１の位置とマーキング
Ｍの位置とが一致する時に、患者３の一定部位に一致す
るように作成し、画像４１とマーキングＭの位置が一致
した位置のデータも含んだ画像データとして作成して記
憶すればよい。なお、そのランドマークに対応する患者
３の一定部位を何れの部位にしたかは、その患者３個々
のカルテ等に記録したり、あるいは、放射線治療装置を
設置している施設で統一して定めるのが好ましい。制御
装置１４が、その記憶した画像データに基づき、その患
者３の一定部位に対応する画像５２を上記液晶表示パネ
ル１２に表示させることで、その画像５２を寝台４に支
持された患者３の体表面に投影することができる。
入力する手段としてマウス６０が接続されている。その
制御装置１４は、そのマウス６０の移動に応じて移動す
るカーソルを上記液晶表示器１１に表示させる。図３に
示すように、そのカーソル６１は、その患者３の体表面
上に投影可能とされている。その放射線照射範囲に対応
する画像４１の位置と、放射線照射目標範囲に対応する
マーキングＭの位置とが一致する時に、そのカーソル６
１を患者３の一定の部位に移動させることで、その患者
３の一定部位に対応する画像を液晶表示器１１に表示さ
せるための画像データを制御装置１４は生成して記憶す
る。その患者３の一定部位に対応する画像データは、例
えばマウス６０のクリック操作により生成され記憶され
る。その患者３の一定部位に対応する画像の種類は、そ
の画像５２を目印すなわちランドマークとすることがで
きれば特に限定されず、例えば、放射線照射範囲が頭部
であれば正中線や眼等に対応する画像とすることがで
き、放射線照射範囲が体であれば肋骨や骨盤等に対応す
る画像とすることができる。図３に示す例では、その患
者３の一定部位に対応する画像５２は、特定の２本の肋
骨Ｒ１、Ｒ２に対応する破線で示される画像５２とされ
ている。その画像５２の形状を特定するデータは、その
放射線照射範囲に対応する画像４１の位置とマーキング
Ｍの位置とが一致する時に、患者３の一定部位に一致す
るように作成し、画像４１とマーキングＭの位置が一致
した位置のデータも含んだ画像データとして作成して記
憶すればよい。なお、そのランドマークに対応する患者
３の一定部位を何れの部位にしたかは、その患者３個々
のカルテ等に記録したり、あるいは、放射線治療装置を
設置している施設で統一して定めるのが好ましい。制御
装置１４が、その記憶した画像データに基づき、その患
者３の一定部位に対応する画像５２を上記液晶表示パネ
ル１２に表示させることで、その画像５２を寝台４に支
持された患者３の体表面に投影することができる。
【００１４】上記放射線治療装置により放射線治療を行
うには、まず、初回の治療の前に、患者３の体表面に放
射線照射目標範囲に対応するマーキングＭを施す。次
に、その患者３を寝台４により支持し、その患者３の体
表面に、放射線照射装置２による放射線照射範囲に対応
する画像４１を投影する。次に、その放射線照射装置２
に対して寝台４を相対移動させることで、その投影され
た画像４１の位置を、放射線照射目標範囲に対応する上
記マーキングＭの位置に一致させる。次に、その両者の
位置が一致する時に、その患者３の一定の部位に対応す
る画像データを生成し、この生成した画像データを記憶
する。しかる後に放射線治療を行う。以上の操作を初回
の放射線治療時に行う。第２回目以降の放射線治療時に
は、その記憶した画像データに基づき、図４に示すよう
に、その寝台４に支持された患者３の体表面に、その患
者３の一定の部位に対応する画像５２を投影する。この
際、放射線照射範囲に対応する画像４１を確認のために
患者３の体表面に投影してもよい。次に、その放射線照
射装置２に対して寝台４を上記駆動装置５１により相対
移動させることで、その投影された画像５２の位置を、
実際の患者３の一定の部位Ｒ１、Ｒ２に一致させる。図
４に示す例では、患者３を支持した寝台４を図において
上方に移動させることで、図５に示すように両者を一致
させる。これにより、放射線照射装置２による放射線照
射範囲は放射線照射目標範囲に一致する。しかる後に放
射線治療を行う。すなわち、この第２回目以降の放射線
治療の際には、患者３の体表面の放射線照射目標範囲に
対応するマーキングＭなしに、放射線照射範囲に対して
正確に患者３を位置決めすることができる。
うには、まず、初回の治療の前に、患者３の体表面に放
射線照射目標範囲に対応するマーキングＭを施す。次
に、その患者３を寝台４により支持し、その患者３の体
表面に、放射線照射装置２による放射線照射範囲に対応
する画像４１を投影する。次に、その放射線照射装置２
に対して寝台４を相対移動させることで、その投影され
た画像４１の位置を、放射線照射目標範囲に対応する上
記マーキングＭの位置に一致させる。次に、その両者の
位置が一致する時に、その患者３の一定の部位に対応す
る画像データを生成し、この生成した画像データを記憶
する。しかる後に放射線治療を行う。以上の操作を初回
の放射線治療時に行う。第２回目以降の放射線治療時に
は、その記憶した画像データに基づき、図４に示すよう
に、その寝台４に支持された患者３の体表面に、その患
者３の一定の部位に対応する画像５２を投影する。この
際、放射線照射範囲に対応する画像４１を確認のために
患者３の体表面に投影してもよい。次に、その放射線照
射装置２に対して寝台４を上記駆動装置５１により相対
移動させることで、その投影された画像５２の位置を、
実際の患者３の一定の部位Ｒ１、Ｒ２に一致させる。図
４に示す例では、患者３を支持した寝台４を図において
上方に移動させることで、図５に示すように両者を一致
させる。これにより、放射線照射装置２による放射線照
射範囲は放射線照射目標範囲に一致する。しかる後に放
射線治療を行う。すなわち、この第２回目以降の放射線
治療の際には、患者３の体表面の放射線照射目標範囲に
対応するマーキングＭなしに、放射線照射範囲に対して
正確に患者３を位置決めすることができる。
【００１５】図６は本発明の第２実施形態を示す。上記
第１実施形態との相違は、放射線照射装置２による放射
線照射範囲に対応する画像４１の位置と、放射線照射目
標範囲に対応するマーキングＭの位置とが一致する時
に、その患者の一定の部位に対応する画像データを、患
者３の全身あるいは身体一部をカメラ７２により撮影す
ることで生成する点にある。図示の例では、その放射線
照射装置２に、ミラー７１と、ＣＣＤカメラ７２とが設
けられる。なお、そのミラー７１は取り外し若しくは放
射線照射と干渉しない位置への退避が可能とされてい
る。この第２実施形態の放射線治療装置によれば、初回
の放射線治療時に、放射線照射装置２による放射線照射
範囲に対応する画像４１の位置と、放射線照射目標範囲
に対応するマーキングＭの位置とが一致する時に、その
ミラー７１を介してカメラ７２により患者３が撮影さ
れ、そのカメラ７２から制御装置１４に送られた画像デ
ータが記憶される。第２回目以降の放射線治療時には、
その記憶した画像データに基づく画像を第１実施形態と
同様の液晶表示器（図示省略）に表示させることで、そ
の寝台４に支持された患者３の体表面に、その患者３の
一定の部位に対応する画像として患者３の撮影画像を投
影する。なお、ミラー７１を介して撮影しているので、
その投影画像が鏡像にならないように、カメラ７２によ
る撮影画像データは制御装置１４により画像処理され
る。次に、寝台４を相対移動させることで、その投影さ
れた撮影画像を実際の患者の身体部位に一致させ、しか
る後に放射線治療を行う。この第２実施形態によれば、
患者の一定の部位に対応する画像データを、患者３をカ
メラにより撮影することで生成できるので、マウス等に
より患者の一定の部位を特定する手間が不要になる。他
は第１実施形態と同様の構成、作用効果であり、同一部
分は同一符号で示す。
第１実施形態との相違は、放射線照射装置２による放射
線照射範囲に対応する画像４１の位置と、放射線照射目
標範囲に対応するマーキングＭの位置とが一致する時
に、その患者の一定の部位に対応する画像データを、患
者３の全身あるいは身体一部をカメラ７２により撮影す
ることで生成する点にある。図示の例では、その放射線
照射装置２に、ミラー７１と、ＣＣＤカメラ７２とが設
けられる。なお、そのミラー７１は取り外し若しくは放
射線照射と干渉しない位置への退避が可能とされてい
る。この第２実施形態の放射線治療装置によれば、初回
の放射線治療時に、放射線照射装置２による放射線照射
範囲に対応する画像４１の位置と、放射線照射目標範囲
に対応するマーキングＭの位置とが一致する時に、その
ミラー７１を介してカメラ７２により患者３が撮影さ
れ、そのカメラ７２から制御装置１４に送られた画像デ
ータが記憶される。第２回目以降の放射線治療時には、
その記憶した画像データに基づく画像を第１実施形態と
同様の液晶表示器（図示省略）に表示させることで、そ
の寝台４に支持された患者３の体表面に、その患者３の
一定の部位に対応する画像として患者３の撮影画像を投
影する。なお、ミラー７１を介して撮影しているので、
その投影画像が鏡像にならないように、カメラ７２によ
る撮影画像データは制御装置１４により画像処理され
る。次に、寝台４を相対移動させることで、その投影さ
れた撮影画像を実際の患者の身体部位に一致させ、しか
る後に放射線治療を行う。この第２実施形態によれば、
患者の一定の部位に対応する画像データを、患者３をカ
メラにより撮影することで生成できるので、マウス等に
より患者の一定の部位を特定する手間が不要になる。他
は第１実施形態と同様の構成、作用効果であり、同一部
分は同一符号で示す。
【００１６】
【発明の効果】本発明の放射線治療装置によれば、放射
線照射範囲に対して患者を位置決めするのに必要な患者
体表面上のマーキングを、初回の治療後は消すことがで
き、患者の精神的苦痛、生活上の不自由さを解消するこ
とができる。
線照射範囲に対して患者を位置決めするのに必要な患者
体表面上のマーキングを、初回の治療後は消すことがで
き、患者の精神的苦痛、生活上の不自由さを解消するこ
とができる。
【００１７】
【本発明の実施態様】本発明において、その患者の一定
の部位に対応する画像データを、患者を撮影することで
生成するのが好ましい。これにより、患者の一定の部位
に対応する画像データを生成する際に、その一定の部位
を特定する手間が不要になる。
の部位に対応する画像データを、患者を撮影することで
生成するのが好ましい。これにより、患者の一定の部位
に対応する画像データを生成する際に、その一定の部位
を特定する手間が不要になる。
【図１】本発明の第１実施形態の放射線治療装置の構成
説明図
説明図
【図２】本発明の第１実施形態において、初回放射線治
療時に、患者体表面の放射線照射目標範囲のマーキング
と放射線照射範囲に対応する画像とがずれた状態を示す
図
療時に、患者体表面の放射線照射目標範囲のマーキング
と放射線照射範囲に対応する画像とがずれた状態を示す
図
【図３】本発明の第１実施形態において、初回放射線治
療時に、患者体表面の放射線照射目標範囲のマーキング
と放射線照射範囲に対応する画像とが一致した状態を示
す図
療時に、患者体表面の放射線照射目標範囲のマーキング
と放射線照射範囲に対応する画像とが一致した状態を示
す図
【図４】本発明の第１実施形態において、２回目以降の
放射線治療時に、患者の一定の部位と、その一定部位に
対応する画像とがずれた状態を示す図
放射線治療時に、患者の一定の部位と、その一定部位に
対応する画像とがずれた状態を示す図
【図５】本発明の第１実施形態において、２回目以降の
放射線治療時に、患者の一定の部位と、その一定部位に
対応する画像とが一致した状態を示す図
放射線治療時に、患者の一定の部位と、その一定部位に
対応する画像とが一致した状態を示す図
【図６】本発明の第２実施形態の放射線治療装置の構成
説明図
説明図
２ 放射線照射装置 ３ 患者 ４ 寝台 １１ 液晶表示器 １４ 制御装置 ５１ 駆動装置 ７２ カメラ
Claims (1)
- 【請求項１】 放射線照射手段と、 患者の支持部材と、 その支持部材に支持された患者の体表面に、放射線照射
手段による放射線照射範囲に対応する画像を投影する手
段と、 その投影された画像の位置が、患者体表面の放射線照射
目標範囲の位置に一致するように、その放射線照射手段
に対して前記支持部材を相対移動させる手段と、 その両者の位置が一致する時に、その患者の一定の部位
に対応する画像データを生成して記憶する手段と、 その画像データに基づき、その支持部材に支持された患
者の体表面に、その患者の一定の部位に対応する画像を
投影する手段と、 その投影された患者の一定の部位に対応する画像の位置
が実際の患者の一定の部位に一致するように、その放射
線照射手段に対して前記支持部材を相対移動させる手段
とを備えることを特徴とする放射線治療装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20531496A JPH1024118A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 放射線治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20531496A JPH1024118A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 放射線治療装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024118A true JPH1024118A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16504906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20531496A Pending JPH1024118A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 放射線治療装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1024118A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11332882A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Kaihatsu Komonshitsu:Kk | マーキング用転写膜及びマーキング用転写膜製造装置 |
| GB2371964A (en) * | 2001-01-31 | 2002-08-07 | Tct Internat Plc | Surface imaging for patient positioning in radiotherapy |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP20531496A patent/JPH1024118A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11332882A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Kaihatsu Komonshitsu:Kk | マーキング用転写膜及びマーキング用転写膜製造装置 |
| GB2371964A (en) * | 2001-01-31 | 2002-08-07 | Tct Internat Plc | Surface imaging for patient positioning in radiotherapy |
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