JPH10240879A - 近接型非接触icカードの搬送制御方法 - Google Patents

近接型非接触icカードの搬送制御方法

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JPH10240879A
JPH10240879A JP9040385A JP4038597A JPH10240879A JP H10240879 A JPH10240879 A JP H10240879A JP 9040385 A JP9040385 A JP 9040385A JP 4038597 A JP4038597 A JP 4038597A JP H10240879 A JPH10240879 A JP H10240879A
Authority
JP
Japan
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card
coil
terminal
contact
proximity
Prior art date
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Pending
Application number
JP9040385A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ikeda
敏広 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル位置のずれ量が数mm以内の最適な位
置になるようにICカードを位置決めしようとする課題
があった。 【解決手段】 近接型非接触ICカード31を搬送させ
る搬送路30に配置した端末側コイル1に近接型非接触
ICカード31のコイル2を相対向させて位置決めする
際に、端末では、搬送波を発振して端末側コイルに磁界
を発生させておき、近接型非接触ICカード31のコイ
ル2が端末側コイル1に近接した際に、前記磁界によっ
て発生する端末側コイル1の端子間電圧を測定して、各
コイルのずれ量によって生じる端子間電圧の変化を検出
し、その変化に応じて位置決めのずれ量を算出し、その
ずれ量に応じて近接型非接触ICカード31の搬送駆動
部を制御して、近接型非接触ICカード31のずれ量の
許容範囲内になるように位置決めするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近接型非接触IC
カードを端末に挿入して読み書きを行う際に、近接型非
接触ICカードを搬送させる搬送路に配置した端末側コ
イルに近接型非接触ICカードのコイルを相対向させて
位置決めする近接型非接触ICカードの搬送制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、近接型非接触ICカード(以
下、ICカードという)は、近接型非接触ICカードに
読み書きする端末(以下、端末という)から電力を供給
され、また、その端末との間でデータの送受信を相互に
行えるようになっている。その電力の供給やデータの送
受信は、電磁結合方式により行っている。電磁結合方式
とは、電磁誘導を利用して端末とICカードとを結合す
るようにした方式をいい、端末とICカードとに設けた
コイルを非接触状態で相対向させ、各コイル間の電磁誘
導により電力供給やデータ送受信を行うようにしたもの
である。
【0003】従って、従来の近接型非接触ICカードの
位置決め方法では、上述のように各コイルを相対向させ
るために、端末において、ICカードの位置をセンサ等
により検出することにより、互いのコイルを相対向させ
た位置に固定させるようにICカードの搬送を制御して
位置決めを行っていた。また、従来の端末では、コイル
位置の異なる規格の複数のICカードを読取可能にする
ために、各ICカードの規格に対応するセンサ等を複数
個設置して、各ICカードを峻別し、ICカードのコイ
ルと端末のコイルとの位置決めを行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、電磁供給方式に
よりICカードへの電力の供給及びデータの送受信を安
定して行うためには、ICカード上のコイルと端末のコ
イル位置のずれに数mmの許容しかない。しかしなが
ら、上記従来のセンサ等によるICカードの位置検出で
は、コイル位置のずれ量が数mm以内の最適な位置とな
るようにICカードを位置決めできないことがしばしば
生じ、ICカードへの電力供給及びデータの送受信が不
安定となる問題があった。また、従来の端末では、コイ
ル位置の異なる規格の複数のICカードを読取可能にす
るために、各ICカードの規格に対応するセンサ等を複
数個設置しなければならないため、装置構成が複雑なも
のとなってしまう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、近接
型非接触ICカードを端末に挿入して読み書きを行う際
に、近接型非接触ICカードを搬送させる搬送路に配置
した端末側コイルに近接型非接触ICカードのコイルを
相対向させて位置決めする近接型非接触ICカードの搬
送制御方法において、その位置決めの際に、端末では、
搬送波を発振して端末側コイルに磁界を発生させてお
き、近接型非接触ICカードのコイルが端末側コイルに
近接した際に、前記磁界によって発生する端末側コイル
の端子間電圧を測定して、各コイルのずれ量によって生
じる端子間電圧の変化を検出し、その変化に応じて位置
決めのずれ量を算出し、そのずれ量に応じてICカード
の搬送駆動部を制御して、近接型非接触ICカードをず
れ量の許容範囲内になるように位置決めするようにし
た。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、従来
と同様に、近接型非接触ICカードをICカードと省略
し、近接型非接触ICカード専用端末を端末と省略して
記載する。図1は端末のブロック図、図2はICカード
のブロック図、図3は搬送波出力波形の例示図、図4は
コイルずれ量による出力電圧の変化のグラフである。
【0007】図1において、この端末では、コイル1
が、ICカード側のコイル2との間で、図示しない電源
からの電力の供給やデータの送受信を電磁結合方式によ
り行えるようにしてある。端末からICカードにデータ
を送信する際には、CPU3は、送信データをパラレル
・シリアル変換部(以下、P⇔S変換部という)4を介
して変調部5に送り、その送信データは増幅器6で増幅
され、インピーダンス整合用コイル7を介してコイル1
に送られる。そして、このコイル1からICカード側の
コイル2に送信データが送信される。 また、端末がI
Cカードからデータを受信する際には、ICカード側の
コイル2からコイル1が受信データを受けると、その受
信データは復調部8、P⇔S変換部4を介してCPU3
に送られる。
【0008】また、図2に示すように、ICカード側で
は、端末のコイル1からコイル2に供給される電力は整
流部9を介して電源となる。端末のコイル1からコイル
2に送られる送信データは、復調部10、P⇔S変換部
11を介してCPU12に送られる。ICカード側のコ
イル2からコイル1が受信する受信データは、CPU1
2からP⇔S変換部11、変調部13を介して送られ
る。なお、ICカードには、ROM14,RAM15、
表示部16及びキーボード17が接続されている。
【0009】図1に戻って、端末とICカードの位置決
めの際に、発振器18が図3に示す方形波等の交流電圧
を発振すると、その交流電圧は変調部5、増幅器6、イ
ンピーダンス整合用コイル7を介してコイル1に送られ
る。すると、このコイル1では電磁誘導により交流磁界
が発生する。このときのコイル1の電圧は、ICカード
のコイル2が相対向した位置にあるか否かにより変わ
り、また、その位置のずれ量により電圧の大小が変化す
る。即ち、図4に示すように、ずれ量の無い場合は各コ
イル間の結合が強いためコイル1の端子間電圧が最も小
さくなり、ずれ量が増えるに従い各コイル間の結合が弱
くなるためコイル1の端子間電圧も増えるように変化す
る。
【0010】そして、この電圧は、端末では、コイル1
から波形整形部19に送られる。この波形整形部19
は、入力端子側にダイオードDを接続し、出力端子側に
コンデンサC1を接続し、前記ダイオードDと前記コン
デンサC1の間に、抵抗RとコンデンサC2を一端に0
Vを与えて図に示す接続回路により構成され、入力され
る電圧の波形を整形して、A/D変換部20に出力す
る。このA/D変換部20では基準電圧により、波形整
形された電圧をA/D変換してCPU3に送る。
【0011】また、後述するように配置されるセンサ2
1,22からの出力は、センサ検出部23で検出され、
CPU3に送られる。また、CPU3は、端末とICカ
ードの位置決めの際には、搬送モータ制御部24を制御
し、モータ25を制御させる。また、速度・位置検出部
26は、前記モータ25の回転数等を検出すると共に、
前記センサ検出部23の検出や前記CPU3の電圧変化
によるずれ量の算出によりICカードの速度や位置を検
出し、搬送モータ制御部24にモータ25を制御させて
ずれ量が0となるようにする。
【0012】なお、端末には、ROM27、RAM28
があり、特にROM27には、ずれ量と電圧の関係を記
憶しておく。また、上位インターフェース29を介して
上位装置と送信することができるようにしてある。それ
では、本実施の形態のICカードの位置決め方法を説明
する。図5は、位置決めの説明図である。
【0013】図において、端末の搬送路30の上側にコ
イル1が配置してあり、搬送路30の両端にセンサ2
1,22が配置してある。センサ21,22は光軸等が
搬送路を透過するようにしてある。そして、ICカード
31は、(1)の状態から、搬送方向Xに搬送して、
(2)の状態のように、コイル1とコイル2とを相対向
させた位置になるようにICカードの位置決めをする。
【0014】すなわち、ICカード31が搬送路30に
投入されると、センサ21が遮光される。これにより、
発振器18の出力をONとし、搬送モータ制御24によ
り、モータ25を駆動してICカード31を搬送路30
に取り込み搬送を開始する。このとき、発振器18がO
Nされたので、コイル1の両端には、図3に示す搬送波
出力が出力され、交流磁界が発生している。
【0015】そして、ICカード31のコイル2が、コ
イル1の交流磁界内に入ると、コイル2には電磁結合に
よる起電力が発生する。すると、波形整形部19は、コ
イル1の端子間電圧より、搬送波成分を取り除いて直流
分のみとし、図4に示すずれ量に応じた電圧の変化を出
力する。そして、A/D変換部20は、基準電圧を基準
にして、その電圧変化の出力をデジタル2値データに変
換し、その2値データをCPU3に送る。CPU3は、
その際のコイル1の電圧の変化を追従し、ずれ量を算出
し、搬送モータ制御部24にずれ量を補正するようにモ
ータ25を制御する。例えば、+X方向にずれている場
合には−X方向にICカード31を搬送させ、−X方向
にずれている場合には+X方向にICカード31を搬送
させる動作制御を行い、ずれ量が許容範囲の数mm以内
に入るまで繰り返す。ずれ量を許容範囲内に入るように
動作制御することができるのは、ずれ量をフィードバッ
クして追従性の良いデータ処理を行うためである。な
お、実験により、数mmオーダーの許容範囲内に入るこ
とがわかっている。
【0016】なお、その許容範囲内に入っている場合
に、コイル1とコイル2の巻線比が、1:1であれば、
コイル1によって発生した交流磁界によりICカードの
コイル2には電磁結合による起電力としてコイル1と同
じ電圧が発生することになる。上記実施の形態による
と、コイル位置のずれが許容範囲内である数mm以内の
最適な位置となるようにICカードを位置決めできるよ
うになり、ICカードへの電力供給及びデータの送受信
を安定して行うことができるようになる。また、従来の
端末の場合のように、各ICカードの規格に対応するセ
ンサ等を複数個設置しなくても、上述のように、コイル
位置のずれを許容範囲内の最適な位置にICカードを位
置決めるようになるため、コイル位置の異なる複数のI
Cカードの読み取りを容易に行うことができるようにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の近接型非接
触ICカードの搬送制御方法によると、コイル位置のず
れが許容範囲内の最適な位置となるようにICカードを
位置決めできる効果が得られる。このため、ICカード
への電力供給及びデータの送受信を安定して行うことが
できる効果が得られる。また、従来の端末の場合のよう
に、各ICカードの規格に対応するセンサ等を複数個設
置しなくても、コイル位置のずれを許容範囲内の最適な
位置にICカードを位置決めるようになるため、コイル
位置の異なる複数のICカードの読み取りを容易に行う
ことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の端末のブロック図
【図2】ICカードのブロック図
【図3】搬送波出力波形の例示図
【図4】コイルずれ量による出力電圧の変化のグラフ
【図5】実施の形態の位置決めの説明図
【符号の説明】
1 コイル 2 コイル 6 増幅器 7 インピーダンス整合用コイル 18 発振器 19 波形整形部 21,22 センサ 25 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接型非接触ICカードを端末に挿入し
    て読み書きを行う際に、近接型非接触ICカードを搬送
    させる搬送路に配置した端末側コイルに近接型非接触I
    Cカードのコイルを相対向させて位置決めする近接型非
    接触ICカードの搬送制御方法において、 その位置決めの際に、端末では、搬送波を発振して端末
    側コイルに磁界を発生させておき、 近接型非接触ICカードのコイルが端末側コイルに近接
    した際に、前記磁界によって発生する端末側コイルの端
    子間電圧を測定して、各コイルのずれ量によって生じる
    端子間電圧の変化を検出し、 その変化に応じて位置決めのずれ量を算出し、そのずれ
    量に応じてICカードの搬送駆動部を制御して、近接型
    非接触ICカードをずれ量の許容範囲内になるように位
    置決めするようにしたことを特徴とする近接型非接触I
    Cカードの搬送制御方法。
JP9040385A 1997-02-25 1997-02-25 近接型非接触icカードの搬送制御方法 Pending JPH10240879A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096414A2 (en) * 1999-10-08 2001-05-02 Sankyo Seiki Mfg. Co. Ltd. IC card reader
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JP2009278570A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Jfe Steel Corp 誘導無線用アンテナと誘導線とのギャップ自動調節装置および方法

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