JPH10240787A - 部品表生成装置及び部品表生成方法 - Google Patents

部品表生成装置及び部品表生成方法

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JPH10240787A
JPH10240787A JP9042093A JP4209397A JPH10240787A JP H10240787 A JPH10240787 A JP H10240787A JP 9042093 A JP9042093 A JP 9042093A JP 4209397 A JP4209397 A JP 4209397A JP H10240787 A JPH10240787 A JP H10240787A
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茂樹 福原
Masaharu Goto
正治 後藤
Noriko Matsuo
紀子 松尾
Kazunori Koseki
和徳 小関
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計者レベルに関係なく、回路情報による部
品品番決定と基板図による部品品番決定との整合性を持
たせつつ、効率良く部品表を自動生成する装置を提供す
る。 【解決手段】 回路情報入力受付手段21で回路情報の
入力を受け付け、第1部品検索手段25aで基準情報と
受け付けた回路情報に基づいて、部品品番を検索する一
方、基板設計情報入力受付手段22で基板設計情報の入
力を受け付け、第2部品検索手段25bで基板設計情報
に基づいて部品品番を検索し、それから、検索部品照合
判定手段26で第1部品検索部25aで検索された部品
品番と、第2部品検索部25bで検索された部品品番と
を照合し、一致する部品品番および相違する部品品番を
それぞれ抽出し、部品決定手段28で検索部品照合判定
部26による抽出結果に基づいて、最終的な部品品番を
決定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロニクス
製品を構成する電子部品の品番を決定し、実装リスト・
購買への発注リストなどに対応した部品表を自動作成す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス製品を、実際の製品と
して生産するためには、当該エレクトロニクス製品に実
際に使用する電子部品の部品品番を決定し、これを部品
表にまとめる作業が不可欠である。図18に、エレクト
ロニクス製品開発における部品表作成の一般的手順を表
すフローチャートを示す。この図に基づいて、部品表作
成の手順以下に説明すると、まず、回路CADによって
設計要求を満たす回路を作った後に(S10)、この回
路図から電子部品を1部品ごとに電気的特性とともに抽
出する(S11)。これは、回路図にあるすべての部品
に対して行う必要がある。それから、設計者は各部品に
対して電気的特性を基に、カタログから使用する部品品
番の候補を選び出す(S12)。この際、電気的特性に
関する情報だけでは、部品の大きさや形状が決まらない
ため、部品品番の候補を選べない場合があるが、このよ
うな場合は設計者の経験に基づき適当な部品品番を選択
していく。
【0003】今、図19(a)のような電子回路が回路
CADにより得られたとすると、設計者は部品”R
1”、”C1”、”IC1”とともに、それぞれの電気
的特性を抽出していく、例えば、コンデンサである電子
部品“C1”に対しては、回路図より電気的特性であ
る、素子名と“16V100”を抽出する。それから、
この電気的特性に基づいて、カタログから使用する部品
品番の候補を選択する。例えば、部品”C1”に対して
は、耐圧が16Vで、容量が100μFのコンデンサの
中から適当な部品品番を持つものを、設計者の経験を加
味して選択する。
【0004】次に、回路データに基づいて、電気的特
性、使用条件等を考慮し、プリント基板上に部品を配置
する作業を行う(S13)。この作業は一般に電子部品
の配置位置を自動的に設定していくプリント基板設計C
ADにより行われている。このプリント基板設計は、禁
止エリアの設定や、配線への配慮をしながら行われ、回
路接続のチェックである設計検査チェックなども行われ
る。プリント基板CADにより例えば図19(b)のよ
うな基板図が得られる。このような基板設計情報が得ら
れると、部品の形状や大きさが定まるので、上記S12
で選び出した部品品番の中から部品の形状や大きさが一
致するか否か等のチェックを行い、最終的に各部品につ
いて1つの部品品番を決定する(S15)。この際、図
20に示すような、カタログ等に記載されている「技術
情報」や「資材情報」や「製造情報」等も参照される。
【0005】そして、最後に決定した部品品番をもとに
部品表を作成する(S16)。例えば、図19(a)
(b)の回路図、基板図より図19(c)のような部品
表を作成する。作成した部品表は、生産システムのデー
タベースに登録され、開発したエレクトロニクス製品を
生産するために、実装される部品の手配、管理に供され
る。
【0006】ところで、回路設計においては、以前にす
でに設計した回路の設計データを流用して、その一部の
みを設計変更することで新たな回路基板を設計すること
も行われる。この場合、新たな回路基板において使用す
る部品は、流用した回路基板から変更のないものについ
てはそのまま用いることが一般的である。このような場
合に対応すべく、従来から、新たな回路データと流量す
る回路データを比較して、一致する部品の部品品番や、
新規回路データには存在しない部品を表示する装置が提
供されている。設計者は、この装置の表示を見ながら、
流用する回路基板と共通する部品については、そのまま
新たな回路基板の部品品番として部品表へ登録を行って
いくことができる。
【0007】また、生産システムデータベースへ登録さ
れ資材管理に供される部品表には、工場で実際に部品を
基板へ実装するための生産ラインに、どの部品を供給す
るかを定める基準となる実装工程区分が各部品ごとに記
載される。即ち、基板への電子部品の実装は、小型化・
低コスト化を目的に開発された自動機による表面実装方
式が一般的に用いられ、かかる実装工程は各部品ごとに
異なる工程が採用され、極めて複雑多岐となってきてい
る。そして、各部品は採用される実装工程に従って異な
る生産ラインにおいて基板に実装されていく。このた
め、各部品を該当する生産ラインへ供給する必要がある
が、かかる指定は部品表に各部品ごとに記載される実装
工程区分情報により行われる。
【0008】実装工程は、具体的には、基板を貫通させ
た部品端子側をはんだ層に浸漬したり、吹き付けたりす
ることにより部品を固定するディップ工法や、はんだを
塗った基板にチップ部品を貼り付け、これを熱してはん
だを溶かして部品を固定するリフロー工法等が適宜組み
合わされる。そして、実装工程区分は、例えば片面リフ
ロー工程なら”BR”、チップ挿入工法なら”BC”等
と、各実装工程に対して一般的にアルファベット2文字
で表される。この実装工程区分に応じて部品はそれぞれ
の工法を行う生産ラインへと供給されていくことにな
る。
【0009】各部品に対する工法の決定は、設計者が、
まず、製品の使用環境等から基板の基本的な工法を定
め、この工法に対して部品品番に対して一般的に定めら
れている工法と、基板設計情報から得られる基板の表面
に実装されるか、裏面に実装されるか等の配置面情報を
もとに、設計者の経験から最終的に最適な工法を定め
る。そして、決定した工法に対応する実装工程区分を部
品図の各部品品番ごとに記載していく。かかる実装工程
区分の決定を正確に行うことは、高密度実装化の要求と
して、誤りなく、正確な位置に部品を確実に取り付けて
製品の信頼性を高め、大量の基板を短期間に少ない費用
で組上げ生産性を向上させることによって、市場での激
しい競争に打ち勝っていくためには欠かせない。
【0010】
【発明が解決する課題】ところで、近年のエレクトロニ
クス商品の基板部品、例えば、AV商品のメイン基板で
は、部品点数は500点を超えている。従って、開発か
ら商品化までの工程を迅速に行うには、各設計フェーズ
の段階で、効率的に部品品番を決定して、より精度の高
い部品表を作成し、生産システムデータベースへ登録を
行うことが大変重要である。
【0011】しかし、上述のように部品表の作成段階に
おいて、設計者が回路情報や基板設計情報から電気的特
性や部品の大きさや形状等の条件を考慮しながら1部品
ずつカタログから部品品番を決定していくのでは、多大
な労力と時間を必要としてしまい、人為的なミスも発生
してしまう。また、回路情報のみから部品品番を仮に決
定する場合には、設計者の経験が必要な場合が多く、経
験の少ない設計者では適切な部品品番を決定することが
できないという問題もある。
【0012】また、基板設計情報に基づいて最終的な部
品品番を決定する際にも再度、先に回路情報によって選
択した部品品番を、さらに新たな条件に合致するかを考
慮しながらカタログを参照して部品品番を決定していか
なければならず、また、回路情報と基板設計情報とから
得られる部品品番が一致しないような場合には設計条件
に応じて設計者がいずれの部品品番を優先的に採用する
かを決しなければならない。即ち、設計者は基板図に基
づいて部品品番を決定する際にも再び、各部品ごとにカ
タログを参照しながら、回路情報で部品品番を決定した
ときと同じような作業を行う必要が生じていた。
【0013】さらに、 以前作成した回路基板を流用し
て新たな回路基板を設計する際に、新たな回路データと
流量する回路データを比較して、一致する部品の部品品
番等を表示する装置を利用する場合においても、設計者
が、新たな部品表に1部品毎に情報を読み込んで、新規
データに取り込む必要があったため、設計者の労力が必
要であり、また、データ読み込みの際に過誤も生じてい
た。
【0014】そして、部品表に記載する実装工程区分に
ついても、設計者が1部品ごとに決定していかなければ
ならず、やはり非常な労力を要し、また、その決定にも
設計者の経験を必要としている。本発明は、上記の問題
を解決するために、回路情報による部品品番決定と基板
設計情報による部品品番決定との整合性を持たせつつ、
効率良く部品表を自動生成することを第1の目的とす
る。また、本発明は、以前に設計した回路基板を流用し
て新たな基板設計を行う際に、流用する回路基板の部品
表から新たな回路基板の部品表に流用できる部品品番を
自動的に取り込むことにより、さらに部品表作成の効率
化を図ることを第2の目的とする。さらに、本発明は部
品表における各部品に対する実装工程区分を効率的に決
定することを第3の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る部品表生成装置は電子部品のデータベ
ースを格納した部品データベース格納手段と、電子部品
の部品品番選択のための基準情報を格納した設計基準情
報格納手段とを設け、また、回路情報の入力を受け付け
る回路情報入力受付手段と、前記基準情報と回路情報に
基づいて、前記部品データベース格納手段から電子部品
の部品品番を検索する第1部品検索手段を設け、さら
に、基板設計情報の入力を受け付ける基板設計情報入力
受付手段と、基板設計情報に基づいて、前記部品データ
ベース格納手段から電子部品の部品品番を検索する第2
部品検索手段を設けている。そして、前記第1部品検索
手段で検索された部品品番と、前記第2部品検索手段で
検索された部品品番とを照合し、一致する部品品番およ
び相違する部品品番をそれぞれ抽出する検索部品照合判
定手段を設け、この検索部品照合判定手段による抽出結
果に基づいて、最終的な部品品番を決定する部品決定手
段と、決定した部品品番を基に部品表を作成する部品表
作成手段とを設けている。
【0016】かかる部品表作成装置には、さらに、前記
検索部品照合判定手段が抽出した結果を表示する照合判
定結果表示手段を設けると好適である。また、この部品
表作成装置には、部品品番に関する参考情報を記録した
データベースを格納した参考情報データベース格納手段
と、検索された部品品番の指定を受け付ける電子部品指
定受付手段とを設け、さらに、指定された部品品番に関
する参考情報を前記参考情報データベース格納手段から
検索する参考情報検索手段と、検索された部品品番に関
する参考情報を表示する参考情報表示手段とを設けるこ
ともできる。
【0017】さらには、作成した部品表の記載を付加、
削除、又は変更するべき旨の編集命令を受け付ける編集
命令受付手段と、受け付けた編集命令に従って、前記部
品表を更新する部品表編集実行手段とを設けると効果的
である。また、上記課題を解決するために、本発明に係
る実装工程設定装置は、部品品番に対して標準として定
められる標準実装工程を、部品品番ごとに記録したデー
タベースを格納するデータベース格納手段を設け、ま
た、部品品番の入力を受け付ける部品受付手段と、設計
基板の配置面情報を受け付ける配置面情報受付手段と、
標準実装工程と配置面情報とから部品品番の実際の実装
工程を導き出すテーブルを記録した実装工程テーブル記
録手段を設けている。そして、受け付けた部品品番に基
づき、前記データベースから当該部品品番の標準実装工
程を検索する標準実装工程検索手段を設け、さらに上記
検索された標準実装工程と、受け付けた配置面情報とを
用いて、前記テーブルより前記受け付けた部品品番の実
際の実装工程を決定する実装工程決定手段を設けてい
る。
【0018】かかる実装工程設定装置には、さらに、基
板の工法の入力を受け付ける工法受付手段を設け、前記
実装工程テーブル記録手段に、基板の工程ごとに上記テ
ーブルを記録し、前記実装工程決定手段に、さらに受け
付けた基板の工法も用いて、前記受け付けた部品品番の
実際の実装工程を決定させるようにすることが望まし
い。
【0019】また、上記実装工程設定装置には、実装工
程決定手段で決定された実装工程を変更すべき旨の指示
を受け付ける実装工程変更受付手段と、受け付けた指示
に従って実装工程を変更する実装工程変更手段とを設け
ることもできる。さらには、上記実装工程設定装置は、
基板の工法に対して採り得る実装工程を記録している実
装工程条件記録手段と、前記実装工程変更手段による実
装工程の変更が前記実装工程条件記録手段に記録されて
いる基板の工法に対して採り得うる実装工程へ変更する
ものでない場合には、実装工程変更手段による変更を禁
止する実装工程変更監視手段とを設けると効果的であ
る。
【0020】さらに、上記課題を解決するために本発明
は、回路情報から当該回路に含まれる電子部品に関する
部品表を生成する装置において、既存の部品表の入力を
受け付ける部品表入力受付手段と、回路情報の入力を受
け付ける回路情報入力受付手段と、受け付けた回路情報
中の電子部品の内、既存の部品表中に含まれるものを検
索して、その部品品番を抽出する共通部品抽出手段と、
抽出された部品品番を受け付けた回路情報に関する部品
品番として部品表に記載する共通部品記載手段とを設け
たものである。
【0021】この部品表生成装置においては、部品表中
で、共通部品記載手段によって記載された部品品番に所
定の修飾を施す共通部品明示手段を設けることが望まし
い。なお、所定の修飾を施すとは特定の記号による識別
子を付したり、網掛けや特定の色を施す等、部品品番を
明示的に他と識別できるような操作をいうものとする。
【0022】また、上記課題を解決するために、本発明
は電子部品のデータベースを格納した部品データベース
から、電子部品の部品品番選択のための基準情報を参照
しながら、回路基板の生産に用いる電子部品の部品表を
作成する方法において、回路情報の入力を受け付ける回
路情報入力受付ステップと、前記基準情報と回路情報に
基づいて、前記部品データベースから電子部品の部品品
番を検索する第1部品検索ステップと、基板設計情報の
入力を受け付ける基板設計情報入力受付ステップと、基
板設計情報に基づいて、前記部品データベースから電子
部品の部品品番を検索する第2部品検索ステップとを設
けている。そして、さらに前記第1部品検索ステップで
検索された部品品番と、前記第2部品検索ステップで検
索された部品品番とを照合し、一致する部品品番および
相違する部品品番をそれぞれ抽出する検索部品照合判定
ステップと、検索部品照合判定部による抽出結果に基づ
いて、最終的な部品品番を決定する部品決定ステップ
と、決定した部品品番を基に部品表を作成する部品表作
成ステップとを設けている。
【0023】さらに、上記課題を解決するために、本発
明は標準実装工程と配置面情報とから部品品番の実際の
実装工程を導き出すテーブルを用いて、部品品番の実装
工程を設定する方法において、部品品番の入力を受け付
ける部品受付ステップと、部品品番に対して標準として
定められる標準実装工程を部品品番ごとに記録したデー
タベースから、受け付けた部品品番の標準実装工程を検
索する標準実装工程検索ステップと、設計基板の配置面
情報を受け付ける配置面情報受付ステップと、検索され
た標準実装工程と、受け付けた配置面情報とを用いて、
前記テーブルより前記受け付けた部品品番の実際の実装
工程を決定する実装工程決定ステップとを設けたもので
ある。
【0024】そして、上記課題を解決するために本発明
は、回路情報から当該回路に含まれる電子部品に関する
部品表を生成する方法において、既存の部品表の入力を
受け付ける部品表入力受付ステップと、回路情報の入力
を受け付ける回路情報入力受付ステップと、受け付けた
回路情報中の電子部品の内、既存の部品表中に含まれる
ものを検索して、その部品品番を抽出する共通部品抽出
ステップと、抽出された部品品番を受け付けた回路情報
に関する部品品番として部品表に記載する共通部品記載
ステップとを設けたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る
部品表生成装置の概略構成を示す機能ブロック図であ
る。この部品表生成装置は、概略の構成として、以前に
作成した回路基板における部品品番を流用できる場合に
当該部品品番を抽出する流用部品照合処理部1、回路情
報と基板設計情報から採用する部品品番を最終的に決定
する品番決定部2、各部品に対して実装工程を設定する
実装工程設定部3、以上の処理の結果から部品表を自動
的に作成する部品表自動作成部4を有し、また、フロッ
ピーディスク等の記録媒体を再生する手段やキーボード
等からなる入力部5、CRTやプリンターよりなる表示
部6に接続してある。
【0026】図2に流用部品照合処理部1の詳細な機能
ブロック図を示す。流用部品照合処理部1は回路情報入
力受付部11、生産システムデータベース格納部12
a、流用回路指定受付部12b、部品表入力受付部12
c、共通部品抽出部13a、非共通部品抽出部13b、
表示制御部14、共通部品記載部15a、品番設定部1
5bより構成されている。 回路情報入力受付部11
は、新たに部品表を作成する回路の回路情報の入力を受
け付ける部分であり、具体的には、新たな回路に用いら
れる部品の種類と、その電気的特性の入力を受け付ける
ものである。
【0027】生産システムデータベース格納部12a
は、以前に作成した回路基板の部品表が記録されたデー
タベースであり、流用回路指定受付部12bは今回流用
する回路基板の登録番号によって、その回路基板の指定
を受け付けて、生産システムデータベース格納部12a
へ当該回路基板の検索要求を出す部分であり、部品表入
力受付部12cは、生産システムデータベース格納部1
2aから検索された流用する回路基板の部品表を受け付
ける部分である。
【0028】共通部品抽出部13aは、回路情報入力受
付部11で受け付けた回路情報中の電子部品の内、部品
表入力受付部12cで受け付けた既存の部品表中に含ま
れるものを検索して、その部品品番を抽出し、非共通部
品抽出部13bは、既存の部品表中にのみ含まれ、受け
付けた回路情報中の電子部品中には含まれないものを検
索して、その部品品番を抽出する。
【0029】表示制御部14は、共通部品抽出部13
a、非共通部品抽出部13bによる抽出結果を所定の書
式で表示部6に表示させる。共通部品記載部15aは、
共通部品抽出部13aで抽出された部品品番を新たな回
路に関する部品品番として、部品表自動作成部4に記載
させる部分であり、品番設定部15は、非共通部品抽出
部13bで抽出された部品品番を設計者の指示によって
新たな回路に関する部品品番として設定し、部品表自動
作成部4に記載させる部分である。
【0030】次に品番決定部2の詳細な構成について説
明する。図3に品番決定部2の詳細な機能ブロック図を
示す。品番決定部2は、回路情報入力受付部21、基板
情報入力受付部22、部品データベース格納部23、設
計基準情報格納部24、第1部品検索部25a、第2部
品検索部25b、検索部品照合判定部26、表示制御部
27、部品決定部28、電子部品指定受付部29a、参
考情報検索部29bにより構成されている。
【0031】回路情報入力受付部21は、回路情報の入
力を受け付ける部分であり、流用部品照合処理部1で、
既存の回路基板の部品表から流用できなかった部品があ
る場合には、その部品の電気的特性の入力を受け付け
る。また、既存の回路を流用しない場合には、入力部か
ら新たな回路情報の入力、即ち全部品の電気的特性を受
け付ける。また、基板情報入力受付部22は、回路情報
からプリント基板設計CADにより得られた基板設計情
報の入力を受け付ける。
【0032】部品データベース格納部23は、電子部品
のデータベースを格納している。具体的には、電子部品
ごとにその品番が対応付けられて記録されており、ま
た、各電子部品の電気的特性値、部品形状、部品サイズ
等を含む、技術情報、資材情報、製造情報等の参考情報
も記録されている。さらに、ここには後述する実装工程
設定部3で用いる各部品の標準として定められるデフォ
ルトの実装工程も記録されている。
【0033】設計基準情報格納部24は、電子部品選択
のための基準情報を格納した部分であり、この設計基準
情報は、回路情報から部品品番を仮決めする際に、経験
のある設計者のノウハウとして、仮に定めるべき部品サ
イズや大きさに関する情報とが、部品の種類ごとに記録
されている。この設計情報格納部24は、主として、基
板に対して約70〜80%の割合で含まれているRC部
品について設定するものである。また、この設計情報格
納部24の情報は、設計する回路基板の条件に応じて、
数種類用意されており、例えば、回路基板を用いる製品
や基板に要求される密度等に応じて最適なものを記録し
ておく。具体的に、ここでは、図4に示すようにコンデ
ンサ等の部品について、仮に定める大きさや形状等を表
す部品品番の特定部分を指定するような形式のデータを
記録している。なお、図において、例えばコンデンサ
の”ECE”の部分はコンデンサの特定の種類を表して
おり、”A”の部分はコンデンサの特定の包装形態を表
してあって、これらの記号の表す意味は標準として予め
定められているものである。
【0034】第1部品検索部25aは、設計基準情報格
納部24の基準情報と回路情報入力受付部21から受け
付けた回路情報に基づいて、部品データベース格納部2
3から、条件に合致する電子部品を全て検索する。第2
部品検索部25bは、基板情報入力受付部22が受け付
けた基板情報に基づいて、部品データベース格納部23
から、条件に合致する電子部品を全て検索する。基板情
報には部品の電気的特性、サイズ、形状に関する情報が
含まれる。
【0035】検索部品照合判定部26は、第1部品検索
部25aで検索された電子部品と、第2部品検索部25
bで検索された電子部品とを照合し、一致する電子部品
および相違する電子部品をそれぞれ抽出する。表示制御
部27は第1部品検索部25a、第2部品検索部25b
による検索結果、検索部品照合判定部26での照合結
果、後述する参考情報検索部29bでの検索結果を表示
部6へ所定の書式で表示させる部分である。また、検索
部品照合判定部26の照合結果は、第1部品検索部25
aと第2部品検索部25bで検索された結果が一致する
ものがある部品には”=”という記号と、一致する部品
の数が表示され、第1部品検索部25aと第2部品検索
部25bで検索された結果が一致するものが全くない部
品には”!”という記号と、第2部品検索部25bで検
索された部品の数が表示される。
【0036】部品決定部28は検索部品照合判定部26
による照合結果に基づいて、最終的な電子部品を決定す
る部分である。具体的には、設計者が、表示制御部27
によって表示部6に表示される検索品番照合判定部26
の照合結果を見ながら、第1部品検索部25aと第2部
品検索部25bによる抽出結果が一致する複数の部品品
番の内から入力部5を介して1つ部品に決定したり、第
1部品検索部25aと第2部品検索部25bによる抽出
結果が全く一致しない部品について、第1部品検索部2
5aと第2部品検索部25bにより抽出された部品品番
の内の1つに決定したりすることによって、各部品につ
いて1品番に決定していく。また、第1部品検索部25
aと第2部品検索部25bによる抽出結果が一致する部
品品番は1つだけのものは、その部品品番に自動的に定
まるように設定してある。
【0037】なお、部品決定部28における部品品番の
決定はここでは設計者の選択により行うこととしている
が、これは、例えば部品決定部28に部品決定のための
検索部品照合判定部26の結果に対する条件を部品種類
ごと等に予め定めておき、これに従って自動的に最終的
な部品品番を決定するような構成としてもよい。また、
この部品決定部28における設計者の決定に役立つよう
に、電子部品指定受付部29aと参考情報検索部29b
が設けてあり、第1部品検索部25aおよび第2部品検
索部25bの検索結果として表示される部品品番に関す
る参考情報をいつでも、設計者が参照できるようしてあ
る。即ち、電子部品指定受付部29aは検索された電子
部品の指定を受け付け、参考情報検索部29bは、指定
された電子部品の参考情報を部品データベース格納部2
3から検索する。そして、この検索結果は表示制御部2
7によって所定の書式で表示部6へ表示される。
【0038】続いて、実装工程設定部3の詳細を説明す
る。図5に実装工程設定部3の詳細な機能ブロック図を
示す。実装工程設定部3は部品受付部31a、標準実装
工程検索部31b、配置面情報受付部32、工法受付部
33、実装工程テーブル記憶部34、実装工程決定部3
5より構成されている。部品受付部31aは品番決定部
2により決定された電子部品の部品品番を受け付ける部
分であり、標準実装工程検索部31bは、受け付けた電
子部品の部品品番から、品番決定部2の部品データベー
ス格納部23より、当該電子部品の標準実装工程を検索
する。
【0039】配置面情報受付部32は、設計基板の配置
面情報を受け付ける部分であって、具体的には、品番決
定部2において入力された基板情報に含まれる配置面情
報を受け付ける。また、工法受付部33は、設計者の入
力により、設計している基板の工法を受け付ける。実装
工程テーブル記憶部34は標準実装工程と配置面情報と
から電子部品の実際の実装工程を導き出すテーブルを基
板の工法毎に記録している。このテーブルは設計者が知
識として持っているものをテーブル化したものである。
ここでは、基板の工法としてディップ工法とリフロー工
法のそれぞれに対して、それぞれテーブルをもっている
ものとする。具体的に、ここでは、例えば図6に示すデ
ィップ工法に関するデーブルのように、列方向の各部品
に標準として定められるデフォルトの実装工程と、行方
向の「表面」「裏面」等の部品の配置面情報とにより、
設定すべき実装工程を特定できるようなマトリックス状
のテーブルを記録している。
【0040】実装工程決定部35は、標準実装工程検索
部31bにより検索された標準実装工程と、配置面情報
受付部32で受け付けた配置面情報と、工法受付部33
で受け付けた基板の工法とを用いて、実装工程テーブル
記憶部34より部品受付部31aで受け付けた電子部品
の実際の実装工程を決定する。最後に、部品表自動作成
部4の詳細な構成について説明する。部品表自動作成部
4の詳細な機能ブロック図を図5に示す。この部品表自
動作成部4は部品表作成部41、表示制御部42、部品
表編集命令受付部43a、部品表編集実行部43b、実
装工程変更受付部44a、実装工程変更実行部44b、
実装工程条件記録部45a、実装工程変更監視部45b
より構成される。
【0041】部品表作成部41は、品番決定部2で決定
した部品品番および流用部品照合処理部1で流用するこ
との定められた部品品番、さらには、実装工程設定部3
で設定されて実装工程区分に基づいて、所定の書式で部
品表を自動的に作成する。また、表示制御部42は、部
品表自動作成部4で生成された部品表を表示部6に表示
させる。なお、この表示においては流用部品照合処理部
1の共通部品記載部15a、品番設定部15b、および
品番決定部2で決定された部品品番に対してそれそぞ
れ、区別できるように”M””L””S”の記号を識別
子として付して表すようにしている。
【0042】部品表編集命令受付部43aは作成した部
品表の記載を付加、削除、又は変更するべき旨の設計者
からの編集命令を入力部5を介して受け付ける部分であ
り、部品表編集実行部43bは受け付けた編集命令に従
って、部品表を更新する部分である。実装工程変更受付
部44aは、実装工程決定部3で決定された実装工程を
変更すべき設計者の指示を入力部5から受け付ける部分
であり、実装工程変更実行部44bは受け付けた指示に
従って作成した部品表中の実装工程を変更する部分であ
る。
【0043】実装工程条件記録部45aは、図8に示す
ような基板の工法に対して採り得る部品の実装工程を記
録しており、実装工程変更監視部45bは基板の工法を
受け付けて、実装工程変更実行部44bのにおける実装
工程の変更が基板の工法に対して採り得ない部品の実装
工程である場合には実装工程の変更を禁止する。以上の
構成を有する部品表生成装置は、汎用のコンピュータに
当該コンピュータで作動する、上記動作を達成するため
のプログラムを組み込むことによって達成することが可
能であり、かかるプログラムは上記コンピュータで読み
取り可能なフロッピーディスク等の記録媒体に記録する
ことが可能である。
【0044】以上の構成を有する部品表生成装置の動作
について以下に説明する。最初に、流用部品照合処理部
1の動作について説明する。図9に流用部品照合処理部
1の動作を表すフローチャートを示す。まず、入力部か
ら回路情報入力受付部11へ新たに部品表を作成する回
路の回路情報を入力する(S101)。次に、この回路
に対して流用できる回路がある場合には、流用回路指定
受付部12bから流用する回路の登録番号を入力する。
ここで流用する回路が無ければ処理は終了する(S10
2)。流用する回路が指定された場合は生産システムデ
ータベース格納部12aから指定された流用回路の部品
表が検索され、部品表入力受付部12cへ送られる。指
定された流用回路が登録されていない場合は、やはり処
理を終了する(S103)。
【0045】流用回路の部品表が受け付けられた場合に
は、共通部品抽出部13a、非共通部品抽出部13bに
より、入力した回路情報における部品と、流用回路の部
品表との照合が行われ、回路情報中の電子部品の内、流
用回路の部品表中に含まれるものを検索して、その部品
品番を抽出し、さらに、既存の部品表中にのみ含まれ、
回路情報中の電子部品中には含まれないものを検索し
て、その部品品番を抽出する(S104)。
【0046】この結果は、表示制御部14を介して表示
部6に表示される。ここでは、例えば図10に示すよう
な結果が表示されたものとする。この結果は、共通部品
抽出部13aによってC1〜C3の部品品番が抽出さ
れ、非共通部品抽出部13bによってタイトネジSB1
という部品品番が抽出されたことを示している。続い
て、共通部品記載部15aによって共通する部品品番が
抽出されたか否かが判断される(S105)。そして、
抽出されている場合には、その部品品番が部品表自動作
成部4に送られて部品表に登録される(S106)。ま
た、流用回路の部品表にのみ登録されている部品品番に
ついては、表示部6の表示を参考に設計者が部品表に取
り込むことを指示した場合には、その部品品番が部品表
自動作成部4に送られて部品表に登録されることになる
(S108、S109)。ここで流用回路の部品表にの
み登録されている部品品番を新たな部品表に取り込むこ
とを可能にしているのは、流用回路の部品表にのみ登録
されている部品は、事実上新たな回路図においても必要
な部品である場合が多いので、設計者にかかる部品を取
り込む機会を与えるためである。ここでは、図10に示
す「SB1」が部品表に取り込む部品として選択された
ものとする。
【0047】以上の処理によって、部品C1〜C3、S
B1が部品表に取り込まれることになる。この結果が部
品表自動作成部4の表示制御部42を介して表示部6に
表示されたものを図11に示す。なお、部品C4は品番
決定部2により新規に決定した部品であるものとする。
上述したように、ここでは部品表において、既存のデー
タベースの部品表の部品品番を共通する部品として流用
したものには”M”、既存のデータベースの部品表のみ
に記載されている部品品番を追加したものには”L”、
新たに品番決定部2によって決定した部品については”
S”の識別子を付することによって、設計者がどのよう
な経緯で決定した部品品番であるかがわかるようにして
ある。
【0048】次に、品番決定部2の動作について説明す
る。図12に品番決定部2の動作を表すフローチャート
を示す。まず、回路情報入力受付部21に回路情報を入
力する(S201)。流用部品照合処理部1で流用する
回路が無かった場合には入力部5から全ての部品につい
て回路情報が入力され、流用部品照合処理部1で既存の
部品表を流用した場合には、流用した部品表には記載さ
れていなかった部品の回路情報が流用部品照合処理部1
を介して入力される。
【0049】この回路情報における部品の電気的特性よ
り第1部品検索部25aは、設計基準情報格納部24を
参照して、部品データベース格納部23から条件に合致
した部品を検索してくる(S202)。ここでは、図1
3に示すような、電子部品101として耐圧が16Vで
容量が10μFのコンデンサ、電子部品102として抵
抗値が1KΩの抵抗、電子部品103として素子名“Y
EANC114YKX”のトランジスタといった回路情
報に対して、図4に示すような設計基準で検索がなされ
たとする。すると、電子部品101に対しては、品番が
“ECEA??KS???V”で、電気的特性が耐圧1
6Vで容量が10μの品番が検索され、電子部品102
に対しては、品番が“ERJ6GEYJ???V”で電
気的特性が抵抗1KΩの品番が検索され、電子部品10
3に対しては、品番に“YEANC114YKX”を含
む品番が検索される。この結果は表示制御部27により
表示部6に表示される。ここでは例えば図13のような
回路情報に対して、図14(a)のような部品品番が検
索されて表示されたものとする。
【0050】次に、基板設計情報を基板情報入力受付部
22から入力する。なお、ここで基板設計情報を入力せ
ずに回路情報だけで部品品番を決めることも可能であ
り、その場合は、第1部品検索部25aの結果がそのま
ま部品決定部28へ送られる(S203)。基板設計情
報の入力があった場合には、第2部品検索部25bが基
板設計情報である電気的特性、部品形状、部品サイズを
もとに、部品データベースから条件に合致する部品品番
を検索する(S204)。ここでは、図13に示す各部
品に対して、図14(b)のような部品品番が検索され
たものとする。それから、検索部品照合判定部26が第
1部品検索部25aにより検索された部品品番と、第2
部品検索部25bにより検索された部品品番を照合比較
し、一致するものと相違するものを判定し抽出する(S
205)。ここでは、図14(a)に示す第1部品検索
部25aで検索された部品品番と、図14(b)に示す
第2部品検索部25bで検索された部品品番が比較さ
れ、電子部品101と電子部品103は一致し、電子部
品102は全て相違するものとして抽出される。この結
果は、図14(b)の右側欄に、第2部品検索部25b
によって検索された結果とともに表示制御部27を介し
て表示部6に表示される。
【0051】即ち、電子部品101と電子部品103に
おいては、抽出結果は“=1”と示され、基板図情報か
ら検索した結果抽出された品番は1つで、しかも、回路
図情報で決定した品番と一致していたことを表してい
る。一方、電子部品102においては、抽出結果は“!
2”と示され、基板図情報から検索した結果抽出された
品番は2つであり、回路図情報で決定した品番と一つも
一致していないことを表している。
【0052】なお、この結果の表示は数字や記号で表わ
す代わりに、例えば、一致する部品品番を特定の色で表
示する色分けの表示をする等、一致と不一致がわかるよ
うなものであればどのような表現形態をとってもよい。
最後に部品決定部28において、表示部6に示される図
14(a)(b)(c)のような表示結果を参照しなが
ら、設計者が最終的な部品品番を入力部5より指示して
決定する(S206)。なお、上述したように第1部品
検索部25aで検索した部品品番と、第2部品検索部2
5bで検索した部品品番とで一致するものが1つだけの
場合は、その部品品番に自動的に決定される。また、基
板設計情報が入力されなかった場合には図14(a)の
検索結果のみから設計者が1つの部品品番に決定する。
【0053】この部品品番の決定に際して、設計者は判
断の参考となる情報を表示部6に表示させることができ
る。即ち、設計者が表示部6に表示されている図14
(a)(b)(c)の部品品番を電子部品指定受付部2
9aへ入力すると、指定された部品品番の技術情報、資
材情報、製造情報等の参考情報が参考情報検索部29b
によって部品データベース格納部23から検索され表示
制御部27を介して表示部6に表示される。これによ
り、部品品番決定に際しての設計者の手間が大きく削減
できる。また、この機能を利用して、例えばコスト情報
のみを出力した帳票の作成等をすることもでき、従来の
ように設計者が1品番毎に、電子カタログより必要な特
性値を検索し、再度、1品番毎に入力してリストを作成
するような手間を省くことができて、設計業務における
様々な項目に対するリスト作成時の手間を短縮させるこ
とも可能となる。
【0054】続いて、実装工程設定部3の動作について
説明する。図15に実装工程設定部3の動作を表すフロ
ーチャートを示す。まず、設計者は今回の基板の実装に
おいて採用する工法、ここではディップ工法かリフロー
工法かを工法受付部33に入力する(S301)。そし
て、部品受付部31aへ品番決定部2で決定した部品品
番が入力される(S302)。部品品番が入力される
と、標準実装工程検索部31bは部品データベースから
当該部品の標準として定められているデフォルトの実装
工程区分を検索し取得する(S303)。また、品番決
定部2で入力された設計基板情報中の配置面情報が配置
面情報受付部32へと入力される(S304)。
【0055】それから、実装工程決定部35を図6に示
すような実装工程テーブル記憶部34に記憶されている
テーブルから、基板の工法、部品のデフォルトの実装工
程区分、部品の配置面情報より当該部品の実装工程区分
を検索し決定する(S305、S306)。例えば、基
板の工法が”ディップ”で、部品のデフォルトの実装工
程区分が”BR(片面リフロー)”で、部品の配置面情
報が”裏面”であったなら、その部品の実際の実装工程
区分を図6から”BC(チップ挿入)”と決定する。以
下、全ての部品品番について実装工程区分が定まるまで
S302から繰り返す。
【0056】最後に、部品表自動作成部4の動作を簡単
に説明すると、まず、部品表作成部41において、品番
決定部2で決定した部品品番、流用部品照合処理部1で
流用することが決定した部品品番が、部品表として所定
の形式にまとめられ、また、それぞれの部品品番に対し
て、実装工程設定部3で決定した実装工程区分が付記さ
れる。作成された部品表は表示制御部42によって表示
される。この際、上述したように既存のデータベースの
部品表と共通する部品品番か、既存のデータベースの部
品表から追加した部品品番か、品番決定部で決定した部
品品番かの別が表示される(図11参照)。そして、さ
れらに作成された部品表は生産システムのデータベース
に登録され、生産管理、資材管理に利用される。
【0057】また、作成された部品表中の部品品番は設
計者が自由に編集することが可能である。例えば、電子
部品としてジャンパー部品(部品を越えて配線するよう
な場合に用いる導体線)が、回路図には存在しないが基
板設計からの情報として読み込まれたとする。この際、
1基板を複数の回路図と共通化して共用基板として使用
するようなときには、ジャンパー部品は削除しておく方
が良い場合がある。また、回路図上にも基板設計情報に
も存在しないが実際は必要となる部品、例えば、ソケッ
ト台等については、部品表を作成する場合に初めて考慮
して追加する必要が生じる。
【0058】かかる場合に鑑みて、所定の指示により表
示部6に図16に示すような編集画面を表示させること
ができ、この画面を介して設計者は部品表編集命令受付
部43aへ部品品番の編集の指示を行う。具体的には、
削除する場合には削除する部品品番と削除する旨の指
示、追加する場合には追加する部品品番と追加する旨の
指示、変更する場合には、変更対象の部品品番と変更後
の部品品番の指示を行う。そして、この指示を行った後
に“セーブ終了”を選択すると、部品表編集実行部43
bが部品表の内容を更新する。
【0059】さらに、設計者は実装工程区分の変更を行
うことができる。例えば、特殊な部品であって実装工程
区分を、手挿入“HO”に設定する必要がある場合に、
実装工程設定部3で“BC”が設定されたような場合に
は修正をする必要が生じる。この場合、設計者は実装工
程変更受付部44aに変更する実装工程区分と変更後の
実装工程の内容を指定すると、実装工程変更実行部44
bが部品表中の指定された実装工程区分を変更する。な
お、この際、実装工程変更監視部45bが実装工程条件
記録部45aに記録された条件をもとに、実装工程変更
実行部44bの変更をチェックし、不適切な実装工程変
更実行部44bでの変更が不適切な場合はこれを禁止す
る。
【0060】なお、実装工程区分の変更に対して、実装
工程変更監視部45bで条件に一致するか否かをチェッ
クする変わりに、図17に示すように実装工程の変更を
入力する画面において、選択できる実装工程区分を表示
して、これから変更する実装工程区分を選択するように
してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のことより、本発明は以下のような
効果を奏する。まず、本発明にかかる部品表生成装置で
は、回路情報入力受付手段で回路情報の入力を受け付
け、第1部品検索手段が、設計基準情報格納手段内の基
準情報と受け付けた回路情報とに基づいて、部品データ
ベース格納手段から電子部品の部品品番を検索する。一
方、基板設計情報入力受付手段では基板設計情報の入力
を受け付け、第2部品検索手段がこの基板設計情報に基
づいて、部品データベース格納手段から電子部品の部品
品番を検索する。そして、検索部品照合判定手段が前記
第1部品検索手段で検索された部品品番と、前記第2部
品検索手段で検索された部品品番とを照合し、一致する
部品品番および相違する部品品番をそれぞれ抽出し、部
品決定手段によって検索部品照合判定手段による抽出結
果に基づいて、最終的な部品品番を決定し、部品表作成
手段で決定した部品品番を基に部品表を作成する。
【0062】かかる動作により、回路情報による電子部
品の部品品番の抽出と基板設計情報による部品品番の抽
出が設計者の経験に関係なく自動的に行われ、この回路
情報による部品品番と、基板情報による部品品番との比
較結果に基づいて最終的な部品品番を決定できるので、
回路情報による電子部品の部品品番決定と基板設計情報
による電子部品の部品品番決定との整合性を持たせて、
短時間で効率良く適切な部品表を自動生成することが可
能となる。
【0063】この部品表生成装置に、前記検索部品照合
判定手段が抽出した結果を表示する照合判定結果表示手
段を設けると、設計者が回路情報により抽出された部品
品番と基板設計情報により抽出された部品品番のうちの
共通するものと相違するものを明示的に知ることがで
き、設計者は、これを最終的な部品品番の決定、確認に
利用することが可能となる。
【0064】また、かかる部品表生成装置に、さらに、
参考情報データベース格納手段と、電子部品指定受付手
段と、参考情報検索手段と、参考情報表示手段とを設け
ると、電子部品指定受付手段で検索された部品品番の指
定を受け付けると、参考情報検索手段が指定された部品
品番に関する参考情報を参考情報データベース格納手段
から検索して、参考情報表示手段がこの検索された部品
品番に関する参考情報を表示する。
【0065】このような動作によって、設計者は回路情
報により抽出された部品品番と基板設計情報により抽出
された部品品番の参考情報を最終的な部品品番の決定の
参考等のためにいつでも見ることができ、設計者の品番
の決定や確認の便宜を図ることができる。さらに、上記
部品表生成装置において、編集命令受付手段と、部品表
編集実行手段とを設けると、編集命令受付手段が、作成
した部品表の記載を付加、削除、又は変更するべき旨の
編集命令を受け付けると、部品表編集実行手段が受け付
けた編集命令に従って、前記部品表を更新する。これに
より、設計者は部品表の内容を編集して、自己の意思を
部品表に自由に反映することができるようになる。
【0066】また、本発明に係る実装工程設定装置で
は、部品受付手段が電子部品の部品品番の入力を受け付
けると、標準実装工程検索手段が受け付けた部品品番に
基づき、データベース格納手段から当該電子部品の部品
品番に対して標準として定められる標準実装工程を検索
する。そして、配置面情報受付手段が設計基板の配置面
情報を受け付け、実装工程決定手段が検索された標準実
装工程と、受け付けた配置面情報とを用いて、実装工程
テーブル記録手段に記録されたテーブルより前記受け付
けた部品品番の実際の実装工程を決定する。
【0067】このような動作によって、設計者の経験に
関わりなく、各部品品番の実装工程が自動的に設定さ
れ、生産工場における実装工程を考慮した部品表を正確
かつ効率的に生成することが可能となる。この実装工程
設定装置に、基板の工法の入力を受け付ける工法受付手
段を設け、前記実装工程決定手段で、受け付けた基板の
工法も用いて、前記受け付けた部品品番の実際の実装工
程を決定するようにすれば、基板の工法をさらに考慮し
た部品の実装工程の決定が可能となる。
【0068】また、上記実装工程設定装置において、実
装工程変更受付手段と、実装工程変更手段を設ければ、
実装工程変更受付手段が実装工程決定手段で決定された
実装工程を変更すべき旨の指示を受け付け、実装工程変
更手段が受け付けた指示に従って実装工程を変更する。
これにより、必要に応じて設計者が実装工程を自由に変
更することが可能となり、より柔軟な実装工程の設定が
できることとなる。
【0069】さらに、この実装工程設定装置において、
実装工程条件記録手段と、実装工程変更監視手段を設け
れば、実装工程変更監視手段が前記実装工程変更手段に
よる実装工程の変更が実装工程条件記録手段に記録され
ている基板の工法に対して採り得える部品の実装工程へ
変更するものでない場合には、実装工程変更手段による
変更を禁止するので、実装工程の変更に際して設計者の
過誤を防止することができる。
【0070】そして、本発明に係るもう1つの部品表生
成装置では、部品表入力受付手段が既存の部品表の入力
を受け付け、回路情報入力受付手段が回路情報の入力を
受け付ける。そして、共通部品抽出手段が受け付けた回
路情報中の電子部品の内、既存の部品表中に含まれるも
のを検索して、その部品品番を抽出し、共通部品記載手
段が抽出された部品品番を受け付けた回路情報に関する
部品品番として部品表に記載する。
【0071】このような動作によって、以前に設計した
回路基板を流用して新たな基板設計を行う際に、流用す
る回路基板の部品表から、新たな回路基板の部品表に流
用できる部品品番を自動的に取り込むので、カタログや
部品データベースへの検索を削減して、確実かつ効率よ
く実績のある部品を部品表に取り込むことが可能とな
る。
【0072】この部品表生成装置において、部品表中
で、共通部品記載手段によって記載された部品品番に所
定の修飾を施す共通部品明示手段を設ければ、設計者は
部品表において、どの電子部品が既存の部品表から流用
したものであるかを認識することができ、部品表中の部
品の変更の判断時等の参考とすることが可能となる。ま
た、本発明に係る部品表作成方法では、回路情報入力受
付ステップで回路情報の入力を受け付け、第1部品検索
ステップで前記基準情報と回路情報に基づいて、部品デ
ータベースから電子部品を検索する。また、基板設計情
報入力受付ステップで基板設計情報の入力を受け付け、
第2部品検索ステップで基板設計情報に基づいて、部品
データベースから電子部品を検索する。そして、検索部
品照合判定ステップで前記第1部品検索ステップで検索
された部品品番と、前記第2部品検索ステップで検索さ
れた部品品番とを照合し、一致する部品品番および相違
する部品品番をそれぞれ抽出し、部品決定ステップで検
索部品照合判定ステップによる抽出結果に基づいて、最
終的な部品品番を決定し、部品表作成ステップで決定し
た部品品番を基に部品表を作成する。
【0073】かかる動作により、回路情報による部品品
番と、基板情報による部品品番との比較結果に基づいて
最終的な部品品番を決定でき、回路情報による電子部品
の部品品番決定と基板設計情報による電子部品の部品品
番決定との整合性を持たせた適切な部品表を生成するこ
とができる。さらに、本発明に係る実装工程設定方法で
は、部品受付ステップで部品品番の入力を受け付け、標
準実装工程検索ステップで部品品番に対して標準として
定められる標準実装工程を部品品番ごとに記録したデー
タベースから、受け付けた部品品番の標準実装工程を検
索する。そして、配置面情報受付ステップで設計基板の
配置面情報を受け付け、実装工程決定ステップで検索さ
れた標準実装工程と、受け付けた配置面情報とを用い
て、前記テーブルより前記受け付けた部品品番の実際の
実装工程を決定する。
【0074】かかる動作により、設計者の経験に関わり
なく、各部品品番の生産工場における実装工程を正確か
つ効率的に設定することが可能となる。そして、本発明
に係るもう一つの部品表生成方法では、部品表入力受付
ステップで既存の部品表の入力を受け付け、回路情報入
力受付ステップで回路情報の入力を受け付ける。そし
て、共通部品抽出ステップで、受け付けた回路情報中の
電子部品の内、既存の部品表中に含まれるものを検索し
て、その部品品番を抽出し、共通部品記載ステップで抽
出された部品品番を受け付けた回路情報に関する部品品
番として部品表に記載する。
【0075】かかる動作により、以前に設計した回路基
板を流用して新たな基板設計を行う際に、部品データベ
ースへの検索を削減して、流用する回路基板の部品表か
ら、新たな回路基板の部品表に流用できる実績のある部
品品番を効率よく部品表に取り込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態に係る部品表生成装置の機能
ブロック図である。
【図2】流用部品照合処理部の機能ブロック図である。
【図3】品番決定部の機能ブロック図である。
【図4】設計基準の一例を示す図である。
【図5】実装工程設定部の機能ブロック図である。
【図6】実装工程区分を導きだすテーブルの一例を示す
図である。
【図7】部品表自動作成部の機能ブロック図である。
【図8】実装工程記録部の内容の一例を示す図である。
【図9】流用部品照合処理部の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】共通部品抽出部および非共通部品抽出部にお
ける処理の結果の例を示す図である。
【図11】流用部品照合処理部により決定した部品品番
が部品表に識別子を付されて表示された状態を示す図で
ある。
【図12】品番決定部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】回路情報の一例を示す図である。
【図14】(a)は第1部品検索部の検索結果の一例を
示す図であり、(b)は第2部品検索部の検索結果の一
例を示す図であり、(c)は(a)(b)から最終的に
決定した部品品番の一例である。
【図15】実装工程設定部の動作を示すフローチャート
である。
【図16】部品表編集命令受付のための編集画面の一例
を示す図である。
【図17】実装工程変更受付のための編集画面の一例を
示す図である。
【図18】従来の部品表作成の手順を示すフローチャー
トである。
【図19】(a)は回路情報の一例を示す図であり、
(b)は基板設計情報の一例を示す図であり、(c)は
部品表の一例を示す図である。
【図20】技術情報、資材情報、製造情報の内容の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 流用部品照合処理部 2 品番決定部 3 実装部品工程設定部 4 部品表自動作成部 5 入力部 6 表示部 11 回路情報入力受付部 12a 生産システムデータベース 12b 流用回路指定受付部 12c 部品表入力受付部 13a 共通部品抽出部 13b 非共通部品抽出部 14 表示制御部 15a 共通部品記載部 15b 品番設定部 21 回路情報入力受付部 22 基板情報入力受付部 23 部品データベース格納部 24 設計基準情報格納部 25a 第1部品検索部 25b 第2部品検索部 26 検索部品照合判定部 27 表示制御部 28 部品決定部 29a 電子部品指定受付部 29b 参考情報検索部 31a 部品受付部 31b 標準実装工程検索部 32 配置面情報受付部 33 工法受付部 34 実装工程テーブル記憶部 35 実装工程決定部 41 部品表作成部 42 表示制御部 43a 部品表編集命令受付部 43b 部品表編集命令実行部 44a 実装工程変更受付部 44b 実装工程変更実行部 45a 実装工程条件記録部 45b 実装工程変更監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小関 和徳 横浜市港北区網島東四丁目3番1号 松下 通信工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のデータベースを格納した部品
    データベース格納手段と、 電子部品の部品品番選択のための基準情報を格納した設
    計基準情報格納手段と、 回路情報の入力を受け付ける回路情報入力受付手段と、 前記基準情報と回路情報に基づいて、前記部品データベ
    ース格納手段から電子部品の部品品番を検索する第1部
    品検索手段と、 基板設計情報の入力を受け付ける基板設計情報入力受付
    手段と、 基板設計情報に基づいて、前記部品データベース格納手
    段から電子部品の部品品番を検索する第2部品検索手段
    と、 前記第1部品検索手段で検索された部品品番と、前記第
    2部品検索手段で検索された部品品番とを照合し、一致
    する部品品番および相違する部品品番をそれぞれ抽出す
    る検索部品照合判定手段と、 検索部品照合判定手段による抽出結果に基づいて、最終
    的な部品品番を決定する部品決定手段と、 決定した部品品番を基に部品表を作成する部品表作成手
    段とを有する部品表生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の部品表生成装置におい
    て、さらに、前記検索部品照合判定手段が抽出した結果
    を表示する照合判定結果表示手段を設けた部品表生成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の部品表生成装置におい
    て、さらに、部品品番に関する参考情報を記録したデー
    タベースを格納した参考情報データベース格納手段と、 検索された部品品番の指定を受け付ける電子部品指定受
    付手段と、 指定された部品品番に関する参考情報を前記参考情報デ
    ータベース格納手段から検索する参考情報検索手段と、 検索された部品品番に関する参考情報を表示する参考情
    報表示手段とを設けた部品表生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の部品表生成装置におい
    て、さらに、作成した部品表の記載を付加、削除、又は
    変更するべき旨の編集命令を受け付ける編集命令受付手
    段と、 受け付けた編集命令に従って、前記部品表を更新する部
    品表編集実行手段とを設けた部品表生成装置。
  5. 【請求項5】 部品品番に対して標準として定められる
    標準実装工程を、部品品番ごとに記録したデータベース
    を格納するデータベース格納手段と、 部品品番の入力を受け付ける部品受付手段と、 設計基板の配置面情報を受け付ける配置面情報受付手段
    と、 標準実装工程と配置面情報とから部品品番の実際の実装
    工程を導き出すテーブルを記録した実装工程テーブル記
    録手段と、 受け付けた部品品番に基づき、データベース格納手段か
    ら当該部品品番の標準実装工程を検索する標準実装工程
    検索手段と、 検索された標準実装工程と、受け付けた配置面情報とを
    用いて、前記テーブルより前記受け付けた部品品番の実
    際の実装工程を決定する実装工程決定手段と、 を有する実装工程設定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の実装工程設定装置に、さ
    らに、基板の工法の入力を受け付ける工法受付手段を設
    け、 前記実装工程テーブル記録手段が、基板の工程ごとに上
    記テーブルを記録し、 前記実装工程決定手段が、さらに受け付けた基板の工法
    も用いて、前記受け付けた部品品番の実際の実装工程を
    決定する実装工程設定装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の実装工程設定装置
    において、さらに、 実装工程決定手段で決定された実装工程を変更すべき旨
    の指示を受け付ける実装工程変更受付手段と受け付けた
    指示に従って実装工程を変更する実装工程変更手段とを
    設けた実装工程設定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の実装工程設定装置におい
    て、さらに、 基板の工法に対して採り得る実装工程を記録している実
    装工程条件記録手段と、 前記実装工程変更手段による実装工程の変更が、前記実
    装工程条件記録手段に記録されている基板の工法に対し
    て採り得うる実装工程へ変更するものでない場合には、
    実装工程変更手段による変更を禁止する実装工程変更監
    視手段とを設けた実装工程設定装置。
  9. 【請求項9】 回路情報から当該回路に含まれる電子部
    品に関する部品表を生成する装置であって、 既存の部品表の入力を受け付ける部品表入力受付手段
    と、 回路情報の入力を受け付ける回路情報入力受付手段と、 受け付けた回路情報中の電子部品の内、既存の部品表中
    に含まれるものを検索して、その部品品番を抽出する共
    通部品抽出手段と、 抽出された部品品番を受け付けた回路情報に関する部品
    品番として部品表に記載する共通部品記載手段と、 を有する部品表生成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の部品表生成装置におい
    て、さらに、部品表中で、共通部品記載手段によって記
    載された部品品番に所定の修飾を施す共通部品明示手段
    を設けた部品表生成装置。
  11. 【請求項11】 電子部品のデータベースを格納した部
    品データベースから、電子部品の部品品番選択のための
    基準情報を参照しながら、回路基板の生産に用いる電子
    部品の部品表を作成する方法であって、 回路情報の入力を受け付ける回路情報入力受付ステップ
    と、 前記基準情報と回路情報に基づいて、前記部品データベ
    ースから電子部品の部品品番を検索する第1部品検索ス
    テップと、 基板設計情報の入力を受け付ける基板設計情報入力受付
    ステップと、 基板設計情報に基づいて、前記部品データベースから電
    子部品の部品品番を検索する第2部品検索ステップと、 前記第1部品検索ステップで検索された部品品番と、前
    記第2部品検索ステップで検索された部品品番とを照合
    し、一致する部品品番および相違する部品品番をそれぞ
    れ抽出する検索部品照合判定ステップと、 検索部品照合判定部による抽出結果に基づいて、最終的
    な部品品番を決定する部品決定ステップと、 決定した部品品番を基に部品表を作成する部品表作成ス
    テップとを有する部品表生成方法。
  12. 【請求項12】 標準実装工程と配置面情報とから部品
    品番の実際の実装工程を導き出すテーブルを用いて、部
    品品番の実装工程を設定する方法であって、 部品品番の入力を受け付ける部品受付ステップと、 部品品番に対して標準として定められる標準実装工程を
    部品品番ごとに記録したデータベースから、受け付けた
    部品品番の標準実装工程を検索する標準実装工程検索ス
    テップと、 設計基板の配置面情報を受け付ける配置面情報受付ステ
    ップと、 検索された標準実装工程と、受け付けた配置面情報とを
    用いて、前記テーブルより前記受け付けた部品品番の実
    際の実装工程を決定する実装工程決定ステップと、 を有する実装工程設定方法。
  13. 【請求項13】 回路情報から当該回路に含まれる電子
    部品に関する部品表を生成する方法であって、 既存の部品表の入力を受け付ける部品表入力受付ステッ
    プと、 回路情報の入力を受け付ける回路情報入力受付ステップ
    と、 受け付けた回路情報中の電子部品の内、既存の部品表中
    に含まれるものを検索して、その部品品番を抽出する共
    通部品抽出ステップと、 抽出された部品品番を受け付けた回路情報に関する部品
    品番として部品表に記載する共通部品記載ステップと、 を有する部品表生成方法。
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