JPH10240659A - 共有資源へのアクセス権の複数要素への割当て方法及びその装置、システム - Google Patents

共有資源へのアクセス権の複数要素への割当て方法及びその装置、システム

Info

Publication number
JPH10240659A
JPH10240659A JP10010467A JP1046798A JPH10240659A JP H10240659 A JPH10240659 A JP H10240659A JP 10010467 A JP10010467 A JP 10010467A JP 1046798 A JP1046798 A JP 1046798A JP H10240659 A JPH10240659 A JP H10240659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
access
shared resource
during
access rights
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10010467A
Other languages
English (en)
Inventor
Philippe Piret
フィリペ ピレー
Pascal Rousseau
パスカル ルソー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Publication of JPH10240659A publication Critical patent/JPH10240659A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/10Network architectures or network communication protocols for network security for controlling access to devices or network resources
    • H04L63/101Access control lists [ACL]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/08Access security
    • H04W12/084Access security using delegated authorisation, e.g. open authorisation [OAuth] protocol
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/24Accounting or billing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンション技術程度の待ち時間でありな
がら、ポーリング技術に匹敵する処理量を可能にするた
めの共有資源へのアクセス権を複数の要素に割り当てる
方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 共有資源にアクセスできる構成要素のア
ドレスを記憶しE4、アクセス権が一緒になって1つの
アクセスサイクルを形成するように、記憶された構成要
素に対して共有資源へのアクセス権の数TTJを決定し
E6、そのアクセスサイクルの間に構成要素に各アクセ
ス権を連続的に割り当てる場合に、前のサイクルの間に
考慮中の要素が少なくともその共有資源にアクセスした
回数に応じて、アクセス権を構成要素に割り当てE8,
E80、各構成要素がそのサイクル中に共有資源にアク
セスした回数を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資源の分配を各要
素の要求に最も良く適合させるための、共有資源へのア
クセス権の複数要素への割当て方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】共有資源へのアクセス権の複数要素への
割当ての具体例の1つとして、通信手段の間での通信チ
ャネルの分配、例えば、ローカル無線ネットワークの移
動局間での無線チャネルの通過帯域の分配がある。この
ような状況下では、特に送信されるデータの形式(デー
タ、音声、又は映像)によって、移動局の通過帯域の要
求が時間と共に相当に変化する。そのため、アクセス権
を予め定めた固定割当ては、通信量の変動が考慮されて
いないので、有効であるとはいえない。従って、アクセ
ス権の割当てを、各移動局の要求に適応したものにしな
ければならない。
【0003】既知のアクセス権割当て方法としては、ポ
ーリングプロトコルがある。この方式では高い処理量の
達成が可能であるが、表面に出ない待ち時間が大きい、
つまり、移動局が資源にアクセスする前に待つことが多
いので、通信の「流れ」を阻害する。
【0004】別のアクセスプロトコルとしてはコンテン
ションプロトコルがあるが、多数の移動局が同時に共有
チャネルにデータを送信しがちとなる。従って、この形
式のプロトコルは衝突の危険がある。待ち時間は一般に
小さいが、処理量はポーリングプロトコルより少ない。
【0005】ヨーロッパ出願EP−0 621 708号
は、特に、上記2つの技術を組み合わせた、通信媒体へ
のアクセスを制御するための適応性のあるプロトコルを
提案している。このプロトコルは、データ通信の予約方
式(ポーリング)と、制御及び信号送信のランダムアク
セス技術(コンテンション)とに基づいている。
【0006】固定の時分割フレーム構造は3つの期間か
ら成っている。第1の期間は、基地局から遠隔局へのデ
ータ送信用に独占的に使用される。第2の期間は、遠隔
局から基地局へのデータ送信に使用される。第3の期間
は、制御チャネルとして、ランダムアクセスのコンテン
ションモードに従って、遠隔局から基地局への予約要求
とデータの送信に使用される。
【0007】始めの2つの期間における時間間隔の割当
ては、第3の期間中になされる予約要求に従って、基地
局によって行われる。第3の期間において、予約要求と
データの送信はランダムアクセス・モードで実行される
ので、フレーム衝突の危険性はゼロではない。衝突の危
険を避けたい場合は、衝突検出機構を導入する必要があ
るが一般に複雑である。さらに、3つの期間のフレーム
構造であるので、この場合には第2の期間で、移動局
は、その予約要求を送信し終わって共有資源へのアクセ
スが可能になるまで待機していなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を改善し、コンテンション技術程度の待
ち時間でありながら、ポーリング技術に匹敵する処理量
を可能にするための共有資源へのアクセス権の複数要素
への割当て方法とその装置を提供することにある。更
に、上記の技術的な問題を解決するという利点ばかりで
なく、衝突の危険を避けることも可能とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の方法は、複数の構成要素に共有資源へのア
クセス権を割当てる方法であって、アクセス権が一緒に
なって1つのアクセスサイクルを形成するように、構成
要素に対する前記共有資源へのアクセス権の数を決定す
るステップと、前記アクセスサイクル中に前記構成要素
に前記アクセス権の各々を連続的に割当てる場合に、少
なくとも前のアクセスサイクル中に対象の構成要素が前
記共有資源にアクセスした回数に応じて、アクセス権を
構成要素に割当てるステップとを具備することを特徴と
する。前記共有資源にアクセスできる構成要素を記憶す
るステップと、前記アクセスサイクル中に前記共有資源
に各構成要素がアクセスした回数を保持するステップと
を更に具備し、アクセス権の数は、記憶された前記構成
要素に対して決定することを特徴とする。
【0010】ここで、アクセス権の数は、各構成要素が
前のアクセスサイクル中に行った前記共有資源へのアク
セスの回数の合計に応じて、決定される。また、アクセ
ス権の数は、各構成要素が前のアクセスサイクルの終了
の時点での未実施のアクセスの回数の合計に依存する。
また、前記共有資源にアクセスできる構成要素の数に依
存する数値によって、アクセス権の数の下限値が制限さ
れる。また、アクセス権の数は、各構成要素が前のアク
セスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの回
数の合計に依存する重み係数によって、重み付けがされ
る。また、アクセス権の数は、各構成要素が前のアクセ
スサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの回数
と、各要素が前のアクセスサイクルの終了の時点での未
実施のアクセスの回数との合計値に依存する重み係数に
よって、重み付けがなされる。また、前記共有資源への
アクセス権の数が、事前に決定されている。また、前記
アクセス権の数を決定するステップが、2つのアクセス
サイクルの間に実行される。
【0011】また、前記アクセス権を割当てるステップ
が、現アクセスサイクル中に既に各構成要素に割当てら
れたアクセス権の数と、各構成要素が前のアクセスサイ
クル中に行ったアクセスの回数とに依存する判断基準に
従って、構成要素を比較するステップを含む。また、前
記アクセス権を割当てるステップが、各アクセス権に対
して、各構成要素について、現アクセスサイクル中に既
に前記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前の
アクセスサイクル中に、前記構成要素が行った前記共有
資源へのアクセスの回数との比率を計算するステップ
と、既に計算された複数の前記比率を比較するステップ
と、前記比率が最小の構成要素にアクセス権を割当てる
ステップとを含む。また、前記アクセス権を割当てるス
テップが、各アクセス権に対して、各構成要素につい
て、現アクセスサイクル中に既に前記構成要素に割当て
られたアクセス権の数と、前のアクセスサイクル中に前
記構成要素が行った前記共有資源へのアクセスの回数及
び前のアクセスサイクルの終了の時点で前記構成要素が
未実施のアクセスの回数の合計との、比率を計算するス
テップと、既に計算された複数の前記比率を比較するス
テップと、前記比率が最小の構成要素にアクセス権を割
当てるステップとを含む。また、前記アクセス権を割当
てるステップが、各アクセス権に対して、ある構成要素
について、現アクセスサイクル中に既に前記構成要素に
割当てられたアクセス権の数と、前のアクセスサイクル
中に前記構成要素が行った前記共有資源へのアクセスの
回数との第1の比率を計算するステップと、前記構成要
素について、現アクセスサイクル中に前記構成要素を含
まない構成要素群に既に割当てられたアクセス権の数
と、前のアクセスサイクル中に前記構成要素群の中の構
成要素が行った前記共有資源へのアクセスの回数との第
2の比率を計算するステップと、既に計算された前記第
1と第2の比率を比較するステップと、前記第1の比率
が前記第2の比率より小さい場合は、前記構成要素にア
クセス権を割当て、そうでない場合は、前記構成要素群
から選択された別の構成要素に対して上記のステップを
繰り返すステップとを含む。また、前記アクセス権を割
当てるステップが、各アクセス権に対して、ある構成要
素について、現アクセスサイクル中に既に前記構成要素
に割当てられたアクセス権の数と、前のアクセスサイク
ル中に前記構成要素が行った前記共有資源へのアクセス
の回数及び前のアクセスサイクルの終了の時点での前記
構成要素が未実施のアクセスの回数の合計との、第1の
比率を計算するステップと、前記構成要素について、現
アクセスサイクル中に前記構成要素を含まない構成要素
群に既に割当てられたアクセス権の数と、前のアクセス
サイクル中に前記構成要素群の中の構成要素が行った前
記共有資源へのアクセスの回数と前のアクセスサイクル
の終了の時点での前記構成要素が未実施のアクセスの回
数との差との、第2の比率を計算するステップと、既に
計算された前記第1と第2の比率とを比較するステップ
と、前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合
は、前記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場
合は、前記構成要素群から選択された別の構成要素に対
して上記のステップを繰り返すステップとを含む。ま
た、前記構成要素群が、前のアクセスサイクル中に前記
構成要素よりも少ない回数のアクセスをした構成要素を
含んでいる。
【0012】また、構成要素に対して、自己宣言するた
めの勧誘を同報通信するステップと、前記共有資源にア
クセス可能でアドレスが記憶されていない構成要素から
の返信を受信するステップと、前記返信した構成要素の
アドレスを記憶するステップとを更に具備する。また、
特定の連続するアクセスサイクル数の間に、前記共有資
源へのアクセスの回数がゼロである構成要素のアドレス
を、記憶手段から削除するステップを更に具備する。ま
た、前記構成要素がデータ通信手段であり、前記共有資
源が通信チャンネルである。
【0013】叉、本発明のアクセス権を割当てる装置
は、共有資源へのアクセス権を複数の構成要素に割当て
る装置において、アクセス権が一緒になって1つのアク
セスサイクルを形成するように、構成要素に対して前記
共有資源へのアクセス権の数を決定する決定手段と、前
記アクセスサイクル中に構成要素にアクセス権の各々を
連続的に割当てる場合に、少なくとも前のアクセスサイ
クル中に考慮中の構成要素が前記共有資源にアクセスし
た回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当てる割当
手段とを具備することを特徴とする。共有資源にアクセ
スできる構成要素のアドレスを記憶する記憶手段と、前
記アクセスサイクル中に前記共有資源に各構成要素がア
クセスした回数を保持するための保持手段とを更に具備
し、アクセス権の数は、前記記憶手段に記憶された構成
要素に対して決定されることを特徴とする。
【0014】叉、本発明のアクセス権を割当てる装置
は、共有資源へのアクセス権を複数の構成要素に割当て
る装置において、共有資源にアクセスできる構成要素の
アドレスを記憶する記憶手段と、前記記憶手段と協働し
て、共有資源へのアクセス権を複数の構成要素に割当て
る論理手段とを具備し、前記論理手段が、アクセス権が
一緒になって1つのアクセスサイクルを形成するよう
に、前記記憶手段に記憶された構成要素に対して前記共
有資源へのアクセス権の数を決定する決定手段と、前記
アクセスサイクル中に、構成要素にアクセス権の各々を
連続的に割当てる場合に、少なくとも前のアクセスサイ
クル中に考慮中の構成要素が前記共有資源にアクセスし
た回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当てる割当
手段と、前記アクセスサイクル中に、前記共有資源に各
構成要素がアクセスした回数の記憶に適合した前記記憶
手段と協働するための協働手段とを具備することを特徴
とする。
【0015】ここで、前記決定手段は、各構成要素が前
のアクセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセ
スの回数の合計に応じて、アクセス権の数を決定する。
また、前記決定手段は、各構成要素が未実施のアクセス
の回数の合計に応じて、アクセス権の数を決定する。ま
た、前記決定手段は、前記共有資源にアクセスできる構
成要素の数に依存する数値によってアクセス権の数の下
限値を制限する。また、前記決定手段は、各構成要素が
該前アクセスサイクル中に行った前記共有資源へのアク
セスの回数の合計に依存する重み係数によって、アクセ
ス権の数に重み付けして、アクセス権の数を決定する。
また、前記決定手段は、各構成要素が前のアクセスサイ
クル中に行った前記共有資源へのアクセスの回数と、前
のアクセスサイクルの終了の時点での各構成要素が未実
施のアクセスの回数との合計に依存する重み係数によっ
て、アクセス権の数に重み付けして、アクセス権の数を
決定する。また、前記共有資源へのアクセス権の数が、
事前に決定されている。また、前記決定手段が、2つの
アクセスサイクルの間にアクセス権の数を決定する。
【0016】また、前記割当手段は、前記アクセスサイ
クル中に既に各構成要素に割当てられたアクセス権の数
と、各構成要素が前のアクセスサイクル中に前記共有資
源にアクセスした回数とに依存する判断基準に応じて、
構成要素を比較して、アクセス権を割当てる。また、前
記割当手段は、各アクセス権に対して、各構成要素につ
いて、現アクセスサイクル中に既に前記構成要素に割当
てられたアクセス権の数と、前のアクセスサイクル中に
前記構成要素が行った前記共有資源へのアクセスの回数
との比率を計算し、既に計算された複数の前記比率を比
較し、前記比率が最小である構成要素にアクセス権を割
当てる。また、前記割当手段は、各アクセス権に対し
て、各構成要素について、現アクセスサイクル中に既に
前記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のア
クセスサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源
へのアクセスの回数及び前のアクセスサイクルの終了の
時点での前記構成要素が未実施のアクセスの回数の合計
との、比率を計算し、既に計算された複数の前記比率を
比較し、前記比率が最小である構成要素にアクセス権を
割当てる。また、前記割当手段は、各アクセス権に対し
て、ある構成要素について、現アクセスサイクル中に既
に前記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前の
アクセスサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資
源へのアクセスの回数との第1の比率を計算し、前記構
成要素について、現アクセスサイクル中に前記構成要素
を含まない構成要素群に既に割当てられたアクセス権の
数と、前のアクセスサイクル中に前記構成要素群が行っ
た前記共有資源へのアクセスの回数との第2の比率を計
算し、既に計算された前記第1と第2の比率とを比較
し、前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合
は、前記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場
合は、前記構成要素群から選択された別の構成要素に対
して上記のステップを繰り返す。また、前記割当手段
は、各アクセス権に対して、ある構成要素について、現
アクセスサイクル中に既に前記構成要素に割当てられた
アクセス権の数と、前のアクセスサイクル中に、前記構
成要素が行った前記共有資源へのアクセスの回数及び前
のアクセスサイクルの終了時点での前記構成要素が未実
施であったアクセスの回数の合計との、第1の比率を計
算し、前記構成要素について、現アクセスサイクル中に
前記構成要素を含まない構成要素群の構成要素に既に割
当てられたアクセス権の数と、前のアクセスサイクル中
に前記構成要素群が行った前記共有資源へのアクセスの
回数と前のアクセスサイクルの終了時点での前記構成要
素が未実施のアクセスの回数の差との、第2の比率を計
算し、既に計算された前記第1と第2の比率とを比較
し、前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合
は、前記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場
合は、前記構成要素群から選択された別の構成要素に対
して上記のステップを繰り返す。また、前記構成要素群
が、前のアクセスサイクル中に前記構成要素よりも少な
い回数のアクセスをした構成要素を含んでいる。
【0017】また、構成要素に対して、自己を宣言する
ための勧誘を同報通信する手段と、前記共有資源にアク
セス可能でアドレスが保存されていない構成要素からの
返信を受信する手段と、前記返信した構成要素のアドレ
スを保持する手段とを更に具備する。また、特定の連続
するアクセスサイクル数の間、前記共有資源へのアクセ
ス回数がゼロである構成要素のアドレスを、前記記憶手
段から削除する手段を更に具備する。また、前記構成要
素がデータ通信手段であり、前記共有資源が通信チャン
ネルである。また、前記決定手段、割当手段、及び記憶
手段が、マイクロコントローラと、複数の構成要素に対
して、共有資源へのアクセス権を割当てるためのプログ
ラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラム
の実行中に変更された変数を記録するレジスタを有する
パラメータ記憶手段とに内蔵されている。また、前記論
理手段が、マイクロコントローラと、複数の構成要素に
対して、共有資源へのアクセス権を割当てるためのプロ
グラムを記憶するプログラム記憶手段とに内蔵され、前
記プログラムの実行中に変更された変数を記録するレジ
スタを有するパラメータ記憶手段と協働する。
【0018】叉、本発明のアクセス権を割当てられる装
置は、共有資源へのアクセス権を割当てられる装置にお
いて、自己を宣言するための勧誘に対して、応答するか
否かを制御する制御変数を記憶する変数記憶手段と、前
記制御変数に基づいて、前記応答するか否かを制御する
応答制御手段と、アクセス権を割当てられた場合、又
は、前記勧誘に応答した場合に、前記制御変数を変更す
る制御変数変更手段とを具備することを特徴とする。
【0019】叉、本発明のシステムは、複数の構成要素
と、共有資源へのアクセス権を前記複数の構成要素に割
当てる割当装置とを有するシステムにおいて、前記割当
装置が、アクセス権が一緒になって1つのアクセスサイ
クルを形成するように、構成要素に対して前記共有資源
へのアクセス権の数を決定する決定手段と、前記アクセ
スサイクル中に構成要素にアクセス権の各々を連続的に
割当てる場合に、少なくとも前のアクセスサイクル中に
考慮中の構成要素が前記共有資源にアクセスした回数に
応じて、アクセス権を構成要素に割当てる割当手段とを
具備し、前記構成要素が、自己を宣言するための勧誘に
対して、応答するか否かを制御する制御変数を記憶する
変数記憶手段と、前記制御変数に基づいて、前記応答す
るか否かを制御する応答制御手段と、アクセス権を割当
てられた場合、又は、前記勧誘に応答した場合に、前記
制御変数を変更する制御変数変更手段とを具備すること
を特徴とする。
【0020】叉、本発明の記憶媒体は、複数の構成要素
に共有資源へのアクセス権を割当てるプログラムをコン
ピュータ読み出し可能に記憶する記憶媒体であって、前
記プログラムが、アクセス権が一緒になって1つのアク
セスサイクルを形成するように、構成要素に対する前記
共有資源へのアクセス権の数を決定する決定モジュール
と、前記アクセスサイクル中に前記構成要素に前記アク
セス権の各々を連続的に割当てる場合に、少なくとも前
のアクセスサイクル中に対象の構成要素が前記共有資源
にアクセスした回数に応じて、アクセス権を構成要素に
割当てる割当モジュールとを具備することを特徴とす
る。ここで、前記決定及び割当モジュールがそれぞれ所
定の演算ルーチン及びパラメータを含む。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の特性と利点を、添
付の図面に従って好適な数件の実施の形態を説明するこ
とによって、明らかにする。
【0022】<本実施の形態のロ−カル無線ネットワー
クの構成例>図1から図3に、本発明を適用する好適な
具体例として選択された本実施の形態のシステム構成
例、及びシステムを構成する要素の構成例を示す。本実
施の形態においては、共有資源が送信媒体であり、要素
が通信手段であるロ−カル無線ネットワークが説明され
る。ここでは、単一セルのローカルネットワークが考慮
されていて、セル内でのアクセス割当ての問題が関心事
である。ネットワークは、基地局SBの形の中央通信手
段と、移動局SM1からSMNまでの形の通信手段とを有
している、ここで、Nは、基地局によって制御され得る
移動局の最大値を表す整数であり、ネットワークに接続
される有効な移動局の数は連続的に変化する。移動局
は、移動局相互間及び基地局との間で、ここでは無線で
ある通信媒体を共有しながら、データを交換する。
【0023】以下の説明の中で特に考慮されている第1
の実施の形態によれば、移動局間のデータ交換は基地局
を経由し、基地局は、「送信側」移動局からデータを受
け取って、受け取ったデータを別の「宛先」移動局に中
継送信する。このデータ交換に割当てられている通過帯
域は、便宜的に、移動局から基地局に送信されるデータ
用のインバウンド・チャネルと、基地局から移動局に送
信されるデータ用のアウトバウンド・チャネルとに、分
けられる。
【0024】第2の実施の形態によれば、移動局間で交
換されるデータは、ある移動局から別の移動局へ直接交
換され、基地局は単にそのデータ交換をモニタするだけ
である。
【0025】データはデータフレームの形式で交換され
る。データフレームの形式は、そのネットワークで実行
される媒体アクセス制御プロトコルによって決められ
る。データフレームは、フレーム及びビットの同期フィ
ールドの外に、そのフレームを送信する局のアドレス、
そのフレームの宛先局のアドレス、補助的な情報、及び
一連のデータが配置されている複数のフィールドを有し
ている。そのうちデータシーケンス・フィールドは可変
長であり、例えば、イーサネットフレームの場合には、
46から約1500オクテットの間にあるので、結果的
にフレームは可変長となる。尚、本実施の形態は、交換
されるフレームの長さが固定のときにも、適用される。
【0026】本例では、無線通信は基地局によって管理
される。この場合、ネットワークへの移動局のアクセス
を制御するプロトコルは、中央集中のポーリング型プロ
トコルである。このプロトコルによれば、基地局は、特
定の順序に従って、共有通信媒体で送信するための権限
(トークンと呼ばれることが多い)を、移動局に分配す
る。移動局は、トークンを受け取ると、無線媒体上にデ
ータを送信することができる。
【0027】図2のように、基地局SBは、データバス
5によってモデムインタフェース6経由でモデム4に接
続されている、マイクロコントローラ1、リード・オン
リー・メモリ(ROM)2,及びランダム・アクセス・
メモリ(RAM)3を備えている。モデム4は、アンテ
ナ7によってデータを送受信する。モデムは、ここでは
説明しないが、既知のエラー検出及び訂正の機能を備え
ている。
【0028】マイクロコントローラ1は、マイクロプロ
セッサ又は特定の集積回路である。マイクロコントロー
ラ1はモデム4を制御する。リード・オンリー・メモリ
2は、基地局を運用操作し移動局間の通信を管理するた
めのプログラムを収納し、このプログラムはマイクロコ
ントローラ1によって実行される。前記のランダム・ア
クセス・メモリ3は、送受信されるメッセージを保存す
ると共に、本実施の形態の実行に使用される変数が保存
されるレジスタを備えている。これらの変数は後述され
るが、それぞれの変数に関連するレジスタには同じ参照
番号に接頭辞「R」が付加されている。
【0029】移動局SMn(ここでnは1からNまでの
任意の数である)は、パーソナルコンピュータ型のコン
ピュータ端末と、通常そのコンピュータに挿入されるコ
ンピュータカード形式のネットワーク通信手段とを有し
ている。その端末は、例えばプリンタやファイルサーバ
であってもよい。
【0030】図3に示すように、移動局の通信手段は、
データバス15によってモデムインタフェース16経由
でモデム14に接続されている、マイクロコントローラ
10、リード・オンリー・メモリ(ROM)12、ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)13を備えている。
モデム14はアンテナ17によってデータを送受信す
る。この通信手段は、通信手段経由で送受信されるデー
タを処理するコンピュータ端末TIのアプリケーション
部に、該ネットワーク通信手段を接続するバスインタフ
ェース11を有している。前記ランダム・アクセス・メ
モリは、後で詳しく説明する変数HRXnが保存される
レジスタRHRXnを含むレジスタ群を有している。
【0031】<本実施の形態の基地局の動作例>図4を
参照すると、ROMメモリ2に保存され基地局SBのマ
イクロコントローラ1によって実行される、ネットワー
クへの移動局のアクセスを制御するためのアルゴリズム
が、ステップE1からステップE11により示されてい
る。このアルゴリズムは、アクセスサイクルの長さを決
定すると共に、移動局への自己宣言の勧誘及びデータを
送信する権限(トークン)の送信を含んでいる。アクセ
スサイクルは、2つの自己宣言の勧誘の間の、特定の順
序に従って移動局群に分配される全てのトークンからな
っている。
【0032】ステップE1では基地局の初期化が行わ
れ、その間に、RAMメモリ3のレジスタRTTJ(図
2参照)に保存された変数TTJがゼロに初期化され
る。変数TTJは、1アクセスサイクルに送信されるト
ークンの数、つまりそのアクセスサイクルの長さを表す
整数である。
【0033】ステップE2では、セル内、すなわちその
基地局の無線通信範囲にある全移動局に対して、自己認
識をさせるための勧誘であるHELLOフレームの同報
通信を行う。
【0034】ステップE3では、勧誘HELLOへの返
事であるフレームREP1nの受信を検査する。移動局
SMnは、既に説明した構造を有するフレームによっ
て、勧誘HELLOに返信する。このフレームは、ネッ
トワークにおいてその移動局を一意的に識別する移動局
のアドレスADRnを明示的に示す識別データを含んで
いる。返信REP1nが基地局によって検出されると、
後でさらに詳細に説明するようにステップE4で分析さ
れて、リストLSRへの追加や、送信待ちのフレーム数
の検索、あるいは移動局の優先順位のソート等が行われ
る。
【0035】ステップE3でのある時間の経過後又はス
テップE4の後に、返信が検出されない場合、アルゴリ
ズムは認識済みの移動局を分析するステップE5に進
む。このステップE5の狙いは、所定数の連続アクセス
サイクルの間に何のフレームも送っていない移動局を、
リストから削除するためである。ステップE5について
は、後で詳細に説明する。
【0036】次に、信号HELLO送信の勧誘への返事
の未検出、又はステップE4で実行された返信REP1
nの分析に従って、アルゴリズムは次の1アクセスサイ
クル中のトークンの数である変数TTJを計算するステ
ップE6に進む。RAMメモリ3のレジスタRTT1
(図2参照)に保存され以後のステップで使用される活
動中の変数TT1は、ちょうど計算されたばかりの値T
TJに初期化される。ステップE6については、後に詳
述する。
【0037】次のステップE7では変数TT1の値の検
査を行う。変数TT1がゼロである場合は、基地局が送
信するトークンを有しないことを意味し、アルゴリズム
はステップE2に戻る。つまり、変数TT1がゼロであ
る限り(アクセスサイクルの長さがゼロである限り)、
ステップE2からステップE7をループする。言い換え
ると、アクセスサイクルの前、又は、2つのアクセスサ
イクルの間、又は、特別な実施の形態によれば、所定数
の同一の長さを持つアクセスサイクルを含んだ2グルー
プのアクセスサイクルの間に、ステップE2からステッ
プE7が実行される。
【0038】変数TT1がゼロでない場合、基地局SB
は、ステップE6で計算された1アクセスサイクル中の
トークンの数や移動局の優先順位等に従って、移動局の
中の1つにデータ送信の権限(トークンJT)を送信す
る。トークンJTの送信は、本実施の形態の最初の2つ
の実施の形態ではステップE8で実行され、本実施の形
態の後の2つの実施の形態ではステップE80で実行さ
れる。ステップE8とステップE80については、後に
図10と図11とを参照しながら詳述する。
【0039】次に、ステップE9で、変数TT1が1単
位だけ減算される。ステップE10では、送信されたト
ークンJTへの返信REP2nが基地局によって受信さ
れたか否かについて検査が行われる。この検査で結果が
肯定(受信)であれば、後で詳述するステップE4と同
様に、受信された返信がステップE11で分析される。
ステップ11に続いて、データは基地局を経由し基地局
により宛先移動局に中継送信される。
【0040】ステップE10での検査での結果が否定
(受信なし)であれば、アルゴリズムはステップE7に
戻る。変数TT1がゼロでない限りは、1アクセスサイ
クルに対応してステップE7からステップE10又はス
テップE11までが実行される。
【0041】図5は、自己宣言の勧誘であるHELLO
に挟まれた、アクセス制御プロトコルのアクセスサイク
ルの単純なタイミングチャートの例を示している。基地
局SBは、全移動局に自己宣言の勧誘であるHELLO
を同報通信し、次に、その勧誘HELLOに対する移動
局からの返信、又は返信無しについて分析する。この段
階は、ステップE1からステップE7までに対応する。
ここでは、この段階が2つのアクセスサイクルの間にあ
り、この段階の終わり(ステップE7)で計算された変
数TT1がゼロでないと仮定する。
【0042】勧誘HELLOに対する返信の責任がある
移動局は、電源を入れたばかりの移動局と、所定数の連
続する勧誘HELLOを受信した後も、JTを送信する
権限を受け取っていない移動局である。
【0043】ある移動局SMnが、返信フレームREP
1nによって勧誘HELLOに返信すると、基地局は、
ステップE7からステップE10/E11に相当するア
クセスサイクルを開始し、後述の優先順位や応答比率等
に従って、例えば移動局SM1に送信する最初の権限
(トークン)を送信し、その移動局SM1は返信にデー
タフレームREP21を送信する。そのデータは基地局
SBに送信され、基地局SBはそのデータを処理して、
例えば、そのデータを順番に宛先移動局に送信する。
【0044】次に、基地局は、例えば移動局SMnに第
2のトークンJTを送信するが、移動局SMnは返信に
データフレームを送信しない。後述の優先順位や応答比
率等に従うある時間の経過後に、基地局は移動局SM1
に再度トークンを送信し、移動局SM1はデータフレー
ムREP21等を送信することによって返信する。
【0045】図5の例では、1アクセスサイクルは、移
動局SM2に4つ目のトークンJTを送信し、移動局S
M2がトークンJTに対してデータフレームREP22を
返信することで終了する。自己宣言の勧誘HELLOの
同報通信が、そのアクセスサイクルに続く。
【0046】(TTJの計算例:ステップE6)図6
は、アクセスサイクルの長さを計算するステップE6の
手順例を示している。ステップE6は、アクセスサイク
ルの前に実行され、ステップE61からステップE64
までを具備している。
【0047】ステップE61は、以前のサイクルの間に
得られた移動局の制御結果の検索である。これらの制御
結果はリストLSRの形式で記憶されており、それらの
検索にはそれらをリストLSEにコピーすることも含ま
れている。リストLSEとLSRとは同じ構造を持ち、
4つの実施の形態に対応して図7A、図7B、図7C、
及び図7Dに示されている4つのリストLS1、LS
2、LS3、及びLS4の1つに類似している。後で見
られるように、アルゴリズムはこの2つのリストLSE
とLSRとを使用し、これらのデータはRAMメモリ3
の複数の対応するレジスタ(図2参照)に保存されてい
る。
【0048】ステップE61が最初のアクセスサイクル
の前に、例えば、その基地局への電源投入直後に実行さ
れる場合には、検索結果リストは空であり、仮想の「先
行サイクル」となる。
【0049】これらのリストは、各々、認識済みの移動
局を含んでいる。自己認識をさせるための勧誘HELL
Oに返信したか、又は、前のアクセスサイクル中、ある
いは所定数の先行アクセスサイクルの中の1つのアクセ
スサイクル中に、送信する権限(トークンJT)に返信
したことがあると、移動局は認識される。
【0050】図7Aに図示されているリストLS1は第
1の実施の形態に対応する。一例として4つの移動局を
有し、それらの移動局用の下記のデータは、RAMメモ
リ3の対応するレジスタ(図2参照)に保存されてい
る。 (1)基地局によって認識された各移動局のアドレスA
DRn(レジスタRADRnに記憶される)。この移動局
のアドレスは、その移動局を一意的に識別するための識
別子である。
【0051】(2)自己宣言の勧誘HELLOへの返
信、又は1アクセスサイクル中のトークンへの返信に含
まれて、各既知移動局によって送信され基地局によって
受信されたフレームの数MRXn(レジスタRMRXnに
記憶される)。受信されたフレームは、基地局によって
エラー無しに受信されたフレームであり、エラーの検出
及び訂正は通常の方法で実行される。
【0052】(3)各認識済みの移動局に対して、1ア
クセスサイクル中に基地局によって送信されるトークン
の数JTXn(レジスタRJTXnに記憶される)。 (4)その移動局SMnが、どのフレームも送信できな
かった連続するアクセスサイクルの数ACTn(レジス
タRACTnに記憶される)。基地局に認識された移動
局はMRXnの降順で配列されるが、これは優先順位の
降順に対応する。順序kが、リストに配列された各移動
局に割当てられる(レジスタRkに記憶される)。
【0053】図7BのリストLS2は第2の実施の形態
に対応し、リストLS1の要素に対して下記の要素が追
加される: (5)各認識済みの移動局からの送信を待っているフレ
ームの数RMn(レジスタRRMnに記憶される)。RM
nは、対象の移動局によりデータフレームの補足情報フ
ィールドに含まれて送信される。
【0054】基地局に認識された移動局は、合計(MR
Xn+RMn)の降順に配列されるが、これは優先順位の
降順に対応する。順序kが、リストに配列された各移動
局に割当てられる。
【0055】図7Cは第3の実施の形態に対応するリス
トLS3であり、リストLS1のデータに加えて、下記
のデータを具備している: (6)各認識済みの移動局自身より低い優先順位の全て
の移動局に対して、1アクセスサイクルの間に基地局か
ら送信されたトークンの数JGMn(レジスタRJGMn
に記憶される)。
【0056】基地局によって認識された移動局は、MR
Xnの降順に配列され(図7AのリストLS1のよう
に)、これは優先順位の降順に対応する。順序kが、リ
ストに配列された各移動局に割当てられる。
【0057】図7Dに示されているリストLS4は、基
地局によって認識された各移動局に対する上記の全デー
タを有している。基地局によって認識された移動局は、
合計(MRXn+RMn)の降順に配列される(図7Bの
リストLS2のように)が、これは優先順位の降順に対
応する。順序kが、リストに配列された各移動局に割当
てられる。
【0058】次のステップE62(図6)は、次のアク
セスサイクルのために、ステップE61で検索された移
動局の制御データであるリストLSRを、同一の認識済
み移動局を含み、同じ順序に配列され、パラメータAC
Tnを有し、パラメータMRXn、JTXn(全リストに
対して)、RMn(リストLS2とLS4に対して)、
及びJGMn(リストLS3とLS4に対して)がゼロ
に初期化されている、別のリストLSRへ置き換える処
理を含む。この置き換えたリストにおけるパラメータの
値は、次のアクセスサイクルの進行の間に変化する。各
移動局のアドレス、順序、及びパラメータACTnだけ
が、あるサイクルから次のサイクルへ保存される。
【0059】ステップE63では、次のアクセスサイク
ルの間に送信されるトークンJTの数TTJの計算が行
われる。TTJは、一般に、前のアクセスサイクル中に
各認識済みの移動局から送信されたフレームの数MRX
nの合計に依存する。各認識済みの移動局からの送信を
待っているフレームの数RMnを考慮する実施の形態に
関しては、TTJはRMnの合計にも依存する。
【0060】重み係数ALPHAは、アクセスサイクル
の長さを制限するために決定される。この重み係数は、
後で詳述するように、移動局にトークンを割当てるため
にも考慮される。この重み係数ALPHAは、RAMメ
モリ3のレジスタRALPHA(図2参照)に記憶され
る。
【0061】好適な実施の形態によれば、その計算式は
下記の通りである: TTJ=ENT{(ΣMRXn+ΣRMn−1)/ALP
HA}+K+1 ここで、ENT(...)は整数部分を示し、Kは認識済
みの移動局の数を表す整数であり、またALPHAは下
記のように計算される:
【0062】(ΣMRXn+ΣRMn)が1以上であれ
ば: ALPHA=ENT{(ΣMRXn+ΣRMn−1)/f
(K)}+1 ここで、f(K)は、認識済みの移動局の数Kに依存す
る数であって、例えば、f(K)=8×Kである。(Σ
MRXn+ΣRMn)が1未満であれば、ALPHA=1
である。
【0063】f(K)で、同一の移動局に割当てられる
2つのトークン間の間隔を制限することが可能である。
TTJが認識済みの局の数に依存する数g(K)、例え
ばg(K)=Kより小さいか、またはALPHA=1で
あると: TTJ=g(K) となる。
【0064】アクセスサイクル長の制限が望まれない場
合は、重み係数ALPHAが1に固定される。
【0065】さらに一般的には、TTJを決定する式
は: TTJ=NS・ENT{(NTR・ΣMRXn+NRE
・ΣRMn−1)/ALPHA}+K+1 上式において、変数NSは、2つのアクセスサイクル計
算の間に送信することが望まれている連続した同一のサ
イクルの数を表す整数である。NSは、通常、1と10
の間の所定値を持っているか、または変形例として、N
Sは下記に等しい: NS=ENT{(g(K)−1)/(ΣMRXn+ΣR
Mn)}+1 変数NTEとNTRとは、MRXnの合計及びRMnの合
計のそれぞれに影響する重み付けを可能にする重み係数
である。
【0066】どの場合でも、RMnを考慮しない実施の
形態では、ΣRMn項は上記の計算式においてゼロであ
る。別の実施の形態によれば、ΣRMn項だけがTTJ
を決定するために考慮される。言い換えると、係数NT
Rはゼロである。さらに別の実施の形態によれば、TT
Jは固定で事前に決定されている。
【0067】次のステップE64では、変数TT1を、
計算されたばかりのTTJの値に初期化する。次に、前
記のステップE7に進む。
【0068】(フレームREP1nの分析例:ステップ
E4)図8を参照すると、勧誘HELLOへの返信であ
るフレームREP1nの受信を分析するステップE4
は、ステップE41からE46で構成されている。自己
宣言の勧誘HELLOの同報通信後に、基地局SBが移
動局SMnから返信フレームREP1nを受信したとき
に、ステップE4が実行される。
【0069】ステップE41では、勧誘HELLOに返
信した移動局SMnの、認識済みの移動局のリストLS
R中の有無の検査をする。ステップE41における結果
が否定(無)である場合は、認識済みの移動局のリスト
LSRが完全に埋まっているのか否かの検査をするため
に、ステップE42に進む。これは、メモリの大きさの
制限のために、基地局に制御される移動局の数が所定数
Nに限定されているためである。この限度に至ると、現
在考慮中の移動局はリストに加えられず、処理はステッ
プE5に進む。逆(フルでない)の場合はステップE4
3に進んで、考慮中の移動局を、認識済みで基地局SB
に制御されている移動局リストLSRに追加する。考慮
中の移動局はリストの最後に追加され、そのパラメー
タ、特にパラメータACTnはゼロに初期化される。
【0070】ステップE43の後にはステップE44が
続く。同様に、ステップE41での肯定応答(有)の場
合は、すなわち移動局が認識済みであれば、ステップE
41の次はステップE44である。ステップE44で、
考慮中の移動局SMnが送信したフレームの数MRXnが
1単位だけ加算される。
【0071】特に、図7Aと図7Cに示すリストLS1
とLS3に対応する第1と第3の実施の形態によれば、
ステップE44の後にはステップE46が続き、そこで
は、基地局によって認識済みで制御されている移動局の
リストLSRが、そのリスト中の各移動局から送信され
たメッセージの数MRXnの降順に整理される。
【0072】特に、図7Bと図7Dに示すリストLS2
とLS4に対応する第2と第4の実施の形態によれば、
移動局SMnが、勧誘HELLOに対する返信のフレー
ムREP1nの補完情報フィールドで、送信を待ってい
るフレームの数RMnを送信する。その際は、ステップ
E44の後にはステップE45が続き、送信を待ってい
るフレームの数RMnが受信された返信REP1nから検
索される。次に、リストLSRに保存されている考慮中
の局のRMnは、返信REP1nに含まれている待機フレ
ーム数に置換される。ステップE45の後にはステップ
E46が続き、そこでは、基地局によって認識され制御
されている移動局のリストLSRが、そのリスト中の各
移動局の(MRXn+RMn)の合計の降順に整理され
る。
【0073】全ての実施の形態において、処理はステッ
プE5に進む。トークンJTへの返信REP2nを分析
するステップE11(図4参照)は、ステップE4と類
似である。ステップE11は、ステップE10とE7と
の間で実行される。
【0074】(移動局の分析例:ステップE5)認識済
みの移動局を分析するステップE5は、図9を参照しな
がら詳述するE51からE58迄のサブステップを有し
ている。各認識済みの移動局について、認識済みの移動
局リストLSRに記載したままにするか、リストから外
すかを決定するための分析を受ける。所定数の連続アク
セスサイクルの間に何もフレームを送信していない移動
局は、リストLSRから外される。
【0075】ステップE51では、リストの最初の移動
局SMnを検査するために、変数kの初期化(k=1)
を行う。ステップE52ではMRXnの値の検査を行
う。MRXnがゼロでない場合は、その移動局SMnが前
のアクセスサイクル中に、少なくとも1つのフレームを
送信していたことを意味する。従って、ステップE53
でフレーム送信のないアクセスサイクル数であるパラメ
ータACTnがゼロに再初期化され、処理は以下に詳述
するステップE57に進む。
【0076】ステップE52においてMRXnがゼロで
あれば、前のアクセスサイクル中に、その移動局が何の
フレームも送信していなかったことを意味するので、処
理はステップE54に進み、パラメータACTnを1単
位だけ加算する。次のステップE55ではパラメータA
CTnの値を検査する。パラメータACTnが所定値MA
Xに達している場合は、MAX回のアクセスサイクル中
に、その移動局は何のフレームも送信していなかったこ
とを意味する。従って、その移動局SMnは、ステップ
E56で認識済み移動局リストLSRから削除される。
処理はステップE57に進む。
【0077】ステップE55でパラメータACTnが所
定値MAXに達していない場合は、処理はステップE5
7に進む。
【0078】ステップE57では、その移動局がリスト
LSRの最後尾であることの検査を行う。最後尾でない
場合は、リストの次の移動局の分析に移動するために、
パラメータkがステップE58で1だけ加算され、処理
はステップE52に戻る。リストLSRにある全移動局
が検査されると、つまり、ステップE57で結果が肯定
(最後尾)である場合は、処理は上記のステップE6
(図6参照)に進む。
【0079】(第1及び第2の実施形態のトークン送信
例:ステップE8)リストLS1とLS2に対応する第
1と第2の実施の形態の場合、ステップE8では、リス
トLSEのどの移動局にトークンJTを送信するかを決
定して、さらにそのトークンJTの送信も行う。ステッ
プE8は、アクセスサイクル中に送信される各トークン
JTに対して実行され、図10を参照しながら詳述する
E81からE89までのサブステップを有している。
【0080】一般的に、ステップE8は、送信される各
トークンJTに対して、どの移動局にトークンJTを割
当てるかを決定するための判断基準に従って、リストL
SEにある移動局を比較する手順から成っている。その
判断基準は、現アクセスサイクル中に基地局から移動局
SMnに送信されたトークンの数JTXnと、前アクセス
サイクル中に移動局SMnによって送信されたフレーム
の数MRXnとの間の比率である。トークンは、最小の
比率を有する移動局に割当てられる。
【0081】ステップE81において、基地局SBによ
り認識済みで制御されている移動局のリストLSEにあ
る順序変数kが、1に初期化される。順序kの移動局S
Mnが考慮対象となる。つまり、リストLSEは前記の
ように配置されているので、最初に考慮される移動局は
最高の優先順位を持つ局である。言い換えると、最大の
MRXn、または最大の合計値(MRXn+RMn)を持
つ移動局が最初に考慮される。
【0082】ステップE82では、その移動局SMnが
リストLSEの最後尾の移動局であるかが検査される。
ステップE82での結果が否定(最後尾でない)である
と、処理はその移動局SMnに対する比率を計算するス
テップE83に進む。第1の実施の形態に関しては、比
率Qnは、{(1+JTXn)/(ALPHA+MRX
n)}に等しい。第2の実施の形態に関しては、MRXn
が合計値(MRXn+RMn)と置換されて、その比率Q
nは、{(1+JTXn)/(ALPHA+MRXn+R
Mn)}に等しい。その比率Qnは、メモリ3のレジスタ
RQn(図2参照)に保存される。
【0083】重み係数ALPHAはステップE63で計
算されたが、リストLSEにある全移動局が、そのアク
セスサイクル中に少なくとも1つのトークンJTを確実
に持てるようにするために、トークンJTの割当てで役
割を果たす。簡易化された実施の形態によれば、重み係
数ALPHAは、所定値、例えば、値1に置換される。
【0084】ステップE84では、変数kが1だけ加算
されて、リストの次の移動局SMmが考慮される。ステ
ップE85では、次の移動局SMmに対して比率Qmが計
算される。ステップE83のように、比率Qmの計算は
実施の形態に依存する。第1の実施の形態に関しては、
比率Qmは、{(1+JTXm)/(ALPHA+MRX
m)}に等しい。第2の実施の形態では、移動局SMnが
未送信であったフレーム数を考慮した合計値(MRXm
+RMm)がMRXmと置換されて、その比率Qmは、
{(1+JTXm)/(ALPHA+MRXm+RM
m)}に等しい。比率Qmは、メモリ3のレジスタRQm
(図2参照)に保存される。
【0085】簡易化された実施の形態では、重み係数A
LPHAが値1に置換される。
【0086】ステップE86では、既に計算された2つ
の比率QnとQmとが比較される。比率Qnが比率Qmより
小さい場合は、ステップE88に進み、JTXnが1単
位だけ加算される。次のステップE89では、基地局S
Bから移動局SMnにトークンJTを送信する。次に、
上記のステップE9に進む。
【0087】ステップE86での結果が否定である場
合、つまり、比率Qnが比率Qmと等しいあるいはより大
きい場合には、ステップE87に進み、考慮中の移動局
SMnが移動局SMmに置換される。ステップE87の後
にはステップE82が続く。
【0088】移動局SMnがそのリストの最後尾であれ
ば、つまり、ステップE82での結果が肯定であれば、
ステップE88に進んで、JTXnを加算し、次にステ
ップE89に進み、そこで移動局SMnにトークンを送
信する。次に、上記のステップE9に進む。
【0089】(第3及び第4の実施形態のトークン送信
例:ステップE80)リストLS3とLS4に対応する
第3と第4の実施の形態においては、図11に示すトー
クン分配ステップであるE80が、送信される各トーク
ンについてそのアクセスサイクル中に実行され、E81
0からE891までのサブステップを具備している。
【0090】これら2つの実施の形態によれば、考慮中
の移動局はより低い優先順位にある全ての移動局の移動
局群と比較される。一方は、JTXnとMRXnとの比率
間で、他方は、JGMnと、考慮中の移動局群(つま
り、さらに低い優先順位の移動局群)に対して前のアク
セスサイクル中にその移動局によって送信されたトーク
ン数の比率間で、比較が行われる。
【0091】これら2つの実施の形態には、移動局への
トークン分配のさらによい規則性がある。特に、移動局
同士の通信量が相当に違う場合に、前の2つの実施の形
態(第1及び第2)におけるよりも、最低の通信量の移
動局がアクセスサイクルにおいて、より有利な分配を受
ける。
【0092】ステップE810では、変数kを値1に、
また、変数STMを現アクセスサイクルの前のステップ
E6で計算された数値TTJの値に初期化する。変数S
TMは、メモリ3のレジスタRSTM(図2参照)に記
憶される。つまり、リストLSEが上記のように配列さ
れているので、最初に考慮された移動局は最高の優先順
位を有する移動局である。言い換えると、最大値MRX
n又は最大合計値(MRXn+RMn)を有する移動局が
最初に考慮される。
【0093】変数kは、基地局SBによって制御される
移動局のリストLSEでの順序を表し、移動局SMnに
対応する。変数STMは、現アクセスサイクル中に、考
慮中の移動局とそれより優先順位の低いリストLSEに
ある移動局群に、基地局から送信されるべきトークンの
数である。
【0094】次のステップE820では、順序kの移動
局SMnがリストLSEの最後尾であることが検査され
る。考慮中の移動局SMnがそのリストの最後尾であ
り、つまり、ステップE820での結果が肯定である場
合、ステップE890に進み、そこで、数値JTXnが
1単位だけ加算される。
【0095】次のステップE891では、移動局SMn
にトークンを送信する。次に、ステップE9に進む。
【0096】ステップE820での結果が否定(最後尾
でない)である場合、ステップE830では、比率QS
Mnを計算するが、その式は、第3の実施の形態では、
{(1+JTXn)/(ALPHA+MRXn)}であ
り、第4の実施の形態では、{(1+JTXn)/(A
LPHA+MRXn+RMn)}である。比率QSMn
は、メモリ3のレジスタEQSMn(図2参照)に記憶
される。
【0097】重み係数ALPHAはステップE63で計
算されたが、リストにある全移動局が、そのアクセスサ
イクル中に少なくとも1つのトークンJTを確実に持て
るようにするために、トークンJTの割当てで役割を果
たす。簡易化された実施の形態によれば、重み係数AL
PHAは、所定値、例えば、値1に置換される。
【0098】次のステップE840では、比率QGMn
を計算し、その計算式は、第3の実施の形態では、
{(1+JGMn)/(STM+ALPHA−MRX
n)}であり、第4の実施の形態では、{(1+JGM
n)/(STM+ALPHA−MRXn−RMn)}であ
る。比率QGMnは、メモリ3のレジスタRQGMn(図
2参照)に記憶される。
【0099】ステップE850では、比率QGMnの値
と比率QSMnの値とを比較する検査を行う。比率QS
Mnが比率QGMnと等しいあるいはより大きい場合は、
ステップE860に進んで、変数JGMnを1単位だけ
増分する。次のステップE870では、STMが(MR
Xn/ALPHA)だけ減算される。
【0100】次に、ステップE880に進んで変数kが
1単位だけ加算される。そして、考慮される移動局は、
基地局に制御されている移動局リストLSEの次の移動
局となる。処理はステップE820に進む。
【0101】ステップE850で、比率QSMnが比率
QGMnより小さい場合は、上記のステップE890に
進んでJTXnが1単位だけ加算され、ステップE89
1で、トークンJTが移動局SMnに割当てられる。
【0102】第4の実施の形態においては、アクセス権
の割当てに必要な計算が現アクセスサイクルの全体に亘
って分配される。つまり、2つのアクセスサイクル間で
計算されることはない。変形例として、全てのアクセス
権限の割当ての計算とその結果の保存が、アクセスサイ
クルの前に実行されるようにしてもよい。
【0103】<本実施の形態の移動局の動作例>図12
は、自己認識をさせるための勧誘HELLOやトークン
JT、又は、勧誘HELLOでもトークンJTでもない
データの受信に関係する移動局SMnを操作するための
アルゴリズムを示したものである。このアルゴリズム
は、ROMメモリ12に保存され、マイクロコントロー
ラ10(図3参照)によって実行される。そのアルゴリ
ズムは、E100からE150迄のステップを有してい
る。
【0104】ステップE100では、移動局SMnを、
例えばその電源投入後等に初期化する。変数HRXnは
ゼロに初期化される。変数HRXnは、自己認識をさせ
るための勧誘HELLOへの返信の前に、トークンを受
け取ることなく移動局SMnが受信しなければならな
い、自己認識をさせるための連続的な勧誘HELLOの
件数を表す整数である。変数HRXnには、2つの移動
局が自己認識をさせるための同一の勧誘HELLOに返
信する場合に発生する可能性のある、衝突を回避する意
図がある。変数HRXnは、RAMメモリ13のレジス
タRHRXn(図3参照)に保存される。
【0105】次のステップE110では、モデム14か
らのフレームの受け取りを待つ。移動局SMnには、自
己認識をさせるための同一の勧誘HELLO、トークン
JT、又は、勧誘HELLOでもなくトークンJTでも
ないデータのフレームを受信する責任がある。移動局が
フレームを受信するとステップE120に進んで、その
受信したフレームの補完情報フィールドにどのタイプの
フレームと指定されているかを分析する。
【0106】移動局がトークンJTを受信するとステッ
プE130に進み、HRXnをランダム値VA2、例え
ば1と10の間の値に再度初期化して、ステップE13
1に進んで、その移動局SMnが送信すべきデータを有
しているかを検査する。移動局が送信すべきデータを有
している場合は、それらのデータはRAMメモリ13に
転送され、その送信されるべきデータの転送が完了する
とマイクロコントローラ10に通知される。
【0107】ステップE131における結果が否定(デ
ータなし)であると、ステップE110に進む。ステッ
プE131における結果が肯定(データ有り)であれ
ば、データ送信ステップE132に進む。基地局SBへ
のフレームREP2nの形で、データ送信が実行され
る。次に、ステップE110に戻る。
【0108】移動局SMnが勧誘HELLOを受信する
と(ステップE120)、ステップE140に進んで、
HRXnがゼロであるかを検査する。その結果が否定
(ゼロでない)であればステップE141に進んで、H
RXnを1単位だけ減算して、ステップE110に戻
る。ステップ140における結果が肯定(ゼロ)であれ
ば、ステップE142に進み、その移動局SMnが送信
すべきデータを有しているかを検査する。その結果が否
定(データなし)であれば、その移動局SMnは送信す
べきデータを有していないので、初期化ステップE10
0に戻る。
【0109】ステップE142における結果が肯定(デ
ータ有り9であれば、その移動局SMnは送信すべきデ
ータを有しているので、データ送信ステップE143に
進む。ステップE143では、フレームHELLOへの
返信としてデータフレームREP1nを送信する。次の
ステップE144では、HRXnをランダム値VA1、
例えば1と10の間の値に再度初期化する。次に、ステ
ップE110に戻って、次のフレームの受信を待つ。
【0110】移動局がデータを受信すると(ステップE
120)、ステップE150に進んで、その受信データ
を受け取って処理を行う。次に、ステップE110に戻
って、次のフレームの受信を待つ。
【0111】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述
した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置
に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読出し実行することによっても達成され
る。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコー
ド自体が前述した実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。また、コンピュータが読出し
たプログラムコードを実行することにより、前述した実
施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラム
コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働している
OS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶
媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理
の一部または全部を行い、その処理によって前述した実
施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0113】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
る処理を実行するプログラムコードを格納することにな
る。勿論、本発明は、記述や図示した本実施の形態に限
定されることはなく、当業者の能力の範囲内での変更を
包含する。特に、本発明は、地域ケーブルネットワーク
に使用される。同様に、本発明は、タスクやプログラム
にプロセッサへのアクセス権を割当てるためのリアルタ
イム・カーネルにも使用される。また、本発明は、プロ
セッサやメモリ等の電子回路にデータバスへのアクセス
権を割当てするためにも使用される。
【0114】
【発明の効果】本発明により、コンテンション技術程度
の待ち時間でありながら、ポーリング技術に匹敵する処
理量を可能にするための共有資源へのアクセス権の複数
要素への割当て方法とその装置を提供できる。更に、ポ
ーリングプロトコルに基づいているので、衝突の危険を
避けることも可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のローカル無線ネットワークの構
成例を示す図である。
【図2】図1のローカル無線ネットワークに含まれる基
地局の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のローカル無線ネットワークに含まれる移
動局の構成例を示すブロック図である。
【図4】図2の基地局で実施されるネットワークへの移
動局のアクセスを制御するためのプロトコルの本実施の
形態に係わるアルゴリズム例を示すフローチャートであ
る。
【図5】ネットワークへの移動局のアクセスを制御する
ためのプロトコルのタイミング例を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】アクセスサイクルの長さを計算するための本実
施の形態に係わるアルゴリズム例を示すフローチャート
である。
【図7A】第1の実施の形態で基地局に記憶される基地
局に制御される移動局のリスト例を示す図である。
【図7B】第2の実施の形態で基地局に記憶される基地
局に制御される移動局のリスト例を示す図である。
【図7C】第3の実施の形態で基地局に記憶される基地
局に制御される移動局のリスト例を示す図である。
【図7D】第4の実施の形態で基地局に記憶される基地
局に制御される移動局のリスト例を示す図である。
【図8】基地局によって受信されるフレームを分析する
ための本実施の形態に係わるアルゴリズム例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】認識済みの移動局を分析するための本実施の形
態に係わるアルゴリズム例を示すフローチャートであ
る。
【図10】基地局により移動局に送信するための権限の
分配用の第1及び第2の実施の形態に係わるアルゴリズ
ム例を示すフローチャートである。
【図11】基地局により移動局に送信するための権限の
分配用の第3及び第4の実施の形態に係わるアルゴリズ
ム例を示すフローチャートである。
【図12】移動局に於いてデータの送受信を管理するた
めの本実施の形態に係わるアルゴリズム例を示すフロー
チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルソー パスカル フランス国 ルネ・アタランテ セッソ ン・セビヌ・セデックス 35517 リュ ー・デ・ラ・トウシュ・ランベール キヤ ノン リサーチ センター フランス エ ス.エー.内

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の構成要素に共有資源へのアクセス
    権を割当てる方法であって、 アクセス権が一緒になって1つのアクセスサイクルを形
    成するように、構成要素に対する前記共有資源へのアク
    セス権の数を決定するステップと、 前記アクセスサイクル中に前記構成要素に前記アクセス
    権の各々を連続的に割当てる場合に、少なくとも前のア
    クセスサイクル中に対象の構成要素が前記共有資源にア
    クセスした回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当
    てるステップとを具備することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記共有資源にアクセスできる構成要素
    を記憶するステップと、 前記アクセスサイクル中に前記共有資源に各構成要素が
    アクセスした回数を保持するステップとを更に具備し、 アクセス権の数は、記憶された前記構成要素に対して決
    定することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アクセス権の数は、各構成要素が前のア
    クセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの
    回数の合計に応じて、決定されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 アクセス権の数は、各構成要素が前のア
    クセスサイクルの終了の時点での未実施のアクセスの回
    数の合計に依存することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記共有資源にアクセスできる構成要素
    の数に依存する数値によって、アクセス権の数の下限値
    が制限されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 アクセス権の数は、各構成要素が前のア
    クセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの
    回数の合計に依存する重み係数によって、重み付けがさ
    れることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 アクセス権の数は、各構成要素が前のア
    クセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの
    回数と、各要素が前のアクセスサイクルの終了の時点で
    の未実施のアクセスの回数との合計値に依存する重み係
    数によって、重み付けがなされることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記共有資源へのアクセス権の数が、事
    前に決定されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前記アクセス権の数を決定するステップ
    が、2つのアクセスサイクルの間に実行されることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記アクセス権を割当てるステップ
    が、現アクセスサイクル中に既に各構成要素に割当てら
    れたアクセス権の数と、各構成要素が前のアクセスサイ
    クル中に行ったアクセスの回数とに依存する判断基準に
    従って、構成要素を比較するステップを含むことを特徴
    とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記アクセス権を割当てるステップ
    が、各アクセス権に対して、 各構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前記
    構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアクセ
    スサイクル中に、前記構成要素が行った前記共有資源へ
    のアクセスの回数との比率を計算するステップと、 既に計算された複数の前記比率を比較するステップと、 前記比率が最小の構成要素にアクセス権を割当てるステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    か1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記アクセス権を割当てるステップ
    が、各アクセス権に対して、 各構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前記
    構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアクセ
    スサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源への
    アクセスの回数及び前のアクセスサイクルの終了の時点
    で前記構成要素が未実施のアクセスの回数の合計との、
    比率を計算するステップと、 既に計算された複数の前記比率を比較するステップと、 前記比率が最小の構成要素にアクセス権を割当てるステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    か1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記アクセス権を割当てるステップ
    が、各アクセス権に対して、 ある構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前
    記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアク
    セスサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源へ
    のアクセスの回数との第1の比率を計算するステップ
    と、 前記構成要素について、現アクセスサイクル中に前記構
    成要素を含まない構成要素群に既に割当てられたアクセ
    ス権の数と、前のアクセスサイクル中に前記構成要素群
    の中の構成要素が行った前記共有資源へのアクセスの回
    数との第2の比率を計算するステップと、 既に計算された前記第1と第2の比率を比較するステッ
    プと、 前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合は、前
    記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場合は、
    前記構成要素群から選択された別の構成要素に対して上
    記のステップを繰り返すステップとを含むことを特徴と
    する請求項1乃至9のいずれか1つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記アクセス権を割当てるステップ
    が、各アクセス権に対して、 ある構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前
    記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアク
    セスサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源へ
    のアクセスの回数及び前のアクセスサイクルの終了の時
    点での前記構成要素が未実施のアクセスの回数の合計と
    の、第1の比率を計算するステップと、 前記構成要素について、現アクセスサイクル中に前記構
    成要素を含まない構成要素群に既に割当てられたアクセ
    ス権の数と、前のアクセスサイクル中に前記構成要素群
    の中の構成要素が行った前記共有資源へのアクセスの回
    数と前のアクセスサイクルの終了の時点での前記構成要
    素が未実施のアクセスの回数との差との、第2の比率を
    計算するステップと、 既に計算された前記第1と第2の比率とを比較するステ
    ップと、 前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合は、前
    記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場合は、
    前記構成要素群から選択された別の構成要素に対して上
    記のステップを繰り返すステップとを含むことを特徴と
    する請求項1乃至9のいずれか1つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記構成要素群が、前のアクセスサイ
    クル中に前記構成要素よりも少ない回数のアクセスをし
    た構成要素を含んでいることを特徴とする請求項13又
    は14記載の方法。
  16. 【請求項16】 構成要素に対して、自己宣言するため
    の勧誘を同報通信するステップと、 前記共有資源にアクセス可能でアドレスが記憶されてい
    ない構成要素からの返信を受信するステップと、 前記返信した構成要素のアドレスを記憶するステップと
    を更に具備することを特徴とする請求項2乃至15のい
    ずれか1つに記載の方法。
  17. 【請求項17】 特定の連続するアクセスサイクル数の
    間に、前記共有資源へのアクセスの回数がゼロである構
    成要素のアドレスを、記憶手段から削除するステップを
    更に具備することを特徴とする請求項2乃至16のいず
    れか1つに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記構成要素がデータ通信手段であ
    り、前記共有資源が通信チャンネルであることを特徴と
    する請求項1乃至17のいずれか1つに記載の方法。
  19. 【請求項19】 共有資源へのアクセス権を複数の構成
    要素に割当てる装置において、 アクセス権が一緒になって1つのアクセスサイクルを形
    成するように、構成要素に対して前記共有資源へのアク
    セス権の数を決定する決定手段と、 前記アクセスサイクル中に構成要素にアクセス権の各々
    を連続的に割当てる場合に、少なくとも前のアクセスサ
    イクル中に考慮中の構成要素が前記共有資源にアクセス
    した回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当てる割
    当手段とを具備することを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 共有資源にアクセスできる構成要素の
    アドレスを記憶する記憶手段と、 前記アクセスサイクル中に前記共有資源に各構成要素が
    アクセスした回数を保持するための保持手段とを更に具
    備し、 アクセス権の数は、前記記憶手段に記憶された構成要素
    に対して決定されることを特徴とする請求項20記載の
    装置。
  21. 【請求項21】 共有資源へのアクセス権を複数の構成
    要素に割当てる装置において、 共有資源にアクセスできる構成要素のアドレスを記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段と協働して、共有資源へのアクセス権を複
    数の構成要素に割当てる論理手段とを具備し、 前記論理手段が、アクセス権が一緒になって1つのアク
    セスサイクルを形成するように、前記記憶手段に記憶さ
    れた構成要素に対して前記共有資源へのアクセス権の数
    を決定する決定手段と、 前記アクセスサイクル中に、構成要素にアクセス権の各
    々を連続的に割当てる場合に、少なくとも前のアクセス
    サイクル中に考慮中の構成要素が前記共有資源にアクセ
    スした回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当てる
    割当手段と、 前記アクセスサイクル中に、前記共有資源に各構成要素
    がアクセスした回数の記憶に適合した前記記憶手段と協
    働するための協働手段とを具備することを特徴とする装
    置。
  22. 【請求項22】 前記決定手段は、各構成要素が前のア
    クセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの
    回数の合計に応じて、アクセス権の数を決定することを
    特徴とする請求項19乃至21のいずれか1つに記載の
    装置。
  23. 【請求項23】 前記決定手段は、各構成要素が未実施
    のアクセスの回数の合計に応じて、アクセス権の数を決
    定することを特徴とする請求項19乃至22のいずれか
    1つに記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記決定手段は、前記共有資源にアク
    セスできる構成要素の数に依存する数値によってアクセ
    ス権の数の下限値を制限することを特徴とする請求項1
    9乃至23のいずれか1つに記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記決定手段は、各構成要素が該前ア
    クセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの
    回数の合計に依存する重み係数によって、アクセス権の
    数に重み付けして、アクセス権の数を決定することを特
    徴とする請求項19乃至24のいずれか1つに記載の装
    置。
  26. 【請求項26】 前記決定手段は、各構成要素が前のア
    クセスサイクル中に行った前記共有資源へのアクセスの
    回数と、前のアクセスサイクルの終了の時点での各構成
    要素が未実施のアクセスの回数との合計に依存する重み
    係数によって、アクセス権の数に重み付けして、アクセ
    ス権の数を決定することを特徴とする請求項19乃至2
    4のいずれか1つに記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記共有資源へのアクセス権の数が、
    事前に決定されていることを特徴とする請求項19乃至
    21のいずれか1つに記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記決定手段が、2つのアクセスサイ
    クルの間にアクセス権の数を決定することを特徴とする
    請求項19乃至25のいずれか1つに記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記割当手段は、前記アクセスサイク
    ル中に既に各構成要素に割当てられたアクセス権の数
    と、各構成要素が前のアクセスサイクル中に前記共有資
    源にアクセスした回数とに依存する判断基準に応じて、
    構成要素を比較して、アクセス権を割当てることを特徴
    とする請求項18〜26のいずれか1つに記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記割当手段は、各アクセス権に対し
    て、 各構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前記
    構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアクセ
    スサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源への
    アクセスの回数との比率を計算し、 既に計算された複数の前記比率を比較し、 前記比率が最小である構成要素にアクセス権を割当てる
    ことを特徴とする請求項19乃至29のいずれか1つに
    記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記割当手段は、各アクセス権に対し
    て、 各構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前記
    構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアクセ
    スサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源への
    アクセスの回数及び前のアクセスサイクルの終了の時点
    での前記構成要素が未実施のアクセスの回数の合計と
    の、比率を計算し、 既に計算された複数の前記比率を比較し、 前記比率が最小である構成要素にアクセス権を割当てる
    ことを特徴とする請求項19乃至28のいずれか1つに
    記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記割当手段は、各アクセス権に対し
    て、 ある構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前
    記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアク
    セスサイクル中に前記構成要素が行った前記共有資源へ
    のアクセスの回数との第1の比率を計算し、 前記構成要素について、現アクセスサイクル中に前記構
    成要素を含まない構成要素群に既に割当てられたアクセ
    ス権の数と、前のアクセスサイクル中に前記構成要素群
    が行った前記共有資源へのアクセスの回数との第2の比
    率を計算し、 既に計算された前記第1と第2の比率とを比較し、 前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合は、前
    記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場合は、
    前記構成要素群から選択された別の構成要素に対して上
    記のステップを繰り返すことを特徴とする請求項19乃
    至28のいずれか1つに記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記割当手段は、各アクセス権に対し
    て、 ある構成要素について、現アクセスサイクル中に既に前
    記構成要素に割当てられたアクセス権の数と、前のアク
    セスサイクル中に、前記構成要素が行った前記共有資源
    へのアクセスの回数及び前のアクセスサイクルの終了時
    点での前記構成要素が未実施であったアクセスの回数の
    合計との、第1の比率を計算し、 前記構成要素について、現アクセスサイクル中に前記構
    成要素を含まない構成要素群の構成要素に既に割当てら
    れたアクセス権の数と、前のアクセスサイクル中に前記
    構成要素群が行った前記共有資源へのアクセスの回数と
    前のアクセスサイクルの終了時点での前記構成要素が未
    実施のアクセスの回数の差との、第2の比率を計算し、 既に計算された前記第1と第2の比率とを比較し、 前記第1の比率が前記第2の比率より小さい場合は、前
    記構成要素にアクセス権を割当て、そうでない場合は、
    前記構成要素群から選択された別の構成要素に対して上
    記のステップを繰り返すことを特徴とする請求項19乃
    至28のいずれか1つに記載の装置。
  34. 【請求項34】 前記構成要素群が、前のアクセスサイ
    クル中に前記構成要素よりも少ない回数のアクセスをし
    た構成要素を含んでいることを特徴とする請求項32又
    は33記載の装置。
  35. 【請求項35】 構成要素に対して、自己を宣言するた
    めの勧誘を同報通信する手段と、 前記共有資源にアクセス可能でアドレスが保存されてい
    ない構成要素からの返信を受信する手段と、 前記返信した構成要素のアドレスを保持する手段とを更
    に具備することを特徴とする請求項20乃至34のいず
    れか1つに記載の装置。
  36. 【請求項36】 特定の連続するアクセスサイクル数の
    間、前記共有資源へのアクセス回数がゼロである構成要
    素のアドレスを、前記記憶手段から削除する手段を更に
    具備することを特徴とする請求項20乃至35のいずれ
    か1つに記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記構成要素がデータ通信手段であ
    り、前記共有資源が通信チャンネルであることを特徴と
    する請求項19乃至36のいずれか1つに記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記決定手段、割当手段、及び記憶手
    段が、 マイクロコントローラと、 複数の構成要素に対して、共有資源へのアクセス権を割
    当てるためのプログラムを記憶するプログラム記憶手段
    と、 前記プログラムの実行中に変更された変数を記録するレ
    ジスタを有するパラメータ記憶手段とに内蔵されている
    ことを特徴とする請求項20記載の装置。
  39. 【請求項39】 前記論理手段が、 マイクロコントローラと、複数の構成要素に対して、共
    有資源へのアクセス権を割当てるためのプログラムを記
    憶するプログラム記憶手段とに内蔵され、 前記プログラムの実行中に変更された変数を記録するレ
    ジスタを有するパラメータ記憶手段と協働することを特
    徴とする請求項21記載の装置。
  40. 【請求項40】 共有資源へのアクセス権を割当てられ
    る装置において、 自己を宣言するための勧誘に対して、応答するか否かを
    制御する制御変数を記憶する変数記憶手段と、 前記制御変数に基づいて、前記応答するか否かを制御す
    る応答制御手段と、 アクセス権を割当てられた場合、又は、前記勧誘に応答
    した場合に、前記制御変数を変更する制御変数変更手段
    とを具備することを特徴とする装置。
  41. 【請求項41】 複数の構成要素と、共有資源へのアク
    セス権を前記複数の構成要素に割当てる割当装置とを有
    するシステムにおいて、 前記割当装置が、 アクセス権が一緒になって1つのアクセスサイクルを形
    成するように、構成要素に対して前記共有資源へのアク
    セス権の数を決定する決定手段と、 前記アクセスサイクル中に構成要素にアクセス権の各々
    を連続的に割当てる場合に、少なくとも前のアクセスサ
    イクル中に考慮中の構成要素が前記共有資源にアクセス
    した回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当てる割
    当手段とを具備し、 前記構成要素が、 自己を宣言するための勧誘に対して、応答するか否かを
    制御する制御変数を記憶する変数記憶手段と、 前記制御変数に基づいて、前記応答するか否かを制御す
    る応答制御手段と、アクセス権を割当てられた場合、又
    は、前記勧誘に応答した場合に、前記制御変数を変更す
    る制御変数変更手段とを具備することを特徴とするシス
    テム。
  42. 【請求項42】 複数の構成要素に共有資源へのアクセ
    ス権を割当てるプログラムをコンピュータ読み出し可能
    に記憶する記憶媒体であって、 前記プログラムが、 アクセス権が一緒になって1つのアクセスサイクルを形
    成するように、構成要素に対する前記共有資源へのアク
    セス権の数を決定する決定モジュールと、 前記アクセスサイクル中に前記構成要素に前記アクセス
    権の各々を連続的に割当てる場合に、少なくとも前のア
    クセスサイクル中に対象の構成要素が前記共有資源にア
    クセスした回数に応じて、アクセス権を構成要素に割当
    てる割当モジュールとを具備することを特徴とする記憶
    媒体。
  43. 【請求項43】 前記決定及び割当モジュールがそれぞ
    れ所定の演算ルーチン及びパラメータを含むことを特徴
    とする請求項42記載の記憶媒体。
JP10010467A 1997-01-22 1998-01-22 共有資源へのアクセス権の複数要素への割当て方法及びその装置、システム Withdrawn JPH10240659A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9700633A FR2758681A1 (fr) 1997-01-22 1997-01-22 Allocation a une pluralite d'elements d'autorisations d'acces a une ressource partagee
FR9700633 1997-01-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10240659A true JPH10240659A (ja) 1998-09-11

Family

ID=9502856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010467A Withdrawn JPH10240659A (ja) 1997-01-22 1998-01-22 共有資源へのアクセス権の複数要素への割当て方法及びその装置、システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6400726B1 (ja)
EP (1) EP0858187A1 (ja)
JP (1) JPH10240659A (ja)
FR (1) FR2758681A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8351458B2 (en) 2008-03-18 2013-01-08 Fujitsu Limited Method for allocating radio resources, radio base station, and mobile station

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6570847B1 (en) * 1998-12-31 2003-05-27 At&T Corp. Method and system for network traffic rate control based on fractional tokens
US7133971B2 (en) * 2003-11-21 2006-11-07 International Business Machines Corporation Cache with selective least frequently used or most frequently used cache line replacement
CA2354177A1 (en) 2001-07-26 2003-01-26 Waverider Communications Inc. Polling using multiple dynamically updated lists
US6895472B2 (en) * 2002-06-21 2005-05-17 Jp Morgan & Chase System and method for caching results
US7640547B2 (en) * 2002-02-08 2009-12-29 Jpmorgan Chase & Co. System and method for allocating computing resources of a distributed computing system
WO2003067426A1 (en) * 2002-02-08 2003-08-14 Jpmorgan Chase Bank System and method for allocating computing resources
US7376693B2 (en) * 2002-02-08 2008-05-20 Jp Morgan Chase & Company System architecture for distributed computing and method of using the system
US7103628B2 (en) * 2002-06-20 2006-09-05 Jp Morgan Chase & Co. System and method for dividing computations
WO2004109476A2 (en) * 2003-06-05 2004-12-16 Meshnetworks, Inc. System and method to maximize channel utilization in a multi-channel wireless communication network
FR2860360B1 (fr) * 2003-09-29 2005-12-09 Canon Kk Dispositif de codage /decodage utilisant un codeur/decodeur de reed-solomon
US8533821B2 (en) 2007-05-25 2013-09-10 International Business Machines Corporation Detecting and defending against man-in-the-middle attacks
US20100269162A1 (en) * 2009-04-15 2010-10-21 Jose Bravo Website authentication
US8683609B2 (en) * 2009-12-04 2014-03-25 International Business Machines Corporation Mobile phone and IP address correlation service
US8838988B2 (en) 2011-04-12 2014-09-16 International Business Machines Corporation Verification of transactional integrity
US8917826B2 (en) 2012-07-31 2014-12-23 International Business Machines Corporation Detecting man-in-the-middle attacks in electronic transactions using prompts
WO2014044300A1 (en) * 2012-09-19 2014-03-27 Nokia Siemens Networks Oy Method and device for allocating transmission resources
US9489390B2 (en) 2012-12-20 2016-11-08 Bank Of America Corporation Reconciling access rights at IAM system implementing IAM data model
US9639594B2 (en) 2012-12-20 2017-05-02 Bank Of America Corporation Common data model for identity access management data
US9529629B2 (en) * 2012-12-20 2016-12-27 Bank Of America Corporation Computing resource inventory system
US9477838B2 (en) 2012-12-20 2016-10-25 Bank Of America Corporation Reconciliation of access rights in a computing system
US9495380B2 (en) 2012-12-20 2016-11-15 Bank Of America Corporation Access reviews at IAM system implementing IAM data model
US9537892B2 (en) 2012-12-20 2017-01-03 Bank Of America Corporation Facilitating separation-of-duties when provisioning access rights in a computing system
US9542433B2 (en) 2012-12-20 2017-01-10 Bank Of America Corporation Quality assurance checks of access rights in a computing system
US9483488B2 (en) 2012-12-20 2016-11-01 Bank Of America Corporation Verifying separation-of-duties at IAM system implementing IAM data model
US9189644B2 (en) 2012-12-20 2015-11-17 Bank Of America Corporation Access requests at IAM system implementing IAM data model

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4340961A (en) * 1980-03-06 1982-07-20 Atomic Energy Of Canada Limited Distributed multi-port communications system
US4590468A (en) * 1983-03-10 1986-05-20 Western Digital Corporation Token access controller protocol and architecture
JPH0248841A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Omron Tateisi Electron Co バス型lanにおける送信権制御方式
US5394436A (en) * 1991-10-01 1995-02-28 Norand Corporation Radio frequency local area network
JPH0738612B2 (ja) * 1992-03-18 1995-04-26 日本電気株式会社 衛星通信システムにおける制御装置
NL9201668A (nl) * 1992-09-25 1994-04-18 Nederland Ptt Methode voor het converteren van een pollingfrequentietabel in een polling-volgordetabel.
US5425027A (en) * 1993-01-04 1995-06-13 Com21, Inc. Wide area fiber and TV cable fast packet cell network
CA2113750C (en) * 1993-04-30 1999-08-24 Hamid Ahmadi A multiaccess scheme for mobile integrated local area networks
US5436905A (en) * 1994-05-16 1995-07-25 Industrial Technology Research Institute Group randomly addressed polling MAC protocol for wireless data
US5596577A (en) * 1995-05-02 1997-01-21 Motorola, Inc. Method and system for providing access by secondary stations to a shared transmission medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8351458B2 (en) 2008-03-18 2013-01-08 Fujitsu Limited Method for allocating radio resources, radio base station, and mobile station

Also Published As

Publication number Publication date
EP0858187A1 (en) 1998-08-12
US6400726B1 (en) 2002-06-04
FR2758681A1 (fr) 1998-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10240659A (ja) 共有資源へのアクセス権の複数要素への割当て方法及びその装置、システム
US7719981B2 (en) Adaptive transmission in multi-access asynchronous channels
US7729382B2 (en) Wireless computer system with queue and scheduler
US7339948B2 (en) Industrial controller providing deterministic communication on ethernet
US9380577B2 (en) Method and device for collaborative data communication in a radio network
US7437495B2 (en) Method and apparatus for assigning bus grant requests
US20070019594A1 (en) Neighbor based TDMA slot assignment
US6813249B1 (en) System and method for prefetching data
KR20200017589A (ko) 무선 통신 시스템에서 모바일 노드의 태스크를 오프로딩하기 위한 클라우드 서버 및 그의 동작 방법
EP3881521B1 (en) Prioritized low power neighboring node discovery in an iot network
US7477630B2 (en) Transmission controller used in media access control processing apparatus and transmission controlling method thereof
JP2010515307A (ja) ルートメトリックを決定する方法および装置
US7017180B1 (en) Logged-in device and log-in device
CN114172864B (zh) 物联网终端地址分配方法及装置
JP3034406B2 (ja) ローカルエリアネットワーク装置
JP2000032012A (ja) ポーリング通信方法およびポーリング通信システム
JPH0283768A (ja) 域内データ転送装置
KR100617831B1 (ko) Ieee 1394 네트워크에서 전송되는 스트림 수신을 위한자동 채널 선택 방법
Pandey et al. On communicating sequential processes
JP2916185B2 (ja) 着呼通信アダプタの動的選定方法
JP2755306B2 (ja) 広域電子メールシステム
JP4037767B2 (ja) 帯域共用加入者伝送システム
JP2570192B2 (ja) ループ型ローカルエリアネットワークシステム
JPH1132065A (ja) 伝送システム及びその通信方法
JP3399451B2 (ja) 伝送装置及び通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405