JPH10240101A - トナー残量検知方法及び装置 - Google Patents

トナー残量検知方法及び装置

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JPH10240101A
JPH10240101A JP9040993A JP4099397A JPH10240101A JP H10240101 A JPH10240101 A JP H10240101A JP 9040993 A JP9040993 A JP 9040993A JP 4099397 A JP4099397 A JP 4099397A JP H10240101 A JPH10240101 A JP H10240101A
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JP
Japan
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toner
process cartridge
determination value
reference determination
sensor
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Application number
JP9040993A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Fujita
尚寿 藤田
Tooru Ikisu
徹 五十洲
Yasuyuki Tsutsumi
保幸 堤
Kouji Okabe
晃児 岡部
Masaki Suda
正毅 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジを画像形成装置本体に
装着する毎にトナーセンサの検知出力にばらつきがあっ
ても、プロセスカートリッジの交換時期を正確に把握す
ること。 【解決手段】 プロセスカートリッジが画像形成装置本
体に装着される毎にトナーセンサ7の検知出力Vt が取
り込まれ(ステップ41、42)、この検知出力Vt に
基づいてプロセスカートリッジの交換時期を決定するた
めの基準判定値Vthが演算される(ステップ43)。ト
ナーセンサ7の検知出力が基準判定値Vth以下になった
際にプロセスカートリッジの交換時期である旨、表示さ
れる(ステップ44〜46)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
の画像形成装置に係り、特に、トナー残量検知をトナー
センサの出力電圧に基づいて行うトナー残量検知方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マーキング技術の一つとして感光体に形
成した潜像を現像し、その後、用紙に記録させる電子写
真方式は従来より知られており、複写機やプリンタにそ
の技術は使用されたきた。近年、複写機やプリンタ等の
画像形成装置において小型機を中心として、コストの面
から現像剤としては磁性1成分トナーが主流となり、ま
た使い勝手の面からは感光体、帯電器、トナー槽を備え
た現像器、及びクリーニング部材から成る画像形成のた
めのプロセス手段の主要部分を一体化したプロセスカー
トリッジを使用する形式がほとんどである。
【0003】このようなプロセスカートリッジを使用す
る画像形成装置では現像器のトナー槽内のトナーが不足
すると、画像濃度が薄くなったり、画質が劣化したりす
るためトナー残量を検出してプロセスカートリッジ交換
時期を示す信号を発する装置が従来より提案され、備え
られていることが多い。具体的にトナー残量を検出する
装置として振動素子や透磁率センサを用いて現像剤の有
無を検出する装置(特開昭61−198025号公報,
特開平3−77978号公報)や、印字される画像のド
ット数を計数し、その累積をメモリに記憶させ、トナー
の残量を推定するピクセルカウント方式を採用した装置
(特開昭62−63966号公報)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のトナー残量検知装置では、例えば、トナーセン
サとして振動素子を用いる従来例(特開昭61−198
025号公報)では、常に振動素子の振動面が現像剤に
接している必要が有るため、プロセスカートリッジの寿
命でトナーセンサも廃棄せざるを得ず、コスト高になる
という問題があった。
【0005】また特開平3−77978号公報に記載の
トナーセンサとして透磁率センサを用いる従来例では同
一のセンサを用いてもプロセスカートリッジの画像形成
装置本体への装着の仕方によりセンサ出力に差が生じ、
トナーセンサの出力特性が一定せず、誤検知が生じるこ
とがあるという問題がある。
【0006】更にピクセルカウント方式を採用した装置
(特開昭62−63966号公報)では画像形成装置の
使用頻度、印刷される画像の種類(例えば、モノクロ画
像と濃淡画像)によりトナー消費量が異なるためトナー
残量の推定が不正確になるばかりか、トナーの残量検出
時期がばらつく等の問題があった。
【0007】このように上述した従来のトナー残量検知
装置にあっては、いずれもコストを抑制して、かつ的確
にプロセスカートリッジの交換時期を示す信号を発する
という点で不十分であった。
【0008】特開平4−301666号公報には、トナ
ーセンサ毎の出力特性を測定し、その測定結果に応じて
検出レベルを設定することによりトナーセンサの出力特
性のばらつきを抑制するようにした透磁率センサを用い
たトナー残量検知方法が記載されている。しかしなが
ら、トナーセンサ毎の出力特性を測定することは煩雑で
あり、またこの方法ではプロセスカートリッジ装着時に
プロセスカートリッジとトナーセンサとの接触具合に起
因してばらつくトナーセンサの検知出力については対応
できない、という問題がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、プロセスカートリッジを画像形成装置本
体に装着する毎にトナーセンサの出力値にばらつきがあ
っても、その出力値に応じてプロセスカートリッジの交
換時期を正確に把握することができるトナー残量検知方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、画像形成のためのプロセス手段の主要
部分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッ
ジが装置本体に取外し可能に装着され、装置本体側にト
ナー残量を検知するトナーセンサを有する画像形成装置
のトナー残量検知方法であって、前記プロセスカートリ
ッジを画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセ
ンサの検知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの
交換時期を決定するための基準判定値を算出し、前記ト
ナーセンサの検知出力が該基準判定値以下になった際に
プロセスカートリッジの交換時期であることを報知する
ことを特徴とする。
【0011】第1の発明によれば、プロセスカートリッ
ジが画像形成装置本体に装着される毎に基準判定値が設
定されるため、プロセスカートリッジのトナー槽内のト
ナー残量に応じた基準判定値が設定されることになり、
トナーセンサの検知出力がばらついてもプロセスカート
リッジの交換時期を正確に検知することができる。
【0012】また第2の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着され、
装置本体側にトナー残量を検知するトナーセンサを有す
る画像形成装置のトナー残量検知方法であって、前記プ
ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着したとき
の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
算出し、該基準判定値が予め設定されている該基準判定
値の下限値以下である場合にプロセスカートリッジの交
換時期であることを報知することを特徴とする。
【0013】第2の発明によれば、演算により求めた基
準判定値が予め設定されている下限基準判定値以下であ
る場合にプロセスカートリッジの交換時期であることを
報知するようにしたので、誤って使い古しのプロセスカ
ートリッジを画像形成装置本体に装着した場合にも正確
にプロセスカートリッジの交換時期を検知することがで
きる。
【0014】更に第3の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着され、
装置本体側にトナー残量を検知するトナーセンサを有す
る画像形成装置のトナー残量検知方法であって、前記プ
ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着したとき
の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
算出し、前記トナーセンサの検知出力が該基準判定値以
下になった際、及び該基準判定値が予め設定されている
該基準判定値の下限値以下である場合にプロセスカート
リッジの交換時期であることを報知することを特徴とす
る。
【0015】第3の発明によれば、トナーセンサの検知
出力がばらついても、また誤って使い古しのプロセスカ
ートリッジを画像形成装置本体に装着した場合にも正確
にプロセスカートリッジの交換時期を検知することがで
きる。
【0016】また第4の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着され、
装置本体側にトナー残量を検知するトナーセンサを有す
る画像形成装置のトナー残量検知方法であって、前記プ
ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着したとき
の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
設定し、かつトナーセンサの検知出力を定期的に記憶手
段に記憶させると共に、プロセスカートリッジを前記画
像形成装置本体から取り外す直前に前記記憶手段に記憶
された前記トナーセンサの検知出力とプロセスカートリ
ッジを前記画像形成装置本体に再装着した際の前記トナ
ーセンサの初期検知出力との差の絶対値が所定値以内で
ある場合には、プロセスカートリッジの前記画像形成装
置本体への最初の装着時に設定された基準判定値を用い
てプロセスカートリッジの交換時期の決定を行うことを
特徴とする。
【0017】第4の発明によれば、同一のプロセスカー
トリッジを画像形成装置本体に装着し直したときに最初
に演算された基準判定値がトナー残量の判定に使用され
るので、プロセスカートリッジを装着し直す毎に基準判
定値が低下するのを防止することができる。
【0018】更に第5の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着され、
装置本体側にトナー残量を検知するトナーセンサを有す
る画像形成装置のトナー残量検知方法であって、前記プ
ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着したとき
の前記トナーセンサの検知出力の出力レベルに基づいて
大きさの異なる複数の基準判定値を算出し、前記トナー
センサの検知出力と前記複数の基準判定値との比較結果
に基づいてトナー残量を段階的に報知することを特徴と
する。
【0019】第5の発明によれば、トナーセンサの検知
出力と複数の基準判定値との比較結果に基づいてトナー
残量を段階的に報知するようにしたので、トナーニアエ
ンド検知が可能となる。
【0020】また第6の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着された
画像形成装置のトナー残量検知装置において、装置本体
側に設けられたトナー残量を検知するトナーセンサと、
プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
るカートリッジ装着センサと、該カートリッジ装着セン
サの検知出力を取込み、前記プロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装着したときの前記トナーセンサの検
知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交換時期
を決定するための基準判定値を算出する基準判定値演算
手段と、前記トナーセンサの検知出力が前記基準判定値
演算手段により算出された基準判定値以下になったかを
判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に基づいて
前記トナーセンサの検知出力が該基準判定値以下になっ
た際にプロセスカートリッジの交換時期であることを報
知する報知手段と、を有することを特徴とする。
【0021】第6の発明によれば、プロセスカートリッ
ジが画像形成装置本体に装着される毎に基準判定値が設
定されるため、プロセスカートリッジのトナー槽内のト
ナー残量に応じた基準判定値が設定されることになり、
トナーセンサの検知出力がばらついてもプロセスカート
リッジの交換時期を正確に検知することができる。
【0022】更に第7の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着された
画像形成装置のトナー残量検知装置において、装置本体
側に設けられたトナー残量を検知するトナーセンサと、
プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
るカートリッジ装着センサと、該カートリッジ装着セン
サの検知出力を取込み、前記プロセスカートリッジが画
像形成装置本体に装着したときの前記トナーセンサの検
知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交換時期
を決定するための基準判定値を算出する基準判定値演算
手段と、前記基準判定値の下限値である下限基準判定値
を設定する下限基準判定値設定手段と、前記基準判定値
が下限基準判定値以下になったか否かを判定する判定手
段と、該判定手段の判定結果に基づいて前記基準判定値
が下限基準判定値以下になった際にプロセスカートリッ
ジの交換時期であることを報知する報知手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0023】第7の発明によれば、第2の発明によれ
ば、演算により求めた基準判定値が予め設定されている
下限基準判定値以下である場合にプロセスカートリッジ
の交換時期であることを報知するようにしたので、誤っ
て使い古しのプロセスカートリッジを画像形成装置本体
に装着した場合にも正確にプロセスカートリッジの交換
時期を検知することができる。
【0024】また第8の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着された
画像形成装置のトナー残量検知装置において、装置本体
側に設けられたトナー残量を検知するトナーセンサと、
プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
るカートリッジ装着センサと、該カートリッジ装着セン
サの検知出力を取込み、前記プロセスカートリッジが画
像形成装置本体に装着したときの前記トナーセンサの検
知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交換時期
を決定するための基準判定値を算出する基準判定値演算
手段と、前記基準判定値の下限値である下限基準判定値
を設定する下限基準判定値設定手段と、前記トナーセン
サの検知出力が前記基準判定値以下になったか否かを判
定する第1の判定手段と、前記基準判定値が下限基準判
定値以下になったか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1、第2の判定手段の判定結果に基づいて前記ト
ナーセンサの検知出力が前記基準判定値以下になった
際、及び前記基準判定値が下限基準判定値以下になった
際にプロセスカートリッジの交換時期であることを報知
する報知手段とを有することを特徴とする。
【0025】第8の発明によれば、トナーセンサの検知
出力がばらついても、また誤って使い古しのプロセスカ
ートリッジを画像形成装置本体に装着した場合にも正確
にプロセスカートリッジの交換時期を検知することがで
きる。
【0026】更に第9の発明は、画像形成のためのプロ
セス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプロ
セスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着された
画像形成装置のトナー残量検知装置において、装置本体
側に設けられたトナー残量を検知するトナーセンサと、
プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
るカートリッジ装着センサと、該カートリッジ装着セン
サの検知出力を取込み、前記プロセスカートリッジが画
像形成装置本体に装着したときの前記トナーセンサの検
知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交換時期
を決定するための基準判定値を算出する基準判定値演算
手段と、前記トナーセンサの検知出力が前記基準判定値
演算手段により算出された基準判定値以下になったか否
かを判定する第1の判定手段と、前記基準判定値演算手
段の演算出力を記憶する第1の記憶手段と、前記トナー
センサの検知出力を定期的に記憶する第2の記憶手段
と、該第2の記憶手段に記憶されているプロセスカート
リッジを前記画像形成装置本体から取り外す直前の前記
トナーセンサの検知出力とプロセスカートリッジを前記
画像形成装置本体に再装着した際の前記トナーセンサの
検知出力との差を求める減算手段と、前記減算手段の演
算出力の絶対値が予め設定された基準値以内であるか否
かを判定する第2の判定手段と、該第2の判定手段に基
づいて前記減算手段の演算出力の絶対値が前記基準値以
内である場合には、プロセスカートリッジの前記画像形
成装置本体への最初の装着時に設定された基準判定値を
選択し前記第1の判定手段に入力する選択手段と、前記
第1の判定手段の判定結果に基づいて前記トナーセンサ
の検知出力が基準判定値以下になった際にプロセスカー
トリッジの交換時期であることを報知する報知手段とを
有することを特徴とする。
【0027】第9の発明によれば、同一のプロセスカー
トリッジを画像形成装置本体に装着し直したときに最初
に演算された基準判定値がトナー残量の判定に使用され
るので、プロセスカートリッジを装着し直す毎に基準判
定値が低下するのを防止することができる。
【0028】また第10の発明は、画像形成のためのプ
ロセス手段の主要部分とトナーとを含んで構成されるプ
ロセスカートリッジが装置本体に取外し可能に装着され
た画像形成装置のトナー残量検知装置において、装置本
体側に設けられたトナー残量を検知するトナーセンサ
と、プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検
知するカートリッジ装着センサと、該カートリッジ装着
センサの検知出力を取込み、前記プロセスカートリッジ
が画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセンサ
の検知出力に基づいて大きさの異なる複数の基準判定値
を算出する基準判定値演算手段と、該基準判定値演算手
段により算出された前記大きさの異なる複数の基準判定
値を記憶する記憶手段と、前記トナーセンサの検知出力
と前記記憶手段に記憶された大きさの異なる複数の基準
判定値とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果
に基づいてトナー残量を段階的に報知する報知手段とを
有することを特徴とする。
【0029】第10の発明によれば、トナーセンサの検
知出力と複数の基準判定値との比較結果に基づいてトナ
ー残量を段階的に報知するようにしたので、トナーニア
エンド検知が可能となる。
【0030】更に第11の発明は、第6乃至第10のい
ずれかの発明において、前記トナーセンサは、プロセス
カートリッジを構成する現像装置のトナー槽の外壁に接
触または近接して設けられた透磁率センサであることを
特徴とする。
【0031】本発明によれば、プロセスカートリッジを
画像形成装置本体に装着する毎にトナーセンサの検知出
力にばらつきがあっても、プロセスカートリッジの交換
時期を正確に把握することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態を図1
乃至図4を参照して説明する。図1には本発明が適用さ
れる画像形成装置の現像装置の構成が示されている。同
図において、プロセスカートリッジ13の一部を構成す
る現像装置1は、トナー槽2を有しており、トナー槽2
に充填されたトナー3はトナー3を攪拌及び搬送する攪
拌/搬送手段であるアジテータ4、5によりトナー槽2
内で攪拌されながら現像ロール6側に搬送される。尚、
プロセスカートリッジ13は画像形成のためのプロセス
手段の主要部である、現像装置1、図示してない感光体
ドラム、及びクリーナ等により一体的に形成されてい
る。
【0033】トナー槽2内のトナー残量を検知するトナ
ーセンサ7は、画像形成装置本体10側、すなわちトナ
ー槽2の底面側に、センサホルダー8、トナーセンサ7
をトナー槽2の底面側に付勢する圧縮コイルバネ等で構
成された弾性部材11を介して配設されており、プロセ
スカートリッジ13を画像形成装置本体10に装着する
毎に弾性部材11の弾発力による所定の圧力でトナー槽
2の下面のトナー残量検知領域に押しつけられる。この
トナーセンサ7は、報知手段としての表示装置30が接
続された信号処理装置20に接続されている。トナーセ
ンサ7は、例えば、透磁率センサで構成されている。ま
た信号処理装置20にはプロセスカートリッジ13が画
像形成装置本体10に装着されるタイミングを検知する
カートリッジ装着センサ12が接続されている。このカ
ートリッジ装着センサ12は、例えば、プロセスカート
リッジ13が画像形成装置本体10に装着される際の押
圧力により作動するスイッチを用いることにより構成す
ることができる。
【0034】表示装置30は、図2に示すようにトナー
残量を目視可能に表示する複数の表示領域を備えたトナ
ー残量表示部30Aと、トナー残量に応じたメッセージ
を表示するメッセージ表示部30Bと、メッセージ表示
部30Bの表示状態を制御する表示制御部30Cとを有
している。トナー残量表示部30Aは、トナー残量が十
分なときに点灯される青色表示領域301とトナーエン
プティのときに点灯される赤色表示領域302とを備え
ている。トナーセンサ7、カートリッジ装着センサ1
2、信号処理装置20及び表示装置30はトナー残量検
知装置を構成している。
【0035】アジテータ4の先端にはトナー3を攪拌
し、トナー槽2を清掃する攪拌/清掃部9が取り付けら
れており、アジテータ4によりトナー槽2内のトナー3
を攪拌する毎に攪拌/清掃部材9によりトナー槽2の下
面のトナー残量検知領域に対応するトナー槽2の内壁側
が摺擦され、トナーセンサ7によりトナー残量が検知さ
れる。トナーセンサ7の検知出力は、信号処理装置20
に取り込まれ、信号処理装置20により所定の処理が行
われ、信号処理装置20の出力に基づいて表示装置30
によりトナー残量に応じた表示が行われる。
【0036】次に信号処理装置20の構成を図3に示
す。同図において、信号処理装置20は、入出力ポート
21と、リードオンリメモリ(ROM)22と、ランダ
ムアクセスメモリ23と、CPUを含む制御回路24と
を備えたマイクロコンピュータ等により構成されてい
る。入出力ポート21、リードオンリメモリ(ROM)
22、ランダムアクセスメモリ23及び制御回路24は
システムバス25を介して相互に接続されている。
【0037】入出力ポート21にはトナーセンサ7及び
カートリッジ装着センサ12の検知出力が入力され、ま
た入出力ポート21より表示装置30にプロセスカート
リッジ13のトナー槽2内のトナー残量に関する状態情
報を含む表示データが出力されるようになっている。
【0038】プロセスカートリッジ13の使用によって
トナー3が消費された時のトナーセンサ7の出力の変化
の一例を図9に示す。同図に示すようにトナーセンサの
出力はトナーの消費量に対して線形的に変化せず、概ね
図9に代表されるように、トナーがかなり消費されるま
での出力値はほぼ一定値(同図A)を示し、トナー切れ
間近に急激に出力値が減少していく立ち下がり時期(同
図B)があり、その後トナーがほぼなくなると再び一定
値(同図C)を示す特性を有している。それ故、従来で
はプロセスカートリッジの交換時期を示す信号を発する
タイミングを決定するトナーセンサの出力電圧値である
基準判定値Vthは、トナーセンサの初期検知出力Vs に
近い値に決める必要があり、例えば、Vs =2.8 (V) 位
を想定し、Vth=2.5(V)位に一律に設定するのが普通で
あった。
【0039】しかしながら、透磁率センサのような非接
触型のセンサをトナーセンサとして用いる場合、プロセ
スカートリッジ13を画像形成装置本体10に装着する
際にトナーセンサ7とトナー槽2の底面との接触状態に
よりトナーセンサ7の検知出力である出力電圧が変化
し、初期検知出力Vs が基準判定値Vthを下回ってしま
い、新品のプロセスカートリッジでもそれを画像形成装
置本体に装着した際に最初からプロセスカートリッジの
交換メッセージが発せられることがあった。
【0040】本実施の形態ではプロセスカートリッジの
画像形成装置への装着の際のトナーセンサ7の初期検知
出力Vs より基準判定値Vthを算出し、トナーセンサの
検知出力が基準判定値Vth以下になった際にプロセスカ
ートリッジの交換時期であることを例えば、表示装置3
0にメッセージで表示することにより知らせるようにし
ている。
【0041】次に制御回路24により実行されるトナー
残量検知処理の内容を図4に、トナーセンサの初期検知
出力と基準判定値との関係の一例を図10に、それぞれ
示す。図4において、ステップ41でプロセスカートリ
ッジ13の画像形成装置本体10への装着時か否か、す
なわち、プロセスカートリッジ13が画像形成装置本体
10に装着されたタイミングがカートリッジ装着センサ
12により検出されたか否かが判定される。プロセスカ
ートリッジ13のトナー槽2内には、予め約300gの
トナー3が充填されている。プロセスカートリッジの形
状によりトナーをすべて使いきることはできず、50g
程度はプロセスカートリッジ13のトナー槽2内に残留
してしまう。その重量差250gが消費可能なトナーで
あり、このトナーによりA4サイズの用紙を用いて5%
イメージで印字する場合約6000枚の印字が可能であ
る。
【0042】ステップ41でプロセスカートリッジ13
が画像形成装置本体10に装着されたタイミングがカー
トリッジ装着センサ12により検出されたと判定された
場合には、ステップ42でトナーセンサ7の検知出力V
t が取り込まれ、更にステップ43で基準判定値Vthが
算出される。トナーセンサ7の検知出力電圧は、図10
に示すようにプロセスカートリッジ13の使用開始時か
らトナー残量130g位まではほぼ一定値(概ね2.8
V)を示し、その後は急激に低下し、トナー残量が50
g程度で再び一定値(1.0 V)を示す。但し、後者の一
定出力値、つまりトナー3の使用ができなくなった状態
におけるトナーセンサ7の検知出力電圧値VE はプロセ
スカートリッジ13のトナー槽2内にトナー3が僅かし
か残っていない状態であるため、プロセスカートリッジ
13のトナー槽2とトナーセンサ7との接触状態にはほ
とんど依存しない。それ故、検知出力電圧値VE も演算
により求めることも可能であるが、煩雑さを避けるため
VE =定数としている。このトナーセンサ7の出力特性
に基づいてプロセスカートリッジ13の画像形成装置本
体10への装着時のトナーセンサ7の初期検知出力Vs
から基準判定値Vthを例えば、Vth=Vs −1/5・
(Vs −VE )……(1)で演算し(VE =1.0とす
る。)、RAM23に格納する。この場合にあるプロセ
スカートリッジ13を使用した場合にトナーセンサ7の
初期検知出力Vs がVs =2.8 (V)を示したとすれば
上式(1)よりVth=2.44(V)と演算され(図1
0)、また別のプロセスカートリッジ13を使用した場
合にトナーセンサ7とプロセスカートリッジ13のトナ
ー槽2の底面との接触状態が前者と異なり、Vs =2.4
(V)を示したとすれば、上式(1)より基準判定値V
thはVth=2.12(V)と演算されることになる(図1
1)。
【0043】次にステップ44ではトナーセンサ7の出
力Vt と基準判定値Vthとが比較され、ステップ44で
Vt >Vthであると判定された場合は、ステップ45で
トナーセンサ7の検知出力Vt を取り込み、ステップ4
4でトナーセンサ7の検知出力Vt と基準判定値Vthと
の比較が継続される。またステップ44でVt ≦Vthで
あると判定された場合には制御回路24より入出力ポー
ト21を介して表示装置30にプロセスカートリッジ1
3の交換時期であることを表示するための制御信号が出
力される。この結果、表示装置30には表示制御部30
Cの制御下にメッセージ表示部30Bに例えば、「カー
トリッジを交換して下さい」等のトナーエンプティであ
る旨のメッセージが表示され、あるいはトナー残量表示
部30Aの赤色表示領域が点灯されることによりトナー
エンプティであることを示す表示が行われる。
【0044】従来のトナー残量検知装置では、判定基準
値Vthを固定してトナー残量を検知していたため、トナ
ーセンサの初期検知出力Vs が高めにばらついていた時
を考慮して、例えば、トナーセンサの初期検知出力Vs
のばらつきの中心値は2.8 (V)であるが、Vs =3.2
(V)になる場合を想定して基準判定値VthをVth=2.
5 (V)としていた。このように設定しないと、トナー
センサの出力特性の立ち下がり時期(図9:B)を逸し
てしまい、プロセスカートリッジの交換時期である旨の
メッセージを発する前にトナー切れのおそれが有るから
である。
【0045】このように基準判定値Vthを設定した場合
であっても、トナーセンサの初期検知出力Vs が低めに
例えば、Vs =2.4(V) にばらついた場合、新しいプロ
セスカートリッジを画像形成装置本体に装着してもプロ
セスカートリッジの交換時期である旨のメッセージを発
してしまうという誤検知を行うことがあった。
【0046】本実施の形態によれば、トナーセンサの初
期検知出力Vs とトナーが僅かしか残っていないときの
検知出力VE との差に基づいて基準判定値Vthを演算し
て設定しているためトナーセンサの初期検知出力Vs の
ばらつきがあっても、トナーセンサの検知出力の電圧値
が立ち下がり始めた時期(図9B)にプロセスカートリ
ッジを交換すべき旨のメッセージを発することが可能と
なる。
【0047】次に本発明の第2の実施の形態に係るトナ
ー残量検知装置における制御回路24により実行される
トナー残量検知処の内容を図5に示す。尚、第2乃至第
4の実施の形態において第1図乃至第3図に示したトナ
ー残量検知装置の構成は第1の実施の形態と同様である
ので、以下に重複する説明は省略する。第2の実施の形
態は、プロセスカートリッジを画像形成装置本体10に
再装着する際に誤って使い古しのプロセスカートリッジ
を装着した場合を考慮し、プロセスカートリッジ13を
再装着した際に演算される判定基準値Vthが予め設定さ
れた基準判定値の下限値である下限基準判定値VthLL以
下である場合にプロセスカートリッジの交換時期である
旨を表示装置30に表示するものである。図5におい
て、ステップ51でプロセスカートリッジ13の画像形
成装置本体10への装着時か否か、すなわち、プロセス
カートリッジ13が画像形成装置本体10に装着された
タイミングがカートリッジ装着センサ12により検出さ
れたか否かが判定される。ステップ51でプロセスカー
トリッジ13が画像形成装置本体10に装着されたタイ
ミングがカートリッジ装着センサ12により検出された
と判定された場合にはステップ52でトナーセンサ7の
検知出力Vt が取り込まれ、更にステップ53で上記と
同様にして基準判定値Vthが算出され、RAM23に格
納される。次いでステップ54では基準判定値VthがV
th≦VthLLであるか否かが判定される。ステップ54で
Vth≦VthLLであると判定された場合、すなわち誤って
使い古しのプロセスカートリッジ13を装着した場合に
は、ステップ55で制御回路24より入出力ポート21
を介して表示装置30にプロセスカートリッジ13が交
換時期であることを表示するための制御信号が出力され
る。この結果、表示装置30では表示制御部30Cの制
御下にメッセージ表示部30Bにプロセスカートリッジ
13が交換時期である旨のメッセージが表示され、ある
いはトナー残量表示部30Aの赤色表示部302が点灯
されることによりトナーエンプティであることを示す表
示が行われ、この処理の実行を終了する。
【0048】またステップ54でVth>VthLLであると
判定された場合、すなわち画像形成装置本体10に装着
されたプロセスカートリッジ13が使い古しのものでな
い場合には処理はステップ56に移行し、ステップ56
でVt >Vthであるか否かが判定される。ステップ56
でVt >Vthであると判定された場合にはステップ57
でトナーセンサ7の検知出力Vt が取り込まれ、ステッ
プ56に処理が戻る。
【0049】またステップ56でVt ≦Vthであると判
定された場合にはステップ55に移行し、ステップ55
で表示装置30における表示制御部30Cの制御下にメ
ッセージ表示部30Bにプロセスカートリッジ13が交
換時期である旨のメッセージが表示され、あるいはトナ
ー残量表示部30Aの赤色表示領域302が点灯される
ことによりトナーエンプティであることを示す表示が行
われ、この処理の実行を終了する。
【0050】このトナー残量検知処理について更に具体
的に説明すると、トナーセンサ7の初期検知出力Vs に
ばらつきがあり、初期検知出力Vs が低い値を示し、例
えば、Vs =2.4 (V)であっても基準判定値Vthは初
期検知出力Vs からVth=2.12(V)と演算されるの
で、基準判定値Vthに下限が存在する。予め基準判定値
の下限値である下限基準判定値VthLLを例えば、図13
に示すようにVthLL=2.0 (V)に設定しておき、初期
検知出力Vs から演算された基準判定値Vthが下限基準
判定値VthLLより低い値を示すものは使い古しのプロセ
スカートリッジとみなして表示装置30にプロセスカー
トリッジの交換をすべき旨のメッセージを表示するよう
したものである。
【0051】次に本発明の第3の実施の形態に係るトナ
ー残量検知装置における制御回路24により実行される
タイマ割込みルーチン及びトナー残量検知処理の内容を
図6及び図7に示す。第3の実施の形態は、紙詰まり時
等にプロセスカートリッジ13を装着し直した場合を考
慮して、トナーセンサ7の検知出力を定期的に所定時間
毎にメモリに記憶させておき、メモリに記憶されている
最新のトナーセンサ7の検知出力とプロセスカートリッ
ジ13を画像形成装置本体10に再装着した際のトナー
センサ7の初期検知出力との差の絶対値が所定値以内で
ある場合に再装着されたプロセスカートリッジは再装着
前のプロセスカートリッジと同一であると見なし、前回
設定された基準判定値を用いてプロセスカートリッジの
交換時期の決定を行うものである。
【0052】図6は一定周期tで起動されるタイマ割込
みルーチンの処理内容が示されている。同図において、
タイマ割込みルーチンが起動されると、ステップ61で
プロセスカートリッジ13が画像形成装置本体10に装
着されているか否かが判定され、プロセスカートリッジ
13が装着されている場合にはステップ62でトナーセ
ンサ7の検知出力Vtxが取り込まれ、次のステップ63
でRAM23のメモリエリアMにデータVtxが格納さ
れ、この処理の実行を終了する。このタイマ割込みルー
チンは一定周期t毎に起動されるため、トナーセンサ7
の検知出力Vtxも一定周期毎に取り込まれ、RAM23
に最新のデータVtxが格納されることになる。
【0053】次にトナー残量検知処理の内容を図7を参
照して説明する。尚、図7に示すルーチンは装着されて
いるプロセスカートリッジ13が画像形成装置本体10
から取り外されたときに終了する。図7において、ステ
ップ71で、プロセスカートリッジ13の画像形成装置
本体10への装着時か否か、すなわち、プロセスカート
リッジ13が画像形成装置本体10に装着されたタイミ
ングがカートリッジ装着センサ12により検出されたか
否かが判定される。ステップ71でプロセスカートリッ
ジ13が画像形成装置本体10に装着されたタイミング
がカートリッジ装着センサ12により検出されたと判定
された場合にはステップ72でトナーセンサ7の検知出
力Vt が取り込まれ、更にステップ73ではステップ7
2で取り込んだトナーセンサ7の検知出力Vt と図6の
タイマ割込みルーチンで定期的に記憶されるトナーセン
サ7の検知出力Vtxとの差ΔVt が求められる。
【0054】次にステップ74では差ΔVt の絶対値|
ΔVt |が、|ΔVt |>Vo (Vo は定数)であるか
否かが判定される。ステップ74で|ΔVt |>Vo で
あると判定された場合にはトナーセンサ7の検知出力V
t の差が大きいことから新しいプロセスカートリッジ1
3が画像形成装置本体10に装着されたと判断してステ
ップ75でステップ72で取り込んだトナーセンサ7の
検知出力Vt に基づいて基準判定値Vthが演算され、R
AM23のメモリエリアNに格納される。
【0055】またステップ74で|ΔVt |≦Vo であ
ると判定された場合にはトナーセンサ7の検知出力Vt
の差が小さいことから同一のプロセスカートリッジ13
が画像形成装置本体10に再装着されたと判断し、ステ
ップ76に進む。この場合にはステップ75において基
準判定値Vthが演算され、RAM23のメモリエリアN
に既に格納されている基準判定値Vthをステップ76及
びステップ78のトナー残量に関する判定に用いること
とする。
【0056】ステップ76ではVth≦VthLLであるか否
か、すなわち判定基準値Vthが予め設定された基準判定
値の下限値である下限基準判定値VthLL以下であるか否
かが判定され、Vth≦VthLLである場合にはステップ8
2でプロセスカートリッジ13の交換時期である旨が表
示装置30に表示され、この処理を終了する。
【0057】他方、ステップ76でVth>VthLLである
と判定された場合にはステップ77でトナーセンサ7の
検知出力Vt が取り込まれ、ステップ78でVt ≦Vth
であるか否かが判定される。ステップ78でVt >Vth
であると判定された場合にはステップ77に戻り、上述
したのと同様に処理が繰り返される。またステップ78
でVt ≦Vthであると判定された場合にはステップ79
でプロセスカートリッジの交換時期である旨が表示装置
30に表示され、更にステップ80でRAM23のメモ
リエリアNの内容がクリアされ、この処理を終了する。
【0058】上記処理を実行することにより同一のプロ
セスカートリッジ13を画像形成装置本体10に装着し
直したときに最初に演算された基準判定値Vthが使用さ
れるためプロセスカートリッジを装着し直す毎に基準判
定値Vthが低下するのを防止することができる。すなわ
ち、同一のプロセスカートリッジ13を装着し直す毎に
基準判定値Vthがリセットされてしまうことがなくな
る。プロセスカートリッジ13を画像形成装置本体10
に装着し直す毎に基準判定値Vthを演算し直すと、次の
ような不都合を生じる。例えば、新しいプロセスカート
リッジ13の初期検知出力Vs1がVs1=2.8 (V)であ
り、その基準判定値Vth1'は初期検知出力Vs1に基づい
てVth1'=2.44(V)と演算され決定されていたが、ト
ナーセンサ7の検知出力が2.5 (V)のとき紙詰まりが
起こり、プロセスカートリッジ13を画像形成装置本体
10に装着し直したとする。初期検知出力はVs2=2.5
(V)に置きかわり、基準判定値も演算されVth2'=2.
2 (V)に置きかわってしまう(図13)。これが繰り
返されると、カートリッジ交換メッセージが発せられな
いうちにトナーがなくなる事態が起こり得る。このよう
な事態に陥らないようにトナーセンサ7の検知出力(定
期的にRAM23に格納される検知出力Vtx)が2.5
(V)のときにプロセスカートリッジ13を取り出し、
プロセスカートリッジを画像形成装置本体10に装着し
直したときのトナーセンサ7の初期検知出力Vt (=V
s)が2.45(V)であれば、2.5 −2.45=0.05≦0.1 で
あるから、これまでの判定基準値Vth1'を引き続き適用
するのである。
【0059】次に本発明の第4の実施の形態に係るトナ
ー残量検知装置における制御回路24により実行される
トナー残量検知処理の内容を図8に示す。第4の実施の
形態は、プロセスカートリッジ13を画像形成装置本体
10に装着する毎にトナーセンサ7の初期検知出力に基
づいて大きさの異なる複数の基準判定値を算出し、トナ
ーセンサの検知出力と複数の基準判定値との比較結果に
基づいてトナー残量に応じてトナー残量の状態情報を段
階的に表示するものである。図8においてステップ91
ではプロセスカートリッジ13の画像形成装置本体10
への装着時か否か、すなわち、プロセスカートリッジ1
3が画像形成装置本体10に装着されたタイミングがカ
ートリッジ装着センサ12により検出されたか否かが判
定される。ステップ91でプロセスカートリッジ13が
画像形成装置本体10に装着されたタイミングがカート
リッジ装着センサ12により検出されたと判定された場
合にはステップ92でトナーセンサ7の検知出力Vt が
取り込まれ、更にステップ93で大きさの異なる複数の
基準判定値Vthk (k =1 〜n )が算出される。更にス
テップ94ではステップ99で取り込んだトナーセンサ
7の検知出力Vt と大きさの異なる複数の基準判定値V
thk (k =1 〜n )が順次、比較され、ステップ95で
トナー残量に応じた状態情報が表示装置30に表示され
る。具体的にはトナーセンサ7の初期検知出力Vs を基
に例えば、大きさの異なる複数の基準判定値Vth1 、V
th2 を、 Vth1 =Vs −1/10・(Vs −1.0 )……(2) Vth2 =Vs −1/5・(Vs −1.0 ) ……(3) により演算により求め、基準判定値Vth1 をトナーニア
エンドの判定に用い、基準判定値Vth2 をトナーエンプ
ティの判定に用いる。この基準判定値Vth1 はトナーセ
ンサ7の初期検知出力Vs に近い値であり、基準判定値
Vth2 は上記の基準判定値Vthに相当する値である。図
14に示すようにトナーセンサ7の初期検知出力Vs が
例えば、Vs =2.8 (V)であれば、式(2)、(3)
よりVth1=2.62(V)、Vth2 =2.44(V)と演算さ
れ、トナーセンサ7の検知出力が2.62(V)以下になっ
たときに表示装置30にトナーニアエンドの表示を行
い、2.44(V)以下になったときプロセスカートリッジ
13を交換すべき旨の表示を行う。
【0060】第4の実施の形態によれば、トナー残量に
応じた段階的な状態情報を表示することによりトナーニ
アエンド検知が可能となる。
【0061】尚、基準判定値Vth1 と基準判定値Vth2
との間に1以上の基準判定値を設定し、更に詳細な段階
的表示を行うようにしてもよい。
【0062】また第1乃至第4の実施の形態においてト
ナー残量に関する情報を報知する報知手段として表示装
置を用いたが、これに限らず例えば、ブザー等を用いる
ことにより音声により報知するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ナーセンサの検知出力のばらつきに無関係に正確にトナ
ー残量を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の現像装置の
構成を示す断面図。
【図2】図1に示した表示装置の構成を示すブロック
図。
【図3】図1に示した信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図4】図3における制御回路により実行されるトナー
残量検知処理の第1の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図5】図3における制御回路により実行されるトナー
残量検知処理の第2の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図6】図3における制御回路により実行されるタイマ
割込みルーチンの内容を示すフローチャート。
【図7】図3における制御回路により実行されるトナー
残量検知処理の第3の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図8】図3における制御回路により実行されるトナー
残量検知処理の第4の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図9】現像剤量に対するトナーセンサの検知出力の関
係を示す特性図。
【図10】トナーセンサの初期検知出力と基準判定値と
の関係の一例を示す特性図。
【図11】トナーセンサの初期検知出力と基準判定値と
の関係の他の例を示す特性図。
【図12】トナーセンサの初期検知出力と基準判定値及
び下限基準判定値との関係を示す特性図。
【図13】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に
装着し直す毎に基準判定値が低下する状態を示す説明
図。
【図14】トナーセンサの検知出力と複数の判定基準値
との関係を示す特性図。
【符号の説明】
1 現像装置 2 トナー槽 3 トナー 4 アジテータ 5 アジテータ 6 現像ロール 7 トナーセンサ 8 センサホルダー 9 攪拌/清掃部材 10 画像形成装置本体 11 弾性部材 12 カートリッジ装着センサ 13 プロセスカートリッジ 20 信号処理装置 21 入出力ポート 22 ROM 23 RAM 24 制御回路 30 表示装置 301 青色表示領域 302 赤色表示領域
フロントページの続き (72)発明者 岡部 晃児 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 須田 正毅 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着され、装置本体側にトナ
    ー残量を検知するトナーセンサを有する画像形成装置の
    トナー残量検知方法であって、前記プロセスカートリッ
    ジを画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセン
    サの検知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交
    換時期を決定するための基準判定値を算出し、前記トナ
    ーセンサの検知出力が該基準判定値以下になった際にプ
    ロセスカートリッジの交換時期であることを報知するこ
    とを特徴とするトナー残量検知方法。
  2. 【請求項2】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着され、装置本体側にトナ
    ー残量を検知するトナーセンサを有する画像形成装置の
    トナー残量検知方法であって、前記プロセスカートリッ
    ジを画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセン
    サの検知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交
    換時期を決定するための基準判定値を算出し、該基準判
    定値が予め設定されている該基準判定値の下限値以下で
    ある場合にプロセスカートリッジの交換時期であること
    を報知することを特徴とするトナー残量検知方法。
  3. 【請求項3】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着され、装置本体側にトナ
    ー残量を検知するトナーセンサを有する画像形成装置の
    トナー残量検知方法であって、前記プロセスカートリッ
    ジを画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセン
    サの検知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交
    換時期を決定するための基準判定値を算出し、前記トナ
    ーセンサの検知出力が該基準判定値以下になった際に、
    及び該基準判定値が予め設定されている該基準判定値の
    下限値以下である場合にプロセスカートリッジの交換時
    期であることを報知することを特徴とするトナー残量検
    知方法。
  4. 【請求項4】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着され、装置本体側にトナ
    ー残量を検知するトナーセンサを有する画像形成装置の
    トナー残量検知方法であって、前記プロセスカートリッ
    ジを画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセン
    サの検知出力に基づいて前記プロセスカートリッジの交
    換時期を決定するための基準判定値を設定し、かつトナ
    ーセンサの検知出力を定期的に記憶手段に記憶させると
    共に、プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体か
    ら取り外す直前に前記記憶手段に記憶された前記トナー
    センサの検知出力とプロセスカートリッジを前記画像形
    成装置本体に再装着した際の前記トナーセンサの初期検
    知出力との差の絶対値が所定値以内である場合には、プ
    ロセスカートリッジの前記画像形成装置本体への最初の
    装着時に設定された基準判定値を用いてプロセスカート
    リッジの交換時期の決定を行うことを特徴とするトナー
    残量検知方法。
  5. 【請求項5】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着され、装置本体側にトナ
    ー残量を検知するトナーセンサを有する画像形成装置の
    トナー残量検知方法であって、前記プロセスカートリッ
    ジを画像形成装置本体に装着したときの前記トナーセン
    サの検知出力の出力レベルに基づいて大きさの異なる複
    数の基準判定値を算出し、前記トナーセンサの検知出力
    と前記複数の基準判定値との比較結果に基づいてトナー
    残量を段階的に報知することを特徴とするトナー残量検
    知方法。
  6. 【請求項6】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着された画像形成装置のト
    ナー残量検知装置において、 装置本体側に設けられたトナー残量を検知するトナーセ
    ンサと、 プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
    るカートリッジ装着センサと、 該カートリッジ装着センサの検知出力を取込み、前記プ
    ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着したとき
    の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
    カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
    算出する基準判定値演算手段と、 前記トナーセンサの検知出力が前記基準判定値演算手段
    により算出された基準判定値以下になったかを判定する
    判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて前記トナーセンサの検
    知出力が該基準判定値以下になった際にプロセスカート
    リッジの交換時期であることを報知する報知手段と、を
    有することを特徴とするトナー残量検知装置。
  7. 【請求項7】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着された画像形成装置のト
    ナー残量検知装置において、 装置本体側に設けられたトナー残量を検知するトナーセ
    ンサと、プロセスカートリッジが装着されるタイミング
    を検知するカートリッジ装着センサと、 該カートリッジ装着センサの検知出力を取込み、前記プ
    ロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着したとき
    の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
    カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
    算出する基準判定値演算手段と、 前記基準判定値の下限値である下限基準判定値を設定す
    る下限基準判定値設定手段と、 前記基準判定値が下限基準判定値以下になったか否かを
    判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて前記基準判定値が下限
    基準判定値以下になった際にプロセスカートリッジの交
    換時期であることを報知する報知手段と、を有すること
    を特徴とするトナー残量検知装置。
  8. 【請求項8】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着された画像形成装置のト
    ナー残量検知装置において、 装置本体側に設けられたトナー残量を検知するトナーセ
    ンサと、 プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
    るカートリッジ装着センサと、 該カートリッジ装着センサの検知出力を取込み、前記プ
    ロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着したとき
    の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
    カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
    算出する基準判定値演算手段と、 前記基準判定値の下限値である下限基準判定値を設定す
    る下限基準判定値設定手段と、 前記トナーセンサの検知出力が前記基準判定値以下にな
    ったか否かを判定する第1の判定手段と、 前記基準判定値が下限基準判定値以下になったか否かを
    判定する第2の判定手段と、 前記第1、第2の判定手段の判定結果に基づいて前記ト
    ナーセンサの検知出力が前記基準判定値以下になった
    際、及び前記基準判定値が下限基準判定値以下判定値以
    下になった際にプロセスカートリッジの交換時期である
    ことを報知する報知手段とを有することを特徴とするト
    ナー残量検知装置。
  9. 【請求項9】 画像形成のためのプロセス手段の主要部
    分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッジ
    が装置本体に取外し可能に装着された画像形成装置のト
    ナー残量検知装置において、 装置本体側に設けられたトナー残量を検知するトナーセ
    ンサと、 プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
    るカートリッジ装着センサと、 該カートリッジ装着センサの検知出力を取込み、前記プ
    ロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着したとき
    の前記トナーセンサの検知出力に基づいて前記プロセス
    カートリッジの交換時期を決定するための基準判定値を
    算出する基準判定値演算手段と、 前記トナーセンサの検知出力が前記基準判定値演算手段
    により算出された基準判定値以下になったか否かを判定
    する第1の判定手段と、 前記基準判定値演算手段の演算出力を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記トナーセンサの検知出力を定期的に記憶する第2の
    記憶手段と、 該第2の記憶手段に記憶されているプロセスカートリッ
    ジを前記画像形成装置本体から取り外す直前の前記トナ
    ーセンサの検知出力とプロセスカートリッジを前記画像
    形成装置本体に再装着した際の前記トナーセンサの検知
    出力との差を求める減算手段と、 前記減算手段の演算出力の絶対値が予め設定された基準
    値以内であるか否かを判定する第2の判定手段と、 該第2の判定手段に基づいて前記減算手段の演算出力の
    絶対値が前記基準値以内である場合には、プロセスカー
    トリッジの前記画像形成装置本体への最初の装着時に設
    定された基準判定値を選択し前記第1の判定手段に入力
    する選択手段と、 前記第1の判定手段の判定結果に基づいて前記トナーセ
    ンサの検知出力が基準判定値以下になった際にプロセス
    カートリッジの交換時期であることを報知する報知手段
    とを有することを特徴とするトナー残量検知装置。
  10. 【請求項10】 画像形成のためのプロセス手段の主要
    部分とトナーとを含んで構成されるプロセスカートリッ
    ジが装置本体に取外し可能に装着された画像形成装置の
    トナー残量検知装置において、 装置本体側に設けられたトナー残量を検知するトナーセ
    ンサと、 プロセスカートリッジが装着されるタイミングを検知す
    るカートリッジ装着センサと、 該カートリッジ装着センサの検知出力を取込み、前記プ
    ロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着したとき
    の前記トナーセンサの検知出力に基づいて大きさの異な
    る複数の基準判定値を算出する基準判定値演算手段と、 該基準判定値演算手段により算出された前記大きさの異
    なる複数の基準判定値を記憶する記憶手段と、 前記トナーセンサの検知出力と前記記憶手段に記憶され
    た大きさの異なる複数の基準判定値とを比較する比較手
    段と、 該比較手段の比較結果に基づいてトナー残量を段階的に
    報知する報知手段とを有することを特徴とするトナー残
    量検知装置。
  11. 【請求項11】 前記トナーセンサは、プロセスカート
    リッジを構成する現像装置のトナー槽の外壁に接触また
    は近接して設けられた透磁率センサであることを特徴と
    する請求項6乃至10のいずれかに記載のトナー残量検
    知装置。
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