JPH1023955A - 組立装飾体 - Google Patents
組立装飾体Info
- Publication number
- JPH1023955A JPH1023955A JP8183240A JP18324096A JPH1023955A JP H1023955 A JPH1023955 A JP H1023955A JP 8183240 A JP8183240 A JP 8183240A JP 18324096 A JP18324096 A JP 18324096A JP H1023955 A JPH1023955 A JP H1023955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- bottom plate
- decorative body
- folding
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙の持つ自然な質感が損なわれず、又、紙材
のコストがアップされず、湿気に対しても影響を受け
ず、所望の形状の保持が可能な紙製の組立装飾体を提供
する。 【解決手段】 紙製の底板1の直線状の周縁より、周縁
とほぼ平行に複数の折り目21、22、23、31、3
2、33が形成された折り曲げ片2、3が外側に張り出
して延設され、この折り曲げ片2、3の上記折り目2
1、22、23、31、32、33が底板1の内側に向
かって折り曲げられることにより、底板1の周縁に山形
の額縁状の縁枠が形成されてなる組立装飾体10におい
て、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた上記折
り曲げ片2、又は3の折り目21、22、23、又は3
1、32、33に、ミシン折り罫23、が入れられてい
る。
のコストがアップされず、湿気に対しても影響を受け
ず、所望の形状の保持が可能な紙製の組立装飾体を提供
する。 【解決手段】 紙製の底板1の直線状の周縁より、周縁
とほぼ平行に複数の折り目21、22、23、31、3
2、33が形成された折り曲げ片2、3が外側に張り出
して延設され、この折り曲げ片2、3の上記折り目2
1、22、23、31、32、33が底板1の内側に向
かって折り曲げられることにより、底板1の周縁に山形
の額縁状の縁枠が形成されてなる組立装飾体10におい
て、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた上記折
り曲げ片2、又は3の折り目21、22、23、又は3
1、32、33に、ミシン折り罫23、が入れられてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙製の組立装飾体
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙製の額状の装飾体の縁枠の内側
に消臭成分や芳香成分等を含浸させたシートを収納し、
消臭剤や芳香剤とした装飾体が考案されている。上記装
飾体は消臭や芳香機能を発揮する以外に、これらを設置
した場所に装飾性を加味することも要求されるため、装
飾体に収納されるシート等にキャラクター等の絵柄印刷
したものや、装飾性の付加価値を向上させるために、縁
枠を組み立てるようにして額縁状に形成したものなどが
ある。
に消臭成分や芳香成分等を含浸させたシートを収納し、
消臭剤や芳香剤とした装飾体が考案されている。上記装
飾体は消臭や芳香機能を発揮する以外に、これらを設置
した場所に装飾性を加味することも要求されるため、装
飾体に収納されるシート等にキャラクター等の絵柄印刷
したものや、装飾性の付加価値を向上させるために、縁
枠を組み立てるようにして額縁状に形成したものなどが
ある。
【0003】上記の例として、例えば、実公平1−33
080号公報に、脱臭機能を持たせた脱臭壁掛が記載さ
れている。この脱臭壁掛は、図6に示すように、通気孔
130が設けられた紙製の後面板110の周縁に枠状前
面板120が設けられてなる額縁状容器100の内側の
開口部200に、脱臭基剤を含浸させた脱臭シート30
0を収納し、更にこの前面に絵画等を印刷した通気性シ
ート400とを収納し、上記枠状前面板120の内側の
画面部より、通気性シート400の絵画等が外部より観
られるようになっている。即ち、室内の装飾性を加味す
るとともに、通気性シート130を介して脱臭シート3
00の脱臭基剤が室内の空気と接触することにより、室
内の汚臭成分を除去しようとするものである。
080号公報に、脱臭機能を持たせた脱臭壁掛が記載さ
れている。この脱臭壁掛は、図6に示すように、通気孔
130が設けられた紙製の後面板110の周縁に枠状前
面板120が設けられてなる額縁状容器100の内側の
開口部200に、脱臭基剤を含浸させた脱臭シート30
0を収納し、更にこの前面に絵画等を印刷した通気性シ
ート400とを収納し、上記枠状前面板120の内側の
画面部より、通気性シート400の絵画等が外部より観
られるようになっている。即ち、室内の装飾性を加味す
るとともに、通気性シート130を介して脱臭シート3
00の脱臭基剤が室内の空気と接触することにより、室
内の汚臭成分を除去しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の実公平1−33
080号公報に記載された脱臭壁掛のような装飾体にお
いては、折り曲げ等により形成された上記枠状前面板1
20において、紙の繊維方向に対して交差方向に折り曲
げられた部分は、紙が湿気を吸収すると、繊維が膨潤し
て伸びるため、折り曲げ部分が開き、変形等による形崩
れの状態となる問題がある。
080号公報に記載された脱臭壁掛のような装飾体にお
いては、折り曲げ等により形成された上記枠状前面板1
20において、紙の繊維方向に対して交差方向に折り曲
げられた部分は、紙が湿気を吸収すると、繊維が膨潤し
て伸びるため、折り曲げ部分が開き、変形等による形崩
れの状態となる問題がある。
【0005】このような上記の問題を解消する方法とし
て、装飾体を形成するために用いられる紙の表面にポリ
プロピレン樹脂等のコーティングを施した考案がなされ
ている。
て、装飾体を形成するために用いられる紙の表面にポリ
プロピレン樹脂等のコーティングを施した考案がなされ
ている。
【0006】しかしながら、上記のようにポリプロピレ
ン樹脂等による樹脂コートを行うことは、材料として用
いられる紙材のコストがあがり、製品が高価なものとな
る問題があり、又、紙の持つ自然な質感が損なわれて装
飾性の付加価値を落とすといった問題も残されている。
ン樹脂等による樹脂コートを行うことは、材料として用
いられる紙材のコストがあがり、製品が高価なものとな
る問題があり、又、紙の持つ自然な質感が損なわれて装
飾性の付加価値を落とすといった問題も残されている。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、これらの問題
点を解消し、紙の持つ自然な質感が損なわれず、又、紙
材のコストがアップされず、湿気に対しても影響を受け
ず、所望の形状の保持が可能な紙製の組立装飾体を提供
することにある。
たものであり、その目的とするところは、これらの問題
点を解消し、紙の持つ自然な質感が損なわれず、又、紙
材のコストがアップされず、湿気に対しても影響を受け
ず、所望の形状の保持が可能な紙製の組立装飾体を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
組立装飾体においては、紙製の底板の直線状の周縁よ
り、周縁とほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲
げ片が外側に張り出して延設され、この折り曲げ片の折
り目が底板の内側に向かって折り曲げられることによ
り、底板の周縁に山形の額縁状の縁枠が形成されてなる
組立装飾体において、紙の繊維方向に対して交差方向に
設けられた上記折り曲げ片の折り目に、ミシン折り罫が
入れられていることを特徴とする。
組立装飾体においては、紙製の底板の直線状の周縁よ
り、周縁とほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲
げ片が外側に張り出して延設され、この折り曲げ片の折
り目が底板の内側に向かって折り曲げられることによ
り、底板の周縁に山形の額縁状の縁枠が形成されてなる
組立装飾体において、紙の繊維方向に対して交差方向に
設けられた上記折り曲げ片の折り目に、ミシン折り罫が
入れられていることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の本発明の組立装飾体におい
ては、請求項1記載の組立装飾体の縁枠の内側に消臭
剤、或いは芳香剤が含浸されたシートが収納されている
ことを特徴とする。
ては、請求項1記載の組立装飾体の縁枠の内側に消臭
剤、或いは芳香剤が含浸されたシートが収納されている
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の組立装飾体において
は、底板の周縁より外側に張り出して延設され、周縁と
ほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲げ片におい
て、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた折り曲
げ片の折り目に、ミシン折り罫が入れられることにより
紙の繊維が切断されているので、紙が湿気を吸収し、繊
維の膨張により折り目部分が開こうとする力が軽減さ
れ、組立装飾体の湿気による変形等の形崩れが防止され
る。又、折り目にミシン折り罫を設けることにより変形
が防止されるので、紙の繊維方向と交差方向の折り目の
数を増やし、より強度やデザイン性が優れた組立装飾体
を提供することができる。
は、底板の周縁より外側に張り出して延設され、周縁と
ほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲げ片におい
て、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた折り曲
げ片の折り目に、ミシン折り罫が入れられることにより
紙の繊維が切断されているので、紙が湿気を吸収し、繊
維の膨張により折り目部分が開こうとする力が軽減さ
れ、組立装飾体の湿気による変形等の形崩れが防止され
る。又、折り目にミシン折り罫を設けることにより変形
が防止されるので、紙の繊維方向と交差方向の折り目の
数を増やし、より強度やデザイン性が優れた組立装飾体
を提供することができる。
【0011】請求項2記載の本発明の組立装飾体におい
ては、請求項1記載の組立装飾体の縁枠の内側に消臭
剤、或いは芳香剤が含浸されたシートが収納されている
ので、室内等の壁面やカウンター等の上に設置して、装
飾を兼ねた消臭剤、或いは芳香剤として使用することが
できる。
ては、請求項1記載の組立装飾体の縁枠の内側に消臭
剤、或いは芳香剤が含浸されたシートが収納されている
ので、室内等の壁面やカウンター等の上に設置して、装
飾を兼ねた消臭剤、或いは芳香剤として使用することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の組立装飾体の
一例を示す展開平面図である。図1において、紙製の展
開組立装飾体10の四方形の紙製の底板1の直線状の四
方の周縁からは、対向する2辺が対称形に形成された折
り曲げ片2、2、及び3、3が延設されている。この折
り曲げ片2、及び3には、周縁とほぼ平行に複数の折り
目が形成されている。
面を参照して説明する。図1は、本発明の組立装飾体の
一例を示す展開平面図である。図1において、紙製の展
開組立装飾体10の四方形の紙製の底板1の直線状の四
方の周縁からは、対向する2辺が対称形に形成された折
り曲げ片2、2、及び3、3が延設されている。この折
り曲げ片2、及び3には、周縁とほぼ平行に複数の折り
目が形成されている。
【0013】即ち、折り曲げ片2においては、内側の底
板1側より折り目21、22、23が設けられ、これら
の折り目21、22、23の内、折り目22にはミシン
折り罫が加工されている。又、折り曲げ片2の両端に
は、耳24が形成され、隣接する折り曲げ片3の角部に
おいて、その下側に挿入され、形状の保持を確実にする
ようになされている。
板1側より折り目21、22、23が設けられ、これら
の折り目21、22、23の内、折り目22にはミシン
折り罫が加工されている。又、折り曲げ片2の両端に
は、耳24が形成され、隣接する折り曲げ片3の角部に
おいて、その下側に挿入され、形状の保持を確実にする
ようになされている。
【0014】上記折り曲げ片2は、折り目21、22、
23を順次に折り曲げられ、底板1の周縁に山形の額縁
状の縁枠が形成されるようになっている。
23を順次に折り曲げられ、底板1の周縁に山形の額縁
状の縁枠が形成されるようになっている。
【0015】上記折り曲げ片2と隣接する交差方向の折
り曲げ片3には、内側の底板1側より折り目31、3
2、33が設けられている。この内の折り目32の中央
部には、ミシン折り罫32cが加工され、このミシン折
り罫32cに隣接して両側に切り込み32aが加工さ
れ、更に両端近傍には、小幅の切り込み32bが加工さ
れ、図3に示す押え枠20の周縁の突起20a、20b
が、押圧により挿入されるようになっている。
り曲げ片3には、内側の底板1側より折り目31、3
2、33が設けられている。この内の折り目32の中央
部には、ミシン折り罫32cが加工され、このミシン折
り罫32cに隣接して両側に切り込み32aが加工さ
れ、更に両端近傍には、小幅の切り込み32bが加工さ
れ、図3に示す押え枠20の周縁の突起20a、20b
が、押圧により挿入されるようになっている。
【0016】底板1の上方には、切り込みが入れられて
形成され、下げ孔41が穿設された吊り下げ片4が設け
られ、裏側に折り返し壁面等に吊り下げて使用できるよ
うになっている。又、底板1の上方には、切り込みが入
れられて形成された立脚5が設けられ、裏側に折り返し
て側片51と支え片52とを組み立ててスタンドとし、
テーブル上やカウンター上に載置しても使用できるよう
になっている。
形成され、下げ孔41が穿設された吊り下げ片4が設け
られ、裏側に折り返し壁面等に吊り下げて使用できるよ
うになっている。又、底板1の上方には、切り込みが入
れられて形成された立脚5が設けられ、裏側に折り返し
て側片51と支え片52とを組み立ててスタンドとし、
テーブル上やカウンター上に載置しても使用できるよう
になっている。
【0017】上記展開組立装飾体10は、上記説明のよ
うに四方の折り曲げ片2、2、及び3、3を折り曲げら
れることにより、図2の組立斜視図に示すように、縁枠
2A、3Aがそれぞれに対向して形成された組立装飾体
10A(図3に示す押え枠20等が組み込まれた状態)
として完成される。
うに四方の折り曲げ片2、2、及び3、3を折り曲げら
れることにより、図2の組立斜視図に示すように、縁枠
2A、3Aがそれぞれに対向して形成された組立装飾体
10A(図3に示す押え枠20等が組み込まれた状態)
として完成される。
【0018】本実施例の組立装飾体10Aにおいては、
紙の繊維方向を縦方向に用いて展開組立装飾体10を形
成するようにしたので、紙の繊維方向と平行する折り曲
げ片3と直交する折り曲げ片2の、湿気の影響を受けて
開こうとする力が最も作用する折り目23に、ミシン折
り罫を施されている。
紙の繊維方向を縦方向に用いて展開組立装飾体10を形
成するようにしたので、紙の繊維方向と平行する折り曲
げ片3と直交する折り曲げ片2の、湿気の影響を受けて
開こうとする力が最も作用する折り目23に、ミシン折
り罫を施されている。
【0019】従って、組み立てられた組立装飾体10a
は、湿気のある雰囲気中で使用されて吸湿状態となって
も、折り曲げ片2により形成された上下の縁枠2Aは、
繊維が切断されているので、その影響が大幅に軽減さ
れ、折り目が開く等の変形が防止され、当初の形状を保
持することが可能である。
は、湿気のある雰囲気中で使用されて吸湿状態となって
も、折り曲げ片2により形成された上下の縁枠2Aは、
繊維が切断されているので、その影響が大幅に軽減さ
れ、折り目が開く等の変形が防止され、当初の形状を保
持することが可能である。
【0020】図3は、押え枠であり、この押え枠20は
中央部に開口20cが設けられ、左右の周縁には、図1
に示す折り曲げ片3の切り込み32a、32bに押圧し
て嵌め込まれる突起20a、20bが設けられている。
この押え枠20はその表面に、図4に示すような、開口
30aが設けられた下台紙30が貼着されるようになっ
ている。
中央部に開口20cが設けられ、左右の周縁には、図1
に示す折り曲げ片3の切り込み32a、32bに押圧し
て嵌め込まれる突起20a、20bが設けられている。
この押え枠20はその表面に、図4に示すような、開口
30aが設けられた下台紙30が貼着されるようになっ
ている。
【0021】本発明の組立装飾体においては、図2に示
す組立装飾体10Aの底板1と上記押え枠20との間
に、図5に示すように、消臭剤、或いは芳香剤が含浸さ
れたシート6、及びこのシート6の上面に通気性シート
7を装着して収納することにより、室内等の壁面やカウ
ンター等の上に設置して、装飾を兼ねた消臭剤、或いは
芳香剤として使用することができる。
す組立装飾体10Aの底板1と上記押え枠20との間
に、図5に示すように、消臭剤、或いは芳香剤が含浸さ
れたシート6、及びこのシート6の上面に通気性シート
7を装着して収納することにより、室内等の壁面やカウ
ンター等の上に設置して、装飾を兼ねた消臭剤、或いは
芳香剤として使用することができる。
【0022】上記消臭剤、或いは芳香剤が含浸されたシ
ート、及び通気性シート7は、底板1と押え枠20との
間に挟持された状態で保持され、粘着剤等を用いた接着
は行わず、必要に応じて何時でも交換可能となされてい
る。
ート、及び通気性シート7は、底板1と押え枠20との
間に挟持された状態で保持され、粘着剤等を用いた接着
は行わず、必要に応じて何時でも交換可能となされてい
る。
【0023】消臭剤が含浸され、消臭用に用いられる消
臭シートの場合には、その材質としては、多孔質の樹脂
シート、或いは繊維シートに消臭剤を含浸させたものが
好適に用いられる。この消臭剤としては、植物抽出油や
活性炭、化学吸着剤等が効果的に用いられる。又、消臭
剤の代わりに芳香剤をシートに含浸させて用いることも
可能である。通気性シート7は、上質紙以上の通気性が
あればよく、上質紙の他に不織布等が効果的に用いられ
る。
臭シートの場合には、その材質としては、多孔質の樹脂
シート、或いは繊維シートに消臭剤を含浸させたものが
好適に用いられる。この消臭剤としては、植物抽出油や
活性炭、化学吸着剤等が効果的に用いられる。又、消臭
剤の代わりに芳香剤をシートに含浸させて用いることも
可能である。通気性シート7は、上質紙以上の通気性が
あればよく、上質紙の他に不織布等が効果的に用いられ
る。
【0024】本発明の組立装飾体の湿度による変形等の
影響試験を以下のよにして行った。コートボール紙35
0gr/m2 を使用した紙製の組立装飾体(図1に示
す)を作成し、30℃、90RH%に設定した恒温恒湿
槽内に放置し、12時間経過後の組立装飾体の繊維方向
(縦目)の縁枠に対し、交差方向の縁枠の折れ目の開き
加減を目視により観察、評価した。
影響試験を以下のよにして行った。コートボール紙35
0gr/m2 を使用した紙製の組立装飾体(図1に示
す)を作成し、30℃、90RH%に設定した恒温恒湿
槽内に放置し、12時間経過後の組立装飾体の繊維方向
(縦目)の縁枠に対し、交差方向の縁枠の折れ目の開き
加減を目視により観察、評価した。
【0025】その結果は、表1に示す通りであり、ミシ
ン折り罫による切り込み部を設け、表面に樹脂コートを
施さない紙製の組立装飾体には、開きの発生がなく、良
好な結果を得ることができた。
ン折り罫による切り込み部を設け、表面に樹脂コートを
施さない紙製の組立装飾体には、開きの発生がなく、良
好な結果を得ることができた。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の組立装飾体にお
いては、底板の周縁より外側に張り出して延設され、周
縁とほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲げ片に
おいて、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた記
折り曲げ片の折り目に、ミシン折り罫が入れられること
により紙の繊維が切断されているので、紙が湿気を吸収
し、繊維の膨張により折り目部分が開こうとする力が軽
減され、組立装飾体の湿気による変形等の形崩れが防止
される。又、折り目にミシン折り罫を設けることにより
変形が防止されるので、紙の繊維方向と交差方向の折り
目の数を増やし、より強度やデザイン性が優れた組立装
飾体を提供することができる。更に、湿気の吸湿を防止
するための樹脂コート等の必要がなく、コストを軽減で
きるとともに、紙本来の質感と、高級感を持たせること
が可能である。
いては、底板の周縁より外側に張り出して延設され、周
縁とほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲げ片に
おいて、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた記
折り曲げ片の折り目に、ミシン折り罫が入れられること
により紙の繊維が切断されているので、紙が湿気を吸収
し、繊維の膨張により折り目部分が開こうとする力が軽
減され、組立装飾体の湿気による変形等の形崩れが防止
される。又、折り目にミシン折り罫を設けることにより
変形が防止されるので、紙の繊維方向と交差方向の折り
目の数を増やし、より強度やデザイン性が優れた組立装
飾体を提供することができる。更に、湿気の吸湿を防止
するための樹脂コート等の必要がなく、コストを軽減で
きるとともに、紙本来の質感と、高級感を持たせること
が可能である。
【0028】請求項2記載の本発明の組立装飾体におい
ては、請求項1記載の組立装飾体の縁枠の内側に消臭
剤、或いは芳香剤が含浸されたシートが収納されている
ので、室内等の壁面やカウンター等の上に設置して、装
飾を兼ねた消臭剤、或いは芳香剤として使用することが
できる。従って、組立装飾体として好適である。
ては、請求項1記載の組立装飾体の縁枠の内側に消臭
剤、或いは芳香剤が含浸されたシートが収納されている
ので、室内等の壁面やカウンター等の上に設置して、装
飾を兼ねた消臭剤、或いは芳香剤として使用することが
できる。従って、組立装飾体として好適である。
【図1】本発明の組立装飾体の一例を示す展開平面図。
【図2】図1の組立斜視図。
【図3】押え枠の平面図。
【図4】下台紙の平面図。
【図5】本発明の組立装飾体の断面図。
【図6】従来の組立装飾体の断面図。
1 底板 2、3 折り曲げ片 2A、3A 縁枠 4 吊り下げ片 41 下げ孔 5 立脚 51 側片 52 支え片 6 シート 7 通気性シート 10 展開組立装飾体 10A 組立装飾体 20 押え枠 21、22、31、32、33折り目 23、32c 折り目(ミシン折り罫) 24 耳 30 下台紙 32a、32b 切り込み
Claims (2)
- 【請求項1】 紙製の底板の直線状の周縁より、周縁と
ほぼ平行に複数の折り目が形成された折り曲げ片が外側
に張り出して延設され、この折り曲げ片の折り目が底板
の内側に向かって折り曲げられることにより、底板の周
縁に山形の額縁状の縁枠が形成されてなる組立装飾体に
おいて、紙の繊維方向に対して交差方向に設けられた上
記折り曲げ片の折り目に、ミシン折り罫が入れられてい
ることを特徴とする組立装飾体。 - 【請求項2】 上記縁枠の内側に消臭剤、或いは芳香剤
が含浸されたシートが収納されていることを特徴とする
請求項1記載の組立装飾体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8183240A JPH1023955A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 組立装飾体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8183240A JPH1023955A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 組立装飾体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1023955A true JPH1023955A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16132236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8183240A Pending JPH1023955A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 組立装飾体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1023955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003058052A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-28 | Maps:Kk | カードホルダ |
KR100782099B1 (ko) | 2006-08-30 | 2007-12-04 | 장영미 | 종이 액자 |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP8183240A patent/JPH1023955A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003058052A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-28 | Maps:Kk | カードホルダ |
KR100782099B1 (ko) | 2006-08-30 | 2007-12-04 | 장영미 | 종이 액자 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU666924B2 (en) | Article and method for preserving an archival article | |
US5782944A (en) | Moisture resistant air filter | |
DE102007052470A1 (de) | Gasturbinenluftfilter | |
CA2543233A1 (en) | Article and method | |
JPH1023955A (ja) | 組立装飾体 | |
JPH1023954A (ja) | 組立装飾体 | |
JPH09285530A (ja) | 組み立て装飾体 | |
JP3069328U (ja) | 紙製消臭器 | |
JP3002380U (ja) | 脱臭器 | |
JP2000229116A (ja) | 消臭・除湿用パネル材 | |
JP2002079642A (ja) | 消臭シート | |
JPH0725948Y2 (ja) | 脱・消臭装置 | |
CN211002313U (zh) | 一种防潮抗霉型瓦楞纸箱 | |
JP2020110333A (ja) | 除湿・消臭具 | |
JP4264153B2 (ja) | 液体揮散装置 | |
JP2003278099A (ja) | 壁 紙 | |
KR920002817Y1 (ko) | 방향제가 내장된 일회용 화장지 | |
JP4340633B2 (ja) | 消臭装置 | |
JPH0355700Y2 (ja) | ||
JP2002362660A (ja) | 芳香剤容器 | |
US2541150A (en) | Garment bag and the like | |
JP4536201B2 (ja) | 押し花の作成方法および押し花シート | |
JPH0124082Y2 (ja) | ||
JP2000043975A (ja) | チップ状電子部品のキャリアテープ | |
JP3090561U (ja) | 吸湿シート |