JPH1023932A - 分割式厨房体 - Google Patents

分割式厨房体

Info

Publication number
JPH1023932A
JPH1023932A JP8201263A JP20126396A JPH1023932A JP H1023932 A JPH1023932 A JP H1023932A JP 8201263 A JP8201263 A JP 8201263A JP 20126396 A JP20126396 A JP 20126396A JP H1023932 A JPH1023932 A JP H1023932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kitchen
floor
split
sewage
kitchen body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8201263A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3054083B2 (ja
Inventor
Hideji Nagaoka
秀治 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LIFE BOX KK
Original Assignee
LIFE BOX KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LIFE BOX KK filed Critical LIFE BOX KK
Priority to JP8201263A priority Critical patent/JP3054083B2/ja
Publication of JPH1023932A publication Critical patent/JPH1023932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3054083B2 publication Critical patent/JP3054083B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水用の配管工事を要することなくどこにで
も設置でき、上下水道やガスの配管が不要で、飲食店舗
等の厨房の建設の工数を削減できるとともに、厨房の建
設期間を大幅に短縮でき、厨房の建設場所を選ばず、火
災等の安全性に優れ、清潔で美観に優れた分割式厨房体
を提供することを目的とする。 【解決手段】 床部2と、床部2の略中央に形成された
通路部3と、床部2の底面に配設された移動用車輪4
と、通路部3の両側部に一体に形成された、電磁調理器
載置部5と、収納部6,8と、冷蔵庫載置部7と、一槽
シンク載置用枠9と、冷凍冷蔵庫用載置部10と、汚水
槽11と、シンク載置用枠12と、を備え、通路部3の
長さ方向の略中央部で分割自在な部分本体1A,1Bに
分割できる構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理器やシンク及
び冷蔵庫等を備えた飲食店舗等の厨房に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の飲食店舗等の厨房は、間取り等を
決めて厨房の設計を行い、厨房の建設場所に厨房の基礎
を作り、設計図に基づいて上下水道やガスの配管等の配
管作業をし、床や壁等を建設した後、シンクやガスレン
ジ等を据えつけている。また、厨房の改装等を行う際に
は、上下水道やガスの配管等を考慮する必要があるた
め、限られた改装しかできないとともに、多くの改装費
用がかかっている。更に、排水を行うために、排水用の
配管は勾配を考慮して配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
飲食店舗等の厨房は、厨房の基礎作りから行い、設計図
に基づいて上下水道やガスの配管等を予め行う必要があ
るため、厨房の建設に多くの工数と期間がかかるという
問題点を有していた。また、ガスの配管等を地下に行う
際に、防災上等で地下規制をされた区域では厨房の建設
ができず、厨房の建設区域が限られるという問題点を有
していた。更に、上下水道やガスの配管等を考慮する必
要があるため、厨房の場所を移動することが困難である
という問題点を有していた。また、排水用の配管は、排
水のための勾配を設ける必要があるため、厨房の配置が
規制されるとともに、排水用の配管等の工事に手間がか
かるとともに、厨房の建設場所に規制ができるという問
題点を有していた。また、ガスレンジを使用した厨房が
多いとともに、木材の使用が多いため、火災等の安全性
にかけるという問題点を有していた。更に、清掃のし易
さに欠けるため、衛生面に欠けるという問題点を有して
いた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、排水用の配管工事を要することなくどこにでも設
置でき、また、上下水道やガスの配管が不要で、飲食店
舗等の厨房の建設の工数を削減できるとともに、厨房の
建設期間を大幅に削減でき、厨房の建設場所を選ばず、
火災等の安全性に優れ、清潔で、美観に優れた分割式厨
房体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するために本発明における分割式厨房体は、床部と、前
記床部の略中央に形成された通路部と、前記通路部の両
側部に前記床部と一体に形成された、電磁調理器載置部
と、冷蔵庫載置部と、汚水槽と、シンク載置用枠と、前
記シンク載置用枠の外周部に配設された上水給水部と、
前記上水給水部に接続された給水管と、前記シンク載置
用枠内及び前記汚水槽に配設された排水管と、を備え、
前記床部の長さ方向の略中央部に結合部を有し、分割自
在に形成された構成を有している。この構成により、厨
房の建設場所に分割した分割式厨房体を搬入した後に結
合部により結合するだけで厨房の床部等ができ、更に、
上水道に給水管を接続し、下水道と排水管を接続し、電
磁調理器載置部に電磁調理器を載置し、冷蔵庫載置部に
冷蔵庫を載置し、シンク載置用枠にシンクを載置するこ
とにより、厨房が完成するため、厨房の建設にかかる工
数及び建設期間を大幅に削減できるという作用を有す
る。また、電磁調理器を使用するため、ガスの配管が不
要になるとともに、防災上等で地下規制のされた区域等
にも厨房の建設ができるという作用を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の分割式
厨房体は、床部と、前記床部の略中央に形成された通路
部と、前記通路部の両側部に前記床部と一体に形成され
た、電磁調理器載置部と、冷蔵庫載置部と、汚水槽と、
シンク載置用枠と、前記シンク載置用枠の外周部に配設
された上水給水部と、前記上水給水部に接続された給水
管と、前記シンク載置用枠内及び前記汚水槽に配設され
た排水管と、を備え、前記床部の長さ方向の略中央部に
結合部を有し、分割自在に形成された構成を有してい
る。これにより、厨房の建設場所に分割した分割式厨房
体を搬入した後、結合部により結合するだけで、厨房の
床部等ができるという作用を有する。また、上水道と給
水管及び下水道と排水管を接続し、電磁調理器載置部に
電磁調理器を載置し、冷蔵庫載置部に冷蔵庫を載置し、
シンク載置用枠にシンクを載置して、電気配線等を行う
だけで、厨房ができるという作用を有する。また、電磁
調理器を使用するため、ガス配管が不要となるととも
に、防災上等で地下規制のされた区域にも厨房の建設が
できるという作用を有する。ここで、電磁調理器載置部
と冷蔵庫載置部と汚水槽とシンク載置用枠は、通路部の
両側部のいずれか一側部又は両側部に形成され、厨房の
仕様等により各々の形成位置や大きさ等を変更できる。
また、給水管や排水管はシンク載置用枠の下方や背面に
配設されている。また、該分割式厨房体が大型の場合等
は、2分割だけでなく、3分割等の複数に分割できるよ
うに形成してもよく、分割部分に結合部を有していれば
よい。また、結合部としては、ボルトナット構造、接
着、嵌合等を用いることができる。
【0007】本発明の請求項2に記載の分割式厨房体
は、請求項1に記載の発明において、前記床部の底面に
脱着自在なキャスタ等の移動用車輪を備えた構成を有し
ている。これにより、分割式厨房体の移動や、厨房の建
設場所への搬入がし易いという作用を有する。また、移
動用車輪が脱着自在であるため、分割式厨房体を厨房の
建設場所へ搬入した後、移動用車輪を取り外して固定で
きるという作用を有する。ここで、床部の底面に移動用
車輪を配設する代わりに、分割式厨房体を載置できる移
動用車輪を有した台車等を利用して分割式厨房体の移動
や搬入を行ってもよい。
【0008】本発明の請求項3に記載の分割式厨房体
は、請求項1又は2の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記汚水槽が、前記汚水槽の内部に配設された含
油汚水受槽と、前記含油汚水受槽の内側に配設され下部
で前記含油汚水受槽と連通された汚水貯留部と、前記汚
水貯留部に配設された排水ポンプと、前記排水ポンプに
配設された排水部と、を備えた構成を有している。これ
により、汚水を廃油と水に分離できるとともに、水を排
水ポンプで圧送して排水でき、勾配に関係なく排水がで
きるという作用を有する。また、汚水の廃油と水を分離
して処理できるため、汚水による環境汚染を防ぐことが
できるという作用を有する。ここで、排水ポンプは、汚
水槽の外部に配設されてもよく、排水部の配設が容易に
なる。
【0009】本発明の請求項4に記載の分割式厨房体
は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記汚水槽にレベルスイッチが配設され、前記排
水用ポンプが、前記レベルスイッチに接続された構成を
有している。これにより、排水用ポンプが廃油を吸入す
るのを防ぎ、水のみを吸入して排水できるという作用を
有する。ここで、レベルスイッチとしては、汚水槽好ま
しくは汚水貯留部に、水位を検出するセンサを、排水用
ポンプに廃油が吸入されない位置に配設し、センサによ
り排水用ポンプが廃油を吸入する前に排水用ポンプの電
源が切れるもの等が用いられる。
【0010】本発明の請求項5に記載の分割式厨房体
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記通路部の少なくとも一側部に前記床部と一体
に形成された収納部が配設された構成を有している。こ
れにより、調理に必要な道具を収納できるため、厨房内
での作業性を向上できるという作用を有する。ここで、
収納部としては、厨房の仕様により、間仕切り等が内部
に形成されたもの等でもよい。
【0011】本発明の請求項6に記載の分割式厨房体
は、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記床部と、前記通路部と、前記電磁調理器載置
部と、前記冷蔵庫載置部と、前記汚水槽と、前記シンク
載置用枠と、前記収納部とが、FRPやFRTP等の合
成樹脂で一体的に形成された構成を有している。これに
より、清掃作業が簡便となり、分割式厨房体を清潔に保
つことができるとともに、美観に優れるという作用を有
する。また、FRPやFRTPで形成した場合、軽量か
つ強固であるとともに、耐久性に優れるという作用を有
する。
【0012】本発明の請求項7に記載の分割式厨房体
は、請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記床部の少なくとも一側部に配設されたカウン
ター用枠と、前記カウンター用枠に取り付けられたカウ
ンター天板と、を備えた構成を有している。これによ
り、厨房と対面式のカウンターを分割式厨房体に配設で
きるため、飲食店舗等の店内スペースを有効に利用でき
るという作用を有する。また、カウンター用枠に木製等
の板材等を取り付けることにより、分割式厨房体の側面
のカバーが同時にできるという作用を有する。ここで、
カウンター天板の材質としては、飲食店舗等の店内等に
合わせて木製、人造大理石等を用いることができる。
【0013】本発明の請求項8に記載の分割式厨房体
は、請求項1乃至7の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記電磁調理器載置部の上方に脱着自在な換気扇
収納部が配設された構成を有している。これにより、換
気扇が必要な厨房の場合に分割式厨房体を厨房の建設場
所に搬入した後に、電磁調理器載置部の上方に換気扇収
納部を配設するだけで換気扇の取り付けができるという
作用を有する。ここで、電磁調理器からの熱等も排気で
きるために電磁調理器載置部の背面と換気扇収納部とが
連結されて形成されるのが好ましい。
【0014】(実施の形態1)以下、本発明における分
割式厨房体を飲食店舗の厨房に据え付ける際の実施の形
態1について説明する。図1は実施の形態1における分
割式厨房体の全体斜視図である。1は本実施の形態1に
おける分割式厨房体、1A,1Bは分割式厨房体1の部
分本体、2は床部、3は床部2の底面に脱着自在に配設
されたキャスタ等の移動用車輪、4は床部の中央部に形
成された通路部、5は通路部4の一側部に配設された電
磁調理器載置部、5′は電磁調理器載置部5に載置され
た電磁調理器、6は電磁調理器載置部5の一方の側部に
配設された収納部、7は電磁調理器載置部5と対向して
配設された冷蔵庫載置部、8は冷蔵庫載置部7の一方の
側部に配設された収納部、9は電磁調理器5の他方の側
部に配設された一槽シンク載置用枠、9′は一槽シンク
載置用枠9に配設された一槽シンク、10は一槽シンク
載置用枠9の側部に配設された冷凍冷蔵庫用載置部、1
1は冷凍冷蔵庫用載置部10の側部に配設された汚水
槽、12は冷蔵庫載置部7の他方の側部に、一槽シンク
載置用枠9と冷凍冷蔵庫用載置部10に対向して配設さ
れたシンク載置用枠、12′はシンク載置用枠12に配
設されたシンク、13は電磁調理器載置部5、一槽シン
ク載置用枠9、冷凍冷蔵庫用載置部10、汚水槽11の
背面に配設された壁部、14は結合部の蓋である。ここ
で、床部、通路部、電磁調理器載置部、冷蔵庫載置部、
収納部、一槽シンク載置用枠、冷凍冷蔵庫用載置部、汚
水槽、シンク載置用枠は、FRPで形成されている。
尚、FRPの他にFRTP等の合成樹脂を使用してもよ
い。また、電磁調理器、冷蔵庫、収納部、一槽シンク、
冷凍冷蔵庫、汚水槽、シンク等は、仕様により、配設場
所を変えて設計することができる。また、仕様により必
要なもののみを配設するように設計することもできる。
【0015】以下、分割式厨房体1の搬入、設置につい
て図2又は図3を用いて説明する。図2は部分本体の底
面図であり、図3は部分本体の結合を示した図である。
2′は床部2のリブであり、図3に示すように配設され
ている。図3において、14′は結合部の蓋14で塞が
れる孔部、15は部分本体1A,1Bを結合する結合
部、16は結合部15に挿通されたボルト、17はナッ
トである。分割された分割式厨房体1の部分本体1A,
1Bを専用の車両等により分割式厨房体を設置する飲食
店舗まで搬送した後、図2に示すように配設された移動
用車輪3を利用して、部分本体1A,1Bを順次、飲食
店舗内の分割式厨房体1の設置場所へ搬入する。分割式
厨房体1の設置場所の付近で移動用車輪3を取り外して
部分本体1A,1Bの各々を水平に設置する。次に、図
3に示すように、結合部の蓋14を取り、孔部14′か
ら結合部15にボルト16を通してナット17で部分本
体1A,1Bを結合して分割式厨房体1の設置ができ
る。。ここで、部分本体1A,1Bの結合部は床部2の
上面から同じ高さに形成されている。また、部分本体1
A,1Bの床部2に直接結合部を形成してもよい。ま
た、部分本体1A,1Bの結合は、ボルトナット構造だ
けでなく、嵌合、接着等により結合してもよい。
【0016】次に、上下水道の配管について図4を用い
て説明する。図4は上下水道への配管を示す図である。
18は上水給水部、19は上水給水部18に接続された
給水管、20は給水管19に接続された浄水器、21は
1槽シンク9′又はシンク12′と汚水槽11に接続さ
れた排水管、22は汚水槽11の内部に配設された含油
汚水受槽、23は含油汚水受槽22の内部に配設され含
油汚水受槽22の下部で連通された汚水貯留部、24は
汚水貯留部23の内部に配設された排水ポンプ、25は
排水ポンプ24に配設された排水部である。分割式厨房
体1を飲食店舗内の所定の位置に設置した後、図4に示
すように、給水管19を浄水器20を介して上水道の立
ち上げ場所に接続し、排水ポンプ24を汚水貯留部23
に配設して排水部25を下水道に接続する。ここで、浄
水器は、上水道の立ち上げ場所付近のフィルター交換の
できる場所に配設するのが好ましい。汚水槽11では、
汚水貯留部23と含油汚水受槽22が下方で連通してお
り、排水管21から含油汚水受槽22に流入した汚水を
廃油と水とに分離して排水ポンプ24で排水部25から
水だけを圧送して排水する。また、汚水貯留部23に、
水位を検出するセンサ(図示せず)を排水ポンプ24に
廃油が吸入されない位置に配設し、センサにより排水ポ
ンプ24が廃油を吸入する前に排水ポンプ24の電源が
切れるレベルスイッチ(図示せず)を備えている。
【0017】次に、カウンターの取り付けについて図5
又は図6を用いて説明する。図5はカウンター用枠の全
体斜視図であり、図6はカウンター天板の全体斜視図で
ある。26はカウンター用枠、26a乃至26eはカウ
ンター用枠26の部分カウンター用枠、27は部分カウ
ンター用枠26a乃至26eを連結した連結部、28は
ビス、29はカウンター用枠26に取り付けられるカウ
ンター天板、29a乃至29cはカウンター天板29の
部分カウンター天板である。電気関係の配線等を行った
後、カウンター用枠26を、図1に示した、床部2の冷
蔵庫載置部7、収納部8、シンク載置用枠12側の端部
にビス28で螺着し、部分カウンター用枠26a乃至2
6eを連結部27で連結して、カウンター用枠26にカ
ウンター天板29をビス28でカウンター天板29の下
面から取り付ける。ここで、カウンター用枠は予め床部
に形成されていてもよく、また、複数に分割せずに一体
に形成されていてもよい。また、カウンター天板は、一
体で形成してもよく、更に、厨房の外観等に合わせて、
木製、人造大理石等で形成されてもよい。
【0018】図7は分割式厨房体にカウンターを取り付
けた外観斜視図である。10′は冷凍冷蔵庫、30はカ
ウンター用枠26に取り付けられためくら板である。図
7に示すように、冷蔵庫載置部7や冷凍冷蔵庫用載置部
10に各々の機器を載置し、めくら板30をカウンター
用枠26に取り付けることにより、飲食店舗の厨房がで
きる。
【0019】以上により、本実施の形態1における分割
式厨房体を厨房の建設場所に部分本体毎に搬送して設置
を行い、結合部で部分本体を結合するだけで分割式厨房
体ができるという作用を有する。また、部分本体の床部
の底面に脱着自在に配設された移動用車輪を有している
ため、部分本体の搬入や設置が容易に行えるという作用
を有する。また、上下水道への接続と電気関係の配線を
行うだけで厨房に必要な機器の取り付け等ができるた
め、厨房の建設にかかる工数や期間を大幅に削減できる
という作用を有する。また、電磁調理器を使用するた
め、ガスの配管が不要となり、防災上等で地下規制をさ
れた区域にも厨房の建設が行えるとともに、安全性に優
れるという作用を有する。更に、電磁調理器を使用して
いるため、厨房内への熱の発生が抑えられるという作用
を有する。また、FRP等の合成樹脂で形成されている
ため、軽量かつ強固であるため、搬送や設置がし易く、
耐久性に優れるとともに、清掃作業が容易に行え清潔に
保つことができ、美観に優れるという作用を有する。ま
た、汚水槽で油水の分離ができるため、廃油と水を分離
して処理でき、汚水による環境汚染を防ぐという作用を
有する。また、汚水貯留部にレベルスイッチを備えてい
るため、排水ポンプが廃油を吸入するのを防ぎ、水のみ
を排水できるという作用を有する。更に、排水ポンプに
より圧送して排水を行うため、排水のための勾配を設け
る必要がなくなり、厨房の建設が容易になるという作用
を有する。更に、厨房と対面型のカウンターを分割式厨
房体に配設できるため、飲食店舗等の店内スペースを有
効に利用できるという作用を有する。
【0020】(実施の形態2)以下、実施の形態1にお
ける分割式厨房体の電磁調理器載置部の上方に換気扇収
納部が配設された実施の形態2について説明する。図8
(a)は換気扇収納部を取り付けた正面図であり、図8
(b)は電磁調理器の熱等の流れの説明図であり、図9
は換気扇収納部の分解斜視図である。尚、実施の形態1
と同一のものには同一の符号を付して説明を省略する。
13aは壁部13に形成された編み目状の排気用孔、1
3bは孔部、31は換気扇収納部、32は換気扇収納部
31の上カバー、33は吸気部、34はファン、35は
ファン34からの排気を行う排気口、36は換気扇収納
部31内が真空になるのを防ぎ、換気扇収納部31の側
面に形成された吸気口、37は換気扇収納部31内に配
設されたフード、38はファン34に接続されたダク
ト、39は換気扇収納部31を壁等に取り付けるビス、
40は換気扇収納部31を壁部13の孔部13bに嵌合
される嵌合部である。図8(b)中の矢印は電磁調理器
からの熱等の排気の流れを示している。厨房の建設場所
に分割式厨房体1を据え付けた後、換気扇収納部31の
嵌合部40を壁部13の孔部13bに嵌合し、分割式厨
房体1の設置場所の壁に換気扇収納部31の背面をビス
39により螺着する。次に、上カバー32を換気扇収納
部31の上部に螺着等により取り付ける。調理中の湯気
や煙等は吸気部33からファン34により吸引され、排
気口35から排気される。また、電磁調理器5′内の熱
等は、電磁調理器載置部5の背面から、図8(b)の矢
印で示したように、壁部13を通って排気用孔13aか
ら排気され、吸気部33からファン34により吸引さ
れ、排気口35から排気される。
【0021】以上により、分割式厨房体を飲食店舗等の
厨房に設置した後、容易に換気扇収納部を取り付けるこ
とができるという作用を有する。また、換気扇収納部の
側面に吸気口を形成することにより、換気扇の使用中に
換気扇収納部内が真空になるのを防ぐという作用を有す
る。更に、壁部に電磁調理器用の排気用孔を形成するこ
とにより、電磁調理器内の熱等も換気扇で排気され、厨
房内に熱がこもるのを防止するという作用を有する。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明における分割式厨房
体によれば、以下のような優れた効果を有する。 (1)分割式厨房体の設置場所に分割式厨房体を各部分
本体毎に搬送して設置するだけで厨房の床部等の基盤が
でき、厨房の建設工数や建設期間を大幅に削減できると
いう優れた効果を有する。 (2)分割式厨房体の床部の底面に脱着自在な移動用車
輪を有しているため、部分本体の搬送が容易に行えると
ともに、分割式厨房体の設置場所に搬入した後は移動用
車輪を外して確実に設置ができるという効果を有する。 (3)分割式厨房体の設置場所に各部分本体を搬入して
設置した後、結合部でボルトナット、嵌合、接着等によ
り部分本体を結合することにより容易に厨房ができると
いう効果を有する。 (4)電磁調理器を使用しているため、ガスの配管が不
要となり厨房の建設工数を削減できるとともに、防災上
等で地下規制のされた区域でも厨房の建設ができるとい
う効果を有する。また、ガスの配管を考慮する必要がな
いため、厨房の場所の移動や改装が容易にできるという
優れた効果を有する。 (5)ガスを使わずに電磁調理器を使用しているため、
安全性に優れるとともに、周囲への熱の発生が少なくな
るため、厨房の冷房設備の縮小化を図れるという効果を
有する。 (6)汚水槽が汚水貯留部と含油汚水受槽を備えている
ため、汚水の廃油と水を分離して処理でき、汚水による
環境汚染を防ぐという効果を有する。 (7)汚水貯留部内の水を排水ポンプで圧送して排水す
るため、従来、排水のために必要とされていた勾配が不
要となり、厨房の建設場所の選定が容易にできるととも
に、排水等の工事が容易になるため、厨房の建設の工数
や期間を大幅に削減できるという作用を有する。 (8)汚水槽や汚水貯留部にレベルスイッチを配設する
ことにより、排水ポンプが廃油を吸入するのを防ぎ、汚
水の水だけを確実に排水できるという効果を有する。 (9)分割式厨房体をFRPやFRTP等で形成するこ
とにより、清掃作業が容易で、清潔に保つことができる
ため、衛生面に優れるとともに、美観に優れるという効
果を有する。また、軽量かつ強固であるため部分本体の
搬送や設置がし易く、更に、耐久性に優れるという効果
を有する。 (10)収納部、カウンター、換気扇等、仕様に応じて
必要なものを取り付けられるため、厨房の形状等にあわ
せて分割式厨房体を使用できるという効果を有する。 (11)カウンター用枠とカウンター天板により厨房と
対面式のカウンターを分割式厨房体に容易に配設できる
ため、飲食店舗等の店内スペースを有効に利用できると
いう効果を有する。 (12)換気扇収納部を配設することにより、換気扇の
設置が容易にできるとともに、電磁調理器の背面と換気
扇収納部を連結させることにより、電磁調理器からの熱
等を換気扇により排気できるため、厨房内に熱等がこも
るのを防ぐという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における分割式厨房体の全体斜視
【図2】部分本体の底面図
【図3】部分本体の結合を示した図
【図4】上下水道への配管を示す図
【図5】カウンター用枠の全体斜視図
【図6】カウンター天板の全体斜視図
【図7】分割式厨房体にカウンターを取り付けた外観斜
視図
【図8】(a)換気扇収納部を取り付けた正面図 (b)電磁調理器の熱等の流れの説明図
【図9】換気扇収納部の分解斜視図
【符号の説明】
1 分割式厨房体 1A 部分本体 1B 部分本体 2 床部 2′ リブ 3 移動用車輪 4 通路部 5 電磁調理器載置部 5′電磁調理器 6 収納部 7 冷蔵庫載置部 8 収納部 9 一槽シンク載置用枠 9′一槽シンク 10 冷凍冷蔵庫用載置部 10′ 冷凍冷蔵庫 11 汚水槽 12 シンク載置用枠 12′シンク 13 壁部 13a 排気用孔 13b 孔部 14 結合部の蓋 14′ 孔部 15 結合部 16 ボルト 17 ナット 18 上水給水部 19 給水管 20 浄水器 21 排水管 22 含油汚水受槽 23 汚水貯留部 24 排水ポンプ 25 排水部 26 カウンター用枠 26a 部分カウンター用枠 26b 部分カウンター用枠 26c 部分カウンター用枠 26d 部分カウンター用枠 26e 部分カウンター用枠 27 連結部 28 ビス 29 カウンター天板 29a 部分カウンター天板 29b 部分カウンター天板 29c 部分カウンター天板 30 めくら板 31 換気扇収納部 32 上カバー 33 吸気部 34 ファン 35 排気口 36 吸気口 37 フード 38 ダクト 39 ビス 40 嵌合部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部と、前記床部の略中央に形成された
    通路部と、前記通路部の両側部に前記床部と一体に形成
    された、電磁調理器載置部と、冷蔵庫載置部と、汚水槽
    と、シンク載置用枠と、前記シンク載置用枠の外周部に
    配設された上水給水部と、前記上水給水部に接続された
    給水管と、前記シンク載置用枠内及び前記汚水槽に配設
    された排水管と、を備え、前記床部の長さ方向の略中央
    部に結合部を有し、分割自在に形成されていることを特
    徴とする分割式厨房体。
  2. 【請求項2】 前記床部の底面に脱着自在なキャスタ等
    の移動用車輪を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載の分割式厨房体。
  3. 【請求項3】 前記汚水槽が、前記汚水槽の内部に配設
    された含油汚水受槽と、前記含油汚水受槽の内側に配設
    され下部で前記含油汚水受槽と連通された汚水貯留部
    と、前記汚水貯留部に配設された排水ポンプと、前記排
    水ポンプに配設された排水部と、を備えていることを特
    徴とする請求項1又は2の内いずれか1項に記載の分割
    式厨房体。
  4. 【請求項4】 前記汚水槽にレベルスイッチが配設さ
    れ、前記排水用ポンプが、前記レベルスイッチに接続さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか
    1項に記載の分割式厨房体。
  5. 【請求項5】 前記通路部の少なくとも一側部に前記床
    部と一体に形成された収納部が配設されていることを特
    徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の分割
    式厨房体。
  6. 【請求項6】 前記床部と、前記通路部と、前記電磁調
    理器載置部と、前記冷蔵庫載置部と、前記汚水槽と、前
    記シンク載置用枠と、前記収納部とが、FRPやFRT
    P等の合成樹脂で一体的に形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の分割式厨
    房体。
  7. 【請求項7】 前記床部の少なくとも一側部に配設され
    たカウンター用枠と、前記カウンター用枠に取り付けら
    れたカウンター天板と、を備えていることを特徴とする
    請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の分割式厨房
    体。
  8. 【請求項8】 前記電磁調理器載置部の上方に脱着自在
    な換気扇収納部が配設されていることを特徴とする請求
    項1乃至7の内いずれか1項に記載の分割式厨房体。
JP8201263A 1996-07-10 1996-07-10 分割式厨房体 Expired - Fee Related JP3054083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8201263A JP3054083B2 (ja) 1996-07-10 1996-07-10 分割式厨房体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8201263A JP3054083B2 (ja) 1996-07-10 1996-07-10 分割式厨房体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1023932A true JPH1023932A (ja) 1998-01-27
JP3054083B2 JP3054083B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=16438055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8201263A Expired - Fee Related JP3054083B2 (ja) 1996-07-10 1996-07-10 分割式厨房体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3054083B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102631087A (zh) * 2012-04-07 2012-08-15 安徽金月电子科技有限公司 厨房制冷热水一体系统
CN109846335A (zh) * 2019-02-22 2019-06-07 唐广纯 一种方便快捷的自动加料煮饭菜设备及其使用方法
CN111174237A (zh) * 2019-12-22 2020-05-19 合肥市新顺厨具制造有限公司 一种商用炉灶快速去水除渣结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102631087A (zh) * 2012-04-07 2012-08-15 安徽金月电子科技有限公司 厨房制冷热水一体系统
CN109846335A (zh) * 2019-02-22 2019-06-07 唐广纯 一种方便快捷的自动加料煮饭菜设备及其使用方法
CN111174237A (zh) * 2019-12-22 2020-05-19 合肥市新顺厨具制造有限公司 一种商用炉灶快速去水除渣结构
CN111174237B (zh) * 2019-12-22 2022-02-18 合肥市新顺厨具制造有限公司 一种商用炉灶快速去水除渣结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3054083B2 (ja) 2000-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3978529A (en) Powder room and bathroom system
US7204267B1 (en) Modular rough-in plumbing accessary
CA2010658A1 (en) Method of installing piping, ducts and conduits in a prefabricated framed wall for a building structure and partition made thereby
US11649615B2 (en) Lifeline system for compact house
US11746513B2 (en) Preassembled modular vacuum plumbing assembly
JP2013112958A (ja) 浴室ユニット
US20070283488A1 (en) Hygiene device
JP3054083B2 (ja) 分割式厨房体
GB2178080A (en) Ventilation of water closet pan
JP3182089B2 (ja) 厨房体
US11619032B2 (en) Configurable manifold water distribution system
JP2006045945A (ja) 建物内空衛設備
US11788270B1 (en) Self-supporting vacuum plumbing assembly
KR100703626B1 (ko) 욕실 냉온수 배관 결합장치
JP5496537B2 (ja) 組立式のサニタリーユニット
JP2003185250A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP3235077U (ja) 組立式装置
JP2000017734A (ja) 組立式厨房用ベース体
US12024868B2 (en) Preassembled modular vacuum plumbing assembly
JP2007063944A (ja) ポンプ装置
GB2472137A (en) Shower apparatus and method of assembly thereof
JP2531030Y2 (ja) 浴 室
JP2018017007A (ja) 集約設備及びこれを備えた設備ユニット
JP4224799B2 (ja) レンジフード
JP2018017006A (ja) 設備ユニットおよび住居構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000314

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees