JPH10239280A - 質量分析方法及び試料ガス混合装置 - Google Patents

質量分析方法及び試料ガス混合装置

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JPH10239280A
JPH10239280A JP7880797A JP7880797A JPH10239280A JP H10239280 A JPH10239280 A JP H10239280A JP 7880797 A JP7880797 A JP 7880797A JP 7880797 A JP7880797 A JP 7880797A JP H10239280 A JPH10239280 A JP H10239280A
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mixing
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Kazuaki Mizogami
員章 溝上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料ガス自体のイオン化ポテンシャルが低く
て、高感度測定が不可能だった試料ガス中の不純物を測
定する。 【解決手段】 試料ガス15よりイオン化ポテンシャル
が高い高純度不活性ガス14中に試料ガス15を一定の
割合で混合させ、イオン化室1で高純度不活性ガス14
と試料ガス15の混合ガスをイオン化して、今まで試料
ガス15単独ではイオン化が不可能だった試料ガス15
中の不純物成分を高純度不活性ガス14のイオンにより
起こるイオン分子反応を利用して測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高感度ガス分析装置、
特に大気圧イオン化質量分析装置に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造工程に用いられる高純
度ガスの分析においては大気圧イオン化質量分析装置
(Atmospheric Pressure lon
ization Mass Spectromete
r:APIMS)という高感度ガス分析装置が用いられ
はじめた。
【0003】そして、従来用いられている大気圧イオン
化質量分析装置は、応用物理、第56巻、第11号、第
1446〜1472頁(1987)で紹介されている。
本装置の構成図を図6に示す。本装置は、大気圧に解放
されたイオン化部1、約50Paの差動排気部2、約1
−4Paの質量分析部3で構成され、イオン化部1に
はガス流入口4、ガス流出口5、イオン化を行うための
放電針6があり、試料ガス7はガス流入口4より供給さ
れ、ガス流出口5より排出される。また、イオン化部1
と差動排気部2の間は、細穴8、差動排気部2と質量分
析部3の間は細穴9を介して仕切られ、差動排気部2の
真空ポンプ10および質量分析部3の真空ポンプ11に
よりそれぞれの圧力が維持できるようになっている。質
量分析部3には質量分離部12、検出部13があり、大
気圧のイオン化部1でイオン化されたイオンが差動排気
部2を通って、高真空の質量分析部3で試料ガス7を分
析できるようになっている。本装置は、イオン化部が大
気圧であるため試料ガスの直接導入が可能であり、半導
体製造工程の高純度ガスラインの分析に用いられてい
る。
【0004】次に従来の大気圧イオン化質量分析装置の
原理について窒素ガス(N)中の不純物分析を例にと
って説明する。大気圧イオン化質量分析装置のイオン化
は高電圧がかけられた放電針6の先端におけるコロナ放
電によって開始される。窒素ガス中に微量の酸素、炭酸
ガス、水が含まれている場合を例に取ると以下のように
なる。まず、試料ガス中の大部分を占めるNが(1)
式でイオン化される。 N→N ,N+ (コロナ放電) (1) コロナ放電では、窒素ガス中の一部の分子しかイオン化
されないが、コロナ放電により形成された窒素イオン
(N ,N)とイオン化されなかった分子の衝突に
よりイオン分子反応が起こり、電荷が移動して次のイオ
ン化が起こり、不純物分子である酸素、炭酸ガス、水が
イオン化され検出される。 N +2N→N4+N (2) N+2N→N3+N (3) N4+O →O +2N (4) N4+CO →CO +2N (5) N4+HO →H+2N (6) N4+H →N+H+N (7) ここで重要なのは、窒素のイオン化ポテンシャルが、O
,CO,HOより高いため(4),(5),
(6)の反応が起こっていることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、酸素ガ
ス中の不純物成分をイオン化する場合、酸素のイオン化
ポテンシャルが、O,CO,HOより低いため
(4),(5),(6)の反応を利用できない。すなわ
ち、酸素はイオン化ポテンシャルが12.06eVであ
り、含まれている不純物のN(15.58eV),C
(13.77eV),HO(12.61eV)よ
りイオン化ポテンシャルが低い。したがって電荷が移動
できないために不純物イオンの検出が出来ないという問
題点があった。さらに、高濃度の酸素ガス中でコロナ放
電を長時間行うと、放電針7が酸化して放電が不安定と
なり、長時間使用できなかった。
【0006】また、窒素中の水素のイオン化において
は、(7)の反応により行われるが、(4),(5),
(6)の反応に比べ反応速度が2桁程度遅いため、2桁
ほど感度が悪かった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、本発明の1つの目的は、
酸素ガス中の不純分析を行う技術を提供することであ
る。
【0008】本発明のその他の目的は、長時間測定が可
能な酸素ガスの分析技術を提供することである。
【0009】本発明のその他の目的は、窒素ガス中の水
素の分析感度を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による質量分析方法は、試料ガ
スよりイオン化ポテンシャルが高い高純度不活性ガス中
に試料ガスを一定の割合で混合させ、イオン化室で高純
度不活性ガスと試料ガスの混合ガスをイオン化して試料
ガス中の不純物成分を質量分析するものである。
【0011】この第1の態様による質量分析方法によれ
ば、コロナ放電によるイオン化はイオン化室で主成分ガ
スとなる高純度不活性ガスのイオンがイオン化ポテンシ
ャルが高いので、試料ガスの主成分ガスのイオン化ポテ
ンシャルが低くても、試料ガスの不純物成分は高純度不
活性ガスのイオンによりイオン化され、検出が可能とな
る。
【0012】本発明の第2の態様による質量分析方法
は、第1の態様による質量分析法を用いて質量分析する
際に、高純度不活性ガスと試料ガスの混合比により、試
料ガスの希釈率を算出し、混合ガス中の不純物成分の検
出濃度に前記希釈率の逆数を乗算して試料ガス中の不純
物成分の濃度を算出するものである。
【0013】この第2の態様による質量分析方法によれ
ば、高純度不活性ガスと試料ガスの混合比が変化して
も、試料ガス中の不純物濃度を正確に表示できる。
【0014】本発明の第3の態様による質量分析法によ
れば、第1の態様による高純度不活性ガスが、高純度ア
ルゴンガス、高純度窒素ガスのいずれかであるものであ
る。
【0015】この第3の態様による質量分析装法によれ
ば、アルゴンガス、窒素ガスはイオン化ポテンシャルが
それぞれ15.76eV,15.58eVと他の不純物
(H:15.43eV,CO:14.01eV,CO
:13.79eV,HO:12.61eV,O
12.21eV)より高く、ほとんどの不純物をイオン
化することが出来るので検出が可能となる。
【0016】本発明の第4の態様による質量分析法は、
試料ガスとして酸素ガスを用いるものである。
【0017】この第4の態様による質量分析法によれ
ば、今まで検出が不可能だったイオン化ポテンシャルの
低い酸素ガス中の不純物でもイオン化ポテンシャルの高
い高純度不活性ガスのイオンにより電荷が移動できるの
で不純物成分の検出が可能となる。
【0018】本発明の第5の態様による質量分析法は、
高純度不活性ガスとして高純度アルゴンガスを用い、試
料ガスとして窒素ガスを用いることである。
【0019】この第5の態様による質量分析法によれ
ば、窒素ガス中の水素は、窒素ガスと高純度アルゴンガ
スが混合されることにより、高純度アルゴンガス中でイ
オン化され、 ArH+N→N+Ar (8) という高速の反応が起こる。(8)の反応速度は(7)
に比べて2桁大きいので、従来の窒素ガス中の水素の検
出感度を2桁向上させることができる。
【0020】本発明の第6の態様による質量分析法は、
質量分析装置として大気圧イオン化質量分析装置を用い
たものである。
【0021】この第6の態様による質量分析法によれ
ば、減圧状態の化学イオン化に比べ、分子密度が高いの
でイオンと不純物の衝突確率が高く高感度イオン化が可
能となる。もちろん、本発明は、ガスが通流するイオン
化室でガス中の成分のイオン化を行うものであれば、イ
オン化室は大気圧に限らず、減圧状態、あるいは高圧状
態でもよい。
【0022】本発明の第7の態様による試料ガス混合装
置は、ガス流路内に流量制御装置を有するガス混合部を
少なくとも1つ以上備えた高純度不活性ガスと試料ガス
の混合装置において、試料ガスの流れ方向に沿って、試
料ガス流入口の直後に試料ガスが通流する配管内のクリ
ーニングを行うための高純度不活性ガスの供給口を備え
るものである。
【0023】この第7の態様による試料ガス混合装置に
よれば、不純物の含まれた試料ガスをガス流路内に流入
させた場合、試料ガスが通流する配管内面、特に接ガス
面積の多い流量制御装置内面に試料ガス中の不純物が吸
着し、その除去に時間がかかってしまう。しかし、高純
度不活性ガスのパージを行えば吸着している不純物は短
時間除去できる。この場合、高純度不活性ガスの純度は
1ppb以下、パージ流量は1000cc/分以上が望
ましい。
【0024】本発明の第8の態様による試料ガス混合装
置は、第7の態様による試料ガス混合装置において、試
料ガスの通流する配管の直径が、高純度不活性ガスの通
流する配管の直径より小さいものである。
【0025】この第8の態様による試料ガス混合装置に
よれば、不純物の多い試料ガスを高純度不活性ガスによ
りクリーニングする際においても、配管の直径が小さい
ので配管内の高純度不活性ガスの流速をあげることが可
能となり、短時間で不純物濃度を下げることができる。
また、ガスの混合を行う際に流速の速い試料ガスが高純
度不活性ガス中に流入できるため、乱流になり易く短い
距離で均一な混合が可能となる。この結果、混合配管の
長さも短くでき、装置も小さくすることが可能となる。
この場合、試料ガスの配管は直径が1/8インチ以下の
ものが望ましい。
【0026】本発明の第9の態様による試料ガス混合装
置は、2つの流量制御装置と、その流量制御装置により
流量制御されたガスを混合するためのT字管からなるガ
ス混合部を少なくとも2つ以上備えた2段希釈以上の試
料ガス混合装置において、前段のガス混合部のT字管と
後段のガス混合部の流量制御装置の間に分岐してなる混
合ガスの排気口を備え、該排気口にバックプレッシャレ
ギュレータを備えるものである。
【0027】この第9の態様による試料ガス混合装置に
よれば、第7の態様の2段希釈において、前段の希釈ガ
スを捨てる際に、バックプレッシャレギュレータにより
配管内を一定圧力の陽圧状態にして、後段の流量制御装
置の流量制御の精度を向上させることができる。
【0028】本発明の第10の態様による試料ガス混合
装置は、前記ガス混合部の最終段のT字管の後に、ガス
の流れ方向に沿って、混合ガス供給口、バックプレッシ
ャーレギュレータ、流量制御装置の順で構成されるもの
である。
【0029】この第10の態様による試料ガス混合装置
によれば、ガスの流れ方向に沿って、混合ガスの供給口
より後方にあるバックプレッシャーレギュレータによ
り、混合ガスの供給圧力を制御できる。また、最終段の
希釈率を制御する2台の流量制御装置の流量を加算した
流量から、ガスの流れ方向に沿って、混合ガスの供給口
より後方にある流量制御装置の流量を差し引いた流量値
が、混合ガスの供給口より供給される流量となり、混合
ガスの供給圧力を制御しながら、供給流量も制御でき
る。
【0030】本発明の第11の態様による試料ガス混合
装置は、配管の材質に配管内面の水素、水分、有機物を
ガスを通流させながら加熱除去した配管(ハイパーチュ
ーブ)を用いるものである。
【0031】この第11の態様による試料ガス混合装置
によれば、配管内に直接不純物を含んだ試料ガスを流入
させるため、配管内面に試料ガス中の不純物成分が吸着
しやすく除去しにくいが、ハイパーチューブは、あらか
じめ配管内面の水素ガスを除去しているため、配管内面
に存在する水素結合を起しやすい部分が少ないので、水
分子や有機物分子が吸着しにくく、また、高純度不活性
ガスのパージにより短時間で配管内の不純物成分を除去
できる。
【0032】
【本発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を
参照して説明すると、図1の実施例は、請求項1項記載
の質量分析方法を用いた大気圧イオン化質量分析装置を
示す概略構成図である。
【0033】図1に示す大気圧イオン化質量分析装置
は、従来の技術で説明した大気圧イオン化質量分析装置
のイオン化室1に高純度不活性ガス14と試料ガス15
を混合するためのT字管16を備えるものである。試料
ガスの流路17の直径は高純度不活性ガスの流路18の
直径に比べ小さく、速い流速で高純度不活性ガス14の
流れの中に流入されるようになっている。
【0034】図2の実施例は、請求項2項記載の質量分
析方法を用いた大気圧イオン化質量分析装置を示す概略
構成図であり、図1の実施例の試料ガスの流路17に流
量制御装置19を備え、高純度不活性ガスの流路18に
流量制御装置20を備え、その測定データがケーブル2
1、22により、コンピュータ23に伝わり、試料ガス
15の希釈率が計算できるようにしたものである。ま
た、コンピュータ23には、検出部13の信号もケーブ
ル24により伝わり、混合ガス中の不純物濃度に希釈率
の逆数を乗算して、試料ガス15中の不純物濃度がわか
るようになっている。
【0035】図3の実施例は、試料ガス15の流れ方向
に沿って、試料ガス流入口38の直後に試料ガス15が
通流する配管内のクリーニングを行ための高純度不活性
ガスの供給口25を備えるものである。
【0036】図4の実施例は、流量制御装置26、2
7、28、29とT字管30、31からなる2段のガス
混合部において、ガスの流れ方向に沿って、第1のガス
混合部のT字管30と第2のガス混合部の流量制御装置
28の間に分岐してなる混合ガスの排気口32を備え、
該排気口32にバックプレッシャレギュレータ33を備
えるものである。
【0037】図5の実施例は、ガスの流れ方向に沿っ
て、前記ガス混合部の最終段のT字管31の後に、混合
ガス供給口34、バックプレッシャーレギュレータ3
5、流量制御装置36の順で構成されるものである。ま
た、流量制御装置36とコンピュータ23の間はケーブ
ル37により接続され、流量制御装置26、27、2
8、29と同様にコンピュータ23により制御できるよ
うになっている。
【0038】さらに、特に図示しないが、全ての実施例
において各高純度不活性ガスの供給口及び試料ガスの供
給口にバルブを有するものもある。
【0039】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、酸素ガス中
の不純分析を行うことが可能となる。また、酸素ガスの
測定が長時間可能となる。また、窒素ガス中の水素の分
析感度を向上させることが可能となる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る質量分析方法を用いた大気圧イオ
ン化質量分析装置の一例を示した断面的説明図である。
【図2】本発明に係る質量分析方法を用いた大気圧イオ
ン化質量分析装置の他例を示した断面的説明図である。
【図3】本発明に係る試料ガス混合装置を備えた大気圧
イオン化質量分析装置を示した断面的説明図である。
【図4】本発明に係る試料ガス混合装置を備えた大気圧
イオン化質量分析装置の更に他例を示した断面的説明図
である。
【図5】本発明に係る試料ガス混合装置の一例を示した
断面的説明図である。
【図6】本発明に係る質量分析装置の従来の実施例を示
した断面的説明図である。
【符号の説明】
1 イオン化部 2 差動排気部 3 質量分析部 4 ガス流入口 5 ガス流出口 6 放電針 7 試料ガス 8 細穴 9 細穴 10 真空ポンプ 11 真空ポンプ 12 質量分離部 13 検出部 14 高純度不活性ガス 15 試料ガス 16 T字管 17 試料ガスの流路 18 高純度不活性ガスの流路 19 流量制御装置 20 流量制御装置 21 ケーブル 22 ケーブル 23 コンピュータ 24 ケーブル 25 高純度不活性ガスの供給口 26 流量制御装置 27 流量制御装置 28 流量制御装置 29 流量制御装置 30 T字管 31 T字管 32 混合ガスの排気口 33 バックプレッシャーレギュレータ 34 混合ガス供給口 35 バックプレッシャーレギュレータ 36 流量制御装置 37 ケーブル 38 試料ガス流入口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスが通流するイオン化室でガス中の成
    分のイオン化を行い、少なくとも1つ以上の細穴を介し
    て、イオンを真空中に導き、質量分析を行う質量分析装
    置において、試料ガスよりイオン化ポテンシャルが高い
    高純度不活性ガス中に試料ガスを一定の割合で混合さ
    せ、イオン化室で高純度不活性ガスと試料ガスの混合ガ
    スをイオン化して試料ガス中の不純物成分を質量分析す
    る質量分析方法。
  2. 【請求項2】 前記高純度不活性ガスと試料ガスの混合
    比により、試料ガスの希釈率を算出し、混合ガス中の不
    純物成分の検出濃度に前記希釈率の逆数を乗算して試料
    ガス中の不純物成分の濃度を算出することを特徴とする
    請求項1に記載の質量分析方法
  3. 【請求項3】 前記高純度不活性ガスが、高純度アルゴ
    ンガス、高純度窒素ガスのいずれかであることを特徴と
    する請求項1乃至2のいずれかに記載の質量分析方法。
  4. 【請求項4】 前記試料ガスが酸素ガスであることを特
    徴とする請求項1、2乃至3のいずれかに記載の質量分
    析方法。
  5. 【請求項5】 前記高純度不活性ガスが高純度アルゴン
    ガスであり、前記試料ガスが窒素ガスであることを特徴
    とする請求項1乃至2のいずれかに記載の質量分析方
    法。
  6. 【請求項6】 前記質量分析装置が大気圧イオン化質量
    分析装置であることを特徴とする請求項1、2、3、4
    乃至5のいずれかに記載の質量分析方法。
  7. 【請求項7】 ガス流路内に流量制御装置を有するガス
    混合部を少なくとも1つ以上備えた高純度不活性ガスと
    試料ガスの混合装置において、試料ガスの流れ方向に沿
    って、試料ガス流入口の直後に試料ガスが通流する配管
    内のクリーニングを行うための高純度不活性ガスの供給
    口を備えることを特徴とする試料ガス混合装置
  8. 【請求項8】 試料ガスの通流する配管の直径が、高純
    度不活性ガスの通流する配管の直径より小さいことを特
    徴とする請求項7記載の試料ガス混合装置
  9. 【請求項9】 2つの流量制御装置と、その流量制御装
    置により流量制御されたガスを混合するためのT字管か
    らなるガス混合部を少なくとも2つ以上備えた2段希釈
    以上の試料ガス混合装置において、前段のガス混合部の
    T字管と後段のガス混合部の流量制御装置の間に分岐し
    てなる混合ガスの排気口を備え、該排気口にバックプレ
    ッシャレギュレータを備えることを特徴とする請求項7
    乃至8のいずれかに記載の試料ガス混合装置
  10. 【請求項10】 前記ガス混合部の最終段のT字管の後
    に、ガスの流れ方向に沿って、混合ガス供給口、バック
    プレッシャーレギュレータ、流量制御装置の順で構成さ
    れることを特徴とする請求項7、8乃至9のいずれかに
    記載の試料ガス混合装置
  11. 【請求項11】 配管の材質に配管内面の水素、水分、
    有機物を高純度ガスを通流させながら加熱除去した配管
    (ハイパーチューブ)を用いることを特徴とする請求項
    7、8、9乃至10のいずれかに記載の試料ガス混合装
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