JPH10239199A - 真空度測定装置 - Google Patents

真空度測定装置

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JPH10239199A
JPH10239199A JP4549697A JP4549697A JPH10239199A JP H10239199 A JPH10239199 A JP H10239199A JP 4549697 A JP4549697 A JP 4549697A JP 4549697 A JP4549697 A JP 4549697A JP H10239199 A JPH10239199 A JP H10239199A
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vacuum
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Masakazu Hayashi
正和 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサを組み込んだ測定対象の真空度を正確
に測定することのできる真空度測定装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、測定対象に埋め込まれ、前記
測定対象内部の真空度を検出し、この検出された真空度
を算出する第1の算出手段(29)と、前記測定対象に
埋め込まれ、前記第1の算出手段により算出された真空
度に対応する振動を発生する発生手段(29)と、前記
発生手段によって発生した振動に基づいて前記測定対象
内部の真空度を算出する第2の算出手段(22,2
3))とを具備することを特徴とする真空度測定装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象内部の真
空度を測定する真空度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空断熱材(真空パネル)の内部
真空度を測定するための装置には、特開昭61−107
126号公報に示すように、真空パネルの変位を外部か
ら検出することにより真空度を測定する真空度測定装置
がある。
【0003】しかし、このような真空度測定装置は、真
空パネルを製品に組み込む前に内部真空度を測定するた
めのものである。従って、このような真空度測定装置に
おいては、真空パネルを製品に組み込んだ後に、例え
ば、1時間〜1日、さらには、数年〜10数年に至るま
での真空パネルの内部真空度の経時的変化を測定するこ
とは、製品の解体をすることが必要となり殆ど行なうこ
とができなかった。
【0004】そこで、あらかじめ内部真空度を測定する
センサを真空パネルに組み込んだ真空度測定装置が考え
られている。このような方式の従来の真空度測定装置の
真空計は、金属パイプを測定部(主に、真空チャンバ
−)にOリングとネジを介して組み立てるような構造と
なっている。
【0005】このような構造の真空度測定装置は、真空
センサをチャンバーに取り付け、なおかつチャンバーは
別に真空度測定装置の真空ポンプで真空引きすることを
前提としている。真空ポンプにより、常に真空引きしな
がら真空パネルの内部真空度を測定する場合には、Oリ
ング部からわずかなリークが存在しても真空ポンプ排気
量に比して充分小さなリーク量であって、真空度の測定
には影響を及ぼさない。
【0006】しかしながら、真空パネルの製造時に真空
引きを行ない、その状態を製造後、数年〜数十年保持し
ようとするような真空パネルについては、このような真
空センサの取り付け構造を有する真空度測定装置では真
空度を測定することが難しい。
【0007】このようなことから、真空センサの取り付
け構造を変えた真空度測定装置が考えられている。図6
は、このような真空度測定装置の構造を示す図である。
同図に示すように、この真空度測定装置においては、製
品Aのウレタンなどの断熱材5に組み込まれている真空
パネル2の内部に真空センサ1が組み込まれている。こ
の真空センサ1は、クリスタルゲージのような充分に小
さなものであり、リード線3、コネクタ4を介して、セ
ンサ1を制御するための制御回路6に接続されている。
【0008】この制御回路6には、信号処理回路7が接
続されている。信号処理回路7は、制御回路6を介して
出力されるセンサ1の出力信号の信号処理を行なうもの
である。上記制御回路6、信号処理回路7は、コネクタ
8を介して電源に接続される。また、制御回路6は、コ
ネクタ4を介して着脱自在にセンサ1に接続することが
できる構成となっており、真空パネル2の真空度の測定
を行なう場合には、コネクタ4を介して制御回路6をセ
ンサ1に接続する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した真空度測
定装置においては、真空パネル2を包む2枚のシール材
11a,11bを加熱圧着する際に、その間に、リード
線3を挟みこむ必要がある。しかしながら、シール材1
1a,11bは、実際には、アルミラミネートフィルム
などの高分子フィルムであり、このようなシール材の真
空シールは、同じ材料同士でないと非常に難しい。
【0010】このような難しい真空シールにおいて、シ
ール部分Bにリード線3などの異種材料を挟み込む場合
には、一般に、リークの発生しない真空パネル2のよう
な目標性能を保持することはできないという問題があっ
た。
【0011】また、真空センサ1を組み込んだ真空パネ
ル2と実際のサンプルである真空パネルとのシール形状
が異なり、測定される真空度が実際のサンプルの真空度
と異なってしまうという問題があった。
【0012】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、測定対象にセンサを埋め込み、このセンサを埋
め込んだ測定対象の真空度を正確に測定することのでき
る真空度測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、まず、上記目的
を達成するために第1の発明は、測定対象に埋め込ま
れ、前記測定対象内部の真空度を算出する第1の算出手
段と、前記測定対象に埋め込まれ、前記第1の算出手段
により算出された真空度に対応する振動を発生する発生
手段と、前記発生手段によって発生した振動に基づいて
前記測定対象内部の真空度を算出する第2の算出手段と
を具備する真空度測定装置である。
【0014】また、第2の発明は、第1の発明の真空度
測定装置において、前記第1の算出手段は、所定の周波
数の信号を発振する発振器と、前記発振器から発振した
信号を前記測定対象内部の真空度に基づいて変化させる
圧力センサと、前記圧力センサによって変化させられた
信号に基づいて、前記測定対象内部の真空度を算出する
演算器とを具備する真空度測定装置である。
【0015】さらに、第3の発明は、第2の発明の真空
度測定装置において、前記圧力センサは水晶振動子であ
る真空度測定装置である。さらに、第4の発明は、第1
の発明の真空度測定装置において、前記発生手段は、前
記第1の算出手段により算出された真空度に対応する振
動を発生する圧電素子を具備する真空度測定装置であ
る。
【0016】さらに、第5の発明は、第1の発明の真空
度測定装置において、前記第2の算出手段は、前記発生
手段により発生した振動を電気的信号に変換する変換手
段と、前記変換手段により変換された電気信号に基づい
て、前記測定対象内部の真空度を算出する第3の算出手
段とを具備する真空度測定装置である。
【0017】次に、本発明の作用について説明する。第
1の発明によれば、測定対象に埋め込まれた第1の算出
手段により、測定対象内部の真空度を算出する。そし
て、測定対象に埋め込まれた発生手段により、第1の算
出手段により算出された真空度に対応する振動を発生す
る。
【0018】次に、第2の算出手段により、発生手段に
よって発生させられた振動に基づいて測定対象内部の真
空度を算出するので、リード線などの測定のための信号
線を測定対象から外部に引き出すことなく、正確に真空
度を測定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態に係る真空度測定装置ついて説明する。図1
は本発明の一実施の形態に係る真空度測定装置の構成を
示す図である。
【0020】同図に示すように、本実施の形態の真空度
測定装置は、真空パネル21、振動検出センサ22、信
号処理回路23を備えている。真空パネル21は、製品
A(たとえば、冷蔵庫の筺体)の外壁24と内壁25と
の間に充填されたウレタンなどの断熱材26に、製品A
の製造途中に埋め込まれる。この真空パネル21の大き
さは、厚さ10(〜30)×200(〜600)角[m
m]程度である。
【0021】真空パネル21は、コア材と呼ばれるウレ
タン27とシール材と呼ばれるフィルム28a,28b
を真空チャンバ内に設置し、例えば、所定の真空度0.
05[Torr]まで真空引きを行ない、この目標真空
度に到達した時点でフィルムの4角を加熱圧着すること
により、所定の真空度を有する真空パネルが製造され
る。
【0022】ここで、真空パネル21の内部のコア材で
あるウレタン27には、真空計29が埋め込まれている
が、真空パネル21からは、信号線は引き出されていな
い。このため、真空計が埋め込まれた真空パネルと、埋
め込まれていない真空パネルとのフィルム28a,28
bのシール条件は同じである。
【0023】図2は、真空計29の構成を示す図であ
る。同図に示すように、この真空計29は、圧電素子
(振動変換器)31、電池32、制御回路33、圧力セ
ンサ(水晶振動子)34を備えている。
【0024】この真空計29の圧力センサ34はφ2
[mm]×長さ5[mm]、圧電素子31の大きさはφ
2(〜10)[mm]×長さ5(〜20)[mm]、電
池32は、ボタン型であり、φ10(〜20)[mm]
×厚さ1(〜3)[mm]、制御回路33は、小型基板
であって、30[mm]角×厚さ2(〜5)[mm]程
度の大きさである。
【0025】このような製品Aにおいては、真空パネル
21が、外部のなんらかの要因である期間のうちに真空
度が悪化(例えば、真空パネル21にピンホールができ
る場合)することがある。このように、真空度が悪化す
ることにより断熱性能が劣化すると、製品Aの使用期間
が、数カ月乃至数年単位である場合には、断熱性が0.
006kcal/mhc°より大きくなってしまう。
【0026】そこで、このことを確認するために、真空
パネル21の真空度を測定する場合には、製品Aの外壁
24の表面に振動検出センサ22を密着させて、この振
動検出センサ22によって、真空計29の圧電素子31
から発生する真空パネル21の真空度に対応する機械的
振動fを検出する。この振動検出センサ22は、外壁2
4にゴムなどを介して密着させる構成であり、真空パネ
ル21の内部真空度を測定する場合にのみ、振動検出セ
ンサ22を接触させればよい。
【0027】そして、この振動検出センサ22から機械
的振動fを電圧信号Vfとして信号処理回路23に送信
し、この信号処理回路23において、電信号Vfから真
空パネル21の内部真空度を測定する。
【0028】図3は、真空計の制御回路のブロック図で
ある。同図に示すように、この真空計29の制御回路3
3は、発振器41、電流・電圧変換器42、全波整流器
43、A/D変換器44、プロセッサ45、D/A変換
器46、V/A変換器47、駆動回路48を備えてい
る。
【0029】発振器41は、圧力センサ34に約32
[kHz]のsin波信号Eを印加する。圧力センサ
(水晶振動子)34は、発振器41から印加される信号
Eを真空パネル21内部の真空度に対応して変化させ
る。この圧力センサ34による信号Eの変化は、共振イ
ンピーダンスが気体の摩擦による効力、すなわち圧力に
よって変化する原理に基づいて、そのインピーダンスが
変化することに基づく。
【0030】電流・電圧変換器42は、圧力センサ34
から出力される変化させられた信号Eの電流値を電圧変
換し、信号Sとして出力する。全波整流器43は、電流
・電圧変換器42から出力される信号Sの全波整流を行
ない、定電圧信号Soとして出力する。
【0031】A/D変換器44は、全波整流器43から
出力される定電圧信号Soをデジタル信号に変換する。
演算器であるプロセッサ45は、A/D変換器44によ
ってデジタル信号に変換された定電圧信号Soを取り込
み、この取り込まれた定電圧信号Soに基づいて真空度
Pを算出し、この算出された真空度Pを示すデジタル信
号Dpを出力する。
【0032】D/A変換器46は、プロセッサ45から
出力されるデジタル信号Dpをアナログ信号Apに変換
する。V/A変換器47は、D/A変換器46から出力
されるアナログ信号Apに基づいて周波数fpのsin
波信号を出力する。
【0033】駆動回路48は、V/A変換器47から出
力されるsin波信号を圧電素子31に印加する。これ
により、圧電素子31から、周波数fpの機械的な振動
が発生する。
【0034】次に、本実施の形態の真空度測定装置の作
用について説明する。まず、制御回路33の発振器41
により、圧力センサ34に、図4(a)に示すような約
32[kHz]のsin波信号Eを印加する。なお、同
図において、Eoは、信号Eのピーク値を示す。圧力セ
ンサ(水晶振動子)41は、上述のように、真空パネル
21の真空度に応じて、そのインピーダンスが変化する
ため、素子を流れる電流が変化する。
【0035】電流・電圧変換器42は、圧力センサ34
から出力される変化させられた信号Eの電流値を電圧変
換し、図4(b)に示すように、電圧信号Sとして出力
する。同図において、Soは、電圧信号Sのピーク値を
示す。従って、電流・電圧変換器42から出力される信
号の電流値が変化すると電圧信号Sも変化することにな
る。
【0036】次に、電流・電圧変換器42から出力され
た電圧信号Sは、全波整流器43によって、全波整流さ
れ、定電圧信号Soとされ、A/D変換器44によって
デジタル信号に変換される。
【0037】プロセッサ45は、A/D変換器44によ
ってデジタル信号に変換された定電圧信号Soを取り込
む。そして、プロセッサ45は、sin波信号のピーク
値であるSoから下記の(1)式に基づいて、真空計2
9にて測定された真空度Pを算出する。
【0038】So = k・log(P) … (1) ここで、kは定数である。そして、プロセッサ45は、
真空度Pを示すデジタル信号DpをD/A変換器46に
出力する。D/A変換器46は、プロセッサ45から出
力されるデジタル信号Dpをアナログ信号Apに変換
し、V/A変換器47に出力する。
【0039】V/A変換器47は、図4(c)に示すよ
うに、D/A変換器46から出力されるアナログ信号A
pに基づいて周波数fpのsin波信号を駆動回路48
に出力する。
【0040】ここで、アナログ信号Apとsin波信号
の周波数fpとの関係は、図5に示すような比例関係に
設定されている。例えば、真空度Pが1[Pa]の場合
には、周波数fpが100[kHz]のsin波信号が
駆動回路48に出力されることになる。
【0041】駆動回路48は、V/A変換器47から出
力されるsin波信号を圧電素子31に印加する。これ
により、圧電素子31から、周波数fpの機械的な振動
が発生する。
【0042】圧電素子31から発生した周波数fpの機
械的な振動は、図1に示すように、真空パネル21のウ
レタン27、フィルム28a,28bと、断熱材26
と、外壁24とを介して、振動検出センサ22に到達す
る。
【0043】振動検出センサ22は、この周波数fpの
機械的振動をsin波電圧信号Vfに変換し、このsi
n波信号Vfを信号処理回路23に出力する。信号処理
回路23は、振動検出センサ22から出力されたsin
波信号Vfの周波数fpを算出し、図5に示した周波数
fpと真空度Pとの関係から真空度Pを算出する。
【0044】なお、上述の実施の形態においては、電池
32によって、制御回路33に電力を供給しているが、
腕時計においてみられるように、制御回路33をC−M
OSトランジスタで構成すれば、真空計29の寿命を5
年〜10年にすることができることはいうまでもない。
【0045】また、本実施の形態の真空度測定装置にお
いては、下記のような変形を行なうことも可能である。 (1) 圧力センサの変形 本実施の形態においては、圧力センサは、水晶振動子の
共振インピーダンスが真空度により変化するものを使用
したが、水晶振動子ではなく、圧電素子によって作られ
た音サで、この周波数や振幅が真空度で変化する方式の
センサを用いてもよい。
【0046】また、ピラニゲージなど熱の輸送量を用い
るもの、バラトロンなど圧力による融壁の変形量を利用
するもの、シリコン薄膜の変形量をキャパシタンスの変
化でとらえるもの、シリコンの変形量をシリコンでつく
った歪ゲージの抵抗として検出するもの、電子の放出量
を利用するものなど真空度測定に利用されている全ての
検出器を利用することができる。
【0047】(2) 振動変換器の変形 本実施の形態においては、圧電素子による振動変換を用
いたが、ムービングコイルを用いても同様に、振動変換
を行なうことができる。また、信号媒体とてては、機械
振動(音波、超音波を含む。)以外にも、 (a) シール材が透明なフィルムの場合には、LED
/光ディテクターの組み合わせにより、光・赤外光・紫
外光などによって伝達を行なうことも可能である。
【0048】(b) また、シール材がアルミフィルム
を含まず静電シールド効果がない場合には、電波による
伝達が最適である。 (3) 変調方式の変形 本実施の形態においては、プロセッサ45で検出された
真空度Pは、信号を周波数変調(FM)することにより
伝達したが、振幅変調(AM)、パルス幅変調(PA
M)などの信号の伝達に使用されている全ての変調方式
を使用することができる。
【0049】(4) バッテリーの変形 本実施の形態においては、バッテリーとしてボタン型電
池を使用したが、(2)(a),(b)のように、透明
フィルムのケース及び静電シールド効果のないフィルの
ケースでは、光や電波を真空パネルの外部から送りこん
で、これをエネルギー源として制御回路を動作させるこ
とも可能である。
【0050】従って、本実施の形態の真空度測定装置に
よれば、真空パネル21からリード線を引き出すことな
く、真空パネル21に埋め込んだ真空計21の感知した
真空度Pを製品Aの外部から測定することができるの
で、正確に真空パネル21の内部真空度を測定すること
ができる。
【0051】また、本実施の形態の真空度測定装置にお
いては、センサとして水晶振動子、変換器として圧電素
子、電池としてボタン電池を用いたことで、真空計の全
体を極めて小さく(20mm×20mm×5mm)でき
るため、真空パネルの断熱性をこわすことなく、内部真
空度を正しく測定できるようになった。
【0052】さらに、水晶振動子、圧電素子、制御回路
にCMOS回路を用いることにより、真空度測定装置の
消費電力を小さくすることができ(数10〜数100μ
W)、ボタン電池を用いることができる様になった。ま
た、電池による測定時間を数年〜10数年にすることが
できるようになった。さらに、水晶振動子も圧電素子も
汎用素子であるため、このコストは低く、低価格で真空
度測定装置を製造することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
測定対象の真空度を正確に測定することのできる真空度
測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る真空度測定装置の
構成を示す図である。
【図2】同一実施の形態における真空度測定装置の真空
計の構成を示す図である。
【図3】同一実施の形態における真空度測定装置の真空
計の制御回路のブロック図である。
【図4】同一実施の形態における真空度測定装置の各部
における信号波形を示す図である。
【図5】真空度Pと周波数fpとの関係を示す図であ
る。
【図6】従来の真空測定装置の構造を説明するための図
である。
【符号の説明】
A…製品、 B…シール部、 1…真空センサ、 2…真空パネル、 3…リード線、 4…コネクタ、 5…断熱材、 6…制御回路、 7…信号処理回路、 8…コネクタ、 11a,11b…シール材、 21…真空パネル、 22…振動検出センサ、 23…信号処理回路、 24…外壁、 25…内壁、 26…断熱材、 27…ウレタン、 28a,28b…フィルム、 29…真空計、 30…信号線、 31…圧電素子(振動変換器)、 32…電池、 33…制御回路、 34…圧力センサ(水晶振動子)、 41…発振器、 42…電流・電圧変換器、 43…全波整流器、 44…A/D変換器、 45…プロセッサ、 46…D/A変換器、 47…V/A変換器、 48…駆動回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象に埋め込まれ、前記測定対象内
    部の真空度を算出する第1の算出手段と、 前記測定対象に埋め込まれ、前記第1の算出手段により
    算出された真空度に対応する振動を発生する発生手段
    と、 前記発生手段によって発生した振動に基づいて前記測定
    対象内部の真空度を算出する第2の算出手段とを具備す
    ることを特徴とする真空度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の算出手段は、 所定の周波数の信号を発振する発振器と、 前記発振器から発振した信号を前記測定対象内部の真空
    度に基づいて変化させる圧力センサと、 前記圧力センサによって変化させられた信号に基づい
    て、前記測定対象内部の真空度を算出する演算器とを具
    備することを特徴とする請求項1記載の真空度測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記圧力センサは水晶振動子であること
    を特徴とする請求項2記載の真空度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記発生手段は、前記第1の算出手段に
    より算出された真空度に対応する振動を発生する圧電素
    子を具備することを特徴とする請求項1記載の真空度測
    定装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の算出手段は、 前記発生手段により発生した振動を電気的信号に変換す
    る変換手段と、 前記変換手段により変換された電気信号に基づいて、前
    記測定対象内部の真空度を算出する第3の算出手段とを
    具備することを特徴とする請求項1記載の真空度測定装
    置。
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