JPH10238966A - 冷水塔 - Google Patents

冷水塔

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JPH10238966A
JPH10238966A JP3908397A JP3908397A JPH10238966A JP H10238966 A JPH10238966 A JP H10238966A JP 3908397 A JP3908397 A JP 3908397A JP 3908397 A JP3908397 A JP 3908397A JP H10238966 A JPH10238966 A JP H10238966A
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攻 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白煙の発生を防止し得る冷水塔の建築コスト
の削減と小型化を図る。 【解決手段】 湿式・乾式切替領域18に連通する全て
の散水口6を温水槽5内で紆余曲折する仕切板23によ
り櫛歯状に区画して共通の区画領域24に開口させ、こ
の領域24と該領域24以外の貯水領域25とにおいて
仕切板23により互い違いに深く入り込んだ袋小路とし
て形成される複数列の分配通路26に連通して該各通路
26の並び方向に延びる供給通路27上に、該通路27
に沿って延び且つその下面に多数の散水孔28を長手方
向略全域に亘って開口した散水ヘッダ29を夫々配設
し、領域25側のヘッダ29の一端に対し温水7を供給
する温水供給管30を接続すると共に、該供給管30か
ら分岐した枝管31を領域24側のヘッダ29の一端に
対し温水7の分配を適宜に遮断し得るよう接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷水塔に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の冷水塔の一例を示すもの
で、この冷水塔は、ケーシング1の頂部に設けられた送
風機2を有する排気口3と、ケーシング1の外周に形成
された外気取入口4と、ケーシング1内の上部における
排気口3周囲に設けられた温水槽5と、該温水槽5の下
側に配置され且つ温水槽5下面の散水口6から流下させ
た温水7を送風機2により外気取入口4から取り込んだ
外気8と熱交換させて冷却する熱交換部9とを備えてお
り、該熱交換部9は、温水槽5の直下に設けたフィン付
きチューブ10からなる乾式空気加熱部11と、該乾式
空気加熱部11の下側に配置され且つ例えばシート状の
合成樹脂材の表面に凹凸を有した熱交換面材を多数並列
に起立させて備えることにより外気8の流通空間を確保
した充填材12とにより構成されている。
【0003】尚、図中13は冷却後の水を回収する底部
水槽である。
【0004】斯かる冷水塔においては、温水槽5の温水
7を散水口6から乾式空気加熱部11のフィン付きチュ
ーブ10内を通して流下させた後に、その下部の充填材
12に沿わせて流下させ、同時に送風機2により外気取
入口4から外気8を吸引して乾式空気加熱部11及び充
填材12を横方向に流通させることにより前記温水7の
冷却を行うようにしている。
【0005】このとき、前記充填材12に沿って流下す
る温水7は、外気8と直接熱交換されることにより効果
的に冷却されるが、一方、充填材12において温水7と
熱交換を行った外気8は、昇温されると共に湿度が略1
00%の湿り空気14となるので、この湿り空気14を
そのまま冷水塔外部に排出すると、外気温度が低い場合
に白煙を生じることがある。
【0006】このような白煙の発生は、外気を汚染して
いるかの如き誤解を近隣居住者等に与える結果となり、
また、白煙が地上に降りて周囲に霧のように立ちこめる
ことにより視界不良を招く等の不具合があるので、白煙
を極力発生させないようにする要求が高まっている。
【0007】この為、図示する例においては、温水7を
乾式空気加熱部11のフィン付きチューブ10内を通し
て流下させる際に、フィン付きチューブ10の外周に沿
って流通する外気8を乾式で加熱することにより湿度が
極めて低い乾き空気15とし、この乾き空気15を送風
機2によって前記湿り空気14に混合して排気口3から
排出される空気の湿度を低減し、白煙の発生を防止する
ようにしているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た如き従来の冷水塔においては、白煙の発生を防止する
為の乾き空気15を作る為に、フィン付きチューブ10
による専用の乾式空気加熱部11を設けるようにしてい
る為、構造が複雑化して建築コストが高騰すると共に、
フィン付きチューブ10による間接的な熱交換である為
に熱交換効率を高めることができず、従って大きな容量
が必要となって乾式空気加熱部11の構造が大型化し、
冷水塔の高さ寸法が増大して冷水塔全体の大型化を招く
という問題があった。
【0009】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、白煙の発生を防止し得る冷水塔の建築コストの削減
と小型化を図り得るようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、温水槽の下面
に開口した複数の散水口から温水槽直下の充填材に温水
を散水し、該充填材の表面を流下する温水に外気を直接
接触させて温水を冷却する冷水塔であって、充填材を互
いに外気の流通空間を隔絶した常時湿式領域と湿式・乾
式切替領域とに区分して交互に配置し、該湿式・乾式切
替領域を常時湿式領域とは別に散水し得るよう前記湿式
・乾式切替領域に連通する全ての散水口を温水槽内で紆
余曲折する仕切板により櫛歯状に区画して共通の区画領
域に開口させ、該区画領域と温水槽内の区画領域以外の
貯水領域とに対し、前記仕切板により互い違いに深く入
り込んだ袋小路として形成される複数列の分配通路に連
通して該各分配通路の並び方向に延びる供給通路上に、
該供給通路に沿って延び且つその下面に多数の散水孔を
長手方向略全域に亘って開口した散水ヘッダを夫々配設
し、貯水領域側の散水ヘッダの一端に対し温水を供給す
る温水供給管を接続すると共に、該温水供給管から分岐
した枝管を区画領域側の散水ヘッダの一端に対し温水の
分配を適宜に遮断し得るよう接続したことを特徴とする
ものである。
【0011】而して、白煙が発生する虞れが無い時(外
気温度が高い時)に、温水供給管から貯水領域側の散水
ヘッダに温水を供給すると共に、温水供給管から枝管を
介し区画領域側の散水ヘッダにも温水を分配すると、貯
水領域及び区画領域における各供給通路に各散水ヘッダ
の長手方向略全域の多数の散水孔から温水が比較的低い
流出速度となって細かく散水されるので、前記各供給通
路の長手方向に略均等に温水が供給され、前記各供給通
路の夫々に連通している複数列の分配通路に対しても略
均等に温水が分配されて前記各分配通路の奥まで良好に
行き亘り、充填材における常時湿式領域と湿式・乾式切
替領域の両方に均一性の高い良好な散水が行われて充填
材の全領域で外気による温水の直接冷却が効果的に行わ
れる。
【0012】一方、白煙が発生する虞れがある時(外気
温度が低い時)に、温水供給管から区画領域への温水の
分配を遮断すると、温水が散水されている常時湿式領域
での外気による温水の直接冷却と、温水が散水されてい
ない湿式・乾式切替領域を流通する外気の乾式加熱とが
同時に行われ、前記直接冷却によって生じる湿り空気
に、乾式加熱によって生じる乾き空気が混合されて白煙
の発生が防止される。
【0013】この際に、貯水領域への温水の供給は、散
水ヘッダの長手方向略全域の多数の散水孔から比較的低
い流出速度で細かく散水されているので、温水の分配が
遮断されている区画領域に対し水しぶきが入るような不
具合がなくなり、湿式・乾式切替領域に湿気を侵入させ
ることなく良好な外気の乾式加熱を行うことが可能とな
る。
【0014】このようにすれば、充填材の一部を湿式・
乾式切替領域として利用しているので、フィン付きチュ
ーブによる専用の乾式空気加熱部を不要とすることが可
能となる。
【0015】また、本発明においては、散水ヘッダを温
水の流れ方向上流側から下流側にかけて徐々に縮径する
よう形成することが好ましく、このようにすれば、散水
ヘッダの一端側に供給された温水が他端側に到るまでの
間に減少する水量分に見合うよう流路断面積を漸減して
散水ヘッダの長手方向における圧力分布を略均一に保持
することが可能となる。
【0016】更に、温水槽内を区画する仕切板の適宜位
置に開閉可能な連通口を設けるようにしても良く、この
ようにすれば、白煙が発生する虞れが無い時(外気温度
が高い時)に、前記連通口を開けておくことにより貯水
領域と区画領域とにおける水位差をなくすことが可能と
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0018】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図4と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしている。
【0019】本形態例においては、フィン付きチューブ
による専用の乾式空気加熱部を不要とし、温水槽5の下
側に配置される熱交換部を、以下に詳述する如き充填材
12により構成している。
【0020】即ち、前記充填材12は、シート状の合成
樹脂材の表面に凹凸を付した熱交換面材を多数並列に起
立させて備えることにより上下方向に延びる外気8の流
通空間16を確保した構造となっており、互いに外気8
の流通空間16を隔絶した常時湿式領域17と湿式・乾
式切替領域18とに夫々区分されて交互に配置されてい
る。
【0021】ここで、湿式・乾式切替領域18を形成す
る充填材12の上端は、温水槽5の下面まで延び且つ温
水槽5の下面から下方向きに延ばした隔絶板21により
隣の常時湿式領域17からの温水7の侵入を阻止し得る
よう挾持されている。
【0022】一方、前記温水槽5内は、その直下に配置
される充填材12の湿式・乾式切替領域18を常時湿式
領域17とは別に散水し得るよう湿式・乾式切替領域1
8に連通する全ての散水口6を温水槽5内で紆余曲折す
る仕切板23により櫛歯状に区画して共通の区画領域2
4に開口させるようにしてあり、該区画領域24と温水
槽5内における区画領域24以外の貯水領域25とは、
前記仕切板23により互い違いに深く入り込んだ袋小路
として形成される複数列の分配通路26と、該各分配通
路26に連通して各分配通路26の並び方向に延びる供
給通路27とを有して形成されている。
【0023】また、前記区画領域24と貯水領域25と
における各供給通路27の夫々の上側には、該各供給通
路27に沿って延び且つその下面に多数の散水孔28を
長手方向略全域に亘って開口した散水ヘッダ29が夫々
配設されており、貯水領域25側の散水ヘッダ29の一
端には、温水7を供給する温水供給管30が接続されて
いると共に、区画領域24側の散水ヘッダ29の一端に
は、前記温水供給管30から分岐した枝管31が温水7
の分配を適宜に遮断し得るようバルブ32を介して接続
されている。
【0024】ここで、特に本形態例においては、散水ヘ
ッダ29を温水7の流れ方向上流側から下流側にかけて
徐々に縮径するよう形成しており、散水ヘッダ29の一
端側に供給された温水7が他端側に到るまでの間に減少
する水量分に見合うよう流路断面積を漸減してある。
【0025】更に、前記仕切板23の適宜位置には、貯
水領域25を適宜に区画領域24と連通し得るよう開閉
可能なバルブ33を備えた連通口34が設けられてい
る。
【0026】尚、図中35は温水槽5の下面に開口され
た散水口6に付設された散水ノズルであり、このような
散水ノズル35を散水口6に付設すれば、温水7を充填
材12に対し良好に散水できるが、充填材12相互の間
隔や散水口6の数や配置位置、口径等の調整により省略
することも可能である。
【0027】而して、白煙が発生する虞れが無い時(外
気温度が高い時)に、温水供給管30から貯水領域25
側の散水ヘッダ29に温水7を供給すると共に、温水供
給管30から枝管31を介し区画領域24側の散水ヘッ
ダ29にも温水7を分配すると、貯水領域25及び区画
領域24における各供給通路27に各散水ヘッダ29の
長手方向略全域の多数の散水孔28から温水7が比較的
低い流出速度となって細かく散水されるので、前記各供
給通路27の長手方向に略均等に温水7が供給され、前
記各供給通路27の夫々に連通している複数列の分配通
路26に対しても略均等に温水7が分配されて前記各分
配通路26の奥まで良好に行き亘り、充填材12におけ
る常時湿式領域17と湿式・乾式切替領域18の両方に
均一性の高い良好な散水が行われて充填材12の全領域
で外気8による温水7の直接冷却が効果的に行われる。
【0028】一方、冬期等の白煙が発生する虞れがある
時(外気温度が低い時)に、温水供給管30から区画領
域24への温水7の分配をバルブ32を閉じて遮断する
と、温水7が散水されている常時湿式領域17での外気
8による温水7の直接冷却と、温水7が散水されていな
い湿式・乾式切替領域18を流通する外気8の乾式加熱
とが同時に行われ、前記直接冷却によって生じる湿り空
気に、乾式加熱によって生じる乾き空気が混合されて白
煙の発生が防止される。
【0029】この際に、貯水領域25への温水7の供給
は、散水ヘッダ29の長手方向略全域の多数の散水孔2
8から比較的低い流出速度で細かく散水されているの
で、温水7の分配が遮断されている区画領域24に対し
水しぶきが入るような不具合がなくなり、湿式・乾式切
替領域18に湿気を侵入させることなく良好な外気8の
乾式加熱を行うことが可能となる。
【0030】従って、前述した本形態例の冷水塔によれ
ば、充填材12の一部を湿式・乾式切替領域18として
利用することによって、フィン付きチューブによる専用
の乾式空気加熱部を不要とすることができ、しかも、温
水槽5内を仕切板23で区画するだけで温水槽5を従来
と同じ高さ寸法のまま格別な構造の複雑化を招くことな
く実施できるので、白煙の発生を防止し得る冷水塔の建
築コストの削減と小型化を図ることができる。
【0031】更に、散水ヘッダ29の長手方向略全域の
多数の散水孔28から温水7を比較的低い流出速度とし
て細かく散水させるようにしているので、貯水領域25
及び区画領域24における各供給通路27の長手方向に
略均等に温水7を供給することができ、これによって、
互い違いに深く入り込んだ袋小路として形成される複数
列の分配通路26に対しても略均等に温水7を分配して
良好に行き亘らせることができるので、常時湿式領域1
7と湿式・乾式切替領域18の何れにおいても均一性の
高い良好な散水を行わしめて温水7の直接冷却を効果的
に行うことができる。
【0032】また、温水供給管30から区画領域24へ
の温水7の分配を遮断して白煙の発生を防止する際に、
温水7の分配が遮断されている区画領域24に対し水し
ぶきが入るような不具合がなくなるので、湿式・乾式切
替領域18に湿気を侵入させることなく良好な外気8の
乾式加熱を行うことができる。
【0033】更に、特に本形態例に示した如く、散水ヘ
ッダ29を温水7の流れ方向上流側から下流側にかけて
徐々に縮径するよう形成すれば、散水ヘッダ29の一端
側に供給された温水7が他端側に到るまでの間に減少す
る水量分に見合うよう流路断面積を漸減して散水ヘッダ
29の長手方向における圧力分布を略均一に保持するこ
とができるので、貯水領域25及び区画領域24におけ
る各供給通路27の長手方向への温水7の供給を一層確
実に均等化することができる。
【0034】また、本形態例に示した如く、温水槽5内
を区画する仕切板23の適宜位置に開閉可能な連通口3
4を設けるようにすれば、白煙が発生する虞れが無い時
(外気温度が高い時)に、前記連通口34のバルブ35
を開けておくことにより貯水領域25と区画領域24と
における水位差をなくすことができるので、貯水領域2
5と区画領域24とで個別に水位調整する必要がなくな
り、制御系の構成が簡単になると共に運転も容易とな
る。
【0035】尚、本発明の冷水塔は、上述の形態例にの
み限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】上記した本発明の冷水塔によれば、下記
の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0037】(I)充填材の一部を湿式・乾式切替領域
として利用することによって、フィン付きチューブによ
る専用の乾式空気加熱部を不要とすることができ、しか
も、温水槽内を仕切板で区画するだけで温水槽を従来と
同じ高さ寸法のまま格別な構造の複雑化を招くことなく
実施できるので、白煙の発生を防止し得る冷水塔の建築
コストの削減と小型化を図ることができる。
【0038】(II)散水ヘッダの長手方向略全域の多
数の散水孔から温水を比較的低い流出速度として細かく
散水させるようにしているので、貯水領域及び区画領域
における各供給通路の長手方向に略均等に温水を供給す
ることができ、これによって、互い違いに深く入り込ん
だ袋小路として形成される複数列の分配通路に対しても
略均等に温水を分配して良好に行き亘らせることができ
るので、常時湿式領域と湿式・乾式切替領域の何れにお
いても均一性の高い良好な散水を行わしめて温水の直接
冷却を効果的に行うことができる。
【0039】(III)温水供給管から区画領域への温
水の分配を遮断して白煙の発生を防止する際に、温水の
分配が遮断されている区画領域に対し水しぶきが入るよ
うな不具合がなくなるので、湿式・乾式切替領域に湿気
を侵入させることなく良好な外気の乾式加熱を行うこと
ができる。
【0040】(IV)散水ヘッダを温水の流れ方向上流
側から下流側にかけて徐々に縮径するよう形成すれば、
散水ヘッダの一端側に供給された温水が他端側に到るま
での間に減少する水量分に見合うよう流路断面積を漸減
して散水ヘッダの長手方向における圧力分布を略均一に
保持することができるので、貯水領域及び区画領域にお
ける各供給通路の長手方向への温水の供給を一層確実に
均等化することができる。
【0041】(V)仕切板の適宜位置に開閉可能な連通
口を設けるようにすれば、白煙が発生する虞れが無い時
(外気温度が高い時)に、前記連通口を開けておくこと
により貯水領域と区画領域とにおける水位差をなくすこ
とができるので、貯水領域と区画領域とで個別に水位調
整する必要がなくなり、制御系の構成が簡単になると共
に運転も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の温水槽の平面図である。
【図3】図1の温水槽の要部を拡大して示す正面断面図
である。
【図4】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
5 温水槽 6 散水口 7 温水 8 外気 12 充填材 16 流通空間 17 常時湿式領域 18 湿式・乾式切替領域 23 仕切板 24 区画領域 25 貯水領域 26 分配通路 27 供給通路 28 散水孔 29 散水ヘッダ 30 温水供給管 31 枝管 34 連通口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水槽の下面に開口した複数の散水口か
    ら温水槽直下の充填材に温水を散水し、該充填材の表面
    を流下する温水に外気を直接接触させて温水を冷却する
    冷水塔であって、充填材を互いに外気の流通空間を隔絶
    した常時湿式領域と湿式・乾式切替領域とに区分して交
    互に配置し、該湿式・乾式切替領域を常時湿式領域とは
    別に散水し得るよう前記湿式・乾式切替領域に連通する
    全ての散水口を温水槽内で紆余曲折する仕切板により櫛
    歯状に区画して共通の区画領域に開口させ、該区画領域
    と温水槽内の区画領域以外の貯水領域とに対し、前記仕
    切板により互い違いに深く入り込んだ袋小路として形成
    される複数列の分配通路に連通して該各分配通路の並び
    方向に延びる供給通路上に、該供給通路に沿って延び且
    つその下面に多数の散水孔を長手方向略全域に亘って開
    口した散水ヘッダを夫々配設し、貯水領域側の散水ヘッ
    ダの一端に対し温水を供給する温水供給管を接続すると
    共に、該温水供給管から分岐した枝管を区画領域側の散
    水ヘッダの一端に対し温水の分配を適宜に遮断し得るよ
    う接続したことを特徴とする冷水塔。
  2. 【請求項2】 散水ヘッダを温水の流れ方向上流側から
    下流側にかけて徐々に縮径するよう形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の冷水塔。
  3. 【請求項3】 仕切板の適宜位置に開閉可能な連通口を
    設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷水
    塔。
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