JPH10238603A - 機械式チェーンテンショナ - Google Patents
機械式チェーンテンショナInfo
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液圧システムに特有のキャビテーションや流
体の漏れ等の影響を全く受けることがなく、しかも優れ
た減衰特性を有する機械式チェーンテンショナを提供す
る。 【解決手段】 (第1の)孔12を有するハウジング1
1と、孔12内にスライド可能に受け入れられたピスト
ン20と、ピストン20が孔12から突出する方向にピ
ストン20の一端を付勢するとともに、第1の厚みを有
しかつ直列に積層された第1および第2の皿ばねを含む
複数の皿ばねからなる皿ばね組立体30と、ピストン2
0の他端側に配置された、チェーン15と当接するテン
ショナアーム25とから機械式チェーンテンショナ10
を構成する。
体の漏れ等の影響を全く受けることがなく、しかも優れ
た減衰特性を有する機械式チェーンテンショナを提供す
る。 【解決手段】 (第1の)孔12を有するハウジング1
1と、孔12内にスライド可能に受け入れられたピスト
ン20と、ピストン20が孔12から突出する方向にピ
ストン20の一端を付勢するとともに、第1の厚みを有
しかつ直列に積層された第1および第2の皿ばねを含む
複数の皿ばねからなる皿ばね組立体30と、ピストン2
0の他端側に配置された、チェーン15と当接するテン
ショナアーム25とから機械式チェーンテンショナ10
を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイミングチェー
ン用の緊張力付加装置(tensioning devices)に関し、
流体チャンバのかわりに積層された皿ばねを用いること
によって、液圧システムを回避した装置に関する。本発
明の皿ばねは、アプリケーションが要求する種々の荷重
−変位(force-displacement)特性をテンショナに与え
ている。
ン用の緊張力付加装置(tensioning devices)に関し、
流体チャンバのかわりに積層された皿ばねを用いること
によって、液圧システムを回避した装置に関する。本発
明の皿ばねは、アプリケーションが要求する種々の荷重
−変位(force-displacement)特性をテンショナに与え
ている。
【0002】
【従来の技術およびその課題】発明の背景 自動車用エンジンタイミングシステムにおけるチェーン
駆動装置のための制御装置として、テンショナが用いら
れている。チェーンの緊張力は、温度の幅広い変化やエ
ンジンの種々の部品間の線膨張により大きく変化し得
る。さらに、長期間の使用中におけるチェーン部品の摩
耗が、チェーンの緊張力を低下させる。テンショナは、
エンジンタイミングシステム内でカムシャフトをクラン
クシャフトに連結するチェーンやベルトの弛みをとるの
に用いられている。
駆動装置のための制御装置として、テンショナが用いら
れている。チェーンの緊張力は、温度の幅広い変化やエ
ンジンの種々の部品間の線膨張により大きく変化し得
る。さらに、長期間の使用中におけるチェーン部品の摩
耗が、チェーンの緊張力を低下させる。テンショナは、
エンジンタイミングシステム内でカムシャフトをクラン
クシャフトに連結するチェーンやベルトの弛みをとるの
に用いられている。
【0003】最近のエンジンは、エンジン始動時あるい
はエンジン停止時にピストンの位置を保持するために、
液圧テンショナを単独で用いるか、あるいは液圧テンシ
ョナを機械的なラック装置とともに用いている。
はエンジン停止時にピストンの位置を保持するために、
液圧テンショナを単独で用いるか、あるいは液圧テンシ
ョナを機械的なラック装置とともに用いている。
【0004】典型的な液圧テンショナは、孔を有するハ
ウジングと、孔によって画成された流体チャンバと、ス
プリングによって孔から突出する方向に付勢された中空
ピストンとから構成されている。液圧テンショナ内に
は、加圧流体源から流体チャンバ内への流体の流れを許
容し、逆方向の流体の流れを阻止するチェックバルブも
含まれている。チェーンからピストンに内方に作用する
力は、外方に作用する流体の抗力(液圧)およびスプリ
ング力と均衡を保っている。
ウジングと、孔によって画成された流体チャンバと、ス
プリングによって孔から突出する方向に付勢された中空
ピストンとから構成されている。液圧テンショナ内に
は、加圧流体源から流体チャンバ内への流体の流れを許
容し、逆方向の流体の流れを阻止するチェックバルブも
含まれている。チェーンからピストンに内方に作用する
力は、外方に作用する流体の抗力(液圧)およびスプリ
ング力と均衡を保っている。
【0005】エンジン回転数が上昇するにつれて、カム
シャフトからのねじり振動がチェーンの緊張力を増加さ
せる。チェーンが摩耗して伸びると、液圧テンショナの
ピストンが外方に突出して、チェーンの余分な長さ(弛
み)をとる。チェーンの緊張力はエンジン回転数ととも
に変化するが、テンショナは、ピストンの位置を調整す
ることによってチェーン緊張力の変化に対応し、チェー
ン緊張力を維持する。
シャフトからのねじり振動がチェーンの緊張力を増加さ
せる。チェーンが摩耗して伸びると、液圧テンショナの
ピストンが外方に突出して、チェーンの余分な長さ(弛
み)をとる。チェーンの緊張力はエンジン回転数ととも
に変化するが、テンショナは、ピストンの位置を調整す
ることによってチェーン緊張力の変化に対応し、チェー
ン緊張力を維持する。
【0006】液圧テンショナでは、ピストンが外方に移
動すると、ハウジング内にオイルが流入する。液圧テン
ショナは、エンジン回転数が低下したとき、ピストンを
縮退させるのにオイル漏れに依存している。もしテンシ
ョナがその位置を保持するとすれば、高い緊張力が維持
される。このような高い緊張力と低い油圧が組み合わさ
れると、カムシャフトおよびクランクシャフトの軸受に
大きな圧力が作用することになる。このような問題を回
避するために、機械式テンショナでは、流体システムの
使用を排除している。
動すると、ハウジング内にオイルが流入する。液圧テン
ショナは、エンジン回転数が低下したとき、ピストンを
縮退させるのにオイル漏れに依存している。もしテンシ
ョナがその位置を保持するとすれば、高い緊張力が維持
される。このような高い緊張力と低い油圧が組み合わさ
れると、カムシャフトおよびクランクシャフトの軸受に
大きな圧力が作用することになる。このような問題を回
避するために、機械式テンショナでは、流体システムの
使用を排除している。
【0007】チェーンが緊張するとき、機械式テンショ
ナは、液圧テンショナのように液圧およびスプリング力
の合力ではなく、スプリング力によりチェーンからの押
付力に対抗する。テンショナは、スプリングからの増加
する力によってチェーン緊張力の増加に対抗する。テン
ショナピストンは、スプリング力およびチェーンからの
押付力と釣り合うように移動する。
ナは、液圧テンショナのように液圧およびスプリング力
の合力ではなく、スプリング力によりチェーンからの押
付力に対抗する。テンショナは、スプリングからの増加
する力によってチェーン緊張力の増加に対抗する。テン
ショナピストンは、スプリング力およびチェーンからの
押付力と釣り合うように移動する。
【0008】ウィルソンによる米国特許第 4,696,664号
は、ベルトテンショナのベルトに一定のあるいは増加す
る力を作用させるための機械式テンショナを開示してお
り、この機械式テンショナは、ベルト係合手段の移動に
よる通常の全テンション範囲を通じて50%から100
%の変位の間で作動するスプリング手段を利用してい
る。ウィルソンは、エンジンの摩耗および熱変化や周期
的荷重変動による振動により、緊張力を受けるベルトに
作用する力のベクトルが変化するという問題に取り組ん
でいる。
は、ベルトテンショナのベルトに一定のあるいは増加す
る力を作用させるための機械式テンショナを開示してお
り、この機械式テンショナは、ベルト係合手段の移動に
よる通常の全テンション範囲を通じて50%から100
%の変位の間で作動するスプリング手段を利用してい
る。ウィルソンは、エンジンの摩耗および熱変化や周期
的荷重変動による振動により、緊張力を受けるベルトに
作用する力のベクトルが変化するという問題に取り組ん
でいる。
【0009】スプリング手段は、一般に皿ばねとして知
られる複数のスプリングディスクを積層して構成されて
いる。皿ばねは、チェーンの弛みをとるのに、一定のあ
るいは増加する力を作用させる。皿ばね積層体は圧縮手
段によって圧縮されている。ベルト係合手段がベルトを
緊張させる側にさらに移動すると、皿ばね積層体は、約
100%の変形状態からわずか50%の変形状態まで膨
張して、増加する力を発生させる。
られる複数のスプリングディスクを積層して構成されて
いる。皿ばねは、チェーンの弛みをとるのに、一定のあ
るいは増加する力を作用させる。皿ばね積層体は圧縮手
段によって圧縮されている。ベルト係合手段がベルトを
緊張させる側にさらに移動すると、皿ばね積層体は、約
100%の変形状態からわずか50%の変形状態まで膨
張して、増加する力を発生させる。
【0010】圧縮力(荷重)と変位との直線関係が、皿
ばねが平行に、直列に、あるいは平行かつ直列に積層さ
れている場合に得られるということは、当該分野では知
られている。荷重(力)および変位間の段階的に増加す
る関係が、異なる厚みの皿ばねを直列に積層することに
よって、あるいは同じ厚みの皿ばねを段階的に増やすこ
とによって得られるということもまた当該分野では知ら
れている。
ばねが平行に、直列に、あるいは平行かつ直列に積層さ
れている場合に得られるということは、当該分野では知
られている。荷重(力)および変位間の段階的に増加す
る関係が、異なる厚みの皿ばねを直列に積層することに
よって、あるいは同じ厚みの皿ばねを段階的に増やすこ
とによって得られるということもまた当該分野では知ら
れている。
【0011】異なった皿ばねの組み合わせによる、この
ような荷重および変位の関係は、ローレックス社のディ
スクスプリング部門のカタログ(the Rolex Company Na
tional Disc Spring Division Catalog)に図示されてい
る。その一部が図11に複製されている。
ような荷重および変位の関係は、ローレックス社のディ
スクスプリング部門のカタログ(the Rolex Company Na
tional Disc Spring Division Catalog)に図示されてい
る。その一部が図11に複製されている。
【0012】図11においては、異なる厚みの皿ばねを
積層したあるいは同じ厚みの皿ばねを段階的に増やした
従来の技術が、荷重−変位間の非線形関係を示してい
る。同図(a)は、皿ばねが異なる厚みを有する場合に
おける非線形の荷重−変位特性を示している。同図
(b)は、ディスクが段階的に増えている場合における
非線形の荷重−変位特性を示している。
積層したあるいは同じ厚みの皿ばねを段階的に増やした
従来の技術が、荷重−変位間の非線形関係を示してい
る。同図(a)は、皿ばねが異なる厚みを有する場合に
おける非線形の荷重−変位特性を示している。同図
(b)は、ディスクが段階的に増えている場合における
非線形の荷重−変位特性を示している。
【0013】ウィルソン特許と同様に、本発明は、チェ
ーンやベルトの摩耗、エンジンの熱変化、および振動の
問題に取り組んでいる。本発明は、アプリケーションが
要求する種々の荷重−変位特性を提供するために、一枚
の皿ばねあるいは皿ばねの組み合わせを用いている。本
発明による皿ばねは、テンショナピストンあるいはラチ
ェットピンのいずれか一方を付勢している。本発明で
は、皿ばねの配列によってスプリング力が調整されてい
る。
ーンやベルトの摩耗、エンジンの熱変化、および振動の
問題に取り組んでいる。本発明は、アプリケーションが
要求する種々の荷重−変位特性を提供するために、一枚
の皿ばねあるいは皿ばねの組み合わせを用いている。本
発明による皿ばねは、テンショナピストンあるいはラチ
ェットピンのいずれか一方を付勢している。本発明で
は、皿ばねの配列によってスプリング力が調整されてい
る。
【0014】テンショナスプリングの皿ばねは、テンシ
ョナピストンの下端部において異なった厚みを有してお
り、あるいは段階的に厚みを増やすように配列されてい
る。ラチェットスプリングにおける皿ばねは、ラチェッ
トピンの下端部において、直列配列、平行かつ直列配
列、および平行配列の組合せにより積層されている。逆
に言えば、ウィルソンの皿ばねは、ロックナット手段と
管状支持部材端部との間に配置された一対の平坦なワッ
シャー状部材間でロッドに50〜100%の変形を生じ
させるように、特定の積層関係で配置されている。
ョナピストンの下端部において異なった厚みを有してお
り、あるいは段階的に厚みを増やすように配列されてい
る。ラチェットスプリングにおける皿ばねは、ラチェッ
トピンの下端部において、直列配列、平行かつ直列配
列、および平行配列の組合せにより積層されている。逆
に言えば、ウィルソンの皿ばねは、ロックナット手段と
管状支持部材端部との間に配置された一対の平坦なワッ
シャー状部材間でロッドに50〜100%の変形を生じ
させるように、特定の積層関係で配置されている。
【0015】ウィルソンはまた、支持手段およびベルト
係合手段間でスプリングワッシャーを変形させるため
に、ワッシャー積層体を圧縮する圧縮手段を使用してい
る。本発明では、スプリングはチェーンからの力に応じ
て伸長し縮退する。このように、スプリングがチェーン
の緊張力を直接制御する。ウィルソンはまた、ベルトテ
ンショニングシステムにおいて流体減衰手段を有してい
る。これに対して、本発明は液圧を利用しておらず、し
たがって、液圧システムが遭遇する問題が回避されてい
る。
係合手段間でスプリングワッシャーを変形させるため
に、ワッシャー積層体を圧縮する圧縮手段を使用してい
る。本発明では、スプリングはチェーンからの力に応じ
て伸長し縮退する。このように、スプリングがチェーン
の緊張力を直接制御する。ウィルソンはまた、ベルトテ
ンショニングシステムにおいて流体減衰手段を有してい
る。これに対して、本発明は液圧を利用しておらず、し
たがって、液圧システムが遭遇する問題が回避されてい
る。
【0016】本発明による機械式テンショナは、液圧テ
ンショナおよび従来の機械式テンショナよりも多くの利
点を有している。始動時あるいはアイドリング時には、
オイルが必要とされないため、キャビテーションが回避
されている。キャビテーションは、一般に、上昇するピ
ストンに伴うチャンバの膨張に適合するほど十分に速く
オイルがチャンバ内に流入できない場合に発生する。こ
の場合、チャンバは、チェーンを適切に減衰させるほど
十分なオイルを含んではいない。
ンショナおよび従来の機械式テンショナよりも多くの利
点を有している。始動時あるいはアイドリング時には、
オイルが必要とされないため、キャビテーションが回避
されている。キャビテーションは、一般に、上昇するピ
ストンに伴うチャンバの膨張に適合するほど十分に速く
オイルがチャンバ内に流入できない場合に発生する。こ
の場合、チャンバは、チェーンを適切に減衰させるほど
十分なオイルを含んではいない。
【0017】本発明は、外部の流体に依存していないの
で、低い供給圧や流体の漏れ、温度変化の影響を受けな
い。皿ばね積層システム固有のヒステリシスダンピング
作用により、本発明は、自動車用タイミングシステムや
トランスミッション用チェーン駆動装置のように、減衰
特性がシステムの運転に非常に重要である高度の共振シ
ステムに適用可能である。
で、低い供給圧や流体の漏れ、温度変化の影響を受けな
い。皿ばね積層システム固有のヒステリシスダンピング
作用により、本発明は、自動車用タイミングシステムや
トランスミッション用チェーン駆動装置のように、減衰
特性がシステムの運転に非常に重要である高度の共振シ
ステムに適用可能である。
【0018】このように本発明の目的は、液圧システム
に特有のキャビテーションや流体漏れ等の影響を全く受
けることがなく、しかも優れた減衰特性を有する機械式
チェーンテンショナを提供することを目的とする。
に特有のキャビテーションや流体漏れ等の影響を全く受
けることがなく、しかも優れた減衰特性を有する機械式
チェーンテンショナを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る機
械式チェーンテンショナは、第1の孔を有するハウジン
グと、前記第1の孔内にスライド可能に受け入れられた
ピストンと、前記ピストンが前記孔から突出する方向に
前記ピストンの第1の端部を付勢するとともに、第1の
厚みを有しかつ直列に積層された第1および第2の皿ば
ねを含む複数の皿ばねと、前記ピストンの第2の端部に
配置され、チェーンと当接するテンショナアームとを備
えたことを特徴としている。
械式チェーンテンショナは、第1の孔を有するハウジン
グと、前記第1の孔内にスライド可能に受け入れられた
ピストンと、前記ピストンが前記孔から突出する方向に
前記ピストンの第1の端部を付勢するとともに、第1の
厚みを有しかつ直列に積層された第1および第2の皿ば
ねを含む複数の皿ばねと、前記ピストンの第2の端部に
配置され、チェーンと当接するテンショナアームとを備
えたことを特徴としている。
【0020】請求項2の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項1において、第3の皿ばねが、第2の
厚みを有する第4の皿ばねと直列に積層され、前記第3
の皿ばねが前記第2の皿ばねと直列に積層されるととも
に、前記第2の厚みが前記第1の厚みよりも大きくなっ
ていることを特徴としている。
ショナは、請求項1において、第3の皿ばねが、第2の
厚みを有する第4の皿ばねと直列に積層され、前記第3
の皿ばねが前記第2の皿ばねと直列に積層されるととも
に、前記第2の厚みが前記第1の厚みよりも大きくなっ
ていることを特徴としている。
【0021】請求項3の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項2において、第5の皿ばねが、第3の
厚みを有する第6の皿ばねと直列に積層され、前記第5
の皿ばねが前記第4の皿ばねと直列に積層されるととも
に、前記第3の厚みが前記第2の厚みよりも大きくなっ
ていることを特徴としている。
ショナは、請求項2において、第5の皿ばねが、第3の
厚みを有する第6の皿ばねと直列に積層され、前記第5
の皿ばねが前記第4の皿ばねと直列に積層されるととも
に、前記第3の厚みが前記第2の厚みよりも大きくなっ
ていることを特徴としている。
【0022】請求項4の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項1において、第3の皿ばねが第4の皿
ばねと平行に積層されており、前記第3の皿ばねが前記
第2の皿ばねと直列に配列されていることを特徴として
いる。
ショナは、請求項1において、第3の皿ばねが第4の皿
ばねと平行に積層されており、前記第3の皿ばねが前記
第2の皿ばねと直列に配列されていることを特徴として
いる。
【0023】請求項5の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項4において、第5の皿ばねが第6の皿
ばねと平行に積層されており、前記第5の皿ばねが前記
第4の皿ばねと直列に積層されていることを特徴として
いる。
ショナは、請求項4において、第5の皿ばねが第6の皿
ばねと平行に積層されており、前記第5の皿ばねが前記
第4の皿ばねと直列に積層されていることを特徴として
いる。
【0024】請求項6の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項5において、第7の皿ばねが第8およ
び第9の皿ばねと平行に積層されており、前記第7の皿
ばねが前記第6の皿ばねと直列に積層されていることを
特徴としている。
ショナは、請求項5において、第7の皿ばねが第8およ
び第9の皿ばねと平行に積層されており、前記第7の皿
ばねが前記第6の皿ばねと直列に積層されていることを
特徴としている。
【0025】請求項7の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項6において、第10の皿ばねが第11
および第12の皿ばねと平行に積層されており、前記第
10の皿ばねが前記第9の皿ばねと直列に積層されてい
ることを特徴としている。
ショナは、請求項6において、第10の皿ばねが第11
および第12の皿ばねと平行に積層されており、前記第
10の皿ばねが前記第9の皿ばねと直列に積層されてい
ることを特徴としている。
【0026】請求項8の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項1において、前記ハウジングが、前記
第1の孔の逆側に第2の孔を有しており、該第2の孔内
には、前記第1のピストンとは逆方向に前記第2の孔か
ら突出する第2のピストンが収容されていることを特徴
としている。
ショナは、請求項1において、前記ハウジングが、前記
第1の孔の逆側に第2の孔を有しており、該第2の孔内
には、前記第1のピストンとは逆方向に前記第2の孔か
ら突出する第2のピストンが収容されていることを特徴
としている。
【0027】請求項9の発明に係る機械式チェーンテン
ショナは、請求項1において、前記ピストンを前記第1
の孔から突出する方向に付勢する第2のスプリングと、
前記第2のスプリングおよび前記皿ばね間に配置され、
該皿ばねにより、前記第1の孔から突出する方向に付勢
された可動ラチェットピストンと、前記可動ラチェット
ピストンおよび第1の孔と係合するように配置されたラ
チェットとをさらに備えたことを特徴としている。
ショナは、請求項1において、前記ピストンを前記第1
の孔から突出する方向に付勢する第2のスプリングと、
前記第2のスプリングおよび前記皿ばね間に配置され、
該皿ばねにより、前記第1の孔から突出する方向に付勢
された可動ラチェットピストンと、前記可動ラチェット
ピストンおよび第1の孔と係合するように配置されたラ
チェットとをさらに備えたことを特徴としている。
【0028】請求項10の発明に係る機械式チェーンテ
ンショナは、請求項9において、前記第2のスプリング
がコイルスプリングであることを特徴としている。
ンショナは、請求項9において、前記第2のスプリング
がコイルスプリングであることを特徴としている。
【0029】請求項11の発明に係る機械式チェーンテ
ンショナは、請求項9において、前記第2のスプリング
が複数の皿ばねを有していることを特徴としている。
ンショナは、請求項9において、前記第2のスプリング
が複数の皿ばねを有していることを特徴としている。
【0030】請求項12の発明に係る機械式チェーンテ
ンショナは、請求項9において、前記ハウジングが、前
記第1の孔とは逆側端に第2の孔を有しており、前記第
2の孔内には、該第2の孔から前記第1のピストンと逆
方向に突出する第2のピストンと、前記皿ばねによって
付勢された第2のラチェットピストンとが収容されてい
ることを特徴としている。
ンショナは、請求項9において、前記ハウジングが、前
記第1の孔とは逆側端に第2の孔を有しており、前記第
2の孔内には、該第2の孔から前記第1のピストンと逆
方向に突出する第2のピストンと、前記皿ばねによって
付勢された第2のラチェットピストンとが収容されてい
ることを特徴としている。
【0031】本発明に係る機械式チェーンテンショナで
は、ピストンを突出方向に付勢するのに、液圧システム
を用いずに複数の皿ばねを用いているので、液圧システ
ムに特有のキャビテーションや流体漏れ等の影響を回避
できる。しかも、付勢手段として複数の皿ばねを積層し
たものを用いたので、皿ばね積層システム固有のヒステ
リシスダンピング作用により、優れた減衰特性が得られ
る。これにより、本発明によるチェーンテンショナは、
高度の共振システムに適用可能である。
は、ピストンを突出方向に付勢するのに、液圧システム
を用いずに複数の皿ばねを用いているので、液圧システ
ムに特有のキャビテーションや流体漏れ等の影響を回避
できる。しかも、付勢手段として複数の皿ばねを積層し
たものを用いたので、皿ばね積層システム固有のヒステ
リシスダンピング作用により、優れた減衰特性が得られ
る。これにより、本発明によるチェーンテンショナは、
高度の共振システムに適用可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】発明の要約 本発明は、孔を有するハウジングと、孔内にスライド可
能に受け入れられたピストンと、ピストンを突出方向に
付勢するテンショナスプリングと、緊張力が作用するチ
ェーンシステムに当接するテンショナアームとを備えた
機械式のチェーンテンショナに関する。
能に受け入れられたピストンと、ピストンを突出方向に
付勢するテンショナスプリングと、緊張力が作用するチ
ェーンシステムに当接するテンショナアームとを備えた
機械式のチェーンテンショナに関する。
【0033】テンショナスプリングは、複数の皿ばね
(belleville disc spring)から構成される。あるい
は、もし皿ばね付ラチェットシステムが含まれる場合に
は、テンショナスプリングはコイルスプリングから構成
される。皿ばねシステムは、直列に配列された、あるい
は平行かつ直列に配列された、または平行に積層された
いくつかのディスクすなわち皿ばねから構成されてい
る。各皿ばねの高さ、内外径、厚みおよび構成材料は、
要求される性能特性に応じて変えられる。
(belleville disc spring)から構成される。あるい
は、もし皿ばね付ラチェットシステムが含まれる場合に
は、テンショナスプリングはコイルスプリングから構成
される。皿ばねシステムは、直列に配列された、あるい
は平行かつ直列に配列された、または平行に積層された
いくつかのディスクすなわち皿ばねから構成されてい
る。各皿ばねの高さ、内外径、厚みおよび構成材料は、
要求される性能特性に応じて変えられる。
【0034】この機械式チェーンテンショナは、一枚ま
たはそれ以上の皿ばねにより、あるいはコイルスプリン
グおよび皿ばねの双方により、チェーンからの押付力に
対抗する。テンショナを押すのに必要な力は、皿ばねの
大きさ、材料および配列により設定される。
たはそれ以上の皿ばねにより、あるいはコイルスプリン
グおよび皿ばねの双方により、チェーンからの押付力に
対抗する。テンショナを押すのに必要な力は、皿ばねの
大きさ、材料および配列により設定される。
【0035】チェーンが弛むと、スプリングがピストン
を押し出してチェーンを緊張させる。チェーンからの力
がスプリング力を超えるまで、テンショナは、チェーン
緊張力の増加に抵抗しその位置を維持する。チェーンか
らの力がスプリング力を超えた時点で、ピストンが内方
に移動し、テンショナ内部の抗力をチェーンからの押付
力と釣り合わせる。
を押し出してチェーンを緊張させる。チェーンからの力
がスプリング力を超えるまで、テンショナは、チェーン
緊張力の増加に抵抗しその位置を維持する。チェーンか
らの力がスプリング力を超えた時点で、ピストンが内方
に移動し、テンショナ内部の抗力をチェーンからの押付
力と釣り合わせる。
【0036】テンショナの一実施態様(図1)において
は、テンショニングスプリングが皿ばねすなわちコーン
ワッシャー(cone washer)である。テンショニングスプ
リングは、チェーンが緊張するときチェーンからの押付
力に対抗する。チェーンが弛むと、皿ばねの力によりピ
ストンが突出する。テンショニングスプリングは、チェ
ーンがピストンに押付力を及ぼすときに、チェーンから
の押付け方向とは逆方向にピストンを押すことによっ
て、ピストンの位置を維持している。テンショナは、チ
ェーンの緊張力の増加に対抗している。
は、テンショニングスプリングが皿ばねすなわちコーン
ワッシャー(cone washer)である。テンショニングスプ
リングは、チェーンが緊張するときチェーンからの押付
力に対抗する。チェーンが弛むと、皿ばねの力によりピ
ストンが突出する。テンショニングスプリングは、チェ
ーンがピストンに押付力を及ぼすときに、チェーンから
の押付け方向とは逆方向にピストンを押すことによっ
て、ピストンの位置を維持している。テンショナは、チ
ェーンの緊張力の増加に対抗している。
【0037】スプリング力の特性は、各皿ばねの大き
さ、配列および材料によって変化し得る。チェーンから
の押付力が予め設定されたスプリング力を超えると、テ
ンショナが内方に移動して、テンショナ内部の抗力がチ
ェーンからの押付力を超えて上昇するのを防止する。そ
の結果、チェーンの疲労限度が超えられることはない。
さ、配列および材料によって変化し得る。チェーンから
の押付力が予め設定されたスプリング力を超えると、テ
ンショナが内方に移動して、テンショナ内部の抗力がチ
ェーンからの押付力を超えて上昇するのを防止する。そ
の結果、チェーンの疲労限度が超えられることはない。
【0038】テンショナの第2の実施態様(図5)で
は、二つのテンショナ組立体が、一対のスプロケット間
で運転されることによって、チェーンの緊張力を制御し
ている。これらの組立体は、スプロケット間でチェーン
の両スパンに作用する。ピストンは、一つのハウジング
内で互いに逆向きである。それぞれ皿ばねを有する一対
のピストンが一対の孔に保持されている。各ピストン
は、緊張力が作用するシステムと接触する接触部材を有
している。
は、二つのテンショナ組立体が、一対のスプロケット間
で運転されることによって、チェーンの緊張力を制御し
ている。これらの組立体は、スプロケット間でチェーン
の両スパンに作用する。ピストンは、一つのハウジング
内で互いに逆向きである。それぞれ皿ばねを有する一対
のピストンが一対の孔に保持されている。各ピストン
は、緊張力が作用するシステムと接触する接触部材を有
している。
【0039】各組立体は、独立にかつ第1の実施態様の
テンショナと同様に作動するが、チェーンの緊張力は、
チェーン内の二個所の部分で制御されている。
テンショナと同様に作動するが、チェーンの緊張力は、
チェーン内の二個所の部分で制御されている。
【0040】テンショナの第3の実施態様(図6)にお
いては、テンショナスプリングがコイルスプリングで構
成されるとともに、逆止機能を提供するラチェット組立
体が設けられている。ラチェットシステムは、皿ばね
と、該皿ばねによって付勢される可動ラチェットピスト
ンとを有している。ラチェットは、ピストンに切り欠か
れたラックと噛み合う。
いては、テンショナスプリングがコイルスプリングで構
成されるとともに、逆止機能を提供するラチェット組立
体が設けられている。ラチェットシステムは、皿ばね
と、該皿ばねによって付勢される可動ラチェットピスト
ンとを有している。ラチェットは、ピストンに切り欠か
れたラックと噛み合う。
【0041】ラチェットピストンには、いくつかのノッ
チ(すなわちラック)が形成されており、これらのノッ
チは、円筒状ピストンの外縁付近まで延びている。ラチ
ェットピストンは皿ばねによって付勢されており、プラ
ンジャおよびコイルスプリングが外方に移動するとき同
様に外方に移動する。
チ(すなわちラック)が形成されており、これらのノッ
チは、円筒状ピストンの外縁付近まで延びている。ラチ
ェットピストンは皿ばねによって付勢されており、プラ
ンジャおよびコイルスプリングが外方に移動するとき同
様に外方に移動する。
【0042】逆止機能は、ノッチ(すなわちラチェット
ピストンのラック)をハウジング内周面側の円筒状ワッ
シャー(すなわちラチェット)にロックさせることによ
って達成されており、これにより、ピストンが孔内に縮
退するのが防止されている。また、チェーンが緊張した
ときに、テンショナピストンからの力が皿ばねの抗力を
超えると、ラチェットピストンが元の位置まで縮退す
る。
ピストンのラック)をハウジング内周面側の円筒状ワッ
シャー(すなわちラチェット)にロックさせることによ
って達成されており、これにより、ピストンが孔内に縮
退するのが防止されている。また、チェーンが緊張した
ときに、テンショナピストンからの力が皿ばねの抗力を
超えると、ラチェットピストンが元の位置まで縮退す
る。
【0043】テンショナの第4の実施態様(図8)にお
いては、ラチェットシステムが、皿ばねのラチェットス
プリングと、該スプリングによって付勢された可動ラチ
ェットピストンと、ラチェットピストンおよびハウジン
グと係合する一対の過負荷ラチェットとを備えている。
過負荷ラチェットは、荷重が過大なときにラチェットピ
ストンを下降させるためのものである。
いては、ラチェットシステムが、皿ばねのラチェットス
プリングと、該スプリングによって付勢された可動ラチ
ェットピストンと、ラチェットピストンおよびハウジン
グと係合する一対の過負荷ラチェットとを備えている。
過負荷ラチェットは、荷重が過大なときにラチェットピ
ストンを下降させるためのものである。
【0044】テンショナの第5の実施態様(図9)にお
いては、テンショナスプリングおよびラチェットスプリ
ングがともに皿ばねである。また、第4の実施態様と同
様の過負荷ラチェットが設けられている。この実施態様
では、テンショナピストンの長さが長く、皿ばね内にま
で延びている。
いては、テンショナスプリングおよびラチェットスプリ
ングがともに皿ばねである。また、第4の実施態様と同
様の過負荷ラチェットが設けられている。この実施態様
では、テンショナピストンの長さが長く、皿ばね内にま
で延びている。
【0045】テンショナの第6の実施態様(図10)に
おいては、皿ばねである一つのラチェットスプリングお
よび二つのコイルテンショナスプリングを備えた両面型
のテンショナが、チェーン駆動装置の二つのスパン間で
運転されることによってチェーンの緊張力を制御してい
る。コイルテンショナスプリングは、各々ピストンを突
出方向に付勢しており、一方、単一のラチェットスプリ
ングは、二つのラチェットピストンをチェーンに向かっ
て突出する方向に付勢している。
おいては、皿ばねである一つのラチェットスプリングお
よび二つのコイルテンショナスプリングを備えた両面型
のテンショナが、チェーン駆動装置の二つのスパン間で
運転されることによってチェーンの緊張力を制御してい
る。コイルテンショナスプリングは、各々ピストンを突
出方向に付勢しており、一方、単一のラチェットスプリ
ングは、二つのラチェットピストンをチェーンに向かっ
て突出する方向に付勢している。
【0046】好ましい実施態様の詳細な説明 以下、本発明の実施態様の詳細を添付図面に基づいて説
明する。図1に示すテンショナ10は、孔12が形成さ
れたハウジング11と、皿ばね組立体30によって付勢
されたピストン20とを有している。皿ばね組立体30
の高さ、内外径、厚みおよび構成材料は、要求される結
果に応じて適宜変えられる。
明する。図1に示すテンショナ10は、孔12が形成さ
れたハウジング11と、皿ばね組立体30によって付勢
されたピストン20とを有している。皿ばね組立体30
の高さ、内外径、厚みおよび構成材料は、要求される結
果に応じて適宜変えられる。
【0047】皿ばね組立体30は、図2に示すように、
直列に(in series)配列された幾つかの皿ばねから構成
されている。皿ばね1ないし5は互いに直列に接続され
ており、隣接するどの二枚の皿ばねも互いに平行にはな
っていない。
直列に(in series)配列された幾つかの皿ばねから構成
されている。皿ばね1ないし5は互いに直列に接続され
ており、隣接するどの二枚の皿ばねも互いに平行にはな
っていない。
【0048】また図3に示すように、皿ばね組立体30
は、積層された幾つかの皿ばねが他の積層された皿ばね
と互いに平行になるように、平行かつ直列に(in paral
lel-series)配列されていてもよい。平行に積層された
皿ばね1a,2aは、平行に積層された皿ばね3a,4
aと直列に接続されており、皿ばね3a,4aは、平行
に積層された皿ばね5a,6aと同様に直列に接続され
ている。言い換えれば、直列接続された皿ばねは互いに
対称に対向配置されており、平行な皿ばねは互いに密着
している。
は、積層された幾つかの皿ばねが他の積層された皿ばね
と互いに平行になるように、平行かつ直列に(in paral
lel-series)配列されていてもよい。平行に積層された
皿ばね1a,2aは、平行に積層された皿ばね3a,4
aと直列に接続されており、皿ばね3a,4aは、平行
に積層された皿ばね5a,6aと同様に直列に接続され
ている。言い換えれば、直列接続された皿ばねは互いに
対称に対向配置されており、平行な皿ばねは互いに密着
している。
【0049】図4においては、皿ばね1b,2b,3
b,4b,5b,6b,7bおよび8bが平行に(in p
arallel)積層されており、各皿ばねが他の皿ばねと同じ
ように配置されている。荷重の大きさおよびこわさ(st
iffness)は皿ばねの配列による。
b,4b,5b,6b,7bおよび8bが平行に(in p
arallel)積層されており、各皿ばねが他の皿ばねと同じ
ように配置されている。荷重の大きさおよびこわさ(st
iffness)は皿ばねの配列による。
【0050】直列配列の皿ばねは、皿ばね全体が多くの
占有面積を占めるために、平行・直列配列の皿ばねや積
層平行配列の皿ばねよりも変位が大きいが、ある距離の
変位を生じるのに小さな荷重で足りる。他方、積層平行
配列の皿ばねは、荷重に対する変位がもっとも小さく、
ピストンの出没する距離が短い。
占有面積を占めるために、平行・直列配列の皿ばねや積
層平行配列の皿ばねよりも変位が大きいが、ある距離の
変位を生じるのに小さな荷重で足りる。他方、積層平行
配列の皿ばねは、荷重に対する変位がもっとも小さく、
ピストンの出没する距離が短い。
【0051】皿ばね組立体30は大きな荷重を小さな変
位で支持することができるので、典型的なコイルスプリ
ングよりも占有面積が小さくてすむ。皿ばね組立体30
を構成する各皿ばねの配列は、非線形の荷重−変位特性
を有するようなものにしてもよい。
位で支持することができるので、典型的なコイルスプリ
ングよりも占有面積が小さくてすむ。皿ばね組立体30
を構成する各皿ばねの配列は、非線形の荷重−変位特性
を有するようなものにしてもよい。
【0052】皿ばね組立体30はピストン20を突出方
向に付勢する。テンショナ10はまた、チェーン15と
当接するテンショナアーム25を含んでいる。チェーン
15が弛むと、チェーン15が緊張するように、皿ばね
組立体30がピストン20を押し出す。
向に付勢する。テンショナ10はまた、チェーン15と
当接するテンショナアーム25を含んでいる。チェーン
15が弛むと、チェーン15が緊張するように、皿ばね
組立体30がピストン20を押し出す。
【0053】テンショナ10は、チェーン15からの押
付力がスプリング力を上回るまで、チェーンの緊張力の
増加に対抗する。チェーン15からの押付力がスプリン
グ力を上回った時点で、ピストン20は孔12内に縮退
する。これにより、チェーン15の疲労限度が超えられ
ることはない。
付力がスプリング力を上回るまで、チェーンの緊張力の
増加に対抗する。チェーン15からの押付力がスプリン
グ力を上回った時点で、ピストン20は孔12内に縮退
する。これにより、チェーン15の疲労限度が超えられ
ることはない。
【0054】図5は、チェーン駆動装置においてチェー
ン45の両スパン間で運転されることによりチェーン4
5の緊張力を制御する二つのテンショナ組立体を備えた
テンショナ40を示している。これらの組立体は互いに
逆向きに配置されており、ハウジング41と、一対の孔
42,43と、一対のピストン45,46と、一対の皿
ばね50,51と、チェーン45と当接する一対の当接
部材55,56とを有している。
ン45の両スパン間で運転されることによりチェーン4
5の緊張力を制御する二つのテンショナ組立体を備えた
テンショナ40を示している。これらの組立体は互いに
逆向きに配置されており、ハウジング41と、一対の孔
42,43と、一対のピストン45,46と、一対の皿
ばね50,51と、チェーン45と当接する一対の当接
部材55,56とを有している。
【0055】各組立体は、独立にかつ第1の実施態様の
テンショナ10と同様に作動するが、チェーン緊張力
は、チェーン45の二個所の部分で制御されている。
テンショナ10と同様に作動するが、チェーン緊張力
は、チェーン45の二個所の部分で制御されている。
【0056】図6は、テンショナスプリングとしてコイ
ルスプリング62を備えたテンショナ60を示してい
る。コイルスプリング62はテンショナピストン61を
外方に移動させる。コイルスプリング62は、テンショ
ナ60内の上方への力に対して高い応答速度をもたら
す。
ルスプリング62を備えたテンショナ60を示してい
る。コイルスプリング62はテンショナピストン61を
外方に移動させる。コイルスプリング62は、テンショ
ナ60内の上方への力に対して高い応答速度をもたら
す。
【0057】また、ハウジング66内には、逆止機能を
提供するラチェット組立体が設けられている。ラチェッ
ト組立体は、皿ばねのラチェットスプリング65と、ラ
チェットスプリング65によって付勢された可動ラチェ
ットピストン63と、ラチェットピストン63およびハ
ウジング66と係合する、たとえばワッシャーのような
環状のラチェット64とを有している。
提供するラチェット組立体が設けられている。ラチェッ
ト組立体は、皿ばねのラチェットスプリング65と、ラ
チェットスプリング65によって付勢された可動ラチェ
ットピストン63と、ラチェットピストン63およびハ
ウジング66と係合する、たとえばワッシャーのような
環状のラチェット64とを有している。
【0058】ラチェットピストン63には、ラチェット
ピストン63を所定位置に保持する幾つかのノッチ(ラ
ック)が形成されている。ラチェットピストン63は、
皿ばね65によって付勢されており、テンショナピスト
ン61とともに外方に移動する。この皿ばね65は、変
位に対して一定に近い荷重を有している。
ピストン63を所定位置に保持する幾つかのノッチ(ラ
ック)が形成されている。ラチェットピストン63は、
皿ばね65によって付勢されており、テンショナピスト
ン61とともに外方に移動する。この皿ばね65は、変
位に対して一定に近い荷重を有している。
【0059】チェーンからの押付力が、コイルスプリン
グ62の最大荷重に接近すると、ラチェットピストン6
3が下方に移動して縮退し、その結果、ラチェット64
がラチェットピストン63上方のノッチに係合する。荷
重に対する皿ばねの変位量はコイルスプリングよりも大
きいので、皿ばね65は、コイルスプリング62への荷
重を減少させるように、ラチェットピストン63ととも
に縮退することができる。
グ62の最大荷重に接近すると、ラチェットピストン6
3が下方に移動して縮退し、その結果、ラチェット64
がラチェットピストン63上方のノッチに係合する。荷
重に対する皿ばねの変位量はコイルスプリングよりも大
きいので、皿ばね65は、コイルスプリング62への荷
重を減少させるように、ラチェットピストン63ととも
に縮退することができる。
【0060】エンジンが運転されていないとき、逆止機
能によりピストン61が孔内に縮退するのが防止されて
いるが、通常の運転状態時のテンショナの機能は阻害さ
れてはいない。とくに、チェーンが緊張するとき、テン
ショナピストン61からの押付力がラチェットピストン
63の抗力を超え、その結果、ラチェットピストン63
が縮退して元の位置に戻る。
能によりピストン61が孔内に縮退するのが防止されて
いるが、通常の運転状態時のテンショナの機能は阻害さ
れてはいない。とくに、チェーンが緊張するとき、テン
ショナピストン61からの押付力がラチェットピストン
63の抗力を超え、その結果、ラチェットピストン63
が縮退して元の位置に戻る。
【0061】図7は、図6に示した本発明の第3の実施
態様における荷重Fおよび変位X間の予測される関係を
示すグラフである。ラチェットスプリング曲線は長い変
位にわたって一定の定数であり、これはテンショナにと
って好ましい。荷重は、ラチェットがラチェットピスト
ン63の最後のノッチに達した後および始動時において
のみ増加している。
態様における荷重Fおよび変位X間の予測される関係を
示すグラフである。ラチェットスプリング曲線は長い変
位にわたって一定の定数であり、これはテンショナにと
って好ましい。荷重は、ラチェットがラチェットピスト
ン63の最後のノッチに達した後および始動時において
のみ増加している。
【0062】一方、テンショナスプリング力は、変位が
増えるにつれて着実に増加している。ラチェットピスト
ン63がノッチを移動させると、荷重はすぐに低下し、
ラチェットピストン63が次のノッチを移動させるま
で、荷重は着実に増加する。その結果、コイルスプリン
グ曲線は、いくつかの傾斜曲線を生じる。グラフの曲線
は、所望の結果が得られるように種々のスプリングを使
用することによって、変更することも可能である。
増えるにつれて着実に増加している。ラチェットピスト
ン63がノッチを移動させると、荷重はすぐに低下し、
ラチェットピストン63が次のノッチを移動させるま
で、荷重は着実に増加する。その結果、コイルスプリン
グ曲線は、いくつかの傾斜曲線を生じる。グラフの曲線
は、所望の結果が得られるように種々のスプリングを使
用することによって、変更することも可能である。
【0063】図8に示すテンショナ70は、皿ばねのラ
チェットスプリング75と、ラチェットスプリング75
によって付勢された可動ラチェットピストン73と、ラ
チェットピストン73およびハウジング76と係合する
一対の過負荷ラチェット74とを備えたラチェット組立
体を有している。
チェットスプリング75と、ラチェットスプリング75
によって付勢された可動ラチェットピストン73と、ラ
チェットピストン73およびハウジング76と係合する
一対の過負荷ラチェット74とを備えたラチェット組立
体を有している。
【0064】この実施態様は、図6に示した実施態様と
同様に作動するが、過負荷ラチェット74を有している
点が異なる。この過負荷ラチェット74は、荷重が過大
なときにラチェットピストン73を下方に移動させるた
めのものである。過負荷ラチェット74は、たとえば、
外方に拡がることにより孔の凹部内に嵌め込まれた環状
リングである。これは、チェーンが緊張してテンショナ
ピストン71が孔内に押し込まれる通常の運転状態時に
とくに有益である。荷重がある値に達すると、過負荷ラ
チェット74によりラチェットピストン73が孔内に入
り込む。
同様に作動するが、過負荷ラチェット74を有している
点が異なる。この過負荷ラチェット74は、荷重が過大
なときにラチェットピストン73を下方に移動させるた
めのものである。過負荷ラチェット74は、たとえば、
外方に拡がることにより孔の凹部内に嵌め込まれた環状
リングである。これは、チェーンが緊張してテンショナ
ピストン71が孔内に押し込まれる通常の運転状態時に
とくに有益である。荷重がある値に達すると、過負荷ラ
チェット74によりラチェットピストン73が孔内に入
り込む。
【0065】図9は、ハウジング86,テンショナピス
トン81,ラチェットピストン83,過負荷ラチェット
84,テンショナスプリング82およびラチェットスプ
リング85を備えたテンショナ80を示している。
トン81,ラチェットピストン83,過負荷ラチェット
84,テンショナスプリング82およびラチェットスプ
リング85を備えたテンショナ80を示している。
【0066】この実施態様においては、テンショナピス
トン81は、皿ばね82内に長く延びている。このテン
ショナ80では、テンショナスプリング82およびラチ
ェットスプリング85がいずれも皿ばねである。荷重−
変位曲線は、上述したいくつかのテンショナのように単
にラチェットスプリングの配列を変えるかわりに、テン
ショナ80内の両皿ばねの配列を変えることによって調
整される。
トン81は、皿ばね82内に長く延びている。このテン
ショナ80では、テンショナスプリング82およびラチ
ェットスプリング85がいずれも皿ばねである。荷重−
変位曲線は、上述したいくつかのテンショナのように単
にラチェットスプリングの配列を変えるかわりに、テン
ショナ80内の両皿ばねの配列を変えることによって調
整される。
【0067】直列に積層された厚みの異なる皿ばねを配
置することによって、荷重が上昇したときに厚いスプリ
ングの変形が少なくなる。厚みのある皿ばねは変形が少
ない。同じ厚みのディスクが段階的に増加するように積
層されている場合にも、同じ結果が得られる。
置することによって、荷重が上昇したときに厚いスプリ
ングの変形が少なくなる。厚みのある皿ばねは変形が少
ない。同じ厚みのディスクが段階的に増加するように積
層されている場合にも、同じ結果が得られる。
【0068】たとえば、第1の部分が、互いに直列に配
列された二枚のディスクを含み、第2の部分が、他の二
枚のディスクと直列に配列された二枚のディスクを含
み、第3の部分が、他の三枚のディスクと直列に配列さ
れた三枚のディスクを含んでいる。このようにして、皿
ばねに大きな変位が得られることになり、その結果、従
来のテンショナよりも、テンショナ80がチェーンから
の大きな押付力に耐え、チェーンへの押付力を一定に保
持する。
列された二枚のディスクを含み、第2の部分が、他の二
枚のディスクと直列に配列された二枚のディスクを含
み、第3の部分が、他の三枚のディスクと直列に配列さ
れた三枚のディスクを含んでいる。このようにして、皿
ばねに大きな変位が得られることになり、その結果、従
来のテンショナよりも、テンショナ80がチェーンから
の大きな押付力に耐え、チェーンへの押付力を一定に保
持する。
【0069】図10は、単一のハウジング98と、皿ば
ねのラチェットスプリング91と、チェーン緊張力を制
御する二つのコイルテンショナスプリング92,93と
を備えた両面型(双方向型)のテンショナ90を示して
いる。コイルテンショナスプリング92,93は、それ
ぞれピストン94,95を突出方向に付勢している。皿
ばね91は、両ラチェットピストン96,97をチェー
ンに向かって突出する方向に付勢している。ラチェット
100,101は、それぞれラチェットピストン96,
97のために逆止機能を提供している。
ねのラチェットスプリング91と、チェーン緊張力を制
御する二つのコイルテンショナスプリング92,93と
を備えた両面型(双方向型)のテンショナ90を示して
いる。コイルテンショナスプリング92,93は、それ
ぞれピストン94,95を突出方向に付勢している。皿
ばね91は、両ラチェットピストン96,97をチェー
ンに向かって突出する方向に付勢している。ラチェット
100,101は、それぞれラチェットピストン96,
97のために逆止機能を提供している。
【0070】本発明が関連する技術分野の当業者は、と
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
【0071】それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る機械
式チェーンテンショナによれば、ピストンを突出方向に
付勢するのに、液圧システムを用いずに複数の皿ばねを
用いているので、液圧システムに特有のキャビテーショ
ンや流体漏れ等の影響を回避できる。しかも、付勢手段
として複数の皿ばねを積層したものを用いたので、皿ば
ね積層システム固有のヒステリシスダンピング作用によ
り、優れた減衰特性が得られる効果がある。
式チェーンテンショナによれば、ピストンを突出方向に
付勢するのに、液圧システムを用いずに複数の皿ばねを
用いているので、液圧システムに特有のキャビテーショ
ンや流体漏れ等の影響を回避できる。しかも、付勢手段
として複数の皿ばねを積層したものを用いたので、皿ば
ね積層システム固有のヒステリシスダンピング作用によ
り、優れた減衰特性が得られる効果がある。
【図1】本発明による機械式テンショナの第1の実施態
様の断面図である。
様の断面図である。
【図2】直列に配列された皿ばねの断面図である。
【図3】二枚ずつ平行にかつ直列に配列された皿ばねの
断面図である。
断面図である。
【図4】平行に積層された皿ばねの断面図である。
【図5】本発明による機械式テンショナの第2の実施態
様の断面図である。
様の断面図である。
【図6】本発明による機械式テンショナの第3の実施態
様の断面図である。
様の断面図である。
【図7】予測される結果に基づいた、スプリングの荷重
−変位関係を示すグラフである。
−変位関係を示すグラフである。
【図8】本発明による機械式テンショナの第4の実施態
様の断面図である。
様の断面図である。
【図9】本発明による機械式テンショナの第5の実施態
様の断面図である。
様の断面図である。
【図10】本発明による機械式テンショナの第6の実施
態様の断面図である。
態様の断面図である。
【図11】従来技術において開示された皿ばね積層体に
おける非線形の荷重−変位特性を示すグラフであって、
(a)は皿ばねが異なる厚みを有する場合を示してお
り、(b)はディスクが段階的に増えている場合を示し
ている。
おける非線形の荷重−変位特性を示すグラフであって、
(a)は皿ばねが異なる厚みを有する場合を示してお
り、(b)はディスクが段階的に増えている場合を示し
ている。
10 テンショナ(機械式チェーンテンショ
ナ) 11 ハウジング 12 (第1の)孔 15 チェーン 20 ピストン 25 テンショナアーム 30 皿ばね組立体
ナ) 11 ハウジング 12 (第1の)孔 15 チェーン 20 ピストン 25 テンショナアーム 30 皿ばね組立体
Claims (12)
- 【請求項1】 機械式チェーンテンショナであって、 第1の孔を有するハウジングと、 前記第1の孔内にスライド可能に受け入れられたピスト
ンと、 前記ピストンが前記孔から突出する方向に前記ピストン
の第1の端部を付勢するとともに、第1の厚みを有しか
つ直列に積層された第1および第2の皿ばねを含む複数
の皿ばねと、 前記ピストンの第2の端部に配置され、チェーンと当接
するテンショナアームと、を備えた機械式チェーンテン
ショナ。 - 【請求項2】 請求項1記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 第3の皿ばねが、第2の厚みを有する第4の皿ばねと直
列に積層され、前記第3の皿ばねが前記第2の皿ばねと
直列に積層されるとともに、前記第2の厚みが前記第1
の厚みよりも大きくなっている、ことを特徴とする機械
式チェーンテンショナ。 - 【請求項3】 請求項2記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 第5の皿ばねが、第3の厚みを有する第6の皿ばねと直
列に積層され、前記第5の皿ばねが前記第4の皿ばねと
直列に積層されるとともに、前記第3の厚みが前記第2
の厚みよりも大きくなっている、ことを特徴とする機械
式チェーンテンショナ。 - 【請求項4】 請求項1記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 第3の皿ばねが第4の皿ばねと平行に積層されており、
前記第3の皿ばねが前記第2の皿ばねと直列に配列され
ている、ことを特徴とする機械式チェーンテンショナ。 - 【請求項5】 請求項4記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 第5の皿ばねが第6の皿ばねと平行に積層されており、
前記第5の皿ばねが前記第4の皿ばねと直列に積層され
ている、 ことを特徴とする機械式チェーンテンショナ。 - 【請求項6】 請求項5記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 第7の皿ばねが第8および第9の皿ばねと平行に積層さ
れており、前記第7の皿ばねが前記第6の皿ばねと直列
に積層されている、ことを特徴とする機械式チェーンテ
ンショナ。 - 【請求項7】 請求項6記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 第10の皿ばねが第11および第12の皿ばねと平行に
積層されており、前記第10の皿ばねが前記第9の皿ば
ねと直列に積層されている、ことを特徴とする機械式チ
ェーンテンショナ。 - 【請求項8】 請求項1記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 前記ハウジングが、前記第1の孔の逆側に第2の孔を有
しており、該第2の孔内には、前記第1のピストンとは
逆方向に前記第2の孔から突出する第2のピストンが収
容されている、ことを特徴とする機械式チェーンテンシ
ョナ。 - 【請求項9】 請求項1記載の機械式チェーンテンショ
ナにおいて、 前記ピストンを前記第1の孔から突出する方向に付勢す
る第2のスプリングと、 前記第2のスプリングおよび前記皿ばね間に配置され、
該皿ばねにより、前記第1の孔から突出する方向に付勢
された可動ラチェットピストンと、 前記可動ラチェットピストンおよび第1の孔と係合する
ように配置されたラチェットと、をさらに備えた機械式
チェーンテンショナ。 - 【請求項10】 請求項9記載の機械式チェーンテンシ
ョナにおいて、 前記第2のスプリングがコイルスプリングである、 ことを特徴とする機械式チェーンテンショナ。 - 【請求項11】 請求項9記載の機械式チェーンテンシ
ョナにおいて、 前記第2のスプリングが複数の皿ばねを有している、こ
とを特徴とする機械式チェーンテンショナ。 - 【請求項12】 請求項9記載の機械式チェーンテンシ
ョナにおいて、 前記ハウジングが、前記第1の孔とは逆側端に第2の孔
を有しており、前記第2の孔内には、該第2の孔から前
記第1のピストンと逆方向に突出する第2のピストン
と、前記皿ばねによって付勢された第2のラチェットピ
ストンとが収容されている、ことを特徴とする機械式チ
ェーンテンショナ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/730,615 US5720683A (en) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | Mechanical chain tensioner with belleville springs |
US08/730,615 | 1996-10-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238603A true JPH10238603A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=24936057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9308027A Abandoned JPH10238603A (ja) | 1996-10-21 | 1997-10-21 | 機械式チェーンテンショナ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5720683A (ja) |
EP (1) | EP0837264A3 (ja) |
JP (1) | JPH10238603A (ja) |
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