JPH10238511A - テレスコープ式アクチュエータ - Google Patents

テレスコープ式アクチュエータ

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JPH10238511A
JPH10238511A JP4512597A JP4512597A JPH10238511A JP H10238511 A JPH10238511 A JP H10238511A JP 4512597 A JP4512597 A JP 4512597A JP 4512597 A JP4512597 A JP 4512597A JP H10238511 A JPH10238511 A JP H10238511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
outer cylinder
pulley
actuator
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP4512597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsufumi Tomioka
達史 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kiki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Kiki Co Ltd filed Critical Sanyo Kiki Co Ltd
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Publication of JPH10238511A publication Critical patent/JPH10238511A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレスコープ式アクチュエータをバランスよ
く伸長させる。 【解決手段】 外筒A内に第1ロッド1と第2ロッド2
と第3ロッド3をテレスコープ状に内嵌する。その第1
ロッド1の下部に設けたピストン5の下側に流体圧作動
室8を形成する。上記の第1ロッド1の上端部の第1ブ
ラケット11に第1プーリ21を回転自在に支持する。
その第1プーリ21に巻掛けた第1ロープ31の一端3
1aを上記の外筒Aの上部に連結すると共に他端31b
を上記の第2ロッド2の下端部に連結する。同様に、上
記の第2ロッド2の上端部の第2ブラケット12に第2
プーリ22を回転自在に支持する。その第2プーリ22
に巻掛けた第2ロープ32の一端32aを上記の第1ブ
ラケット11に連結すると共に他端32bを上記の第3
ロッド2の下端部に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷物の昇降など
に使用されるテレスコープ式アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアクチュエータは、従来では、
テレスコープ形の流体圧シリンダが知られている。その
従来技術では、ボア径の異なる複数のピストン式チュー
ブを外筒内に順に保密状に内嵌して、各段のチューブご
とに流体圧作動室を形成して、これら各段の流体圧作動
室を互いに連通させて構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、最
下段の流体圧作動室へ供給した圧力流体が上段側の流体
圧作動室へも供給され、これにより、各段のチューブを
伸長させて長いストロークを得ることができる点で優れ
るが、次の点で改善の余地が残されていた。
【0004】ボア径の異なる複数のチューブは、受圧面
積が異なるうえ、保密用パッキンなどから不整に作用す
る摩擦抵抗力を受けるため、バランスよく伸長できない
場合がある。また、外筒と複数のチューブとを相互に保
密状に嵌入する必要があるので、全てのチューブについ
て加工精度や仕上げ精度を良好に保つことが要求され、
製作コストが高い。さらに、複数の流体圧作動室を圧力
流体で充満する必要があるので、その圧力流体の必要供
給量が多い。このため、アクチュエータのパワー源が大
型化する。本発明の目的は、上述の弊害を解消できるテ
レスコープ式アクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、例えば、図1から図3に示すように、テ
レスコープ式アクチュエータを次のように構成した。外
筒A内に第1ロッド1と第2ロッド2との少なくとも二
つのロッドを軸心方向へ伸縮自在な状態でテレスコープ
状に内嵌し、上記の第1ロッド1の先端部に回転輪21
を回転自在に支持し、その回転輪21に軸心方向へ延び
る伝動具31を巻掛けて、その伝動具31の一端31a
を上記の外筒Aに連結するとともに同上の伝動具31の
他端31bを上記の第2ロッド2の基端部に連結し、上
記の外筒Aに対して第1ロッド1を伸長させる駆動手段
Dを設けたものである。
【0006】なお、上記の駆動手段Dは、前記の第1ロ
ッド1の基端部に設けたピストン5と、そのピストン5
と前記の外筒Aの基端部との間に形成した流体圧作動室
8とによって構成することが好ましい。
【0007】
【作用】本発明は、例えば、図1と図2に示すように、
次のように作用する。図1の収縮状態のアクチュエータ
を伸長させるときには、駆動手段Dによって外筒Aに対
して第1ロッド1を上昇させていく。すると、図2に示
すように、その第1ロッド1に支持した回転輪21がロ
ープ等の伝動具31を介して第2ロッド2を上昇させて
いく。この場合、外筒Aに対する第2ロッド2の静止位
置よりの移動量は、同上の外筒Aに対する第1ロッド1
の静止位置よりの移動量の二倍になる。従って、第1ロ
ッド1に対する第2ロッド2のストロークS2は上記の
第1ロッド1のストロークS1と等しくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
から図3によって説明する。図1は、収縮状態のアクチ
ュエータの縦断面視の模式図である。図2は、上記アク
チュエータを最大に伸長させた状態の模式図である。図
3は、上記アクチュエータの伸長途中状態の要部断面図
である。
【0009】上記アクチュエータは、外筒Aと第1ロッ
ド1と第2ロッド2と第3ロッド3とを備える。これら
3本のロッド1・2・3は、筒状に形成されており、上
記の外筒A内に上下方向(軸心方向)へ伸縮自在な状態で
テレスコープ状に内嵌されている。
【0010】上記の第1ロッド1の下端部(基端部)にピ
ストン5が一体に形成され、そのピストン5がパッキン
6を介して上記の外筒Aの筒孔7に気密移動自在に挿入
される。そのピストン5と上記の外筒Aの下端部(基端
部)との間に流体圧作動室8が形成され、その流体圧作
動室8には、給排ポート9を介して圧縮空気が供給・排
出される。上記ピストン5と上記の流体圧作動室8とに
よって駆動手段Dが構成されている。また、上記の第3
ロッド3の上部には、荷物を載置するため等に使用され
る天板10が固定されている。
【0011】上記の第1ロッド1の上端部(先端部)に第
1ブラケット11が固設される。その第1ブラケット1
1には、回転輪である第1プーリ21が枢支ピン24に
よって回転自在に支持される。その第1プーリ21に
は、上下方向へ延びる第1ロープ31(伝動具)が逆U字
状に巻掛けられる。その第1ロープ31の一端31aが
上記の外筒Aの上部の連結ピン25へ連結され、同上の
第1ロープ31の他端31bが、上記の第2ロッド2の
下端部(基端部)の連結ピン26に連結される。図3中の
符号27は案内用プーリである。
【0012】また、上記の第2ロッド2の上端部(先端
部)に第2ブラケット12が固設される。その第2ブラ
ケット12には、回転輪である第2プーリ22が枢支ピ
ン34によって回転自在に支持される。その第2プーリ
22には、上下方向へ延びる第2ロープ32(伝動具)が
逆U字状に巻掛けられる。その第2ロープ32の一端3
2aが前記の第1ブラケット11の連結ピン35へ連結
され、同上の第2ロープ32の他端32bが、前記の第
3ロッド3の下端部(基端部)の連結ピン36に連結され
る。図3中の符号37は案内用プーリである。
【0013】上記構成のアクチュエータは次のように作
動する。図1の収縮状態のアクチュエータを伸長させる
ときには、前記の給排ポート9から流体圧作動室8へ圧
縮空気を供給して、前記ピストン5を介して第1ロッド
1を上昇させていく。すると、前記の第1プーリ21が
第1ロープ31を介して第2ロッド2を上昇させてい
き、これと同時に、第2プーリ22が第2ロープ32を
介して第3ロッド3を上昇させていく。
【0014】上述の上昇時において、外筒Aに対する第
2ロッド2の静止位置よりの移動量は、同上の外筒Aに
対する第1ロッド1の静止位置よりの移動量の二倍にな
る。従って、第1ロッド1に対する第2ロッド2のスト
ロークS2は上記の第1ロッド1のストロークS1と等し
くなる。同様に、第1ロッド1に対する第3ロッド3の
静止位置よりの移動量は、同上の第1ロッド1に対する
第2ロッド2の静止位置よりの移動量の二倍になる。従
って、第2ロッド2に対する第3ロッド3のストローク
3は上記の第2ロッド2のストロークS2と等しくな
る。その結果、上記の各ストロークS1・S2・S3は等し
くなる。
【0015】そして、上記の第2ロッド2が第1ロープ
31によって第1ロッド1に連動連結されると共に、第
3ロッド3が第2ロープ32によって第2ロッドに連動
連結されているので、摩擦力等の不整な力が作用した場
合であっても、上記の第2ロッド2及び第3ロッド3は
上記の第1ロッド1と実質的に同時かつ同一の速度でバ
ランスよく上昇される。
【0016】上記の実施形態は次のように変更可能であ
る。前記ロッド1・2・3は、3本設けることに代えて、
2本であってもよく、4本以上であってもよい。なお、
最も内側に配置されるロッド(例えば上記の第3ロッド)
は、軽量に造るうえでは中空に構成することが好ましい
が、中実であっても差し支えない。回転輪と伝動具との
組み合わせは、前記プーリ21・22とロープ31・3
2との組み合わせに代えて、スプロケットとチェーンと
の組み合わせや、歯車と歯付きベルトとの組み合わせ等
であってもよい。
【0017】前記の外筒Aとロッド1・2・3とは、円
形パイプ状のものに代えて、角パイプ状であってもよ
い。前記の流体圧作動室8へ供給される圧力流体は、圧
縮空気に代えて、圧縮窒素ガスや圧油等の他の種類の圧
力流体であってもよい。さらには、駆動手段Dは、上記
の流体圧作動式のものに代えて、人力操作式ウィンチや
電動ウィンチなどであってもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。本発明の第2ロッドは、
ロープ等の伝動具によって第1ロッドに連動連結されて
いるので、摩擦力等の不整な力が作用した場合であって
も、上記の第1ロッド1と実質的に同時かつ同一の速度
でバランスよく伸長される。また、上記の伝動具によっ
て駆動される第2ロッドは、前述の従来技術とは異な
り、第1ロッドに保密状に嵌入させる必要がないので、
その第2ロッドの加工精度や仕上げ精度を高精度に維持
する必要がなくなり、その分だけ製作コストを低減でき
る。
【0019】さらに、アクチュエータを伸長させるとき
には、駆動手段によって上記の第1ロッドだけを駆動す
ればよいので、前記の従来技術のように複数のロッドを
全て駆動する必要があるものと比べると、必要な駆動力
が小さくなり、その結果、駆動手段を小型化できる。
【0020】なお、前記の駆動手段を流体圧作動式に構
成した場合には、第1ロッド用の流体圧作動室だけを圧
力流体で充満するだけでよいので、圧力流体の必要供給
量が少なくなる。このため、圧力流体の駆動源を小型か
つ軽量に造れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、収縮状態のアクチ
ュエータの縦断面視の模式図である。
【図2】上記アクチュエータを最大に伸長させた状態の
模式図である。
【図3】同上アクチュエータの伸長途中状態の要部断面
図である。
【符号の説明】
1…第1ロッド、2…第2ロッド、5…ピストン、8…
流体圧作動室、21…回転輪(第1プーリ)、31…伝動
具(第1ロープ)、31a…伝動具31の一端、31b…
伝動具31の他端、A…外筒、D…駆動手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒(A)内に第1ロッド(1)と第2ロッ
    ド(2)との少なくとも二つのロッドを軸心方向へ伸縮自
    在な状態でテレスコープ状に内嵌し、上記の第1ロッド
    (1)の先端部に回転輪(21)を回転自在に支持し、その
    回転輪(21)に軸心方向へ延びる伝動具(31)を巻掛
    け、その伝動具(31)の一端(31a)を上記の外筒(A)
    に連結するとともに同上の伝動具(31)の他端(31b)
    を上記の第2ロッド(2)の基端部に連結し、上記の外筒
    (A)に対して第1ロッド(1)を伸長させる駆動手段(D)
    を設けた、ことを特徴とするテレスコープ式アクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記の駆動手段(D)を、前記の第1ロッ
    ド(1)の基端部に設けたピストン(5)と、そのピストン
    (5)と前記の外筒(A)の基端部との間に形成した流体圧
    作動室(8)とによって構成した、ことを特徴とする請求
    項1に記載のテレスコープ式アクチュエータ。
JP4512597A 1997-02-28 1997-02-28 テレスコープ式アクチュエータ Pending JPH10238511A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1193827A (ja) * 1997-09-18 1999-04-06 Toshiba Corp 機能素子およびアクチュエータ
JP2008523992A (ja) * 2004-12-15 2008-07-10 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 金属材料を移動させるための装置
JP2012092973A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Hamilton Sundstrand Corp アキュムレータシステムおよびその駆動方法
CN106388844A (zh) * 2016-12-09 2017-02-15 中央军委后勤保障部卫生局药品仪器检验所 伸缩机构及便携式数字x射线机

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