JPH10238272A - 削岩機 - Google Patents

削岩機

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Publication number
JPH10238272A
JPH10238272A JP4642397A JP4642397A JPH10238272A JP H10238272 A JPH10238272 A JP H10238272A JP 4642397 A JP4642397 A JP 4642397A JP 4642397 A JP4642397 A JP 4642397A JP H10238272 A JPH10238272 A JP H10238272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shank rod
piston
rock drill
axis
shank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4642397A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hayashi
猛 林
Kazuo Tofun
和夫 藤墳
Kazuyoshi Yoshida
和由 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP4642397A priority Critical patent/JPH10238272A/ja
Publication of JPH10238272A publication Critical patent/JPH10238272A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン13を大型化することなく、シャン
クロッド2に大きな打撃力を与えて高い掘削性能を得る
ことが可能な削岩機を提供する。 【解決手段】 軸線O回りに回転可能かつこの軸線O方
向に進退自在に支持されるシャンクロッド2と、このシ
ャンクロッド2を回転させる回転機構3と、このシャン
クロッド2に軸線O方向に打撃力を与える打撃機構4と
を備え、この打撃機構4には、軸線O方向に進退可能に
シリンダ12内に嵌挿されてシャンクロッド2を打撃す
るピストン13を具備せしめ、このピストン13を超硬
合金により形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩石の穿孔等に使
用される削岩機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の削岩機においては、ビット等の
掘削工具が取り付けられるシャンクロッドに回転打撃力
を与えて削岩を行うものが近年主流となりつつある。こ
のような回転打撃式の削岩機には、シャンクロッドを回
転させる回転機構とシャンクロッドに打撃力を与える打
撃機構とが備えられており、このうち打撃機構において
は、従来シャンクロッドの軸線方向に進退可能にシリン
ダ内に嵌挿された鋼材製のピストンを、空圧あるいは油
圧等によって高速で進退させてシャンクロッドの後端面
を打撃し、シャンクロッドに打撃力を与えるようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
打撃機構においてピストンからシャンクロッドに与えら
れる打撃エネルギーは、ピストンがシャンクロッドを打
撃する打撃速度が同じであるなら、ピストンの重量が大
きいほど大きくなる。従って、削岩機による掘削性能を
向上させるためにシャンクロッドに大きな打撃力をシャ
ンクロッドに与えるには、ピストンを大きくしてその重
量を増加させればよいのであるが、このようにピストン
が大きくなると、打撃機構自体が大型化するのは勿論の
こと、ピストンが高速で進退する際に発生する振動も大
きくなるので、かかる振動に抗するために削岩機本体に
も大きな強度を確保しなければならず、結果的に削岩機
が大型することが避けられない。また、こうしてピスト
ンが大型化すると、ピストンとシリンダとの摺動面積も
増大するため、両者の摩擦によって失われるエネルギー
損失も大きくなり、非効率的であるという問題もある。
【0004】本発明は、このような背景の下になされた
ものであって、ピストンを大型化することなく、シャン
クロッドに大きな打撃力を与えて高い掘削性能を得るこ
とが可能な削岩機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに
回転可能かつ該軸線方向に進退自在に支持されるシャン
クロッドと、このシャンクロッドを回転させる回転機構
と、該シャンクロッドに上記軸線方向に打撃力を与える
打撃機構とを備え、この打撃機構に、上記軸線方向に進
退可能にシリンダ内に嵌挿されて上記シャンクロッドを
打撃するピストンを具備せしめ、このピストンを超硬合
金により形成したことを特徴とする。
【0006】しかるに、従来のピストンを形成する鋼材
の比重が約7.8程度であるのに対して、WC(タング
ステンカーバイド)を主成分とする超硬合金は、その比
重が13.5〜15と大きく、このため同じピストンの
大きさであるなら、その重量を2倍以上に高めることが
でき、従って大きな打撃エネルギーを得ることが可能と
なる。逆に同じ打撃エネルギーを得るのであれば、ピス
トンを小さくすることができ、打撃機構の小型化や振動
の低減を図ることができる。しかも、かかる超硬合金
は、材料粉末を高温で焼結させた焼結合金であって、鋼
材等に比べて硬度および抗折力が高く、このため、より
衝撃的な打撃力をシャンクロッドに与えることが可能と
なるとともに、ピストンの強度を向上させてその寿命の
延長を図ることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すものである。本実施形態においては、削岩機本体1の
先端側にシャンクロッド2および該シャンクロッド2を
回転させる回転機構3が取り付けられるとともに、後端
側にはシャンクロッド2に打撃力を与える打撃機構4が
設けられている。シャンクロッド2は略円筒状の部材で
あって、チャック機構5を介して削岩機本体1に支持さ
れており、このチャック機構5に係合して一体にその軸
線O回りに回転可能、かつ該軸線O方向にチャック機構
5に対して進退自在とされていて、その先端には継ぎロ
ッド等を介して、あるいは直接的に、ビット等の掘削工
具が取り付けられる。なお、このシャンクロッド2の中
空部は、削岩時に削岩機本体1の後端側から供給される
くり粉排出用の圧縮空気を上記ビットに送るための排気
孔6とされている。
【0008】また、この削岩機本体1の先端部には、上
記軸線Oに回転軸を平行にしてモータ等の駆動装置7お
よび駆動ギア8が取り付けられて上記回転機構3が構成
されており、この駆動ギア8は、上記チャック機構5の
外周に設けられたギア部9に噛み合わされ、これにより
上記シャンクロッド2はチャック機構5と一体に回転さ
せられる。なお、削岩機本体1の先端部に設けられたキ
ャップ10にはサラバネ等の緩衝機構11が内装されて
おり、上記打撃機構4により打撃されて前進したシャン
クロッド2による衝撃を受け止め、かつその弾性によっ
てシャンクロッド2を後退させるようになされている。
【0009】一方、削岩機本体1の後端側は、その内部
が中空とされたシリンダ12とされており、この中空部
にピストン13が嵌挿されて上記軸線O方向に進退自在
とされている。そして、本実施形態では、このピストン
13は、WC(タングステンカーバイド)を主成分とす
る超硬合金により形成されている。なお、本実施形態で
は、このピストン13もまたその内部が中空とされた円
筒状とされており、この中空部には管状のガイドピン1
4が嵌挿されていて、このガイドピン14の先端は、上
記シャンクロッド2の排気孔6に挿入されるとともに、
後端は、この排気孔6に圧縮空気を供給するために削岩
機本体1の後端部に設けられたバルブ15に接続されて
いる。
【0010】さらに、上記シリンダ12の中空部の内周
には、上記ピストン13を進退せしめる駆動油の供給・
排出口16…が形成されており、これらの供給・排出口
16…は図示しない駆動油の供給・排出手段に接続され
ている。また、このシリンダ12の中空部の後端側に
は、上記ピストン13との間にバルブ機構17が介装さ
れており、このバルブ機構17の動作によって上記供給
・排出口16…から駆動油が供給・排出させられること
により、上記ピストン13は、図1において軸線Oより
上側に示されるように前進し、また図1において軸線O
よりも下側に示されるように後退するといった動作を所
定のストロークで高速で繰り返し、シャンクロッド2の
後端面を打撃するようになされている。
【0011】しかるに、このように構成された削岩機で
は、上述のようにシャンクロッド2に打撃力を与えるピ
ストン13が超硬合金により形成されているので、従来
の鋼材製のピストンと同じ大きさで、同じ打撃速度で進
退するのであれば約2倍以上の打撃エネルギーをシャン
クロッド2に与えることが可能となる。従って、このシ
ャンクロッド2から掘削工具に与えられる打撃エネルギ
ーも同様に2倍以上となり、より大きな打撃力で岩石等
を掘削することが可能となるので、効率的な掘削作業を
行うことが可能となる。
【0012】しかも、このピストン13を形成する超硬
合金は、その材料となるWC粉末をCo等を結合材とし
て高温で焼結成形した焼結合金であって、鋼材等に比べ
て硬度および抗折力が高く、このため、より衝撃的な打
撃力をシャンクロッド2から掘削工具に与えることがで
き、硬い岩石に対しても高い掘削性能を得ることができ
る。また、強度や耐摩耗性も高いことから、ピストン1
3の寿命の延長を図ることも可能となり、これにより上
述のような高い掘削性能を長期に渡って安定して発揮す
ることができる。
【0013】一方、逆に掘削性能を同じに設定するので
あれば、ピストン13として超硬合金を用いた上記構成
の削岩機によれば、ピストン13の大きさを従来の鋼材
製のものに比べて、その体積を2分の1以下に小型化す
ることが可能となる。従って、これに伴いシリンダ12
の容量も小さくすることができるので、結果的に削岩機
本体1のコンパクト化を図ることが可能となり、特にハ
ンドドリルやレッグドリルサイズのものにあっては、そ
の取り扱いをきわめて容易とすることができる。しか
も、高速で進退するピストン13がこのように小型化さ
れることにより、掘削時に削岩機本体1に発生する振動
の低減をも図ることができるので一層操作が容易とな
り、しかも振動に抗する強度を確保するために削岩機本
体1を大型化したり重量化したりする必要もなくなるの
で、より取り扱い性の高い削岩機を提供することが可能
となる。
【0014】なお、上記実施形態では、駆動油によりピ
ストン13を進退せしめる油圧式の削岩機について説明
したが、本発明は、空圧式の削岩機に適用することも可
能であるし、場合によっては電動式のものに適用するこ
とも可能である。また、上記実施形態では、シャンクロ
ッド2を回転させる回転機構3とピストン13によりシ
ャンクロッド2を打撃する打撃機構4とが独立した構成
とされているが、例えば上記回転機構3として、シャン
クロッド2の後端に連結されるとともにピストン13に
嵌合されるライフルバーを用いて、ピストン13の進退
によりシャンクロッド2を回転させるような構成とする
ことも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ピストンの大きさが従来と同じならば、削岩機の本体を
大型化することなく、より大きな打撃力をシャンクロッ
ドに与えて、高い掘削性能を安定して得ることができ、
また掘削性能を同じとするのであれば、削岩機のコンパ
クト化を図ってその取り扱い性を向上させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 削岩機本体 2 シャンクロッド 3 回転機構 4 打撃機構 5 チャック機構 12 シリンダ 13 ピストン 16 駆動油の供給・排出口 17 バルブ機構 O シャンクロッド2の回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 和由 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転可能かつ該軸線方向に進
    退自在に支持されるシャンクロッドと、このシャンクロ
    ッドを回転させる回転機構と、該シャンクロッドに上記
    軸線方向に打撃力を与える打撃機構とを備え、この打撃
    機構は、上記軸線方向に進退可能にシリンダ内に嵌挿さ
    れて上記シャンクロッドを打撃するピストンを具備し、
    このピストンが超硬合金により形成されていることを特
    徴とする削岩機。
JP4642397A 1997-02-28 1997-02-28 削岩機 Pending JPH10238272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4642397A JPH10238272A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 削岩機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4642397A JPH10238272A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 削岩機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10238272A true JPH10238272A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12746752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4642397A Pending JPH10238272A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 削岩機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10238272A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151091A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 古河ロックドリル株式会社 さく岩機
CN110566178A (zh) * 2019-09-03 2019-12-13 安徽科信矿山机械制造有限公司 一种凿岩石机用智能化保护装置及其使用方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010424