JPH1023794A - 電動機駆動用インバ−タの過負荷保護回路 - Google Patents
電動機駆動用インバ−タの過負荷保護回路Info
- Publication number
- JPH1023794A JPH1023794A JP8188867A JP18886796A JPH1023794A JP H1023794 A JPH1023794 A JP H1023794A JP 8188867 A JP8188867 A JP 8188867A JP 18886796 A JP18886796 A JP 18886796A JP H1023794 A JPH1023794 A JP H1023794A
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- Japan
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- overload
- motor
- output
- overload protection
- inverter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電動機冷却能力の低下する低速度領域において
も電動機焼損を防止し得る電動機駆動用インバ−タの過
負荷保護回路を提供するものである。 【解決手段】過負荷ブロックを、インバ−タ出力周波数
に対応した出力電流の過負荷設定値を可変設定可能とし
たものである。
も電動機焼損を防止し得る電動機駆動用インバ−タの過
負荷保護回路を提供するものである。 【解決手段】過負荷ブロックを、インバ−タ出力周波数
に対応した出力電流の過負荷設定値を可変設定可能とし
たものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機駆動用イン
バータにおける負荷保護機能を有する電動機駆動用イン
バータの過負荷保護回路に、関するものである。
バータにおける負荷保護機能を有する電動機駆動用イン
バータの過負荷保護回路に、関するものである。
【０００２】
【従来の技術】汎用誘導電動機（以下ＩＭと称する）を
駆動する電動機駆動用インバ−タ（以下単にインバ−タ
という）は産業界の各分野へ広く普及してきており、従
来の直流電動機を駆動する装置いわゆるサイリスタレオ
ナ−ド装置に、全面的にとって変わっている。これは、
定期的にブラシの交換を必要とする直流電動機に対し
て、駆動電動機のＩＭはその必要がなく、電動機の構造
の差異によるメンテナンス上の利点が大きな理由として
挙げられる。また、近年の目ざましい半導体技術および
制御技術の進歩と相まって、インバ−タの小型化・大容
量化および高性能化が進められ、その普及はますます拡
大している。
駆動する電動機駆動用インバ−タ（以下単にインバ−タ
という）は産業界の各分野へ広く普及してきており、従
来の直流電動機を駆動する装置いわゆるサイリスタレオ
ナ−ド装置に、全面的にとって変わっている。これは、
定期的にブラシの交換を必要とする直流電動機に対し
て、駆動電動機のＩＭはその必要がなく、電動機の構造
の差異によるメンテナンス上の利点が大きな理由として
挙げられる。また、近年の目ざましい半導体技術および
制御技術の進歩と相まって、インバ−タの小型化・大容
量化および高性能化が進められ、その普及はますます拡
大している。
【０００３】一般に、かような電動機駆動のための制御
装置には各種保護機能を設けることが知られており、そ
の保護機能の必須な一つとして、装置の出力電流が予め
設定した過負荷設定値や継続時間を越えると装置の運転
を停止させる等の保護を行う、いわゆる過負荷保護機能
が設けられる。これを、図３および図４を参照して説明
する。図３は従来例の要部構成を示し、１は直流入力電
源、２は平滑コンデンサ、３インバータ部、４はＩＭ、
５は設定器、６は電流検出器、７は制御回路部、８は過
負荷保護機能ブロック（以下過負荷ブロックという）で
ある。すなわち、制御回路部７は、設定器５出力の設定
値，電流検出器６出力および後述する過負荷保護指令Ｓ
８等を得て、インバータ部３内のスイッチング素子（例
えばトランジスタ）を適宜制御する制御指令Ｓ71をイン
バータ部３に与える。インバータ部３は、直流電源入力
１を平滑コンデンサ２を介して得て、等価正弦波交流出
力に変換してＩＭ４に与え、例えばＩＭ４の速度を可変
制御するものである。
装置には各種保護機能を設けることが知られており、そ
の保護機能の必須な一つとして、装置の出力電流が予め
設定した過負荷設定値や継続時間を越えると装置の運転
を停止させる等の保護を行う、いわゆる過負荷保護機能
が設けられる。これを、図３および図４を参照して説明
する。図３は従来例の要部構成を示し、１は直流入力電
源、２は平滑コンデンサ、３インバータ部、４はＩＭ、
５は設定器、６は電流検出器、７は制御回路部、８は過
負荷保護機能ブロック（以下過負荷ブロックという）で
ある。すなわち、制御回路部７は、設定器５出力の設定
値，電流検出器６出力および後述する過負荷保護指令Ｓ
８等を得て、インバータ部３内のスイッチング素子（例
えばトランジスタ）を適宜制御する制御指令Ｓ71をイン
バータ部３に与える。インバータ部３は、直流電源入力
１を平滑コンデンサ２を介して得て、等価正弦波交流出
力に変換してＩＭ４に与え、例えばＩＭ４の速度を可変
制御するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】つぎに、この種の従来
技術における過負荷保護機能は、駆動する電動機に対し
て、過負荷設定値をＩＭの定格電流値に設定してその 1
50％が１分間継続すると保護機能が動作するという如く
に、電流の設定値と継続時間とをそれぞれ設定すること
が慣用されている。ところで、サイリスタレオナード装
置においては、こうした設定値であっても、なんら問題
はなかった。何故ならば、サイリスタレオナード装置に
おける直流電動機は、通常、強制風冷のためのファンモ
−タを内蔵しているため、直流電動機の速度が変化して
も、電動機自身の冷却能力が変わらないという理由によ
る。なお、その設定値のうちの継続時間については、本
発明の対象とするものではないので言及しない。
技術における過負荷保護機能は、駆動する電動機に対し
て、過負荷設定値をＩＭの定格電流値に設定してその 1
50％が１分間継続すると保護機能が動作するという如く
に、電流の設定値と継続時間とをそれぞれ設定すること
が慣用されている。ところで、サイリスタレオナード装
置においては、こうした設定値であっても、なんら問題
はなかった。何故ならば、サイリスタレオナード装置に
おける直流電動機は、通常、強制風冷のためのファンモ
−タを内蔵しているため、直流電動機の速度が変化して
も、電動機自身の冷却能力が変わらないという理由によ
る。なお、その設定値のうちの継続時間については、本
発明の対象とするものではないので言及しない。
【０００５】図４は図３の過負荷保護特性例を示したも
のであって、すなわち、電動機速度に対して、過負荷設
定値が一定値であるという特性である。しかしながら、
インバータにおいては電動機が一定速度で回転すること
を前提としたＩＭである。これらの電動機は一般に自己
通風ファン内蔵形として設計されており、定格速度での
冷却能力を前提条件として、電動機速度が低下すると電
動機自身の冷却能力も電動機速度に応じて低下すること
になって、図４の如き過負荷設定値では、低速度領域で
の充分な過負荷保護機能が得らず、電動機を焼損させる
場合があるという不具合があった。
のであって、すなわち、電動機速度に対して、過負荷設
定値が一定値であるという特性である。しかしながら、
インバータにおいては電動機が一定速度で回転すること
を前提としたＩＭである。これらの電動機は一般に自己
通風ファン内蔵形として設計されており、定格速度での
冷却能力を前提条件として、電動機速度が低下すると電
動機自身の冷却能力も電動機速度に応じて低下すること
になって、図４の如き過負荷設定値では、低速度領域で
の充分な過負荷保護機能が得らず、電動機を焼損させる
場合があるという不具合があった。
【０００６】しかして本発明の目的とするところは、電
動機冷却能力の低下する低速度領域においても電動機を
焼損させることなく過負荷保護機能を奏し得る簡便な装
置を提供する、ことにある。
動機冷却能力の低下する低速度領域においても電動機を
焼損させることなく過負荷保護機能を奏し得る簡便な装
置を提供する、ことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上述したような
点に鑑みなされたものであって、つぎの如くに構成した
ものである。すなわち、直流電源入力を等価正弦波交流
出力に変換してＩＭを駆動するインバータ部およびイン
バータ部へ制御指令を与える制御回路部を具備するイン
バータにおいて、電流検出器出力を得て過負荷保護指令
を信号発生する過負荷保護機能ブロックを、インバータ
出力周波数を得て該インバータ出力周波数に対応した出
力電流の過負荷設定値を可変設定可能としてなるもので
ある。さらには、かかる解決手段により、電動機の低速
度領域においてもインバ−タの過負荷設定値が適宜可変
されたものとなって、電動機の冷却能力に応じた過負荷
保護を好適に実現できるものである。
点に鑑みなされたものであって、つぎの如くに構成した
ものである。すなわち、直流電源入力を等価正弦波交流
出力に変換してＩＭを駆動するインバータ部およびイン
バータ部へ制御指令を与える制御回路部を具備するイン
バータにおいて、電流検出器出力を得て過負荷保護指令
を信号発生する過負荷保護機能ブロックを、インバータ
出力周波数を得て該インバータ出力周波数に対応した出
力電流の過負荷設定値を可変設定可能としてなるもので
ある。さらには、かかる解決手段により、電動機の低速
度領域においてもインバ−タの過負荷設定値が適宜可変
されたものとなって、電動機の冷却能力に応じた過負荷
保護を好適に実現できるものである。
【０００８】
【実施例】図１および図２を、参照して説明する。図１
は本発明による一実施例の要部構成を図３に類して示し
たものであって、７’は制御回路部、８’は過負荷ブロ
ックである。すなわち、図１においては、特に制御回路
部７’は電流検出器６出力と過負荷ブロック８’出力の
過負荷保護指令Ｓ８’とを得るとともに、出力周波数指
令Ｓ72を電流検出器６出力を入力とする過負荷ブロック
８’に信号発生する構成をなすものである。また、図２
は図１の電動機速度と過負荷設定値との関係を表した過
負荷保護特性例を示す。かくの如くに過負荷ブロック
８’は、電動機速度に対応して過負荷設定値を適宜可変
させ、電動機の低速度領域においてもＩＭ４の冷却能力
低下に応じて過負荷設定値を低減させるものである。な
お、かような構成は電気回路またはソフトの固有技術に
係わらずいずれの手段によっても容易に実現可能であっ
て、ここでは、その具体的な実用回路の記述は省略す
る。さらには、図２例では一般的な電動機速度に対する
電動機の冷却能力低減によるものを示したが、駆動する
個々の電動機の冷却能力に合わせて適宜選定し得るもの
としてもよいことは、言うまでもない。
は本発明による一実施例の要部構成を図３に類して示し
たものであって、７’は制御回路部、８’は過負荷ブロ
ックである。すなわち、図１においては、特に制御回路
部７’は電流検出器６出力と過負荷ブロック８’出力の
過負荷保護指令Ｓ８’とを得るとともに、出力周波数指
令Ｓ72を電流検出器６出力を入力とする過負荷ブロック
８’に信号発生する構成をなすものである。また、図２
は図１の電動機速度と過負荷設定値との関係を表した過
負荷保護特性例を示す。かくの如くに過負荷ブロック
８’は、電動機速度に対応して過負荷設定値を適宜可変
させ、電動機の低速度領域においてもＩＭ４の冷却能力
低下に応じて過負荷設定値を低減させるものである。な
お、かような構成は電気回路またはソフトの固有技術に
係わらずいずれの手段によっても容易に実現可能であっ
て、ここでは、その具体的な実用回路の記述は省略す
る。さらには、図２例では一般的な電動機速度に対する
電動機の冷却能力低減によるものを示したが、駆動する
個々の電動機の冷却能力に合わせて適宜選定し得るもの
としてもよいことは、言うまでもない。
【０００９】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、強
制風冷のためのファンモ−タを内蔵していないＩＭを、
冷却能力の低下する低速度領域においても焼損させるこ
となく過負荷保護し得る実用上大いに有用かつ簡便な構
成の装置を提供できる。
制風冷のためのファンモ−タを内蔵していないＩＭを、
冷却能力の低下する低速度領域においても焼損させるこ
となく過負荷保護し得る実用上大いに有用かつ簡便な構
成の装置を提供できる。
【図１】図１は本発明による一実施例の要部構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】図２は図１の過負荷保護特性例を示す特性図で
ある。
ある。
【図３】図３は従来例の要部構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図４】図４は図３の過負荷保護特性例を示す特性図で
ある。
ある。
１ 直流入力電源 ２ 平滑コンデンサ ３ インバータ部 ４ 汎用誘導電動機（ＩＭ） ５ 設定器 ６ 電流検出器 ７ 制御回路部 ７’ 制御回路部 ８ 過負荷保護機能ブロック（過負荷ブロック） ８’ 過負荷保護機能ブロック（過負荷ブロック） Ｓ71 制御指令 Ｓ72 出力周波数指令 Ｓ８’ 過負荷保護指令
Claims (1)
- 【請求項１】 直流電源入力を等価正弦波交流出力に変
換して汎用誘導電動機を駆動するインバータ部へ制御指
令を与える制御回路部に、電流検出器出力を得て過負荷
保護指令を信号発生する過負荷保護機能ブロックを具備
する電動機駆動用インバータの過負荷保護回路におい
て、 前記過負荷保護機能ブロックを、インバータ出力周波数
を得て該インバータ出力周波数に対応した出力電流の過
負荷設定値を前記汎用誘導電動機の冷却能力に基づき可
変設定可能としてなることを特徴とする電動機駆動用イ
ンバータの過負荷保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8188867A JPH1023794A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 電動機駆動用インバ−タの過負荷保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8188867A JPH1023794A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 電動機駆動用インバ−タの過負荷保護回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1023794A true JPH1023794A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16231266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8188867A Pending JPH1023794A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 電動機駆動用インバ−タの過負荷保護回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1023794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020105219A1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8188867A patent/JPH1023794A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020105219A1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
| JP2020089027A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
| CN112262526A (zh) * | 2018-11-22 | 2021-01-22 | 株式会社日立产机系统 | 电力转换装置 |
| CN112262526B (zh) * | 2018-11-22 | 2023-04-25 | 株式会社日立产机系统 | 电力转换装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040213 |