JPH10237442A - 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料 - Google Patents
有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料Info
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- JPH10237442A JPH10237442A JP4564097A JP4564097A JPH10237442A JP H10237442 A JPH10237442 A JP H10237442A JP 4564097 A JP4564097 A JP 4564097A JP 4564097 A JP4564097 A JP 4564097A JP H10237442 A JPH10237442 A JP H10237442A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】実用的な高い輝度と十分な耐久性を有する有機
EL素子を提供する。 【解決手段】有機EL素子1は、ガラス基板2と、透明な
ITO のアノード3と、TPD の正孔輸送層4と、有機発光
層5と、陰極6からなる。有機発光層5は、Alq3 を
母材とし、ジチエニルピロール誘導体(DTP) を1mol%の
割合でドープしたものである。陰極6を覆って基板2の
上面に容器部7を封着する。外囲器外に導出された陽極
と陰極の端子に13V の直流電圧をかける。輝度15400cd/
m2の発光が得られた。ピーク波長は510nm である。この
有機EL素子1について10mA/cm2で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができた。
EL素子を提供する。 【解決手段】有機EL素子1は、ガラス基板2と、透明な
ITO のアノード3と、TPD の正孔輸送層4と、有機発光
層5と、陰極6からなる。有機発光層5は、Alq3 を
母材とし、ジチエニルピロール誘導体(DTP) を1mol%の
割合でドープしたものである。陰極6を覆って基板2の
上面に容器部7を封着する。外囲器外に導出された陽極
と陰極の端子に13V の直流電圧をかける。輝度15400cd/
m2の発光が得られた。ピーク波長は510nm である。この
有機EL素子1について10mA/cm2で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光性有機化合物
を含む有機発光層を備えた有機エレクトロルミネッセン
ス素子(以下、有機EL素子とも呼ぶ)に関する。特に
本発明は、構成材料としてある種の物質を用いることに
より、実用的な高い輝度と十分な耐久性を実現した有機
EL素子及び有機EL素子用材料に関する。
を含む有機発光層を備えた有機エレクトロルミネッセン
ス素子(以下、有機EL素子とも呼ぶ)に関する。特に
本発明は、構成材料としてある種の物質を用いることに
より、実用的な高い輝度と十分な耐久性を実現した有機
EL素子及び有機EL素子用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、蛍光性有機化合物を含
む薄膜を陰極と陽極の間に挟んだ構造を有し、前記薄膜
に電子および正孔を注入して再結合させることにより励
起子(エキシトン)を生成させ、このエキシトンが失活
する際の光の放出(蛍光・燐光)を利用して表示を行う
表示素子である。
む薄膜を陰極と陽極の間に挟んだ構造を有し、前記薄膜
に電子および正孔を注入して再結合させることにより励
起子(エキシトン)を生成させ、このエキシトンが失活
する際の光の放出(蛍光・燐光)を利用して表示を行う
表示素子である。
【0003】前記有機EL素子の基本構成の一つを図4
に示した。この有機EL素子は、ガラス製の基板100
上の陽極101にITO、正孔輸送層102としてトリ
フェニルアミン誘導体、有機発光層103としてトリス
(8−キノリノラト)アルミニウム(III) 、陰極104
としてマグネシウムと銀の合金を使用している。有機の
各層の厚みは50nm程度である。各層の成膜は真空蒸
着で行っている。この有機EL素子に直流10Vを加え
ると1000cd/m2 程度の緑色の発光が得られる。
この発光は陽極101及び基板100側から取り出す。
この有機EL素子の耐久性は低く、輝度半減は100時
間程度であった。
に示した。この有機EL素子は、ガラス製の基板100
上の陽極101にITO、正孔輸送層102としてトリ
フェニルアミン誘導体、有機発光層103としてトリス
(8−キノリノラト)アルミニウム(III) 、陰極104
としてマグネシウムと銀の合金を使用している。有機の
各層の厚みは50nm程度である。各層の成膜は真空蒸
着で行っている。この有機EL素子に直流10Vを加え
ると1000cd/m2 程度の緑色の発光が得られる。
この発光は陽極101及び基板100側から取り出す。
この有機EL素子の耐久性は低く、輝度半減は100時
間程度であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の有機E
L素子によれば、輝度が十分でなく、例えば最高輝度が
電圧が10Vの場合に千数百cd/m2 程度しか得られ
なかった。また、この有機EL素子は輝度半減寿命が約
1000時間と短く、耐久性の面でも問題があった。
L素子によれば、輝度が十分でなく、例えば最高輝度が
電圧が10Vの場合に千数百cd/m2 程度しか得られ
なかった。また、この有機EL素子は輝度半減寿命が約
1000時間と短く、耐久性の面でも問題があった。
【0005】本発明は、実用的な高い輝度と十分な耐久
性を有する有機EL素子と、このような有機EL素子を
実現する有機EL素子用材料を提供することを目的とし
ている。
性を有する有機EL素子と、このような有機EL素子を
実現する有機EL素子用材料を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された有
機エレクトロルミネッセンス素子は、少なくとも一方が
透光性を有する一対の電極の間に有機発光層を有する有
機エレクトロルミネッセンス素子において、前記有機発
光層が、前記化学式(化1)で示すジチエニルピロール
誘導体を有することを特徴としている。
機エレクトロルミネッセンス素子は、少なくとも一方が
透光性を有する一対の電極の間に有機発光層を有する有
機エレクトロルミネッセンス素子において、前記有機発
光層が、前記化学式(化1)で示すジチエニルピロール
誘導体を有することを特徴としている。
【0007】請求項2に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記有機発光層が、前記ジチ
エニルピロール誘導体の単体層であることを特徴として
いる。
ネッセンス素子は、請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記有機発光層が、前記ジチ
エニルピロール誘導体の単体層であることを特徴として
いる。
【0008】請求項3に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記有機発光層が、トリス
(8−キノリノラト)アルミニウム(III) からなるホス
ト材料と前記ジチエニルピロール誘導体からなるゲスト
材料から構成され、ゲスト材料のホスト材料に対する割
合が0.1〜50mol%であることを特徴としてい
る。
ネッセンス素子は、請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記有機発光層が、トリス
(8−キノリノラト)アルミニウム(III) からなるホス
ト材料と前記ジチエニルピロール誘導体からなるゲスト
材料から構成され、ゲスト材料のホスト材料に対する割
合が0.1〜50mol%であることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記一対の電極が陽極と陰極
であり、前記有機発光層の一方の面に陰極が設けられ、
前記有機発光層の他方の面と前記陽極の間に正孔輸送層
が設けられたことを特徴としている。
ネッセンス素子は、請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記一対の電極が陽極と陰極
であり、前記有機発光層の一方の面に陰極が設けられ、
前記有機発光層の他方の面と前記陽極の間に正孔輸送層
が設けられたことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、陽極と陰極の少なくとも一方が透光
性を有し、前記陰極と、電子輸送層と、有機発光層と、
前記陽極が順に積層されてなる有機エレクトロルミネッ
センス素子において、前記電子輸送層が、請求項1記載
のジチエニルピロール誘導体を有することを特徴として
いる。
ネッセンス素子は、陽極と陰極の少なくとも一方が透光
性を有し、前記陰極と、電子輸送層と、有機発光層と、
前記陽極が順に積層されてなる有機エレクトロルミネッ
センス素子において、前記電子輸送層が、請求項1記載
のジチエニルピロール誘導体を有することを特徴として
いる。
【0011】請求項6に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項5記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記有機発光層と前記陽極の
間に正孔輸送層が設けられたことを特徴としている。
ネッセンス素子は、請求項5記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記有機発光層と前記陽極の
間に正孔輸送層が設けられたことを特徴としている。
【0012】請求項7に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子用材料は、前記化学式(化1)に記載さ
れたジチエニルピロール誘導体であり、少なくとも一方
が透光性を有する一対の電極の間に有機発光層が設けら
れた有機エレクトロルミネッセンス素子に用いられる。
ネッセンス素子用材料は、前記化学式(化1)に記載さ
れたジチエニルピロール誘導体であり、少なくとも一方
が透光性を有する一対の電極の間に有機発光層が設けら
れた有機エレクトロルミネッセンス素子に用いられる。
【0013】請求項8に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子用材料は、請求項7記載の有機エレクト
ロルミネッセンス素子用材料であって、前記有機エレク
トロルミネッセンス素子の有機発光層の少なくとも一部
を構成するものである。
ネッセンス素子用材料は、請求項7記載の有機エレクト
ロルミネッセンス素子用材料であって、前記有機エレク
トロルミネッセンス素子の有機発光層の少なくとも一部
を構成するものである。
【0014】請求項9に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子用材料は、請求項7記載の有機エレクト
ロルミネッセンス素子用材料であって、前記一対の電極
が陽極と陰極であり、前記陰極が電子輸送層の一方の面
に設けられ、前記電子輸送層の他方の面には前記有機発
光層の一方の面が設けられ、前記有機発光層の他方の面
の側に前記陽極が設けられた有機エレクトロルミネッセ
ンス素子に用いられ、前記電子輸送層の少なくとも一部
を構成するものである。
ネッセンス素子用材料は、請求項7記載の有機エレクト
ロルミネッセンス素子用材料であって、前記一対の電極
が陽極と陰極であり、前記陰極が電子輸送層の一方の面
に設けられ、前記電子輸送層の他方の面には前記有機発
光層の一方の面が設けられ、前記有機発光層の他方の面
の側に前記陽極が設けられた有機エレクトロルミネッセ
ンス素子に用いられ、前記電子輸送層の少なくとも一部
を構成するものである。
【0015】
(1) 実施例1 本実施例の有機EL素子1の構成を、図1を参照しなが
ら製造工程に沿って説明する。透光性かつ絶縁性の基板
であるガラス製の基板2を洗浄し、その上面にITO(I
ndium Tin Oxide)の膜を形成し、透光性を備えた陽極3
とする。陽極3の上面に、下記化学式(化2)に示すト
リフェニルジアミン誘導体(TPD) の薄膜を真空蒸着によ
り形成し、正孔輸送層4とする。
ら製造工程に沿って説明する。透光性かつ絶縁性の基板
であるガラス製の基板2を洗浄し、その上面にITO(I
ndium Tin Oxide)の膜を形成し、透光性を備えた陽極3
とする。陽極3の上面に、下記化学式(化2)に示すト
リフェニルジアミン誘導体(TPD) の薄膜を真空蒸着によ
り形成し、正孔輸送層4とする。
【0016】
【化2】
【0017】下記化学式(化3)に示すトリス(8−キ
ノリノラト)アルミニウム(III) 、Alq3 を母材とし
て用い、下記化学式(化4)に示すジチエニルピロール
誘導体(DTP) を1mol%の割合でドーパントとして用
い、これらの物質を正孔輸送層4の上面に共蒸着させ、
有機発光層5とする。
ノリノラト)アルミニウム(III) 、Alq3 を母材とし
て用い、下記化学式(化4)に示すジチエニルピロール
誘導体(DTP) を1mol%の割合でドーパントとして用
い、これらの物質を正孔輸送層4の上面に共蒸着させ、
有機発光層5とする。
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】有機発光層5の上面にAlとLiの合金を
蒸着し、陰極6とする。下面が開放された箱形の容器部
7を用意する。容器部7の開口した下端面に紫外線硬化
樹脂8を塗布する。乾燥空気雰囲気中において、陰極6
を覆って基板2の上面から容器部7を被せ、容器部7の
下端面を基板2の上面に密着させる。紫外線を照射して
紫外線硬化樹脂8を硬化させ、容器部7と基板2を封着
する。積層された前記電極等は、容器部7と基板2で構
成された外囲器の内部に封止される。陽極3の一部は、
外囲器の封着部を気密に貫通して外囲器の外に導出さ
れ、陽極端子となる。陰極6に接続された陰極配線9
は、外囲器の封着部を気密に貫通して外囲器の外に導出
され、陰極端子となる。
蒸着し、陰極6とする。下面が開放された箱形の容器部
7を用意する。容器部7の開口した下端面に紫外線硬化
樹脂8を塗布する。乾燥空気雰囲気中において、陰極6
を覆って基板2の上面から容器部7を被せ、容器部7の
下端面を基板2の上面に密着させる。紫外線を照射して
紫外線硬化樹脂8を硬化させ、容器部7と基板2を封着
する。積層された前記電極等は、容器部7と基板2で構
成された外囲器の内部に封止される。陽極3の一部は、
外囲器の封着部を気密に貫通して外囲器の外に導出さ
れ、陽極端子となる。陰極6に接続された陰極配線9
は、外囲器の封着部を気密に貫通して外囲器の外に導出
され、陰極端子となる。
【0021】上記の工程において、陰極6の膜厚は20
0nm、有機発光層5の膜厚は50nm、正孔輸送層4の膜
厚は40nmであり、これら各層は1×10-6Torrの高真
空雰囲気下で蒸着により形成する。
0nm、有機発光層5の膜厚は50nm、正孔輸送層4の膜
厚は40nmであり、これら各層は1×10-6Torrの高真
空雰囲気下で蒸着により形成する。
【0022】本実施例の有機EL素子1において、陰極
6と陽極3に直流電圧13Vを印加すると、輝度154
00cd/m2 の緑色発光が得られた。ピーク波長は510
nmであった。この有機EL素子1について10mA/cm2の
定電流駆動で連続発光させたところ、1000時間以上
安定な発光を観測することができた。
6と陽極3に直流電圧13Vを印加すると、輝度154
00cd/m2 の緑色発光が得られた。ピーク波長は510
nmであった。この有機EL素子1について10mA/cm2の
定電流駆動で連続発光させたところ、1000時間以上
安定な発光を観測することができた。
【0023】本実施例では、有機発光層5を形成するた
めに前記化学式(化4)に記載のジチエニルピロール誘
導体を母体であるAlq3 に対してドープしたが、ドー
プするジチエニルピロール誘導体は前記化学式(化4)
に記載のものでなくてもよい。例えば、他の条件は前述
した実施例1と同一とし、前記化学式(化4)に記載の
ジチエニルピロール誘導体の代わりに、次に示す化学式
(化5)〜(化11)に示すジチエニルピロール誘導体
を用いても実施例1と同様に、10mA/cm 2 で連続
発光させると1000時間以上安定な発光を観測するこ
とができた。
めに前記化学式(化4)に記載のジチエニルピロール誘
導体を母体であるAlq3 に対してドープしたが、ドー
プするジチエニルピロール誘導体は前記化学式(化4)
に記載のものでなくてもよい。例えば、他の条件は前述
した実施例1と同一とし、前記化学式(化4)に記載の
ジチエニルピロール誘導体の代わりに、次に示す化学式
(化5)〜(化11)に示すジチエニルピロール誘導体
を用いても実施例1と同様に、10mA/cm 2 で連続
発光させると1000時間以上安定な発光を観測するこ
とができた。
【0024】
【化5】
【0025】
【化6】
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】(2) 実施例2 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化12)〜(化19)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化12)〜(化19)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】
【化18】
【0039】
【化19】
【0040】化学式(化13)に示すジチエニルピロー
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧15Vを印加
すると、輝度15600cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は502nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化12)、(化14)〜(化19)に示すジチエニル
ピロール誘導体を用いた素子においても、同様に10mA
/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1000時
間以上安定な発光を観測することができた。
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧15Vを印加
すると、輝度15600cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は502nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化12)、(化14)〜(化19)に示すジチエニル
ピロール誘導体を用いた素子においても、同様に10mA
/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1000時
間以上安定な発光を観測することができた。
【0041】(3) 実施例3 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化20)〜(化27)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化20)〜(化27)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】
【0049】
【化27】
【0050】化学式(化22)に示すジチエニルピロー
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧10Vを印加
すると、輝度40000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は551nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化20)、(化21)、(化23)〜(化27)に示
すジチエニルピロール誘導体を用いた素子においても、
同様に10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができ
た。
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧10Vを印加
すると、輝度40000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は551nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化20)、(化21)、(化23)〜(化27)に示
すジチエニルピロール誘導体を用いた素子においても、
同様に10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができ
た。
【0051】(4) 実施例4 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化28)、(化29)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化28)、(化29)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0052】
【化28】
【0053】
【化29】
【0054】化学式(化29)に示すジチエニルピロー
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧15Vを印加
すると、輝度19000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は507nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化28)に示すジチエニルピロール誘導体を用いた素
子においても、(化29)と同様の効果が得られた。
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧15Vを印加
すると、輝度19000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は507nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化28)に示すジチエニルピロール誘導体を用いた素
子においても、(化29)と同様の効果が得られた。
【0055】(5) 実施例5 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化30)に示すジチエニルピロー
ル誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化30)に示すジチエニルピロー
ル誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0056】
【化30】
【0057】本実施例の有機EL素子に直流電圧15V
を印加すると、輝度32000cd/m 2 の緑色発光が得ら
れた。ピーク波長は545nmである。この有機EL素子
について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができ
た。
を印加すると、輝度32000cd/m 2 の緑色発光が得ら
れた。ピーク波長は545nmである。この有機EL素子
について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができ
た。
【0058】(6) 実施例6 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化31)に示すジチエニルピロー
ル誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化31)に示すジチエニルピロー
ル誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0059】
【化31】
【0060】本実施例の有機EL素子に直流電圧13V
を印加すると、輝度18700cd/m 2 の緑色発光が得ら
れた。ピーク波長は524nmである。この有機EL素子
について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができ
た。
を印加すると、輝度18700cd/m 2 の緑色発光が得ら
れた。ピーク波長は524nmである。この有機EL素子
について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたとこ
ろ、1000時間以上安定な発光を観測することができ
た。
【0061】(7) 実施例7 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化32)〜(化35)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化32)〜(化35)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0062】
【化32】
【0063】
【化33】
【0064】
【化34】
【0065】
【化35】
【0066】化学式(化32)に示すジチエニルピロー
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧13Vを印加
すると、輝度16000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は506nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化33)〜(化35)に示すジチエニルピロール誘導
体を用いた素子においても、(化32)の場合と同様の
効果を得ることができた。
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧13Vを印加
すると、輝度16000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は506nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化33)〜(化35)に示すジチエニルピロール誘導
体を用いた素子においても、(化32)の場合と同様の
効果を得ることができた。
【0067】(8) 実施例8 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化36)〜(化43)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化36)〜(化43)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0068】
【化36】
【0069】
【化37】
【0070】
【化38】
【0071】
【化39】
【0072】
【化40】
【0073】
【化41】
【0074】
【化42】
【0075】
【化43】
【0076】化学式(化37)に示すジチエニルピロー
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧16Vを印加
すると、輝度18000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は512nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化36)、(化38)〜(化43)に示すジチエニル
ピロール誘導体を用いた素子においても、(化37)の
場合と同様の効果を得ることができた。
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧16Vを印加
すると、輝度18000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は512nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化36)、(化38)〜(化43)に示すジチエニル
ピロール誘導体を用いた素子においても、(化37)の
場合と同様の効果を得ることができた。
【0077】(9) 実施例9 本実施例の有機EL素子の構成は、有機発光層のドープ
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化44)〜(化51)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
物質であるジチエニルピロール誘導体の種類が異なる他
は、実施例1の有機EL素子と同一である。本実施例で
は、次に示す化学式(化44)〜(化51)に示すジチ
エニルピロール誘導体をそれぞれ独立に用いた。
【0078】
【化44】
【0079】
【化45】
【0080】
【化46】
【0081】
【化47】
【0082】
【化48】
【0083】
【化49】
【0084】
【化50】
【0085】
【化51】
【0086】化学式(化44)に示すジチエニルピロー
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧15Vを印加
すると、輝度20000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は508nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化45)〜(化51)に示すジチエニルピロール誘導
体を用いた素子においても、(化44)の場合と同様の
効果を得ることができた。
ル誘導体を用いた有機EL素子に直流電圧15Vを印加
すると、輝度20000cd/m2 の緑色発光が得られた。
ピーク波長は508nmである。この有機EL素子につい
て10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたところ、1
000時間以上安定な発光を観測することができた。
(化45)〜(化51)に示すジチエニルピロール誘導
体を用いた素子においても、(化44)の場合と同様の
効果を得ることができた。
【0087】(10)実施例10 本実施例の有機EL素子11の構成を図2を参照して説
明する。実施例1の有機EL素子1と同一の構成部分に
は図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。基
板2の上面にはITOからなる陽極3が形成され、陽極
3の上面にはTPDからなる正孔輸送層4が形成されて
いる。正孔輸送層4の上面には、Alq 3 からなる有機
発光層12が形成されている。実施例1と異なり、この
有機発光層12はジチエニルピロール誘導体(DTP) のド
ーパントを含まない。有機発光層12の上面には、前記
化学式(化22)のジチエニルピロール誘導体(DTP) か
らなる電子輸送層13が形成されている。電子輸送層1
3の上面には陰極6が形成されている。その他、図示し
ないが、容器部、容器部の基板に対する封着構造、陰極
6と陽極3を外囲器外に引き出す構造は図1と同一であ
る。本実施例の有機EL素子11の各層の厚さは、陰極
6が200nm、電子輸送層13が40nm、有機発光
層12が30nm、正孔輸送層4が20nmとなってい
る。
明する。実施例1の有機EL素子1と同一の構成部分に
は図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。基
板2の上面にはITOからなる陽極3が形成され、陽極
3の上面にはTPDからなる正孔輸送層4が形成されて
いる。正孔輸送層4の上面には、Alq 3 からなる有機
発光層12が形成されている。実施例1と異なり、この
有機発光層12はジチエニルピロール誘導体(DTP) のド
ーパントを含まない。有機発光層12の上面には、前記
化学式(化22)のジチエニルピロール誘導体(DTP) か
らなる電子輸送層13が形成されている。電子輸送層1
3の上面には陰極6が形成されている。その他、図示し
ないが、容器部、容器部の基板に対する封着構造、陰極
6と陽極3を外囲器外に引き出す構造は図1と同一であ
る。本実施例の有機EL素子11の各層の厚さは、陰極
6が200nm、電子輸送層13が40nm、有機発光
層12が30nm、正孔輸送層4が20nmとなってい
る。
【0088】本実施例の有機EL素子11において、陰
極6と陽極3に直流電圧14Vを印加すると、有機発光
層12から輝度17000cd/m2 の緑色発光が得られ
た。ピーク波長は521nmである。この有機EL素子1
1について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたと
ころ、1000時間以上安定な発光を観測することがで
きた。
極6と陽極3に直流電圧14Vを印加すると、有機発光
層12から輝度17000cd/m2 の緑色発光が得られ
た。ピーク波長は521nmである。この有機EL素子1
1について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたと
ころ、1000時間以上安定な発光を観測することがで
きた。
【0089】実施例1〜実施例9までに説明したジチエ
ニルピロール誘導体(DTP) であって、前記化学式(化2
2)のジチエニルピロール誘導体(DTP) 以外のものも、
本実施例と同様の有機EL素子において電子輸送層を構
成するために使用することができ、本実施例と同等の効
果を得ることができる。
ニルピロール誘導体(DTP) であって、前記化学式(化2
2)のジチエニルピロール誘導体(DTP) 以外のものも、
本実施例と同様の有機EL素子において電子輸送層を構
成するために使用することができ、本実施例と同等の効
果を得ることができる。
【0090】(11)実施例11 本実施例の有機EL素子21の構成を図3を参照して説
明する。実施例1の有機EL素子と同一の構成部分には
図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。基板
2の上面にはITOからなる陽極3が形成され、陽極3
の上面にはTPDからなる正孔輸送層4が形成されてい
る。正孔輸送層4の上面には、前記化学式(化22)の
ジチエニルピロール誘導体(DTP) からなる有機発光層1
4が形成されている。有機発光層14の上面には陰極6
が形成されている。その他、図示しないが、容器部、容
器部の基板に対する封着構造、陰極6と陽極3を外囲器
外に引き出す構造は図1と同一である。本実施例の有機
EL素子21の各層の厚さは、陰極6が200nm、有
機発光層14が50nm、正孔輸送層4が40nmとな
っている。
明する。実施例1の有機EL素子と同一の構成部分には
図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。基板
2の上面にはITOからなる陽極3が形成され、陽極3
の上面にはTPDからなる正孔輸送層4が形成されてい
る。正孔輸送層4の上面には、前記化学式(化22)の
ジチエニルピロール誘導体(DTP) からなる有機発光層1
4が形成されている。有機発光層14の上面には陰極6
が形成されている。その他、図示しないが、容器部、容
器部の基板に対する封着構造、陰極6と陽極3を外囲器
外に引き出す構造は図1と同一である。本実施例の有機
EL素子21の各層の厚さは、陰極6が200nm、有
機発光層14が50nm、正孔輸送層4が40nmとな
っている。
【0091】本実施例の有機EL素子21において、陰
極6と陽極3に直流電圧10Vを印加すると、有機発光
層14から輝度14000cd/m2 の緑色発光が得られ
た。ピーク波長は569nmである。この有機EL素子2
1について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたと
ころ、1000時間以上安定な発光を観測することがで
きた。
極6と陽極3に直流電圧10Vを印加すると、有機発光
層14から輝度14000cd/m2 の緑色発光が得られ
た。ピーク波長は569nmである。この有機EL素子2
1について10mA/cm2の定電流駆動で連続発光させたと
ころ、1000時間以上安定な発光を観測することがで
きた。
【0092】
【発明の効果】本発明の有機EL素子によれば、実用的
な高い輝度と十分な耐久性を実現することができた。ま
た、本発明の有機EL素子用材料によれば、有機発光層
にドープすることにより有機EL素子の輝度と耐久性を
改善でき、また有機EL素子において単体で発光材料と
して使用可能であり、さらに単体で電子輸送材料として
使用可能である。
な高い輝度と十分な耐久性を実現することができた。ま
た、本発明の有機EL素子用材料によれば、有機発光層
にドープすることにより有機EL素子の輝度と耐久性を
改善でき、また有機EL素子において単体で発光材料と
して使用可能であり、さらに単体で電子輸送材料として
使用可能である。
【図1】実施例1の断面図である。
【図2】実施例10の断面図である。
【図3】実施例11の断面図である。
【図4】従来の有機EL素子の断面図である。
1,11,21 有機エレクトロルミネッセンス素子
(有機EL素子) 3 電極としての陽極 4 正孔輸送層 5,12,14 有機発光層 6 電極としての陽極 13 電子輸送層
(有機EL素子) 3 電極としての陽極 4 正孔輸送層 5,12,14 有機発光層 6 電極としての陽極 13 電子輸送層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 尚光 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 矢内 宏幸 群馬県伊勢崎市波志江町4227−5
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも一方が透光性を有する一対の
電極の間に有機発光層を有する有機エレクトロルミネッ
センス素子において、 前記有機発光層が、下記化学式(化1)で示すジチエニ
ルピロール誘導体を有する有機エレクトロルミネッセン
ス素子。 【化1】 但し、R1、R2、R3は、水素原子、ハロゲン原子、
任意の基から構成される群からそれぞれ独立に選択され
た原子又は基を示す。 - 【請求項2】 前記有機発光層が、前記ジチエニルピロ
ール誘導体の単体層である請求項1記載の有機エレクト
ロルミネッセンス素子。 - 【請求項3】 前記有機発光層が、トリス(8−キノリ
ノラト)アルミニウム(III) からなるホスト材料と前記
ジチエニルピロール誘導体からなるゲスト材料から構成
され、ゲスト材料のホスト材料に対する割合が0.1〜
50mol%である請求項1記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子。 - 【請求項4】 前記一対の電極が陽極と陰極であり、前
記有機発光層の一方の面に陰極が設けられ、前記有機発
光層の他方の面と前記陽極の間に正孔輸送層が設けられ
た請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 【請求項5】 陽極と陰極の少なくとも一方が透光性を
有し、前記陰極と、電子輸送層と、有機発光層と、前記
陽極が順に積層されてなる有機エレクトロルミネッセン
ス素子において、 前記電子輸送層が、請求項1記載のジチエニルピロール
誘導体を有する有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 【請求項6】 前記有機発光層と前記陽極の間に正孔輸
送層が設けられた請求項5記載の有機エレクトロルミネ
ッセンス素子。 - 【請求項7】 少なくとも一方が透光性を有する一対の
電極の間に有機発光層が設けられた有機エレクトロルミ
ネッセンス素子に用いられる請求項1記載のジチエニル
ピロール誘導体からなる有機エレクトロルミネッセンス
素子用材料。 - 【請求項8】 前記有機発光層の少なくとも一部を構成
する請求項7記載の有機エレクトロルミネッセンス素子
用材料。 - 【請求項9】 前記一対の電極が陽極と陰極であり、前
記陰極が電子輸送層の一方の面に設けられ、前記電子輸
送層の他方の面には前記有機発光層の一方の面が設けら
れ、前記有機発光層の他方の面の側に前記陽極が設けら
れた有機エレクトロルミネッセンス素子に用いられ、前
記電子輸送層の少なくとも一部を構成する請求項7記載
の有機エレクトロルミネッセンス素子用材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4564097A JPH10237442A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4564097A JPH10237442A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237442A true JPH10237442A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12724977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4564097A Pending JPH10237442A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 有機エレクトロルミネッセンス素子及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237442A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168544A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Chemiprokasei Kaisha Ltd | ピロール系化合物、それを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2016166302A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 国立大学法人山口大学 | フェロセニルチオカルボニル基を有するチオフェン化合物 |
US11208405B2 (en) | 2017-04-28 | 2021-12-28 | Sentinel Oncology Limited | Pyrrole derivatives as PLK1 inhibitors |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP4564097A patent/JPH10237442A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168544A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Chemiprokasei Kaisha Ltd | ピロール系化合物、それを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2016166302A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 国立大学法人山口大学 | フェロセニルチオカルボニル基を有するチオフェン化合物 |
US11208405B2 (en) | 2017-04-28 | 2021-12-28 | Sentinel Oncology Limited | Pyrrole derivatives as PLK1 inhibitors |
AU2018257719B2 (en) * | 2017-04-28 | 2022-03-10 | Sentinel Oncology Limited | Pyrrole derivatives as PLK1 inhibitors |
US11884656B2 (en) | 2017-04-28 | 2024-01-30 | Sentinel Oncology Limited | Pyrrole derivatives as PLK1 inhibitors |
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