JPH10234453A - 定期券をケースから片手で出し入れ出来る定期券 入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は自動改札機を利用するために、定期
券を出し入れするのに、両手での操作が必要であり、一
般の自動改札機向け小窓付き定期券入れはスムーズな出
し入れが出来ず不便であったが、この課題を解消し、片
手で迅速確実に定期券を取り出し投入し、または収納出
来るようにしたものである。 【解決手段】 本考案は、自動改札機を利用する定期入
れの外面をすべりどめ用袋筒状のゴム薄膜で覆い、定期
券入れのセルロイド透視部小窓部から、親指の腹をゴム
を介して、定期券の表面に押し当て、ゴムの摩擦力と復
元力を利用して、定期券を定期券入れから出し入れ出来
るようにしたものである。尚、自動改札機出口から定期
券を収納しやすいように、定期券入れ開口部に定期券取
り入れのためのガイドをつける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動改札機を利用
する定期入れの外面をすべりどめ用袋筒状のゴム薄膜で
覆い、定期券入れのセルロイド透視部小窓部から、親指
の腹をゴムを介して、定期券の表面に押し当て、何度か
繰り出させ、または繰り戻すことにより、ゴムの摩擦力
と復元力を利用して、定期券を定期券入れから出し入れ
出来るものである。尚、自動改札機出口から定期券を収
納しやすいように、定期券入れ開口部には定期券取り入
れ案内のためのガイドをつける。

【０００２】

【従来の技術】従来は自動改札機にて定期券入れから定
期券を抜き出すとき、左手に定期券入れを持ち、右手で
定期券を抜き出して、自動改札機の定期券投入口に投入
しており、改札後は定期券取りだし口に排出された定期
券を右手で取り上げて投入時と逆の順序で定期券入れに
収納しており、両手での出し入れ操作が必要であった。
また、定期券入れのセルロイド透視部に小窓を開け、そ
の部分に親指の腹を当てて直接定期券を繰り出し、又は
手で収納し繰り入れるものが、自動改札機向け定期券入
れとして市販されているが、指と定期券面の摩擦力が不
足していて、必ずしも有効とは言えず、手惑ったり、両
手での操作を必要としたりしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】自動改札機を利用する
ために、定期券を定期券入れから引き出し、使用後定期
券入れに戻す時に、両手での操作が必要であり、一般の
定期券入れ又は自動改札機向け小窓付き定期券入れでは
スムーズな出し入れが出来ず不便であったが、この課題
を解消し、片手で迅速確実に定期券を自動改札機投入口
に繰り出し投入し、または自動改札機の取り出し口から
定期券を回収して定期券入れに収納出来るようにしたも
のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、定期券入れ外
面をすべりどめ用の袋筒状のゴム薄膜（膜厚は０．１ミ
リメートル前後）で覆い、定期券入れのセルロイド透視
板小窓部に親指を当て、ゴム膜を介して定期券面を数回
繰り出すと、ゴム膜面は親指と定期券面との摩擦力を確
歩し、ゴムの張力でその都度旧状に復するので、親指で
定期券を定期券入れから繰り出し、繰り戻しの操作を確
実にするものである。自動改札機への定期券の出し入れ
は、繰り出した定期券を、そのまま定期券投入口にあて
がって投入し、回収時は定期券入れの案内ガイドを自動
改札機の定期券取出口にあてがい、自動改札機の定期券
取出口から案内ガイドを経て直接定期券入れに繰り入れ
収納するものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】通常の自動改札機用小窓付き定期
券入れの外部をゴム表面の張力を保つ程度の大きさの袋
筒状ゴム薄膜（ゴム膜厚さは０．１ミリメートル前後の
透明ゴム製）で覆い、ゴム開口端部にはゴム強度保持の
ための円形断面の厚肉部をもうけ、定期券入れ出入り口
付近の凹み溝部に固定する。定期券を定期券入れに収納
する場合の案内ガイドは定期券入れの開口部に湾曲した
透明板をもうけて、定期券入れから定期券を出し入れす
るのに支障がない位置に定期券入れの内側に張り付け
る。尚ゴム薄膜の破損防止のために定期券入れ外部を更
に定期券窓付きのケースで覆う。

【０００６】

【実施例】以下、添付図面に従って一実施例を説明す
る。１は定期入れ、２は端部に扼口を有する袋筒状ゴム
薄膜、３がゴム薄膜の角端部の破損を防ぐための定期券
窓付きケースである。４が定期券、５がセルロイド板透
視部にもうけた小窓部で６が定期券収納時の定期券案内
ガイドで、７がゴム薄膜開口端部の円形断面扼口部、８
がゴム薄膜開口端部の円形断面部を止める凹み溝部であ
る。

【発明の効果】上述の様に、本考案の定期券入れは自動
改札機を利用する際に、定期券を定期券入れから、右片
手で、確実に繰出し投入し、改札後の定期券を取り出し
口から回収してケースに繰り入れる事が可能となり、定
期券の取り出し、収納が迅速確実になるとともに、空い
た左手で荷物を持つことが可能となり、通常定期券入れ
の両手による出し入れ操作の不便を解消する効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の定期券入れの一実施例を示す正面図で
ある。

【図２】本発明の定期券入れ用袋筒状ゴム薄膜の外観図
である。

【図３】本発明の定期券入れ用定期券収納時案内ガイド
の斜視図である。

【図４】本発明の定期券入れ用保護ケースの正面図であ
る。

【図５】本発明の定期券入れを使って自動改札機に定期
券を投入する際の要領図である。

【図６】本発明の定期券入れを使って自動改札機取出口
から定期券を収納する際の要領図である。

【符号の説明】 １ 定期券入れ ２ 袋筒状ゴム薄膜 ３ 定期券窓付きケース ４ 定期券 ５ セルロイド透視部小窓 ６ 定期券収納案内ガイド ７ ゴム薄膜開口端部の円形断面扼口部 ８ ゴム薄膜開口端部を止める凹み溝部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動改札機を利用するために定期券を
   定期券入れから引き出し、または定期券入れに収納する
   場合に、ケースの外面に張られたゴム薄膜を介して、セ
   ルロイド透視部小窓から定期券を繰出し、または繰り戻
   し、定期券と、親指との摩擦力及びゴム薄膜の復元力を
   利用して、片手操作で定期券を定期券入れから、または
   定期券入れに、迅速確実に出し入れ出来ることを特徴と
   する定期券入れ。