JPH08217032A - 袋抜取装置 - Google Patents

袋抜取装置

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Publication number
JPH08217032A
JPH08217032A JP6532695A JP6532695A JPH08217032A JP H08217032 A JPH08217032 A JP H08217032A JP 6532695 A JP6532695 A JP 6532695A JP 6532695 A JP6532695 A JP 6532695A JP H08217032 A JPH08217032 A JP H08217032A
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JP
Japan
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bag
guide rail
shredder mechanism
insertion ring
slider
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Application number
JP6532695A
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English (en)
Inventor
Akira Funakoshi
昭 船越
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RAIZA MACH KK
Original Assignee
RAIZA MACH KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、袋詰されたもの例えば雨の日に使い
捨てポリ袋に挿入された濡れ傘等から該袋を容易に抜き
取ることができ、しかも抜き取られた袋を裁断して容積
を小さくすることにより大量の袋を収納することのでき
る袋抜取装置を提供することを目的とする。 【構成】袋詰物の袋を吸引手段、狭持手段等によりとら
えて抜き取るための袋抜取機構が設けられた袋収納体の
内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機構を設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋詰されたもの(以下
単に「袋詰物」と略す)例えば雨の日に使い捨てポリ袋
に挿入された濡れ傘等から該袋を容易に抜き取ることが
でき、しかも抜き取られた袋を裁断して容積を小さくす
ることにより大量の袋を収納することのできる袋抜取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強く密着した袋の開口部を容
易に開口し袋詰するための様々な器具、装置が発明され
ているのであるが、逆に袋詰されたものから該袋を片手
で迅速、容易に抜き取るための発明はなされていなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには次のような問
題点があった。袋詰されたものから該袋を片手で迅速、
容易に抜き取る必要がある場合として、例えば雨の日に
使い捨てポリ袋に傘を挿入している場合が考えられる。
デパートやホテルなどでは雨天時に濡れた傘を入れるた
めのポリ袋が入口に備えられているので客はこのポリ袋
に傘を挿入して入店する。そして店から出る際には傘か
らポリ袋を抜き取って捨てなければならないが、これに
は片手で傘を持ち、片手でポリ袋をつかんで抜き取らな
ければならず、ほとんどの場合は両手が荷物で塞がって
いるため大変手間取る作業となってしまう。このため傘
からポリ袋を抜き取ろうとする人たちでデパート等の入
口が混雑してしまい、客のスムースな流れを著しく妨げ
る結果となっていた。これに加えて、傘から抜き取られ
たポリ袋の処分に大変な手間がかかっていた。即ち、抜
き取られたポリ袋は備えつけのゴミ箱等に捨てられるの
であるが、袋内に空気がたまって膨らんでいるためにか
さばり、すぐにゴミ箱等がいっぱいになってしまう。そ
のため、捨てられた袋を何度も回収しなければならない
うえに、袋が回収されたゴミ袋は容積が大きくかさばる
ため置き場所にも困っていた。未使用の傘用ポリ袋を吊
り下げ台に一度に何百枚も準備できることを考えると、
この使い終わったポリ袋の処理作業は大変効率が悪く、
人件費が嵩んでいた。出願人は上記の前者課題を解決す
るために、袋詰物から袋を片手で迅速、容易にしかも連
続的に抜き取ることのできる袋抜取装置を既に提案して
いる。そして本発明では後者の課題をも解決するべく、
抜き取られた袋を裁断して容積を小さくし、大量の袋を
収納することのできる袋抜取装置を提供せんとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は以下のとおりである。 (イ)第1の発明は、袋詰物の袋を吸引手段、狭持手段
等によりとらえて抜き取るため袋抜取機構が設けられた
袋収納体の内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機
構を設ける構成とした。 (ロ)第2の発明は、挿入される袋詰物の袋を挿入方向
へ回転する複数の回転ローラーや回転ベルト等によりと
らえて抜き取るため袋抜取機構が設けられた袋収納体の
内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機構を設ける
構成とした。 (ハ)第3の発明は、挿入される袋詰物の袋を内周面で
密着保持して抜き取るための挿入環が設けられた袋収納
体の内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機構を設
ける構成とした。 (ニ)第4の発明は、袋収納体の内部にガイドレールを
設け、ガイドレール中央付近にはガイドレール上を弾性
部材等の作用により往復運動するスライダーおよび袋詰
物を挿入するための挿入環を設けるとともに、スライダ
ーと挿入環を滑車を介してワイヤーで連結する等してス
ライダーと挿入環がガイドレール中央付近を起点として
各々が逆方向のガイドレール端部に向かって連動して往
復運動するよう構成した袋抜取装置において、袋収納体
の内部に抜き取られた袋を裁断するためのシュレッダー
機構を設ける構成とした。
【0005】
【作用】以下本発明の作用をそれぞれ述べる。第1の発
明では、まず袋収納体に袋詰物例えば使い捨てポリ袋に
挿入された濡れ傘等を挿入する。すると袋の一部分が袋
抜取機構により吸引、狭持される等してとらえられるの
で、内容物即ち傘を今度は挿入方向とは逆に即ち手前側
に引く。これにより袋詰物から内容物のみが取り出され
る。袋抜取機構にとらえられたまま取り残された袋は自
重で落下して次にシュレッダー機構にとらえられ、細片
状に裁断されて袋収納体下方へ収納、積層される。次に
第2の発明の作用を述べる。袋収納体に袋詰物を挿入す
る。袋収納体の内部では袋抜取機構として複数の回転ロ
ーラーや回転ベルト等が挿入方向へ回転しているので袋
がこれらにとらえられて内容物から抜き取られる。抜き
取られた袋はシュレッダー機構へと送られ細片状に裁断
されて袋収納体下方へ収納、積層される。第3の発明の
作用は次のとおりである。袋収納体に設けられた挿入環
に袋詰物を挿入し、押し込む。次に内容物を挿入方向と
は逆に、即ち手前に引く。袋は挿入環の内周面に押圧さ
れて摩擦力により密着保持されているのでそのまま取り
残され、内容物のみを取り出すことができる。挿入環付
近に取り残された袋は次の袋詰物を挿入することにより
押し込まれて袋収納体内部へ落下してシュレッダー機構
にとらえられ、細片状に裁断されて袋収納体下方へ収
納、積層される。第4の発明の作用を説明する。袋詰物
を袋収納体内部へ挿入する。袋詰物はガイドレール中央
付近に設けられている挿入環を通りぬけてスライダーに
当たる。袋詰物をそのままさらに押し込むとスライダー
はガイドレール上を摺動してガイドレールの挿入方向側
端部へと移動する。これによりスライダーとは逆方向に
連動する挿入環が挿入方向とは逆に向かって即ち手前側
に向かってガイドレール上を移動しつつ、やがてその内
周面で袋詰物の袋を密着保持する。袋詰物を十分押し込
んだら内容物を今度は挿入方向とは逆に即ち手前側に引
く。すると押し込まれていた(押圧されていた)スライ
ダーは弾性機構の働きによりガイドレール中央付近へ戻
る。これに伴ってスライダーと逆方向に連動する挿入環
もガイドレール中央付近へ戻るが、その際に挿入環の内
周面が摩擦により袋をとらえているので袋詰物から袋の
みを抜き取る形で移動する。こうして袋詰物から内容物
のみ取り出すことができ、挿入環に密着保持された袋は
袋収納体内部へ引き込まれるため外部に露出することは
ない。挿入環に取り残された袋は次の袋詰物を挿入する
ことにより落下してシュレッダー機構にとらえられ、細
片状に裁断されて袋収納体下方へ収納、積層される。
【0006】
【実施例】以下図面に従い本発明の実施例につき説明す
る。
【図1】は請求項1記載の発明の一実施例を示す切り欠
き側面図である。袋収納体(1)に開口部(1a)を設
け、該開口部(1a)奥に袋抜取機構(2)を設ける。
袋抜取機構(2)は袋詰物(A)の袋(B)の一部をと
らえて抜き取るためのものであり、具体的には、
【図2】に示すように真空ポンプと吸引カップ等の吸引
手段を用いて袋(B)の一部を吸引して抜き取る構成と
したものや、
【図3】に示すように開閉する狭持アームに袋詰物
(A)を挟み込んで袋(B)を狭持させて抜き取る構成
としたもの等が概念される。
【0007】袋収納体(1)に設けられた袋抜取機構
(2)の下方にシュレッダー機構(3)を設ける。シュ
レッダー機構(3)は袋詰物(A)から抜き取られた袋
(B)を裁断カッター等により裁断するための装置であ
る。袋抜取機構(2)とシュレッダー機構(3)との間
には袋(B)を導くための逆錐状等のガイド(4)を設
ける。傘が入れられていた袋など濡れた袋(B)を裁断
する場合はシュレッダー機構(3)に防水加工を施す。
図示しないが、袋詰物(A)が誤ってシュレッダー機構
(3)へ進入して内容物(C)を傷つけることのないよ
う安全装置(5)を設けることが好ましい。例えば袋収
納体(1)内に袋詰物(A)が挿入されているときはセ
ンサーがこれを検知してシュレッダー機構(3)を作動
させないよう構成するが如くである。
【0008】シュレッダー機構(3)の裁断カッター等
に袋(B)が静電気により付着して裁断不能となること
を防ぐために除電装置(6)を設けるとよい。例えばコ
ロナ放電により帯電した袋(B)を除電する構成とす
る。
【0009】裁断された袋(B)の体積をより小さくす
る手段として、シュレッダー機構(3)の下方に加熱装
置(7)を設ける構成が考えられる。裁断されて細片状
になった袋(B)を加熱して熱収縮させることによりさ
らに体積が小さくなり、袋収納体(1)内により多くの
袋(B)の収納が可能となるものである。
【0010】請求項1記載の発明の構成は以上のとおり
であり、以下その作用を示す。袋詰物(A)例えば使い
捨てポリ袋に挿入された濡れ傘等を開口部(1a)から
袋収納体(1)内へ挿入する。すると
【図4】に示すように袋(B)の一部分が袋抜取機構
(2)により吸引、狭持される等してとらえられるの
で、内容物(C)即ち傘を今度は挿入方向とは逆に即ち
手前側に引く。これにより
【図5】に示すように袋詰物(A)から内容物(C)の
みが取り出される。袋抜取機構(2)にとらえられたま
ま取り残された袋(B)は自重で落下し、逆錐状等のガ
イド(4)に導かれてシュレッダー機構(3)にとらえ
られる。袋(B)は
【図6】に示すようにシュレッダー機構(3)により細
片状に裁断裁断されて袋収納体下方へ収納、積層され
る。帯電した袋(B)は除電装置(6)により除電され
て裁断カッター等への付着が防止される。シュレッダー
機構(3)の下方に加熱装置(7)が設けられている場
合には裁断されて細片状になった袋(B)が加熱されて
熱収縮し、より小さい体積となって袋収納体(1)へ収
納、積層される。
【0011】次に請求項2記載の発明の一実施例につき
【図7】および
【図8】に基づき説明する。袋収納体(1)に開口部
(1a)を設け、該開口部(1a)奥に袋抜取機構
(2)として複数の回転ローラー(2a)または回転ベ
ルト(2b)を設ける。回転ローラー(2a)および回
転ベルト(2b)は駆動モーター等により袋詰物(A)
の挿入方向へ向かって回転する。回転ローラー(2a)
または回転ベルト(2b)の下方にシュレッダー機構
(3)およびガイド(4)を設ける。シュレッダー機構
(3)の具体的な構成は上記請求項1記載の発明の場合
と同様である。
【0012】請求項2記載の発明の作用は次のとおりで
ある。袋詰物(A)を開口部(1a)から袋収納体
(1)内へ挿入する。すると袋詰物(A)が挿入方向へ
向かって回転する回転ローラー(2a)または回転ベル
ト(2b)に接触するので内容物(C)を今度は挿入方
向と逆に即ち手前側に引く。これにより
【図9】に示すように袋(B)のみが回転ローラー(2
a)または回転ベルト(2b)の回転にとらえられて内
容物(C)から抜き取られる。抜き取られた袋(B)は
シュレッダー機構(3)へと送られ細片状に裁断されて
袋収納体(1)下方へ収納、積層される。
【0013】本発明では、袋(B)が回転ローラー(2
a)または回転ベルト(2b)の回転により強制的に抜
き取られシュレッダー機構(3)へと送られる構成とな
っている。したがって
【図10】に示すように袋(B)が長尺状であって袋収
納体(1)の開口部(1a)からはみ出す場合であって
も、袋(B)がそのまま取り残されてしまうといったこ
とはなく必ずシュレッダー機構(3)へと送られ裁断さ
れる。
【0014】次に請求項3記載の発明の一実施例につき
【図11】に基づき説明する。袋収納体(1)に、挿入
される袋詰物(A)の袋(B)を内周面で密着保持して
抜き取るための挿入環(2c)を設ける。挿入環(2
c)の下方にシュレッダー機構(3)およびガイド
(4)を設ける。シュレッダー機構(3)の具体的な構
成は上記請求項1記載の発明の場合と同様である。袋詰
物(A)の大きさや形状によっては
【図12】に示すように挿入環(2c)の内周面に弾性
の突紀を設けることにより袋(B)の密着保持をより確
実にする。
【0015】以上の構成よりなる請求項3記載の発明の
作用は次のとおりである。袋収納体(1)に設けられた
挿入環(2c)に袋詰物(A)を挿入し、押し込む。次
【図13】に示すように内容物(C)を挿入方向とは逆
に、即ち手前に引く。袋(B)は挿入環(2c)の内周
面に押圧されて摩擦力により密着保持されているのでそ
のまま取り残され、内容物(C)のみを取り出すことが
できる。挿入環(2c)付近に取り残された袋(B)は
先端部分が自重で落下してシュレッダー機構(3)にと
らえられ細片状に裁断されて袋収納体(1)下方へ収
納、積層される。または、次の袋詰物(A)を挿入する
ことにより押し込まれて袋収納体(1)内部へ落下しガ
イド(4)に導かれてシュレッダー機構(3)にとらえ
られ裁断される。
【0016】次に請求項4記載の発明の一実施例につき
【図14】に基づき説明する。挿入ガイド(2d)を有
する袋収納体(1)の内部にガイドレール(2e)をを
設ける。ガイドレール(2e)中央付近にはガイドレー
ル(2e)上を弾性部材(2g)等の作用により往復運
動するスライダー(2f)および挿入環(2c)を設け
る。スライダー(2f)と挿入環(2c)を滑車(2
i)を介してワイヤー(2h)で連結する等してスライ
ダー(2f)と挿入環(2c)がガイドレール(2e)
中央付近を起点として各々が逆方向のガイドレール(2
e)端部に向かって連動して往復運動するよう構成す
る。挿入環(2c)の下方にシュレッダー機構(3)お
よびガイド(4)を設ける。シュレッダー機構(3)の
具体的な構成は上記請求項1記載の発明の場合と同様で
ある。
【0017】請求項4記載の発明の構成は以上のとおり
であり、以下その作用を
【図15】、
【図16】、
【図17】に基づき説明する。袋詰物(A)を挿入ガイ
ド(2d)から袋収納体(1)内部へ挿入する。袋詰物
(A)はガイドレール(2e)中央付近に設けられてい
る挿入環(2c)を通りぬけてスライダー(2f)に当
たる。袋詰物(A)をそのままさらに押し込むとスライ
ダー(2f)はガイドレール(2e)上を摺動してガイ
ドレール(2e)の挿入方向側端部へと移動する。これ
によりスライダー(2f)とは逆方向に連動する挿入環
(2c)が挿入方向とは逆に向かって即ち手前側に向か
ってガイドレール(2e)上を移動しつつ、やがて袋詰
物(A)の袋(B)を密着保持する。袋詰物(A)を十
分押し込んだら内容物(C)を今度は挿入方向とは逆に
即ち手前側に引く。すると押し込まれていた(押圧され
ていた)スライダー(2f)は弾性部材(2g)の働き
によりガイドレール(2e)中央付近へ戻る。これに伴
ってスライダー(2f)とは逆方向に連動する挿入環
(2c)もガイドレール(2e)中央付近へ戻るが、そ
の際に挿入環(2c)の内周面が摩擦により袋(B)を
とらえて袋詰物(A)から袋(B)のみを抜き取る形で
移動する。こうして袋詰物(A)から内容物(C)のみ
取り出すことができ、挿入環(2c)に密着保持された
袋(B)は袋収納体(1)内部へ引き込まれるため外部
に露出することはない。挿入環(2c)に取り残された
袋(B)は先端部分が自重で落下してシュレッダー機構
(3)にとらえられ細片状に裁断されて袋収納体(1)
下方へ収納、積層される。または、次の袋詰物(A)を
挿入することにより押し込まれて落下しガイド(4)に
導かれてシュレッダー機構(3)にとらえられ裁断され
る。
【発明の効果】以下本発明の効果を述べる。請求項1記
載の発明の構成は、袋詰物の袋を吸引手段、狭持手段等
によりとらえて抜き取るための袋抜取機構が設けられた
袋収納体の内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機
構を設けたことを特徴とする。したがって以下の特有の
効果を奏する。 (イ) 袋抜取機構より、袋詰物例えば使い捨てポリ袋
に挿入された濡れ傘から該袋を片手で迅速、容易にしか
も連続的に抜き取ることができるとともに、抜き取られ
た後のかさばる袋がシュレッダー機構により自動的に裁
断される。したがって袋の抜き取りおよび裁断がひとつ
の動作で速やかに終了するため、例えば雨天時のデパー
トやホテルなどの入口で傘から袋を抜き取ろうとする客
の流れが極めてスムースになり雨天時の混雑が解消され
る。 (ロ)袋詰物から抜き取られた袋は中に空気がたまって
膨らんでいるためにかさばるが、シュレッダー機構で細
片状に裁断されることにより容積が小さくなるので袋収
納体内の限られたスペースに大量の袋を収納することが
できる。したがってまた、袋収納体内にたまった袋を回
収する回数が少なくて済むので使い終わった袋の処理作
業が従来よりも大幅に省力化され人件費が節減できる。
そのうえ回収された袋の全体の容積も小さくなるのでゴ
ミの置き場所の省スペース化が図られる。 (ハ)安全装置を設けることにより袋詰物が誤ってシュ
レッダー機構へ進入して内容物を傷つけることを防止で
き、より安全性・信頼性の高い装置として実現される。 (ニ)シュレッダー機構に除電装置を設けることにより
帯電した袋を除電して裁断カッター等に付着するのを防
ぐことができる。 (ホ)シュレッダー機構の下方に加熱装置を設けること
により裁断されて細片状になった袋を加熱して熱収縮さ
せてさらに体積を小さくし、より多くの袋を収納するこ
とが可能となる。 請求項2記載の発明の構成は、挿入される袋詰物の袋を
挿入方向へ回転する複数の回転ローラーや回転ベルト等
によりとらえて抜き取るため袋抜取機構が設けられた袋
収納体の内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機構
を設けたことを特徴とする。したがって上記の効果に加
えて以下の特有の効果を奏するものである。袋が回転ロ
ーラーまたは回転ベルトの回転により強制的に抜き取ら
れシュレッダー機構へと送られるので、抜き取るべき袋
が長尺状であって袋収納体の開口部からはみ出す場合で
あっても、袋がそのまま取り残されてしまうといったこ
とはなく必ずシュレッダー機構へと送られ裁断される。
請求項3記載の発明の構成は、挿入される袋詰物の袋を
内周面で密着保持して抜き取るための挿入環が設けられ
た袋収納体の内部に該袋を裁断するためのシュレッダー
機構を設けたことを特徴とする。したがって上記の効果
に加えて以下の特有の効果を奏するものである。袋を抜
き取る手段として、袋を内周面で密着保持して抜き取る
ための挿入環が用いられているがこれは構造が単純であ
り何らの機械的要素も要さず、モーター等の駆動機構も
電源も不要である。したがって極めて容易に製造でき、
装置のコスト安・普及が図られる。また、構造が単純な
ため故障が少なく信頼性の高い装置として実現される。
請求項4記載の発明の構成は、袋収納体の内部にガイド
レールを設け、ガイドレール中央付近にはガイドレール
上を弾性部材等の作用により往復運動するスライダーお
よび袋詰物を挿入するための挿入環を設けるとともに、
スライダーと挿入環を滑車を介してワイヤーで連結する
等してスライダーと挿入環がガイドレール中央付近を起
点として各々が逆方向のガイドレール端部に向かって連
動して往復運動するよう構成した袋抜取装置において、
袋収納体の内部に抜き取られた袋を裁断するためのシュ
レッダー機構を設けたことを特徴とする。したがって上
記の効果に加えて以下の特有の効果を奏するものであ
る。袋を抜き取るための挿入環がガイドレール上を移動
するため、抜き取られた袋が袋収納体内部へ引き込まれ
るので外部に露出することがない。したがって美観を損
ねないのでより商品性の高い装置として実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の実施例を示す切り欠き
側面図である。
【図2】 請求項1記載の発明の実施例を示す一部切り
欠き側面図である。
【図3】 請求項1記載の発明の実施例を示す一部切り
欠き側面図である。
【図4】 請求項1記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図5】 請求項1記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図6】 請求項1記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図7】 請求項2記載の発明の実施例を示す切り欠き
側面図である。
【図8】 請求項2記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図9】 請求項2記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図10】請求項2記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図11】請求項3記載の発明の実施例を示す一部切り
欠き斜視図である。
【図12】請求項3記載の発明の実施例を示す部分斜視
図である。
【図13】請求項3記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図14】請求項4記載の発明の実施例を示す一部切り
欠き斜視図である。
【図15】請求項4記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図16】請求項4記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【図17】請求項4記載の発明の作用を示す切り欠き側
面図である。
【符号の説明】
1 袋収納体 1a 開口部 2 袋抜取機構 2a 回転ローラー 2b 回転ベルト 2c 挿入環 2d 挿入ガイド 2e ガイドレール 2f スライダー 2g 弾性部材 2h ワイヤー 2i 滑車 3 シュレッダー機構 4 ガイド 5 安全装置 6 除電装置 7 加熱装置 A 袋詰物 B 袋 C 内容物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋詰物の袋を吸引手段、狭持手段等により
    とらえて抜き取るための袋抜取機構が設けられた袋収納
    体の内部に該袋を裁断するためのシュレッダー機構を設
    けたことを特徴とする袋抜取装置。
  2. 【請求項2】挿入される袋詰物の袋を挿入方向へ回転す
    る複数の回転ローラーや回転ベルト等によりとらえて抜
    き取るため袋抜取機構が設けられた袋収納体の内部に該
    袋を裁断するためのシュレッダー機構を設けたことを特
    徴とする袋抜取装置。
  3. 【請求項3】挿入される袋詰物の袋を内周面で密着保持
    して抜き取るための挿入環が設けられた袋収納体の内部
    に該袋を裁断するためのシュレッダー機構を設けたこと
    を特徴とする袋抜取装置。
  4. 【請求項4】袋収納体の内部にガイドレールを設け、ガ
    イドレール中央付近にはガイドレール上を弾性部材等の
    作用により往復運動するスライダーおよび袋詰物を挿入
    するための挿入環を設けるとともに、スライダーと挿入
    環を滑車を介してワイヤーで連結する等してスライダー
    と挿入環がガイドレール中央付近を起点として各々が逆
    方向のガイドレール端部に向かって連動して往復運動す
    るよう構成した袋抜取装置において、袋収納体の内部に
    抜き取られた袋を裁断するためのシュレッダー機構を設
    けたことを特徴とする袋抜取装置。
JP6532695A 1995-02-15 1995-02-15 袋抜取装置 Pending JPH08217032A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1037020C (zh) * 1987-03-02 1998-01-14 三井石油化学工业株式会社 具有改进的粘合性能的聚烯烃模制体及其制备方法
JP2009137652A (ja) * 2007-11-15 2009-06-25 Okura Yusoki Co Ltd 袋体開口装置
JP2009161210A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Kirin Brewery Co Ltd 包装材切開除去装置
CN104968570A (zh) * 2012-12-10 2015-10-07 金泳秀 塑料伞套回收机及运转控制方法
CN107792437A (zh) * 2017-10-27 2018-03-13 楚天科技股份有限公司 一种全自动拆外包机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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