JPH10234319A - プロポリスエキス含有組成物 - Google Patents

プロポリスエキス含有組成物

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JPH10234319A
JPH10234319A JP9058424A JP5842497A JPH10234319A JP H10234319 A JPH10234319 A JP H10234319A JP 9058424 A JP9058424 A JP 9058424A JP 5842497 A JP5842497 A JP 5842497A JP H10234319 A JPH10234319 A JP H10234319A
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JP
Japan
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fruit
acid
essential oil
extract
propolis
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JP9058424A
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English (en)
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Masaki Inagaki
真貴 稲垣
Yoshihiro Chikamatsu
義博 近松
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10234319A publication Critical patent/JPH10234319A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 食品だけでなくアルコールを含まない液状製
品や飲料への応用性に優れ、経時的に安定で非アルコー
ル系での分散性が良好であるプロポリスエキス含有組成
物を提供する。 【解決手段】 水又は70%以下のエタノール水溶液によ
るプロポリス抽出成分とオリゴ糖を含有してなる液状の
プロポリスエキス含有組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、飲料、食品、化粧品などへの応
用性に非常に優れたプロポリスエキス含有組成物に関す
るものである。さらに詳しくは、水又は含水エタノール
によって抽出されたプロポリスの有用成分とオリゴ糖を
含有してなる、安定性良好な液状のプロポリスエキス含
有組成物に関するものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、清涼飲料、美容や
健康志向のドリンク等の飲料類をはじめ、ガム、ゼリ
ー、キャンディ等の菓子類、嗜好品類、又は美容や健康
志向の食品類などへの応用性に優れた液状のプロポリス
エキス含有組成物にかかるものである。
【0003】
【従来の技術】プロポリスは、ミツバチの巣房を構成す
る素材の一つとして知られる樹脂状の物質で、その主要
成分として、フラボノイド、ミツロウ、芳香油、有機酸
類、ビタミン、ミネラルなどを含んでいる。欧州などで
は古くから病気やけが、火傷等の民間治療薬として用い
られてきた。
【0004】種々のバクテリヤや真菌類に対する殺菌作
用、抗アレルギー・抗炎症作用、免疫機能の亢進作用、
抗酸化作用など、プロポリスの注目すべく有用な生理活
性作用が多くの研究によって明らかにされ、現在ではプ
ロポリスの精製加工品や抽出エキスなどが飲食品、化粧
品などに応用されるようになった。さらに近年に及んで
は、抗癌作用やウィルス感染防御などたいへん興味深い
効果についても報告され、人の美容と健康維持に有用な
素材としてますます注目されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】食品などに応用するた
めのプロポリス素材として、プロポリス原塊を精製加工
したものや、あるいは水やエタノール等による抽出エキ
スといったものが広く利用されている。しかしながら、
プロポリスには、樹脂、ワックスなどの難溶性成分が多
く含まれているため、原塊の精製加工品や高濃度のエタ
ノールによる抽出エキス、または精製度の低い粗エキス
といったものは、液状タイプの製品には向かない。また
アルコールを含まない水系での安定性が著しく悪く結果
的に製品としての品質を損ねてしまうといった欠点があ
った。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、次の点を解決したプロポリスエキス含有
組成物を提供するものである。 (1)プロポリスの有用成分が十分に抽出されたエキスで
あること。 (2)食品だけでなく飲料等の液状製品への応用性にも優
れていること。 (3)経時的にも安定で、またアルコールを含まない水系
への添加においても分散性が良好でかつ安定に維持され
るものであること。 (4)安全なものであること。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、水又は70%以
下のエタノール水溶液によるプロポリス抽出成分と、オ
リゴ糖を含有してなる液状のプロポリスエキス含有組成
物からなる。
【0008】プロポリスの有用成分が十分に抽出された
エキスを得るためには、抽出溶媒としてエタノール水溶
液を使用するのが好ましい。その場合において、エタノ
ールの濃度は70%以下がよい。エタノールの濃度が高く
なるにつれてプロポリス中の樹脂、ワックス等の難溶性
成分の溶出が大となり、目的の組成物の安定性が悪くな
る傾向を示すからである。また、水を用いて抽出しても
よいが有用成分の抽出性が乏しいため、その場合は加温
するのが好ましい。望ましい条件としては、30〜70%の
エタノール水溶液を用い、エタノール濃度に応じて常温
〜70℃程度の温度で抽出するのが適当である。
【0009】このようにして得られたプロポリス抽出液
は、このままでも本組成物に使用できるが、必要に応じ
て、一旦溶媒が凍結しない程度の低温下に冷却し、しば
らく静置させることで尚一層の効果が得られる。静置時
間は特に限定するものではないが、好ましくは0.5〜5
日程度を目安とする。この操作をすることによって、安
定性の不良原因となる余剰な難溶性成分が析出するの
で、これを濾過等の手段によって除去することにより非
常に高品質かつ安定な組成物が得られるからである。
【0010】かくして得られたプロポリス抽出液は、こ
のまま本組成物に使用されるか又は場合によっては濃縮
される。濃縮するのはプロポリスのエキス分濃度を調整
する上で有効な手段である。
【0011】こうして得られたプロポリスエキスに、オ
リゴ糖の溶液を添加し十分に混合する。この時に使用す
るオリゴ糖溶液の濃度は30〜80%程度が作業効率上好ま
しい範囲である。オリゴ糖溶液を使用するのは、プロポ
リスエキスを液系で均一に分散させることとその安定性
の維持、並びにアルコールを含まないような液系におい
てもプロポリスエキスを良好に分散させることに極めて
顕著に奏効するからである。
【0012】オリゴ糖としては、ガラクトースとグルコ
ースで構成されるガラクトオリゴ糖、ガラクトース、グ
ルコース、フルクトースで構成される乳果オリゴ糖や大
豆オリゴ糖、グルコースとフルクトースで構成されるフ
ラクトオリゴ糖やパラチノース或いはパラチノースオリ
ゴ糖、ガラクトースとフルクトースで構成されるラクチ
ュロース、キシロースを構成単位とするキシロオリゴ
糖、フルクトースを構成単位とするイヌロオリゴ糖、そ
の他、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、分岐マル
トオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、キチンオリゴ糖、キト
サンオリゴ糖、直鎖オリゴ糖、還元澱粉糖、ラフィノー
ス等から任意に選択され使用される。何れも2糖〜7糖
程度のものが好適であるが、本発明においては、中でも
乳糖や乳糖にβ−ガラクトシダーゼを作用させて製造さ
れる糖質(4'−ガラクトシルラクトースや6'−ガラクト
シルラクトースを主成分とするガラクトオリゴ糖)やフ
ラクトオリゴ糖が極めて有用である。これらのオリゴ糖
は、腸内有用菌であるビフィズス菌の増殖促進といった
機能もあり、飲食品素材として注目されていることから
も本発明による組成物の飲食品用途は有用である。
【0013】プロポリスエキスおよびオリゴ糖の両者の
混合割合は、固形分比として1:1〜1:200程度が良い。プ
ロポリスエキス固形分に対して等量以下のオリゴ糖の使
用では、分散性が不安定になる傾向にあり、また200倍
量以上の使用では目的の組成物中におけるプロポリスエ
キスとしての含有量が低くなるため応用性に欠ける素材
となるからである。
【0014】このようにして得られた液状のプロポリス
エキス含有組成物は、そのままを飲料などとして使用す
ることもできる。しかしながら多くの場合、これに他の
原材料を加え食用、飲用、或いは化粧品などに適するよ
うに加工される。そのような場合においては、さらに濃
縮しておくことが好適である。この操作はプロポリスエ
キス濃度を高めることや、また不要なアルコール分の除
去に加え、アルコールを含まない系における安定性の向
上にも極めて有効となるからである。
【0015】濃縮の程度は、使用目的に適した固形分濃
度に調整されればよいが、飲食品などの原材料としての
プロポリスエキス含有組成物は、通常、固形分濃度が10
〜95%程度のものとして提供される。
【0016】本発明によるプロポリスエキス含有組成物
の代表的な応用例として、次のようなものをあげること
ができる。洋菓子、和菓子、パン、ケーキ、クッキー、
スナック、ガム、キャンディ、チョコレート、ゼリー、
プリン、ヨーグルト等の菓子又は嗜好品類、ジャム、マ
ーマレード、はちみつ類、果実ジュース、野菜ジュー
ス、乳清飲料、清涼飲料、健康茶、酒・リキュール類な
どの飲料類、その他栄養補強や美容などを目的とした健
康志向食品または飲料類、はみがき剤、洗口剤等の口腔
用品類、ローション、クリーム、パック等の皮膚又は頭
髪用の化粧品類、浴湯に投じて使用する浴用剤などであ
る。
【0017】これら製品形態に応用する場合は、必要に
応じて、下記に示されるような医薬品類、医薬部外品
類、化粧品類、浴用剤、食品類、飲料類などにおいて通
常使用される各種成分や添加剤の中から用途に適したも
のを任意に選択、併用して製品形態とすることもでき
る。
【0018】[1]各種油脂類 アボガド油,アルモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,
オリブ油,オレンジ油,オレンジラファー油,ゴマ油,
カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバー
油,牛脂,牛脂脂肪酸,ククイナッツ油,サフラワー
油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パ
ーシック油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,タートル
油,ミンク油,卵黄油,カカオ脂,パーム油,パーム核
油,モクロウ,ヤシ油,牛脂,豚脂,乳脂,又はこれら
油脂類の水素添加物(硬化油等)など。
【0019】[2]ロウ類 ミツロウ,カルナバロウ,鯨ロウ,ラノリン,液状ラノ
リン,還元ラノリン,硬質ラノリン,カンデリラロウ,
モンタンロウ,セラックロウなど。
【0020】[3]鉱物油 流動パラフィン,ワセリン,パラフィン,オゾケライ
ド,セレシン,マイクロクリスタンワックス,スクワレ
ン,スクワラン,プリスタンなど。
【0021】[4]脂肪酸類 ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン
酸,ベヘン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリ
ン酸,ウンデシレン酸,トール油,ラノリン脂肪酸など
の天然脂肪酸、イソノナン酸,カプロン酸,2−エチル
ブタン酸,イソペンタン酸,2−メチルペンタン酸,2
−エチルヘキサン酸,イソペンタン酸などの合成脂肪
酸。
【0022】[5]アルコール類 エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,
セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコー
ル,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステ
ロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノー
ル,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノ
ールなどの合成アルコール。
【0023】[6]多価アルコール類 酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコ
ール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモ
ノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエー
テル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレング
リコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポ
リプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコー
ル,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトー
ル,マンニトールなど。
【0024】[7]エステル類 ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピ
ル,ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリス
チン酸ミリスチル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デ
シル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタ
ン酸ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フ
タル酸ジエチル,フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モ
ノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸
プロピレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコ
ールなど。
【0025】[8]金属セッケン類 ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウ
ム,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,パル
ミチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸
亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛など。
【0026】[9]ガム質、糖類及び水溶性高分子化合物 アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴム,グアヤ
ク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガントゴム,
キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイン,乳糖,
果糖,ショ糖およびそのエステル,トレハロースおよび
その誘導体,デキストリン,ゼラチン,ペクチン,デン
プン,カラギーナン,カルボキシメチルキチン又はキト
サン,エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキ
サイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン
又はキトサン,低分子キチン又はキトサン,キトサン
塩,硫酸化キチンまたはキトサン,リン酸化キチン又は
キトサン,アルギン酸及びその塩,ヒアルロン酸及びそ
の塩,コンドロイチン硫酸及びその塩,ヘパリン,エチ
ルセルロース,メチルセルロース,カルボキシメチルセ
ルロース,カルボキシエチルセルロース,カルボキシエ
チルセルロースナトリウム,ヒドロキシエチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルセルロース,ニトロセルロー
ス,結晶セルロース,ポリビニルアルコール,ポリビニ
ルメチルエーテル,ポリビニルピロリドン,ポリビニル
メタアクリレート,ポリアクリル酸塩,ポリエチレンオ
キサイドやポリプロピレンオキサイドなどのポリアルキ
レンオキサイド又はその架橋重合物,カルボキシビニル
ポリマー,ポリエチレンイミンなど。
【0027】[10]界面活性剤 アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫
酸エステル塩,リン酸エステル塩)、カチオン界面活性
剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)、両性界面活性
剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型,ベタイン
型),硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両
性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤、非イ
オン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エー
テルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオ
ン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性
剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性
剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,
高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,
フッ化炭素系界面活性剤)など。
【0028】[11]各種ビタミン類 ビタミンA群:レチノール,レチナール(ビタミンA
1),デヒドロレチナール(ビタミンA2),カロチン,
リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン
塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB1),リボフラビ
ン(ビタミンB2),ピリドキシン(ビタミンB6),シ
アノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,ニコチン酸
類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,イノシトー
ル類、ビタミンC群:アスコルビン酸及びその誘導体、
ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD
2),コレカルシフェロール(ビタミンD3),ジヒドロ
タキステロール、ビタミンE群:トコフェロール及びそ
の誘導体,ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオ
ン(ビタミンK1),メナキノン(ビタミンK2),メナ
ジオン(ビタミンK3),メナジオール(ビタミンK4)
など。
【0029】[12]各種アミノ酸類 バリン,ロイシン,イソロイシン,トレオニン,メチオ
ニン,フェニルアラニン,トリプトファン,リジン,グ
リシン,アラニン,アスパラギン,グルタミン,セリ
ン,システイン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒド
ロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒド
ロキシリジン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンな
どや,それらの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸
塩,或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導
体など。
【0030】[13]植物又は動物系原料由来の種々の添加
物 これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常
法的に行われる加工(例えば、粉砕,製粉,洗浄,加水
分解,醗酵,精製,圧搾,抽出,分画,ろ過,乾燥,粉
末化,造粒,溶解,滅菌,pH調整,脱臭,脱色などを
任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から
任意に選択して供すればよい。尚、抽出に用いる溶媒に
ついては、供する製品の用法(食用,外用,浴用)や、
後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、
通常では、水,水溶性有機溶媒(例えば、エタノール,
プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコールな
ど)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を用
いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が
好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あ
るいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独
又は水との任意の混液で用いたりすれば良い。
【0031】尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、
スキンケア,ヘアケア等の外用製剤や浴用剤に供する場
合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿,感触・風合いの
改善,柔軟性の付与,刺激の緩和,芳香によるストレス
の緩和,細胞賦活(細胞老化防止),炎症の抑制,肌質
・髪質の改善,肌荒れ防止及びその改善,発毛,育毛,
脱毛防止,光沢の付与,清浄効果,疲労の緩和,血流促
進,温浴効果などの美容的効果のほか,香付け,増粘,
防腐,緩衝などが期待できる。
【0032】また、飲食用製品においては、栄養補給,
疲労回復,強壮,細胞賦活(細胞老化防止)等の健身並
びに美容的効果をはじめ、味覚の改善,色調や芳香、光
沢の付与,安定化,増粘,防腐等の目的で使用すること
ができる。さらにこの他にも、これまでに知られている
各原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これ
らを組合わせることによって目的とする効果の増進を図
ったり、あるいは多機能的な効果を期待した製品とする
ことも可能である。
【0033】原料とする具体的な植物(生薬)としては、
例えば、アイ(藍葉),アオカズラ(清風藤),アオツヅラ
フジ(木防巳),アカシア,アカスグリ果実,アカブド
ウ,アカメガシワ(赤芽柏),アカネ(茜草根),アカヤジ
オウ(地黄),アギ(阿魏),アキニレ(榔楡皮),アケビ
(木通),アサ(麻子仁),アサガオ(牽牛子),アシタバ
(明日葉),アズキ(赤小豆),アセンヤク(阿仙薬),アセ
ロラ,アニス果実,アベマキ果実,アボカド,アマ,ア
マチャ(甘茶),アマドコロ(玉竹),アミガサユリ(貝
母),アーモンド,アルテア,アルニカ,アロエ(蘆
薈),アロエベラ,アンズ(杏仁),アンソッコウ(安息
香),イガコウゾリナ(地胆頭),イタドリ(虎杖根),イ
チゴ,イチジク(無花果)又はその葉,イチビ(冬葵子),
イトヒメハギ(遠志),イナゴマメ,イネ種子又は種皮,
イノンド種子,イラクサ,イランイラン,イチョウ(銀
杏葉,銀杏),イブキジャコウソウ,ウイキョウ(茴
香),ウキヤガラ(三稜),ウグイスカグラ果実,ウコン
(鬱金),ウスベニアオイ,ウスベニタチアオイ,ウスバ
サイシン(細辛),ウツボグサ(夏枯草),ウド又はシシウ
ド(羌活,独活,唐独活),ウメ(烏梅)又はその果肉,ウ
ラジロガシ,ウワウルシ,ウンシュウミカン(陳皮),エ
ストラゴン,エゾウコギ(蝦夷五加),エノキ,エビスグ
サ(決明子),エルダーベリー果実,エレミ,エンジュ
(槐花,槐花米),オウギ(黄耆),オウレン(黄連),オオ
カラスウリ(カロニン),オオツヅラフジ(防己),オオバ
コ(車前子,車前草),オオハシバミ(榛子),オオバナオ
ケラ(白朮),オオバヤシャブシ果実,オオミサンザシ
(山査子),オオムギ(大麦),オグルマ(旋覆),オクラ果
実,オケラ(白朮),オタネニンジン(人参),オトギリソ
ウ(弟切草),オドリコソウ(続断),オナモミ(蒼耳子),
オニグルミ,オニノヤガラ(天麻),オニユリ(百合),オ
ニノス,オヒョウ(裂葉楡),オミナエシ(敗醤),オラン
ダイチゴ,オランダガラシ,オランダパセリ,オランダ
ミツバ,オリーブ,オレガノ,オレンジ果実又は果皮,
カイケイジオウ(熟地黄),海藻[緑藻,褐藻,紅藻],
カカオ種子,カキ又はその葉(柿蒂),カギカズラ(釣藤
鈎),カシア,カジノキ果実(楮実),ガジュツ(莪朮),
カシワ(槲樹,槲葉),カスカリラ,カニクサ(金沙藤),
カノコソウ(吉草根),カボチャ,カポックノキ種子,カ
ホクサンショウ(蜀椒),ガマ(蒲黄),カミツレ,カミヤ
ツデ(通草),カラスウリ(王瓜),カラスムギ,カラスビ
シャク(半夏),ガラナ種実,カラヤ,カリン(木瓜),カ
ワヤナギ,カワラタケ,カワラヨモギ(茵チン蒿),カン
スイ(甘遂),カンゾウ(甘草),カンデリラ,カントウ,
カンナ,キイチゴ,キウイ果実,キカラスウリ(瓜呂
根),キキョウ(桔梗,桔梗根),キク(菊花),キササゲ
(梓実),ギシギシ(羊蹄根),キズタ,キダチアロエ,キ
ダチハッカ,キナノキ,キハダ(黄柏),キバナオウギ
(黄耆),ギムネマ・シルベスタ,キラジャ・サポナリ
ア,キラヤ,キャベツ,キャベブ未熟果,キュウリ,キ
ンカン果実,キンマ,キンミズヒキ(仙鶴草),グアユー
レ,クェルクス・インフェクトリア(没食子),ククイナ
ッツ,クコ(枸杞,枸杞子,枸杞葉,地骨皮),クサスギ
カズラ(天門冬),クズ(葛根),クスノキ,グースベリー
果実,クチナシ(山梔子),クヌギ(樸ソウ),クマザサ,
クマツヅラ(馬鞭草),クララ(苦参),クランベリー果
実,クリ又はその渋皮,クルクリゴ・ラチフォリア果
実,グレープフルーツ果実,クロウメモドキ,クロガネ
モチ(救必応),クロバナヒキオコシ(延命草),クロレ
ラ,クワ(桑葉,桑白皮),グワバ果実,ケイガイ(荊
芥,荊芥穂),ケイトウ(鶏冠花,鶏冠子),ケイリンサ
イシン(細辛),月桂樹,ゲンチアナ,ゲンノショウコ
(老鸛草),コエンドロ果実,コウシンバラ(月季花),コ
ウスイハッカ,コウゾ果実,紅茶,コウホネ(川骨),コ
ウホン(藁本,唐藁本),コウリャン,コケモモ(越橘),
コガネバナ(黄ゴン),コゴメバオトギリソウ,ココヤシ
果実,ゴシュユ(呉茱萸),ゴショイチゴ(覆盆子),コシ
ョウ(胡椒),コパイババルサム,コーヒー豆,コブシ
(辛夷),ゴボウ(牛蒡,牛蒡子),コボタンヅル,ゴマ
(胡麻),ゴマノハグサ(玄参),コムギ(小麦),米又は米
ぬか(赤糠,白糠),コーラ・アクミナタ種子,コーラ
・ベラ種子,コロハ果実,コロンボ,コンズランゴ,コ
ンブ,コンフリー(鰭張草),コンニャク,サキシマボタ
ンズル(威霊仙),サクラの花・葉・果実・樹皮(桜皮),
ザクロ,ササ,ササユリ(百合),サザンカ,サジオモダ
カ(沢瀉),サツマイモ,サトウキビ,サトウダイコン,
サネブトナツメ(酸棗仁),サフラン(番紅花,西紅花),
ザボン果実,サボンソウ,サーモンベリー果実,サラシ
ナショウマ(升麻),サルビア,サワギキョウ(山梗菜),
サワグルミ葉,サンキライ(山帰来),サンザシ(山査
子),サンシチニンジン(三七人参),サンシュユ(山茱
萸),サンショウ(山椒),サンズコン(山豆根),シアノ
キ果実,シイタケ,ジオウ(地黄),シオン(紫苑),ジギ
タリス,シクンシ(使君子),シシウド(独活,唐独活),
シソ・アオジソ・チリメンジソ・カタメンジソ(紫蘇
葉,紫蘇子),シダレカンバ(白樺皮),シタン,シナノ
キ,シナレンギョウ(連翹),シマカンギク(菊花),シモ
ツケソウ,ジャガイモ,シャクヤク(芍薬),シャジン
(沙参),ジャノヒゲ(麦門冬),シラカシ種子,シロゴチ
ョウの種子,シロバナイリス,シロバナツタの花,シロ
ミナンテン(南天実),ジュズダマ,シュロ果実,ショウ
ガ(生姜),ショウブ(菖蒲,菖蒲根),ショズク果実,シ
ラカバ,シンコナサクシルブラ,シンナモン,スイカ
(西瓜),スイカズラ(金銀花,忍冬),スイバ(酸模),ス
イムベリー果実,ストロベリー果実,スギナ(問荊),ス
テビア,スモモ果実,セイヨウアカマツの球果,セイヨ
ウカラマツ,セイヨウキヅタ,セイヨウグルミ,セイヨ
ウナシ果実,セイヨウナツユキソウ,セイヨウネズ,セ
イヨウノコギリソウ,セイヨウニワトコ,セイヨウネ
ズ,セイヨウハッカ,セイヨウフウチョウボク,セイヨ
ウヤドリギ,セイヨウヤマハッカ,セイヨウワサビ,セ
キショウ(石菖根),ゼニアオイ,セネガ,セリ,セロ
リ,センキュウ(川キュウ),センナ果実又は葉,センニ
ンソウ(大蓼),センブリ(当薬),ソウカ(草果),ソバ種
実,ソメモノイモ,ダイオウ(大黄),大根,大豆,ダイ
ダイ(橙皮,枳実),タイム,タカトウダイ(大戟),タカ
ワラビ(狗脊),ダークスィートチェリー果実,タチジャ
コウソウ(百里香),タチバナ(橘皮),タチヤナギ,タマ
リンド種子,タマネギ,タムシバ(辛夷),タラノキ又は
その根皮,タンジン(丹参),ダンマル,チェリー果実,
チガヤ又はその根(茅根),チコリ,チョウジ(丁子,丁
香),チョウセンゴミシ(五味子),チョウセンダイオウ
(大黄),チョウセンニレ(蕪夷),チョウセンニンジン
(人参),チョウセンヨモギ(艾葉),チョレイマイタケ
(猪苓),ツキミソウ,ツバキ,ツボクサ,ツメクサ(漆
姑草),ツユクサ(鴨跖草),ツルアズキ(赤小豆),ツル
ドクダミ(何首烏),ツルナ(蕃杏),ツルニンジン(四葉
参),ツワブキ,デイコ,テウチグルミ,デュベリー果
実,テングサ,テンダイウヤク(烏薬),トウガ(冬瓜
子),トウガラシ(番椒),トウキ(当帰),トウキンセン
カ,トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛),トウネ
ズミモチ(女貞子),トウリンドウ(竜胆),ドクダミ(十
薬),トコン(吐根),トチバニンジン(竹節人参),トチ
ュウ(杜仲,杜仲葉),トマト,トラガント,トリアカン
ソス種子,トルメンチラ,ドロノキ,トロロアオイ,ナ
イゼリアベリー果実,ナガイモ(山薬),ナギイカダ,ナ
ギナタコウジュ,ナズナ,ナツミカン,ナツメ(大棗),
ナニワイバラ(金桜子),ナルコユリ(黄精),ナンキンマ
メ(落花生),ナンテン(南天実),ニガキ(苦木),ニガヨ
モギ(苦艾),ニクズク,ニッケイ(桂皮),ニラ(韮子),
ニワトコ(接骨木),ニンジン,ニンニク(大蒜),ヌルデ
(五倍子),ネギ,ノアザミ(大薊),ノイバラ(営実),ノ
コギリソウ,ノダケ(前胡),ノバラ,ノモモ,パーム,
ハイビスカス(ブッソウゲ,フウリンブッソウゲ,ロー
ゼル),パイナップル果実,ハカタユリ(百合),ハカマ
ウラボシ(骨砕補),ハクセン(白蘚皮),ハクルベリー果
実,ハコベ(繁縷),ハシバミ(榛子),ハシリドコロ(ロ
ート根),バジル,ハス(蓮肉,蓮子),パセリ,バタ
タ,ハチク(竹茹),パチョリー,ハッカ(薄荷,薄荷
葉),ハトムギ(ヨクイニン),ハナスゲ(知母),バナ
ナ,ハナハッカ,バニラビンズ,パパイヤ,ハハコグサ
(鼠麹草),ハブ草,パプリカ,ハマゴウ(蔓荊子),ハマ
スゲ(香附子),ハマビシ(シツ莉子),ハマナス(マイ瑰
花),ハマボウフウ(浜防風),ハマメリス,バラ(薔
薇),パリエタリア,ハルニレ(楡皮,楡白皮,楡葉),
パンノキ,ヒオウギ(射干),ヒカゲツルニンジン(党
参),ピーカンナッツ,ヒガンバナ(石蒜,蔓珠沙華),
ヒキオコシ(延命草),ヒシ(菱実),ピスタチオ,ビー
ト,ヒトツバ(石葦),ヒナタイノコズチ(牛膝),ヒバ,
ヒマシ,ヒマワリ,ピーマン,ヒメガマ(香蒲),ヒメマ
ツタケ,ピメンタ果実,ヒユ果実,ビロウドアオイ,ヒ
ロハオキナグサ(白頭翁),ヒロハセネガ(セネガ),ビワ
(枇杷,枇杷葉),ビンロウ(大腹皮,檳榔子),フウトウ
カズラ(南藤),フキ(款冬花),フキタンポポ(款冬花,
款冬葉),フジバカマ(蘭草),フジマメ(扁豆),ブッチ
ャーブルーム,ブドウ果皮又は果実,ブナ,フユムシナ
ツクサタケ(冬虫夏草),ブラジルカンゾウ,ブラックカ
ーラント果実,ブラックベリー果実,プラム果実,フル
セラリア,ブルーベリー果実,プルーン,ブロンドサイ
リウム,ブンドウ(緑豆),ヘチマ,ベニバナ(紅花),ベ
ラドンナ,ベリー果実,ボイセンベリー果実,ボウフウ
(防風),ホウレンソウ,ホオズキ(登呂根),ホオノキ
(厚朴,和厚朴),ボケ(木瓜),ホソバオケラ(蒼朮),ホ
ソババレンギク,ボダイジュ,ボタン(牡丹皮),ホッ
プ,ホホバ,ホワートルベリー果実,ホンアンズ(杏
仁),ホンシメジ,マイズルテンナンショウ(天南星),
マオウ(麻黄),マカデミアナッツ,マクリ(海人草),マ
グワ(桑葉,桑白皮),マダケ(竹茹),マタタビ(木天
蓼),マツカサ,マツホド(茯苓),マリーゴールド,マ
ルバノジャジン(杏参),マルベリー果実,マルメロ,マ
ロニエ,マンゴー,マンゴスチン,マンシュウグルミ,
マンダリン果実,マンネンタケ(霊芝),マンネンロウ,
ミカン属植物果実(枳実),ミシマサイコ(柴胡),ミゾカ
クシ(半辺蓮),ミソハギ(千屈菜),ミツガシワ,ミツ
バ,ミツバハマゴウ(蔓荊子),ミドリハッカ,ミモザ,
ミョウガ,ミラクルフルーツ果実,ミルラ,ミロバラ
ン,ムクゲ(木槿),ムクノキ,ムクロジ,ムラサキ(紫
根),ムラサキトウモロコシ,メハジキ(益母草),メボ
ウキ,メラロイカ,メリッサ,メリロート,メロン果
実,モウコヨモギ,モウソウチク,モクレン(辛夷),モ
ッコウ(木香),モミジバダイオウ,モモの果実,種(桃
仁)又は葉(桃葉),モヤシ,モレロチェリー果実,モロ
ヘイヤ,ヤカワムラサキイモ,ヤクチ(益智),ヤグルマ
ギク,ヤグルマソウ,ヤグルマハッカ,ヤシャブシ(矢
車),ヤチヤナギ,ヤツデ(八角金盤),ヤドリギ(柳寄
生),ヤナギタデの葉,ヤブガラシ,ヤブコウジ(紫金
牛),ヤマゴボウ(商陸),ヤマノイモ(山薬),ヤマハン
ノキ(山榛),ヤマモモ(楊梅皮),ユーカリ,ユッカ・ブ
レビフォリア,ユキノシタ(虎耳草),ユズ果実,ユリ,
ヨモギ(艾葉),ヨロイグサ,ライム果実,落花生,ラカ
ンカ果実,ラズベリー果実,ラベンダー,リュウガン
(竜眼肉),緑茶,リンゴ果実,ルバス・スアビシムス
(甜涼),レタス,レッドカーラント果実,レモン果実,
レモングラス,レンギョウ(連翹),レンゲソウ,ロウヤ
シ,ローガンベリー果実,ローズヒップ,ローズマリ
ー,ローマカミツレ,ワカメ,ワサビ,ワレモコウ(地
楡)などがある。
【0034】また動物系原料由来の素材としては、鶏冠
抽出物,牛・人の胎盤抽出物,豚・牛の胃や十二指腸あ
るいは腸の抽出物若しくはその分解物,水溶性コラーゲ
ン,アシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体,コラー
ゲン加水分解物,エラスチン,エラスチン加水分解物,
水溶性エラスチン誘導体,ケラチン及びその分解物,シ
ルク蛋白およびその分解物,豚・牛血球蛋白分解物(グ
ロビンペプチド),豚・牛ヘモグロビン分解物(ヘミ
ン,ヘマチン,ヘム,プロトヘム,ヘム鉄等),カゼイ
ン分解物,鶏卵,魚肉およびその分解物など。
【0035】[14]微生物培養代謝物 米発酵エキス,米糠発酵エキス,ユーグレナ抽出物,脱
脂粉乳の乳酸発酵物,酵母又は酵母分解物もしくはそれ
らの抽出物など。
【0036】[15]α−ヒドロキシ酸 グリコール酸,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸な
ど。
【0037】[16]無機顔料 無水ケイ酸,ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,
ベントナイト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマ
ス,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,
酸化チタン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸
化鉄,ベンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,
水酸化クロム,カーボンブラック,カラミンなど。
【0038】[17]紫外線吸収剤 p−アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アント
ラニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,
ベンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミ
ダゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導
体,カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,
核酸誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,
ビタミンB6誘導体,オキシベンゾン,ベンゾフェノ
ン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレ
イン,ベルベリンなど。
【0039】[18]収斂剤 乳酸,酒石酸,コハク酸,クエン酸,アラントイン,塩
化亜鉛,硫酸亜鉛,酸化亜鉛,カラミン,p−フェノー
ルスルホン酸亜鉛,硫酸アルミニウムカリウム,レソル
シン,塩化第二鉄,タンニン酸など。
【0040】[19]抗酸化剤 アスコルビン酸及びその塩,ステアリン酸エステル,ト
コフェロール及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログ
アセレテン酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),
ブチルヒドロキシアニソール(BHA),パラヒドロキ
シアニソール,没食子酸プロピル,セサモール,セサモ
リン,ゴシポールなど。
【0041】[20]抗炎症剤 イクタモール,インドメタシン,カオリン,サリチル
酸,サリチル酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチ
ルサリチル酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl−
カンフル,ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズ
レン,マレイン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン
酸及びその塩,グリチルレチン酸及びその塩など。
【0042】[21]殺菌・消毒薬 アクリノール,イオウ,塩化ベンザルコニウム,塩化ベ
ンゼトニウム,塩化メチルロザニリン,クレゾール,グ
ルコン酸カルシウム,グルコン酸クロルヘキシジン,ス
ルファミン,マーキュロクロム,ラクトフェリン又はそ
の加水分解物など。
【0043】[22]香料 ジャコウ,シベット,カストリウム,アンバーグリスな
どの天然動物性香料、アニス精油,アンゲリカ精油,イ
ランイラン精油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレン
ジ精油,カナンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精
油,グアヤクウッド精油,クミン精油,黒文字精油,ケ
イ皮精油,シンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイバ
バルサム精油,コリアンデル精油,シソ精油,シダーウ
ッド精油,シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジャ
ーグラス精油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッカ
精油,大茴香精油,チュベローズ精油,丁字精油,橙花
精油,冬緑精油,トルーバルサム精油,バチュリー精
油,バラ精油,パルマローザ精油,檜精油,ヒバ精油,
白檀精油,プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベ
ルガモット精油,ペルーバルサム精油,ボアドローズ精
油,芳樟精油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム
精油,ラベンダー精油,リナロエ精油,レモングラス精
油,レモン精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油な
どの植物性香料、その他合成香料など。
【0044】[23]色素・着色剤 赤キャベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色
素,イカスミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキア
ミ色素,柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コ
ーン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ
色素,ソバ全草色素,チェリー色素,海苔色素,ハイビ
スカス色素,ブドウ果汁色素,マリーゴールド色素,紫
イモ色素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなど。
【0045】[24]甘味料 砂糖,甘茶,果糖,アラビノース,ガラクトース,キシ
ロース,ステビア,マンノース,エリスリトール,カッ
プリングシュガー,ラクトスクロース,ラクチトール,
パノース,マンニトール,マルチトール,麦芽糖,蜂
蜜,ブドウ糖,ミラクリン,モネリン,甘草抽出物な
ど。
【0046】[25]栄養強化剤 貝殻焼成カルシウム,シアノコラバミン,酵母,小麦胚
芽,卵黄粉末,ヘミセルロースなど)
【0047】[26]その他 保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、
キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化
剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖
類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解
物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活
剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用
剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが上げら
れ、これらとの併用によって、相加的及び相乗的な効果
が期待できる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプロポリスエキス
含有組成物の製造法、並びにその特性、および応用につ
いて実施例に従って詳記する。
【0049】
【実施例】製造例 プロポリスの原塊粗砕物(50Kg)に水又はエタノール水溶
液(250L)を加え、40〜65℃にて2時間抽出を行う。つい
で系の温度を20℃に冷却し、30分程度静置した後、平板
濾過して溶液(A)を得る。必要に応じ、この溶液(A)を更
に凍結しない低温域(5℃〜-20℃)に冷却し2日間静置す
る。次にこれを濾過して溶液(B)(200Kg)を得る。これと
は別に用意した70〜80%オリゴ糖溶液*(200Kg)を先に得
た溶液(A)もしくは溶液(B)に添加し、十分に混合する。
この混合液を濃縮してプロポリスエキス含有組成物(200
Kg)を得る。*ガラクトオリゴ糖はヤクルト薬品工業株式
会社製オリゴメイト,フラクトオリゴ糖は明治製菓株式
会社製メイオリゴを使用した。
【0050】
【実施例】安定性の評価 製造例の方法により製造したプロポリスエキス含有組成
物の安定性についてを評価した。その結果は表1の通り
である。
【表1】
【0051】
【実施例】安全性の評価 1)皮膚一次刺激性試験 製造例にしたがって製したプロポリスエキス(水エキ
ス,30%エタノールエキス,70%エタノールエキス)含
有組成物をそれぞれ1%となるように調整した試料を製
し、背部を除毛した兎(1群3匹,体重3,800g前後)の皮
膚に貼付した。判定は、貼付後24,48,72時間に一次刺激
性の評点法により紅斑および浮腫を指標として行った。
その結果、各試料ともすべての動物において、何等、紅
斑および浮腫を認めず陰性と判定された。
【0052】2)皮膚累積刺激性試験 製造例にしたがって製したプロポリスエキス(水エキ
ス,30%エタノールエキス,70%エタノールエキス)含
有組成物を、それぞれ1%となるように調整した試料を
製し、側腹部を除毛(2×4cm2)したハートレー系モル
モット(雌性,1群5匹,体重320g前後)の皮膚に1日1
回,週5回,0.5mL/動物当りを塗布した。塗布は4週
に渡って、また除毛は各週の最終塗布日に行った。判定
は、各週の最終日の翌日に一次刺激性の評点法により紅
斑および浮腫を指標として行った。その結果、各試料と
もすべての動物において、塗布後1〜4週目に渡って何
等、紅斑および浮腫を認めず陰性と判定された。
【0053】3)急性毒性試験 製造例にしたがって製したプロポリスエキス(水エキ
ス,30%エタノールエキス,70%エタノールエキス)含
有組成物を、試験前、4時間絶食させたddy系マウス(1
群5匹,体重30g)に、それぞれ固形分として2,000mg/k
g体重当りとなる量を経口投与し、毒性症状の発現、程
度などを経時的に観察した。その結果、各試料ともすべ
てのマウスにおいて14日間何等異常を認めず、また解剖
の結果も異常がなかった。LD50は2,000mg/kg以上と判
定された。
【0054】
【実施例】応用例 製造例にしたがって製したプロポリスエキス含有組成物
を使用し、いくらかの食品、飲料、化粧品を製した。以
下にその処方例を示す。
【0055】1)健康向け食品(錠剤) 次の添加物を含有する組成物を打錠し、錠剤とした。 重量% 1.プロポリスエキス含有組成物 10 2.植物抽出末(ドクダミ,ニンジン,シソ) 30 3.ローヤルゼリー粉末 5 4.コラーゲン末 5 5.乳糖 25 6.トウモロコシデンプン 20 7.ヒドロキシプロピルセルロース 4 8.ステアリン酸マグネシウム 1
【0056】2)健康向け飲料 次の処方により健康飲料を製した。 重量% 1.プロポリスエキス含有組成物 20 2.ハチミツ 15 3.クエン酸 0.1 4.dl−リンゴ酸 0.1 5.植物抽出液(クロレラ,シンナモン) 20 6.D−ソルビトール液(70%) 10 7.安息香酸ナトリウム 0.05 8.香料 適量 9.精製水 100とする残余
【0057】3)果汁飲料 次の処方により果汁飲料を製した。 重量% 1.ブドウ糖液糖 31 2.グレープフルーツ果汁 65 3.プロポリスエキス含有組成物 3 4.香料 適量 5.酸味料 適量
【0058】4)乳液(化粧料)の製造例 次の処方により外用乳液を製した。 重量% 1.スクワラン 3 2.ワセリン 1 3.ステアリルアルコール 0.3 4.ソルビタンモノステアレート 1.5 5.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 3 6.1,3−ブチレングリコール 5 7.プロポリスエキス含有組成物 1 8.グリコール酸 0.1 9.防腐剤 適量 10.精製水 100とする残余
【0059】5)クリーム(化粧料)の製造例 次の処方により外用クリームを製した。 重量% 1.スクワラン 20 2.ミツロウ 5 3.精製ホホバ油 5 4.グリセリンモノステアレート 2 5.ソルビタンモノステアレート 2 6.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2 7.グリセリン 5 8.プロポリスエキス含有組成物 1 9.クエン酸ナトリウム 0.2 10.防腐剤 適量 11.精製水 100とする残余
【0060】6)浴用剤の製造例 次の処方により浴用剤を製した。 重量% 1.精製ホホバ油 5 2.ポルオキシエチレンソルビタンモノラウレート 20 3.グリセリンモノステアレート 5 4.流動パラフィン 2 5.ラウリン酸ジエタノールアミド 3 6.プロポリスエキス含有組成物 20 7.乳酸ナトリウム 1 8.精製水 100とする残余
【0061】7)紅茶ゼリーの製造例 市販の紅茶パックに熱湯(120cc)を注いで得た紅茶にプ
ロポリスエキス含有組成物(20g)を混合して紅茶液を得
る。これとは別にゼラチン(8g)を10倍量の水に浸し、湯
せんにして溶かしたゼラチン溶液に、前の紅茶液を添加
して十分に撹拌する。これを型取り用の容器に流し込
み、冷水(氷水)にて冷却して紅茶ゼリーを製した。
【0062】8)プリンの製造例 卵、牛乳、甘味料、香料、ゲル化剤、プロポリスエキス
含有組成物を好みの割合で混ぜるか、もしくは市販のプ
リン用粉を使用し、これにプロポリスエキス含有組成物
および牛乳を混合し、均一化したものを加熱処理する。
ついでこれを型取り用の容器に流し込み、冷水(氷水)
にて冷却してプリンを製した。
【0063】
【発明の効果】本発明によるプロポリスエキス含有組成
物は、プロポリスの有用成分が十分に抽出されたエキス
を含有しているにもかかわらず、特に飲料等の液状製品
への応用性にも優れている。経時的にも安定で、アルコ
ールを含まない水系への添加においても分散性が良好で
かつ安定に維持されるものであることより、従来のプロ
ポリスエキスに比べ、利用可能な範囲が拡大する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水又は70%以下のエタノール水溶液によ
    るプロポリス抽出成分とオリゴ糖を含有してなる液状の
    プロポリスエキス含有組成物。
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