JPH10234313A - 人工釣り餌 - Google Patents

人工釣り餌

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JPH10234313A
JPH10234313A JP9042746A JP4274697A JPH10234313A JP H10234313 A JPH10234313 A JP H10234313A JP 9042746 A JP9042746 A JP 9042746A JP 4274697 A JP4274697 A JP 4274697A JP H10234313 A JPH10234313 A JP H10234313A
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JP
Japan
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substance
konjac
gel
fishing bait
artificial fishing
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Pending
Application number
JP9042746A
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English (en)
Inventor
Tadashi Zaishiyo
坦志 税所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針持ちが良好で魚の喰いに悪影響を与えるこ
とのない人工釣り餌を提供する。 【解決手段】 ゲル形成物質を含む成形品からなる人工
釣り餌であって、該釣り餌内に、0.5〜20mmの大
きさの粒状のこんにゃく物質を0.3〜80重量%混入
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲル形成物質を含
む成形品からなる人工釣り餌に関し、詳しくは、釣針へ
の保持性を改善した人工釣り餌に関する。
【0002】
【従来の技術】人工釣り餌として、こんにゃくマンナ
ン,カラギナン,キサンタンガム,寒天,ジェランガ
ム,カ−ドラン,アルギン酸ナトリウム,澱粉,卵白等
の蛋白質や、ポリビニルアルコール等のゲル形成物質の
1種又は2種以上の組み合わせで水ゲル形成される物質
中に、必要に応じて魚貝類エキスや他の誘魚剤、色素を
含有させ、更に必要に応じて熱を加えたり、カルシウム
塩,カリ塩やアルカリ等を添加したりして釣り餌用に成
形したものが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の人工釣
り餌は、餌自体が均質なゲル物質であるため、これらの
餌を釣針につけて実際に使用した場合、餌に力が加わる
ことにより、ゲル物質が細い釣針に引き裂かれて餌落ち
したりして針持ちが悪いという欠点があった。また、針
持ちを良くするためにゲル物質を強くしたり硬くしたり
することは可能だが、魚が喰いづらくなるという問題が
生じる。
【0004】そこで本発明は、針持ちが良好で魚の喰い
に悪影響を与えることのない人工釣り餌を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の人工釣り餌は、ゲル形成物質を含む成形品
からなる人工釣り餌であって、該釣り餌内に、0.5〜
20mmの大きさの粒状のこんにゃく物質を0.3〜8
0重量%混入したことを特徴とし、さらに、前記こんに
ゃく物質は、所定形状に成形後に冷凍操作及び解凍操作
を少なくとも1回行った後、あるいは、脱水操作,乾燥
操作を行った後に前記釣り餌に混合することを特徴とし
ている。
【0006】上述の本発明におけるゲル形成物質を含む
成形品からなる人工釣り餌、すなわち、前記こんにゃく
物質を除くゲル物質部分は、従来の人工釣り餌と同様の
組成及び製造方法で得られるものを用いることができ
る。例えば、こんにゃくマンナン,カラギナン,キサン
タンガム,寒天,ジェランガム,カ−ドラン,アルギン
酸ナトリウム,澱粉,卵白等の蛋白質や、ポリビニルア
ルコール等のゲル形成物質の1種又は2種以上の組み合
わせで水ゲル形成される物質中に、必要に応じて魚貝類
エキスや他の誘魚剤、色素を含有させ、更に必要に応じ
て熱を加えたり、カルシウム塩,カリ塩やアルカリ等を
添加したりして釣り餌用に成形するものを用いることが
できる。
【0007】上記ゲル物質に混入する粒状のこんにゃく
物質は、一般的なこんにゃくの製造方法によって製造す
ることができる。すなわち、こんにゃくマンナンを20
〜50倍に膨潤させたこんにゃく糊にアルカリを添加し
てゲル化させることにより、球状こんにゃくや糸状こん
にゃく、板状こんにゃくを製造し、これを0.5〜20
mmの大きさの粒状に裁断することによって得ることが
できる。
【0008】なお、上記こんにゃく糊には、必要に応じ
てキサンタンガムやカラギナン等の増粘多糖類を適量加
えてもよい。また、球状こんにゃくを製造する場合は、
最初から0.5〜20mmの大きさの粒状になるように
成形してもよい。
【0009】0.5〜20mmの大きさの粒状とは、球
形の場合には最大直径が0.5〜20mmの範囲である
ことを意味し、立方体の場合には一辺が0.5〜20m
mの範囲を意味するが、棒状、その他の複雑な形状の場
合は、その最大寸法がこの範囲内に納まっていればよ
い。また、こんにゃく物質の大きさは、水分量によって
も異なるが、釣り餌となった状態でこの範囲にあればよ
く、釣りの対象となる魚の種類に応じて適当な大きさ,
形状のものを単独であるいは適宜混合して用いればよ
い。このとき、粒が小さすぎると粒状こんにゃく物質を
加えた効果が得られなくなり、大きすぎるとゲル物質中
に分散させることが困難になるという不都合がある。
【0010】人工釣り餌中の粒状こんにゃく物質の含有
量は、前述の通り0.3〜80重量%の範囲であるが、
こんにゃく物質の重量は、その水分含有量によって大き
く異なるため、水分含有量によって最適な混入割合が異
なってくる。例えば、完全に脱水乾燥したこんにゃく物
質の場合は、0.3重量%を混合するだけでも所望の効
果が得られ、水分を十分に含んでいるこんにゃく物質の
場合には、80重量%の混合割合でも問題はない。
【0011】すなわち、人工釣り餌中の粒状こんにゃく
物質の含有量は、こんにゃく物質の水分含有量、粒の大
きさ、粒の形状だけでなく、該人工釣り餌に使用するゲ
ル形成物質の性状、人工釣り餌を実際に釣針につけると
きの大きさや形状、釣針の形状等も考慮して適当に決定
することができる。一般的には、脱水・乾燥操作を行っ
たこんにゃく物質の場合には1〜15重量%、半脱水状
態の場合には5〜40重量%、脱水・乾燥操作を行わな
い場合には10〜60重量%の範囲がそれぞれ好まし
い。このこんにゃく物質の含有量が少なすぎると、人工
釣り餌に粒状こんにゃく物質を加えた効果が得られなく
なり、多すぎるとゲル物質中に粒状こんにゃく物質を保
持することができなくなる。
【0012】上記こんにゃく物質は、製造後そのままの
状態で前記人工釣り餌に添加混合することもできるが、
所定形状に成形後に、冷凍・解凍操作,脱水操作,乾燥
操作を行った後に前記釣り餌に混合することが好まし
い。このように冷凍・解凍操作や乾燥操作等を行うこと
により、こんにゃく繊維を硬くすることができるので、
針持ち性を更に向上させることができる。同時に表面粗
さも大きくなるので、ゲル物質との付着性も向上する。
なお、冷凍・解凍操作は、通常のフリーザーを用いて行
うことができ、解凍は常温でも加熱でもよい。この冷凍
・解凍操作は、複数回繰り返して行うこともできる。ま
た、脱水や乾燥も通常の方法で行うことができる。
【0013】このようにゲル物質中に粒状のこんにゃく
物質を混入することにより、ゲル物質が均質な状態から
異質の粒状のこんにゃく物質を含んだ複雑なゲル物質と
なるため、釣針によってゲル物質が引き裂かれることが
なくなり、針持ち性を向上させることができる。また、
ゲル物質自体は、従来と同様の強さや硬さにしておくこ
とができるので、魚が喰いづらくなることもない。
【0014】しかも、本発明の人工釣り餌は、ゲル物質
と同種のこんにゃく物質を混入して含有させるので、ゲ
ル物質とは異なる性状の粒状物、例えば、各種肉類のミ
ンチ等を混入したものに比べて安定性に優れている。
【0015】次に、本発明の人工釣り餌の製造プロセス
の一例を説明する。まず、従来の人工釣り餌の製法は、
用いるゲル形成物質の種類によって異なるが、一般的に
は、こんにゃくマンナン,カラギナン,キサンタンガ
ム,寒天,ジェランガム,カ−ドラン,アルギン酸ナト
リウム,澱粉,卵白等の蛋白質や、ポリビニルアルコー
ル等のゲル形成物質の1種又は2種以上を組み合わせた
ものを水又は湯に溶解し、これに魚貝類エキスや他の誘
魚剤、色素等を必要に応じて添加して十分に混合する。
【0016】一方のこんにゃく物質は、前述のようにし
て製造したものを、ゲル形成物質を水又は湯に溶解する
前にあらかじめ水又は湯に投入しておくこともでき、ゲ
ル形成物質と同時に投入してもよく、ゲル形成物質を溶
解した後に投入するようにしてもよい。また、魚貝類エ
キスや他の誘魚剤と同時に、あるいはその前後に加える
ようにしてもよい。すなわち、こんにゃく物質は、最終
的にこんにゃく物質がゲル物質中に満遍なく分散するよ
うに混合できる状態,タイミングで加えるようにすれば
よい。
【0017】次に、上記こんにゃく物質を含むゲル形成
物質の水溶液を加熱したり、これにカルシウム塩,カリ
塩やアルカリ等を添加したりして釣り餌用に適した形
状,大きさに成形する。なお、加熱する場合は、その加
熱のタイミングも、水や湯を加えた後に加熱したり、誘
魚剤等を混合した後に加熱する場合もあり、ゲル形成物
質の適性により使い分けることができる。
【0018】
【実施例】
実施例1 粒状こんにゃく物質として、市販されている米状こんに
ゃくを用いた。この米状こんにゃく150gを一旦冷凍
してから解凍した後、脱水して50gの粒状こんにゃく
物質を得た。水300gに、前記50gの粒状こんにゃ
く物質と、アルギン酸ナトリウム15gと、オキアミエ
キス50gとを投入して十分に混合し、糊状物質を製造
した。この糊状物質に、硫酸カルシウム5g及びメタリ
ン酸ナトリウム2gを水50gに溶解・分散させたもの
を混合し、幅8mm、深さ4mm、長さ15cmの半円
柱状の溝を8列有する容器内に注入し、ゲル化させて棒
状に成形した。得られた成形品からなる粒状こんにゃく
物質含有人工釣り餌を、適当な長さに切断して釣針に装
着し、水中で激しく釣針を移動させたが、釣針から人工
釣り餌が外れることはなかった。一方、粒状こんにゃく
物質を加えずに同様の製造方法で製造した人工釣り餌の
場合は、釣針の移動による水の抵抗で人工釣り餌が引き
裂かれて釣針から外れることがあった。
【0019】実施例2 実施例1と同じ米状こんにゃく150gを一旦冷凍して
から解凍し、脱水してからさらに乾燥させて5gの乾燥
粒状こんにゃく物質を得た。この乾燥粒状こんにゃく物
質5gと、こんにゃく粉3g、カラギナン2g、ローカ
ストビーンガム2g,アサリエキス粉末10g及びオキ
アミ粉末20gとを水300gに投入して十分に混合
し、約2時間静置して膨潤させた後、85℃に加熱しな
がら混練し、10cm×15cm×5cmの容器内に注
入し、ゲル化させて板状に成形した。これを5mm角×
15cmの柱状にカットして釣針に装着した。従来のこ
んにゃく,カラギナン,ローカストビーンガム系の人工
釣り餌に比較して針持ち性が良好で、投げ釣りを行って
も人工釣り餌が裂けて釣針から外れることはほとんどな
かった。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、粒状こんにゃく物
質を含有する本発明の人工釣り餌は、針持ち性が良好で
あることから、多くの魚種に対する人工釣り餌の開発に
応用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲル形成物質を含む成形品からなる人工
    釣り餌であって、該釣り餌内に、0.5〜20mmの大
    きさの粒状のこんにゃく物質を0.3〜80重量%混入
    したことを特徴とする人工釣り餌。
  2. 【請求項2】 前記こんにゃく物質は、所定形状に成形
    後に、冷凍・解凍操作,脱水操作,乾燥操作の一つ以上
    の操作を行った後に前記釣り餌に混合することを特徴と
    する請求項1記載の人工釣り餌。
JP9042746A 1997-02-26 1997-02-26 人工釣り餌 Pending JPH10234313A (ja)

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