JPH10234136A - 分散型電源装置 - Google Patents
分散型電源装置Info
- Publication number
- JPH10234136A JPH10234136A JP9035411A JP3541197A JPH10234136A JP H10234136 A JPH10234136 A JP H10234136A JP 9035411 A JP9035411 A JP 9035411A JP 3541197 A JP3541197 A JP 3541197A JP H10234136 A JPH10234136 A JP H10234136A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- power generation
- single operation
- power supply
- transition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 受電系統と自家発電設備を並列運転するにお
いて、受電系統の停電で自家発電設備が単独運転へ移行
したことを、周波数リレーや不足電力リレー等の組み合
わせで検出するのでは、数秒から数十秒の遅れを伴う。 【解決手段】 商用電源１からの受電系統端と自家発電
設備２の電圧波形を一対の変成器６、７で検出し、これ
ら電圧波形から単独運転検出演算回路８が位相差Δθと
周波数差Δｆと電力方向±ΔＰを求め、これらが一定値
を越えたときの組み合わせから自家発電設備の単独運転
への移行を検出する。
いて、受電系統の停電で自家発電設備が単独運転へ移行
したことを、周波数リレーや不足電力リレー等の組み合
わせで検出するのでは、数秒から数十秒の遅れを伴う。 【解決手段】 商用電源１からの受電系統端と自家発電
設備２の電圧波形を一対の変成器６、７で検出し、これ
ら電圧波形から単独運転検出演算回路８が位相差Δθと
周波数差Δｆと電力方向±ΔＰを求め、これらが一定値
を越えたときの組み合わせから自家発電設備の単独運転
への移行を検出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、受電系統と自家発
電設備を並列運転する分散型電源装置に係り、特に系統
電源の停電による自家発電設備の単独運転への移行を検
出する装置に関する。
電設備を並列運転する分散型電源装置に係り、特に系統
電源の停電による自家発電設備の単独運転への移行を検
出する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】コージェネレーションなど、工場などで
常時運転される大規模の自家発電設備は、電力会社から
の受電系統と並列運転を行う分散型電源装置に構成され
る。図３は、分散型電源装置の電力系統構成を示し、商
用電源１と自家発電設備２を遮断器３、４等を介して並
列運転し、電源１と発電設備２から各負荷５1〜５Nに必
要な電力を分散して供給する。
常時運転される大規模の自家発電設備は、電力会社から
の受電系統と並列運転を行う分散型電源装置に構成され
る。図３は、分散型電源装置の電力系統構成を示し、商
用電源１と自家発電設備２を遮断器３、４等を介して並
列運転し、電源１と発電設備２から各負荷５1〜５Nに必
要な電力を分散して供給する。
【０００３】このような電力系統構成において、受電系
統の故障発生時には遮断器３、４等がトリップすること
で系統を分離し、自家発電設備２のみの単独運転に移行
することによって、必要な保安用電力を確保する。
統の故障発生時には遮断器３、４等がトリップすること
で系統を分離し、自家発電設備２のみの単独運転に移行
することによって、必要な保安用電力を確保する。
【０００４】ここで、系統電源の停電発生により自家発
電設備が単独運転へ移行したことの検出には、遮断器３
のトリップで自家発電設備のみからの電力供給になり、
このとき発電設備の出力電力や周波数が大きく変化する
ことを利用し、周波数リレーや不足電力リレー等の各動
作出力の組み合わせで検出している。
電設備が単独運転へ移行したことの検出には、遮断器３
のトリップで自家発電設備のみからの電力供給になり、
このとき発電設備の出力電力や周波数が大きく変化する
ことを利用し、周波数リレーや不足電力リレー等の各動
作出力の組み合わせで検出している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】コージェネレーション
などの大規模の自家発電設備は、単独運転への移行で負
荷が急激に増大するが、その発電機のガバナー動作には
数秒から数十秒の遅れを伴うため、発電設備の出力電力
や周波数は急激には変化しない。
などの大規模の自家発電設備は、単独運転への移行で負
荷が急激に増大するが、その発電機のガバナー動作には
数秒から数十秒の遅れを伴うため、発電設備の出力電力
や周波数は急激には変化しない。
【０００６】このため、従来の周波数リレーや不足電力
リレー等の組み合わせによる単独運転への移行の検出に
は数秒から数十秒の遅れを伴い、重要負荷のみに電力を
供給する系統再構成などの遅れで瞬時停電を起こす恐れ
がある。
リレー等の組み合わせによる単独運転への移行の検出に
は数秒から数十秒の遅れを伴い、重要負荷のみに電力を
供給する系統再構成などの遅れで瞬時停電を起こす恐れ
がある。
【０００７】本発明の目的は、単独運転への移行を早期
に検出できる分散型電源装置を提供することにある。
に検出できる分散型電源装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、自家発電設備
の単独運転移行を受電系統端と自家発電設備端の電圧波
形の位相、周波数、電力方向の微小変化から検出するも
のであり、以下の構成を特徴とする。
の単独運転移行を受電系統端と自家発電設備端の電圧波
形の位相、周波数、電力方向の微小変化から検出するも
のであり、以下の構成を特徴とする。
【０００９】受電系統と自家発電設備を並列運転する分
散型電源装置において、前記受電系統端と自家発電設備
端の電圧波形を検出する一対の電圧波形検出手段と、前
記一対の電圧波形検出手段からの電圧波形から位相差と
周波数差と電力方向を求め、これらが一定値を越えたと
きの組み合わせから自家発電設備の単独運転への移行を
検出する単独運転検出演算回路とを備えたことを特徴と
する。
散型電源装置において、前記受電系統端と自家発電設備
端の電圧波形を検出する一対の電圧波形検出手段と、前
記一対の電圧波形検出手段からの電圧波形から位相差と
周波数差と電力方向を求め、これらが一定値を越えたと
きの組み合わせから自家発電設備の単独運転への移行を
検出する単独運転検出演算回路とを備えたことを特徴と
する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態を示す
単独運転検出装置の構成であり、図３と同等のものは同
一符号で示す。
単独運転検出装置の構成であり、図３と同等のものは同
一符号で示す。
【００１１】変成器６は商用電源１からの受電位置（受
電系統端）での電圧を波形で検出し、変成器７は発電設
備２からの給電位置（自家発電設備端）での電圧を波形
で検出する。
電系統端）での電圧を波形で検出し、変成器７は発電設
備２からの給電位置（自家発電設備端）での電圧を波形
で検出する。
【００１２】単独運転検出演算回路８は、マイクロプロ
セッサとサンプリング手段等で構成され、変成器６、７
からの電圧波形をサンプリングデータとして取り込み、
両電圧波形の位相差Δθと周波数差Δｆをディジタル演
算で求め、さらに位相差Δθと周波数差Δｆから電力方
向±ΔＰを求め、これら各演算結果をその整定値と比較
し、各比較結果の組み合わせで単独運転に移行したか否
かを検出する。
セッサとサンプリング手段等で構成され、変成器６、７
からの電圧波形をサンプリングデータとして取り込み、
両電圧波形の位相差Δθと周波数差Δｆをディジタル演
算で求め、さらに位相差Δθと周波数差Δｆから電力方
向±ΔＰを求め、これら各演算結果をその整定値と比較
し、各比較結果の組み合わせで単独運転に移行したか否
かを検出する。
【００１３】以上の構成になる単独運転検出では、商用
電源１の停電に対して、自家発電設備２の発電機の出力
は急激に変化しないが、周波数や位相及び電力方向に微
小変化が生じる。
電源１の停電に対して、自家発電設備２の発電機の出力
は急激に変化しないが、周波数や位相及び電力方向に微
小変化が生じる。
【００１４】単独運転検出演算回路８は、これら微小変
化が同時に発生したことを条件に単独運転を検出する。
化が同時に発生したことを条件に単独運転を検出する。
【００１５】この検出は、自家発電設備２の発電機の出
力等が大きく変化する前になされ、約０.５ＨZを越える
程度の遅れ時間で早期に単独運転移行を検出できること
になる。
力等が大きく変化する前になされ、約０.５ＨZを越える
程度の遅れ時間で早期に単独運転移行を検出できること
になる。
【００１６】また、ディジタル演算処理により単独運転
移行を検出するため、検出特性にずれや動揺を発生する
ことなく、確実な検出ができるし、その分解能までの高
い精度の検出及び設定ができる。
移行を検出するため、検出特性にずれや動揺を発生する
ことなく、確実な検出ができるし、その分解能までの高
い精度の検出及び設定ができる。
【００１７】図２は、本発明の他の実施形態を示す装置
構成図である。同図は、電力会社と自家発電設備の距離
がある場合の構成を示し、商用電源１の電圧波形を単独
運転検出演算回路８までに伝送するのに、商用電源側と
自家発電設備側に設けるディジタル通信装置９、１０に
よりサンプリング波形又はその位相と周波数をディジタ
ル情報として光ファイバー等を介して伝送する。
構成図である。同図は、電力会社と自家発電設備の距離
がある場合の構成を示し、商用電源１の電圧波形を単独
運転検出演算回路８までに伝送するのに、商用電源側と
自家発電設備側に設けるディジタル通信装置９、１０に
よりサンプリング波形又はその位相と周波数をディジタ
ル情報として光ファイバー等を介して伝送する。
【００１８】本実施形態においても、単独運転への移行
を早期に検出できる。
を早期に検出できる。
【００１９】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、受電系
統端と自家発電設備端の電圧波形の位相、周波数、電力
方向の微小変化から自家発電設備の単独運転移行を検出
するようにしたため、単独運転移行を早期に検出でき
る。これに伴い、単独運転移行時に重要負荷のみに電力
を供給する系統再構成などに遅れを無くし、確実な電源
確保ができる。
統端と自家発電設備端の電圧波形の位相、周波数、電力
方向の微小変化から自家発電設備の単独運転移行を検出
するようにしたため、単独運転移行を早期に検出でき
る。これに伴い、単独運転移行時に重要負荷のみに電力
を供給する系統再構成などに遅れを無くし、確実な電源
確保ができる。
【図１】本発明の実施形態を示す単独運転検出装置（そ
の１）。
の１）。
【図２】本発明の他の実施形態を示す単独運転検出装置
（その２）。
（その２）。
【図３】分散型電源の構成例。
１…商用電源 ２…自家発電設備 ３、４…遮断器 ５1、５N…負荷 ６、７…変成器 ８…単独運転検出演算回路
Claims (1)
- 【請求項１】 受電系統と自家発電設備を並列運転する
分散型電源装置において、 前記受電系統端と自家発電設備端の電圧波形を検出する
一対の電圧波形検出手段と、 前記一対の電圧波形検出手段からの電圧波形から位相差
と周波数差と電力方向を求め、これらが一定値を越えた
ときの組み合わせから自家発電設備の単独運転への移行
を検出する単独運転検出演算回路とを備えたことを特徴
とする分散型電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9035411A JPH10234136A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 分散型電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9035411A JPH10234136A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 分散型電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10234136A true JPH10234136A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12441149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9035411A Pending JPH10234136A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 分散型電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10234136A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2398127A3 (en) * | 2010-06-15 | 2012-11-07 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Power generating system |
| WO2014137029A1 (ko) * | 2013-03-07 | 2014-09-12 | 공주대학교 산학협력단 | 상용 주파수의 대칭성을 이용한 단독운전 검출 모듈 및 이를 이용한 단독운전 검출 방법 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP9035411A patent/JPH10234136A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2398127A3 (en) * | 2010-06-15 | 2012-11-07 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Power generating system |
| WO2014137029A1 (ko) * | 2013-03-07 | 2014-09-12 | 공주대학교 산학협력단 | 상용 주파수의 대칭성을 이용한 단독운전 검출 모듈 및 이를 이용한 단독운전 검출 방법 |
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