JP2000236629A - 分散型電源の単独運転検出装置 - Google Patents
分散型電源の単独運転検出装置Info
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- JP2000236629A JP2000236629A JP11035556A JP3555699A JP2000236629A JP 2000236629 A JP2000236629 A JP 2000236629A JP 11035556 A JP11035556 A JP 11035556A JP 3555699 A JP3555699 A JP 3555699A JP 2000236629 A JP2000236629 A JP 2000236629A
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- power supply
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- Pending
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数台の分散型電源が電力系統と連系している
場合でも、単独運転状態を確実に検出し得るようにす
る。 【解決手段】変動信号発生回路４１，４２が出力する振
幅と周期とが互いに異なった微小変動信号を自動電圧調
整装置３１，３３それぞれの電圧設定値に重畳させ、同
期発電機２４，２５を運転するとともに、周波数監視回
路４３により系統の周波数を監視して単独運転状態を確
実に検出できるようにする。
場合でも、単独運転状態を確実に検出し得るようにす
る。 【解決手段】変動信号発生回路４１，４２が出力する振
幅と周期とが互いに異なった微小変動信号を自動電圧調
整装置３１，３３それぞれの電圧設定値に重畳させ、同
期発電機２４，２５を運転するとともに、周波数監視回
路４３により系統の周波数を監視して単独運転状態を確
実に検出できるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統に複数
台接続された分散型電源が系統連系中に、電力系統から
解列して単独運転となるのを検出する同期発電機の無効
電力変動方式による単独運転検出装置に関する。
台接続された分散型電源が系統連系中に、電力系統から
解列して単独運転となるのを検出する同期発電機の無効
電力変動方式による単独運転検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】分散型電源においては、負荷に安定した
電力の供給を計る目的で電力系統との連系運転を行う。
電力の供給を計る目的で電力系統との連系運転を行う。
【０００３】特に近年では商用電力系統へ分散型電源か
ら電力を供給する状態（以下、逆潮流とも称する）での
連系運転が認められたため、商用電力系統の遮断などの
系統喪失に対して発生する単独運転現象を検出する必要
が生じている。
ら電力を供給する状態（以下、逆潮流とも称する）での
連系運転が認められたため、商用電力系統の遮断などの
系統喪失に対して発生する単独運転現象を検出する必要
が生じている。
【０００４】単独運転現象は、商用電力系統の遮断など
で系統電力が喪失したときに、負荷と分散型電源の発電
量とがバランスした状態では、系統電力の喪失を分散型
電源側で検知することが困難で、この状態のまま、商用
電力系統より再度この電力系統に充電されると、電力系
統に短絡状態が発生する恐れがあることなどから、この
単独運転現象を確実に検出することが求められている。
で系統電力が喪失したときに、負荷と分散型電源の発電
量とがバランスした状態では、系統電力の喪失を分散型
電源側で検知することが困難で、この状態のまま、商用
電力系統より再度この電力系統に充電されると、電力系
統に短絡状態が発生する恐れがあることなどから、この
単独運転現象を確実に検出することが求められている。
【０００５】従来の単独運転検出の装置として、複数台
の分散型電源の電圧設定値に同一の周期的な微小変動を
重畳し、その結果、分散型電源の無効電力に周期的な微
小変動を発生させて、単独運転現象発生時に系統周波数
（５０／６０Ｈｚ）の変動を検出するようにしている。
の分散型電源の電圧設定値に同一の周期的な微小変動を
重畳し、その結果、分散型電源の無効電力に周期的な微
小変動を発生させて、単独運転現象発生時に系統周波数
（５０／６０Ｈｚ）の変動を検出するようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述の単独運転現象の
検出装置は、分散型電源が複数台の場合、それぞれの分
散型電源が他の分散型電源と無関係に電力系統への無効
電力を変動させることから、複数台の分散型電源間で相
互に干渉し合う恐れがあり、その結果、連係点における
検出感度が低下するという問題があった。
検出装置は、分散型電源が複数台の場合、それぞれの分
散型電源が他の分散型電源と無関係に電力系統への無効
電力を変動させることから、複数台の分散型電源間で相
互に干渉し合う恐れがあり、その結果、連係点における
検出感度が低下するという問題があった。
【０００７】例えば、２台の分散型電源の一方の分散型
電源の電圧設定値に周期的な微小変動Δｆ１＝Ａｓｉｎ
（ωｔ）を重畳し、他方の分散型電源の電圧設定値に周
期的な微小変動Δｆ２＝Ａｓｉｎ（ωｔ−ｄ）を重畳し
たときに、ｄ＝１８０°の場合には連係点の変動Δｆ
は、Δｆ＝Δｆ１＋Δｆ２＝０となり、単独運転現象の
検出が困難である。この発明の目的は、上述の問題点を
解決する分散型電源の単独運転検出装置を提供すること
にある。
電源の電圧設定値に周期的な微小変動Δｆ１＝Ａｓｉｎ
（ωｔ）を重畳し、他方の分散型電源の電圧設定値に周
期的な微小変動Δｆ２＝Ａｓｉｎ（ωｔ−ｄ）を重畳し
たときに、ｄ＝１８０°の場合には連係点の変動Δｆ
は、Δｆ＝Δｆ１＋Δｆ２＝０となり、単独運転現象の
検出が困難である。この発明の目的は、上述の問題点を
解決する分散型電源の単独運転検出装置を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は、電力系統に
複数台接続された分散型電源が系統連系中に、電力系統
から解列して単独運転になるのを検出する単独運転検出
装置において、分散型電源の出力電圧設定値に、周期及
び振幅に乱数などを用いた互いに異なる微小変動を重畳
させ、系統連系点の周波数変動の相互干渉をなくす。ま
た、その周波数を監視することにより単独運転状態を検
出し、複数台の全分散型電源を電力系統から切り離す
か、または停止させることを特徴とする。
複数台接続された分散型電源が系統連系中に、電力系統
から解列して単独運転になるのを検出する単独運転検出
装置において、分散型電源の出力電圧設定値に、周期及
び振幅に乱数などを用いた互いに異なる微小変動を重畳
させ、系統連系点の周波数変動の相互干渉をなくす。ま
た、その周波数を監視することにより単独運転状態を検
出し、複数台の全分散型電源を電力系統から切り離す
か、または停止させることを特徴とする。
【０００９】この発明によれば、個々の分散型電源が供
給する無効電力に乱数に基づく微少な変動を与え、複数
台の分散型電源間の電力の相互干渉を抑制して、単独運
転の検出を確実に行うように作用する。
給する無効電力に乱数に基づく微少な変動を与え、複数
台の分散型電源間の電力の相互干渉を抑制して、単独運
転の検出を確実に行うように作用する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、この発明の分散型電源の
単独運転検出装置の実施例を示し、分散型電源が２台の
場合の回路構成図である。図１において、商用系統側１
０は無限大母線１１，送電線１２，系統遮断器１３など
から構成され、需要家側２０は検出装置側遮断器２１，
分散型電源側遮断器２２と２３，分散形電源としての同
期発電機２４と２５，所内負荷遮断器２６，所内負荷２
７，外部負荷側遮断器２８，外部負荷２９，同期発電機
２４の自動電圧調整装置３１，同期発電機２４の界磁巻
線を励磁するサイリスタ３２，同期発電機２５の自動電
圧調整装置３３，同期発電機２５の界磁巻線を励磁する
サイリスタ３４，単独運転検出装置４０などから構成さ
れている。
単独運転検出装置の実施例を示し、分散型電源が２台の
場合の回路構成図である。図１において、商用系統側１
０は無限大母線１１，送電線１２，系統遮断器１３など
から構成され、需要家側２０は検出装置側遮断器２１，
分散型電源側遮断器２２と２３，分散形電源としての同
期発電機２４と２５，所内負荷遮断器２６，所内負荷２
７，外部負荷側遮断器２８，外部負荷２９，同期発電機
２４の自動電圧調整装置３１，同期発電機２４の界磁巻
線を励磁するサイリスタ３２，同期発電機２５の自動電
圧調整装置３３，同期発電機２５の界磁巻線を励磁する
サイリスタ３４，単独運転検出装置４０などから構成さ
れている。
【００１１】さらに単独運転検出装置４０は、その周期
及び振幅に乱数を用いた微小変動信号を発生する変動信
号発生器４１，４２と、周波数変化を電圧変化に変換
し、この変換値に基づく比較・演算を行う周波数監視回
路４３とから構成されている。
及び振幅に乱数を用いた微小変動信号を発生する変動信
号発生器４１，４２と、周波数変化を電圧変化に変換
し、この変換値に基づく比較・演算を行う周波数監視回
路４３とから構成されている。
【００１２】図１の単独運転検出装置４０の動作を以下
に説明する。同期発電機２４，２５より供給される合計
発電量と、所内負荷２７と外部負荷２９とで消費される
電力量が平衡している状態で、商用系統側１０の事故な
どで系統遮断器１３が開路すると、同期発電機２４，２
５と所内負荷２７，外部負荷２９との間で単独運転現象
が発生する。
に説明する。同期発電機２４，２５より供給される合計
発電量と、所内負荷２７と外部負荷２９とで消費される
電力量が平衡している状態で、商用系統側１０の事故な
どで系統遮断器１３が開路すると、同期発電機２４，２
５と所内負荷２７，外部負荷２９との間で単独運転現象
が発生する。
【００１３】このような状態の時に、変動信号発生回路
４１，４２それぞれにより、その周期及び振幅に乱数を
用いた微小変動信号を自動電圧調整装置（ＡＶＲ）３
１，３３それぞれの電圧設定値に重畳させると、サイリ
スタ３２を介した同期発電機２４が供給する無効電力
と、サイリスタ３４を介した同期発電機２５が供給する
無効電力とが、互いにその周期及び振幅が異なった微小
変動をする。その結果、検出装置側遮断器２１の同期発
電機２４，２５側に周波数変動が発生し、これを周波数
監視回路４３で検出・監視し、この検出値が所定の偏差
（例えば、商用周波数が５０Ｈｚの場合、この１％であ
る０．５Ｈｚ以上の偏差）を超えたときに、単独運転信
号を外部に出力する。前述の１％というのは、発明者が
シミュレーションを行った結果得られたものであり、詳
しくは１％より小さいほうが良い。この単独運転信号に
より、分散型電源側遮断器２２，２３を開路するか、同
期発電機２４，２５を停止させる。
４１，４２それぞれにより、その周期及び振幅に乱数を
用いた微小変動信号を自動電圧調整装置（ＡＶＲ）３
１，３３それぞれの電圧設定値に重畳させると、サイリ
スタ３２を介した同期発電機２４が供給する無効電力
と、サイリスタ３４を介した同期発電機２５が供給する
無効電力とが、互いにその周期及び振幅が異なった微小
変動をする。その結果、検出装置側遮断器２１の同期発
電機２４，２５側に周波数変動が発生し、これを周波数
監視回路４３で検出・監視し、この検出値が所定の偏差
（例えば、商用周波数が５０Ｈｚの場合、この１％であ
る０．５Ｈｚ以上の偏差）を超えたときに、単独運転信
号を外部に出力する。前述の１％というのは、発明者が
シミュレーションを行った結果得られたものであり、詳
しくは１％より小さいほうが良い。この単独運転信号に
より、分散型電源側遮断器２２，２３を開路するか、同
期発電機２４，２５を停止させる。
【００１４】
【発明の効果】この発明によれば、複数台の分散型電源
が供給する無効電力それぞれに、その周期及び振幅が異
なった微小変動を発生させ、複数台の分散型電源間の電
力の相互干渉を抑制しつつ、連系点の周波数を監視する
ことにより単独運転状態を確実に検出することができ
る。
が供給する無効電力それぞれに、その周期及び振幅が異
なった微小変動を発生させ、複数台の分散型電源間の電
力の相互干渉を抑制しつつ、連系点の周波数を監視する
ことにより単独運転状態を確実に検出することができ
る。
【図１】この発明の分散型電源の単独運転検出装置の実
施例を示す回路構成図
施例を示す回路構成図
１０…商用系統側、１１…無限大母線、１２…送電線、
１３…系統遮断器、２０…需要家側、２１…検出装置側
遮断器、２２，２３…分散型電源側遮断器、２４，２５
…同期発電機、２６…所内負荷遮断器、２７…所内負
荷、２８…外部負荷側遮断器、２９…外部負荷、３１，
３３…自動電圧調整装置、３２，３４…サイリスタ、４
０…単独運転検出装置、４１，４２…変動信号発生回
路、４３…周波数監視回路。
１３…系統遮断器、２０…需要家側、２１…検出装置側
遮断器、２２，２３…分散型電源側遮断器、２４，２５
…同期発電機、２６…所内負荷遮断器、２７…所内負
荷、２８…外部負荷側遮断器、２９…外部負荷、３１，
３３…自動電圧調整装置、３２，３４…サイリスタ、４
０…単独運転検出装置、４１，４２…変動信号発生回
路、４３…周波数監視回路。
Claims (3)
- 【請求項１】電力系統に複数台接続された分散型電源が
系統連系中に、電力系統から解列して単独運転になるの
を検出する単独運転検出装置において、 個々の分散型電源の出力電圧設定値に、互いに異なる微
小変動信号をそれぞれ重畳する信号発生手段を設け、 系統連系点の周波数の変動を監視することにより単独運
転状態を検知することを特徴とする分散型電源の単独運
転検出装置。 - 【請求項２】前記信号発生手段からの微小変動信号は乱
数を用いて作り出されることを特徴とする請求項１に記
載の分散型電源の単独運転検出装置。 - 【請求項３】前記周波数の変動の検出値が所定の偏差を
超えたときに単独運転信号を出力する周波数監視手段を
設け、該単独運転信号により複数台の全分散型電源を電
力系統から切り離すか、または停止させることを特徴と
する請求項１または２に記載の分散型電源の単独運転検
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11035556A JP2000236629A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 分散型電源の単独運転検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11035556A JP2000236629A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 分散型電源の単独運転検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000236629A true JP2000236629A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12445015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11035556A Pending JP2000236629A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 分散型電源の単独運転検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000236629A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008072869A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 系統連系インバータ装置 |
| US7729129B2 (en) | 2002-11-12 | 2010-06-01 | Fujitsu Limited | Mounting device for high frequency microwave devices |
-
1999
- 1999-02-15 JP JP11035556A patent/JP2000236629A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7729129B2 (en) | 2002-11-12 | 2010-06-01 | Fujitsu Limited | Mounting device for high frequency microwave devices |
| JP2008072869A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 系統連系インバータ装置 |
| JP4618222B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2011-01-26 | パナソニック株式会社 | 系統連系インバータ装置 |
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